「北岡道場」では・・・夏休みとか、冬休みとか、長期の休みの時に、子供たちに作文を書いてきてもらうことがある
テーマは・・・「柔道」「道場」を絡めた、自分の想いなど・・・
文章力の向上っちゅう意味もあるけど・・・
実際には・・・作文の中に、彼らの本音や考えてることが、見え隠れするっちゅう部分の方が大きいかも知れへんな?
この前の夏休みにも・・・
道場生全員に、作文を書いてきてもらった
書いてきてくれた内容の中には・・・
「高校になったら、柔道は続けないかも知れない」っていう内容なんかもあって・・・
俺自身・・・「柔道」(っていうより・・・仲間、ファミリーの大切さ)の楽しさを、ちゃんと伝えきれてやってないんかな?っていう反省をしてみたり・・・
また・・・
「仲間」「ファミリー」「感謝」「柔道ができることは、当たり前じゃない」etc・・・
俺が・・・普段から、彼らに伝えてることを、大切に想ってくれてる内容もあったり・・・
ほんで・・・
俺が・・・毎年年末に、子供たちに書かせてもらってる、「言葉」や「禅語」を、大切に心にしまってくれてる子もおったり・・・
ホンマに、「適当」なことは言われへんな?
ホンマに、「適当」なこと伝えられへんな?
ほんで、また、俺自身も・・・
「責任を持った行動」をせなアカンな?
「責任を持った言葉」を吐き出さなアカンな?
・・・・・って、あらためて、そない感じさせられた
話が・・・全然、変わってしまうけど・・・
ちょっと前の練習の時・・・
「返事」を、モゴモゴ言うてる子たち数名に・・・雷を落とした
俺は・・・以前から、この場で何べんも言うてるんやけど・・・
「柔道」のことに関して、子供たちを叱ったことは、いっぺんもない
もちろん・・・「引き手の位置」「釣り手の位置」「足の置き場所」「引き手を離すな」っちゅうようなことは・・・
「お前ら・・・何べん言うたら、分かるんじゃい!?」って・・・冗談も交えながらやけど、ガツンと言うことはあるよ
せやけど・・・
試合であろうが・・・練習であろうが・・・
「なんで・・・練習したことが、できへんねん!?」
「なんで・・・あの場面で、あの技を出せへんねん!?」
「なんで・・・そこで、後ろの技ができんねん!?」
・・・って・・・柔道の内容で叱ることは、一切せえへん
もちろん・・・
「こないした方が、ええで!」とか・・・
「あの場面では、後ろが利くねん!」とか・・・
そういった、アドバスはするけど・・・叱るっちゅうことは、まず、あれへん
そないして考えたら・・・
俺自身・・・柔道の道場として、「北岡道場」を運営してるけど・・・
子供たちに、「柔道」っちゅもんを、教えてやってへんのかも知れへんなぁ?(笑)
まぁ、正直・・・「柔道」を突き詰めてやるのは・・・高校や大学になってからで、ええんとちゃうかな?って、思ってるのも事実やし・・・
せやから、今は・・・
「「柔道」を通じて、大切な何かを学んでほしい」っていう・・・
そっちのウェイトの方が、圧倒的にデカいかな?
最近は・・・(このHPがあるから)体験をしに来てくれる、ほとんどの方が、このHP(ブログ)を見てから来てくれる
せやから、以前みたいに・・・
「ウチ(北岡道場(俺))は・・・「柔道」を教えるつもりはないで」とか・・・
「「柔道」の結果を求めるんやったら、ウチ(北岡道場)には来るべきではないと思うで」とか・・
「「柔道」は二の次、三の次・・・「じゃあ、一番は何?」って聞かれると・・・「これです」っていう答えはあれへんけど、「柔道」を通じて、学ばなアカンことが仰山あると、俺は思うよ」とか・・・
そんな会話を・・・体験に来られた方と話すことは、限りなく少なくなった
HPを見てもらって(要するに、このブログを見てもらって)・・・「俺の考え」とか「道場の方針」を、ある程度、分かった上で体験に来てくれてるんやろうから・・・
その場で、俺自身が取り繕うように、ヤイヤイ言うよりも・・・
道場内の・・・空気感、雰囲気、子供たちの顔、子供たちの行動、父兄の雰囲気、父兄のアバウトさ(笑)などを見てもらえたら・・・
それで、十二分に分かってもらえるやろうと思うし・・・ブログに書いてる内容が、ウソか?ホンマか?の「答え合わせ」かって、その場でしてもらえるやろうしな?
「百聞は一見にしかず」っちゅうやつやな?
話を元に戻すけど・・・
柔道の内容に関しては、一切叱れへんのとは裏腹に・・・
「挨拶」「返事」なんかを、ちゃんとせえへん場合は・・・メチャメチャ、うるさく言う
また・・・
「靴のかかとを踏んでる」「親に暴言を吐く」「柔道衣を適当にあしらう」などに関しても・・・結構な勢いで叱るし・・・
「米粒を残すな」「人が話してる時に、前を通るな」「嘘はつくな」「約束は破るな」「ファミリー(仲間)を大切にせえ」etc・・・
そないなことも・・・徹底して、子供たちに伝えてる
ほんで、また・・・
一生懸命やらなアカン時に、適当にやってる者に関しては・・・如何なる場合においても、絶対に許されへん
正直・・・俺にとったら・・・
今現在の彼らの「勝敗」なんていうもんは・・・ある意味どうでもええ
せやけど・・・
試合であれ・・・練習であれ・・・
真剣に立ち向かっていかへんかったり・・・途中で諦めたり・・・最初から尻込みしたりしとったり・・・「適当」にやっとったりしたら・・・かなりデカい、雷を落とす
「お前・・・今日、この場に、どないして来たんじゃ!? お父ちゃん、お母ちゃんが、送ってきてくれたんとちゃうんか!?」
「お前・・・その柔道衣、お前が汗水たらして働いて買ったんか!? お父ちゃん、お母ちゃんが、仕事をして買ってくれたんとちゃうんか?」
「お前の背中を押してくれる人達を、裏切るような行動をすることは、絶対に許さへんぞ!」
・・・っていう感じで・・・目ン玉に力込めて、思いっきり叱り飛ばすねん
(それでも・・・2回目までは、黙認してるんやけどな(^^) 3回目は、「ない」っちゅうこと(笑))
そない、ガツンと言いながらも・・・子供たちに、分かりやすく理解してもらうために、違う角度から諭すようにこない言う
「もし、お前が・・・お父さんの仕事をしてる姿を見に行った時に・・・お父さんが、ダラダラ仕事しとったら、どない思うねん?」
「もし、お前の・・・お母さんが、家で何もせんとダラダラして・・・家の中が散らかしっぱなしになっとたら、どない思うねん?」
そない聞いたら・・・
みんながみんな・・・「嫌です」「格好悪いと思う」「ダメだと思う」って、ヌカシよる
「それやったら・・・お前らは、お前らで、己のやるべきことを一生懸命取り組まんかえっ!!
今は、「柔道」をやる時や!
「柔道」をする時は、一生懸命「柔道」せえ!
勉強する時は、一生懸命、勉強せえ!
飯食う時は、一生懸命、飯食え!
ゲームする時は、一生懸命、ゲームせえ!
要するに・・・
今、与えられた環境の中で、与えられたことを、精一杯やる!
それが・・・ケジメや!」
俺は・・・彼らに、そない伝える
要するに・・・
お父さん、お母さん、兄弟たち・・・みんな、それぞれがそれぞれの場所で頑張ってるんやから・・・
お前ら自身も・・・「与えられた環境の中で、最大限の努力をせんかえ!?」ってこと
俺は・・・
それこそが・・・『家族を大切に想う行動』やと・・・本気で考えてるから
いずれにしても・・・
「時」と「場所」、また「人」を見て行動してるようじゃ・・・まだまだアカンと、俺は思う
誰に対してでも・・・大きな声で「挨拶」や「返事」ができてこそ・・・ナンボやと、俺は思う
どこであってでも・・・一生懸命になれる子であってこそ・・・本物やと、俺は思う
メッキは、いずれ剥がれてしまう
メッキが、剥がれた時に「損」をしてしまうのは・・・結局、その子たち自身なんやから・・・
それやったら・・・
メッキじゃなく、芯から光り輝くように・・・
普段から・・・大きな声で「挨拶」や「返事」をするように心掛けたり・・・
普段から・・・一生懸命、物事に取り組める人であれるようなスタンスでおったり・・・
そないした方が、絶対にええんとちゃうんかな?って、俺は思う
せやから・・・
「柔道」は・・・二の次、三の次
「柔道」を通じて・・・大切な何かを学んでほしい
ほんで・・・
その学んだことを・・・自分の将来に、十二分に役立ててもらいたい
心から・・・そない、思っとんねん
子供たち自身は・・・きっと、今は分からへんことやと思う
そういった物事が、芯からできへん者は・・・
柔道なんか、ナンボ練習したって強くなりよれへん!っちゅうことや・・・
仕事や人間関係かって、表面上だけ頑張ったって、決して結果にはつながれへん!っちゅうことを・・・
当たり前やよな・・・彼らは、子供なんやから・・・
せやけど・・・
これから、大人になるにつれて・・・いずれ、「気付く」時がくるはずや
そう・・・いずれ、点と点が線で結ばれ始める時が、きっと訪れる
ただ・・・
その時が来るまでに、うるさいくらいに伝えてやれてなかったら・・・もしかしたら、「気付く」ことができへんかも知れへん
せやから・・・
今は、分からんかったとしても・・・徹底して、子供たちに伝え続けてやろうと思ってる
まだまだ、発展途上の俺が言うのは・・・ホンマに烏滸がましい限りやけど・・・
せやけど・・・
この歳になったら・・・見えんでもええようなことまで、見えてきてしまいよる
これが・・・「亀の甲より、年の功」っちゅうやつなんかな?
まぁ、いずれにしても・・・
「老婆心」全開で・・・「『昭和』の匂い」を、子供たちの体中に塗りたくったろやないかっ!(笑)
「それが、どないしたねん!?」
・・・・・っちゅう内容やったけど・・・
「北岡道場」(俺)の教育方針を、この場を借りて謳ってみた
We Can Do It!
Yey!!