2021年 6月

6月5日~7日・・・「高校総体 宮城県予選」が開催された

もちろん、こんなご時世やから・・・当然、無観客試合やってんけど・・・

 

全体的な結果としては・・・

ウチの卒業生が在籍させていただいてる柴田高校(恭太・清春・健吉・SO・桜想・承吉・紳太郎)は・・・

男子団体・・・準決勝敗退

女子団体・・・準優勝

・・・・・やった

 

ほんで・・・もう一校

仙台第三高校(元ちゃん)は・・・

予選リーグ敗退・・・やった

その予選リーグで、柴田高校と当たった時・・・元ちゃんVS清春のカードが実現

卒業生同士の夢のような対決は・・・清春(柴田高校)に軍配が上がった(^^)

 

 

柴田高校は・・・

数年前・・・沙季先輩(6期生)と夏光先輩(7期生)が・・・20年ぶり?15年ぶり?くらいに、強豪東北高校を破って、女子団体を優勝に導いたのを皮切りに・・・

男子団体も・・・

滉太先輩(8期生)の時代・・・

詩音先輩(9期生)の時代・・・

恭佑先輩&海士先輩(10期生)の時代・・・って・・・

柴田高校が3連覇を成し遂げとってんけど・・・

今回は・・・残念ながら、準決勝で敗退してしもうた

 

 

ウチの卒業生(高校3年生の連中(恭太・健之介・清春・元))に関しては・・・

高校総体っていう、彼らが目標にしとった大きな大会が終わってしもうたんやけど・・・

高校柔道を通じて学んだことは・・・彼らの、これからの人生に大いに役立つことは間違いないと思う

 

せやから・・・

どうか、この先の人生・・・自信を持って、歩んでいってほしいと願う!

 

 

 

 

今日は・・・この場を借りて、私事で申し訳ないねんけど・・・

その大会に出場した、ウチの次男坊(SO:柴田高校2年)のことを記させてもらおうと思う

 

 

団体戦先鋒で出場した、SO・・・予選リーグ3試合、ほんで、決勝トーナメントに入ってからも、「仲間に迷惑をかける訳にはいかへん!」っちゅう想いが、心の中に大きくあったんか?

決勝トーナメント準決勝を迎えるまでは・・・ずっと、一本勝ちで上がってきとった

 

準決勝戦でも・・・(翌日の個人戦で)73㎏級のチャンピオンになるような選手と互角に渡り合っとったし・・・自分自身の団体戦での役割を果たすべく、果敢に攻めていってたように感じた(※すべて・・・送られてきた、動画を見せていただいた内容)

 

 

ただ・・・

個人戦では・・・準々決勝敗退(ベスト8)っていう、自分自身でも想定してへんかったであろう、不甲斐ない結果に終わってしもうとった

 

せやけど、俺は・・・

「成るべくして、成った結果」

・・・・・やろなぁ?って・・・そない、思ってる

 

 

 

試合の数日前・・・SOから、トーナメント表を見せられた

SO自身は・・・第二シード(新人戦で準優勝してるから)

第一シードは、新人戦の優勝者(A選手):(彼とは、反対ブロックやな)

その反対ブロックで、順当に勝ち上がったら、A選手と準決勝で戦うであろう選手は、第三シードの選手(B選手)

SOは・・・そのB選手にも、全国高校選手権の予選で負けてる

 

自分自身が負けたことのある、A選手、B選手共に、反対ブロックにおるっていう、トーナメント内容やった

 

俺は、SOに・・・どないなもんか?を投げかけてみた

SO曰く・・・

「反対ブロックに、強い(自分が負けた)選手が集まってて、潰し合いになる   自分のブロックの方は・・・戦ったことはないけど、(トーナメントで順当に勝ち上がっていけば、当たるであろう選手の)中学校時代を知ってるし・・・多分、いけると思う」っていう、コメントやった

 

俺は・・・そのSOの言動の端々から・・・

「(あくまで、なんとなくやけど)SOが、今回の試合を落とすとしたら・・・準々決勝、もしくは準決勝やろな?」って・・・そない感じながら、彼の話を聞いとった

 

でも、俺は・・・その感じたことを、口には出せへんかった

我が息子ではあるものの・・・今は、狩野監督に預かっていただいてるんやから、俺がとやかく口を出す立場でないと思ったし・・・

それに・・・

仮に伝えたとして、その時だけ(今回)の勝利を得たとしても・・・彼の為にはならんやろうからなぁ?って思ったから

 

彼自身が、この先の人生を歩むにあたって・・・

「大切なこと」を、己自身で気付いてもらわん限りは、何の勉強にもならんやろうし・・・

今回学ばへんかったら、きっと、どっかで頭打ちをしよるやろうし・・・

俺は、そないなことを総合して・・・その場では、あえて詳しい話はせえへんようにしといた

 

せやけど・・・その反面・・・

俺の思いとは裏腹に・・・彼自身が試合当日までに、また、その場に至った瞬間であってでも・・・己のやるべきことに気付くことができたなら・・・

「もしかしたら・・・優勝に手が掛かるかも知れんな?」っても・・・俺は、思っとった

 

 

 

数日後・・・試合に出発する前日・・・

俺は・・・子供の頃から伝えてきた内容を、短い言葉に集約して、一言だけSOに投げた

「ライオンは、うさぎを狩る時も、全力で狩るって聞くで?  それを、徹底せえへんかったら・・・足元をすくわれるで!?」って

 

※誤解してほしくないけど・・・

SO自身が「ライオン」で、対戦する他の選手が「うさぎ」って言うてる訳では、決してあれへんで

 

畳の上に立つ選手たちは・・・皆、同じ想いで、その「頂」を目指して戦いに挑んできてる

せやから・・・

過去に、自分が負けた相手やろうが・・・自分が勝ったことのある相手やろうが・・・初めて対戦する相手やろうが・・・そんなことは、「その場」に立った時には一切関係あれへん

「すべての対峙した相手に対して、すべての瞬間を、全力で挑むことが大事なんやで!?」っていうことを、例える意味で言うたんやで?

どうか、その部分をご理解した上で、お読みいただきたい!

 

 

そう・・・

その一戦、一戦には・・・実績も、戦績も、有利も、不利も関係あれへんねん

 

勝負の世界は・・・

「強い者が勝つ」んじゃないねん!

「勝った者が強い」ねん!

・・・・・から

 

 

結果は・・・

前述した通り・・・準々決勝で敗退(ベスト8)っていう結果に終わった

ほんで・・・

SOが、準々決勝で敗退した相手選手は・・・準決勝、決勝戦を制して、見事、インターハイ出場を手にした

 

 

俺は・・・SOに聞いた

「仮に・・・お前が、決勝戦まで上がってたとして、以前に負けたことのあるA選手やB選手との戦いに挑む気持ちと・・・準々決勝の選手との戦いに挑む気持ちは、いっしょやったか?」

彼は・・・伏し目がちに、首を小さく横に振った

「ナメとったやろ?」

「(小さく首を縦に振ったあと・・・)  (SOが負けた選手の)団体戦の試合内容も見てたけど・・・自分が互角に戦えた選手(73㎏級のチャンピオン)にも、結構やられてたし・・・これやったら「いけるな」って思ってた」

「そうか・・・  それが、今回のお前の敗因やろな!?」

SOは・・・小さく頷いとった

 

 

俺は・・・道場の子供たちに対して、いろんなことを言い聞かせる

先日も・・・道場生全員に対して、「うさぎと亀」の話をさせてもうた

「うさぎは、亀に負けたんやない!  うさぎは・・・己自身に負けたんや!  己自身の「慢心」に負けたんやぞ!」って

 

我が子に対してでも・・・道場生に対してでも・・・

そないして・・・口うるさいくらいに、いろんなことを伝えようとしてしまうのは・・・

この先の人生の大切な場面で、それを思い出してほしいと願うからなんかも知れへんなぁ?

 

要するに・・・「如何なることに対してでも、ナメたらアカン!」っていうこと

 

なんでか???

 

そない偉そうに言うてる、この俺こそが・・・大事な場面で、頭を打った苦い経験をしてるから・・・・・やろな?

 

 

俺自身・・・

大学3年生の時の「全日本体育系大学選手権」

「優勝」するつもりで挑んだ、その大会・・・

一番の鬼門やと思ってた準々決勝で・・・俺は、天理大学の強豪選手(この選手が、優勝候補筆頭やったと記憶してる)を破ったことで・・・「優勝」することが、さらに現実味を帯びてきた

 

準決勝も・・・強豪選手(後に、全日本選抜体重別で準優勝をするような、素晴らしい選手)ではあったけど・・・

当時の俺は、乗りに乗ってたし・・・ほんで、また、鬼門であった準々決勝を巴投げでポイントを取って勝ち上がったことも重なって・・・これっぽっちも負ける「つもり」はなかった

そう・・・負ける「つもり」が、なかっただけで・・・・・負ける「要素」は、十二分に備わってたことに、己自身まったく気付かんと・・・

 

準決勝・・・

開始早々、巴投げからの十字関節で、相手選手の右肘関節から「バキバキ」っていう音がした

「タップ」こそせえへんかったけど・・・明らかに、骨異常をきたしたか?・・・少なくとも、靱帯の損傷は確実やったであろう、十字関節の決まり具合やった

その後・・・試合は続行されたけど、相手選手は右手をブランと垂らしたまま、左手一本での試合になった

 

俺は・・・「いけるな! どうやって、仕留めようかな? とりあえず、限りなく体力を温存して、次の決勝戦を万全な状態で戦えるようにしたいな?」

・・・・・そないなことを考えながら、試合をしとった

 

それが・・・「負ける「要素」」であったことは、言うまでもあれへん

 

そないして、集中力を欠いてたことにさえ気付かんと・・・俺は、右手をブランと垂れ下げた目の前の相手を、完全にナメてしまっとった

 

寝技の体勢になった時のことやった(曲がりなりにも、国際武道大学に在籍しとったんやから・・・寝技の練習も、他の大学以上に充実しとったはずやった)

下から引き込んだ俺は・・・「痛めてる右肘やったら、軽くすくって関節を取ったら、すぐにタップするやろうな?」

そないな浅はかな考えを持って、軽々しく左手で相手の右手をすくおうとした瞬間・・・相手は、俺の左サイドに瞬時に回り込んできて、そのまま横四方固めで抑え込まれて・・・俺はあっけなく負けてしもうた

 

その瞬間・・・

己自身の心の浅はかさによって・・・俺の手から、「優勝」の二文字がスルリと滑り落ちていきよった

己自身の「慢心」招いた・・・情けないくらいの不甲斐ない結果やった

 

結局・・・その選手は、決勝戦を棄権して・・・俺が手にしたかった「優勝」は、反対ブロックの選手が、決勝を戦わずして手に入れることとなってしもうた

俺自身・・・あの時ほど、己の愚かさ、己の浅はかさ、己の未熟さを悔んだことはなかった

 

「優勝」と「3位」では・・・当時の俺の中では、大きな大きな差があった

せやけど・・・

その試合で、学んだことは・・・自分の人生に於いて、非常に大きな財産になってると確信してる

 

あのまま、「ナメた」状態で、準決勝を勝ち上がったとしても・・・

次の決勝戦・・・もしくは、その後の柔道人生のどこかで・・・また、柔道から離れた後の人生のどこかで・・・

俺は、きっと・・・大きな大きなミスを犯してしもうたことやろう?

 

 

せやから・・・

それ以来、俺は(柔道に於いても、人生に於いても)・・・相手を軽んじるようなことは、せんように心掛けてきた

 

今現在、この歳になった今でも・・・

浮足立った時にこそ・・・足元をすくわれるのは、間違いないねんから・・・

(ちょっと、掛け離れてしまうけど・・・)

「俺・・・患者様に、ちゃんと対応できてたかな?」

「俺・・・(道場の)子供たちに対して、まっすぐな目ン玉で向き合ってたかな?」

「俺・・・(道場の)父兄に対して、失礼なことを言うてなかったかなぁ?」

・・・・・って・・・

女房に確認しながら、反省することは決して少なくはないし・・・

日々・・・己の「慢心」を、己自身で戒めることを、決して怠ってへんつもりではおる

 

 

 

話を元に戻すけど・・・

正に、SOは今回・・・あの時の俺と同様に、「己の心」「己の慢心」に負けたんやと、俺は思う

 

ただ・・・

俺自身の経験を元に考えたら・・・彼自身、「柔道を通じて、ええ勉強ができたんとちゃうんかな?」って・・・俺は、そない思ってる

 

 

人が人生を歩んでいく中で・・・そういった場面に遭遇することは、自分が思ってる以上に多いと、俺は思う

思ってる以上に多いにも関わらず・・・

今の教育は・・・「勉強」や「経験」を、させてやらなアカン時期に・・・先回りして「答えを提示」してしまう傾向が、ものごっつい多いように感じるのは俺だけなんやろか?

 

中には・・・「答えを提示」するだけに留まらず・・・

子供が歩いてる道の先に・・・

水溜まりがあったら・・・その水溜まりを埋めて、まっすぐに歩ける道を作ってやったり・・・

山があったら・・・その山を切り崩して、平坦に歩けるようにしてやったり・・・

地面に割れ目があったら・・・その割れ目にしっかりとした橋を架けてやったり・・・

そんなケースも、少なくないように感じる

 

親心として・・「子供に失敗をしてもらいたくない」って思うことは・・・

俺も親やから・・・理解はできへんこともない

 

せやけど・・・

溺れ死んでしまうような水溜まりじゃないんやったら・・・靴やパンツが濡れてしまうっていう、「苦い思い(経験)」をさせてやった方がええんとちゃうんかな?

転がり落ちて大怪我をするような山じゃないんやったら・・・「己の足で登る大変さ」、「下る時に気をつけなアカン慎重さ」を、己自身で感じて経験させてやった方がええんとちゃうんかな?

落ちたら死んでしまうような高さの割れ目じゃないんやったら・・・ジャンプして飛び越えることに「チャレンジ」させてやった方がええんとちゃうんかな?

・・・・・って・・・俺は、そない思う

 

 

誤解を恐れずに記してるけど・・・

あくまで・・・これは、俺の「持論」やから・・・どうか、ご理解をいただきたい!

 

 

要するに・・・『過程』が大事なんやと、俺は思う

その『過程』の中で、いろんなことを経験して、いろんなことを学んで・・・その時期相応の感性を養ってもらうことが、「人間力」を強くするんじゃないんかな?って、俺は思うねん

 

以前も記したけど・・・

「机上の空論」であったり・・・「教科書」を何べん読んだからって・・・その「人間力」っちゅうもんは、決して手に入るもんではない

 

『百聞は一見に如かず』・・・・・や

 

せやから、俺は・・・我が子に対して、「答えを提示」してやったり、「道を舗装」してやったりしたことは、今までいっぺんもあれへんし・・・

冷たい親と思われるかも知れへんけど・・・

己自身で経験をせんと、それが酸いのか?甘いのか?さえ分かれへんねんから・・・この先も、先回りして教えるつもりは一切ない

 

『冷暖自知』・・・・・っちゅうやつやな?

 

 

『失敗は成功のもと』『百聞は一見に如かず』etc・・・っていう、ことわざであったり・・・

『冷暖自知』『啐琢同時』etc・・・っていう、禅語であったり・・・

昔の人や仏の道を究めた方たちが仰られたことが・・・今現代にも、ずっと云い伝えられてきてるっちゅうことは・・・

それらの言葉は、きっと間違いではないんやろう?

 

まぁ、でも・・・そんなことも含めても・・・

今回、俺がSOにしたことが・・・正しかったんか?間違ってたんか?は・・・今、現時点では分からん

 

いや・・・

今(足元)だけを見たら・・・徹底して必要なことを詰め込んで、優勝に近づけてやった方が良かったんかも知れへん

 

でも・・・

「結果」は「結果」であって、「結果」にしか過ぎへん

大事なのは・・・『過程』や

大事なのは・・・「結果」よりも『過程』やと・・・俺は、そない思ってやまん

 

せやから・・・

今回、頭を打ったことで・・・SO自身、限りない「心の成長」を遂げてくれるであろうことを・・・俺は、親として信じてる

 

 

ほんで、そないして・・・

我が子から学ばせてもらったことを、大きな軸に・・・

俺は、この先も・・・限りなく信憑性のある「言葉」として、道場生たちに伝えていってやりたいな?って・・・そない思ってる

 

 

この歳になってしもうたから・・・できへんことは、仰山ある!

でも・・・

この歳になったからこそ・・・できることが、仰山ある!

 

 

We Can Do It!

Yey!!

 

 

 

 

北岡道場連絡先

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宮城県仙台市宮城野区
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【連絡先】
022-782-7780
(きたおか接骨院内)

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