その他

12月26日(日)・・・『第16回 北岡道場杯&納会』を開催した

 

AM8:00~ 親子喧嘩

ご父兄の皆さんに、柔道衣を着用してもらって・・・我が子はじめ、道場生がどんだけの力を持ってるんか?を、体感してもらう企画

約25名ほどの方が、柔道衣を着てくれて・・・子供たちと組み合ってくれた

 

 

AM9:00~ 北岡道場杯

 

結果は・・・

■第1部

Aブロック

優勝:煌KIRISAWA  準優勝:銀河  第3位:昴&柚

Bブロック

優勝:小僧さん  準優勝:柊SAKAMOTO  第3位:チュン太&結月

 

ほんで・・・第2代スーパーチャンピオンは・・・

「煌 KIRISAWA」が、栄冠を手にした

 

■第2部

優勝:皓KIRISAWA  準優勝:亮  第3位:金太郎&座敷童

 

■第3部

優勝:寛治朗  準優勝:蓮  第3位:おひなた&隆盛

 

■第4部

優勝:朔KIRISAWA  準優勝:律希  第3位:子虎&子猿

 

第5部

優勝:朝陽  準優勝:果穂  第3位:ひゅ~ご&豆叶

 

中学生の部

優勝:びび  準優勝:大統領  第3位:樹梨っぺ&立っちゃん

 

以上のような結果やった

 

 

 

その後・・・

今年の「賞」の発表

 

最優秀賞:樹梨(中3)

俺の記憶が間違ってへんかったら・・・彼女は、3年連続の受賞やと思う

男子(同級生、年下、関係なく)と常にガチンコでやり合って(もちろん、体の強さは男子には及べへん部分はあるんやけど・・)、人一倍努力をする、「強さ」と・・・

年下の子たち(特に幼児)を、徹底して面倒を見てくれる(ちっちゃい子が、「彼女の柔道衣の刺繍の色を真似たい」って訴えるくらいの憧れ的存在)、「優しさ」を兼ね備えた・・・

文句なしの『最優秀賞』

彼女の名前を呼んで、前に出てきてもらった途端に、感極まって泣き出した、樹梨っぺ

でも・・・それが、彼女の功績に他なれへんと思う

俺、個人的には・・・高校に進学しても、柔道を続けてほしいと願ってるけど・・・こればっかりは、彼女自身が選択する道やから、黙って彼女の出す答えを待とうと思う

いずれにしても・・・

柔道を続ける?続けへん?は関係なく・・・立ち姿勢のいい、素晴らしい女性になってもらいたいと願う

最優秀賞・・・おめでとう!

 

 

優秀賞:一颯(中1)

数年前、道場に入会した当時は・・・返事はせえへんし・・・ブー垂れるし・・・

「ここ(道場)は、家とちゃうねんぞ! 家と同じ行動しとったら、お母さんが見てる前でも関係あれへん! シバくぞ!」っていうようなことを、しょっちゅう言われとった彼は・・・

いつの間にか、大人になり始めて・・・一生懸命、柔道に取り組むようになった

その結果が・・・先般行われた、新人戦

見事・・・55㎏級で、優勝してきよった

まだまだ中途半端で、伝えてやりたいことは仰山あるけど・・・打ったら響く心を持った、素直な少年

せやからこそ・・・まだまだ、すべてのことに於いて、伸びしろが十分にあると思ってる

優秀賞・・・おめでとう!

 

 

努力賞:遼(中3)

彼とは、彼が幼稚園の頃からの付き合いになる

諸事情もあって、時々、道場の練習も休むこともあったけど・・・9年間、ずっと柔道を続けてきた

体の線が細くて、小学校の頃は、試合でもほとんど勝つことができへんかったけど・・・中学2年生の後半くらい(身体ができ始めたくらい)から、道場内の練習でも、バンバンと技が決まり始めた

自身は、中学校でサッカー部に所属しとったから、柔道の大会には出場できへんかったけど・・・

(「たら」「れば」はアカンけど)もし、柔道の大会に出場しとったら、何かしらが起こったかも知れへんかったと思う

彼自身、柔道の強豪校への進学は望んでないみたいやけど・・・「高校でも、柔道部があれば、柔道を続けたいと思ってます」って、俺に言うてくれとった

「継続は力なり! 継続は宝なり!」

努力賞・・・おめでとう!

 

 

努力賞:啓太(中3)

啓太とも、彼が幼稚園の時からの付き合いになる

中学3年生、最後の中総体で、県チャンピオンも狙える位置におったねんけど・・・

体調を崩してしもうて・・・断念

現在も、体調の浮き沈みのある中、進学校を目指して頑張ってる

高校進学後も、柔道も続けたいって言うてくれてる

「結果」にはつながれへんかったけど・・・大事なのは「過程」

9年間、人一倍努力してきたことは、誰もが知ってる

努力賞・・・おめでとう!

 

 

努力賞:心優(中3)

彼女も、中学3年生の大事な時期に、膝を損傷するアクシデントに見舞われた

彼女も、また・・・もしかしたら?もしかする?位置にはおったねんけど・・・中総体の出場は、断念せざるを得んかった

入院、手術、リハビリって、道場に来られへん時期もあったけど・・・

現在は、(道場の父兄に協力(送迎等)もあって)毎回、道場には来れるようになった

彼女は、「やり残したことがある」って、俺に言うてた

それに伴って、強豪校への進学も視野に入れて、現在、進学先を模索してる

どのような進路を選択するんかは分かれへんけど・・・できる限り、応援したいと思ってる

後輩(特に、ちっちゃい子)の面倒を、メチャメチャ見てくれる、素晴らしい「お姉さん」的存在

努力賞・・・おめでとう!

 

 

努力賞:海伸(中2)

彼は、小学校の後半に、道場に入会してきた

中学校でも、柔道部に所属して、コツコツと頑張ってる

年下(中1)連中が強烈すぎて、下からの突き上げがえげつないけど・・・そのえげつなさ故、頑張れへんかったら取り残されてしまうっていう立ち位置で、日々頑張ってる

先般の新人戦は・・・一颯、悠真、立樹との4人で、準決勝以上、優勝争いをしてくれると思ってたけど・・・途中で敗退してしもうた

冗談も通じて、アホにもなれる・・・なかなか、オモロイ奴

最終学年で、自分の求めてる場所に立てるんか?

それとも、また年下の強烈な連中に引きずり下ろされるんか?

あとは・・・己次第やで!

努力賞・・・おめでとう!

 

 

努力賞:優(中1)

幼稚園の時から、YAMATO(ウチの三男坊)とやり合ってきた・・・普段は物静かやけど、闘志を内に秘めた、素晴らしい努力家

偉ぶる訳でもあれへんし・・・また、自分だけのことを考えて行動(練習)する訳でもない

いつも周りに目を配って・・・下の子たちの面倒を見てくれて・・・

自分の「弱さ」も、素直に受け入れてる・・・愚直な男・・・いや、「漢」やな

体は大きいけど、筋肉が伴えへんプヨプヨした子供の体やから・・・今までは、悔しい想いもメッチャあったことやと思う

せやけど・・・最近、やっと第二次性徴を迎え始めた

優! ここからやで!

「努力の向こうにある世界 お前だけが見える世界」を見てこい!

努力賞・・・おめでとう!

 

 

努力賞:龍臣(小3)

身体は小さいけど・・・体幹は、しっかりしてる

不器用やけど・・・戦う本能は、しっかり備わってる

親父が、ごっついから・・・彼も、そのうちごっつくなることやろう?

親父の背中を見始めたら・・・何をすべきなんか?己自身で気付くやろう?

亮に負けるな! 蓮に負けるな!

真生や朔も、下から突き上げてくるぞ!?

「おとうさんにまけない じゅうどうかをめざそう」

頑張れ! まだまだ、頑張れ!

努力賞・・・おめでとう!

 

 

 

その後・・・

2021年の納会

毎年恒例、移動のカレー屋さんに来てもらって・・・みんなで、カレーを食った

 

こんなご時世やから・・・

オードブルを、みんなでつつくのも良くないやろうし・・・

飲み物も、ペットボトル持参っちゅうことにして・・・「食事中は、しゃべらず」を基本に、みんなで2021年の締めくくりをした

 

 

2021年の締めくくりに当たって・・・

2022年に向けて・・・ほんで、その先々も踏まえて・・・

新たな取り組みをすることにした

・・・・・っていうより・・・本来の俺自身の考えに戻すっていう方が正しいかな?

 

 

俺は、常々こない考えてる

どんな些細なことであっても、「当たり前」なんちゅうもんは、この世には存在せえへん

自分に起こる物事には、どんなことであっても、必ず誰かの力添えがあるはずや

・・・・・って

 

せやけど・・・

人間っちゅうのは・・・どうしても、自分を中心に考えてしもうて、周りに対する「感謝の念」っちゅうもんを、忘れがちになってしまいよる

もちろん、俺自身も含めてな

 

 

ずっと以前に、先輩たちが築き上げてくれた「伝統」っちゅうんかな?

実際には、そんな大層なもんではないんかも知れへんけど・・・

せやけど、ここ最近・・・

俺らは・・・その「大切なもの」を、ないがしろにしてるような気がしてならんのや

 

 

すべての物事に於いて・・・

「「結果」を求めるな!」

・・・・・とは云わへん

 

せやけど・・・

自分の成長に、一番必要なんもんは・・・「過程」や

 

もちろん・・・

これからの人生に於いて・・・将来を見据えたら・・・

柔道も・・・勉強も・・・遊びも・・・

すべてのことが「過程」ではあるんやけど・・・

 

せやけど・・・

人間として一番大切な、「『心』が成長するための「過程」」っちゅうもんに重きを置けへんかったら・・・「大切なもん」が欠落してしまうんやないんかな?って、俺は思うねん

 

何を云いたいんか???

先輩がやってきたことを、なぞるからこそ・・・先輩がやってきた行動とか、伝統っちゅうもんが光り輝いてくるんやないんかな?っていうこと

せやなかったら・・・こんな素晴らしい『道』なんかできてへん!

 

そんなことも含めて・・・

今年は、生徒全員に・・・『脚下照顧』ていう言葉を贈らせてもらったねんけどな

 

 

 

ちょっと、話はスライドしてしまうかも知れへんけど・・・

俺は・・・ちょっと前まで・・・

自分が目にする・・・自分が力添えできる・・・「「自分の孫の代まで安泰」であってこそ・・・俺自身、子供を授かった使命を果たせる」って・・・そない思ってた

「安泰」っていうたら、語弊のある言い方やけど・・・

我が子たちは・・・なんとか、「今」を生き抜いてくれてる

でも、この先・・・引きこもったり、自ら命を絶ったり・・・そないなれへんとは限れへん

それが、孫になったら・・・俺の手が届く許容範囲外なんやから、なおのことや

 

せやから・・・

ただただ・・・俺自身が、自分を戒めた行動をすることと・・・

ほんで、その上で・・・

彼ら、彼女らが、真っすぐに歩いていてくれることを心の中で祈るばかり・・・・・それが、俺自身の使命やと思ってた

 

要するに・・・

己の行動・言動のひとつひとつが、我が子の道(人生)を左右して・・・

その我が子の行動・言動のひとつひとつが、孫の道(人生)を左右するっていうことにつながる

・・・・・っていうても、過言やない

 

せやからこそ・・・

自分の行動・言動には、メチャメチャ大きな「責任」があるんやって

 

 

ある寺院の書にも、こないなことが書かれとった

子供は、親の云うことは聞かへん

子供は、親のやった事しかやれへん

 

せやからこそ・・・

適当なことは言われへんし、適当な行動はできへんな?って、そない思ってた

 

 

 

せやけど、最近は・・・

歳も取ったからなんかなぁ?

「自分の孫の代まで・・・」だけじゃなくて・・・

「俺は、『先祖』になるんやな?」っていう、当たり前のことに気が付いた

 

そう・・・

俺らが・・・「ご先祖様! ご先祖様!」って、手を合わすように・・・

「いずれは・・・俺も、子孫から手を合わされる存在になるんやな?」ってことに、気が付いた

 

ほんなら・・・なおさら、適当なことはできへんし・・・

子供や孫・・・ほんで、そのまた、ずっとずっと後の世代の者たち(子孫)に対して・・・「胸の張られへんような行動は絶対にできへんな?」って考えるようになった

 

「何を、大袈裟な!?」って思うかも知れへんけど・・・

それが・・・まぎれもない「真理」っちゅうやつなんやで?

 

 

せやけど・・・

今、ここまで記したことは・・・目には見えへんねん

目には見えへんからこそ・・・言葉で伝えるのは、非常に難しい

感じるか?感じへんか?は・・・人それぞれ、大きな違いがあるからな?

 

俺らは生きてる

生きてるからこそ・・・

目に見えるもんで、一喜一憂してしまうのは当然のことやと思う

 

せやけど・・・

目には見えへんもんの中にこそ・・・目に見えるもんより「大切なもん」が、ぎょうさんぎょうさん詰まってる

俺には、そんな気がしてならんのやけどなぁ

 

「義理」

「人情」

「まごころ」

「思いやり」

「礼儀」

「感謝」

「約束」

「覚悟」

「責任」

「辛抱」

「努力」etc・・・

 

夫婦、親子、兄弟、仲間、組織etc・・・

如何なる人間関係であっても・・・すれ違いが生じてしまうのは、これらが欠落してるからなんやないんかな?って感じるのは・・・俺だけなんやろか?

 

 

それらの言葉の意味は・・・辞書を調べたら載ってる

せやけど・・・

それらの言葉の真意は・・・

どんな難しい教科書にも載ってへん

どんな高学歴の学校でも教えてはもらわれへん

 

そう・・・

己自身で、経験して感じるしかあれへんねん

 

 

2022年も・・・

それらを・・・子供たちに、どないして伝えていってやれるんやろう?

 

ほんで・・・俺自身も・・・

彼らに伝えた以上・・・責任を持って、どんだけ己自身を戒めることができるんやろうか?

 

 

新たな年に向けて・・・

 

We Can Do It!

Yey!!

 

2021年が、もうすぐ終わろうとしてる

 

それに伴いまして・・・

お世話になりました、関係者の皆々様

今年一年、大変お世話になりましたこと、心より御礼申し上げます

ありがとうございました!

 

 

 

本来・・・

12月26日に開催した「北岡道場杯&納会」のことも、この場で記したいんやけど・・・

あまりに多忙で・・・皆々様に、取り急ぎ、御礼を申し上げるだけになってしまうこと・・・どうか、お許しください

 

年が明けたら・・・詳しい内容、あらためて記させてもらうわ

 

 

We Can Do It!

Yey!!

 

 

12月8日(水)・・・道場生とご父兄の方々が、俺の誕生日を祝ってくれた

俺は・・・今年(12月9日に)、51歳になった

 

HAPPY BIRTHDAY TO YOU!♬

HAPPY BIRTHDAY TO YOU!♬

・・・・・って、みんなが歌ってくれて・・・

凜杜(現:新潟食料農業大学 1年生)からの手紙を・・・啓太(中3)が読み上げてくれて・・・

生徒たち一人一人から、たくさんのプレゼント(大きな段ボール箱2個分)をもらった

 

ホンマに有難いことやなぁ~って・・・メッチャ、嬉しく感じた

 

 

凜杜先輩はじめ、生徒全員から、手紙をもらったねんけど・・・

ちっちゃい奴らからの手紙の内容は・・・ナチュラルで、おもろかったなぁ(^^)

 

「長生きしてください!」(・・・は、皆が結構な確率で書いてくれとったなぁ)

(あいつらからしたら、立派なお爺ちゃんやもんなぁ(汗))

 

「これからも、ずっと俺の友達でいてください!」

(俺・・・友達なんや!?(笑))

 

「びび(YAMATO:ウチの三男坊)といっしょに、お菓子を食べてね  びびが大好き!」

(いやいや・・・俺の誕生日なんやけど・・・(-_-;))

 

 

高学年、中学生になってくると・・・みんな、いろんなことを感じて、いろんなことを学んでくれてるんやなぁ~?って、考えさせられるような内容やったわ

「先生の「あの言葉」があったから、今ここに居れるんです」

「自分の柔道を見失ってました 自分の技を信じて頑張ります」

「いつも、生徒一人一人に対して、違った想い、違った言葉で、真っ直ぐに接してくれて、ありがとうございます」

「先生が伝えようとしてくれてた、自分がやらなければいけないことの意味が、今になって分かりました」etc・・・

 

凜杜先輩からの手紙も・・・いろんな感謝の言葉を綴ってくれとったわ

 

 

凜杜先輩はじめ、多くの卒業生たちは・・・今、皆それぞれが、それぞれの場所で、一生懸命頑張ってる

その彼らは・・・

仮に、俺に出会えへんかったとしても・・・きっと、素晴らしい人に成長してくれてることやろうと、俺は信じて止まん

 

 

せやけど・・・

俺と出会ったことで・・・俺が何かを伝えさせてもらったことで・・・柔道と出会ったことで・・・北岡道場と出会ったことで・・・道場の仲間たちと過ごすことで・・・

それらを、自分自身に+αすることで・・・

自分の点数が、1点でも高くなったらええなぁって思ってるし・・・それが、5点高くなったら、さらにええなぁって思ってる

(分かりやすいように、数字(点数)で表しただけで・・・決して、人の評価を、点数で表してる訳やあれへんから・・・どうか、誤解せんといていただきたい)

 

 

 

人は・・・「与えられた環境の中」でこそ・・・

日々、目に見えへんくらいの微々たる「成長」を、遂げさせてもらえてるんやないんやろか?って・・・俺は、常々思ってる

 

例えば・・・

俺には・・・明美さんっていう、奥さんがいる

彼女と出会って、30年の月日が経つ

 

毎日毎日の暮らしの中で・・・

目に見えへんような、小さな「何か」を与えてもらって・・・たくさんの「何か」を経験させてもらって・・・大きな大きな「幸せ」を感じさせてもらってる

だからこそ・・・今現在の『北岡 耕太郎』という人間が形成されてるのは、言うまでもない

 

もちろん・・・

悠葉先生やREN兄ぃ、SO兄ぃやYAMATO、友菜ママ、EMMA、SANAっていう、家族にも・・・日々、成長させてもらってることは当然やし・・・

道場でも・・・生徒たちに、日々「北岡先生」を育成してもらってるし・・・ご父兄の方々にも、日々、たくさんのことを学ばせてもらって成長させてもらってる

 

 

何が言いたいんか?・・・っていうたら・・・

恰も、自分独りで大きくなったような・・・

恰も、自分独りで成長してきたような・・・

恰も、自分独りで今現在の自分に成り上がったような・・・

時に・・・人は、そんな大きな勘違いを起こしてしまう生き物やっていうこと(俺自身・・・気を抜いたら、すぐに思い上がってしまいよるからな(-_-;))

 

 

今・・・

何の問題もなく、仕事ができたり・・・

何の問題もなく、生活ができたり・・・

何の問題もなく、「今」を迎えられてるのは・・・

一体、何(誰)のお陰なんか?

 

 

そう・・・

それは・・・ありふれた日々の中・・・平凡な暮らしの中・・・自分がいる環境の中にこそ存在する、「目には見えへん「日常」」っちゅうもんのお陰なんとちゃうんかな?って・・・俺は思うねん

要するに・・・

家族や仲間はじめ、自分自身を身近で取り巻いてくれてる人たち、云わば、環境のお陰やろ?っちゅうことやな

 

ほんで・・・

そんな中でこそ・・・人は、安心して成長していけるんやないんかな?

 

人間は・・・いつ何時も、そこを見失ったらアカンと思うんよ

正に・・・『脚下照顧』っちゅうやつや

 

 

毎日の暮らしの中で・・・

明美さんが・・・

食事の用意、洗濯、掃除等、家事をしてくれるからこそ・・・俺は、時間に制約されることなく、普通に仕事や柔道に没頭することができる

心を支えてもらってるからこそ・・・平和な日常を過ごすことができる

 

せやけど・・・

それを履き違えたら・・・

 

ありふれた「日常」があったからこそ・・・己自身は、安心して成長してこれたはずやのに・・・

その成長させてもらったことさえも・・・

恰も・・・自分独りで成り上がったんやっていう、大きな勘違いをしてしまう

 

そないなると・・・

浮足立って・・・結果的に、おかしな方向を見始めてしまいよる

 

 

せやからこそ・・・

自分の身に起こる、すべての物事を・・・「当たり前」やと思わんと・・・

「目に見えへん、ありふれた「日常」にこそ、最大限の感謝をするべきなんや!」って・・・俺は、そない思ってるんよ

 

 

大きなお世話やけど・・・

「北岡道場」っちゅう場所は・・・

そんな・・・「目に見えへん、ありふれた「日常」」に値する存在であったらええなぁって・・・そない願ってるよ

 

 

いずれにしても・・・

道場生諸君!

ご父兄の皆々様!

ほんで・・・

凜杜先輩!

 

誕生日を祝っていただいたこと、心より御礼申し上げます!

ありがとうございました!

 

We Can Do It!

Yey!!

 

11月13日(土)~14日(日)・・・毎年恒例の『大家族旅行』に行ってきた

 

9月中・・・緊急事態宣言、まん延防止等重点措置もあったから、相当悩んだけど・・・

10月になって、いろんなことが緩和され始めて・・・また、感染者数も減ってきたこともあって・・・10月中旬頃から、一気に内容を詰めて決行した

 

今回の参加者は・・・総勢75名

例年やったら、大型バス&中型バスで行くねんけど・・・

ちょとでも、距離を確保できた方がええんとちゃうかな?って考えて・・・大型バス2台で行ってきた

 

 

さてさて・・・内容は?って言うと・・・

初日・・・朝7:00に出発して・・・まずは、「あぶくま洞」~「アクアマリンふくしま」~「スパリゾートハワイアンズ」

プールで遊んで・・・晩は、宴会場にて食事・・・「ホテル ハワイアンズ」に宿泊して・・・

2日目・・・朝から、14:30まで、プールで遊んで~仙台に帰ってくる・・・・・っていう、スケジュール

 

例年であれば・・・

「ホテル クレスト館」を貸し切りにしてもらうねんけど・・・コロナの影響で、「ホテル クレスト館」は閉鎖中

若干、割高になってしもうたけど・・・今回は、「ホテル ハワイアンズ」のワンフロアーを貸し切り状態(24部屋を確保)にしてもらって、宿泊させていただいた

 

 

幾つもの施設を巡るっちゅのは、あまり良くないんやろな?っていう考えは、もちろんあったんやけど・・・

『大家族旅行』に・・・「行く?」「行かへん?」の2つに1つしか選択があれへん中・・・

「行く」っていう選択をしたからには・・・「あれ」「これ」考えるよりも・・・

如何に・・・子供たちの心の中に、楽しい「想い出」を残してやれるんか?

如何に・・子供たち全員を、「笑顔」にさせてやれるんか?

・・・・・を、最優先に考えた方がええと思って・・・俺自身、いろんなことを踏まえて、覚悟を決めた

 

当然のことやけど・・・

緊急事態宣言下であったり・・・ナンボ、綿密に予定を組んどっても、感染者数が増加の一途を辿っとったりしてたら・・・

俺の独断で、キャンセルをするつもりやったけど・・・

幸いにな事に・・・一番ええ状態の時に、『大家族旅行』を迎えることができた

 

 

いやぁ~・・・しかし、みんなで行ったら、オモロイもんやでなぁ~

下は、幼稚園児~上は、中学3年生まで・・・

おまけに・・・未羽先生まで参加してくれたから、子供たちにとっては、ホンマに素晴らしい時間やったんとちゃうんかなぁ?

未来へ羽ばたけ! 未羽先生!!-熱血!北岡道場 仙台の子供柔道教室 (kitaoka-dojo.com)

 

ご父兄たちも・・・「おっさん&マダムの修学旅行」みたいで・・・

施設(あぶくま洞、アクアマリン)で興奮して・・・プールで騒いで・・・温泉入って・・・

掛け替えのない時間やったように感じたわ

 

 

あの広い「ハワイアンズ」の施設の中では・・・子供たちは、どこにおるんか?全く分かれへんかったけど・・・

「上の者(上級生)は、下の者(下級生)の面倒を見る」

「決して、誰かのことを「独りぼっち」にはしない」

 

その「家族」「兄弟(姉妹)」の想いを持って行動しとったみたいで・・・

ハワイアンズ内の所々で、数名のグループに会うたびに・・・

同じ年代ばっかりが、集まって行動してるんではなく・・・

上級生が、ちっちゃい子の手をつないでくれとったり・・・

学年、男の子、女の子、まったく関係なく、ごちゃ混ぜで・・・

 

そんな光景を見るたびに・・・「ええ「家族」 ええ「兄弟(姉妹)」やなぁ」って、感じさせてもらった

 

 

俺は・・・『族』っていう言葉っちゅうんか?・・・意味っちゅうんか?・・・が、ものごっつい好きで・・・

「北岡道場」の子供たちや父兄にとっても・・・そういう場所を作りたいって、ずっとずっと願ってきた

 

「家「族」」でも・・・

「マサイ「族」」でも・・・

「暴走「族」」でも・・・

『族』っていうのは・・・「族長」がおって、みんなが同じ方向を向いて行動してる

 

柔道や野球、サッカーetc・・・様々な、スポーツチームが存在するけど・・・

「強い子」と「弱い子」

「結果を残す子」と「結果を残せへん子」

「上手い子」と「下手な子」

「学業成績が良い子」と「学業成績が悪い子」etc・・・

俺は・・・そんな分け隔ては、絶対に嫌やったから・・・

道場設立以来、15年間・・・そんな部分での「評価」は・・・子供たちや、親御さんに対して、一切してけえへんかった

 

 

ナンボ、強くて上手くて、結果を残したとしても・・・

自分勝手な行動をしたり、自分勝手な言動を吐き出したりしたら・・・一旦は、「家族」から追い出す形を取ってでも、叱り倒してきたし・・・

逆に・・・

ナンボ、弱くて下手で、結果を残せへんかったとしても・・・

周りに目を配って行動してくれたり、周りに思いやりを持って行動してくれてたりしたら・・・みんなの前で、それを伝えながら称賛してきた

 

裏を返したら・・・

礼儀や思いやりを持てへん者が・・・筋道を通す事をせえへん者が・・・

ナンボ、結果を残したり・・・ナンボ、勉強ができたりしても・・・何の意味もあれへん!っちゅことや

※もちろん・・・これは、俺(北岡道場)の考え方であって・・・俺が、道場に在籍してる子供たちに、そない伝えていってやりたいって考えてることに過ぎへんから・・・どうか、誤解をせんといてほしい

 

 

時に・・・

弟が、間違ったことをしたら・・・目ン玉に力込めて、叱り飛ばしてやらなアカンし・・・

妹が、困っとったら・・・自分のことのように、寄り添ってやらなアカンし・・・

兄ちゃんが、真剣な眼差しで叱ってくれとったら・・・ヘラヘラせんと、自分自身を改めなアカンし・・・

息子が、この先の人生で躓くかも知れへんって思ったら・・・崖下に突き落としてでも、分からしてやらなアカンし・・・

娘が、立ち止まっとったら・・・手を引っ張って、前に進ませてやらなアカンし・・・

『家族』っちゅうのは・・・そういうもんとちゃうんかな?って、俺はずっと考えてきた

 

 

たとえば・・・「北岡家」の実情を取り上げてみても・・・・・

SO兄ぃが、日常生活で、どんだけ「ええ加減」な行動をしとっても、家族の誰も何も言わへんけど・・・

彼が、今やるべきこと(今の彼に取ったら「柔道」やな?)を、ちょっとでも疎かにしてたり、自分の責任を全うせえへんかったりしたら・・・「家族」から、排除されることやろうし・・・

 

YAMATOが、家族に対して、嘘をついた(数年前にあった事なんやけど)なら・・・

悠葉先生(長女)が、「「家族」に対して、嘘をつくな!!」って、号泣しながら伝えてくれた

 

SO兄ぃやYAMATOが、ちっちゃい時の事やけど・・・明美さんに対して、何か口答えしようもんなら・・・

「お前、誰に口きいてんねんっ!」って、悠葉先生とREN兄ぃが、口を揃えて言うてくれとった(中学校で、大概の悪さをしてたRENには言われたくないけど(汗)・・・(笑))

 

その反面・・・

お互い(親も子も、姉、兄貴、弟関係なく)が、頑張ってる姿(結果やないで! 過程やで!)を目にしては・・・

「自分も、やらなアカンわ!」って、新たなステージに上がるべく・・・誰に言われる訳でもなく、自らを鼓舞して、一生懸命「辛抱」と「努力」をする

 

要するに・・・

普段は・・・あっち向いたり、こっち向いたりして、「ええ加減」な行動をしとっても・・・

「『志』だけは、必ず同じ方向を向いてんとアカン!」っちゅうことなんやろな?

それが・・・「家族一丸」なんやないんかな?って・・・俺は、そない信じてやまん

 

 

せやから・・・

「北岡道場」に於いても・・・そんな「家族」、そんな「ファミリー」であってほしいと、切に願ってきた

 

 

道場を設立して・・・15年の月日が流れた

これから・・・この「大家族:北岡道場」っていう大きな船は、どこに向かっていくんか?

先のことは、誰にも分かれへん

もちろん、この俺にも分かれへん

 

人生は、いつも・・・

『今』・・・ほんで、『これから』やから・・・

 

 

ただ・・・

『志』を一つにした「家族」じゃなかったら・・・この先、この大きな船(北岡道場)は、きっと傾き沈んでしまう

 

ずっと以前・・・

小さな小さな、ほんの僅かな綻びから、やがて、その穴はどんどん大きくなってしもうて・・・いっぺん、この船(北岡道場)は沈みかけた

 

あの時から・・・俺は「覚悟」を持って、この場に立ってる

そう・・・

傾いて沈んでしまって、皆を溺れさせてしまうくらいやったら・・・

傾いた時には、皆を先に逃がして・・・「自らの手で、この船を沈める「覚悟」」を持って・・・

 

 

せやからこそ・・・

『家族』

『ファミリー』

俺と明美さんにとって・・・

道場に在籍してる、子供達&ご父兄達にとって・・・

卒業した、OB&OG達&そのご父兄達にとって・・・

すべての皆にとって・・・大切な大切な場所であってほしいと願ってる

俺は・・・心の底から、そない願ってる!

 

We Can Do It!

Yey!!

 

日曜日・・・愛車とドライブをしてた時の話

 

ある信号で停車した際・・・右車線に「〇〇畜産」っていうトラックに遭遇した

何気なく、トラックの荷台に目をやると・・・牛が2頭、積載(この場合、積載っていうべきなんか?どうか?上手く記されへんから、お許し願いたい)されとった

 

トラックの荷台の金属ポールに、鼻を輪っかで通されて、こっち(左車線)向きに、固定?されとってんけど・・・

俺は・・・前方の牛を目をやった後・・・そのまま、後方の牛にも目をやった

ほんなら、後方の牛・・・俺の目を見てた

 

ちなみに・・・俺は、車高の低い車(AE86)に乗ってて・・・トラックの荷台の牛の顔を見上げる角度は、およそ上方60度っちゅうくらいやろか?

鼻を固定されてる牛から見ても・・・結構、角度的には下を見なアカンような角度やってんけど・・・

せやけど・・・俺は、後方の牛と目が合った

 

通りすがりに、ちょっと目が合うことくらい、人間とでもしょっちゅうあるけど・・・

もちろん、そのまま目が合ったままやったら・・・メンチの切り合いになってまうから、すぐに目は逸らすけど・・・

その牛とは・・・信号が青に変わるまで、ずっと目が合ったままやった

 

何かを、訴えようとしてたんか?

何かを、伝えようとしてたんか?

ただ、俺が・・・

勝手に、そない思い込んでただけなんか?

 

せやけど、俺は・・・

その牛の目を見つめたまま・・・信号が青に変わって、車が動き出すまでの間、目を逸らすことができへんかった

 

 

きっと、その牛は・・・この後、殺される

食肉になるために・・・殺される

 

ずっと以前に・・・食肉加工の会社で働いてる方に、お話を聞いたことがあるけど・・・

牛たちは、そないなる直前・・・泣く(実際に涙を流すか?否か?は分からんけど)って聞かされたことがある

 

それさえも、もちろん・・・その方が、そない感じてるだけなんかも知れへんけど・・・

せやけど・・・

その方が仰ってた言葉(ずっと以前に聞いた言葉)が・・・俺の心の中に、すんなりと溶け込んだ瞬間やった

 

 

俺ら(人間)の『命』は・・・何かの『命』によって支えられてる

そう・・・

何かの『命』が・・・俺ら(人間)の『命』を支えてくれてるんや

 

 

世の中に、当たり前のように転がってる「真理」っちゅうもんを・・・見せつけられた瞬間やった

 

 

『当たり前』

 

俺は・・・この世の中に、『当たり前』なんていうもんは、存在せえへんと考えてる

 

 

スーパーで、パックに包まれて並んでる牛肉ひとつを、自分の口に運ばせてもらうまでにも・・・いろんな「過程」が存在してるはずや

 

子牛の時から、餌を与えて育ててくださる方

もちろん、糞尿の処理をされる方

牛を運ぶ方

その牛の命を絶つ役割の方

当然のことやけど・・・人間のために死にゆく、多くの牛たちの存在

 

それらの「過程」、すべてが重なり合うからこそ・・・自分の口に、食肉として運ぶことができるんやよな?

 

せやから・・・

『当たり前』なんちゅうもんは・・・この世の中には存在せえへんねん

 

 

俺は・・・道場生たちに、事ある毎に伝えることがある

あったかい布団で眠れること・・・

あったかいご飯が食えること・・・

あったかいお風呂に入れること・・・

お父さん、お母さん、兄弟、姉妹が、そこに存在してくれてること・・・

仲間といっしょに、柔道衣を着て「柔道」ができること・・・

「何ひとつ取っても、『当たり前』なんて思うな!  『当たり前』なんて、あれへんねん!  せやから、すべての物事に「感謝」しろ!」って・・・

 

 

せやけど・・・人間っちゅうのは、限りなく愚かな生き物であって・・・

己自身に「与えられた環境」の中で、日々を過ごしてると・・・どうしても、それが『当たり前』やと認識し始める

 

もちろん・・・

それは、俺自身にも当て嵌まることやから・・・他人のことを、とやかく言う資格なんて、これっぽっちもあれへんのは、重々自覚してるんやで?

 

せやからこそ・・・

あの牛と目を合ったからこそ・・・

あらためて、それらを考えさせられた出来事やったんやろなぁ?

 

 

We Can Do It!

Yey!!

 

 

 

 

 

嬉しい出来事があった

 

先日・・・ウチの卒業生と、電話で話す機会があったねんけど・・・

その時・・・彼が、俺に言うてくれた

 

「北岡道場」に在籍していた時・・・

先生に・・・

ゲンコツ落とされたり・・・

キツイことや厳しいことを言われたり・・・

頭ごなしに方向性を示されたりしましたけど・・・

当時の自分に足りなかったものを的確に指摘していただき、自分の背中を押してくれたこと・・・今は、本当にありがたく思ってます

・・・・・って

 

 

在籍しとった時(中学生の頃)は・・・

俺に言われることとか、その方向性に対して、ものごっつい不満や疑問があったみたいで・・・

納得できへんことだらけやったらしいけど(笑)・・・

 

卒業した後・・・

ある人に出会って・・・仲間(同志)に出会って・・・自分自身が目標を持って行動しはじめたことで・・・

「独りで柔道ができてるんではない」

「他人に思いやりを持って行動しろ」

「周りに感謝の気持ちを忘れるな」etc・・・

自分の中に点在してた・・・先生に言われた、いくつもの言葉が線で結ばれました

・・・・・って、俺に言うてくれた

 

 

 

たとえば・・・

ひとつの物事を、搔い摘んでみても・・・俺は、こない考える

 

同じ「行動」をするにしても・・・

自分を中心に考えるのではなく・・・相手の気持ちを思いやったり・・・周りの人に感謝の気持ちを持ったり・・・

「それらを抱えて行動する」のと・・・

「それらを抱えずに行動する」のとでは・・・

大きな違いがある・・・・・って

 

その時点では分からんかったとしても・・・

その延長線上(近い将来&遠い将来)で学ぶこと、感じることの違いは、ものごっつい大きいやろうって・・・

俺は・・・そない信じてやまん

 

 

当時・・・彼との間で、こんな問答があった

 

中学校新人戦で、好成績を残した者は・・・12月下旬(23日~25日あたり)に、山形県で行われる強化合宿への参加に声が掛かるんやけど・・・

12月23日は・・・北岡道場の「納会」の日に、当たっとった

 

「中学校の強化合宿に呼ばれたので、行ってきます」

「ふ~ん  じゃあ、「納会」は、どないすんねん?」

「不参加でお願いします」

「「納会」って、どういう行事か分かってるか?」

はい  でも、合宿に呼ばれたんで行ってきます」

「そうか・・・  それやったら、そんなもん行かんでもええ!  今のお前やったら、行くだけ無駄や!」

「いや・・・でも・・・」

「俺が、何を云わんとしてるんか?・・・考えてこい!  ほんで・・・考えた上で、もういっぺん、お前の答えを持ってこい!」

「はい・・・ 分かりました」

 

 

結局・・・数日後も、訳の分からん御託を、俺の前に並べるもんやから(笑)・・・

俺は、下記のような内容を・・・彼に、伝えさせてもらった

 

 

「納会」っちゅうのは、ものごっつい「大切な行事」やと・・・俺は考えてる

行事自体は、飯食ったり、騒いだり等・・・なんてことのないことやけど・・・

問題は・・・「心」や

なんちゅうても・・・一年間、共に過ごした「仲間」や「周りの人たち」との締め括りの会なんやからな?

 

その「大切な行事」の意味を・・・ちょっとでも子供たちに感じてもらいたいからこそ・・・

本来の柔道の練習時間外であっても、そういった行事を行う時間を・・・俺は、あえて取ってる

 

 

せやけど・・・

時に、その「大切な行事」ですら、天秤に掛けなアカンくらい・・・双方が大事であろう事案が起こりうることがある

 

その時にこそ・・・

人間は、物事を真剣に考えるべき瞬間(とき)なんやないんかな?って、俺は思ってんねん

 

せやから・・・あえて、彼に考える時間を与えた

 

 

人間っちゅうのは・・・自分に与えられた空間や環境が、どうしても「当たり前」に感じてしまう生き物や

 

金が無くて・・・食うもんが無くて・・・

そんな時に、与えてもらった食事に関しては・・・如何なるもんであっても、ホンマに有難く「感謝の念」を抱きながら、いただくもんやけど・・・

日々の暮らしの中やと・・・どうしても、その「感謝の念」を忘れてしまいがちになる

これは嫌いだの、あれが食いたいだのと・・・贅沢極まりない言葉を淡々と吐き出しよる

 

もちろん、俺自身も・・・人間ができてへんから、そうした愚かな部分は大いにあるのは自覚してる

だからこそ・・・考えるべきなんやろな?って思う

 

人間は・・・

考えるから、答えが導き出せるし・・・

答えを導き出せたから・・・また、考えはじめる

 

俺自身、後に学ぶことなんやけど・・・

人間は・・・

悩むから、悟るし・・・

悟るから、また、悩む

・・・っていうのと、よう似とるんかも知れへんな?

 

 

せやから・・・

鉄は熱いうちに打ってやろうと思って・・・俺は彼を詰めた

 

誰のお陰で・・・試合で好成績を残せたんか?

誰のお陰で・・・強化合宿に呼んでもらえたんか?

誰のお陰で・・・自分は成長できたんか?

 

すべては・・・「仲間」や「周りの方々」のお陰やと、俺は思うぞって

 

 

一年間・・・

何べんも何べんも、投げ込みを受けてくれたパートナーへの感謝の想い

いっしょにキツイ練習をしてくれた仲間への感謝の想い

日々、送り迎えをしてくれた親御さんへの感謝の想い

応援してくれた父兄の方々への感謝の想い

指導してくれた先生への感謝の想い(自分で言うたら語弊があるけど)

それらを感じて、心底「感謝の念」を持つことに、大きな意味があるんやないんかな?って・・・俺は、思ってる

 

 

せやから・・・

その「感謝の念」を持つべき、大切な行事(「納会」)への参加を蹴ってまで、行く場所なんやからこそ・・・お前自身は、「大事なもん」を己自身の背中に背負え!

そう・・・仲間や周りに対する「感謝の念」っちゅうもんを抱えて・・・その場(強化合宿)に行け!

今は分からんやろうけど・・・・・

それらの想いを抱え込んで、その場に行くことが・・・これから先の、お前自身を変えることになる

・・・・・そない、彼に伝えた

 

 

当然のことやけど・・・

それらの想いを持って、強化合宿に参加したからって・・・「柔道」のスキルに関しては、わずか2~3日で向上なんかするはずあれへんで

そんなことは・・俺自身、百も承知や

 

せやけど・・・

それらの想いを持って・・・その時間を過ごすのと・・・

それらの想いを持たんと・・・その時間を過ごすのとでは・・・

その後の人生に於いて・・・手に入れるもんの差っちゅうのか?・・・「感受性」の差っちゅうのか?・・・

そういったもんの差は、限りなく大きいんやないやろうか?て、俺は思うんやなぁ?

 

 

実際に、彼自身は・・・

あの一件があったからこそ・・・次のステージでは、自分のことだけを考えるのではなく・・・

「仲間」や「周り」のことを想い・・・「仲間」や「周り」のために行動し・・・「仲間」や「周り」のために、本気で泣くことができました

・・・・・て、俺に言うてくれとった

 

 

俺の役割は・・・

彼らの「感受性」を、揺さぶってやること

彼らの「心」の湖面に、石を投げ入れてやること

 

それに伴って・・・

どない感じるんか?

どない動くんか?

・・・は・・・受け取る側の問題に尽きるけどな?

 

 

 

 

そんな彼は・・・

卒業する際、みんなから送ってもらった・・・「『追い出し会』で感じた、「感受性」の大切さ」っちゅうもんを・・・俺に伝えてくれた

 

『追い出し会』で感じた、あの温かさは・・・「感じた者」にしか分からないと思います

そして・・・

それは、時が経てば経つほど・・・

自分自身が、壁に当たれば当たるほど・・・

「責任」や「思いやり」「感謝」の気持ちとなって表れてくる!

・・・・・って

 

 

当時は・・・

何気なく過ごしとったって・・・

俺に対する反発もあったって・・・

嫌々やってたこともあったし・・・納得できへんことも仰山あったって・・・

 

おまけに・・・

特に「誰かのために・・・」なんてことは、感じてなかったってことも・・・彼は、俺に正直に話してくれとった

 

もっと、正直に言うたら・・・

「人より、ちょっと学業成績がいいからって・・・人より、ちょっと柔道の結果が出てるからって・・・

周りの連中を見下してた部分さえ・・・あの時の自分には、間違いなくあったと思います」って・・・自分自身を、蔑んどった

 

※これは・・・

その場の空気感とか、相手からの雰囲気を肌で感じ取って、俺自身が感じたことやから・・・文字にしたら、あんまり上手く伝われへんかも知れへんけど・・・

 

俺自身・・・

その内容を、正直に吐き出してきた彼に圧倒されてしもうて・・・

「お前・・・すごいな!?  それを正直に言えるってことは・・・今現在のお前自身の「人間性」が、あの時に比べて、何段階もレベルアップしてなかったら、言われへんことやと思うで!?」

・・・・・そうしか、返答ができへんかった

 

 

最後に彼は・・・こない言うてくれてた

「学業成績」や「学歴」も・・・確かに大切だと思います

自分が頑張ってること(柔道等)に対する「結果」も・・・確かに大切だとは思います

でも・・・「それ以上に、大切なことがあるんじゃないのかな?」ってことを、今は心の底から思えてます

 

あの時(中学3年生の時)・・・迷ってた選択肢のひとつ、高学歴の方の高校を選択していたとしたら・・・

今の自分より、学業成績は上がっていたかも知れません

でも・・・

今、自分が感じてる「大切なもの」には・・・きっと、気付けてなかったと思います

・・・・・って

 

 

俺自身が・・・あの時、彼に対して(もちろん、今現在の道場生たちに対しても)・・・

一番伝えたくて、一番学んでもらいたいと願ってたことを・・・彼は、自らの口から吐き出してくれた

 

 

俺は・・・思う

学歴や学業成績は・・・もちろん、大事!

柔道の結果も・・・もちろん、大事!

せやけど・・・

それ以上に、「大事なこと」がある!

 

 

じゃあ・・・その「大事なこと」って、いったい何やねん???

 

 

それは・・・言葉だけでは伝われへん

己自身で、感じるしかあれへんねんな?

 

壁に当たって・・・失敗して・・・蔑まれて・・・干されて・・・何かを失くして・・・

教科書には載ってへんことやからこそ・・・己自身で、感じて動くしかあれへんねんな?

 

 

 

 

曲がりなりにも・・・教育の場に立たせていただいて、20年弱の月日が流れた

子供たちに、学んでもらいたいと心から願ってることを・・・

「今日、伝えたことが・・・明日には、理解を得られるであろう」

・・・なんてことは・・・当然、思ってへんし・・・

教育って、そんなに容易いもんじゃないってことも、重々分かってる

 

俺の真意が伝わるのは・・・

1年後なのか?

5年後なのか?

はたまた・・・

30年後なんか?

もしかしたら、先に記した通り・・・

受け取る側の問題である以上・・・伝わる日が訪れへんかも知れへん

 

 

せやけど、今回・・・

それでも、伝え続けてやるってことの大切さを・・・あらためて、勉強させられた気がした

 

ここ(北岡道場)に在籍してる以上・・・

たとえ、子供たちから煙たがられても・・・「面倒くさいオッサンやなぁ」って思われたとしても・・・

俺は、俺のやり方で・・・俺の伝え方で・・・

子供たちに・・・「俺が大切やと信じてること」を伝えていこうと思ってる

 

 

 

 

ちなみに・・・この話には続きがある

 

俺は・・・一つのブログを書き上げるのに、結構な時間を要してしまう(一応、仕事もしてるから(笑))

この内容も・・・数日にわたって、時間を見つけては、ちょこちょこと書いとってんけど・・・

 

その書いてる最中に・・・

バカ息子・・・

「電話で話した後から・・・何となく、先生のこと、道場のことが、気になってました」って・・・

先日の土曜日・・・

道場に、いきなり現れて・・・今、記した内容を、道場生や父兄の前で話してくれた

 

 

 

「橋本恭太」

「準」スーパースターの凱旋-熱血!北岡道場 仙台の子供柔道教室 (kitaoka-dojo.com)

 

在籍当時・・・

屁理屈ばっかりこねて・・・屁みたいな男やったのに・・・

 

いつの間にか・・・

俺の手の届かへん場所に、羽ばたいていってしまったことと・・・

俺なんか、軽く追い越されてしまってたことに・・・

この上ない嬉しさが、込み上げてきた出来事やった

 

 

We Can Do It!

Yey!!

 

俺の本業は・・・接骨院業務

その接骨院に・・・開院当初から現在まで約20年、一人のお婆様(「福さん」と呼ばせていただこうと思う)がお出でくださる

御年・・・94歳

 

その福さんが・・・10月初旬に、お亡くなりになられた

 

 

俺は・・・福さんが、大好きやった

もちろん、「患者様」ではあるんやけど・・・

俺と明美さんのことを・・・ものごっつい、可愛がってくれたし・・・俺は、自分のお祖母ちゃんのような感覚でお付き合いさせていただいとった

 

 

接骨院に来院された際、真夏で炎天下になってしもうたり、雨や雪が降ったら・・・ご自宅まで、お送りさせていただくことは、もちろん・・・

家庭の都合で、施設にショートステイで入所したら・・・和菓子を持って、訪ねていったり・・・

近所の卸町フェスタ?が開催されたら・・・一緒に行こうって、誘ってみたり(お体の都合で、実際には行かれへんかってんけど)・・・

ほっともっとの「のり弁当」が好きで・・・よく頼まれて、買いに行ったり(いつも、俺の分まで買ってくれた)・・・

いろんなことを、教えていただいたし・・・いろんな話を、聞かせていただいた

 

 

実際に、福さんは・・・俺を、可愛がってくれとったんか?・・・それとも、普通に接してくれとっただけなんか?・・・・・は、俺には分からへん

せやけど・・・受け取る側の俺からしたら・・・

ものごっつい、可愛がってもらったって、心の底から感じてるし・・・

せやから、今回・・・

お顔を拝見しに、ご自宅に伺わせていただいたねんけど・・・俺、涙が止まれへんかったよ

 

 

 

俺は・・・そんな福さんから、「まごころ」をいただいたことがある

 

もう、10年以上前のことになるけど・・・

俺が「北岡道場」を設立して、数年が経った頃の話

 

30代後半やった俺は・・・俺より年上のご父兄たちとの狭間で、道場運営に頭打ちをしとった

人が信じられへんようになって、心が荒んでしもうて・・・

水曜日と土曜日に、道場に行くのが苦痛で苦痛で仕方のない日々を過ごしてた

 

人間っちゅうのは・・・愚かなもんで・・・

なかなか、自分自身の心の中を割り切られへんもんやよなぁ?

「柔道」は「柔道」・・・

「仕事」は「仕事」・・・

「家庭」は「家庭」・・・

そない線引きすることができへんかった俺は・・・

その頃・・・日常生活でも、ずっと嫌な思いを抱え込んだままでおった

 

正直・・・心の中はグチャグチャで、鬱的な状態でもあったと思う

それでも・・・仕事(接骨院業務)は、休むわけにもいかへん

 

せやけど・・・

割り切ろうと思えば思うほど・・・雁字搦めになってしもうて、負のスパイラルから抜け出されへんようになってしもうてた

自分の心の中が、窮屈で窮屈で・・・この上なく、シンドイ時期やった

 

 

そんな折やった

なんでやろう?・・・接骨院に来られた福さんが、俺に向かって、こない仰られた

 

「頑張んなきゃ、ダメだどぉ~  頑張んなきゃ、ダメなんだ!」

(宮城県の昔訛りの口調で・・・)

 

「何を、頑張れ!」とは言わず・・・すべてを見透かしてるかのように・・・ただただ、そう仰られた

 

俺は・・・その言葉が、俺自身の乾いた心を一瞬で潤わせてくれたように感じて・・・

「はい!」って言いながら・・・

奥歯を思いっ切り噛みしめて・・・福さんに悟られへんように声を押し殺して泣いた

 

 

実は、福さん・・・目が不自由(ものごっつい、弱視)な方で・・・

光は感じることはできるみたいやねんけど・・・実際には、ほとんど見えへん状態

 

せやから・・・

俺の落ち込んでる顔(もちろん、患者様に対しては、落ち込んだ顔なんかしてへんつもりでおったけど)なんかは、絶対に認識できへんはずやのに・・・

それに、道場運営のことなんか・・・福さんに話したことは、いっぺんもあれへんのに・・・

 

せやのに、いきなり・・・すべてを悟ってたかのように・・・

「頑張んなきゃ、ダメなんだ!」

・・・・・そない、俺に仰られた

 

目が不自由な分・・・来院されるたびに、俺の声のトーンなんかで、毎回何かを感じ取られとったんかも知れへんけど・・・

いずれにしても・・・

俺なんかのことを、気に掛けてくださってたってことも含めて・・・

ものごっつい嬉しくて・・・俺は、涙が止まれへんかった

 

 

もちろん・・・福さんからいただいたもんは、それだけではあれへんねんけど・・・

その一件は・・・当時の俺にとっては、ものごっつい衝撃的なことで・・・

それと同時に・・・前を向いて頑張れる力を与えていただいた、大きくて温かい、福さんの「まごころ」やったなぁ

 

 

最近、年を取ったんか?・・・また、仏教の勉強もしてるからなんか?も知れへんけど・・・

いろんな方々に支えられて(きて)・・・いろんな方々から助言をいただいて(きて)・・・いろんな方々から助けられて(きて)・・・

「『今』の自分っていうのが、ここに存在できてるんやろなぁ?」って、考えることが・・・ホンマに多くなった

 

 

俺の大好きな、大阿闍梨:酒井雄哉さんの本にも・・・こない書かれとったんやけど・・・

 

人は、自分で「生きてる」って思てるヤツほど、足元が見えてへん

いろんなものに「生かされてる」と分かってる人は、根っこや足元に目が向く

 

その「意味」っちゅうんか?・・・

その「答え」っちゅうんか?・・・

もちろん、自分自身が得心したら・・・それが、その人の「答え」っちゅうもんになるんやろうと思うんやけど・・・

 

俺自身は・・・

そのフレーズを、何べんも何べんも読み返して、己自身の人生と照らし合わせた結果・・・こないな解釈に結び付けた

 

 

自分で「生きてる」って思ってる人は・・・

「次は、あそこに行こう」・・・「次は、あれを得よう」・・・「次は、ああしてやろう」etc・・・

そない思って・・・背伸びをして、遠くを見ては、「もっと先へ、もっと先へ」って・・・足元には目を向けへん

 

せやけど・・・

 

いろんなものに「生かされてる」と思ってる人は・・・

「自分は・・・誰のお陰で、何のお陰で、この場に立っていられるんやろう?」って、今の自分の立ち位置・・・足元に目を向ける

それと同時に、後ろを振り返っては・・・

「今まで、どれだけの人に支えられてきたんやろう?  いろんな方々から、どれだけの言葉、どれだけの情、どれだけの想いをいただいてきたんやろう?  どれだけの人に、背中を押していただいたんやろう?」って考える

せやからこそ・・・

「次の一歩は、どこに向けて踏み出すんべきなんやろう?」って・・・「思いやり」を持って考える

 

 

「夢」や「目標」を持つことは・・・決して、悪いことではあれへんし・・・

また・・・

「我欲」や「利欲」を持つことも・・・誰かに否定されるような筋合いは一切あれへん

 

せやけど・・・

いっぺん立ち止まって・・・足元に、目を向けてみるのもええんとちゃうんかな?

ほんなら・・・

背伸びしてる時以上に・・・自分にとって、大切なもんが見えてくるような気がするなぁ?

 

 

日本には・・・ものごっつい、ええ言葉が存在しよるやんか?

 

『脚下照顧』

 

 

 

 

今回、あらためて・・・

それを、福さんから教えていただいた気がした

 

 

もう、福さんから・・・

何かを教えていただくことはできへんし・・・

いろんなお話を聞かせていただくこともできへん

 

せやけど・・・

福さんからいただいた、「まごころ」を・・・誰かに与えてあげることはできる

 

 

福さん

ありがとうございました!

ゆっくりと、お休みください

合掌

 

 

We Can Do It!

Yey!!

 

7月31日(土)・・・

沙季先生(仙台大学卒業) (※彼女は・・・「題名」に当てはまれへん、超スーパースターやで(^^))

準スーパースターは下記の人たち(笑)

仙台三高在学中の・・・元先輩

柴田高校在学中の・・・恭太先輩、清春先輩、健之介先輩、承之介先輩

・・・・・が、道場に遊びに来てくれた

 

沙季先生は・・・来年からの自分自身の方向性を模索中

元ちゃん、恭太、清春、健之介も・・・ある程度の方向性を決めて、その方向に動いてるっていう報告をもらった

承之介は・・・来年(2年次)、再来年(3年次)と、高校総体出場を目指して頑張るって言うとった

 

前回来てくれた詩音先輩も、もちろんやけど・・・

沙季先生はじめ、こんなに誇らしい先輩たちがいてくれる後輩たち(道場生たち)って・・・ホンマに、幸せやなぁって思うわ(^^)

 

ただ・・・こいつら(道場生たち)、いつものことやけど・・・こんなに誇らしい先輩方を、雑に扱いすぎ!(+_+)

心優! メチャメチャすごい先輩掴まえて、「沙季ちゃん」って呼ぶな!(^^;)

小僧! 恭太先輩を「熊」って呼ぶな!(^^;)

真生! 朔! 乱取りを、お願いしに行って、「承ちゃん! 俺とやろう!」って言うな!(^^;)

 

 

 

前回は・・・詩音先輩に対して、並べ立てた御託について記したけど・・・

今回は・・・恭太先輩に対して、並べ立てた御託について記そうと思う(笑)

 

 

今から3年前の冬・・・高校受験を控えた時期のこと

恭太は・・・柴田高校の柔道部監督から、お誘いをいただいとった

この上なく、ありがたい話やねんけど・・・恭太自身は、迷っとった

迷っとったっていうより・・・

しょうもない「プライド」が邪魔をして・・・抱え込まんでもええ「プライド」を捨て切れんと・・・己自身を、ドン底に突き落とすことを躊躇っとった

 

 

小学校6年生の時に・・・宮城県大会で準優勝をして、東北ブロックの強化選手にも選んでもらって・・・

その勢いで・・・

中学校でも・・・宮城県大会上位入賞、東北大会出場っていう、好成績を残しとったねんけど・・・

もしかしたら・・・

それ自体が・・・あいつ自身の「足枷」になっとたんかも知れへんな?

 

 

柴田高校に進学したら・・・周りは、強豪選手ばっかり

同じ道場の先輩たちでさえ・・・詩音を筆頭に、恭佑(令和2年度高校総体代替え試合、団体戦優勝の立役者)、海士(宮城県高校総体代替え試合、66㎏級優勝)っていう・・・えげつない連中が、名前を並べてる強豪高校

 

そこに、自分が入っても・・・

活躍できるどころか・・・活躍できへんことで・・・「弱くなった(結果を出せんなくなった)」ことで・・・

周りの人(同級生や友達)たちが、自分自身から離れていってしまうんじゃないか?

・・・・・っていう、彼なりのしょうもない悩みを抱えとったみたいやった(恭太、申し訳ない(^^;))

 

そんな感じやったから、彼が選択しようとしてた高校は・・・〇〇高校

ただ・・・〇〇高校に進学しようとした場合・・・その時点での彼の学業成績やと、ちょっと届いてない状態みたいやった

 

せやけど・・・

「これから、頑張って追い上げていけば、何とかなるのかな?って思ってます」って・・・俺に言うとった

それは、良しとしても・・・

「柴田高校じゃなく、〇〇高校で柔道をしても・・・柴田高校や強豪私立高校に負けないくらいの「努力」をすれば、宮城県高校総体だって勝てるんじゃないのかな?って、考えてます」っていう・・・「屁理屈」とも取れる言葉まで、俺に吐き出しよった

 

 

非常に申し訳ない言い方やけど・・・

俺には・・・恭太が吐き出す言葉は、「逃げ」や「言い訳」、また「屁理屈」をこねてるようにしか聞こえへんかったから・・・

俺は・・・恭太に云うた

 

〇〇高校に進学しても、「インターハイ(全国高校総体)に出場できるように、他の高校に負けへんくらいの努力をする」っちゅうのは・・・お前の本心か?

 

「はい」・・・頷く、恭太

 

そうか・・・

ほんなら・・・今日から、毎日、朝晩10km走れ! 

高校に入学してからのスタートやったら・・・限りなく、他の強豪高校の方が練習環境が整ってるし、練習相手も多いやろうし・・・お前の方が不利なのは否まれへん

お前の言葉が、「逃げ」じゃなく・・・前(将来)を向いての本心なんやったら・・・当然、今すぐに開始できるやろ?

 

「明日からやろう」「明後日からやろう」「高校に入学したらやろう」・・・

そないな浅はかな考えをしてるうちに、時間はすぐに経過していってしまう

せやから・・・

お前が「やる!」っていうてる「努力」っちゅうもんを、今日から徹底して実行せえ!

 

お父さんか、お母さんに、車で10kmの距離を測ってもらって・・・毎日毎日、朝晩10km・・・同じコースを走り続けろ

それと・・・今日から走り始めるに当たって、今日のタイムを計っとけ!

 

1ヶ月経ったら・・・お前が走るコースを、俺がチャリンコで並走してタイムを計ってやる

たった1ヶ月間でも・・・「目標(他の強豪高校の選手を倒して、インターハイに出場する)」に向かって・・・毎日毎日、お前の言う「努力」っちゅうもんをしとったなら・・・限りなく、タイムは縮まってるはずや

その時に・・・お前の「本心」っちゅうもんが、どんだけ本気なんか見定めてやる

「努力」するって、大見得切ったんやから・・・吐いた唾飲むなよ

 

(伏し目がちに、下を向く・・・恭太)

 

それと・・・もうひとつ

さっき・・・(勉強の方も)「これから、頑張って追い上げていけば、何とかなるのかな?って思ってます」って言うとったけど・・・

前々から・・・〇〇高校を選択しようって、ある程度、方向性が固まっとったんやろ?

その方向性が固まってから、今日に至るまで・・・「まだ届いてない状態」の学業に関して・・・どんだけの「努力」をしてんきたんや?

 

「塾(家庭教師?)にも行ってますし・・・それなりにやってました」って・・・恭太は、そない答えた

 

お前・・・アホかっ!?

今現実に、届いてないものに、手を架けようとしてるのに・・・「それなり」って、どういうことやねん!?

そんなもん・・・「努力」とは云わんやろ?

行き「たい」・・・なり「たい」・・・勝ち「たい」・・・

「I want to ~」っていう願望は・・・誰でも、持っとるんじゃ!

それを、現実のもんにするために・・・「やる」か?「やれへん」か?は・・・己自身やないか!?

 

 

〇〇高校は・・・確かに柴田高校よりも、学業レベルは上かも知れへん

せやけど・・・今現時点で、シンドイことからケツを捲ろうとしてる(毎日走ることもせえへん、我武者羅になって勉強することもせえへん)お前が・・・

仮に、〇〇高校に進学できたとしても・・・今と同じような気持ちで、3年間を過ごしたからって、一体何が手に入るねん?

「〇〇高校卒業」っていう学歴か?

そんなもんを備えてる奴は、世の中ナンボでもおるし・・・〇〇高校よりもレベルの高い高校の学歴を備えてる奴かって、世の中ゴロゴロおるやろ?

その中の一人になったからって・・・一体、お前の何が変わるねん?

そんなもん備えたからって・・・「お前自身」が変われへんかったら、どこの世界に行っても通用せえへんやろ?

 

 

確かに・・・学歴っちゅうもんは、「ない」よりは「ある」方がええと思うよ

せやけど・・それ(学歴)以上に、身に纏わなアカンもんがあるんとちゃうか?

それは、決して目には見えへんもんやけどな?

せやけど・・・目に見えるもん以上に、この先のお前自身の人生を支えてくれるもんに、間違いなくなるんとちゃうか?って、俺は思うよ

 

お前に、何べんも言うてきたやろ?

一番大事なのは・・・「結果」じゃないんよ!

『過程』・・・なんや!

 

 

柴田高校に行って・・・柔道を一生懸命取り組むのは・・・メチャメチャしんどいことや

でも・・・お前を真っすぐ見てくれて・・お前を導いてくれる・・・ほんで、お前の「弱い心」を常に管理してくれる・・・「師匠」がおる

その「師匠」の下で3年間、歯を食いしばってきたら・・・それから先の人生、その「「師匠」の存在」が、お前の心をきっと支えてくれるはずや

 

一方・・・

〇〇高校に行って・・・強豪校の選手に負けへん「努力」と、学業成績を維持する「努力」は・・・これもまた、メチャメチャしんどいことや

さっき言うたようなこと(毎日10km走ること等、学業成績が落ちへんように必死になること)を・・・己自身で自己管理をしながら、己を甘やかすことなく、3年間継続せなアカンねんからな?

もし、それを怠ったら(結果的に・・・しんどいことから、ケツを捲る形になるんやから)・・・お前には、何も残れへんくなってまうぞ?

 

どっちを選択しても・・・しんどいことは変われへん

己自身の将来と真剣に向き合おうとしたら・・・楽なことなんか、何ひとつあれへんねん

せやから・・・

目の前にあるしんどいこと(試練)から、逃げようとするな!

 

ちなみに・・・

後者が、きちんとできるくらいの漢なんやったら・・・お前は今、こんなとこで俺と話をしてへんやろうけどな?

 

・・・・・・・・・・(項垂れる、恭太)

 

 

くだらんプライドは捨てて・・・しんどいことや辛いことから顔を背けんと・・・柴田高校に行け!

そこで・・・

柔道「も」・・・勉強「も」・・・与えられた環境の中で最大限の努力をしてこい!

そないすることで・・・

きっと、「大切なもん」が見えてくるやろうし・・・きっと、「大切なもん」を手に入れることができよるわ

 

 

俺は・・・恭太に、そない伝えた

もちろん・・・知ちゃん(恭太の親父)と優子さん(恭太のママ)の意向を、前もって聞いての言動やったのは、言うまでもないけどな

 

 

恭太に関してもそうやし・・・

前回記した、詩音に関してもそうやけど・・・

中学3年生の少年に・・・「覚悟」を持たせるっていうのは、もしかしたら、ものごっつい酷なことなんかも知れへん

 

せやけど・・・

「いずれ持ってくれるであろう?」・・・なんていう、不明瞭な期待感より・・・

「今が「その時」に直面してるんやろな?」って考えて・・・

この先、如何なる場面に於いても・・・「覚悟」っちゅうもんが、どんだけ大事なことなんか?・・・「覚悟」っちゅうもんが、どんだけ己自身を奮い立たせてくれるんか?

・・・っちゅうことを伝えてやるべきやと、俺は思うんよ

 

「覚悟」を持って過ごした・・・高校3年間であっても・・・

「覚悟」を持たんと過ごした・・・高校3年間であっても・・・

時間にしたら・・・何ひとつ変わりはあれへん

 

せやけど・・・

「覚悟」を持って過ごしたことで・・・彼自身が得たもんは、計り知れへんほどのもんやったやろうな?って、俺は思う

 

恭太自身(もちろん、誰であっても)・・・

もう一人の自分自身(〇〇高校を選択した自分)とは、比べることは決してできへんけど・・・

その「答え」は・・・これからの人生で、己自身にきっと返ってくるはずや

 

 

結局、恭太は・・・柔道の結果としては、宮城県高校総体、団体戦も個人戦もタイトルを取ることはできへんかったけど・・・

せやけど、それは・・・

「結果」であって、「結果」に過ぎへん

大切なのは・・・『過程』や

彼が過ごした、『過程』の中には・・・彼にしか分かれへん、大切な大切なもんが山ほど詰まっとるねん!

 

 

そんな・・・恭太・・・

今回、道場に来てくれた時に・・・

「高校を卒業したら・・・一旦、柔道には線を引いて・・・新しいステージで、頑張ろうと思ってます」って・・・

 

3年前・・・

「屁理屈」ばっかりこねて・・・しんどいことから、逃げ出そうとしとった少年は・・・

俺の眼を見て・・・はっきりと、そない言うてくれとった

ちょっとだけ・・・ええ面構えになっとったわ(笑)(^^)

 

 

物事(柔道)からケツを捲らず・・・

しんどいことから逃げ出さず・・・

しっかりとした『過程』を踏んで、最後までやり遂げた人間にしか見えへん「景色」っちゅうもんがあるんやと・・・俺は思ってる

 

それは・・・ちょっと、かけ離れてしまうかも知れへんけど・・・

『卒業生 追い出し会』 ~伸びしろの塊たち~-熱血!北岡道場 仙台の子供柔道教室 (kitaoka-dojo.com)

 

 

 

「柔道だけを、しとったらええねん!」

俺は、決して・・・そんなことは言うつもりは、一切あれへん

 

でも、「環境」の中でこそ・・・人は、「成長」も「衰退」もしていくもんなんやないんやろか?って・・・俺は、そない思ってる

 

「師匠」がおって・・・

同じ志を持った「仲間」がおって・・・

後輩たちや、己が歩んだ足跡を、背中に背負い込んで・・・

両親、ほんで、自分を取り巻く、すべての方々に「感謝の念」を抱く

 

そんな、素晴らしい「環境」の中でおったなら・・・

きっと、己自身の「言い訳」や「弱い心」を・・・己自身で抑え込めることやろう?

 

 

すべての物事に対して・・・「自己管理」ができるんやったら、そのような場所を選択する必要はないと思うけど・・・

人間は・・・そんなに強い生き物じゃないからなぁ?

 

それは・・・「柔道」でも、「勉強」でも、他の何事でも同じ

それらすべてを、背中に背負い込んで・・・

与えられた環境の中で、最大限の「辛抱」と「努力」をすること

 

そう・・・『最大限の「辛抱」と「努力」をすること』・・やで

自分自身にウソをついとる者には、決して手に入れることはできへん

 

それが・・・

その者にとっての・・・素晴らしい『過程』に値することなんやないんかな?って・・・俺は、信じて止まん

 

 

ほんで・・・

そんな素晴らしい経験した上で、次のステージに上がるからこそ・・・

人間は・・・限りなく「成長」していくんやないやろうか?とも、俺は思う

 

そう・・・

自分が経験したこと・・・

自分が出会った人たち・・・

自分を支えてくれた人たち・・・

自分の一番のファンでおってくれた両親・・・

それらすべてが・・・『責任』っていう大きな大きな柱となって、己自身を支えてくれるんやから・・・

 

 

※捕捉しとくけど・・・

〇〇高校が良い悪いっていう内容を記してるんじゃないし・・・柴田高校が良い悪いっていう内容でもない

また・・・柔道が良い悪い、勉強が良い悪いっていうレベルの話でもない

 

まったく以て、俺の持論である・・・

「柔道「も」」・・・

「勉強「も」」・・・

「遊び「も」」・・・

「恋愛「も」」・・・

限られた時間の中・・・明日(未来)つながるように・・・

「何事も、「一生懸命」に取り組むことが大切なんや」っていうことを記してるだけやから・・・

どうか、ご理解いただきたい

 

 

 

 

しかし・・・

今回は・・・恭太のことをピックアップして記したけど・・・

前回記した、詩音にしても然り・・・

凜杜・・・桜想ちゃん・・・紳太郎・・・

毎年毎年・・・

俺・・・こんなことばっかり、やっとるなぁ(苦笑)

一番好きな『女性』と・・・-熱血!北岡道場 仙台の子供柔道教室 (kitaoka-dojo.com)

 

 

 

恭太!

清春!

健之介!

元!

お前らの「高校柔道」は・・・幕が下りたんかも知れへん

 

せやけど・・・

お前らの「人生」は・・・まだまだ、これからや!

 

どうか・・・

この3年間で培ったことを糧に・・・輝かしい未来へと、一歩ずつ一歩ずつ、歩みを止めることなく突き進んでいってほしいと願います!

ほんで・・・

お前らにしか見えへん、素晴らしい「景色」を見るために・・・さらなる「努力」を、決して怠らないでください!

 

歩みを止めたら・・・後退しかあれへんで!?

 

親父は・・・陰ながら、応援してます!

 

 

You Can Do It!

Yey!!

We Can Do It!

Yey!!

7月28日(水)・・・詩音先輩(現:日本体育大学2年)が、帰省に伴って道場に顔を出してくれた

暑い中やったけど・・・道場生たちには、ものごっついええ刺激になったんとちゃうんかな?って思うよ(^^)

 

それにしても・・・こいつら(道場生)は、スーパースターである大先輩を、雑に扱いすぎ!(+_+)

小僧! なんで、詩音先輩の頭持ってんねん!?(^^;)

びび! タメ口でしゃべるな!(^^;)

オネエ! 「詩音」って、呼び捨てすんな!(^^;)

 

 

今日は・・・

詩音先輩の思い出話を、ここで記させてもらおうと思う

『漢』-熱血!北岡道場 仙台の子供柔道教室 (kitaoka-dojo.com)

『漢』の「追い出し会」-熱血!北岡道場 仙台の子供柔道教室 (kitaoka-dojo.com)

『漢』の高校総体(集大成)-熱血!北岡道場 仙台の子供柔道教室 (kitaoka-dojo.com)

 

高校柔道生活では・・・全国高校総体ベスト8・・・東北大会優勝etc・・・って、輝かしい戦績を残した「詩音」やけど・・・

先のブログに掲載した通り・・・小中学校時代は、それはそれはアカンタレでなぁ?

しょっちゅう、俺の胸で泣いとった(今は、横に並んだら、見上げなアカンくらいデカいけど(^^;))

 

 

そんな・・・詩音

今は・・・日本体育大学で、レスリング部に所属してる

小学校時代から取り組んできた「柔道」に、一旦線を引いて・・・まったく違う世界に飛び込んで、「0(ゼロ)」から勝負をしてるねん

ホンマに、すごいことやと思うよ

 

 

高校時代・・・

東北チャンピオン、全国ベスト8っていう成績を残したにもかかわらず・・・まったく違う世界に飛び込むっちゅうのは、ホンマに勇気のいること

それができてしまう、「詩音」っていう人は・・・これから先の人生、どんな困難にブチ当たっても、胸を張って立ち向かっていくことやろうな?って・・・俺は、確信してる

ほんで・・・

確信してると同時に・・・心の底から、頭の下がる想いでもおる

 

 

俺は・・・子供たちに対して、「柔道」はよう教えてへんと思う

もちろん・・・組み方、投げ方、抑え方、崩し方、足の運び方etc・・・最低限のことは、指導させてもらってるけど・・・

俺が、教えてへん「柔道」っちゅうのは・・・「勝ち方」な?

 

俺自身、大学や実業団で柔道をしてきたから・・・

その時に学んだこと、その時に己自身で考えて身につけたこと、その時に人から盗んで手に入れたこと等を、子供たちに教えて・・・

毎日のように徹底して反復練習をさせて、悪いところを事細かに修正して・・・

そないしてたら・・・子供たちは、きっと試合で「勝つ」ことやろう?

 

全員が全員・・・全国大会上位入賞、東北チャンピオン、県チャンピオンになるとは言われへんけど・・・

(誤解を恐れんと記すけど)県内で、メダル(金銀銅に限らず)をぶら下げさせてやることくらいは、まったく難しことではあれへんと思ってる

 

 

でも、俺は・・・子供たちに対して、一切そんなことは教えへん

そんなことよりも・・・

柔道を通じて・・・師匠と出会ったことで・・・仲間と出会ったことで・・・ファミリーと出会ったことで・・・俺と出会ったことで・・・

それらを己の背中に背負い込んで・・・

「責任」っちゅうもんを抱え込んで・・・

この先の人生を歩んでいってもらえたらな?って願うが故に・・・日々、子供たちに対して御託を並べまくってる(笑)

 

 

そんな俺は・・・詩音に対しても、「これでもかっ!」っちゅうくらいの御託を並べ立てたことがある(^^;)

5年前の冬・・・詩音が高校進学で迷ってた時のこと

 

詩音は・・・プロレスラーになりたいっていう夢を、子供の頃から、ずっと抱いとった

高校進学を迎えるに至っても、その夢は潰えることなく・・・彼の心の中に存在してるようやった

 

 

詩音は・・・小学校時代、中学校時代、箸にも棒にもかかれへんような柔道の結果やったけど・・・

重量級っていうこともあってか?・・・柴田高校の柔道部監督はじめ、県内外のいくつかの高校の柔道部の監督から、お声掛けをいただいとった

それと同時に・・・

県内のレスリング部の監督からも、お声掛けをいただいとった

 

 

彼自身・・・

最終的には・・・柴田高校に進学して柔道をするか?・・・それとも、レスリング部のある高校に進学してレスリングを選択するか?の二つの選択肢で迷っとって・・・ある日、俺に相談しに来よった

 

柴田高校に進学して、柔道をすることを選択した場合・・・

インターハイに出場できるか?否か?なんていう保証は、どこにもあれへんし・・・

当然・・・その先(大学へ)の進学かって、まったく以て不明瞭やった

まして、中学時代の自分の柔道の戦績を考えたら・・・高校在学中に、インターハイに出場できる?なんていうことは・・・当時の彼自身には、現実的には考えられへんかったことやと思うし・・・

・・・っちゅうことは・・・当然、先行きはまったく以て手探りの状態やから、不安要素しかあれへん状態やった

 

ちなみに・・・

高校進学に伴い、レスリングを選択した場合には・・・

(柔道と比べての)競技人口の少なさ・・・また、彼の体重ともなると更に選手層は薄くなるが故・・・県チャンピオンになることも、試合をせんと「認定チャンピオン」(東北大会出場、全国大会出場)っていうことも、十分あり得る話やった

おまけに・・・3年後(高校卒業時)の大学進学に関しても、限りなく良い条件をご提示いただいとった

せやから・・・

「もし、プロレスラーになる夢が潰えたとしても・・・大学卒業っていう学歴を備えられるやろう?」っていう「打算」が、彼の言葉の端々から伝わってきた

 

 

俺は・・・詩音に言うた

お前・・・プロレスラーになりたいんやろ?

それやったら、そんな「打算」なんかいらんやろ!?

中学校を卒業したら、高校に進学せんと・・・高田道場でも、他の道場でもええから・・・「入門させてください!」って、頭を下げに行ったらええやないか?

 

・・・・・・・・・・(詩音:黙)

 

じゃあ・・・仮に、頭を下げに行ったとしよう?

それでも・・・「高校卒業してから、出直して来い!」って、先方に断られたらどないすんねん?

 

詩音は・・・

「それなら、高校卒業してから、また行こうと思います」って答えた

 

アホかっ!?

そんな「覚悟」しか持ち合わせてないんやったら、何の世界に行っても成功なんかするか!?

俺やったら・・・「どうしても、その道に進みたい!」っていう「覚悟」を持ったんやったら・・・

雨が降ろうが、槍が降ろうが、3日やろうが、1週間やろうが、蹴飛ばされようが、唾を吐きかけられようが・・・

入門を認めてもらえるまで、ずっとその場に土下座して想いを伝えるわ

 

そんな浅はかな「覚悟」で、針の穴ほどしかない小さな門(プロレスラーの世界)をくぐれる訳ないやろっ!?

少なからず・・・俺は、今までの人生、そないしてきたつもりでおるし・・・人生の大きな節目節目で、「覚悟」を持って己自身と対峙してきたつもりでおる

お前に、その「覚悟」はあるんか?

 

詩音は・・・伏し目がちに、首を横に振った

 

「偉そうに言うてる、お前はどうやねん?」って、言われてしまうかも知れへんから、言い訳がましく記しとくけど・・・(^^;)

詩音はじめ、道場生、もしかしたら、我が子にさえ言うたことがなかったかも知れんな?

 

俺は・・中学3年生の夏、大阪の実家を出て府外の高校で寮生活(柔道)をすることを、自ら親父に懇願した

俺が進学を希望した、和歌山北高校は県立高校で、越境入学っちゅうことになってしまうため、大阪府在住の人間には受験資格があれへん

せやから・・・中学3年生の2学期(9月)以降、和歌山県の中学校に転校して、電車とバスを乗り継いで中学校に通学しとった経緯がある

 

転校の手続き等こそ、親父や中学校の先生にお願いはしたけど・・・

今みたいに、柔道や野球っていうても、県外の高校に進学するなんてことは、限りなく少なかった時代やったし・・・

俺自身・・・子供ながらに、それなりの「覚悟」を持って望んだことやったと思う(そうじゃなかったら、あの親父や? 絶対に、認めへんかったと思うわ(笑))

そうやって、道を歩んできたからこそ・・・現実味のある「言霊」として、詩音に吐き出させてもらった

 

 

決して・・・「柔道してたらええねん!」っていうてる訳やない!

決して・・・「高校でレスリングするな!」っていうてる訳やない!

せやけど・・・

そんな大きな体して・・・切磋琢磨できる仲間(同じくらいの階級の選手)もおらんくて・・・「認定チャンピオン」って右手を挙げられることで・・・

3年後のお前に、何が残るねん!?

 

その挙げられた右手で、何かを掴めるほど、世の中は甘くないぞ!?

それやったら・・・人間、誰も苦労なんかせえへんわ!

 

お前自身・・・今、その「覚悟」っちゅうもんを持ち合わせてないんやったら・・・3年間で、「「覚悟」を身につけれるであろう?」場所を選択せえ!

それが・・・今の、お前自身がやるべきことや!

ほんで、それこそが・・・お前の将来の糧になるんじゃ!

 

 

数日後・・・詩音は・・・

「柴田高校に行って、柔道をします!」って・・・俺に、言いに来よった

 

もちろん、かなちゃん(詩音のお母さん)には・・・「勝手なことを、詩音に言うてしもうてゴメン」って謝ったのは言うまでもあれへんけどな(^^;)

でも、かなちゃんも・・・

「いいんです!  私も、どこかで、安全策を選ぼうとしてたのかも知れません  でも・・・心が育たない限り、何をやっても同じですよね?」って・・・そない言うてくれとった

 

 

 

5年前・・・

そないして・・・己の進みゆく道に、「覚悟」すら持ててなかった少年は・・・

高校3年間という時間の中・・・師匠の下で、「柔道を通じて大切なもの」を得たんやろなぁ?・・・・・素晴らしい青年になっとったわ

きっと彼は・・・その辛かった『過程』を糧に、この先の人生、迷うことなく真っすぐに歩み続けることやろう?

 

 

 

俺は・・・いつも、子供達(道場生)には伝えてるし・・・いつも、この場でも記してるつもりやけど・・・

 

「結果」は、「結果」であって・・・「結果」にしか過ぎへん!

せやけど・・・

「結果」よりも大切なのは・・・『過程』や!

『過程』が、何よりも大事やと俺は思ってる

 

きっと・・・

その大切にしてきた『過程』の先にこそ・・・

その本人にしか分かれへん・・・「結果」以上の『結果』があるんやと、俺は思う

 

 

余談やけど・・・

俺自身、若い頃・・・どんだけ理不尽なことを抱え込んでも・・・

奥歯を噛みしめながら将来を見据えて・・・「自分なら・・・きっと、やり遂げれる!」、そう己を信じて「辛抱と努力」をしてきた

・・・・・つもりでおる(笑)

 

それは・・・

金持ちになるためでもなく・・・大きな会社を運営するためでもなく・・・地位や名誉を手にするためでもなく・・・

もちろん・・・それらも、あったらええことやねんけど・・・

 

そんなことよりも・・・もっともっと前の段階として・・・

如何なる場合であっても・・・

如何なる場面であっても・・・

 

「我が子に胸を張ってられること!」

 

それを大前提として、人生を歩んできた

 

もちろん・・・今現在も、そこは一切ブレてへんつもりでおる

せやから、今でも・・・明美さん(女房)に・・・

「この選択は・・・REN(長男)に、胸を張ってられるかな?」

「この行動は・・・SO(次男)に、胸を張ってられるかな?」

・・・・・って・・・些細なことであっても、時折、確認することさえある

 

それは・・・なんでなのか?

きっと・・・「結果」じゃなく、己の『足跡』を子供たちに残したいと思ってるからやろな?

 

 

明美さんのお義母さんからもらった、どこかの寺院の冊子に書いとった(俺のバイブルやから、ずっと大切に持ち歩いてるけど(^^))

子供は・・・親の言うことは聞かん

子供は・・・親のやったことしかやらん

・・・・・って

 

 

何が正しいんか?

何が間違ってるんか?

現実社会の中に・・・100点満点の答案用紙なんちゅうもんはない

 

己自身が納得したことが・・・(その時々の)答えなんやと思う

せやから・・・今日の「答え」と、明日の「答え」は違う場合もある

人間は生きてるんやから・・・日々、進化してるんやから・・・「答え」は、違って当然や!

 

ただ・・・「答え」を出す時に・・・

周りに流されることなく・・・楽な方に身を委ねることなく・・・

己自身の(近い&遠い)将来を見据えて考えた方が・・・絶対に、俺はええと思う

今日、やったことも・・・やれへんかったことも・・・すべての物事が、「明日(未来)」につながってしまうんから・・・

 

もちろん・・・

「明日、自分自身が生きてる保証なんかどこにもない!」っていう観点から考えたら、ものごっつい矛盾した話になってしまうねんで?

 

それでも・・・

楽な方を選択したり・・・周りに流されて選択したりすることなく・・・

明日につながる、『過程』を大切にした方が・・・俺は、ええと思うねん

 

 

取り留めのない話になってしもうたけど・・・

俺は、これからも・・・道場生たちに対して、そういったことを伝えていってやりたいと思う

 

詩音!

いや・・・

詩音だけに限らず・・・卒業生諸君!

ほんで・・・道場生諸君!

 

あなたたちの未来が、輝かしいものになってもらいたいと・・・

親父は・・・心から祈ってます!

 

みんな、頑張ってるやろうし・・・頑張ってるのは知ってるけど・・・

それでも、敢えて云うとく

頑張れ!!

 

You Can Do It!

Yey!!

We Can Do It!

Yey!!

ちょっと、時間が経ってしもうたけど・・・

6月12日(土)~13日(日)・・・宮城県立武道館に於いて「中総体 仙台市予選」・・・また、七ヶ浜中学校に於いて「中総体 宮城郡予選」が開催された

結果・・・

啓太(66㎏級)・・・準優勝

樹梨っぺ(57㎏級)・・・準優勝

琳ちゃん(48㎏級)・・・優勝

立っちゃん、海伸、YAMATO、逞、一颯、優音は・・・各階級にて、1~2回戦敗退

・・・・・っちゅう結果やった

 

仙台市は・・・12日(土)に、女子の個人戦を終えたみたいやねんけど・・・

試合が終わって・・・夕方、道場の練習に来て、俺に結果を報告してくれた「樹梨っぺ」の目から、涙がこぼれ落ちてた

 

きっと、彼女は・・・

優勝するつもりで・・・この大会に挑んでたことやと思う

いや・・・

優勝するつもりで・・・日々の練習に取り組んでたことやと思う

 

 

樹梨っぺは・・・恭佑(今春、柴田高校を卒業した)の妹

今現在は・・・身長が高くて、スラッとして、モデルみたいな体形をしてる・・・可愛い子

 

ちなみに・・・同じ兄妹でも・・・

樹梨っぺは・・・8頭身

恭佑は・・・3頭身(笑)

 

恭佑が、柔道をしとったことで・・・ちっちゃい時から、試合会場に来たり、道場の行事に参加したり・・・しょっちゅう、俺とも顔を合わせとったけど、道場に入会することはせえへんかった

 

せやけど・・・

小学校4年生の時に・・・篤さん(親父さん)から、お許しが出て・・・道場に入会してくれた

それから・・・早いもんで、樹梨っぺとは、もう5年の付き合いになる

 

 

その樹梨っぺ・・・数か月前から、エンジン全開で、練習に取り組むようになった

前々から、それなりに一生懸命頑張る子やったし・・・手足も長いもんやから、彼女が放つ「内股」には、目を見張るもんがあったねんけど・・・

数か月前くらいからは・・・誰に言われるでもなく(もちろん、俺は柔道のことに関しては、一切言うはずもあれへんし(笑))、他の誰よりも真剣に取り組むようになりよった

 

でも、ウチの連中(今までの卒業生たちも、そうやったけど・・・)・・・

樹梨っぺに限らず・・・「ある時期」を迎えたら、皆、エンジン全開で取り組ようになりよるんよな?

 

その「ある時期」は、人それぞれ違うけど・・・

でも・・・

「ある時期」まで、あんだけ遊び半分でやってた連中たちが・・・いつしか自分自身でスイッチを入れて、全力で取り組み始める姿勢には・・・俺自身、いつも驚かされる

 

 

俺は・・・常々、思ってるねんけど・・・

『自由』っていうことほど・・・

『不自由』なことはない!

・・・・・って

 

なんでか?・・・

それは・・・「自己責任」として、すべてが己自身の身に降りかかってきてしまうからやな?

 

 

せやから、俺は・・・子供たちに言う

 

「「やる」も「やれへん」も・・・お前らの自由や!」って

ただ・・・

「今、この瞬間・・・この与えられた環境の中で・・・最大限の努力をせえへん者に、輝かしい明日(未来)は、絶対に来えへんぞ!」

「今、この与えられた環境の中で、最大限の努力をせえへん者に、夢を語る資格はないぞ!」って

 

 

これは・・・「柔道」でも、「勉強」でも、「サッカー」でも、「野球」でも・・・みな同じやと、俺は思ってる

 

何事に対してでも・・・

「与えられた環境の中で、最大限の努力をする!」

 

簡単そうに思うけど・・・なかなか難しいことやと思う

だって・・・

『自己責任』とか『感謝の念』がなかったら・・・絶対に、できへんことやからな?

 

 

やらされてるから・・・手を抜くんやろうし・・・

嫌々やってるから・・・成果が上がらんのやろうし・・・

 

その環境があるのとか・・・

その場所があるのとか・・・

仲間がおるのとか・・・

親や先生がおるのとか・・・

その場所に行けるのとか・・・

それらを、これっぽっちでも「当たり前」なんて思っとる内は・・・なかなか、できへんことやろうと俺は思う

 

 

せやから・・・

毎回毎回、道場の練習前や練習後の整列の時に・・・

冗談を交えながら話してる、俺の「くだらん談義」を・・・

ちゃんと聞いてるか?・・・聞いてへんか?・・・でも、だいぶ違うはずや

 

誤解を恐れずに記してるけど・・・

これは・・・俺が、「大事なこと」「素晴らしいこと」を言うてるってことではなくて・・・

「親」以外の「第三者」が言うってことに・・・大きな意味があるっていうことやで?

 

 

ほんで・・・ちゃんと聞いてる者たちも・・・

それを、どのように受け止めてるんか?

ほんで、心の中のどこに位置づけてるんか?

 

それは・・・子供たち、皆それぞれなんやろうけど・・・

ちゃんと話を聞いてて・・・それらの「点」と「点」が「線」で結ばれ始めた時にこそ・・・

「ある時期」を迎えるてくれるんかも知れへんな?

 

そう・・・

『自己責任』っちゅうもんと・・・

自分を取り巻く、すべての方達に対しての『感謝の念』っちゅうもんを・・・

しっかりと、背中に背負い込んでくれて・・・

 

 

 

話が脱線してしもうたな(^^;)

 

いずれにしても・・・

樹梨っぺ!

県大会まで・・・あと2週間、追い込める時間がある

 

人に追い込まれるんやなくて・・・

己自身で・・・己自身を・・・どこまで追い込めるんか?

そう・・・

己自身に、ウソをつけへんことが大事なんやぞ!

 

自分自身を、大きな大きな舞台に連れていってやれ!

 

親父は・・・

その姿を見せてもらえることに、「希望」を持っとくよ

 

You Can Do It!

Yey!!

We Can Do It!

Yey!!

 

 

 

 

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