2016年 10月

「競争社会」に立ち向かう逞しさ

世の中、ホンマに「競争社会」って言われてる

仕事、教育、スポーツ、なんの世界でも「競争」という言葉が付いて回る

企業競争、教育競争、スポーツ競争・・・いずれ、近い将来、大半の子たちが、そういう中に飛び込んでいくことやろう

せやけど・・・

小学生・中学生に対して・・・大人が客観的に見えてるもんを、ナンボ説明しても・・・自分自身で、身を以て経験してへんことを、完全に理解できるわけがない

せやから、今は・・・目に映る度合いの、自分が目指す場所、自分が目指す相手を定めて、切磋琢磨することを怠らず、自分を成長させていくことができたら、ただそれでええんとちゃうんかな?

今は・・・決して諦めることなく、たとえ「負け」が続いたとしても、自分を鼓舞して、一生懸命立ち向かっていける「勇気」を手に入れてもらう時期やと思うなぁ~

 

 

世の中が思うようにならないことの自覚

世の中、自分の思い通りに事が運んだら、どんだけ楽なんやろう?

恥ずかしながら・・・俺自身、今でも、しょっちゅう、そんな風に思うよ

せやけど、そんなことはありえへん

どんだけ努力しても叶えへんこと・・・どんだけ一生懸命になっても伝われへんこと・・・どんだけ頑張っても報われへんことetc・・・

自分の思い通りにはなれへんっちゅうことを、重々理解してもらいたいなぁ~って思う

 

 

心(気持ち)の強さ

どんな困難なことがあっても、心(気持ち)が折れることなく立ち向かっていけるように・・・

柔道を通じて、強い「心」を培ってほしい

たとえ、「負け」が続いたとしても・・・何べんも何べんも立ち向かっていくしぶとさ

ほんで、「今に見とけよ!」・・・そう思える心が、人を成長させるんやと俺は思う

諦めることなく、前に前に進んでいってほしい

 

 

感情(怒り・欲求等)の抑制

もしも、感情を抑制することなく、怒り散らして、暴れまくったら、どないなる?

そらぁ、大変なことが起こるよ

その「感情の抑制」ができへんから・・・人を殺してしまったり・・・物を盗んでしまったり・・・してしまうんとちゃうんかなぁ~?

せやから、如何に「感情を抑制」することができるんか?

自分の思い通りにはいかへんことを自覚して・・・ちゃんと、「感情を抑制」せなアカンで

 

 

他人に対する思いやり

人は、独りでは生きていかれへん

人と人との間がつながってこそ、「人間」になるんやから・・・

「人間社会」では、相手を思いやる心は、ものごっつい大切やと思う

自分の利欲、目先のことばっかり考えんと・・・自分に重ね合わせて、自分が「嫌や!」って思うことは他人にはせず・・・相手を思いやること

「天国と地獄のスプーン」の話やないけど・・・与えるものは与えられ、与えられるものは与える・・・その人の心構えとか、態度・対応によって、その人のおる場所が「天国」にも「地獄」にもなるっちゅうことやで

 

 

『辛抱』と『努力』をすること

「辛抱」と「我慢」は、よう似てる言葉やけど・・・俺は、違うと思ってる

「辛抱」とは・・・辛さを抱いて、目標に向かって突き進んでいくこと!

せやから・・・どうか、自分の将来を見越して、「辛抱」をしてほしい

 

「努力」の「努」は・・・「女」「又」「力」って書く

女性(「女」)が子供を産む時に、命がけで股(「又」)に力(「力」)を込める(『努』)

それくらい「力」を入れろ(『力』)

それが・・・『努力』

もちろん、これは・・・俺の勝手な解釈やから、正しいもんではないねんけど・・・

俺は、『努力』っちゅうもんは、それくらいの覚悟でせなアカンもんやと考えてんねん

 

せやから、『辛抱』と『努力』を怠るな!

 

 

不平不満を云わぬこと

不平不満を言い出したら、きりがあれへん

そんなもん、グータラグータラ吐き出す暇があったら、物事をポジティブに捉えて、前に前に突き進んだ方が絶対にええと思う

例えば・・・

「俺は、体が小さいから・・・」

「私は、力が弱いから・・・」

「あいつは、お父さんが柔道をしてたから・・・」

「あの先生は、教え方が下手やから・・・」

「あの教科さえなかったら・・・」

そんな、しょうもないことを、吐き出しても・・・世の中、思うようになれへんねんから・・・

不平不満を云わんと、一生懸命頑張れ!

 

与えられた環境の中で最大限の努力をすること

週に2回の練習時間を言い訳にしたらアカン

隣の畑は良く見えるけど・・・その畑に移ったら、何事もうまくいくっちゅうもんやあれへんで

「今」、与えられた環境の中で、最大限の努力をせえへん奴は、どこに行ってもいっしょ!

もっと言うたら・・・「今」、やれへん者が、「明日からやります! 1か月後からやります!」って言うたかって、できるはずがない

「今」やる奴は、環境なんか、言い訳にはせえへんねん!

 

勘違いしてほしくないねんけど・・・

俺は時々・・・

「彼らの「その時」は「今」じゃないんやろう?」

「「今」は、そこまで躍起にならんでもええねん!」

・・・って書くけど・・・・・

その「今」っちゅうのは・・・「徹底的に、結果を求めるのは「今」じゃないよ!」って言うてるだけであって・・・

「与えられた環境の中で、「今」、一生懸命頑張る」ことは、彼らの将来の糧になるべく、絶対に怠ってはいかんことやとは思ってるで!?

 

ナンボ頑張っても、成長途中である彼らにとっては、心身の成長度合い(それも、本人に与えられた環境)によっても、ものごっつい「結果」が左右される時期であるやろう

せやから、「高校生、大学生になった時、また社会に出た時・・・そうやって、周りとの心身の成長が一律にそろった時に、死に物狂いで努力して、『結果』をもとめてこそ、価値のあるもんなんとちゃうんかな?」ってこと

 

だから俺は・・・無理強いはせえへんし、躍起になることもせえへん

「今」は・・・自分が選んだ道、自分が選択した場所・・・そう、「与えられた環境の中で、最大限の努力をする」

それさえ覚えとったら、どんな環境でも、最大限の努力ができる人になるはずやよ

せやから、「今」は・・・ただ、それだけを怠らへんかったら、それでええねん

 

 

弱い者いじめをしないこと

当然やわな!?

自分より弱い者をいじめるなんてことは、以ての外や!

 

おまけに、もっと質が悪いのが、徒党を組むことや

突っ張るんやったら、独りで突っ張れ!

自分が弱くて、信念がない奴ほど、徒党を組む傾向があるよなぁ~

人間も動物やから、本能で「群れを成す」ことは、否めへんけど・・・

せやけど、人間やからこそ・・・何事も、徒党を組んでしか行動できへん者には、人は集まってけえへんと思うよ

 

ほんで、人や場所を見て行動するな!

相手が誰であろうと・・・どんな場所であろうと・・・同じ行動を取らなアカンねん!

 

いずれにしても・・・

単独やろうが・・・徒党を組もうが・・・

自分より、弱い(体力、立場等)者を、いじめるなんて、以ての外や!っちゅうことや

 

 

 

嫌なことがあった時、『北岡道場』を頼ること

特に、学校生活に於いての「いじめ」「仲間外れ」など・・・形はどうあれ、存在するのは事実やな

せやから・・・道場の仲間、道場の先生を頼りにして・・・何かあった時は、必ず相談すること

独りで悩んで、良からぬことを考えるな!

要するに・・・「自ら、命を絶つな!」ってこと

 

殴られた痛みは、腫れが引いてきたら、ある程度は少なくなってくる

せやけど・・・

心に傷を負った痛みは・・・ある意味、体に大怪我を負わされることよりも辛い時がある

心の傷は・・・負った者にしか分かれへん

一生、消えへん傷さえある

 

でも・・・「家族」や「仲間」がおったら、その傷は、限りなく癒されるねんで

せやから・・・『北岡道場』を、必ず頼ってほしい

ほんで、また・・・卒業してからも、立ち止まることを余儀なくされた時・・・「ここ(北岡道場)」に帰ってくることで、何かに気づき、何かを思い出し、前に進む材料になれるような・・・そんな大切な場所であってほしいと願うよ

 

 

 

 

 

『北岡道場』では・・・練習を始める前の整列の時、以上の道場訓を全員で斉唱してる

子供たち(特に、ちっちゃい子)にとったら、いったい何を唱えさせられてるんか?さえ分かれへんかも知れへん(^_^;)

せやけど・・・全員で斉唱する

ほんで、時々、今書いた内容を説明するねん

 

それでも、きっと分かれへんことやと思う

せやけど、俺は説明する

 

彼らが、本当に困った時、これらのことを少しだけでもええから、思い出してくれたら・・・

彼らが、やがて大人になった時、これらのことの意味を、自ら考え始めてくれたら・・・

そう思って・・・彼らを、未来で待つつもりで・・・斉唱するようにしてるし、時々説明もしてる

 

 

 

親になって、我が子を教育、子育てし始めて・・・21年!

道場設立し、教育者になって・・・10年!

 

今、道場に在籍してくださってるご父兄の皆さんよりは、「子育て」「子供の教育」という観点では、ちょっとだけ経験値が多いんやろな?って、自負がある

せやから・・・一歩引いた位置から、客観的に見えるものも、皆さんよりは多いと思う

 

 

子供に対する「教育」「子育て」っちゅうのは・・・

足元ばっかり見とったら、迫りくる崖が見えへん場合がある

せやけど・・・

背伸びして、遠くばっかり見とったら、足元の小石につまづく

分かってはおるねんけど・・・親や指導者は、そこを見失ってしまうことが多々ある

 

 

しょうもない例え話やけど・・・

スーパー銭湯で、「ええ湯加減」の風呂に、長いこと浸かってたら・・・いろんな人や人間模様、いろんな物事、ほんで良くも悪くも経験が、入れ代わり立ち代わり見えてくるもんやねん(^^)

熱過ぎるサウナには、長いことは入ってられへんし・・・冷た過ぎる水風呂にも、長いことは浸かってられへん

 

俺は・・・だいぶ長い間、「ええ湯加減」の風呂に浸からせてもらってるから・・・サウナから、大汗流して出てくる人・・・水風呂で体を冷やす人・・・滑って転ぶ人・・・いろいろと、この目で見てこさせてもうた

せやけど・・・すべての人が、最後は風呂から上がっていく

そう・・・子供が成長するにしたがって、皆が最後は「子育て」を終えていくねんな

 

ほんで、また・・・子供も然り・・・

そのプロセスで・・・

親に、嫌々サウナに連れていかれてた子は、「サウナは熱くて嫌な場所」ってしか認識できてへん子もおる

また・・・

親のそばで、「ええ湯加減」の風呂に、ずっと大人しく浸かってる子も、これまた問題やわな?

それでも・・・全ての子供たちは、やがて成人して、社会に出ていくねんよな

 

 

大人は、スーパー銭湯って、こんな場所やって理解できてるけど・・・

子供にとったら・・・スーパー銭湯は、アミューズメントパークと変わらんやん?

せやから・・・大きな風呂で泳いでみたり・・・水風呂で水を掛け合ったり・・・露天風呂で遊んでみたり・・・

でも、それこそが・・・子供にとっての、掛け替えのない「経験」になるんやないんかなぁ~?って、俺は思うねん

 

サウナのドアを開けたり閉めたりしてたら、オッサンに怒られる

水風呂の水をジャブジャブやって、オッサンに掛かったら、「冷たいやないかっ!」って怒られる

湯船にタオルを入れてたり、潜ったり、泳いだりしてたら、オッサンに怒られる

たかだか、銭湯でも・・・オッサンに怒られて、ルールを学ぶことが、ぎょうさんある

 

大人になったら・・・

汗を流したくて、サウナに入ることもあるやろうし・・・

水風呂で、頭と体を冷やさなアカンこともあるやろうし・・・

電気風呂で、腰に電気を流さなアカンこともあるやろうし・・・

ほんで、また・・・露天風呂で、星を見ながら「ゆとり」を感じることが必要な時もあるやろう

そない考えたら・・・やっぱり、大人になった時、スーパー銭湯の楽しみ方を、ぎょうさん知ってる人に育ってほしいやん!?

 

「ええ湯加減」の風呂に、長い間浸からせてもらってたら・・・いろんなことが、いろんな視点で見えてくるもんやねん(^^)

 

せやけど・・・俺は、まだ、「ええ湯加減」の風呂に浸かって、いろんな人や物を見てる段階やけど・・・

俺の親父(道場設立30数年の道場長)は・・・もう既に、風呂から上がって、扇風機の前に立って、コーヒー牛乳飲みながら・・・

俺も含めて、風呂の中で右往左往してる人や物を、きっとガラス越しに眺めてるんやろなぁ~(^_^;)

 

 

熱過ぎてもアカンし・・・冷た過ぎてもアカンねん

「ええ湯加減」が、一番長い間、浸かってられるねん(^^)

 

人生も同じ・・・

どんな場面であれ・・・最後まで残って、笑ってられるのがええんとちゃうんかな?

 

子供の頃の自分・・・今現在の自分・・・いろんなことを重ね合わせて・・・

そういう観点で、「子育て」「教育」に携わってみたら・・・

結構・・・親や指導者の方が、子供たちよりも、もっともっと学ばなアカンことが多いような気がするのは・・・俺だけなんかな???

 

親も指導者も・・・一生、彼らの面倒を見ていく訳にはいかへんねんから・・・

俺は、次の『師匠』にバトンタッチするまでの間・・・「今」伝えてやらなアカンことを、見失わんようにせんとアカンと思うねんよなぁ~

 

親は、もちろんやけど・・・子供の頃に、深い接点を持った教育者も・・・子供の心に、多大なる影響力を及ぼすはずや

 

子供は、いずれ・・・

親の言う通りに、行動せえへんようになる

親のした通りにしか、行動せえへんようになるねん

 

「その親にして、その子あり」よ

責任重大やで・・・ホンマ(^_^;)

 

 

元気出していこう!

READY! GO!!

 

 

 

 

 

 

 

 

10月9日(日)・・・講道館に於いて、上記の大会が開催され・・・北岡道場から、「小野崎 倭」が出場させていただいたimg_9994

 

宮城県内で、団体戦(4・5・5・6・6年)を行い・・・優勝チームから2名、2位・3位・3位チームから1名ずつ選出され、県の代表として団体チームを組んで挑む大会

県大会で優勝した大崎柔道クラブの選手を筆頭に、下記の選手たちで、全国大会に挑んできた

 

先鋒:佐々木選手(若柳柔道スポーツ少年団)

次鋒:工藤選手(大崎柔道クラブ)

中堅:島野選手(仙台柔友会)

副将:小野崎 倭(北岡道場)

大将:渡邊選手(大崎柔道クラブ)

 

結果は・・・・・

残念ながら・・・1回戦で、長野県チームに1-0(指導1の差)で惜敗やった

 

 

俺も、今回は・・・SOと二人、講道館まで応援に行かせてもうた

「今回は・・・」???

 

少年柔道の全国大会が、各地で開催されるたびに、他県で道場を運営してる後輩から電話が掛かってきては・・・

「先輩・・・「北岡道場」から生徒が出場してるのに、会場に来てなかったじゃないですか!?」とか・・・(^_^;)

会場に出向いてる時は(先日も、茨城の後輩に言われたねんけど・・・)・・・

「先生・・・今日は、来てるんですね?(笑)」とか・・・(^_^;)

 

ものごっつい、適当な監督やと思われてるみたい(恐らく、宮城県内の方も、そない思ってる方もおるやろうなぁ~(^_^;))やから・・・

もう時も過ぎたし、今は笑ってられる状態になったから・・・過去を振り返りながら、この場を借りて弁解さしてもうとくわ(^^)(^^)(^^)

 

 

約3年ほど前からかな?

ウチの道場から、(小学生・中学生含め)全国大会、東北大会に、多数参加させていただくようになったんは???

3年前は、確か「広島県」で、「全国小学生学年別柔道大会」が開催されたはずやったと思うねんけど・・・

 

その年の6月頃?・・・ウチの会社に激震が走った

接骨院業務と共に、「2本柱」で稼働してた「訪問マッサージ事業」が、ある事情で稼働できへんようになってもうたねん(^_^;)

しかも、その年の頭から動き出し・・・銀行から、1000万近い金額を融資してもらって、新たな接骨院(分院)を開院(5月)した矢先の出来事やった

 

 

もちろん、駆け出したばっかりやから・・・新たな接骨院(分院)は、利益を生むはずもなく、融資してもらったお金は、毎月毎月どんどん減っていく一方(^_^;)

「2本柱」って言うくらいやから・・・「訪問マッサージ事業」の不稼働による、会社の傾きたるや、そらぁもう、激しいもんやった

 

そのうえ、悠葉先生(長女)は東北高校在学中、REN(長男)は和歌山北高校に入学したばっかりで寮生活、YAMATO(三男)も幼稚園に行ってた時やったから・・・毎日毎日、毎月毎月、湯水のようにお金が出ていく時期でもあったねんな

正直・・・俺と明美(妻)は、八方塞がりの状態やった

 

限りなく、時間の制約があったもんやから・・・彼女(明美)が、働きに出ることは、非常に困難やった

せやから、俺らは・・・

一つ1円にもなれへんような内職(箱を折ったり、書類を折ったり、ティッシュを詰めたり)を、接骨院業務が終わってから、毎晩毎晩、夜中遅くまでやったり(1年くらいは、続けたんとちゃうんかなぁ~?)・・・

当然、日曜・祝日は返上で・・・時間の許す限り、予約を受けて接骨院を開けた

 

「道場を売却せなアカンのかなぁ?」

・・・恥ずかしながら、そう考えざるを得んくらい、俺らは窮地に追い込まれとった

 

逆に・・・

「道場を売却したら、どんだけ楽になることやろう?」

正直・・・そない思ったのも、一回や二回じゃなかった(ごめんなさい)

 

でも、それだけは、できへんかった・・・

「できへん」って言うより・・・絶対にする訳にはいかへんかった

 

たとえ、スタッフが起こしてしまった事案で、事業が続けることができへんようになったとはいえ・・・元は??というたら、自分が蒔いた種やから・・・「責任」は、『長』である自分自身にある

せやから・・・その「責任」(尻拭い)を、道場の子供たちに被せるわけにはいかへんかったんや

 

俺らは・・・車を売却して、洋服に始まり売却できるもんは、すべてネットオークションに出品して、接骨院待合室の新聞の購読を切り、保険を解約して、食べる物を限りなく節約してetc・・・とにかく、お金を作った

せやけど・・・作っても作っても、出ていくもんが多すぎて・・・銀行に頼んで、ランニングコストを落とす手配をしてもらい・・・せっかく立ち上げた新しい接骨院を売却して・・・・・毎日毎日、平静を装うのが、メッチャしんどいと思うくらい、崖っぷちに立たされとった

 

「とにかく、道場だけは潰すわけにはいかへん!!」

道場生、OB生、また、良くしてくれる父兄の方々のためにも・・・

せやから・・・

道場生はもちろん、道場のご父兄の方々にさえ、誰にも悟られんように、俺と明美はポーカーフェイスを装ってた

 

それでいても・・・内外部から聞こえてくる・・・

「全国大会には、同行しない監督」

「自分の息子が出場する時以外は、どうでもいい監督」等々・・・

 

ウチの道場の父兄達は、聞こえてくる「その内容」を、スルーしてくれてたのか? 俺を信頼してくれてたのか?

いずれにしても・・・「道場を売却せなアカンかも知れへん?」状況を、せっかく子供たちを預けてくださってる皆さんに悟られて、心配させるわけにはいかへんかったから・・・・・

「俺が行かんでも、宮城県チームの監督がおるやろ?」

「俺のアドバイスがなくても、独りで戦えるやろ?」

そない言うては・・・子供たちに対する申し訳なさを、ずっと噛みしめながら・・・俺は、内外部から聞こえてくる声に、ずっと我慢するしかなかった

 

余談やけど・・・

その年の秋に・・・和歌山のお義父さんが、白血病で倒れてる

ホンマに、悪いことっちゅうのは、重なるもんや・・・

せやのに・・・明美を、その場に行かせてやることもできへん「情けなさ」は・・・言葉で言い表されへんくらい、ホンマに刹那かった

ほんで、また・・・

遠く和歌山で、独りで頑張ってるRENの試合に関しても・・・高校在学中の3年間に、俺らはたったの一度(最後の高校総体)だけしか見に行ってやられへんかった

せやから、俺は・・・彼の最後の試合の後、「ずっと、独りで戦わせてきて・・・ゴメンな」って、自分より大きくなったRENを、思いっきり抱きしめて、涙した覚えがある

 

そんなに苦しい時期であっても・・・人の口には、戸を立てることはできへん

人は、「現実」を見て判断するのは当然・・・せやから、何を言われても、しゃあない状況ではあったねんけど・・・

それでも・・・そんな時期やったからこそ、聞こえてくる「心無い内容」には、ホンマに愕然とさせられたし、「人」を恨みそうになったことさえあったなぁ~

 

 

その翌年の「岩手県」での「全国小学生学年別柔道大会」は・・・ようやく、事業の足元が少しずつ固まり始めた頃やったけど、それでも、喜び勇んでは、よう行かへん状況は続いてた

せやけど、その年は・・・あるご家庭(道場生)の家族旅行に、ちょっとだけ便乗させてもらえることもあって、会場に足を運んで、選手たちのセコンドに付いてやることができた

 

 

また、その翌年(昨年)は・・・「山梨県」での「全国小学生学年別柔道大会」、「講道館」での「日整全国少年柔道大会」があったねんけど・・・

会社の傾きも、かなり立ち直ってきて、事業の状況的には「道場を売却せなアカン」なんてことは考えることも少なくなって、ある程度の融通も利く状態には戻ってきてた

せやけど・・・

実は、この年が俺ら(北岡家)にとって、一番の難関な年やったねん(^_^;)

 

2年前、会社に激震が走った時から・・・何が何でも、「この年」に、彼に頭を下げて謝らなアカンことだけは避けたい

せやから・・・与えられた環境の中(身動きが取れる限界の中)で、最大限の努力を怠ることなく、「この年」に照準を合わせて踏ん張ってきた

「たら」「れば」は、言うても、しゃあないことやけど・・・

あのまま、何事もなく事業が進んどっ「たら」・・・そんなに切羽詰まった状況に陥ることはなかってんけど・・・

せやけど・・・神様が、俺らに与えた「試練」やったんか?

それとも・・・神様が、調子に乗っとった俺らに落とした「雷」やったんか?

いずれにしても・・・俺らにできることは、与えられた「現実」を、自らの力で少しでもいい方向に向かわせるよう、立ち向かうことしかなかった

 

せやから・・・

この年を乗り切らんと・・・俺自身、一生後悔するやろうし、彼自身にも、一生後悔させてしまうやろうから・・・ホンマに必死な年やった

「最後の切り札に・・・」と、残してたファミリーカー(ハイエース)を売却して、できる限りの「現金」を手元に置いておく必要があった

(それに伴い・・・家族5人いるにもかかわらず、ウチのメインカーは軽自動車になってもうた(^_^;))

そう・・・RENの大学進学を決める年やったねん

 

どこの大学に行くのか?

どれだけの学費がいるのか?

寮はあるのか? それとも、アパート住まいなのか?

融資は受けれるのか?

奨学金は借りれるのか?等々・・・

寮がなかったら、どんだけ安く見積もっても・・・学費を月割りして、家賃、生活費、遠征費等々・・・月々、17~18万円はいるやろう?

おまけに・・・初年度は、入学金、教科書代、大学の柔道衣、引っ越し費用、生活に必要なものを購入等・・・その他に、ざっと100万円は出るやろうし・・・

 

事業が傾いて、やっとの思いで立て直しはしたけど・・・個人の貯金は、会社の立て直しに補てんしたから、すっからかん

「ホンマに、困難を極めるであろう」・・・大変な年を迎えてた

 

さすがに、昨年出場した、タケルの親父さん(ヤマタケパパ)とJOEの親父さん(太郎さん)には、内情を話して、了解をいただいてたけど・・・

それでも、ものごっつい心苦しかったのは、事実やったなぁ~(^_^;)

 

タケルとJOEに限らず・・・

東北大会に行ってやることができへんかった、沙季ちゃん

広島の大会および、東北の強化合宿にさえ行ってやることができへんかった、瑛美

ホンマに、申し訳ないことをしたと思ってる

 

せやけど・・・お陰さんで今、「そんなこともあったなぁ~?」って振り返りながら、道場を続けていけてるから・・・どうか、「よし」としてほしい(^_^;)

でも、ホンマに申し訳なかった・・・・・ゴメン

 

 

 

そんなこんなの、誰にも打ち明けることのできへん時期を、黙って過ごしてきたねんけど・・・

今年は・・・ヤマトの応援に行かせてもらうことができた(^^)

(まぁ、事業の方も・・・軽く、左団扇(札束の(笑))で扇げるくらいになったからなぁ~(^^)(笑)(笑)(笑)(^^))

 

冗談はさて置き・・・(-_-;)(-_-;)(-_-;)

 

何とか、事業の方も落ち着きを取り戻したし・・・今春から、悠葉先生も短大を卒業して働き始めてくれたし・・・RENの進学に対して、融資も受けれたし、奨学金も入学後から降り始めたし・・・

私事やけど・・・悠葉先生の協力もあって、この夏、普通自動車を購入することもできたしな(^^)(^^)

ようやく、普通に行動(生活)できるレベルには戻ったかなって感じかな?(^_^;)

 

※「今」になったから書けたことやし・・・それに伴って、長々と言い訳がましく書いたけど・・・・・

せやけど・・・これは「ノンフィクション」やから(笑)・・・

皆さん! 「子供に・・・大学でも、柔道をさせてやってもらいたい!」って考えてる方は・・・この先は、ホンマに覚悟しといた方がええでぇ~(笑)(笑)(笑)

 

 

 

せやけど・・ホンマに、講道館まで応援に行って良かった

もちろん、監督ではないから、観覧席からしか見られへんねんけど・・・

それでも、ヤマトに「楽しんで、戦ってこい!」って、いつも通りのコメントを叫んでやっただけで・・・ヤマトは顔つきが変わったし、物怖じすることなく、正々堂々といつも通りの柔道をしてくれてたから・・・

せやから・・・それだけで、ホンマに行って良かったって感じることができた(^^)

 

ほんで、おまけに・・・宮城県チームの他の選手に対しても、「勝ち負けなんか、関係ないんじゃ! 思いっきり、いけっ~!」って・・・俺の勝手で独断的な考えを、講道館で叫び散らしてきたよ(^_^;)

 

 

彼ら5人は・・・この先、柔道を続けていったら、きっとどこかで、チームメイト(仲間)になるやろう

今は、宮城県内で試合をする時は、お互いにガチンコでやり合って、切磋琢磨せなアカンけど・・・

せやけど、近い将来、きっと「仲間」になるであろう彼らのことを・・・必死で応援できたことを、俺自身も、ものごっつい嬉しく感じることができた時間やった

 

 

 

 

ほんで・・・やってまいりました!!「この時間」!!(^^)img_9991

講道館の前の「嘉納治五郎」先生の銅像の前で記念撮影をして、宮城県チームとして解散したはずやのに・・・

チーム5人+SOも加わって・・・向かうは、「東京ドームシティアトラクションズ」

 

親御さんの了解を取ってか?取らずか?・・・子供たちの向かう先は「東京ドームシティアトラクションズ」(笑)

遊びの時間に関しては、十二分に能力を発揮する「北岡道場」の小野崎君A(ちなみに、小野崎君Bも、相当なセンスの持ち主)

そこに、北岡君まで加わるもんやから・・・遊ぶ能力は二乗、三乗と果てしない(何しに来たねん!? お前ら・・・(-_-;))

 

今日・・・初めて話した者同志でも、まったく関係ない(特にSOは、前日からいっしょに過ごしてるわけでもないのに・・・大瑶(工藤選手)なんか、SOに引っ張りまわされてたもん(^^))

肩を組んで歩いて、いっしょに乗り物に乗って、お化け屋敷に入って・・・

それぞれが、それぞれの場所で、「柔道」というもんを一生懸命頑張ってることを、お互いに認め合ってるが故に、目には見えへん「絆」が、きっと彼らを結びつけるんやろなぁ~(^^)

 

結局・・・PM1:00過ぎから、約4時間

彼ら全員、遊びに遊びまくってたよ(^^)

 

 

 

仙台駅に帰ってきて、ホームを歩いてる時・・・ヤマトが、ポロッと言いよった

「あぁ~、楽しかった!(^^)」

宮城県の代表として、試合(東京)に行ってるんやから・・・失礼は百も承知で書かせてもらうけど・・・

俺にとっては・・・ものすごく、嬉しいコメントやった

 

出発前のブログ「大和魂!」にも書いたとおり・・・彼ら5人は、きっと「何か」を手に入れてくれたはずやと俺は思う

会場で応援させてもらったこともあり・・・彼らの感情が揺さぶられたことは、手に取るように分かる(俺も、そんな場所で同じような気持ちで戦ってきたからこそ、なおさら分かるねん)

ほんで、そのうえで・・・「仲間」「絆」を手にすることができたんやったら、さらに合格点やん!?

 

浮足立った試合内容は、鮮明に覚えてなくても・・・「仲間」と共に畳の上に立った瞬間、「仲間」と共に過ごした時間は、彼らにとって、きっと掛け替えのないものになってると思う

『感動』とは・・・感じて動くこと

彼らの心は・・・きっと『感動』したはずやよ

 

せやから・・・彼ら5人+α、小さな戦士たちを、ホンマに素晴らしく「誇り」に思える

 

 

また、みんな・・・それぞれの場所で、「切磋琢磨」しようやないか!?

ほんで、また・・・試合会場で、ガチでやり合おう!

 

ヤマトとSOに代わって言うとくわ(^^)

みんな、それぞれの場所で・・・

元気出していこう!

READY! GO!!

 

 

 

 

img_7377 小僧&煌 良かったね(^^)

img_7390 高井選手・・・ちっちゃくなってるやん!(^_^;)

img_7580 開ちゃん・・・背負い投げ!(笑)

img_7531 琳ちゃん・・・怯むな(^^)

img_7648 齊藤先生(仙人)、ありがとうございます!

img_7645 ゆみちゃん・・・メッチャ、サインねだってるし・・・(笑)

img_7652 沙季先輩と滉太先輩まで、知らん間に来てたし・・・(^_^;)

img_7654 悠葉先生まで・・・仕事ちゃうん!?(^_^;)

img_7596 パパラッチの皆さん(^^)

img_7516 びび・・・背負い投げっ!

img_7452 「肘の裏」って・・・太暉・・・(-_-;)

img_7592 減量中の土井選手の練習風景も見せてもうた(^^)

img_7464 現役一流選手の「背負い投げ」も受けてみた・・・ヤ・・ヤバイな・・・(^_^;)(^_^;)(^_^;)

img_7359 啓太&唯斗(^^)

img_7525 SO・・・「本気」と書いて、「マジ!」(笑)

img_7395 柊&皓(^^)

img_7640 詩音も清春も、ちっこく見えるもんな(^_^;)

img_7650 貴行、ありがとうやで(^^)

img_7642 紳ちゃん、土井選手とメッチャ仲良くなったでなぁ~(^^)

img_7426 海士、真剣やねぇ~(^^)

img_7403 元・・・あんまり、貴行に近寄るな! アホうつるぞ(-_-;)  RITOと清春は、もう手遅れや(^^)

img_7512 啓太、ええ経験やったな(^^)

img_7629 全員で!!

元気出していこう!

READY! GO!!

 

 

10月6日(木)・・・道場の練習日とは違ったねんけど・・・

和歌山県の国体チームが、道場を訪問してくれたから・・・臨時で練習をしたねんimg_7640

 

和歌山県の国体チームの監督は、俺の「和歌山北高校」時代の同級生(阪部貴行先生)

コーチは、天理大学卒業の「和歌山県立桐蔭高校」柔道部監督の齊藤光重先生

ほんで、選手として・・・

高井洋平選手

土井健史選手

一ノ瀬太暉選手

・・・・・以上の5名の方が、道場を訪問してくれた

 

高井洋平選手の「大外刈り」の説明img_7663

土井健史選手の「背負い投げ」の説明

一ノ瀬太暉選手の「一本背負い」の説明(通訳が必要(笑))

(※一ノ瀬選手は、阪部先生が和歌山北高校の教員時代の教え子で、REN兄ぃの先輩)

 

 

ほんで、皆さんが散らばって、各個人に手取り足取り、技を指導してくれた

高井選手、土井選手は、日本の代表として、世界の舞台でも活躍された方やし・・・ホンマ、道場生にとっては、貴重な経験になったんと違うかなぁ~って思うわ

ちなみに、貴行(俺は、阪部先生のことを、そない呼んでる)も、アホなことばっかり言うとったけど・・・あいつも、現役の頃は、警察大会2連覇して、全日本選手権ベスト8?、ほんで嘉納杯も入賞してるはずや(今は、アホなお笑い芸人擬きやけど(^_^;))

ほんで、齊藤先生も・・・俺らが高校3年生の時に、天理大学を卒業されて、和歌山県教員になってきた方やから、よう和歌山北高校に練習来てくれて、稽古してもうたねんねんけど・・・・・高校時代は、インターハイチャンピオンやったし、大学時代も、全日本ジュニア体重別も優勝されてる・・・実は、メチャメチャすごい方やねんで(今は、仙人みたいやけど(笑))

 

今年、岩手国体があったこと・・・貴行が、和歌山県国体チームの監督やったこと・・・前年に和歌山国体があり、高井選手や土井選手が、和歌山県チームのメンバーとして、今年も和歌山に残っていらしたこと・・・・・いろんなことが、上手いこと重なって、実現できたことやったねんや

 

いずれにしても・・・ホンマに貴重な経験をいただけたこと、心より御礼申し上げます

ありがとうございました!

 

※追伸・・・土井選手のインスタに、今回の訪問を載せてくださってました(^^)

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10月9日(日)、講道館で開催される、『第25回 日整全国少年柔道大会』に・・・「小野崎 倭(ヤマト)」(6年)が、北岡道場の代表、宮城県の代表として、副将のポジションに出場する

 

先日・・・その、壮行会?って言うほどのもんやないけど・・・みんなからの気持ちを、ヤマトに伝えた

もちろん・・・ヤマトも、自分自身の意気込みを述べてくれたし・・・・・

いずれにしても、北岡道場の代表として、気持ちで負けへん戦いをしてきてくれることやろう

 

6年生ともなれば、第二次成長期を迎え始める子も、多々いる中・・・50kg足らずのヤマトが、全国の舞台で活躍できるなんてことは、正直困難やと思う

せやけど・・・「その場所」に立つことに、俺は大きな意味があると思うねん

 

宮城県の代表選手が所属してる道場長としては、そういう発言は、非常に語弊があるかも知れへんけど・・・

それでも・・・各道場から出場エントリーされてる、他の4人の選手にしても、「その場所」に立つっていうことに、メチャメチャ大きな意味があると俺は思うんや

 

宮城県内を、勝ち上がることの難しさ

全国から集まってくる、強豪選手を肌で感じること

その場から、逃げ出したいくらいの緊張感、ほんで、恐怖感

せやからこそ・・・

そこから芽生える、ちっちゃな「責任感」

仲間や親、道場の先生、そして、サポートしてくれるスタッフへの「感謝」の気持ち

戦い終わった時の、安堵感・・・きっと、思い通りになってへんやろうから、噛みしめてる「悔しさ」

 

きっと、普段、感じることのできへん「何か」を、感じ取ってくれるはずやと思う

 

正直言うて、子供の頃の「勝敗」なんか・・・実は、ほとんど無意味なことやと思う

そらぁ、全国のトップクラスに君臨する選手たちは、センスも違うし・・・将来有望な子が、存在することは事実やで

せやけど・・・柔道をやってる子、全員が全員、そないなセンスを身にまとってる訳やあれへんし・・・ナンボ、「努力に勝る天才なし」って言うたかって、やっぱり成長過程やからこそ、この時期ならではの限界っちゅうもんもあるやろうしな

せやから・・・臆することなく、守りに入ることなく、全力で戦ってきてほしいなぁって・・・ただただ、そない思ってる

 

 

柴田高校監督の狩野先生(沙季、夏光、滉太を指導してくださってる先生)のお言葉をお借りしたら・・・

「北岡道場の選手は、負けっぷりがいい!!」

(もちろん、誉め言葉としていただいたねんで(^_^;))

 

 

ヤマト!!

しょうもないプライドを守ることなんていらん!

それどころか、今のお前らに、守るもんなんか、何一つない!

明日につながるように、正々堂々と真正面から当たっていったらええねん

なっ!

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