2019年 8月

8月4日(日)・・・仙台市武道館に於いて、「仙台市スポーツ少年団学年別柔道大会」が開催された

 

30名ほど出場させてもらったねんけど(中学2年生の連中(ヤっさん・しょう吉・紳太郎)は・・・体がちっちゃくて、危ないかな?ってことで、出場は見送った)・・・

 

結果は・・・

小学1年生男子の部(龍・・・3位 亮・・・3位)

小学校3年生男子の部(開ちゃん・・・3位)

小学4年生男子の部(煌KIRISAWA・・・準優勝)

小学5年生男子の部(YAMATO・・・準優勝)

小学2年生女子の部(KOKO・・・優勝)

小学6年生女子の部(琳ちゃん・・・優勝)

中学1年生女子の部(心優・・・準優勝)

こんな感じやった

 

 

入賞者は、こんな感じやったけど・・・みんな、一生懸命頑張っとったと思う

あんな、「ええ加減」な練習をしてる(「ジャンケン投げ込み」とか「大腰おんぶ」とか「くじ引き」とか(笑))割には・・・

ものごっつい、ええ感じの試合が多かったように感じた

 

それに・・・

子供たち全体的に、技のレパートリーが増えたように感じたなぁ?

 

 

子供って、ホンマに不思議な生き物やよな?

全員集めて、技の説明(たとえば「大腰」等)とかを、一生懸命大汗かきながらやった後・・・

「さぁ!やってみよう!」って言うた途端に・・・

「先生、どうやるの?」「先生、何やるの?」っていう始末(^_^;)

 

せやのに・・・

「ジャンケン投げ込み」っていうて・・・

グーで負けたら、「大腰」で投げる

チョキで負けたら、「袖釣り込み・一本背負い」で投げる

パーで負けたら、「大外刈り」で投げる

 

グーで勝ったら、「足払い」で投げる

チョキで勝ったら、「大内刈り・小内刈り」で投げる

パーで勝ったら、「支え釣り込み足」で投げる

 

以前も記したけど・・・

楽しくなかったら意味がない!!

挨拶の声が小さかったり・・・投げる技・・・(足の運びも含めて)を間違えたり・・・気を付けがちゃんと出来てなかったりしたら・・・「アウト!」

 

 

・・・・・そんなルールで・・・

「2連勝(2連敗)したら、「くじ引き」(駄菓子屋の卸問屋で買ってきた、スーパーボールだの水鉄砲の「くじ引き」)をさせてやる!  先着10名だけ!!」とか言うたら・・・

メチャメチャ、頑張って吸収しよるし・・・おまけに、その技を、乱取りとか試合で躊躇なく使うんやから・・・ホンマに、恐れ入るよ

 

そんなこんなで・・・みんながみんな、一生懸命頑張って戦ってくれたことは、俺にとっては、ものごっつい嬉しいことやった!(^^)!

 

 

 

 

そんな中でも・・・

俺個人的に・・・その日、一番の感動をもらったのは・・・

小学校6年生の「琳ちゃん」やった

 

彼女とは、今から約3年前・・・彼女が、小学校3年生の夏くらいからの付き合いになる

 

今現在も、もちろんやけど・・・

当初から、素晴らしい運動能力を兼ね備えとったし・・・ポテンシャルも、ものごっつい高い

 

せやけど・・・

如何せん、体がちっちゃくてなぁ?

3年間・・・まったくって言うてもいいくらい、勝ち星には、ホンマに恵まれてへんと記憶してる

 

 

昨年の「全国小学生学年別柔道大会 宮城県予選」でも・・・

彼女は・・・素晴らしいタイミングの「右背負い投げ」「左一本背負い」が、主軸の技になるねんけど・・・

その大会でも、ドンピシャのタイミングで投げたにもかかわらず・・・「両膝指導」で、ポイント取り消し・・・

ほんで・・・その「両膝指導」の差で、敗北を喫してる

 

 

それでも、彼女の素晴らしいところは・・・決して、努力を怠れへんこと!

おまけに・・・

左右の背負い投げは、もちろん・・・小内刈り・・・大腰・・・内股・・・袖釣り込み・・・寝技・・・

教えた技は、とにかく、まず一生懸命やってみる子

 

もちろん、自分自身に合う?合えへん?はあるけど・・・

それでも、一旦は自分に取り入れて使おうとする・・・ホンマに、「努力」を惜しめへん子やねん

 

 

その琳ちゃんの・・・決勝戦

袖釣り込み腰で「技有り」を獲って・・・守る相手を上手く返して、横四方固めで、合わせ技「一本」

自分が、普段から一生懸命取り組んでることを、きっちりとやり遂げて・・・優勝してきよった

 

 

俺・・・

琳ちゃんが抑え込んでる最中から・・・メッチャ、涙が出てきた

嬉しくて・・・嬉しくて・・・

彼女の普段の一生懸命な姿が、フラッシュバックしてきて・・・ホンマに嬉しくて、メッチャ涙が出てきた

 

琳ちゃんも・・・

勝ち名乗りを受けて、俺の所に戻ってくる途中で、もう既に泣いとった

 

きっと・・・嬉しかったっちゅうこともあったんやろうけど・・・

それ以上に、今まで勝たれへんかったことへの「想い」が、ぎょうさん乗っかってたんとちゃうんかな?

 

せやからこそ・・・

「勝った」ことよりも・・・「大切な何か」が、彼女の心の中に芽生えてくれたんとちゃうんかな?って・・・

俺は、そない思ってるし・・・そない信じてる

 

 

 

いずれにしても・・・

琳ちゃん!

優勝おめでとう!

 

ほんで、俺は・・・

あなたから、大切なことを学ばせていただいた気がします!

 

これから先も・・・柔道を通じて「大切な何か」を手に入れるべく・・・

日々、「辛抱」と「努力」を怠らない人であってください!

 

そして・・・

『光り輝き美しく、澄んだ音を奏でる人』

・・・であってください!

 

 

You Can Do It!

Yey!!

We Can Do It!

Yey!!

 

 

 

 

 

 コラァ~ッ! アップしろっ!アップ!

 

 優! 優音! ウロウロせんと、アップしろっ!

 

 We Can Do It!

 

 何が、そんなにオモロイねん!?(^_^;)

 

 お前ら二人とも、よう頑張ったなぁ!(^^)

 

 いけっ~! 座敷童っ!!

 

 ええぞぉ~! 金ちゃん!

 

 優音・・・アップせんかった割には、よう頑張ったな(^_^;)

 

 煌KIRISAWA・・・素晴らしい「背負い投げ」やったね!(^^)!

 

 YAMATO・・ええ眼をするようになったね(^^)

 

 小僧さん・・・一本背負い! ~返された(-_-;)

 

 柊・・・よう頑張ったなぁ(^^)

 

 開ちゃん・・・お尻にタッチ!!(^^)!

 

 銀ちゃん・・・よう頑張ったなぁ~!

 

 心優も・・・よう頑張った! 準優勝おめでとう!

 

 陽向・・・デビュー戦の感想は???

 

 オネエ・・・強くなってきてるんやぞ! 頑張れ!

 

 みんな、お疲れっ! ありがとう!!

 

 

We Can Do It!

Yey!!

 

 

7月23日(火)・・・宮城県立武道館に於いて、「全国中学校柔道大会 宮城県予選」の個人戦が開催された

今回は、私事で申し訳あれへんけど・・・66kg級に出場させていただいた、ウチの次男坊(心颯:SO)のことについて記そうと思う

 

 

2歳?くらいから、オムツの上に柔道衣を着て、道場内をチョロチョロしとった彼も・・・今年は、中学3年生

最後の中総体は・・・

3位入賞という結果になり・・・東北大会に出場させていただくことになった

 

 

せやけど・・・

中学に入学してから、ここまでの道のりは・・・彼にとって、メチャメチャ「棘の道」やったことと思う

 

本人の一番の武器である「背負い投げ」に対する、「両膝指導」の反則が、ものごっつい厳しくて・・・

 

新人戦、県下体重別、仙台市予選・・・

すべての大会で、上位に食い込んではおったけど・・・大事な場面では、悉く「両膝指導」で反則負けを喫してきた

 

しかも・・・

「背負い投げ」で投げて・・・主審が「技有り」「一本」の判定を下してる(副審2人も、何のジェスチャーもなし)にも拘らず・・・ジュリーからの要請によるビデオ判定で、判定が覆ることが何べんもあって・・・

 

そんな状態やったから・・・今回、彼が出した決断は・・・

「「背負い投げ」(右の低い諸手背負い)を封印して、県大会に挑む!」

・・・っていうことやった

 

 

6月の仙台市予選・・・準決勝で両膝の指導を3回取られて・・・「反則負け」

何回、投げても・・・何回、投げても・・・結局、「指導」を取られてしまう

せやからやろなぁ?

その大会が終わってから・・・徹底して「立ち背負い」の練習に取り組んどったわ

 

 

一応、彼の名誉のために記しておくけど・・・

それは、決して、俺(親とか指導者の立場)の方針ではなくて・・・彼自身が、そない選択をしたことやで

 

俺は・・・「背負い投げ」は、(右の「背負い投げ」の場合)ちゃんと左足を回して飛び込むが故に・・・

ホンマに、たった一瞬(時間にしたら、0.0?秒くらいちゃうかな?)やけど、両膝が着いてしまう場合があることは、まったく以て正しい「背負い投げ」やと思ってる

せやから・・・子供たちに、反則を取られへんための逃げ道として、片膝だけを着くような「背負い投げ」をさせることの方が間違いやと思ってるから・・・「両膝指導」なんか、まったく意に介してへんからな?

 

ついでに記すけど・・・

俺は、彼の父親やけど・・・彼に、柔道自体のテクニック、技に入る際の崩し、組手等・・・

俺が学んできた戦術、俺が使ってきたテクニックは、子供の頃から、何ひとつ教えたことはあれへん

 

彼も「いち道場生」やから・・・他の道場生と同じようにしか指導はさせてもうてへんし・・・

もちろん、自宅でも・・・柔道の話なんか、ほとんどせえへんしな

 

 

 

そんな彼(心颯)に(もちろん、彼だけやなくて道場生全員にも話したんやけど)・・・

試合の約3週間前に、こんな話をした

 

「俺は・・・俺自身の柔道人生の中で、3回だけ、自分がどうやって勝ったんか?も分かれへんくらい「必死」「死に物狂い」で戦った試合がある

※中学2年生の時の昇段試合

(当時の大阪府の昇段試合は・・・紅白に分かれて順番に戦うシステムやったから・・・負けはもちろん、引き分けても、その場でその昇段試合(審査)は終了となる  せやから、引き分けることなく、負けることなく、有効でも技ありでも一本でも、とにかくポイントを獲って、6人連続で勝たへんと初段にはなられへんっていう、ものごっつい厳しい試合(審査)やった)

※大学3年生の時、「全日本体育系大学選手権」に出場するための校内予選の準決勝(勝ったら、念願やったレギュラーになれる)

※社会人一年目、全日本実業団体重別選手権の準々決勝(勝ったらベスト4に入って、講道館杯の出場権がいただける)

 

その3回だけは・・・試合の組み立ても駆け引きもあれへん・・・それはそれは、もう「必死」で戦ったよ

「必死」っちゅうのは・・・「必ず死ぬ」って書くねんで?

それくらいの意味合いで、俺自身「死に物狂い」で戦った試合が、柔道人生で3回だけあるねん!

せやからっていう訳やあれへんけど・・・どんだけ格好悪い姿を晒してでも、己のプライドを捨ててでも、「必死」になって戦ってみるのも悪くないと思うよ?

襟は、後で正せばええだけのことなんやから・・・」

 

 

そんな話をした後からやったけど・・・

SOが・・・ものごっつい近寄りがたいオーラを放ち始めよった

 

 

柔道(スポーツ)をしてへん方には分かれへんかも知れへんけど・・・

スイッチが入って、自分のZONEに入った時って・・・近寄りがたいっていうんか?・・・声を掛け辛いっていうんか?・・・

それは、決して「作られた強さ」じゃなくて・・・「理性を欠いた本能剥き出しの状態」っていうたら分かり易いかな?

まぁ、いずれにしても・・・「自分の世界」に入り込んでしまってるねんやろうね?

それはそれは・・・嫌な?オーラを放ってた

 

俺自身も長年柔道をやってきたから・・・高校生や大学生、実業団の頃は、そんなオーラを放つ人に、もちろん会ってきたし、対峙もしてきたけど・・・

自分の息子から、そんな(ある意味)嫌なオーラを感じるとは思ってもみいひんかった

 

ホンマ、「鬼の形相」っていうよりは・・・顔色を変えへん分「悪魔のような冷酷さ」を感じたよ

 

 

練習を見学されてるご父兄の方の中にも、それに気付いた方が幾人かおったみたいで・・・

「練習中、SO兄ぃがすごく怖くて・・・練習が終わってから、恐る恐るSO兄ぃに声を掛けたら、普段の(ニコニコしてる)SO兄ぃに戻ってて、本当に安心しました」って・・・そないなことを言うとった

 

 

 

そんな状態で、練習に取り組んできた彼やけど・・・彼は彼なりに、今回の試合に対して想うところがあったみたいやな?

試合の翌日に、ちょっとだけ話したねんけど・・・

「「一生懸命やったことが、結果につながったんかな?」って思う」って・・・3位に終わったことを、決して悲観はしてへんかったわ

 

 

 

 

『背負い投げ』

彼にとっての一番の得意技

・・・っていうより・・・彼にとっては・・・

『柔道』=『背負い投げ』

・・・なんかも知れへん?

 

ちっちゃい頃から、姉弟(悠葉先生とREN兄ぃ)のやってることを見様見真似でやってみて・・・中学3年生の今に至るまで、10年以上、ずっと「背負い投げ」と共に、柔道っちゅうもんに取り組んできた

 

その「背負い投げ」を、封印して挑んだ県大会

翼を捥ぎ取られた状態で、「飛べ!」って言われてるようなもんやったけど・・・

そんな中・・・ホンマに、よう戦ったなって・・・今回は、彼を褒めてやりたいと思う

 

 

それと同時に・・・

前々から、薄々は感じてはおったけど・・・

「その話」をした後から、そんなオーラを放ち始めた彼を見て・・・親としても、指導者としても、完全に線引きされてしもうた感は否まれへんかな?

「あいつは、もう・・・指導者である俺(また、親である俺と明美)の下にはおれへんねんなぁ?」ってね

 

 

俺自身・・・

『柔道』を通じて、人間育成をしてきたつもりでおる

せやから・・・

『柔道』を通じてこそ、彼自身が今どの場所におるんか?は、俺が一番よく分かってる

 

ものごっつい寂しいけど・・・これが、当たり前のことやねんよな?

 

 

 

 

 

幼稚園、小学校、中学校と・・・お前に『柔道』っていうもんを、ちゃんと教えてけえへんかったこと、心のどこかで申し訳なく思ってる俺自身がおる

せやから・・・(ある部分で)優勝に導いてやられへんかったことを、どうか許してほしい

 

せやけど、俺は・・・

「『柔道』を通じて、大切な何かを学んでほしい!」

常々、そない思ってきた

 

せやからこそ・・・

「決して、『柔道』っていうもんを嫌いになってほしくはない!」

ただただ、その一心で、お前と向き合ってきたつもりでおる

 

 

そんな、あなたへエールを贈らせてください!

 

中学柔道は・・・それはそれは、「納得できない理不尽さ」を抱えたままだったことでしょう?

でも親父は、そんなあなたから・・・大変素晴らしい立ち姿勢を見せていただき・・・大変素晴らしいもの(心)をいただきました

どうも、ありがとう!

 

この先も・・・「世の中が思い通りにならないことの自覚」という道場訓を忘れずに・・・

どうか、このまま・・・真っ直ぐに、真っ直ぐに、成長していってください!

そして・・・

次のステージ、そのまた次のステージで、己自身の「華」を咲かせられるように・・・

「辛抱と努力」を怠らない『漢』になってください!

 

親父は・・・他の誰よりも、心の底から、あなたを応援しております!

 

 

You Can Do It!

Yey!!

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