2018年 2月
低学年の部、Cチーム(小僧(壮真)と一太)のお話(^^)
同じチームの、柊が・・・体調不良により、急遽、試合に出場できへんようになってもうて・・・
小僧と一太の二人で、団体戦を戦うことになった
1回戦・・・
相手チームも先鋒不在で・・・先鋒戦は引き分け
中堅:小僧・・・一本負け
大将:一太・・・一本勝ち
1-1の内容やから・・・トーナメント戦である以上、代表戦になるんやけど・・・
俺:「小僧! 負けたまま終われんのか?」
小僧:「終われない」
俺:「もういっぺん、勝負しにいくか?」
小僧:「いく!」
俺:「一太! 代表戦・・・小僧が戦って、負けたら2回戦に上がられへん! せやけど、俺は小僧にリベンジさせてやりたいんやけど、どないする?」
一太:「うん、いいよ! 小僧に、勝たせてやりたい!」
俺:「オッケー! 決まりやな!?」
ほんで・・・代表戦に出ていった小僧・・・
3年生相手に、ポイントを獲ることはできへんかったけど・・・攻めて攻めて攻めまくって、「優勢勝ち」をもぎ取ってきよった
嬉しかったんやろなぁ~?
泣きながら、俺のとこに戻ってきよったよ(^^)
俺にとったら・・・「北岡道場」の勝利なんか、まったくもって関係ない!
もちろん、一太に「アカン!」って言われたら、話は変わってくるけど・・・
一太が・・・「仲間」の気持ちを想って、納得してくれた以上・・・
小僧に・・・もういっぺんチャンスを与えてやること・・・自分自身に納得させてやることの方が、メッチャ大事やと思ってるから・・・
俺は・・・迷わず、そないさせてやった
2年前の「ライオンズ杯」の高学年の決勝戦でも・・・
代表戦を、安定感のあった「恭太」に託すよりも・・・「清春」のハートに賭けたことがあったなぁ~(^^)
この先も・・・
どんな状況であれ・・・チームのみんなが納得さえしてくれるんやったら・・・
個人個人の成長を、最優先に考えていきたいなって・・・今一度、感じさせてもらえた出来事やった
ほんで・・・
一太はじめ、「小僧!小僧!」って応援しにきてくれとった道場生の「仲間」に対する想いを、今一度、再確認させてもらえた出来事やった
一太!
小僧!
勇敢に戦ってきてくれて・・・ありがとうね(^^)
ほんで、応援してくれてた、他のみんな!
ホンマに、ありがとうね(^^)
親父は・・・嬉しかったよ!(^^)!
元気出していこう!
READY! GO!!
2月18日(日)・・・宮城県立武道館に於いて、上記の大会が開催された
北岡道場(結果)は・・・
低学年(1~3年生)
Aチーム(ベスト8)
心和 優 子地蔵
Bチーム(2回戦敗退)
煌 優音 一颯
Cチーム(2回戦敗退)
小僧 柊 一太
Aチーム(1回戦敗退)
承ちゃん 紳ちゃん 唯斗
Bチーム(2回戦敗退)
啓太 一平 心優
中学生
海士 リト 恭佑
Bチーム(1回戦敗退)
SO 健之介 熊
Cチーム(2回戦敗退)
純聖 元ちゃん 清春
・・・・・・・こんな感じやった
俺・・・最近、以前よりも・・・「小中学生の間の「勝ち負け(結果)」なんか、何の意味も持たへん!」って感じることが、さらに多くなった(^^)
子供たちにも・・・それは、常々伝え続けてる
最初っから、「勝っても、負けても、どうでもいいねん!」なんていう教育ではあれへんで!?
勝つための「術」を教えてへん!
勝つための「柔道」を学ばせてへん!
・・・っちゅうだけのことであって・・・
「勝つ」ことに対する強い想い・・・
恐怖に対峙してでも立ち向かっていくっちゅうことは・・・
しっかりと、指導させてもらってるつもりでおるよ
せやから・・・
「試合の「結果」なんちゅうもんは・・・「結果」であって、「結果」でしかあれへん!
大切なのは・・・「勝とう」と思ってする、日々の努力・・・そう、プロセス、過程や!
せやから・・・それを、日々怠らずに頑張ること!
与えられた環境の中で、最大限の努力をすることや!
ほんで・・・試合は、学芸会と同じ・・・
今まで頑張ってきたことを、どんだけ本番で見せる(出せる)ことができるんか?
当然・・・上手くいくこともあれば、失敗することかってある
せやから・・・
姿勢をよくして、後ろに下がらず、如何なる場面でも守らず逃げず、しっかりと2本(両手)持って、真っ向から勝負をしたら、ただそれでええ!!
それで返されて負けて戻ってきたり、合わされて負けて戻ってきたり・・・思いっきり褒めてやるから!
俺が後ろで就いといてやるから・・・安心して、思いっきり楽しんで、「柔道」してこい!!」
・・・・・そのように、伝えてる
最近は・・・
「JUDO」っちゅうもんの、ルールがどんどん変わってきて・・・そのルールは、当然ながら、少年柔道にも波及されてきよる
例え、少年柔道であったとしても・・・ルールはルール
「指導」等、反則に対するジャッジがシビアになるのは当然のことやわな?
せやけど・・・逆に、それを利用して、試合で「勝つ」ためのJUDOに徹底する者も少なくはない
俺自身・・・どうも、それにはついていかれへん部分があるっちゅうのも正直なところかな?
今(子供のうち)は、柔道を通じて・・・逃げも隠れもせえへん真っ向勝負!
「勝ち負け」に拘ることなく、どんな困難にも立ち向かっていく姿勢!
言い方は悪いけど・・・「当たって砕けろ!」かな?
そういうことを学んでほしいって・・・感じてならへんねん!
おまけに・・・
一生懸命頑張っても、一生懸命立ち向かっていっても・・・思い通りにはなれへんっちゅう現実の方が多い
それを目の当たりにして・・・ぜひとも、心に「悔い」を残してほしいと思ってる
その、心に突き刺さった「悔い」があるから、人は頑張れるんやと・・・俺は解釈をしてる
その、心に突き刺さった「悔い」を引き抜くことができるのは、他の誰でもあれへん
そう・・・己自身でしかあれへんねん!
失敗した事・・・
悔しい想いをしたこと・・・
恥ずかしい目にあったこと・・・
情けない姿をさらした事etc・・・
どんだけ頑張ったつもりでも・・・思い描いたとおりになれへんかった時、人は「後悔」っちゅうもんに押しつぶされそうになる
せやから・・・その心に突き刺さった「悔い」を引き抜くべく、人は次のステージで、今まで以上の「辛抱と努力」をするもんなんとちゃうんかな?って、俺は思うんよな?
要するに・・・今は、「JUDO」やなくて・・・『柔の道』を通じて、大切な何かを伝えてやれてれば、それでええんとちゃうんかな?
曲がりなりにも・・・約15年間、少年柔道界に身を置かせてもらって、県内の子供達の成長を追いかけながら、いろんなことを学ばせてもらった
小学生の頃に、強かった子も・・・
中学生の頃に、強かった子も・・・
結局は・・・近い将来、遠い将来・・・いずれにしても、どんな『社会』でも通用する人間に成長してへんかったら・・・
今、俺らがやってることなんか、何の意味も持たへんと思うんねんよな?
最近・・・どうも、そういった部分が、俺の心の中を支配してるが故・・・ものごっつい冷静かつ、客観的な目で、少年柔道界を見渡してる自分がおるねんよなぁ~?(^_^;)
また、それが・・・
確実に、道場生の心の中や、ご父兄の方達にも浸透してるなぁ~?って、最近つくづく感じるよ
あの日の主役は・・・確実に、「海士」と「リト」と「恭佑」・・・
『おかしな3人・・・』・・・イヤイヤ、『愉快な3人組』やった(笑)
準優勝したからではあれへんで?
最初から最後まで・・・ライオンズ杯は、確実に彼らが主役やった
それを、生徒たちも、子供ながらに分かってたからこそ、感じてたからこそ・・・誰一人として、自分の試合が終わった後、あの3人から離れようとはせえへんかった
これは・・・ご父兄の方々も、皆同じ
最後の最後まで・・・あの3人をビデオカメラに収める方・・・一生懸命応援する方・・・涙を流して彼らを称賛する方etc・・・
全く以て、強制感なしの「一体感」が、そこにはあったと思う
「強さ」じゃなく・・・
「結果」じゃなく・・・
そんなもんは、足元にも及べへんくらい・・・彼らが今まで積み上げてきた、素晴らしい「功績」に、全員が全員、心を動かされとったんやろな?・・・きっと(^^)
あんな「素晴らしい先輩方」がおる道場生たちは・・・ホンマに幸せやと思うよ
その「素晴らしい先輩方の意味」を理解してくれてる道場生たちのことを・・・
俺は、「誇り」に思う
また・・・
我が子でもないのに、道場生一人一人に対して、一喜一憂してくれる北岡道場のご父兄の皆さんに、限りない感謝の念も抱かせてもらってる
普段は、それぞれが、それぞれの行動(学校、仕事、友達、ゲーム等)をしてる(四方八方向いてる)けど・・・
「いざ」となったら・・・「一致団結」するやん!?・・・「家族」って!?
ホンマ、『北岡道場』って・・・最高のチームやと思うよ!(^^)
アインシュタインの言葉
学校で学んだことを一切忘れてしまった時に、なお残っているもの・・・
それこそ『教育』だ
それを、彼らの心に残してやるためには・・・どないして、彼らと向き合っていくべきなんか?
そない、一応は考えるんやけど・・・
結局、「時間の許す限り、あいつらと泣いて笑って、そんな日々を過ごしたいなぁ~」っていう答えに行き着く
せやから、やっぱり・・・それが一番なんとちゃうんかな?って思うよ
・・・っていうより・・・俺、それしかできへんねんやろうな?(^_^;)
元気出していこう!
READY! GO!!
北岡道場生で・・・一番ちっこい「ちびっこギャング」は・・・真生(マサキ)と朔(サク)
どっちも・・・年少さんや(^^)
二人とも・・・上(道場)に、お兄ちゃん達がおるにはおるねんけど・・・
小学校3年生とか、小学校2年生で、道場内でも、まだまだペーペーなもんやから・・・
お兄ちゃん達自身も、上級生達に揉みくちゃにされるもんやから・・・自分の立ち位置を確保することが精一杯で、弟のことなんか構ってられへん(^_^;)
せやから・・・
マサキとサクは・・・あのちっこい体で、毎日毎日、先輩たちから、さらに揉みくちゃにされてるよ!(^^)!
しかも・・・今まで体験したことがあれへんであろう?・・・「関西弁」の強烈なオッサンからの煽りを受けて・・・
日々、空気の読み方を学んでるように思う(^^)
上は、中学3年生まで、体の大きな先輩達(当然、自分の親父やお母ちゃんよりもデカい子もおる)ばっかりの中で・・・ホンマに、よう頑張ってるなぁ~?って、感心させられるよ
しかも、時々・・・滉太先輩(100kg)とか、詩音先輩(120kg)とかが、道場に来るもんやから・・・
マサキやサクは、天井を見る勢いで、彼らを見上げてるわ(^_^;)
この前・・・マサキのママ(ゆかちゃん)のタイムラインに・・・
「木曜日は起きるのが遅くなりがち・・・」って、載せられとったのを、目にしたねんけど・・・
そうなんよな?
あいつら・・・まだ、年少さんなんやよな?(^_^;)
道場の練習が、21:00に練習が終わっても・・・家に帰りつくのは、22:00前
それから、すぐに寝たとしても・・・次の日、幼稚園があるから、早くには起きなアカンねんもんね?
また、サクはサクで・・・
美田園(仙台空港のそば)から、道場に通ってきてるもんやから・・・
家に帰ったら、22:00を過ぎるやろうからなぁ~?
あいつらの立場になってみたら・・・ホンマに、大変やと思うよ(^_^;)
年中さんの・・・亮
年長さんの・・・隆盛
ほんで、幼稚園児に比べたら、多少は大きくは感じるけど・・・まだまだ、「ちびっこギャング」真っ只中の・・・
1年生の・・・結月っち、開ちゃん、涼太郎、銀河
あの子ら、みんな・・・ホンマに、よう頑張ってるよ(^^)
マサキは・・・「柔道はしたくない」って、しょっちゅう泣きまくっとったのに・・・
知らん間に、ちゃんと、俺ら『家族』の一員になってる
亮も・・・体験の時、柔道衣を着たまま、ずっと泣きっぱなしで、ママ(麻沙希ちゃん)が来た途端、「ママ~」って抱き着きにいっとったのに・・・
最近は、ニヤニヤしながら、「俺、頑張ってる?」「俺、上手だった?」って、俺にタメ口で近寄ってきよる(^^)
開ちゃんも・・・ママに甘えまくっとったし、元ちゃん(兄貴:中2)に抱っこされて、やっとこさ道場に入ってきとったけど・・・
今では、闘争心剥き出しで、泣きながらでも掛かっていく男の子になりよった
涼太郎も・・・思い通りになれへんことがあったら、すぐに首をかしげて、伏し目がちで、拗ねてばっかりしとったけど・・・
ちゃんと道場に来て、「柔道」ほんで「俺」と、真っ直ぐに向き合ってくれて、一生懸命に頑張ってる
隆盛は・・・一学年上の1年生軍団にケチョンケチョンにやられては泣き、帯の色が進級できへんかったら泣き・・・の繰り返しやけど・・・
メチャメチャ、人懐っこいもんやから、上級生みんなから可愛がられるし、あの中でも、十分すぎるくらいの「存在感」を醸し出してるよ(^^)
道場生、総勢42名
下は、年少さんから・・・上は、中学3年生まで・・・
俺自身・・・彼らの「スキル」や「精神面」に対しては・・・彼らの目線まで腰を屈めて、接するようにしてるつもりやけど・・・
どうしても、練習時間とか、生活リズムとかは・・・みんな一律に考えてもうたり、ある程度、上の学年に合わせてフォーカスしてしまいがちになってまう部分があるんやろな?
せやから・・・
「ちびっこギャング」の立ち位置も・・・十二分に考慮してやらなアカンなぁ~?って・・・
いや・・・
「ちびっこギャング」達こそ・・・
あの道場の中で・・・自分の居場所を見つけるべく、「一生懸命」に「一生懸命」に生きてるんやろなぁ~?って・・・
ゆかちゃんのタイムラインで・・・あらためて、考えさせてもらえた気がしたわ(^^)
もうすぐ・・・中学3年生たち、リトと恭佑と海士が、俺の元を巣立っていきよる
ものごっつい、寂しく感じるけど・・・
それが・・・「時の流れ」、ほんで「彼らの成長」なんやから、しょうがない
彼らにも・・・「ちびっこギャング」の時期があったように・・・
今の「ちびっこギャング」達も・・・これから、どんどんどんどん突き上がってきよる!
その彼ら全員を・・・
次の場所に、できる限り「ええ形」で送り出してやる・・・
次の師匠に、できる限り「ええ形」でバトンタッチさせてもらうのが・・・
今の俺(親父)の役目なんやから・・・
センチになって・・・寂しいなんて、言うてられへんよな!?
流れいく川の水のように、今この一瞬は二度と戻ってはけえへん!
せやからこそ・・・「今この一瞬」を、「今このひと時」を・・・
悔いの残らへんように・・・精一杯、「一生懸命」に生きてもらいたいと願う!
そない、偉そうに言うてる俺自身も・・・
実は・・・
俺の「誇り」である、道場生たちに・・・
俺の「誇り」である、卒業生たちに・・・
『北岡先生』っちゅうもんを・・・日々、育ててもらってるんやから・・・
どっちが、日々、学ばせてもらってるんか?・・・っちゅう話やでな?(^_^;)
せやからこそ・・・
お前らが、俺の「誇り」やねん!!
感謝してるよ!
ありがとうやで!!