ある日曜日・・・天然温泉に行った時の話
十分すぎるくらいリラックスをさせてもうて・・・帰り際
下駄箱(100円玉を投入したら、鍵を掛けることができて・・・鍵を挿したら、100円玉が戻ってくるやつ)の前で・・・俺、固まった(^_^;)
俺が、スリッパを入れて、鍵を持ってるはずの下駄箱に・・・・・鍵が挿さってる
?????
入れた場所は、ここで間違いないはずやけど・・・
俺の思い違いか?・・・それとも、一列、間違ってるんか?
冷静になって考えて・・・
下駄箱の番号を、確かめてみたら・・・「1386」
俺の持ってる鍵の札の番号も、確認してみたら・・・「1386」
・・・・・合ってるやんけっ!?
せやから・・・
下駄箱に挿さってる鍵の札の番号を見てみたねん
ほんなら・・・「1358」
!!!!!?
「なんやねんっ!?」って思いながら・・・
挿さってる鍵(「1358」)を抜いて・・・自分の持ってる鍵(「1386」)を挿した
もちろん、出てきた100円玉を手に取って、スリッパを出した
せやけど・・・今、俺の手には「1358」の鍵がある
?????
・・・・・
鍵を持って帰るわけにいかへんから・・・「1358」の下駄箱に、その鍵を挿した
ほんで、いつもやってることやから、何も考えんと・・・鍵を、カチャって回したんよな
ほんなら・・・当然、100円玉が出てきよる
俺・・・条件反射的に、その出てきた100円玉を手に取って・・・天然温泉を後にしたねん
車に乗り込んで・・・自宅に向かって、3~4kmほど走った時やったんかなぁ~?
自分の行動に、違和感を覚えてん
「あれっ? 俺・・・下駄箱で、100円玉、2回取ったよな? なんでや? なんで、俺、200円持ってんねん?」
一連の行動を思い出したら・・・すぐに、答えは分かった(^_^;)
俺・・・すぐに、車をUターンさせて・・・天然温泉まで戻ったよ
ほんで・・・
カウンターにおる、兄ちゃんに・・・経緯を説明してん
「あのよぉ、兄ちゃん・・・
俺、風呂から上がって帰り際、下駄箱の鍵挿そう思ったら、俺が入れたはずの下駄箱に、違う鍵が挿さっとったねん!?
せやから・・・その鍵抜いて、自分の鍵挿して、スリッパ出してんけど・・・
ほんなら、挿さっとった鍵が余ってまうやん!?
持って帰る訳にはいかへんし・・・その番号の下駄箱に、その鍵を挿すわな!?
ほんで、カチャって回したら・・・100円玉が出てきよったんや!
出てきた100円玉は、普通に取るわな?・・・条件反射っちゅうんか?
ほんで、俺・・・そのまま、その100円玉持って帰ってもうたんや!
せやけど・・・「これ、俺の100円ちゃうやんけ!?」ってことに、途中で気付いてな・・・
せやから・・・引き返して来たんやけど・・・
でもやぁ、兄ちゃん!・・・100円玉が出てきた下駄箱に、この100円戻したら・・・また、俺、鍵持たなアカンことになるやろ!?
その鍵は、持って帰るわけにはいかへんから・・・また、鍵挿すわな!?
ほんなら・・・また、100円出てきよるやん!?
ほな・・・エンドレスの作業になってまうやないか!?
100円を、そのまま放置しとったら、誰かがパクるかも知れへんし・・・
そうかと言うて・・・俺が、鍵を持って帰るっちゅう訳にもいかへん
「どないしたらええねん!?」って、なるやろ??
せやから、兄ちゃん・・・100円玉、預かっといてよ
探しにくる人がおるかも知れへんやん!?
ほんで・・・探しにきよったら、100円、返しといたってよ
なっ!?」
・・・って、100円玉を、兄ちゃんに預けて帰ってきたねん
余談やけど・・・
関西弁がオモロかったんか?・・・そのやり取りの内容がオモロかったんか?・・・よう分からんけど・・・
いずれにしても・・・そばにおった、60歳代くらいのご夫婦が、メッチャ笑っとったわ(^_^;)
帰り際・・・
車の中で・・・俺、思い出し笑いをしてもうた
この一連の行為・・・
「当たり前のことやん!」って、言われたら・・・ごもっともやねんで!?
せやけど、遡ること30年ほど前・・・
(誰しも、多かれ少なかれ、「若気の至り」・・・そのような時期を過ごしてきたことと思うけど・・・)
俺自身も、10代の頃は・・・
人に言われへんようなことを、何食わぬ顔で、やっとった時期があった(^_^;)
それが、今は・・・・・
誤って手にした、100円玉を・・・当たり前のように、車をUターンさせて、返しに戻ってくる自分がおる
そんな自分自身に・・・思わず、思い出し笑いが出てしもうた(笑)
人間は・・・「正直」に生きなアカン!
世の中に対しても・・・パートナー(夫婦間)に対しても・・・我が子に対しても・・・生徒に対しても・・・・・
要するに・・・自分自身の「心」に対して、「正直」でおらなアカンのやと、俺は思ってる
たとえ、若い頃・・・若気の至りで、「やんちゃくれ」しとった時期があったとしても・・・
『今』は、真っ直ぐでおらなアカンねん!(当然なんやけどね(^_^;))
ひとつの「嘘」をついたら・・・
その「嘘」を隠すために・・・次の「嘘」を、塗り重ねんとアカンようになってしまう!
それやったら・・・
最初から、「正直」に生きた方が・・・俺は、絶対にええと思う!
たとえば・・・
子供って(大人でもそうかも知れへんけど)・・・
100点取った時には・・・「見て!見て! 100点取ったよ!」って、大きな声で、お父さん、お母さんに、満面の笑顔で見せることができるやろうけど・・・
20点しか取られへんかった時には・・・カバンの中とか、机の中に隠してしもうたりしてまうやん?
悪さをしてしまった時も、いっしょ!
ええことをした時には、胸を張って言いよるけど・・・
悪さをした時には、どうしても伏し目がちになって、自分の悪い部分を、誤魔化そうとしてしまうもんやん?(声のトーンまで、ちっちゃくして(笑))
20点しか取られへんかった時・・・悪さをしてしまった時・・・
そんな時に・・・満面の笑顔で、大見得を切る必要はあれへんけど・・・
せやけど・・・やってもうたことは、元には戻されへん(過去には戻られへん)ねんから・・・
解決策を考えるべく・・・未来を見据えて前を見るべく・・・
如何なる場合も、同じ温度でおれる方が・・・俺はいいと思うんよな
大きな嘘やろうが・・・小さな嘘やろうが・・・
嘘をつくことで、得るもんなんか、何ひとつあれへん!
その嘘が、バレてしもうた時には・・・
今まで積み上げてきた「信用」を、たった一瞬で失くしてしまうんやから・・・失うものの代償の方が、限りなくでかい
ほんで・・・嘘は、大切な人(家族や仲間)を傷つけてしまう!
せやから・・・嘘は、絶対についたらアカンねん!!
俺は・・・我が子に対して、ずっと、そない言うて教育してきた
そうやって、育ててきたから・・・
彼らは、「両親(俺と明美)に対して嘘をついても、でっかいデメリットこそあっても、メリットなんか何ひとつあれへん!」っちゅうことを、よう分かってくれとる
もちろん・・・「嘘をつかへん」っていうことも含めて・・・
日々の暮らしの中で・・・全ての物事に対して(自己責任を持ってもらって)・・・
親子の間に、「全幅の信頼を置ける『信頼関係』」が築けてへんかったら・・・
年々、大人になっていく我が子と、どないして向き合っていくねん!?っちゅう話やからね?
だからっちゅう訳やあれへんけど・・・
道場生たちも・・・大きくなるにつれて、親御さんに「???」って感じさせることなく・・・
「全幅の信頼を置ける」・・・そんな親子関係、家族関係を築いてくれたらいいなぁ~って・・・恩着せがましく、思ってまうんよな?
せやからこそ・・・
限りなく、信用を失ってしまうであろう・・・「嘘をつく」っちゅうこと
「それ(嘘)はアカン!」って・・・口うるさく、伝え続けてしまうんやろね?(^_^;)
己自身に、「正直」でおるついでに・・・
人のことを悪く言う前に・・・己の浅はかさに気付け!
人のことを蔑む前に・・・己の愚かさに気付け!
人のことを羨む前に・・・己自身に自問自答してみろ!
「人間」も・・・「動物」である以上、限りなく群れを成そうとするもの!
群れを成して、狩りをする習性っちゅうは、どないしたって否まれへん
せやけど・・・
理性ある「人間」である以上・・・・・
いや・・・「人間」やからこそ、群れを成したらアカンのよ!
群れを成して・・・他人を陥れる(狩る)な!
独りぼっちが怖いから・・・形だけの群れを成したとしても・・・
それは・・・さらに「孤独」(独りぼっち)を煽ることにもなりかねへん!
それやったら・・・最初から群れをなさんと、己の目ン玉に、精一杯力込めて、「信念」を貫き通した方が絶対にいい!
俺自身・・・そない自分自身に言い聞かせながら・・・今までの人生、突っ張って生きてきたつもりでおる
もちろん・・・
これからの人生も、そないして生きていく!って・・・・・
己自身の『心』と、奴の『心』に、約束をしてる
取り留めのない文章になってもうたこと・・・お許しいただきたい(^_^;)
元気出していこう!
READY! GO!!