2015年 4月
4月26日(日)・・・女川町総合体育館にて、上記の大会が開催された
この大会は・・・小学生の部(4・5・5・6・6年)と中学生の部(3人戦)(共に複数チームエントリー可)があり・・・
小学生は、上位4チームから(優勝チームから2名、準優勝・三位・三位チームから1名ずつで、計5名)宮城県代表選手が選出され、10月に講道館で開催される本戦に参加できる
中学生の団体戦は、全国にはつながれへんけど・・・・・これから、中総体とか入ってくるし、ええ経験にはなる試合やな
北岡道場からは、小学生A・Bチーム、中学生A・Bチームの計4チームをエントリーさせていただいた
小学生Aチーム・・・優勝(2連覇)
小学生Bチーム・・・ベスト8
中学生Aチーム・・・ベスト8
中学生Bチーム・・・初戦敗退
・・・・・やった
中学生は、全体的に硬さもなく、伸び伸びとした柔道ができとったし・・・特に新1年生の4人は、デビュー戦やったけど、物怖じすることなく、ええ感じにリラックスができた状態で試合をしとったし、良かったなと思ったよ
小学生Bチームは、副将:純聖が、デビュー戦やったこともあるし、先鋒:承ちゃん、大将:健ちゃんも、まだまだ試合には慣れてへん(もちろん、狡さ、駆け引きなんかは指導してへんから)し・・・でも、そんな中でも、次鋒:KOKOちゃんと、中堅:ヤマトが大活躍してくれたおかげで、3位入賞まで、ホンマあと一歩やった
準々決勝は、3-2で惜敗・・・みんな、メッチャ頑張っとった
小学生Aチームは、試合4日前の水曜日の練習で、大将:清春が右手(釣り手)第二中手骨(人差し指)を骨折してもうてなぁ~
それでも、強行出場したけど・・・(^_^;)
柔道衣を、掴むことさえもできへん中・・・なんとか、最後まで戦ってくれよったわ
清春が、そんな状態やから・・・JOE、SO、タケル、恭太の4人には、「清春は、試合になれへん! 1点失点した状態から試合スタートやと思え! お前ら、4人で戦わなアカンのはもちろん、2点取らんかったら、勝たれへんぞ!」って、発破をかけるしかなかった
清春は、出せへんってゆう選択もあったねんけど(もちろん、ドクターストップはかかっとったし・・・でも、お母さんは、「北岡先生が、出さないって言うんなら、諦めます! でも、出してやりたい・・・(-_-;)」って、感じやったねんけどな(笑))・・・・・
試合前のメッチャ大事な時期で、メチャメチャガチンコで向かっていかなアカン時期やのに・・・「どうせ、負けるし・・・」みたいな気持ちで、上級生と対峙した時に、己自身の気持ちの弱さを露呈した柔道をして、手を着いてケガをしよったもんやから・・・・・その結果が、どんだけ、一生懸命やってきた周りの選手たちに迷惑が掛るんか?を、試合会場で、目の前で見てもらおうと思って・・・(清春は、昨年の全少の予選の時も、同じことをして、鎖骨を骨折してるしな(ーー;))
また、他の連中にも・・・「清春に、助けてもらったシーンが、何度もあったねんから・・・今度は、お前らが清春を上まで連れて行ったれ!」っていう思いも込めて・・・・・一か八かで、出場させた
せやけど・・・蓋を開けてみたら、5人とも、想像以上な戦いをしてくれて・・・ほんで、優勝までしてきよったわ
でも、今回の試合で・・・俺自身、メチャメチャ反省したことがあったねん
中学生は、メッチャ伸び伸び、試合をしとった
小学生Bチームも、玉砕覚悟やったかも知れへんけど、開き直って、みんな頑張っとった
ただ・・・小学生Aチームは、初戦を迎える前から、緊張しまくりでガチガチ・・・この子らの一番のええとこ、『笑顔』が完全に消えとった・・・・・いや、俺が消しとったんやと思う
昨年、この大会で優勝して・・・仙台市スポーツ少年団総合優勝(2連覇)・・・河北新報杯高学年・中学年ダブル優勝・・・ライオンズ杯総合優勝(2連覇)・・・全国少年柔道大会宮城県予選準優勝(2年連続)・・・ほんで迎えた、今大会
「清春の穴を埋めるため」って発破をかけたから・・子供らも「絶対に、負けられへん!」ってゆう思いがあって、ガチガチになったってゆうのもあると思う
せやけど・・・「俺自身は、どうやったんねん!?」って、自問自答してみた
「勝たせてやりたい」・・・「勝ってもらいたい」・・・「勝ちたい」・・・・・ドスケベ根性、出とったなぁ~(ーー;)
主役は・・・子供らやん!?
「俺自身が、「勝ってもらいたかった」んやったら、アカンのんとちゃうんかなぁ~?」って、メッチャ反省した(ーー;)
「柔道の指導者」として・・・道場の生徒たちを、「優勝」に導くってゆうのは、ものごっつい大事なことなんかも知れん
せやけど、「北岡道場」のコンセプト・・・「楽しくなかったら、意味がない!」「結果云々よりも、柔道を通じて、大切なことを学んでほしい!」・・・が、どっかで脱線しとったんとちゃうんかなぁ~って、そない感じた
ひとつの試合に勝ったら・・・「次も、その次も・・・」って、当然欲が出よる
でも、その欲は・・・子供ら自身が出さへんかったら、何の意味も持たへんのんとちゃうんかなぁ~?
監督の俺が・・・ご父兄達が・・・必死になって、必要以上に欲を出して、必要以上に期待を掛けて・・・そんな重圧は、ヒシヒシと子供らの心を圧迫しよる
そんな重圧の中で戦って、ええパフォーマンスができるはずがない!
そんなプレッシャーの中で戦って、「柔道」を好きでい続けられるはずがない!
「現に、俺自身も高校時代、そうやったやんけっ!?」って・・・得る物の少なさを、思い出したよ
中には・・・ほんのごく一部の子達は、自分自身と向き合って、上に登っていく子もおるやろう?
せやけど、それは・・・ほんのごく一部やろうなぁ~
「勝った瞬間! その一瞬の喜びのためだけに努力をする!」
アスリートとしては、それは大正解やと思う
せやけど・・・この子らは、アスリートやない
まだまだ、成長過程の「子供」やねんから・・・
今、俺が彼らに伝えてやらなアカンことは・・・「あの悲壮感さえ漂うような顔をして戦わせて、「優勝」すること!」・・・では、なさそうやな?
試合後の総評の時にも・・・生徒みんなと、ご父兄の皆様の前でも、その話をさせてもうた
ちょっと、肩の力を抜きたいと思う
ちょっと、肩の力を抜かせてやりたいと思う
俺自身も・・・子供達も・・・ほんで、その子供達を見てる親御さんも・・・「楽しくなかったら意味がない!」からな(^o^)
「勝つ」ことも、嬉しいけど・・・・・あいつらの純粋な『笑顔』が見れることの方が、もっと嬉しいからな
ちょっと、シフトチェンジしてみるわ
審判員をしてくれた悠葉先生、ありがとうございました
また、応援に来てくださった、出場選手のご父兄の皆様、K太、K太の親父、碧ちゃん、碧ちゃんパパ、小僧さん(壮真)、小僧さんパパ・ママ、海士、YAMATO(びび)、温かい声援、そして応援、本当にありがとうございました
みんな、ゴールデンウィーク・・・家族と・・・友達と・・・彼氏彼女と・・・たくさん遊んで来い!
ゴールデンウィーク明けたら・・・また、再出発しよう
いつも、俺に「気付き」をくれて、ありがとう
みんなみんな、大好きやで(^o^)
10月に講道館で開催される「日整全国少年柔道大会」の宮城県代表選手に・・・
先鋒:JOE
次鋒:タケル
・・・・・が選出された
メッチャ、素晴らしいことやな(^O^)
いずれにしても・・・一から出直しや
まず・・・「負ける」とこから、始めようやないか!?
元気出していこう!!
READY! GO!!
4月4日(土)の練習を最後に、MASAが「北岡道場」を離れていった
翌日が、高校の入学式ということであり・・・本当の意味での卒業をしていきよった
中学校を卒業して・・・道場の「追い出し会」をして・・・新年度を迎えて・・・・・
一応は、区切りをつけてたねんけど・・・高校の入学式前日まで、休むことなく、普通に練習に来てくれとった
俺は・・・『心』っていう字、言葉、目には見えへんけど、その物自体がものごっつい好きやねん
だから、我が子の名前にも、すべて『心』を入れてるし・・・
悠葉
恋(REN)
心颯(SO)
心和(YAMATO)
道場の名前も・・・『柔心館 北岡道場』やねん
「「柔の心」って、どんなもんなんよ!?」って聞かれたら、「こういうもんです!!」と答えられるもんはないねんけど・・・俺の勝手な解釈と、そうであって欲しいという想いを込めて・・・
『義理人情』
『まごころ』
・・・・・を学んでもらいたいと想ってる
あんまり流行れへん、ほんで、あんまり聞かれへんようになった言葉やけど・・・俺は、この言葉が大好きで、「俺という人間からこれを取ってもうたら、もう何も残れへんやろうな(^_^;)」って、自分自身で痛感してる
裏を返せば・・・それくらい、人間には必要不可欠なもんなんじゃないんかな?って思ってる
ある日の、MASAのお母さんのブログに・・・「卒業前、美術の時間に『自分の好きな一文字』を学校で彫った」って、この彫刻が掲載されとったねんけど・・・・・俺、AKEMIと二人で・・・「MASA、シブい言葉、彫りよんなぁ~(^o^)」って、なんか嬉しくて、ニタニタしてた覚えがあった
その作品を・・・「先生に、持っていてもらいたいから・・・」って・・・そんな大切なものを、俺にくれたねん
メッチャ、嬉しかったよ
きっと、MASAは・・・北岡道場で学んだ大切な『心』を、色んな想いを込めて、俺に届けてくれたんやと思う
ホンマに・・・メッチャ、嬉しかった
あいつは、人の『心』を動かすことのできる人間なんやろうな
家に帰って、悠葉先生と話してた時・・・「正也見てたら、涙出てくるんよな」ってゆうて、悠葉先生が泣いてたのが、その答えやと思う
俺自身も・・・あいつに、何べん泣かされたか?分からんくらいの「感動」をもらってるしな
そんなMASAが・・・今、自分の人生の「第二幕」のステージに立とうとしてる
寂しいけど、背中を押してやらなアカンな・・・
どうか、正也!
ここからは、自分の選んだ道(人生)です!
一歩一歩、一歩一歩、しっかりと踏みしめて歩いていってください!
あなたの『心』の、ほんの片隅にでも・・・「北岡道場で、柔道をやったことがよかった」「北岡に、出会えたことがよかった」って思ってもらえる時がきたならば・・・・・私が伝えようとしてきた『想い』、そして、私の残してきた『足跡』が、少しは報われるように感じます
ありがとう! 正也!
この場所から、ずっと応援していますから・・・
元気出していこう!!
READY! GO!!
承ちゃん、なかなかオモロイ子(^o^)
何がオモロイって?・・・普段、メチャメチャ、おちゃらけてるし・・・俺(北岡先生)には、普通にタメ口(「俺、わかんねぇ~!」「俺も知ってる!」などなど(笑))・・・思いっきり、目を見開いて口尖らせて、一生懸命、俺に何かをしゃべりかけてくるかと思ったら・・・同級生とか下の学年の強い子に柔道で負けたら、悔しいんやろなぁ~?、目パチパチしながら、半べそかいてる(^O^)
でも、この承ちゃん・・・メチャメチャ、「気持ち」が強い!
ケツ叩いたら、メッチャ前に出ていくし・・・煽ったったら、「気持ち」全開でかかっていく
ほんで・・・あの、SO(北岡SO(新5年生))にまで、蹴りを入れにいく
冗談とはいえ・・・みんなが、なかなかできへんことを普通にやりよる(笑)
新4年生にしたら、身体はちっちゃいし・・・試合では、なかなか勝たれへん(・・・って言うても、まだ柔道始めて、1年ちょいやからな)けど・・・最近、一生懸命頑張ってる
昨日・・・水色帯を、ちらつかせながら煽ったったら、メッチャ頑張って練習に取り組んどった(^o^)
ウチ(北岡道場)は・・・子供たちのモチベーションを高めてやるために、頑張ってる内容、出来へん事が出来るようになった、泣かずに取り組めるようになったetc・・・で、帯の色が進級していくシステムにしてる
(白帯・・・赤帯・・・黄色帯・・・オレンジ帯・・・水色帯・・・緑帯・・・紫帯・・・紺帯・・・茶色帯・・・って感じで、進級していく)
同じ学年で、自分より後で柔道を始めたのに、進級が早かったら、悔しくて一生懸命取り組みよるし・・・兄弟でも、下の子が早く進級したら、上の子は「俺も・・・」って思って、頑張りよるし・・・また、「今まで出来へんかったことが、出来るようになったな!(^o^) 先生、ちゃんと見てんねんで(^o^)」って、進級してもうたら、モチベーションが上がって、「もっともっと・・・」って、新たなことにも挑戦し始めよる
子供って、ホンマ単純やけど・・・ごっつい可能性、ほんで未知なる力を秘めてるもんやでなぁ~(ホンマ、そない思うわ)
話が逸れてもうたけど・・・
オレンジ帯の、承ちゃん・・・一学年下のK太が水色帯を巻いてるし、メッチャ水色帯になりたかったんやろなぁ~
俺が水色帯巻いて、それをちらつかせながら、「頑張れよ! 承ちゃん!」「いけよ! 承ちゃん!」って、煽りまくったら、、同級生のJOE(メッチャ強い、ヤマタケSOも勝たれへん(^_^;))に、半べそかきながらやったけどメチャメチャ頑張って、かかっていっとったよ
承ちゃんの武器は・・・『背負い投げ』
せやけど・・・『背負い投げ』は、結構難しい
どうしても、技に入った時に、膝をついてしまう(柔道の少年ルールは、両膝をついた「背負い投げ」は、反則になる)
でも、俺(北岡道場)が教えてる『背負い投げ』は、どうしても、両膝をついてしまいがちになってまう
例えば・・・
右組みの選手が、背負い投げに入る場合・・・相手が、自分の右方向に回ってきてくれた時、また自分が左側に回りながら、右足(右膝)だけを折って、背負い投げに入る場合(この背負い投げの場合、自分の左足(左膝)は、伸びた状態で残ったまま)、両膝をつくことは、ほとんどあれへん
せやけど・・・
右自然体から・・・右足を、ほんのちょっと踏み込んで、次の動作で、右足と同時に、左足を反時計回りに回して、両足いっしょに、相手の足の間(股の間)に飛び込ませた場合・・・180度体を回転させ、その上で自分の前方向に投げようと前に重心がかかってるから、両足の母子球だけで自分の回転して勢いのついた身体および、引手で思いっきり前に引き出してるため、前のめりになってる相手の体重を支えることが物理的に不可能になってしまい、両膝をついてしまう
この2通りの『背負い投げ』・・・実は、まったく違う
子供の頃は・・・前者の『背負い投げ』の方が、試合で決まる率は、非常に高い
でも、「北岡道場」は、後者の『背負い投げ』しか教えへん
それは・・・高学年~中学生~高校生って、学年が上がっていく毎に、前者の『背負い投げ』は通用せえへんようになってまうからやねん
右膝だけを折りたたんで入る背負い投げ(前者)と、左足を反時計回りに大きく回して両足をいっしょに飛び込ませる背負い投げ(後者)とは・・・運動学的に、神経回路が全く違う
子供の頃、バンバン決まってた前者の背負い投げが、ある時期を境に決まらへんようになってきてしまう
(詳しくは書けへんけど・・・決まれへんようになるのは確かやねん(^_^;))
そうなった時、慌てて後者の背負い投げにシフトしようとしても・・・それを習得するのに、おそらく3年の時間を要するやろうと、俺は思ってる
それやったら・・・子供の頃は勝たれへん、技がかかれへんかったとしても・・・指導者であるが故に、長いこと柔道を続けてほしいと願うが故に・・・俺はあえて、後者の『背負い投げ』を、子供達に指導させてもらった方がええんとちゃうんかな?って思ってんねん
また、話が逸れてもうたけど・・・
最近、承ちゃんが・・・徐々にやけど、その『背負い投げ』を自分の物にし始めてきた
4月下旬の「日整全国少年柔道大会 宮城県予選」に、エントリーしてるけど、どんな戦いをするんか?・・・俺、メッチャ楽しみにしてんねん(^o^)
ほんで、また・・・その「気持ち」の強さを生かして・・・数年後、「俺の元を離れてから、華を咲かせて(柔道如何にかかわらず)くれたらええなぁ~」っても願ってる
体のちっちゃい、承ちゃん(30kgあるかなぁ~?)・・・宮城県内でも、同級生で60kgくらいある子もおったりするけど・・・承ちゃんが高校生くらいになって、70kgくらいになった時・・・その子が、160kgになってる確率は、かなり少ないやろうからなぁ~(笑)
練習終わって、整理体操してる時・・・
2本の帯を、承ちゃんに見せながら・・・「あなたの帯は、オレンジ帯ですか? それとも、水色帯ですか?」(「あなたが落としたのは、普通の斧ですか?それとも、金の斧ですか?」くらいのノリで)って尋ねたら・・・3回目の問いかけで、やっと俺のジョークに気付いて、「水色帯!」って、水色帯を選んどったわ(笑)(笑)(笑)
メッチャ嬉しかったみたいで・・・北岡道場LINEで回ってきた、お母さんのコメント
「今夜は、帯といっしょに寝るんだ(^o^)」・・・やって
承ちゃん・・・水色帯進級おめでとう!
さぁ、みんなも負けんと・・・
元気出していこう!!
READY! GO!