道場内では・・・様々な問題が起こる
いや・・・「道場内」ではなく、「道場外」で起きた問題を、ご父兄の皆さんが俺に相談として持って来られる
自宅での生活態度(スマホ、ゲーム、夜更かし、朝起きない等)・・・学校での生活態度(授業態度、先生に対する悪態等)・・・また、学校内でのいじめ問題などなど・・・
なかなか、相談件数は多くて・・・
水曜・土曜の練習日はもちろんのこと・・・
休日でも電話をいただき、休日の数時間、その件で動いてみたり・・・
平日も、多い日なんかは、昼休憩にAさんと電話で約1時間話して、夕方にその件で学校に連絡して・・・仕事が終わってから、Bさんと電話で約1時間話す・・・っていうこともある
接骨院業務の昼休憩に、直接来られて話す方もおるし・・・
時に、俺自身が、道場生の小学校や中学校に出向くことさえある
家庭での生活態度や学校での生活態度に関しては・・・道場生を呼んで、個別に話すことが多いねんけど・・・
いじめ問題や仲間外れ問題など・・・いつ何時、己自身(他の道場生)の身に降りかかってもおかしくないような事案に関しては・・・道場生全員で、「道徳」の授業として伝えたり、話し合ったりするようにしてる
この前は・・・「仲間外れ」のことについて、道場生みんなの前で話した
ある子(Aさん)が、自身が通ってる学校で、「仲間外れ」になってしまってるっていうことを、お母さんから聞いたもんで・・・道場生全員の前で、その内容について話した
その中で・・・子供達から、面白いコメントがあったもんやから、この内容を記すことにした
Aさんは・・・時折、空気が読まれへん言動をしてしまうことがある子
自分のことを、しゃべりたいが故・・・数名で話してる内容には沿えへん話を、急にしてしまうこともある
それが・・・学校のクラスの子達には受け入れられへん部分もあって・・・
最初は、その子が在籍するグループ内だけで、「あいつ、空気読めないよね?」っていう話やったみたいやねんけど・・・それが、ある事ない事、尾ひれ背びれがついて、どんどんとクラス中に広がって、みんながAさんを避けるっていう・・・どこにでもよくある話
ただ・・・その内容を、道場生たちに振ってみたところ・・・
Aさんと同じ学年の子達はもちろんのこと、上級生や下級生も・・・
「空気が読めない部分もあるけど・・・いっしょにいて楽しいし・・・」
「あいつにはあいつの良さがあるし・・・悪い部分は伝えてやればいいと思う」
「それに・・・自分たちは「家族」「ファミリー」だから、全く気にならないけど・・・」って・・・
それぞれに個別に聞いてみたねんけど・・・
皆それぞぞれが・・・「家族」「ファミリー」っていうフレーズを口にしとった
そんな感じで・・・
道場内では、浮いてることもなく・・・いっしょに遊んで、いっしょに柔道して・・・たまに、(同学年)それぞれの家にも泊まりで遊びに行ったりもしてるって聞く
「学校」と「道場」は・・・一体何が違うんやろう?
考えても分かれへん「?」がいっぱいあったけど・・・ただ、俺は嬉しかった
俺は・・・常に「家族」「ファミリー」っていう言葉というか?想いというか?・・・それを最重要部分として、彼らに伝える
それが・・・彼らに伝わってくれてることが、何よりも嬉しかった
道場生も親も・・・学年も・・・柔道が「強い」「弱い」も・・・「障害」(今の時代、いろんな内容の「障害(発達障害、学習障害、ADHD等」を診断されるけど)の有無も・・・何もかも、まったく関係ない
上の子が、下の子の面倒を見て・・・下の子は、上の子を信頼してついていく
「与えられたもの」は・・・誰かに「与える」
「授けられたもの」は・・・誰かに「授ける」
決して「仲間外れ」は許さん
時に・・・嘘をついたり・・・仲間を裏切ったり・・・被害者面をしたり等・・・する者は出てくる
でも、子供やねんから・・・自分を守るため・・・自分を正当化するため・・・防衛反応なんやろうから、そらぁしゃあない
せやからこそ・・・
如何なる事案があったとしても・・・みんなで話し合って(あえて、一回谷底まで叩き落とすこともあるけど)・・・最後の最後は、もういっぺん「仲間」として迎え入れる体制作りは怠ってないつもりでおる
「家族」やから・・・
「ファミリー」やから・・・
長いこと在籍してるお母さん方は・・・新しく入ってきたお母さん方が(子育て等での)「悩み」を抱えて相談してきたら自分たち自身の経験を基に、戸惑ってた時期を通り過ぎて、今現在の考えに行き着くまでの経緯を、アドバイスとして伝えてくれる
俺と明美さんは・・・さっきも記したけど、如何なることに対しても分け隔てをせんと、すべてを受け入れる
ほんで・・・如何なる相談にも乗るし・・・自分たちにできることは、できる限り力添えをしたいと考えてる
「家族」やから・・・
「ファミリー」やから・・・
俺・・・思う
子供達(道場生)にとっても・・・ご父兄の皆さん方にとっても・・・ここ(北岡道場)は、ホンマにおもろいコミュニティやな?って・・・
ほんで・・・思い上がりもあるけど、今の時代、これからの時代に、必要なコミュニティなんやないんかな?って・・・
ただ・・・このコミュニティは、俺が無理やりに作り上げたもんと違う
今までの歴代の先輩たちや、今までの歴代の親御さんたちが、築いてくれて、作ってくれた「場所」
だからこそ・・・揺らぐことがないんやろな?って、俺は思ってる
だからこそ・・・俺自身も、学ぶことを辞めたり、歩みと止めたりしたらアカン!って、常々危機感を持たせてもらってる
どんな些細なことであっても・・・「聞く耳」を持つ者は、親御さんであれ、子供であれ、どんどん変わってくる(もちろん、俺も含めてな)
ほんで、また・・・(偉そうに記すことを、お許しいただきたいねんけど)親御さんが変わったら、子供は間違いなく変わってくる
子供は・・・親(自身)の「鏡」
子供は親の云うことは聞かへん・・・子供は親のやった事しかやらん
(※西国33札所第32番、観音正寺で教わった内容)
俺の云う・・・「家族」「ファミリー」の意味を履き違えてもらいたくない
俺自身も・・・「家族」「ファミリー」の意味を履き違えんようにせなアカン
それらを、すべて総合して考えたら・・・
指導者・教育者である、俺自身が・・・
(家でも道場でも)親父である、俺自身が・・・
「今」ほんで、「これから」・・・何をせなアカンのか?
「今」ほんで、「これから」・・・子供たちに、何を伝えていってやらなアカンのか?は・・・一目瞭然やわな
『家族』・・・
『ファミリー』・・・
継続は力なり!
継続は宝なり!
楽しんでいこう・・・It’s Show Time!!