承ちゃん、メダル・・・見過ぎやろ(^_^;)
紳ちゃんも・・・メダルの空箱、掲げてるし・・・(ーー;)
元気出していこう!
READY! GO!!
承ちゃん、メダル・・・見過ぎやろ(^_^;)
紳ちゃんも・・・メダルの空箱、掲げてるし・・・(ーー;)
4月24日(日)・・・女川町総合体育館に於いて、上記の大会が開催された
まずは・・・承ちゃんの『選手宣誓』
観客席で聞いてたけねんけど・・・オッサンになったからなんかなぁ~?・・・ウルウルしてもうたよ
隣におった景ちゃん(K太の親父)に・・・「先生、ウルウルしたでしょ?」って、軽く突っ込まれながら・・・・・さぁ、試合開始!!
Aチーム・・・結果、1回戦敗退
先鋒:海士
中堅:恭佑
大将:詩音
「海士」は・・・学年上の県のトップクラスの選手相手に、堂々と戦って引き分け
中総体に、十分つながる出来やったんとちゃうんかな?
「恭佑」は・・・有効とって勝ったけど、スタミナ不足
試合が終わって、戻ってきての第一声・・・「体力ねぇ(>_<)」
俺(監督)の前で、普通に言うてた(ーー;)(ーー;)(ーー;)
「詩音」は・・・ちょっと、正直すぎたかな?
県チャンピオンに、、真っ向勝負の大外刈りを掛けたけど、返されて一本負け
最近、良くなってきてるけど、ちょっと足腰の強さが足らんかな?
先鋒:RITO
中堅:恭太
大将:清春
「RITO」は・・・先週の中学校春季大会で、怠けた試合をして、俺に一喝されたからか?・・・真っ向から、彼なりに、ええ勝負しとったわ
ただ、手を放してまう悪い癖があるなぁ
「恭太」は・・・女子選手との試合やったけど、完全に空回り
中学生になって一発目の試合で、まんまと洗礼を受けたって感じかな?
まぁ、恭太のことやから、尻上がりに上がってくるやろう(^^)
「清春」は・・・体調不良で、前日の練習も休んどったし、当日もまったく万全な状態ではなく、一本負け
清春も、これから第二次性徴を迎えたら、体つきも変わってくるやろうし、2年後に乞うご期待って感じかな?(^^)
先鋒:K太
次鋒:紳太郎
中堅:承ちゃん
副将:ヤマト
大将:タケル
・・・・・のメンバーで挑む予定やったねんけど・・・
前日に、ヤマトが感染性胃腸炎に罹り、出場できへんようになった
副将:ヤマトに代わって・・・SO
小粒のメンバーが、さらに小粒になり・・・そのメンバーで、挑んできた
この大会は・・・前年度、前々年度と、2連覇してる大会
せやから、結果だけを見たら・・・東北大会にも出場できへんし(東北大会出場は、上位2チーム)、諸手を挙げて喜べる結果ではなかったかな?
「K太」は・・・ホンマ、不器用
初戦は、完全に手足がバラバラやった(>_<)
せやけど、ものごっつい真面目な子やから・・・今は、「柔道」が嫌いにならんといてくれたら、きっとええ選手になると思う
「紳ちゃん」は・・・試合慣れがまったくないのに、ええファイティングスピリッツを見せてくれた
ただ、準々決勝以降は、県トップクラスの選手に完敗
まだまだ、これから良くなるはずや
「承ちゃん」は・・・正直、メチャメチャ大変なポジション(中堅)やった
初戦から、ずっと、県トップクラスの選手との対戦やったしな
しかも、30kg強の体重で、よく戦ってきてくれた
こいつは、負けん気が強くて、センスがええから・・・ホンマ、将来楽しみな選手やな
「SO」は・・・絶対に落とされへん、大事な部分で、残り1秒で「有効」を奪い、執念の勝利をもぎ取ってきた
「タケル」は・・・それに続き、2-2の内容で負けてた試合を、自らの力(内股)で、チームを勝利に導きよった
今回の大会は、みんな一致団結して、掛け替えのないもんを手に入れてきた
俺は・・・試合開始前に、子供達に「あること」を伝えた
タケルとSOには、前々から伝えてたことやったけど・・・他の3人には、朝伝えた
自分が、全国大会に出場するために・・・
自分が、金メダルを取るために・・・
そうやって、戦いに挑むこと・・・また、それまでのプロセスを、精一杯精進すること・・・本来は、それが正当なことなんやと思う
せやけど・・・
同じ頂を目指すんであっても・・・目標の在り方ひとつで、「それ以上にの価値」にもなるし、「それ以下の価値」にも成り下がる
ものごっつい、「くさいこと」なんやと思うよ
せやけど・・・その「くさいこと」が、今の時代、ものごっつい必要なんやないんかな?って、俺は思ってんねん
『義理人情』『まごころ』・・・
『浪花節』よ! 人生は!!
3-2で辛くも勝って帰ってきた子供達は、みんな泣いてた
特に、タケルとSOは、大泣き(もちろん、監督も大泣き(ーー;)(ーー;))
その勝利が、「何を意味するんか?」・・・みんな、分かっとったんやろなぁ~
結局、試合は・・・次の準決勝、若柳柔道スポーツ少年団に、2-1で敗退した
3位入賞!
せやけど、その日の俺らにとっては・・・その「3位入賞」が、掛け替えのないもんを手に入れることができる結果やった
その後、俺は・・・承ちゃんママ、紳ちゃんママ、K太の親父に、『想い』を吐き出した
みんな、口を揃えて・・・「それ、最高っ! もちろん、OKです!」って、その『想い』に、二つ返事で賛成してくれた
「すごい道場やな!」って・・・
俺が、すごいんやないよ(^_^;)
ホンマに、子供達が主役の・・・「素晴らしいコミュニティーなんやな」って・・・あらためて、実感した
※ちなみに、K太の親父に関しては、先月の全少予選で敗退した時にも、自分の子供のことよりも、「ヤマトを、全国に行かせてやりたかったなぁ~」って、泣いてくれてたくらいやからなぁ~(^^)
こんな、素晴らしい『浪花節』を持ってるご父兄達に支えられてる子供達、ほんで俺自身(道場長)は・・・ホンマに、幸せやなって思う(^^)(^^)(^^)
俺も、負けじと・・・『浪花節』を、次世代の子供達に、たくさん伝えていってやりたいなぁ~
いつの時代にも・・・絶対に必要やと思うから・・・
さぁ、ゴールデンウィークや!
本来やったら、合宿とか合同練習とか試合とか、みんな頑張らなアカン時期なんかも知れんけど・・・北岡道場は、完全オフ
「柔道」する時は、一生懸命「柔道」をする!
「勉強」する時は、一生懸命「勉強」する!
「遊ぶ」ときは、一生懸命「遊ぶ」!
しっかりとケジメをつけて・・・オフの時は、家族、友人、彼氏、彼女と、思う存分に遊んできたらええねん!
ほんで、また・・・ゴールデンウィーク明けから、目標に向かって、一生懸命頑張ろうやないかっ!?
なっ! 「『浪花節』少年団!」(笑)
最後になりましたが・・・
大会の応援に駆けつけてくれた、晃コーチ
審判をしてくれた、悠葉コーチ
そんで、せっかくの日曜日やのにも拘らず、仲間の応援に来てくれた、元ちゃんファミリー、小僧さんファミリー、煌ファミリー、瑠佳ちゃんファミリー、純聖
ありがとうございました!
この春・・・悠葉先生が、短大を卒業して、某幼稚園で働き始めた
先日・・・家族で、晩飯食ってる時の話・・・
その勤務先の先生から・・・「ウチの子、悠葉先生の弟と試合したことがあるかも???」って、言われたねんて
その先生のお子さん、YAMATO(ウチの三男)よりも1つ上らしくて、近隣の道場で柔道をしてるらしいねん
おまけに、その勤務先の先生の弟さんは、東北高校(悠葉先生の母校)出身で、石巻の方で某道場のコーチをされてるらしくて・・・
「ホンマ、世間は狭いなぁ~(^_^;)」って、悠葉先生と自宅で話したねんけど・・・
俺・・・数年前に、自分の背中には、大きな『責任』が乗っかってることに気が付いたねん
それは、いったい何なんか???
以前の俺は・・・・・
試合会場に出向いても、審判の先生方などに言いたい放題・・・(反省してます(^_^;))
相手チームの選手の反則(両膝や奥襟等)を指摘しまくり・・・(非常に反省してます(^_^;))
いくら熱くなってるからとはいえ・・・自分のことしか考えてへん、ホンマに愚かな指導者やった(ホンマに、ホンマに、反省してます(^_^;))
せやけど・・・いつからやろなぁ~???
悠葉先生が、東北高校に進学したくらい?・・・いや、もっと前からかなぁ~?
自分の背中に、大きな『責任』を感じるようになったねん(「遅いんじゃ!」っちゅう話やねんけどな(^_^;))
俺自身が・・・試合会場で、暴言を発してたり、騒ぎまくってたり、言いたい放題、やりたい放題にやってたら・・・俺の大切な教え子達は、どんな目で見られてしまうんやろう?
高校に進学しても・・・出身道場は、付きまとう
大学に進学しても・・・宮城県内やったら、「北岡」の名前は付いて回るはずや
それは、就職しても同様・・・今回の、悠葉先生みたいに、いつ、どこで、誰と接点を持つことになるか?・・・ホンマに、分かれへん
そないなった時に・・・
「おぉ、北岡道場出身か!? 北岡先生の教え子やね? 頑張ってね(^^)」って、言うてもらえるのか?
それとも・・・
「あぁ・・・北岡のとこの子か?」(ワンクッション置いて見といてみよう)って、思われるのか?
前者か?後者か?は・・・まったくもって、俺の言動、行動次第やん!?って考えた
それやったら・・・自分の大切な教え子たちなんやから・・・絶対に、前者であってほしいって思うやん!?
俺かって・・・人間やから、正直、試合会場で納得のいかへん判定なり、審判の先生の判断なりに、違和感を感じることは、今でも時々あるよ
せやけど・・・審判の先生方も、一生懸命取り組んでくださってるし、人の判断材料は「十人十色」やし・・・
そない考えたら・・・自分自身も審判をした時、万人が納得するような、完璧な判断ができるわけではないやんか?
ほんで、それ以前に・・・子供たちが、しっかりとした勝ち方ができへんっていうんは・・・俺自身の指導の仕方(指導力の無さ)に問題があるのは間違いあれへんねんから・・・
それやったら、他人のせえにするよりも・・・潔く、子供達と共に、「足れへんかった部分」を認めて、子供達の背中を押してやった方が・・・子供達も、そこに立ち止まることなく、前を向いて進むことができるやないんかな?
そうやって、俺(自分)自身に『責任』を課すことによって・・・それが、道場生や卒業生の「立場」も、しっかりと守ってやることに繋がるんとちゃうんかな?って考えれるようになったねん(^^)
まさに・・・「北岡道場訓」
『世の中が思うようにならないことの自覚』
『感情の抑制』
『他人に対する思いやり』
・・・やわな
最近・・・ある友人と、よく話すねんけど・・・・・
その友人曰く・・・「今(現在)は、私が上で、相手が下かも知れない でも、人間なんて、どこで、立場が入れ替わるか?分からないし・・・どんな場面で、今まで蔑んでた人に会うかも分からない だから、今(現在)の立ち位置に溺れず、先のことも見据えて、しっかりとした行動を取ろうと心掛けてるんです」って
当たり前のことのようやけど・・・なかなか、できへんのんとちゃうんかなぁ~?
俺自身も、その話聞いて・・・「ちゃんとできてるんかなぁ~」って、ホンマ考えさせられたもん!
その言葉の中には、ずっしりと重たい、俺の『仲間達』の「想い」や「立場」が詰まってる
10年前・・・「以前(若い頃)、柔道をしていた、北岡さんって人」が、『北岡道場』を立ち上げた
でも、月日が流れるにつれ・・・その「以前、柔道をしていた、北岡さんって人」は、大きな責任ある立場の『北岡道場の北岡先生』として、周りから見られるようになった
『北岡道場』が、独り歩きしてる今・・・『北岡先生』の『責任』は、果てしなく大きい
俺自身・・・今一度、自分の立ち位置を見つめなおして・・・道場生、卒業生に迷惑をかけへん行動をとれるように努力していこうと、あらためて誓ったよ
そんなことを考えさせられる・・・家族の食卓の会話やった(^^)
北岡道場内で、「いじめ」と取れる事案が発生してもうた(^_^;)
上級生(B)が、一学年下の生徒(A)の背中を帯で叩いたり、ワークブックを床に叩きつけたり、筆記用具やシャツを、更衣室の埃だらけの棚の上に放り投げたり・・・何度かにわたって、繰り返されとったらしい
言い訳にしかなれへんねんけど・・・更衣室内での出来事であり、俺は、よう気付かんかった(ーー;)
せやけど・・・あるルートから、その情報を知ることができて・・・他の道場生からも、出来る限りの情報を集めて・・・すぐに「いじめられてる子:A」の家に向かって、今までの経緯をすべて聞いた
※実は、A・・・以前、学校で嫌な目に会ってた時期があって・・・それを俺が知って、学校側(担任の先生はじめ、校長先生、教頭先生)と解決の方向に進めたことがあったねん
せやから、俺・・・「なんで、俺に言わへんかったねん? 「困ったことがあったら、何でも言うてくれよ!」って、約束したやんけ!?」って、言うたねんけど・・・
「道場内のことだったので・・・「先生に、迷惑かけられないな」って思って・・・」・・・そないな答えが返ってきた
俺は・・・「次の練習日に、ちゃんと解決するから・・・ 心配せんと、もう嫌な思いもする必要ないからな」って、Aに伝えた
善は急げ!!
早速、昨日の練習の勉強の時間を使って、みんなで話し合いをしたねん
もちろん、その話し合いは、子供達、仲間同士のことやから・・・前に出て、進行してくれる役目は、タケル(キャプテン)、SO&ココロ(副キャプテン)
もちろん、俺も・・・隣で、すべてを聞いてたねんけどな
そない言うても・・・タケルもSOもココロも、まだ6年生
なかなか、上手く話し合いを進めることはできへんかった
せやけど、最後にタケルが・・・
「こんなこと(イジメ)は、絶対にしない方がいいし・・・絶対に止めた方がいい それでも、それを続けるんなら、B(いじめてた子)は道場を辞めなければならないと思うし・・・・・」
苦虫を噛み潰したような顔をしながら、多少口籠る場面はあったけど・・・
リーダーとして、一番言いづらいであろうことを、小学校6年生ながら、上級生に対して、みんなの前で言うてくれた
SOもココロも・・・中学生が、道場生の約半分を占める中、みんなの前に立って、結構、勇気のいることやったんとちゃうんかなぁ~って思う
そんな話し合いの中・・・
AはBに対して、みんなの前で・・・「これから、そんなことをしないでください!」って、勇気を持って自らの言葉で伝えることができた
俺は・・・ここは、大事な部分やと思ってる
大人(先生や親)が介入して、事案を解決することは、ものごっつい簡単やけど・・・せやけど、それやったら、「やられた子」の中では、ホンマの解決にはなれへんのんとちゃうんかな?って思うねん
俺は・・・「いじめる側」にも、「いじめられる側」にも、原因はあると思ってる
多分、「いじめる側」は、いじめてる感覚がないまま・・・何も言い返してけえへん「いじめられる側」の態度につけ込んで、どんどんエスカレートしてくるんとちゃうんかな?
せやから、今、俺が助けてやることは簡単なことやけど・・・怖いやろうけど、勇気を振り絞って、自分の言葉で「止めてくれ!」って発することは、この先の人生にも、絶対に必要になるはずやから・・・
俺は、それを、その子の口から言わせてやりたいって思ってたから、その部分では、Aにとっては、すごい収穫やったんとちゃうんかな?って思う
それから、Bにとっても、自分の愚かさを感じてもらう、絶好のチャンスやったと思う
B自体も、学校とかで、いろんなしがらみを背負っとったみたいで・・・行き場のないストレスを、道場で吐き出してしまってたようやけど・・・それは、筋違いや
せやから・・・「これからは、二度としません!」って、みんなの前で約束をしてくれた
もちろん、これは、Bの吊るし上げの行事やないよ!
Bに、大切なことを気付いてもらうための話し合いやねんから・・・
同じ志を持った仲間同志の中であっても、自らが犯した間違いによって、一瞬にして自らの居場所がなくなってしまう
それは・・・この先、どこに行っても、同じやと思う
せやから、今、「してはいけないこと」を、仲間の力を借りて学んでほしい・・・俺は、そない思ってんねんや
ほんで・・・
敢えて、道場生全員の前で、話し合いをしたんやから・・・他の道場生も皆それぞれ、大なり小なり、何かしらを感じてくれてることやろう
正に、道場内で起こることは、『社会の縮図』やと思うから・・・
でも、この話し合い・・・簡単に書きなぐったけど、先生と生徒の間で、「信頼関係」がなかったら、下手にはできへんことやと、俺は思うで
学校でも、普通に出来そうなことやけど・・・一歩間違えたら、とんでもない方向に進まへんとも限らへん・・・ものごっつい、慎重に事を運ばなアカンことやと思うよ
このアバウトな俺でさえ・・・上級生一人一人個別に、そいつらの目線で、理解してもらえるであろう重要なポイントを、練習中、練習終わりに、伝え歩いたもん(^_^;)
誤解を恐れずに言わせてもうたら・・・
俺は・・・この世の中から、「いじめ」は、絶対になくなれへんと思ってる
「やってる側」と「やられてる側」の受け取り方も違えば、感じ方も違う
しかも、実際、大人の世界でさえ、「いじめ」のようなもんは、存在するねんから・・・・・
せやから・・・子供の頃に、「「いじめ」は、してはいけません!」「「いじめ」は、なくしましょう!」ってことを、躍起になって伝えるよりも・・・我が身に起こった時、受け取った時、感じた時に、「どのように、対処するのか?」を、教えといてやった(今回のように、実際に経験させてやった方)方が、ええんとちゃうんかな?って、俺は思うねん
今回・・・
リーダーとしての意見を吐き出してくれた、タケル
「話し合いの場を持った方がいい!」って言うてくれた、SO
勇気を持って、自らの言葉で「止めてください!」って、伝えることができた、A
「もう、二度としません!」って、仲間(俺を含め)を裏切らないことを約束をしてくれた、B
困ってる仲間(A)に、手を差し伸べてやろうと考えてくれて・・・また、(B)が間違ったことをしたからって、仲間外れにするんやなく、みんなで同じ方向を向けるよう、受け入れてくれるって約束をしてくれた・・・道場生(特に上級生)
皆それぞれ、何かを感じとってくれたんやないやろうか?
その何かを感じとってくれた彼らが・・・ここ(北岡道場)を巣立ち、次のステージで同じような事案に直面した時・・・・・今回みたいに、いい方向性に向かっていける『原動力』になってくれたなら・・・良いムーブメントを起こしてくれるんやないやろうか?
「柔道」は、二の次、三の次・・・
「柔道」を通じて(「北岡道場」の中で)・・・大切な何かを学んでほしい!!
きっと、その「大切な何か?」を手に入れた奴の方が・・・「柔道の強さ」よりも、「喧嘩の強さ」よりも・・・『人間的な強さ』を持ってる、素晴らしい「柔道家」になるんとちゃうんかなぁ~
「勝ち負け」も大事やけど・・・そんな素晴らしい「柔道家」が、一人でも多く巣立ってくれる道場であれるよう・・・俺も、「教育者」の端くれとして、子供達と真っ直ぐに向き合いたいなぁ~って思うよ
新2年生の・・・「優音」
結構、おもろい奴で・・・俺が、土曜日、仕事を終えて、昼過ぎに家に帰ったら、しょっちゅうウチにおる(^^)
YAMATO(三男)と、遊んでるねんけど・・・
俺も、ちょっかい掛けて・・・「名前は?」って聞くねんけど・・・
「「北岡 優音」です!」って、普通に答えよる(^o^)
なかなか、オモロイ奴やねん(^^)
その優音・・・ちょっと前の練習の途中で、グズグズし始めよった
俺、気付いてたねんけど・・・「本人から、なんかアクションがあるやろう」って思って、放ったらかしといたねん
ほんなら・・・グズグズしながらも練習しとったねんけど、限界が来たんやろなぁ~
俺のとこに来て・・・「先生、頭痛いので休んでてもいいですか?(泣)」
俺・・・何となくやけど、ホンマのことが分かってたから・・・「ほんなら、救急車呼んだるわ! 病院行って、自分の口で先生に説明してこい! お前! ウソつかんと、ホンマのこと言わんかったら、ホンマにそないするぞ!」って言うたねん
ほんなら・・・「〇〇ちゃんに、足を踏まれて、足が痛いです(泣)」って、次の言い訳をしよった
俺:「お前、もういっぺん言うとくぞ! ホンマのこと言わんかえっ!? 嘘ついてたら、先生の家に、二度と遊びに来させへんぞ! 学校の先生には通用したとしても、俺には通用せえへんぞ! 俺は絶対に逃がさんぞっ! ホンマのこと言うまで、許さんぞっ! どないやねんっ!!?」
ほんなら・・・「朝から児童館で遊び過ぎて、眠たいです(泣)」(春休みで、朝早くから児童館に行ってたみたい)って、正直に言いよった(^^)
俺:「優音・・・ホンマのこと言えたなぁ~(^^) よう言えたなぁ~(^^) 眠たいもんは、眠たいねん、しゃあないやん!? せやけど、眠たいことを、「頭が痛い」だの、「足が痛い」だのって嘘をついたら、その嘘をごまかすために、また次の嘘をつかなアカンようになるやろ? だから、最初から「ウソ」はついたらアカンねん! 分かったか? 分かったら、後ろ(板の間)で寝とき(^o^)」
優音は・・・そのまま、板の間に座布団敷いて、爆睡しよった(笑)(笑)(笑)
俺は、当然・・・道場生全員に対しても、優音に言うたことと同じことを伝えといた
人間は・・・都合が悪いこととか、隠し事をしたい時とか、自分を良いようにみせようとか・・・どうしても、嘘をついてしまうことがある
それは、大人も子供も関係ない!
せやけど・・・そこには、その嘘が発覚しそうになったら、次の嘘を塗り重ねなアカンようになってしまうっていう、負の悪循環が付きまとってしまう
それが、大人になったら、それはもっと性質が悪くなる
俺自身も、嘘をついたことはある(>_<)
大なり小なり、嘘をついたことがない人間なんか、絶対におらへんはずや・・・・・と、俺は思う(^_^;)
俺自身、嘘をついたことで、失敗したこともあるし・・・嘘をついたことで、その嘘をごまかすために、さらに嘘をついたこともある
いずれにしても・・・嘘をついたことを、限りなく後悔してるのは事実や
せやから俺は・・・我が子に対しては、「絶対に、嘘をつくな!」って教えてきた
例えば・・・この優音のような事案でも、眠たいねんから、「眠たい」ってホンマのことを伝えてきたら、それに対する、きちんとした対処をしてやれる
せやけど、ホンマのことと違うことを訴えられたら、きちんとした対処ができへんようになる
せやから・・・「嘘ついて誤魔化さんと、ホンマのことを言え!」って、教育してきた
誤魔化しながら、大きくなったら・・・
「友達の家に泊まってくる」って、親に嘘をついて、彼氏の家に泊まったり・・・
ウチでは、ええ顔をしながら・・・外では、別の顔を持ってたり・・・
そないなっても、困るからなぁ~
せやから、やっぱり・・・大なり小なり、嘘はアカンねんよ
それと、もうひとつ
やってしまったこと・・・起こってしまったことは、しゃあないと思うねん
例えば、ちっちゃい時は・・・100点取ったら、胸張って「100点取った!」って言うけど・・・20点やったら、答案用紙を突き出して、誇らしげに「20点やった!!」って言う奴はおれへんやん?
せやけど・・・ええことをしても、悪いことをしても・・・やってしまったことは、変われへんやん?
事実は、覆されへんねんから・・・せやから、「ええことをしても、悪いことをしても、報告する時は、同じトーンで言え!」って伝えてきた
だから、道場生に対してでも・・・俺は、彼らを信頼してるし、彼らも、俺にはもちろん、親御さんや仲間、自分を取り巻く周りの人達に、嘘をついてほしくないし・・・ほんで、自分のしてしまったこと、起こってしまったことを、ボソボソ言わんと、ハッキリと言える人になってほしいねん
俺は、こんなアバウトな性格やから・・・結構なパーセンテージで、道場に入会したての生徒たちは、練習がしんどくなったりしたら、「先生、足が痛いので、休んでてもいいですか?」「先生、頭が痛いので、休んでてもいいですか?」って、訴えにきよるねん
ところが、どっこい・・・
俺は、他の部分はかなりアバウトやけど、その部分だけは、絶対に許さへんから・・・「大至急、救急車呼んだるわ!」「お父さん、お母さんに、「柔道出来へんくらい、頭が痛いみたいやから、明日も学校休んで、寝たきりで生活するように!」って伝えとくわ!」て言うたんねん
ほんなら・・・大半の子は、「大丈夫です! 練習できます!」って言いよるよ(^^)
ほんで、「こいつ(北岡)には、「それが」通用せえへんな」ってことが分かったら、二度としんどいことを誤魔化して、何かを訴えてくることはせえへんようになりよるわ(^^)
子供は・・・大人が思ってる以上に賢い
甘えさせてくれる人・・・悪知恵が通用する人・・・逃がしてくれる人・・・を、一瞬で見分けるし・・・見分けたら、その場所で、しんどいアピールをする能力が、ものごっつい備わってる
でも、「優音」は・・・この先、きっと俺に対して、嘘をつくことはせえへんと思う
だって、「眠たい」言うたら、寝かしてくれんねんから、嘘つく必要なんかあれへんやん!?
ただ・・・その、さじ加減は、ちゃんとしたらんと・・・子供は、二度と心を開けへんようになるから、簡単なようで難しいねんけどな(^_^;)
子供は・・・いや、人間は・・・正直に生きた方がええねん!
俺は、そない思う
その場、その場で、しょうもない「嘘」を吐きまくる大人がおるけど・・・そんなもん、「答え合わせ」されたら、すぐに「嘘」がばれてまうのに・・・それを見て、自分に照らし合わせたら、ものごっつい哀れに思うもん
自分は、ああはなりたくないなって、ホンマ反面教師やよな
せやから・・・やっぱり、人間は正直に生きた方がええねん!
簡単なようやけど・・・出来へん人が多い
「「普通の斧」を選んだ、正直爺さんは、たくさんの宝物を手に入れる!」っていうことを、ちっちゃい時に「おとぎ話」で、学んだはずやのに・・・・・
人間というのは・・・愚かな生き物やよなぁ~(もちろん、俺も含めてな(^_^;))
※ちなみに、優音の名誉のために記しておくけど・・・
爆睡してしもうて、迎えに来たお母さんに連れられて、家に帰ってから・・・「先生にも、みんなにも、迷惑かけた 柔道楽しいし、道場に行きたい」って、号泣したんやとさ(^^)(^^)(^^)y
ほんで、ちゃっかり、その週の土曜日には・・・ウチに来て「北岡 優音です!」って、ニコニコしながら遊んどったわ(^^)
この3月に、滉太が卒業してもうたけど・・・煌(新1年生)と、皓(年中:4歳)の、新しい仲間が増えた
KAI(5歳)が一番小さかったのに・・・もっと、ちっちゃい皓(自分のことを、「ヒロくん」っていう(^^))と出会ってしまった(^_^;)
まだまだ、くたばっておられへんわ
いつの間にか・・・ヤマタケSO&KOKOROが、6年生になってるんやからなぁ~
月日の流れの速さに・・・ホンマ、ビビらされるわ(>_<)