2月の1ヶ月間・・・凌門塾の佐々木先生からのご要望で・・・凌門塾の卒門生である、未羽先生(佐々木先生の長女)が「教育実習制度」と称して、北岡道場に来てくれとった
彼女は・・・最終的には、教育関係の仕事に携わりたいっちゅうことで・・・
お父様が運営されてる「凌門塾」の指導・教育方法だけではなく・・・「北岡道場」の指導・教育方法(要するに、俺自身が子供たちとどのように接してるんか?)を学びに来られた
教育実習制度始動(第一部) | 『ぼや記』〜世の中の 人は何とも 言わば言え〜 (ameblo.jp)
(佐々木先生のブログより引用)
正直・・・「ウチの道場でよろしいんですか?」って、何べんも佐々木先生に確認してんけど・・・「お願いいたします!」の一点張り(^^;)
俺ら(俺や道場生、父兄)サイドにとっては、メチャメチャありがたい話やったから・・・当然やけど、二つ返事で承諾させていただいた
最初の2週間は・・・俺のやり方を、ただ彼女に見てもらうだけの時間に充てた
その上で・・・
残りの2週間は、彼女にいろんなことを指導してもらったり、練習内容のすべてをお任せすることにした
もちろん・・・彼女が指導してくれてる最中に、俺みたいな、ややこしいオッサンが横に立っとったら、彼女がやり辛いのはこの上ないやろうから・・・
俺は、あえて畳の外に出て、父兄達と全く関係のない話をしとった(笑)
せやけど・・・
そうやって、知らんふりをしながらも、要所要所で彼女の動きを見させてもらっとったら・・・やっぱり、佐々木先生の背中を見て育ってきたというのか?凌門塾の指導方法をしっかりと腹に落としてきたというんか?・・・それはそれは、子供たちに対して「一生懸命」になって、物事を伝えてくれとったことには、ホンマに感心させれた
逆に、ウチの子たちの方が・・・普段から、俺がええ加減なもんやから、彼女の一生懸命な話を聞いてるんか?聞いてへんのんか?・・・ホンマ、申し訳なかったよ(^^;)
彼女にとっては、学ぶもんがあったんか?なかったんか?は分かれへんけど・・・
ただ・・・彼女が、ウチに来てくれた時(彼女が、ウチ来てくれるってことが決まった時)から・・・
わずか1ヶ月っていう限られた時間で、俺自身が彼女に何かを指導させていただくなんて、ものごっつい烏滸がましい話やし・・・
それやったら・・・
これからの時代を担う若い「教育者」の卵が、一番やりやすいような環境を整えさせてもらうこと
ほんでまた・・・
俺ら大人(俺や父兄達)が、彼女自身を「これでもかっ!」っていうくらいの暖かい「場所」に迎え入れさせてもらうことが・・・何よりも一番、彼女の心を揺さぶってやれるんとちゃうんかな?って・・・・・そないな話を、ウチのご父兄達と相談しとった
実習期間中の1ヶ月・・・彼女自身が、何を想って、何を感じてくれたんか?は・・・俺は、彼女やないから分かれへん
せやけど・・・俺ら「北岡ファミリー」の切なる「願い」や「想い」が、彼女の心に届いてくれとったら嬉しいなぁって・・・今は、心の底からそない思うよ
俺は・・・未羽先生のことを、ちっちゃい時から知ってる
ちっちゃい時は、前髪をものごっつい短くカットしてて・・・俺は、彼女のことを「クレラップちゃん」って呼んどった
試合会場でも・・・会うたびに、「クルッ クルッ クレラップ・・・・」って、口ずさみながら彼女にちょっかいを掛けとったし・・・
きっと・・・彼女からしたら、ややこしいオッサンやったに違いない
ちなみに・・・
佐々木先生とは・・・先生が「凌門塾」を立ち上げられた時期と、俺自身が「北岡道場」を立ち上げた時期が、メッチャ近かったっちゅうのもあるんかな?
もう・・・かれこれ、16~17年?のお付き合いをいただいてる
設立当初の頃は・・・よくウチに来てもらったり(出稽古)・・・県立武道館にて、いろんな道場と一緒に合同練習をしたり・・・凌門塾企画の合同練習に呼んでいただいたりとか・・・そんな行き来もあってんけど・・・
いつからか?・・・俺も佐々木先生も、「子供の頃の「勝敗」」っちゅうもんに疑問点を持ち始めて、そう言った合同練習会には参加せえへんようになってしもうた
せやけど・・・
試合会場では、必ずお会いして近況報告をしあったり・・・メールや電話でのやり取りは、もちろん続いとってんで(^^)
某柔道塾の『侍』-熱血!北岡道場 仙台の子供柔道教室 (kitaoka-dojo.com)
申し訳ない!!
オッサン同士のしょうもない昔話に脱線してしもうた(^^;)
その未羽先生・・・
凌門塾の塾長を、父親に持つにもかかわらず・・・子供の頃は、「勝つためのテクニック」を、お父さんから何ひとつ教えてもらってなかったんやろうな?って、俺は思ってる
失礼を承知で書かせてもらうけど・・・
「勝つためのテクニック」を教えてもらっとったら・・・彼女は、もっと結果が残っとったはずや
もっと容易く、県チャンピオンにもなっとったやろうし・・・
それどころか・・・全国大会でも、ある程度の成績を残せたんとちゃうんかな?ってさえ、俺は思う
だって・・・
何ひとつ教わってへんのに、いつも県大会の上位に君臨してたっちゅうことは・・・余程、自分自身で考えて考えて行動しとったんやろうからな?
でも・・・
小学生や中学生であったら・・・考えて行動するっていうことにも限界がある
やっぱり「勝つためのテクニック」っちゅうのは・・・子供の頃は、指導者から教えてもらってなかったら、シビアな部分は身にはつかんのんとちゃうんかな?って、俺は思う
せやけど・・・
彼女を見てきた限り・・・それは、皆無やったんやろうな?(今一度・・・ものごっつい失礼なことを書いてることを、どうか許してほしい)
俺自身も・・・我が子には、何ひとつ教えへんから・・・佐々木先生の考えは、多少分かる
悠葉先生やREN兄ぃが、ちっちゃい時には・・・躍起になって「勝たせる柔道」を教えとったけど・・・
さっきも記した通り・・・「子供の頃の「勝敗」」っちゅうもんに疑問点を持ち始めてから(SO兄ぃやYAMATOの時代(現在進行形))は、俺自身も「勝つためのテクニック」は、何ひとつ教えてへんからな
「勝つ」ことは、確かに大事なんやろうけど・・・
それ以上に、大事なことがある!
ほんで・・・
その先に何があるんか?
・・・・・っちゅうことなんやと俺は思う
上から目線で、ものごっつい申し訳ないねんけど・・・
彼女は、「それ以上に、大事なこと」と「その先に何があるんか?」を、重々理解してるんやなぁって・・・
長年、教育の場に立たせてもらってるが故・・・彼女の「立ち姿勢」から、そない感じさせていただいた
これから先、山ほど困難が待ち受けてるやろうけど・・・
「佐々木イズム」に・・・今回の「北岡ファミリー」力も付け加えて、前進していかれることを心より願っております!
もし、道に迷った時は・・・
北岡の親父の元、ほんでまた「北岡ファミリー」は待つ、北岡道場に帰ってきてください!
『一志不退』