2023年 7月

5月28日・・・(俺のガキの頃からの親友:隆勇の)親父が逝った

 

3年前・・・お母ちゃんが先に逝ってからっちゅうもの・・・

もう一人の『お母ちゃん』-熱血!北岡道場 仙台の子供柔道教室 (kitaoka-dojo.com)

 

親父はいつも・・・

「「オバン、早よ迎えに来てくれよ」って、仏壇に向かって言うんやけど・・オバン、「まだ来たらアカン」っちゅうんやしや」って、話すたびに言うとった

 

コロナの真っ只中やったから・・・なかなか、大阪に帰ることができへんかったけど・・・

お母ちゃんが逝ってからっちゅうもの・・・俺は、ちょくちょく親父に電話をしとった

(もしかしたら・・・ホンマの親父やお母ちゃんに連絡するよりも、親父に連絡する方が多かったかも知れへん?)

 

 

昨年9月・・・

コロナも、ちょっとずつ下火になってきて・・・やっと(3年9ヶ月振りに)大阪に帰ることができて・・・

お母ちゃんに、不義理を通したまま(葬儀にも参列できんと)やった俺は・・・真っ先に、お母ちゃんに手を合わしにいかせてもらった

 

その時、親父・・・メッチャ泣いとった

「耕太郎・・・いつも気に掛けてくれて、ありがとうな  すまんのぉ  オバンも喜んでら  ありがとうな  ホンマに、ありがとうな」って、俺の手を握りながら、メチャメチャ涙を流してた

 

俺自身も・・・

お母ちゃんには・・・もう、もちろん会われへんし・・・

もしかしたら・・・

親父にも、(コロナもあったから)もう会われへんかも?って、ずっと思ってたから・・・親父の顔とお母ちゃんの遺影を見て、涙が止まれへんかったのを覚えてる

 

 

10年程前は・・・

大阪に帰省して、親父とお母ちゃんに会いに行くたびに・・・

帰り際に、「耕太郎・・・気に掛けてくれて、ありがとうな」って・・・そない言うてくれる親父に対して・・・

「親父っさん、もう言うてる間に死ぬかも知れへんし・・・帰ってきた時くらい会っとかんと、俺、後悔して寝付き悪なるやん?  せやから・・・死ぬ前に、顔見に来ただけや!」

 

そないな、憎まれ口を叩くくせに・・・

「ありがとう! 親父! お母ちゃん! いつまでも、ここで元気で暮らしててな」っていう・・・そんな「願い」と「感謝の念」を心に抱きながら・・・

いつも、玄関のドアを閉めた後・・・親父とお母ちゃんに気付かれへんように、深々と頭を下げさせてもらってた

 

 

 

今年の2月にも・・・大阪に帰省することができて、親父に会いに行ったんやけど・・・

その時・・・

「GWに、また来るから・・・親父っさん、元気でおってくれよ」

そない言うた俺に・・・

「オバン、まだ迎えに来てくれへんし・・・「もうちょっと、そっち(現世)で、若い頃の悪さを反省して苦しめ!」って、言うてるんやろうから・・・もうちょっと、頑張るよ」って・・・

そない返してくれとった

 

それが・・・

親父と話した、最後の会話になった

 

 

今年のGW・・・時間の都合がつかへんくて、大阪に帰ることができへんかった

 

「親父に、「GW、帰られへんねん」って、連絡せなアカンなぁ」って、思っててんけど・・・

いろんな事案が舞い込んできたり・・・忙しい日々に追いやられてしもうて・・・連絡ができてへんまま、時間は過ぎていった

 

そんな矢先・・・隆勇からLINEが届いた

 

・・・・・涙が止まれへんかった

 

 

 

俺には・・・「大切な人」っていう位置づけの人が多くおる

 

人間・・・人と出会ったら・・・

少なからず、影響を受けることはあるし・・・学ばされることも多々ある

 

ある意味では・・・

「こいつ、ホンマにアホやな!?」って思わされるような奴でも・・・

「こんなアホには、絶対に成り下がらんとこう!」って、思うことができるんやから・・・俺は、人と人との「出会い」っちゅうもんに、マイナスはないと考えてる

 

 

せやけど、そんな中でも・・・

自分の人生観に、大きな影響を与えてくれた人が多くおる

 

親父っさんもそうやし・・・お母ちゃんもそう・・・

圭吾兄ぃや・・・

『一期一会』-熱血!北岡道場 仙台の子供柔道教室 (kitaoka-dojo.com)

筋野トレーナー・・・

『師匠』が残してくれたもの・・・-熱血!北岡道場 仙台の子供柔道教室 (kitaoka-dojo.com)

今井次長・・・

できへんかった「恩返し」-熱血!北岡道場 仙台の子供柔道教室 (kitaoka-dojo.com)

ふくをさん(福さん)・・・

『脚下照顧』-熱血!北岡道場 仙台の子供柔道教室 (kitaoka-dojo.com)

愛子整形外科の安先生・・・

『必然』19(プライドを捨ててこそ)-熱血!北岡道場 仙台の子供柔道教室 (kitaoka-dojo.com)

 

 

もちろん・・・

親父っさんとお母ちゃんからしたら・・・俺は、隆勇の友達の一人に過ぎへんやろうし・・・

筋野トレーナーからしても・・・俺は、大勢おる弟子の一人に過ぎへん

今井次長からしても・・・俺は、多くの部下の中の一人であって・・・

安先生からしても・・・大勢おる職員の中の一人に過ぎへん

圭吾兄ぃからしても・・・ふくをさんからしても・・・きっと俺は、大勢の中の一人にしか過ぎへんのやろうけど・・・

 

せやけど・・・

俺の中では・・・ものごっつい「大切な人」やねん

 

 

例えば・・・

人と出会っても・・・

その人の表面しか見ぃひんかったら・・・学ぶことなんか何一つあれへんし・・・

聞く耳を持てへんかったら・・・素晴らしい教えも、ただの戯言に過ぎへんくなってしまう

己の浅ましさを優先して、物事からケツを捲ってしもうたら・・・その位置から前に進めんと成長すらできよらへん

 

その人の言葉を、額面上でしか聞こうとせえへんかったり・・・

その人の行動を、表面上でしか見ようとせえへんかったり・・・

他人からの入れ知恵で、最初っから色眼鏡で覗き込んでみたり・・・

己の非を認めることなく、すべてを他人のせいにしてみたり・・・

己のプライドや浅ましさを捨て切れんと、己自身を正当化してみたり・・・

 

そんな「くだらん」沼の中から、引き上げてくれるのが・・・人との「出会い」なんやと、俺は思ってる

 

『一期一会』

俺は、今までの人生で・・・いろんな人たちから、それらを身を以て学ばせていただいたように感じてる

 

※『一期一会』

一生に一度だけの機会

生涯に一度限りであること

生涯に一回しかないと考えて、そのことに専念する意

もと茶道の心得を表した語で、どの茶会でも一生に一度のものと心得て、主客ともに誠意を尽くすべきことをいう

 

 

俺自身、歳を重ねていくたびに・・・

「大切な人」が・・・一人、また一人って、この世を去っていく

 

寂しいけど・・・

これは・・・真理なんやから仕方がない

 

最近・・・

いろんな物事に直面するたびに・・・「大切な人」たちのことを思い出す

 

形はどうあれ・・・

ふくをさんが・・・俺に、よう言うてくれとった

「思い出してあげることが、一番の供養なんだど」って

 

思い出すのは・・・

きっと・・・俺の周りに、俺自身を戒めてくれる人がおらんからなんやろうな?

思い出しながら・・・

俺は・・・己自身で、己のことを戒めてる

 

 

 

人生は誰にとっても、ほんのわずかな時間やと・・・俺は思う

 

人間五十年 下天の内を比ぶれば 夢幻の如くなり

一度生を享け 滅せぬもののあるべきか

 

死のうは一定

しのび草には何をしよぞ

一定かたりをこすのよ

 

露と落ち 露と消えにし 我が身かな

難波のことは夢のまた夢

 

 

親父が、よう言うとった

「俺の人生・・・ええ人生やった!  ホンマに、ええ人生やった!」」って

 

 

ありがとう! 親父!

いつも温かく、俺を迎え入れてくれて・・・

いろんなことを、俺に教えてくれて・・・

大切な場所(悪さしてた頃・・・隆勇の家がたまり場で、昼間やろうが、夜中やろうが、お構いなしに騒ぎまくってた)を、俺らに提供してくれて・・・

~前のブログ(もう一人の『お母ちゃん』)から引用~

親父っさんは、結構、友達を大事にする人やったらしいんやけど(隆勇も、そうやからな)・・・

親父っさんがお母ちゃんと結婚する時?に・・・「絶対に、俺の友達だけは絶対に大事にしてくれ!」って、お母ちゃんは親父っさんから頼まれたらしいねん

親父が50年以上前に、お母ちゃんに送った、その内容が書かれた手紙(お母ちゃんの遺品の中から出てきたねんて  お母ちゃん、大事に大事に持っとったんやろなぁ)を、俺と明美さんに読ませてくれて・・・

 

ほんで・・・

俺みたいなアホを・・・いつも認めてくれて・・・

 

 

心よりご冥福をお祈りいたします

合掌

 

 

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Yey!!

 

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