その他

6月5日~7日・・・「高校総体 宮城県予選」が開催された

もちろん、こんなご時世やから・・・当然、無観客試合やってんけど・・・

 

全体的な結果としては・・・

ウチの卒業生が在籍させていただいてる柴田高校(恭太・清春・健吉・SO・桜想・承吉・紳太郎)は・・・

男子団体・・・準決勝敗退

女子団体・・・準優勝

・・・・・やった

 

ほんで・・・もう一校

仙台第三高校(元ちゃん)は・・・

予選リーグ敗退・・・やった

その予選リーグで、柴田高校と当たった時・・・元ちゃんVS清春のカードが実現

卒業生同士の夢のような対決は・・・清春(柴田高校)に軍配が上がった(^^)

 

 

柴田高校は・・・

数年前・・・沙季先輩(6期生)と夏光先輩(7期生)が・・・20年ぶり?15年ぶり?くらいに、強豪東北高校を破って、女子団体を優勝に導いたのを皮切りに・・・

男子団体も・・・

滉太先輩(8期生)の時代・・・

詩音先輩(9期生)の時代・・・

恭佑先輩&海士先輩(10期生)の時代・・・って・・・

柴田高校が3連覇を成し遂げとってんけど・・・

今回は・・・残念ながら、準決勝で敗退してしもうた

 

 

ウチの卒業生(高校3年生の連中(恭太・健之介・清春・元))に関しては・・・

高校総体っていう、彼らが目標にしとった大きな大会が終わってしもうたんやけど・・・

高校柔道を通じて学んだことは・・・彼らの、これからの人生に大いに役立つことは間違いないと思う

 

せやから・・・

どうか、この先の人生・・・自信を持って、歩んでいってほしいと願う!

 

 

 

 

今日は・・・この場を借りて、私事で申し訳ないねんけど・・・

その大会に出場した、ウチの次男坊(SO:柴田高校2年)のことを記させてもらおうと思う

 

 

団体戦先鋒で出場した、SO・・・予選リーグ3試合、ほんで、決勝トーナメントに入ってからも、「仲間に迷惑をかける訳にはいかへん!」っちゅう想いが、心の中に大きくあったんか?

決勝トーナメント準決勝を迎えるまでは・・・ずっと、一本勝ちで上がってきとった

 

準決勝戦でも・・・(翌日の個人戦で)73㎏級のチャンピオンになるような選手と互角に渡り合っとったし・・・自分自身の団体戦での役割を果たすべく、果敢に攻めていってたように感じた(※すべて・・・送られてきた、動画を見せていただいた内容)

 

 

ただ・・・

個人戦では・・・準々決勝敗退(ベスト8)っていう、自分自身でも想定してへんかったであろう、不甲斐ない結果に終わってしもうとった

 

せやけど、俺は・・・

「成るべくして、成った結果」

・・・・・やろなぁ?って・・・そない、思ってる

 

 

 

試合の数日前・・・SOから、トーナメント表を見せられた

SO自身は・・・第二シード(新人戦で準優勝してるから)

第一シードは、新人戦の優勝者(A選手):(彼とは、反対ブロックやな)

その反対ブロックで、順当に勝ち上がったら、A選手と準決勝で戦うであろう選手は、第三シードの選手(B選手)

SOは・・・そのB選手にも、全国高校選手権の予選で負けてる

 

自分自身が負けたことのある、A選手、B選手共に、反対ブロックにおるっていう、トーナメント内容やった

 

俺は、SOに・・・どないなもんか?を投げかけてみた

SO曰く・・・

「反対ブロックに、強い(自分が負けた)選手が集まってて、潰し合いになる   自分のブロックの方は・・・戦ったことはないけど、(トーナメントで順当に勝ち上がっていけば、当たるであろう選手の)中学校時代を知ってるし・・・多分、いけると思う」っていう、コメントやった

 

俺は・・・そのSOの言動の端々から・・・

「(あくまで、なんとなくやけど)SOが、今回の試合を落とすとしたら・・・準々決勝、もしくは準決勝やろな?」って・・・そない感じながら、彼の話を聞いとった

 

でも、俺は・・・その感じたことを、口には出せへんかった

我が息子ではあるものの・・・今は、狩野監督に預かっていただいてるんやから、俺がとやかく口を出す立場でないと思ったし・・・

それに・・・

仮に伝えたとして、その時だけ(今回)の勝利を得たとしても・・・彼の為にはならんやろうからなぁ?って思ったから

 

彼自身が、この先の人生を歩むにあたって・・・

「大切なこと」を、己自身で気付いてもらわん限りは、何の勉強にもならんやろうし・・・

今回学ばへんかったら、きっと、どっかで頭打ちをしよるやろうし・・・

俺は、そないなことを総合して・・・その場では、あえて詳しい話はせえへんようにしといた

 

せやけど・・・その反面・・・

俺の思いとは裏腹に・・・彼自身が試合当日までに、また、その場に至った瞬間であってでも・・・己のやるべきことに気付くことができたなら・・・

「もしかしたら・・・優勝に手が掛かるかも知れんな?」っても・・・俺は、思っとった

 

 

 

数日後・・・試合に出発する前日・・・

俺は・・・子供の頃から伝えてきた内容を、短い言葉に集約して、一言だけSOに投げた

「ライオンは、うさぎを狩る時も、全力で狩るって聞くで?  それを、徹底せえへんかったら・・・足元をすくわれるで!?」って

 

※誤解してほしくないけど・・・

SO自身が「ライオン」で、対戦する他の選手が「うさぎ」って言うてる訳では、決してあれへんで

 

畳の上に立つ選手たちは・・・皆、同じ想いで、その「頂」を目指して戦いに挑んできてる

せやから・・・

過去に、自分が負けた相手やろうが・・・自分が勝ったことのある相手やろうが・・・初めて対戦する相手やろうが・・・そんなことは、「その場」に立った時には一切関係あれへん

「すべての対峙した相手に対して、すべての瞬間を、全力で挑むことが大事なんやで!?」っていうことを、例える意味で言うたんやで?

どうか、その部分をご理解した上で、お読みいただきたい!

 

 

そう・・・

その一戦、一戦には・・・実績も、戦績も、有利も、不利も関係あれへんねん

 

勝負の世界は・・・

「強い者が勝つ」んじゃないねん!

「勝った者が強い」ねん!

・・・・・から

 

 

結果は・・・

前述した通り・・・準々決勝で敗退(ベスト8)っていう結果に終わった

ほんで・・・

SOが、準々決勝で敗退した相手選手は・・・準決勝、決勝戦を制して、見事、インターハイ出場を手にした

 

 

俺は・・・SOに聞いた

「仮に・・・お前が、決勝戦まで上がってたとして、以前に負けたことのあるA選手やB選手との戦いに挑む気持ちと・・・準々決勝の選手との戦いに挑む気持ちは、いっしょやったか?」

彼は・・・伏し目がちに、首を小さく横に振った

「ナメとったやろ?」

「(小さく首を縦に振ったあと・・・)  (SOが負けた選手の)団体戦の試合内容も見てたけど・・・自分が互角に戦えた選手(73㎏級のチャンピオン)にも、結構やられてたし・・・これやったら「いけるな」って思ってた」

「そうか・・・  それが、今回のお前の敗因やろな!?」

SOは・・・小さく頷いとった

 

 

俺は・・・道場の子供たちに対して、いろんなことを言い聞かせる

先日も・・・道場生全員に対して、「うさぎと亀」の話をさせてもうた

「うさぎは、亀に負けたんやない!  うさぎは・・・己自身に負けたんや!  己自身の「慢心」に負けたんやぞ!」って

 

我が子に対してでも・・・道場生に対してでも・・・

そないして・・・口うるさいくらいに、いろんなことを伝えようとしてしまうのは・・・

この先の人生の大切な場面で、それを思い出してほしいと願うからなんかも知れへんなぁ?

 

要するに・・・「如何なることに対してでも、ナメたらアカン!」っていうこと

 

なんでか???

 

そない偉そうに言うてる、この俺こそが・・・大事な場面で、頭を打った苦い経験をしてるから・・・・・やろな?

 

 

俺自身・・・

大学3年生の時の「全日本体育系大学選手権」

「優勝」するつもりで挑んだ、その大会・・・

一番の鬼門やと思ってた準々決勝で・・・俺は、天理大学の強豪選手(この選手が、優勝候補筆頭やったと記憶してる)を破ったことで・・・「優勝」することが、さらに現実味を帯びてきた

 

準決勝も・・・強豪選手(後に、全日本選抜体重別で準優勝をするような、素晴らしい選手)ではあったけど・・・

当時の俺は、乗りに乗ってたし・・・ほんで、また、鬼門であった準々決勝を巴投げでポイントを取って勝ち上がったことも重なって・・・これっぽっちも負ける「つもり」はなかった

そう・・・負ける「つもり」が、なかっただけで・・・・・負ける「要素」は、十二分に備わってたことに、己自身まったく気付かんと・・・

 

準決勝・・・

開始早々、巴投げからの十字関節で、相手選手の右肘関節から「バキバキ」っていう音がした

「タップ」こそせえへんかったけど・・・明らかに、骨異常をきたしたか?・・・少なくとも、靱帯の損傷は確実やったであろう、十字関節の決まり具合やった

その後・・・試合は続行されたけど、相手選手は右手をブランと垂らしたまま、左手一本での試合になった

 

俺は・・・「いけるな! どうやって、仕留めようかな? とりあえず、限りなく体力を温存して、次の決勝戦を万全な状態で戦えるようにしたいな?」

・・・・・そないなことを考えながら、試合をしとった

 

それが・・・「負ける「要素」」であったことは、言うまでもあれへん

 

そないして、集中力を欠いてたことにさえ気付かんと・・・俺は、右手をブランと垂れ下げた目の前の相手を、完全にナメてしまっとった

 

寝技の体勢になった時のことやった(曲がりなりにも、国際武道大学に在籍しとったんやから・・・寝技の練習も、他の大学以上に充実しとったはずやった)

下から引き込んだ俺は・・・「痛めてる右肘やったら、軽くすくって関節を取ったら、すぐにタップするやろうな?」

そないな浅はかな考えを持って、軽々しく左手で相手の右手をすくおうとした瞬間・・・相手は、俺の左サイドに瞬時に回り込んできて、そのまま横四方固めで抑え込まれて・・・俺はあっけなく負けてしもうた

 

その瞬間・・・

己自身の心の浅はかさによって・・・俺の手から、「優勝」の二文字がスルリと滑り落ちていきよった

己自身の「慢心」招いた・・・情けないくらいの不甲斐ない結果やった

 

結局・・・その選手は、決勝戦を棄権して・・・俺が手にしたかった「優勝」は、反対ブロックの選手が、決勝を戦わずして手に入れることとなってしもうた

俺自身・・・あの時ほど、己の愚かさ、己の浅はかさ、己の未熟さを悔んだことはなかった

 

「優勝」と「3位」では・・・当時の俺の中では、大きな大きな差があった

せやけど・・・

その試合で、学んだことは・・・自分の人生に於いて、非常に大きな財産になってると確信してる

 

あのまま、「ナメた」状態で、準決勝を勝ち上がったとしても・・・

次の決勝戦・・・もしくは、その後の柔道人生のどこかで・・・また、柔道から離れた後の人生のどこかで・・・

俺は、きっと・・・大きな大きなミスを犯してしもうたことやろう?

 

 

せやから・・・

それ以来、俺は(柔道に於いても、人生に於いても)・・・相手を軽んじるようなことは、せんように心掛けてきた

 

今現在、この歳になった今でも・・・

浮足立った時にこそ・・・足元をすくわれるのは、間違いないねんから・・・

(ちょっと、掛け離れてしまうけど・・・)

「俺・・・患者様に、ちゃんと対応できてたかな?」

「俺・・・(道場の)子供たちに対して、まっすぐな目ン玉で向き合ってたかな?」

「俺・・・(道場の)父兄に対して、失礼なことを言うてなかったかなぁ?」

・・・・・って・・・

女房に確認しながら、反省することは決して少なくはないし・・・

日々・・・己の「慢心」を、己自身で戒めることを、決して怠ってへんつもりではおる

 

 

 

話を元に戻すけど・・・

正に、SOは今回・・・あの時の俺と同様に、「己の心」「己の慢心」に負けたんやと、俺は思う

 

ただ・・・

俺自身の経験を元に考えたら・・・彼自身、「柔道を通じて、ええ勉強ができたんとちゃうんかな?」って・・・俺は、そない思ってる

 

 

人が人生を歩んでいく中で・・・そういった場面に遭遇することは、自分が思ってる以上に多いと、俺は思う

思ってる以上に多いにも関わらず・・・

今の教育は・・・「勉強」や「経験」を、させてやらなアカン時期に・・・先回りして「答えを提示」してしまう傾向が、ものごっつい多いように感じるのは俺だけなんやろか?

 

中には・・・「答えを提示」するだけに留まらず・・・

子供が歩いてる道の先に・・・

水溜まりがあったら・・・その水溜まりを埋めて、まっすぐに歩ける道を作ってやったり・・・

山があったら・・・その山を切り崩して、平坦に歩けるようにしてやったり・・・

地面に割れ目があったら・・・その割れ目にしっかりとした橋を架けてやったり・・・

そんなケースも、少なくないように感じる

 

親心として・・「子供に失敗をしてもらいたくない」って思うことは・・・

俺も親やから・・・理解はできへんこともない

 

せやけど・・・

溺れ死んでしまうような水溜まりじゃないんやったら・・・靴やパンツが濡れてしまうっていう、「苦い思い(経験)」をさせてやった方がええんとちゃうんかな?

転がり落ちて大怪我をするような山じゃないんやったら・・・「己の足で登る大変さ」、「下る時に気をつけなアカン慎重さ」を、己自身で感じて経験させてやった方がええんとちゃうんかな?

落ちたら死んでしまうような高さの割れ目じゃないんやったら・・・ジャンプして飛び越えることに「チャレンジ」させてやった方がええんとちゃうんかな?

・・・・・って・・・俺は、そない思う

 

 

誤解を恐れずに記してるけど・・・

あくまで・・・これは、俺の「持論」やから・・・どうか、ご理解をいただきたい!

 

 

要するに・・・『過程』が大事なんやと、俺は思う

その『過程』の中で、いろんなことを経験して、いろんなことを学んで・・・その時期相応の感性を養ってもらうことが、「人間力」を強くするんじゃないんかな?って、俺は思うねん

 

以前も記したけど・・・

「机上の空論」であったり・・・「教科書」を何べん読んだからって・・・その「人間力」っちゅうもんは、決して手に入るもんではない

 

『百聞は一見に如かず』・・・・・や

 

せやから、俺は・・・我が子に対して、「答えを提示」してやったり、「道を舗装」してやったりしたことは、今までいっぺんもあれへんし・・・

冷たい親と思われるかも知れへんけど・・・

己自身で経験をせんと、それが酸いのか?甘いのか?さえ分かれへんねんから・・・この先も、先回りして教えるつもりは一切ない

 

『冷暖自知』・・・・・っちゅうやつやな?

 

 

『失敗は成功のもと』『百聞は一見に如かず』etc・・・っていう、ことわざであったり・・・

『冷暖自知』『啐琢同時』etc・・・っていう、禅語であったり・・・

昔の人や仏の道を究めた方たちが仰られたことが・・・今現代にも、ずっと云い伝えられてきてるっちゅうことは・・・

それらの言葉は、きっと間違いではないんやろう?

 

まぁ、でも・・・そんなことも含めても・・・

今回、俺がSOにしたことが・・・正しかったんか?間違ってたんか?は・・・今、現時点では分からん

 

いや・・・

今(足元)だけを見たら・・・徹底して必要なことを詰め込んで、優勝に近づけてやった方が良かったんかも知れへん

 

でも・・・

「結果」は「結果」であって、「結果」にしか過ぎへん

大事なのは・・・『過程』や

大事なのは・・・「結果」よりも『過程』やと・・・俺は、そない思ってやまん

 

せやから・・・

今回、頭を打ったことで・・・SO自身、限りない「心の成長」を遂げてくれるであろうことを・・・俺は、親として信じてる

 

 

ほんで、そないして・・・

我が子から学ばせてもらったことを、大きな軸に・・・

俺は、この先も・・・限りなく信憑性のある「言葉」として、道場生たちに伝えていってやりたいな?って・・・そない思ってる

 

 

この歳になってしもうたから・・・できへんことは、仰山ある!

でも・・・

この歳になったからこそ・・・できることが、仰山ある!

 

 

We Can Do It!

Yey!!

 

 

 

 

5月1日(土)・・・第7期卒業生の「正也」先輩が、遊びに来てくれた

去年は・・・コロナ禍っちゅうこともあって、なかなか来てもらわれへんかってんけど(もちろん・・・まだ、コロナ禍は続いてるけど)・・・

就職の報告も兼ねて、遊びに来てくれた

 

子供たちに、技の説明をしてもらったり・・・

また、子供たちと組み合って、稽古をしてもらったり・・・

子供たちにとったら、ものごっつい有意義な時間やったんやろうし・・・

俺にとっては・・・ものごっつい、「誇らしい」時間やったよ

 

 

しかし・・・

技の説明をしてもらった時に感じたけど・・・

正也は、正也で・・・ちっちゃい体で戦うための術っちゅうんやろか?・・・正也独自の技を持ってるんやなぁ?って、感心させられた

 

子供たちに講習してくれた・・・「小内刈り」

あれは、正に・・・正也が考えて考えて、努力して行き着いた「小内刈り」なんやなぁ?って・・・ホンマに、感心させられた

 

 

当然のことやけど・・・

「背負い投げ」「内股」「払い腰」「大内刈り」「小内刈り」etc・・・

俺も・・・基本的な内容(引き手、釣り手、足の位置、頭の位置、角度等)は、一応、子供たちに指導はするねんけど・・・

あとは・・・野となれ山となれ(笑)

 

その子自身の体の使い方・・・体の大小・・・運動能力・・・手足の長短・・・等が、ある以上・・・

皆の「個性」を、第一に考えて・・・

「基本に忠実に!」とか・・・「右へ倣え!」とか・・・あえて、云わんようにしてる

 

性格にも、「個性」があるように・・・

柔道にも、「個性」があってええんとちゃうんかな?って・・・俺は、思ってるから

 

それに・・・これは、俺の持論やねんけど・・・

人と同じことを、一生懸命一生懸命頑張って取り組んだとしても・・・せいぜい、周りより頭ひとつリードするんが関の山なんとちゃうんかな?っていう考えが、俺の根本に存在してる

それやったら・・・

人と違うことを、一生懸命一生懸命頑張った方が・・・周りより体ひとつ・・・いや、もっと言うたら、体何個分もリードするんとちゃうんかな?って・・・俺は勝手に、そない思ってる

他人と違うことを・・・-熱血!北岡道場 仙台の子供柔道教室 (kitaoka-dojo.com)

 

もちろん・・・柔道に関してだけでいうたら・・・

最後の最後は、「基本に忠実」にやってきた選手には、「個性」だけでは勝たれへんっちゅうことを、俺自身が一番経験してきてることやねんけどね(^^;)

 

それでも・・・

人生は・・・柔道だけやない

 

もっと言うたら・・・柔道の現役生活を退いた後の人生の方が、はるかに長い

せやからこそ・・・子供たちそれぞれの「個性」は、何があっても認めてやりたい

 

うまく説明できへんけど・・・

「柔道を通じて大切なことを学んでもらいたい」ちゅうことと・・・

「柔道っちゅう競技のスペシャリストになってもらいたい」ちゅうこととの違いとでも言うんやろか?

 

 

いずれにしても・・・

いろんな意味で・・・今は、「個性」っちゅうもんを大事にしてやりたいなって考えてるっちゅうことやね

 

 

 

話を元に戻すけど・・・

その「正也」・・・

今回、道場に来てくれた理由は・・・

就職の報告も然りやねんけど・・・

就職して、初任給をもらったからって言うて・・・俺に、プレゼントを持ってきてくれよったねん

ありがとう! 正っ!

 

 

正也と・・・

小学校3年生の時に出会って・・・もう12年の月日が流れた

『卒業生追い出し会』!-熱血!北岡道場 仙台の子供柔道教室 (kitaoka-dojo.com)

 

子供の頃・・・

あの広い日本武道館で迷子になって、悠葉先生や晃先生を困らすし・・・

道場内の合宿では、まったく寝えへんし・・・

女川まで試合に行っても、10秒足らずで負けてしまいよるし・・・

 

思い返したら・・・いろんなエピソードを持ち合わせてる、「超問題児」やったなぁ

 

 

せやけど・・・その「超問題児」が・・・

いつの間にか成長して・・・ホンマに、ええ青年になりよったわ

立つ鳥『心』を置いていきよった-熱血!北岡道場 仙台の子供柔道教室 (kitaoka-dojo.com)

 

 

正っ!

どうか・・・この先の人生・・・

悩んで、苦しんで、楽しんで・・・

精一杯・・・生きて生きて生きまくってほしいと願います!

 

親父は・・・陰ながら応援してるから・・・

 

We Can Do It!

Yey!!

先日・・・「教育虐待」っていう言葉を、初めて耳にした

それは・・・こんなニュースが流れたからやってんけど・・・・・

医学部受験で9年浪人 〝教育虐待〟の果てに… 母殺害の裁判で浮かび上がった親子の実態(47NEWS) – Yahoo!ニュース

 

この方の「人生」って???って思ったら・・・ものごっつい刹那くなった

 

・・・と同時に・・・自分自身の10数年前を振り返りながら・・・

俺自身が・・・今、限りない「ええ加減」さを持ち合わせてることに・・・

また・・・我が子たちの限りない「ええ加減」さにも・・・なんか、安心したりもして・・・・・

 

 

 

 

ずっと以前やけど・・・テレビで、こんな番組を見た

25歳の女性が、22歳の時から3年間、引きこもり生活を送ってるっていう内容の番組やってんけど・・・

 

 

その彼女は、小学校・中学校・高校・大学って、ごく普通に通っとったみたいで・・・

大学の途中?から、引きこもってしまったっちゅうことやった

 

部屋は散らかり放題・・・髪は伸び放題・・・歯磨きはせえへん・・・お風呂は月に1回程度(せやから、長い髪の毛が絡んで手櫛さえも通れへん状態)・・・当然、強烈な悪臭(体臭・口臭)を発してる

 

そんな状態を・・・60代半ばの両親が、堪りかねて番組に依頼したみたいやねんな?

 

 

そんな中・・・

番組の方が依頼した、ある施設の支援スタッフ?(カウンセラー?)が・・・取材に先立って両親の元を訪れる(もちろん、カメラも同行して、その内容も撮影しとった)

その際に・・・

支援スタック(カウンセラー?)の方が、両親に対して・・・

「現状(散らかり放題、髪伸び放題、風呂入らず、強烈な悪臭等)のままで、娘さんに会わせてください」って・・・頻りにお願いをしとった

 

 

せやけど、両親・・・

番組スタッフや支援スタッフが、自宅を訪れる2~3日前から・・・

娘の部屋を片付け始めたり・・・娘にお風呂を勧めたり・・・髪を切るよう促したり・・・

明らかに、普段とは違う行動に出てしまったらしい

 

娘さんは・・・両親の普段とは違う行動で、誰かが家に来る???ってことを察知してしもうて・・・

案の定・・・取材当日、カメラが家に入った時には、浴室に籠城してしまう始末

 

 

施設の支援スタッフ(カウンセラー)が・・・長い時間を掛け、なんとか説得して浴室から出てきてもらって・・・

その後・・・

さらに、数時間にわたる説得の上・・・その娘さんに、施設へ入所することを納得してもらった

・・・・・っちゅう内容やってんけど・・・

 

 

 

番組内で・・・支援スタッフ(カウンセラー)が・・・

「あれだけ・・・「「現状のまま(普段のまま)」で、会わせてください!」って頼んでおいたのに(怒)・・・

そういった部分が・・・娘さんを、このような状態(引きこもり)にしまった原因の一つであるということを・・・あなた方(ご両親)は、ぜひ理解してください!」

・・・って、落胆しながらも、結構強い口調で両親に言うとった

 

 

要するに・・・

『少しでも「見栄え」良く』っていう・・・『親の見栄』とでもいうんやろか?

 

「番組(カメラ)が訪れるから・・・「散らかった部屋、伸びた髪、強烈な臭い等を、ちょっとでも見栄えがいいようにしたい」

そうやって、「子供の心」や「子供の立場」を最優先に考えずに、「親の見栄」や「親の意向」を優先するということが、「子供の心」を追い詰めてしまってるっていうことを・・・あなた達は、もっと理解するべきだ!」

・・・っていうことを、両親に頻りに伝えとった

 

 

(娘が)こんな現状となった、今でさえ・・・

『親の「見栄」』のために・・・散らかった部屋を片付け・・・伸び放題の髪を切らせ・・・悪臭を放つのを失くすべく、風呂に入るよう促す

 

支援スタッフ(カウンセラー)は・・・

「おそらく・・・

小学校・中学校時代から・・・「『いい高校』に進学するために、勉強をしなさい!」

高校時代は・・・「『いい大学』に行くために、勉強しなさい!」

大学時代は・・・「『いい就職』ができるように・・・」

そう言い続けてきたんでしょう?

(この状況であってでも、見栄えを気にされてるくらいなので・・・)

「『いい大学』や『いい就職』は・・・果たして、本当に彼女(子供)のためなのか?」

「『親の価値観』ではないのか?」

「その過度な親の期待に応えることができないようになってしまったから、子供は行き場を失くしてしまったのではないのか!?」」

・・・っちゅうようなことを・・・頻りにご両親に伝えとった

 

 

番組スタジオで、そのVTRを見た長嶋一茂さんも・・・

それを補足するかのように、(長嶋さん自身の持論ではあったけど)それに似た露骨なコメントを発しとった

 

 

余談やけど・・・

俺は、長嶋一茂さんが好きで・・・彼の特集(ドキュメント)番組なんかも見させていただいたことがある

 

その特集番組の中で、長嶋一茂さんは・・・

「長嶋茂雄」っていう、国民的スーパースターを父に持ったっていう、苦しい胸の内・・・

そんな少年時代を過ごしたからなんか?

お母さまを亡くされた後に、パニック障害っていう病気を抱えてしもうたこと等・・・

バラエティ番組に出演してる姿からは、想像もできへんような胸の内を、赤裸々に明かしとった

 

そんな少年時代、また成人してからも同様に・・・傍からは見えへん(もちろん「二世」っちゅうことも含めて)部分で苦しんでこられた方やから・・・

もしかしたら・・・その娘さんの気持ちが、ちょっと理解できたんかも知れへんな?って・・・俺は、勝手に解釈をした

 

 

 

 

結局、その彼女は・・・

就職試験に失敗してしまった(親の期待(親の意向)に応えることができんかった)ことが、引き金になって・・・

「引きこもり」になったっちゅうことみたいやった

 

 

 

もちろん・・・今回と同じようなケースであっても・・・

親の期待(意向)通りに・・・「いい高校」「いい大学」「いい就職」・・・就職してからでも、人生、順風満帆にいく方もいらっしゃることやろう?

 

せやけど・・・

この番組内の彼女(と両親の間)には・・・「何か?」が、欠落しとったんやろうな?

 

それは、多分・・・

ひと言では表されへんような、「親子間のすれ違い」やったんとちゃうんかな?って・・・俺は、そない感じた

 

 

 

俺は・・・常日頃から、思ってることがある

たとえ、自分の「我が子」であっても・・・彼らは、彼ら自身であって、自分(俺)ではないんや!

彼らには、彼らの人生があるし・・・彼らは、俺自身とは別の人格者なんや!・・・・・って

 

そう・・・

俺ら親にも、己自身の人生があって・・・己自身、『ONLY ONE』の人格者であるように・・・

彼ら自身も・・・『ONLY ONE』の人格者なんや!・・・って

 

 

 

最初は・・・

「子供のため・・・」「子供のため・・・」って言いながらも・・・

知らず知らずのうちに・・・

いつの間にか・・・親の「見栄」や「利欲」が乗っかってしもうて・・・いつしか、「自分(親)のため」って言うても過言やないような、行動や言動になってしまってるケースは、少なくないような気がするのは、俺だけなんやろか?

 

そないして・・・

親の「想い」が強すぎて・・・子供たちに過度な期待を掛け過ぎたら、空回りが生じ始めるきっかけにもなりかねへん

そないなったら・・・

本来であれば、伸び伸びと育っていくはずの「子供の『心』」が・・・大人(親)が求めてることとは裏腹に、窮屈に縮んでいってしまうっちゅうこともあるんやないやろか?

 

仮に・・・そうやって詰め込んだことで・・・

「学業成績」は、多少良くなったとしても・・・

一番大切な『心』が、窮屈に縮んでしもうたら・・・

差し引き「0」どころか・・・マイナスなんとちゃうんかな?って、俺は思うんやけど?

 

大人でも、そうやと思うけど・・・

心が、生き生きしとったら・・・目ン玉に力込めて前へ前へと進んでもいけるけど・・・

心が、折れ曲がってしもうたら・・・折れ曲がった方向から、まっすぐ前に向けるっちゅうのは、なかなか「至難の業」やからな?

 

そないなったら・・・「本末転倒」やがな?

 

 

ほんで、それは・・・

学業(成績、志望校、学歴等)であっても・・・

「柔道」であっても・・・

他のスポーツであっても・・・

同じとちゃうんかな?って、俺は思う

 

「柔道」の結果を、必要以上に追い求めるが故に・・・大切なことが、欠落してしまう

「勉強」する(学校の成績、志望校進学、学歴等)ことを、最優先にしてしまうが故に・・・大切なことが、欠落してしまう

 

「大切なこと」???

 

「大切なこと」って、一体なんやねん???

 

仲間(友達)と共に過ごす時間・・・

その時期にしか養われへん感性・・・

その時にしかできへん経験(もちろん、悪さも含めて)etc・・・

 

・・・・・・・

・・・・・

・・・

?????

 

それの・・・どこが大切やねん???

 

 

俺は・・・ものごっつい大切なことやと思うんよ

だって・・・

そこから学ぶことって、メチャメチャ多いと思うから・・・

 

特に・・・その時期にいろんなことを経験して得られる「『心』の成長」っちゅうもんは・・・

「大人には計り知れへんくらい、驚異的なもんや!」って言うても過言ではないと思うし・・・

それどころか・・・

「人が生きていく上で、一番の基盤となる部分なんとちゃうかな?」ってさえ・・・俺は思ってる

 

 

俺ら(大人)は・・・彼らより長く生きとるから、ある程度のことは、それなりに分かってる

仲間と遊び呆けたら・・・学業(柔道等すべて)の成績が下がることも・・・

それ相応の悪さをしたら・・・学校からお叱りを受けること、また度を越したら、警察にご厄介になることも・・・

ほんで・・・

「今(その時に)しかできへん経験や!」って、彼らが大義名分を掲げて、今やってることも・・・後(大人)になってみたら、しょうもないことに過ぎへんかったってことに、気付くっちゅうことも・・・

 

せやけど・・・

子供らは、「今」が現在進行形なんやから・・・いろんな部分で、大人みたいには割り切られへんのんとちゃうんかな?

 

分かってるのは・・・親や学校が教えてくれる「机上の空論」に過ぎへんもんであって・・・

自らとしては、何も経験してへんもんから・・・核心的な部分に関しては、現実的には何も分かれへん

 

俺ら大人も・・・子供時代、実際に経験してへんことって、「机上の空論」でしかなかったやん?

 

 

せやから、俺は・・・

そんな、ある程度な物事は、絶対に経験させてやった方がええと思うねん

自ら経験をすることで・・・

「これ以下では、足れへんし・・・これ以上は、出たらアカン」っていう許容範囲を、子供の頃に身を以て理解すると思うから・・・・

 

しかも・・・その学ぶことっちゅうのは・・・

「物理的」なことよりも・・・「思いやり」「義理」「人情」「感謝」「自己責任」etcを含めた『精神的』なことの方が、限りなく大きいと俺は思うんやけどな?

せやからこそ・・・

仲間と過ごす時間・・・それ相応の悪さ・・・その時にしかできへんこと等を、十二分にさせてやった方がええんとちゃうんかな?って・・・俺は勝手に、そない思ってんねん

 

その上で・・・

そう・・・その上で・・・

自ら率先して、「勉強」や「柔道」に取り組む姿勢を持った子になるのが、何よりも一番ええことなんとちゃうんかな?って・・・俺は、そない思ってる

 

 

あくまで、これは俺の持論やから・・・どうか、ご理解いただきたいねんけど・・・

「勉強」だけしとっても(させとっても)・・・「心の成長」は、なかなか得られへんやろうし・・・

「柔道」だけしとっても(させとっても)・・・「心の成長」は、なかなか得られへんと思う

せやけど・・・逆に・・・

「『心』の成長」を遂げた者は・・・「勉強」も「柔道」も他のことも、「自己責任」を持って一生懸命取り組むやろう」っていう考えかな?

 

 

また・・・

スポーツや学業を、必要以上に優先させて・・・

それに伴って欠落したものっちゅうは・・・「大人(後)になってからでも取り返せる」って思ってる方がいらっしゃるかも知れへんけど・・・

実は、「取り返されへんもん」は・・・俺ら大人が考えてる以上に多いと、俺は思うんよな?

 

先に記した、テレビ番組のことであっても・・・

今記した柔道(や勉強)のことであっても・・・

親も、自分自身の子供の頃を思い出してみたら・・・分かると思うんやけど?

 

 

でも・・・

「親になったら」・・・分かれへんようになってしまうんやろな?

いや・・・

「親になったからこそ」・・・分かれへんようになってしもうてるんやろう?

 

???????

 

その立場(親)になった俺らは・・・

そんだけ、偉く(関西の言い回しで、それなりの立場ってこと)なってるんやよ

 

せやけど、その反面・・・

偉くなった今の自分を「基本」としてしまうが故に・・・

自分自身に子供時代があったこと・・・ほんで、子供の目線まで腰を屈めてやることを・・・どうも、忘れがちになってしまう

 

言い方は悪いけど・・・

「「分別臭い大人」に成り下がってしもうた」・・・とでも言うべきなんかもな?

 

 

ほんで、それは・・・子供達に対してだけじゃないと思うよ

部下や後輩、小中学校の(自分より若い)先生・・・ほんで、これからを担う若者に対してでも同じこと

 

『大人(俺ら)の物差し』で測ったら・・・彼ら自身に、足れへん部分が山ほどあるのは当たり前やよ

当然、俺らも若い頃は・・・足れへん部分は山ほどあったし・・・当たり前に、未熟者やったんやから・・・

 

せやからこそや!

 

その未熟者やった時に・・・

周り(親や先生、上司、先輩等)から・・・どない導いてもらえたことが、一番、己自身の「自己啓発」を奮い立たすことができたんか?

そない考えたら・・・今、俺ら(親や指導者、上司等)が、何をどないしてやるべきか?なんてことは、一目瞭然やと俺は思うんやけどな?

 

 

 

話を戻すけど・・・

せやから・・・

親が、(見栄や利欲を乗っけて)「やらせる」「勝たせる」んではなく・・・

子供たち自身が考えて行動して・・・「掴もうとする」「勝とうとする」プロセスを、自ら踏むこと((言い方は悪いけど)自ら踏むように仕向ける教育)が、何よりも重要なんとちゃうんかな?って、俺は思うねん

 

それが・・・「子供の『心』」が伸び伸びと育ってくれる、いい意味での「方程式」なんじゃないんかな?って、俺は思うんよ

 

 

せやけど・・・

「子供の頃に、自ら考えて行動する奴なんか、限りなく少ないやろ!?」って、仰る方もおるかも知れへん

 

せやからこそや!

 

せやからこそ・・・『その時』が訪れるまで・・・

『信じて』・・・

『許して』・・・

『待って』・・・やったら、ええんとちゃうんやろか?

 

 

「いつまで経って(中学生や高校生になって)も、「気付く」ことがない」っちゅうのは、非常に問題やけど・・・

せやけど・・・

その場合は・・・俺ら(親)サイドに問題があると考えるべきとちゃうんかな?

 

子供を、甘やかし過ぎてるんか?

子供に、見透かされてるんか?

子供に対して、機械的にスケジュールを与えすぎてきたんか?

 

いずれにしても・・・

そないなれへんように、子供を教育していってやるのが、Betterなんとちゃうんかな?って、俺はそない思うねん

社会に出たら・・・

「気付く」っちゅうことが、「出来る者」と「出来へん者」との間には、大きな落差が生れるんやから・・・

 

 

 

子供達には・・・

自由奔放でありながらも・・・

己に与えられた、すべての物事に「一生懸命」取り組んでもらって・・・心の底から、「今」を楽しんでもらって・・・

是非とも、太い幹の『大木』に成長していってもらいたい!って・・・俺は、大いに期待をしてる

 

もちろん、子供やから・・・

途中、余計な枝(好奇心であったり、冒険心であったり)が、四方八方に伸びていきよるやろうけど・・・

でも、俺は・・・それでいいんやと思う

 

「枠」に収まってしもうて・・・好奇心さえ持つことなく、「行動」を起こせへん者よりは・・・

「枠」に収まらんと・・・すべての物事に対して好奇心を持って、積極的に「行動」を起こせる者の方が・・・

俺は・・・ええと考えてるから・・・

 

 

「チャンス」は・・・万人に与えられてるし・・・

「チャンス」は・・・万人の足元に転がってる

 

せやけど・・・

その「チャンス」を手にするためには・・・「行動力」っちゅうもんが、必要不可欠やと俺は思う

 

ほな・・・

その「行動力」っちゅうもんは、誰にでも備わってるんか?っていうたら・・・そうではない

 

自分で経験して・・・自分で失敗して・・・自分で躓いて・・・自分で壁に当たって・・・

たとえ倒れても、己自身の力で立ち上がる術を知っててこその・・・「行動力」やと、俺は思ってる

 

 

その「行動力」の原動力になる経験値っちゅうもんは・・・

「机上の空論」であったり、「教科書を何べん読んだ」としても、決して手に入るもんではあれへん

 

せやからこそ・・・

その年齢相応で、世間っちゅうもんを『自由』に泳がせてやることが、ものごっつい大事なんとちゃうんかな?って・・・

俺は・・・勝手に、そない結論付けてる

 

 

『自由』

 

そう記したけど・・・

そう記した俺は・・・

「『自由』っていうもんほど・・・『不自由』なことはない!」

・・・・・そない思ってる

 

その「『自由』という名の『不自由』」の中でこそ・・・

「自己責任」っちゅうもんを、子供たちながらに限りなく学んでくれると、俺は信じてるし・・・

その「自己責任」に基づいた行動をするからこそ・・・

さらに、大きな経験値が備わってくるんやないやろうか?って・・・

そう・・・すべて、相乗効果で、好循環なんとちゃうんかな?って・・・俺は、そない考えてるねん

 

せやから・・・

決して・・・手のひらの上で、「きれいやなぁ~?」「格好ええなぁ~?」って、思われるような、小さくまとまった『盆栽』にはならんといてほしい!と願うよ

 

 

言い方を変えたら・・・

傍から見てて、世間一般に言われるであろう、「ええ子」にはならんでもええんとちゃうんかな?って、俺は思ってる

 

「ええ子」でなくてええから・・・

「柔道」であっても・・・「勉強」であっても・・・「遊び」であっても・・・

すべてのことに対して・・・己自身の意志で「自己責任」を持って、『一生懸命』で『必死』になれる人

そんな人になってほしいなって、心から願うよ

 

そう・・・

お前らは・・・

『ONLY ONE』なんやから!

 

We Can Do It!

Yey!!

 

ずっと以前に・・・

俺自身が・・・我が子(悠葉先生やREN兄ぃ)達に、「柔道」だけを詰め込んでしもうた時期を振り返って・・・

「「失敗やったな?」って感じたこと」・・・「後悔したこと」に対する反省の意味を込めて・・・

ほんで・・・

俺自身が、彼らから「気づかされたこと」を・・・この場を借りて記させてもらった

 

支離滅裂な文面・・・また、毎度毎度書きたい放題、「持論」を書き殴ってること・・・

どうか、お許しいただきたい

 

 

そんな、俺自身・・・・・

「そない偉そうに言うてる、お前自身はどないやねん?」っていわれたら・・・

メチャメチャ、女々しいから・・・

この唄を、何べんも何べんも聴いてしまうんよな(苦笑)

 

嗚呼 人生が二度あれば もしも この人生が二度あれば

次は どんな生き方をするだろう?

嗚呼 時を戻せるなら もう一度あの日に戻れたなら

今度は どっちの道を選ぶだろう?

       ~嗚呼、人生が二度あれば~ かりゆし58

 

 

俺は・・・道場で子供たちに対して、しょっちゅう「説教」「説法」をする

そないな言い方をしたら、ええように聞こえるけど・・・

要するに・・・「小言」・・・やな(^^;)

 

それは・・・最後の整列の時であったり・・・練習前であったり・・・

練習中であっても・・・「お前ら、ちょっとこい!」って、全員集合させて練習を中断することさえある

正直・・・柔道の練習よりも、「説教」「説法」の方が長いんちゃうか?っていうような日もある(^^;)

 

「辛抱と努力」

「仲間」

「絆」

「家族」

「感謝」

「出会い」

「生と死」

「喜怒哀楽」

「結果より過程」

「弱い者いじめをするな」

「禍福は糾える縄の如し」

「幸せは成るものじゃなく感じるもの」

「この世に当たり前のことなんて何ひとつない」

「「努力」っていう字の俺の勝手な解釈」etc・・・

挙げたら切りがないくらい・・・子供たちに、しょっちゅう「説教」「説法」をしてる

 

でも、それは・・・

自分自身が、経験してきたこと・・・

自分自身が、感じてきたこと・・・

自分自身が、成し遂げてきたこと・・・であって・・・

決して・・・適当なことを、子供たちに伝えてるつもりはあれへんで

 

 

ただ・・・普段、俺は・・・

子供たちといっしょになって・・・奴らと同じ目線の高さで・・・アホなことばっかり言うてるから・・・

「学校の先生に比べたら、「オモロイおっさん」やなぁ~」くらいにしか思われてへんのやろな?って・・・思っててんけど・・・

 

・・・・・違っとったみたい

あいつら・・・俺の話(小言)を、ちゃんと聞いてくれてて・・・奴らなりの感性で受け止めてくれてたみたい

 

 

アホ(関西弁でいう「かわいい奴」っていう意味も含めた表現やから、どうか勘違いせんといてほしい)やと思ってた、今年の小学6年生たち・・・

彼らの卒業文集を読ませてもらって・・・・・俺、不覚にも涙が溢れたわ

 

小学6年生くらいやったら・・・

「修学旅行の思い出」とか・・・「野外活動の思い出」とか・・・「将来の夢」とか・・・

そんな内容で、十分やと思うねんけど(俺も子供の頃、そんな内容を書いた覚えがあるなぁ)・・・

 

せやけど・・・

こいつら・・・こんなこと、書いとった

 

 佐藤 一颯(オネエ)

 

 船田 逞(大統領)

 

 北岡 心和(BIBI)

 

当然のことやけど・・・

これらを読んで・・・

俺自身・・・軽々しい言葉は発せられへんな?って、あらためて考えさせられたのは、言うまでもあれへんけどな?

 

 

いずれにしても・・・

オネエ!

大統領!

BIBI!

どんぐり!

久保田!

子地蔵!

里苑!

 

中学生になったら・・・今まで以上に、新たな世界観が広がることやと思う

 

どうか・・・

「今しかできへんこと」を十二分に経験して・・・

「今しか感じられへんこと」と喜怒哀楽を共にして・・・

「仲間」を大切にして・・・

自分を取り巻く周りの人たちに「感謝」の念を持って・・・

柔道「も」・・・勉強「も」・・・遊び「も」・・・悪さ「も」・・・

一生懸命に取り組んで・・・心豊かな人になってほしいと、親父は願います!

 

あらためて・・・

小学校・・・卒業おめでとう!

 

 

We Can Do It!

Yey!!

 

3月20日(祝)・・・北岡道場恒例の『卒業生(承之介・紳太郎・唯斗)追い出し会』を開催した

 

もちろん・・・

マスク着用は、必須・・・道場内には、消毒液をいくつも並べて・・・まだまだ寒い中、玄関・窓をフルオープンで開催した

 

こんなご時世やから・・・

『追い出し会』の詳しい内容は、ここでは記さんようにする

 

ただ・・・

「伸びしろの塊たち」についてと・・・『追い出し会』の際に彼らに贈ったメッセージを・・・記そうと思う

 

 

承之介

ちっちゃい時は・・・俺に対して、普通にタメ口

「ねぇ、ねぇ、先生さぁ 俺も、先生ン家に遊びに行っていい?」

「じゃあ、俺帰るから・・・先生、バイバイ じゃあね!」etc・・・

そんなアホな男が小学校6年生になる時・・・俺は、彼をキャプテンに任命した

それが良かったんか?悪かったんか?

また・・・それで、そないなったんか?

それとも・・・最初から、そうなるべくなる人やったんか?

「追い出し会」の日の承之介は・・・頭が下がるくらい、素晴らしい『漢』になっとったわ

 

紳太郎

承之介との友達関係があったのがきっかけで、道場を訪ねてきた

体もちっちゃくて、決して素晴らしいセンスがあるわけでもあれへん

せやけど・・・「継続する」っていう資質を兼ね備えとった

高校受験に際して・・・ものごっつい悩んで悩んで悩みまくっとったけど・・・

彼自身が・・・柴田高校で柔道をする道を選んだ

やっぱり・・・「継続する」っていう資質を持ってたんやなぁ?

「歩みを止めたら後退しかない!」

「しんどいことから逃げるな! 前を向いてチャレンジしろ!」

その意味を・・・ちょっとは理解してくれたんか?・・・ええ顔をした『漢』になっとったわ

 

唯斗

「柔道・・・初段」、「剣道・・・弐段」、「しゃべり・・・8級(^^;)」

寡黙な彼は、俺が伝えようとしてきた

柔道「も」・・・剣道「も」・・・勉強「も」・・・最後まで、一生懸命やり遂げよった

最後に、親父さんとお母さんが言うてくれとったけど・・・

部活(剣道)で、どんだけしんどかったとしても・・・「北岡先生が待ってるから・・・」って言うて、己を奮い立たせては、部活の後でしんどい体であっても道場の練習を休むことなく、ダブルヘッダーで道場に足を運んでくれとったらしい

昨年末、俺にくれた手紙の中に・・・

「北岡先生に教えてもらった柔道を、高校でも続けていこうと思います」って・・・

剣道よりも・・・高学歴の高校よりも・・・「柔道」と「己自身の幼い頃からの夢」を選択しよった

芯を持った『漢』が、そこにはおったわ

 

 

そんな彼ら3人に・・・

 

人間が成長するにおいて・・・一番大切なのは『過程』や

「結果」は大事やけど・・・

「結果」は「結果」であって、「結果」にしか過ぎへん

せやから・・・大事なのは、「結果」よりも『過程』やと、俺は思うねん

 

例えば・・・

富士山の山頂から、昇る朝陽を見るために富士山に登るとしよう

ヘリコプターで、パパッと山頂に行っても・・・己の足で、一歩ずつ踏みしめて山頂まで登ったとしても・・・見える朝陽に、何も変わりはあれへん

色も、形も、明るさも・・・何も変われへんはずや

 

せやけど・・・その、どっちで登ったとしても、何も変われへん朝陽でも・・・

前者と後者では、己の心の感じ方が大きく変わるはずや

それは・・・感動するからやな?

 

そう・・・みんな、知っての通り・・・

同じ「結果」であっても・・・その『過程』の踏み方ひとつで、己の心に残るもんは大きく変わってくるっちゅうことやな?

 

 

ほんで・・・

もっと突っ込んだ話をしたら・・・

その『過程』(己の足で一歩ずつ踏みしめて登る中)の中ででも・・・

花を見つけたなら・・・後から来る人に踏まれへんように、丁寧に掘り起こして、踏まれへん場所に植え替えてあげる・・・「やさしさ」が欲しい

石ころを見つけたなら・・・後から来る人が躓かへんように、その石ころを、どけてあげる・・・「思いやり」が欲しい

疲れてヘタり込んでる人を見つけたなら・・・「水飲むか?」「肩貸そか?」って、同じ場所(すべての人間の行き着く先は同じ)を目指してる者に手を差し伸べてやる・・・「仲間意識」がほしい

 

ほんで・・・時々、その場に座り込んで・・・

登り行く人の姿を眺めたり・・・その場からの景色を見渡したり・・・深呼吸してみたり・・・

その瞬間にしか、見ることのできへんもんを見てほしい

その瞬間にしか、感じることのできへんことを感じてほしい

その瞬間にしか、できへんことをしてほしい

 

もし、そんなことをするが故・・・

周りに追い越されて、頂上に到着するのが遅れてしもうたとしても・・・

また、仮に「その日の朝陽」を見ることができへんかったとしても・・・

朝陽は・・・次の日も、その次の日も、毎日登ってきよる

 

多少遅れたところで、大したことはあれへんし・・・

次の日の朝陽を、頂上で待っとったらええだけの話や

 

 

急いで、急いで、周りのいろんなことに脇目も振らんと、息を切らして登って見る「その日の朝陽」も・・・その瞬間は達成感もあって、きっと、きれいに見えることやろう?

せやけど・・・

いろんなもの(「やさしさ」や「思いやり」、「仲間意識」等)を抱えて・・・また、感性や心、経験っちゅうもんを、思う存分豊かにして・・・「自己責任」を背負って、登ってきた奴らには・・・その先の人生、時間が経てば経つほど、いろんな意味で適わへんくなってきてしまう

それは・・・「心の豊かさ」とか「想い出の幅」が、違うからなんやろな?って・・・俺自身、切実にそない感じてる

 

 

また・・・

そんな、いろんなもんを抱えた上で・・・

それでも、もし・・・「その日の朝陽」を、どうしても見たいと思うんやったら・・・

それは、人の見てへんところで・・・人が休んでる時にでも・・・人知れず、一生懸命「努力」をするしかあれへんわな?

そう・・・「努力」や

 

 

『努力』

俺自身・・・その昔、親父から「これでもかっ!」っていうくらい叩き込まれた言葉やった(『辛抱と努力』)

「嫌」っていうくらい叩き込まれたからなんか?

親父に仕組まれた、巧妙な罠(笑)やったんか?

俺は、いつしか・・・「努力」っちゅうもんを、こないな解釈をして、自分の人生を歩むようになった

(※もちろん・・・俺の勝手な解釈やから、そんな意味がないことは重々承知いただきたい)

 

『努力』(「女、又(股)、力  力」)

俺ら全て人間は・・・女性(母親)の股座から生まれてくる

女性(母親)は、自分の命を懸けて・・・新しい命(俺ら)を、この世に生み落としてくれる

そう・・・

「女」(女性)が、命がけで、「又」に「力」いっぱい「力」を込めることが・・・『努力』

 

要するに・・・

自分が何かを成し遂げたいと思うんやったら・・・「女性が命を懸けて出産する時くらい」、それくらい必死にならなアカン!っちゅうこと

 

 

ちなみに・・・当然のことやけど・・・

「ヘリコプターで登るんやなくて・・・己の足で一歩ずつ踏みしめて登ってます!」っていうのは・・・「努力」をしてることには当てはまらん!

そんなもんは、「努力」なんかじゃない!

やって、当たり前のことや

『過程』(手段)としては、ええ方を選択してるとは思うけど・・・

それは、己が定めた目標に向けて、己の選んだ道を、ただ単に歩いてるだけに過ぎへん

 

おにぎりを食ってる奴を横目に・・・

写真を撮ってる奴を横目に・・・

ヤッホォー!って叫んでる奴を横目に・・・

「自分は、黙々と頑張って登ってます!」

 

?????

 

それを・・・「努力」と称するな!

そんな「当たり前」のことを・・・「頑張ってます!」って言うて、大義名分を振りかざすな!

 

要するに・・・

「自分が定めた「夢」や「目標」に向かって、一歩ずつ一歩ずつ、己の足で踏みしめて登っていく」っちゅうのは、自分自身との「最低限の約束」に過ぎんっちゅうことや

 

その途中で・・・

「やさしさ」に触れて・・・「思いやり」を持って・・・「仲間」を大切にして・・・「その時にしかできへん」「その時にしか見られへん」「その時にしか感じることができへん」もんを心に刻みながら・・・

その上で・・・

それでも・・・

そんなことには目もくれんと、黙々と登ってる奴らと同じ「その日の朝陽」を見ようとするために・・・必死になることが、「努力」なんとちゃうんかな?って、俺は思うんよ

 

きっと、それができたら・・・

心も豊かになるし・・・経験も豊かになるし・・・感性も豊かになる

ほんで、何より・・・

「目標」と称して手に入れたもん以上に・・・これからの人生、己の心の中に居座り続けてくれるであろう、「自分は、できるんや!」っていう、確固たる自信にもつながるんやないやろか?

 

ほんで・・・

それこそが・・・

己の「道」・・・己の「足跡」になるんとちゃうやろか?って・・・俺は、そない思ってやまへんねん

 

 

それが・・・

「結果」として・・・表れるか?表れへんか?は・・・あとの話や

 

仮に表れへんかったとしても・・・

すべての物事をやり遂げた人間は・・・

その「努力した『過程』」を通して、掛け替えのないもんを手に入れてるはずや

その手に入れたもんこそが・・・人間を成長させる、最高のスパイスなんやと俺は思うんよ

 

 

 

卒業する彼らに対して・・・

これから、未来に羽ばたく彼らに対して・・・

『努力』を怠らんといてほしいなって願って・・・最後に、このような言葉を吐き出させてもらった

 

 

 

いずれにしても・・・

承之介!

紳太郎!

唯斗!

『北岡道場』・・・卒業おめでとう!

 

どうか、これからの人生・・・

己自身と向き合って・・・

己の心と自問自答しながら・・・

精一杯・・・生きて、生きて、生きまくってください!

 

・・・・・ということは・・・

この先・・・どんだけ、辛いことがあっても・・・どんだけ、悲しいことがあっても・・・

「自らの手で自らの命を絶つことだけは絶対にしたらアカン!」っちゅうことや!

それだけは・・・どうか、親父と約束をしてください!

 

 

最後になったけど・・・

俺(みたいな、訳の分からんオッサン)を・・・「先生」って呼んでくれたこと、ほんで「先生」として扱ってくれたこと、心より御礼申しげます

ありがとうございました!

 

You Can Do It!

We Can Do It!

Yey!!

元気出していこう!

READY! GO!!

 

 

 

 

2月の1ヶ月間・・・凌門塾の佐々木先生からのご要望で・・・凌門塾の卒門生である、未羽先生(佐々木先生の長女)が「教育実習制度」と称して、北岡道場に来てくれとった

彼女は・・・最終的には、教育関係の仕事に携わりたいっちゅうことで・・・

お父様が運営されてる「凌門塾」の指導・教育方法だけではなく・・・「北岡道場」の指導・教育方法(要するに、俺自身が子供たちとどのように接してるんか?)を学びに来られた

 

教育実習制度始動(第一部) | 『ぼや記』〜世の中の 人は何とも 言わば言え〜 (ameblo.jp)

(佐々木先生のブログより引用)

 

正直・・・「ウチの道場でよろしいんですか?」って、何べんも佐々木先生に確認してんけど・・・「お願いいたします!」の一点張り(^^;)

俺ら(俺や道場生、父兄)サイドにとっては、メチャメチャありがたい話やったから・・・当然やけど、二つ返事で承諾させていただいた

 

 

 

最初の2週間は・・・俺のやり方を、ただ彼女に見てもらうだけの時間に充てた

その上で・・・

残りの2週間は、彼女にいろんなことを指導してもらったり、練習内容のすべてをお任せすることにした

もちろん・・・彼女が指導してくれてる最中に、俺みたいな、ややこしいオッサンが横に立っとったら、彼女がやり辛いのはこの上ないやろうから・・・

俺は、あえて畳の外に出て、父兄達と全く関係のない話をしとった(笑)

 

せやけど・・・

そうやって、知らんふりをしながらも、要所要所で彼女の動きを見させてもらっとったら・・・やっぱり、佐々木先生の背中を見て育ってきたというのか?凌門塾の指導方法をしっかりと腹に落としてきたというんか?・・・それはそれは、子供たちに対して「一生懸命」になって、物事を伝えてくれとったことには、ホンマに感心させれた

逆に、ウチの子たちの方が・・・普段から、俺がええ加減なもんやから、彼女の一生懸命な話を聞いてるんか?聞いてへんのんか?・・・ホンマ、申し訳なかったよ(^^;)

 

 

そんな状態やったから・・・

彼女にとっては、学ぶもんがあったんか?なかったんか?は分かれへんけど・・・

 

ただ・・・彼女が、ウチに来てくれた時(彼女が、ウチ来てくれるってことが決まった時)から・・・

わずか1ヶ月っていう限られた時間で、俺自身が彼女に何かを指導させていただくなんて、ものごっつい烏滸がましい話やし・・・

それやったら・・・

これからの時代を担う若い「教育者」の卵が、一番やりやすいような環境を整えさせてもらうこと

ほんでまた・・・

俺ら大人(俺や父兄達)が、彼女自身を「これでもかっ!」っていうくらいの暖かい「場所」に迎え入れさせてもらうことが・・・何よりも一番、彼女の心を揺さぶってやれるんとちゃうんかな?って・・・・・そないな話を、ウチのご父兄達と相談しとった

 

実習期間中の1ヶ月・・・彼女自身が、何を想って、何を感じてくれたんか?は・・・俺は、彼女やないから分かれへん

せやけど・・・俺ら「北岡ファミリー」の切なる「願い」や「想い」が、彼女の心に届いてくれとったら嬉しいなぁって・・・今は、心の底からそない思うよ

 

 

 

 

余談やけど・・・

俺は・・・未羽先生のことを、ちっちゃい時から知ってる

ちっちゃい時は、前髪をものごっつい短くカットしてて・・・俺は、彼女のことを「クレラップちゃん」って呼んどった

試合会場でも・・・会うたびに、「クルッ クルッ クレラップ・・・・」って、口ずさみながら彼女にちょっかいを掛けとったし・・・

きっと・・・彼女からしたら、ややこしいオッサンやったに違いない

 

ちなみに・・・

佐々木先生とは・・・先生が「凌門塾」を立ち上げられた時期と、俺自身が「北岡道場」を立ち上げた時期が、メッチャ近かったっちゅうのもあるんかな?

もう・・・かれこれ、16~17年?のお付き合いをいただいてる

設立当初の頃は・・・よくウチに来てもらったり(出稽古)・・・県立武道館にて、いろんな道場と一緒に合同練習をしたり・・・凌門塾企画の合同練習に呼んでいただいたりとか・・・そんな行き来もあってんけど・・・

いつからか?・・・俺も佐々木先生も、「子供の頃の「勝敗」」っちゅうもんに疑問点を持ち始めて、そう言った合同練習会には参加せえへんようになってしもうた

せやけど・・・

試合会場では、必ずお会いして近況報告をしあったり・・・メールや電話でのやり取りは、もちろん続いとってんで(^^)

某柔道塾の『侍』-熱血!北岡道場 仙台の子供柔道教室 (kitaoka-dojo.com)

 

申し訳ない!!

オッサン同士のしょうもない昔話に脱線してしもうた(^^;)

 

 

その未羽先生・・・

凌門塾の塾長を、父親に持つにもかかわらず・・・子供の頃は、「勝つためのテクニック」を、お父さんから何ひとつ教えてもらってなかったんやろうな?って、俺は思ってる

失礼を承知で書かせてもらうけど・・・

「勝つためのテクニック」を教えてもらっとったら・・・彼女は、もっと結果が残っとったはずや

もっと容易く、県チャンピオンにもなっとったやろうし・・・

それどころか・・・全国大会でも、ある程度の成績を残せたんとちゃうんかな?ってさえ、俺は思う

 

だって・・・

何ひとつ教わってへんのに、いつも県大会の上位に君臨してたっちゅうことは・・・余程、自分自身で考えて考えて行動しとったんやろうからな?

でも・・・

小学生や中学生であったら・・・考えて行動するっていうことにも限界がある

やっぱり「勝つためのテクニック」っちゅうのは・・・子供の頃は、指導者から教えてもらってなかったら、シビアな部分は身にはつかんのんとちゃうんかな?って、俺は思う

 

せやけど・・・

彼女を見てきた限り・・・それは、皆無やったんやろうな?(今一度・・・ものごっつい失礼なことを書いてることを、どうか許してほしい)

 

俺自身も・・・我が子には、何ひとつ教えへんから・・・佐々木先生の考えは、多少分かる

悠葉先生やREN兄ぃが、ちっちゃい時には・・・躍起になって「勝たせる柔道」を教えとったけど・・・

さっきも記した通り・・・「子供の頃の「勝敗」」っちゅうもんに疑問点を持ち始めてから(SO兄ぃやYAMATOの時代(現在進行形))は、俺自身も「勝つためのテクニック」は、何ひとつ教えてへんからな

 

「勝つ」ことは、確かに大事なんやろうけど・・・

それ以上に、大事なことがある!

ほんで・・・

その先に何があるんか?

・・・・・っちゅうことなんやと俺は思う

 

上から目線で、ものごっつい申し訳ないねんけど・・・

彼女は、「それ以上に、大事なこと」と「その先に何があるんか?」を、重々理解してるんやなぁって・・・

長年、教育の場に立たせてもらってるが故・・・彼女の「立ち姿勢」から、そない感じさせていただいた

 

 

そんな「教育者」の卵・・・佐々木未羽先生!

これから先、山ほど困難が待ち受けてるやろうけど・・・

「佐々木イズム」に・・・今回の「北岡ファミリー」力も付け加えて、前進していかれることを心より願っております!

 

もし、道に迷った時は・・・

北岡の親父の元、ほんでまた「北岡ファミリー」は待つ、北岡道場に帰ってきてください!

 

 

『一志不退』

 

You Can Do It!

Yey!!

We Can Do It!

Yey!!

12月27日(日)・・・『北岡道場杯&納会』を開催した

世の中、こんな状況やから・・・ご父兄の方々は、マスクを着用してくれとった

 

『第15回 北岡道場杯』の試合結果は・・・

Aブロック

優勝・・・BIBI

準優勝・・・オネエ

第3位・・・アホのキャプテン

第3位・・・煌KIRISAWA

 

 

Bブロック

優勝・・・大統領

準優勝・・・久保田

第3位・・・小僧

第3位・・・子地蔵

 

ほんで・・・

スーパーチャンピオン(Aブロック、Bブロックの優勝者同士の覇者)は・・・BIBIやった

 

 

マフィアの部

優勝・・・承吉

準優勝・・・B太

第3位・・・チン太郎・遼・やすお

 

 

レディース&悪党の部

優勝・・・心優

準優勝・・・BIBI

第3位・・・琳ちゃん

第3位・・・煌KIRISAWA

 

 

ギャングの部

優勝・・・大仏

準優勝・・・柊SAKAMOTO

第3位・・・小僧

第3位・・・仮病結月

 

 

見習いギャングの部

優勝・・・皓KIRISAWA

準優勝・・・チュン太

第3位・・・柚MORISITA

第3位・・・KOKOHA

 

 

ちびっこギャングの部

優勝・・・朔KIRISAWA

準優勝・・・TATSU

第3位・・・子猿

第3位・・・朝陽

 

 

豆ギャングの部

優勝者・・・子豆・ベーダー・チビココ・咲愛たん

 

・・・・・ちゅう感じやった(^^)

 

 

ほんで・・・

今年の「賞」は・・・・・

 

『最優秀賞』・・・唯斗(中3)

柔道初段、剣道弐段、しゃべり8級(笑)の・・・この男

夏を過ぎて、高校受験に向けての勉強をせなアカン時期にもかかわらず・・・ずっと、道場に来てくれて、後輩の面倒を見てくれながら、自分自身の練習もきっちりとやる

先にも記したけど・・・剣道弐段・・・中学校の部活で剣道をやりながら、中学3年間、北岡道場に通い続けてきた

確かに、柔道の結果っちゅう「結果」は残ってへん

せやけど・・・

俺の云う・・・柔道「も」、剣道「も」、勉強「も」・・・を、身を以て実行してきた、唯斗

素晴らしい、「最優秀賞」やと思います

俺は・・・あなたを、心から誇りに思います

ありがとう!

ほんで・・・おめでとう! 唯斗!

 

 

『優秀賞』・・・樹梨っぺ(中2)

昨年の「敢闘賞」に続いて・・・今回は「優秀賞」

遠くから通ってるから、お母さんの仕事の都合で道場に来られへんことが時々あるけど・・・来てくれた時は、率先して、ちっちゃい子たちの面倒を見てくれて・・・5~6年生の悪タレ連中のことも、きっちりイジメてくれる(笑)、お姉さん的存在

何を隠そう・・・恭佑(現:柴田高校3年)の妹

恭佑を思い浮かべてほしい

恭佑は・・・3頭身(笑)

樹梨っぺは・・・8頭身(???)

スタイル抜群の、将来有望な52㎏級

おめでとう! 樹梨っぺ!

 

 

『努力賞』・・・KAIちゃん(小4)

彼も・・・ご両親の仕事の都合で、練習に来られへんことはあるけど、一生懸命「背負い投げ」を、自分のものにしようと努力してる子

元ちゃん(現:仙台三校2年)の弟

ちなみに・・・またまた、元ちゃんのことを思い浮かべてほしい

元ちゃんも・・・恭介と同じく、3頭身(笑)

KAIちゃんは・・・メッチャ小柄で、元ちゃんの片足くらいしかないくらいの体格

年中さん?の頃から、道場に通い始めたKAIちゃん・・・素晴らしい「背負い投げ」を持ってる子

どうか、この先も柔道を続けてもらいたいと願う

おめでとう! KAIちゃん!

 

 

『努力賞』・・・寛治朗(小3)

いつもニコニコして、朗らかな・・・この少年

せやけど・・・結構、悪い奴(笑)

ただ・・・子供の頃は、「いい子」にちっちゃくまとまらんでも、俺はいいと思ってる

ちょっと、陰に隠れて悪さをするくらいが、丁度いい

運動能力が高くて、ヒロ(同級生)に負けじと、一生懸命頑張ってる

彼の「袖つり込み」と、投げられまいとする体の捌き(柔らかさ)には驚かされる

是非とも、ヒロはじめ、同級生たちと切磋琢磨して・・・

今の6年生の奴らのような、素晴らしい「仲間」であり、「ライバル」でありっていう、羨ましくなるような関係を築いてほしい

おめでとう! 寛治朗!

 

 

『努力賞』・・・里苑(小6)

高学年になってから、道場に入会してきたから・・・まだまだ、身体も出来上がって変へんし・・・

おまけに、今年はコロナの影響で試合もあれへんかったから・・・彼女自身、心身共に成長する場所を自分では見出されへんかったかも知れへん

せやけど・・・中学年の男の子の追い上げを受けながら、何とかしようと一生懸命になって頑張ってる

北岡道場に入会せえへんかったら・・・きっと、今のような「環境」?には、一生で会えへんかったかも知れへんけど・・・

出会ってしまった以上・・・出会う前には戻られへん!

是非とも、中学校んに進学してからも、柔道を続けてもらいたい!と願ってる

おめでとう! 里苑!

 

 

『努力賞』・・・隆盛(小3)

銀ちゃんの弟・・・好誠のお兄ちゃん

実は、この男・・・昨年、「柔道を辞める」って言いだして、ひと騒動を巻き起こした

物事を途中で投げ出すっちゅうことは・・・また、どっかで同じことを繰り返してしまうと俺は思ってるから・・・

精一杯、彼に想いを伝えた

おまけに・・・「仲間」が、練習前に誘いにいったりしてくれて・・・渋々(澁谷だけに(笑))、道場に来てた時期があった

せやのに・・・そんなことはどこ吹く風・・・

今年は・・・周りの子たちを差し置いて、一生懸命一生懸命、生き生きと頑張っとった

まだまだ、身体に力はあれへんけど・・・ポテンシャルは、素晴らしいもんを持ってる

是非とも、「柔道を通じて、大切な何かを学んでほしい!」

おめでとう! 隆盛!

 

 

『努力賞』・・・律希(小4)

まだまだ、進化途中の小学4年生

オラオラっていう性格でもないし・・・どっちかっていうたら、道場の中では引っ込み思案な方かも知れへん

せやけど・・・痛くても、歯を食いしばってたり・・・しんどくても、泣き出せへんかったり・・・悔しい時も、目に涙をためながら、精一杯我慢してたり・・・

そんな彼の姿を、俺は知ってる

せやから・・・今年、どうしても「努力賞」を上げたかった

上級生に、追いつけ!追い越せ!

同級生に、負けるな!

来年も、北岡先生と遊ぼうな(^^)

おめでとう! 律希!

 

 

『努力賞』・・・柚(小5)

この男・・・1年3ヶ月前、道場に来始めた頃・・・学校に、よう行ってへんかった

理由は、詳しくは分かれへんけど・・・年間のほとんどが、自宅待機(笑)

せやけど・・・柔道は、全く休めへん

それどころか・・・心身ともに、素晴らしい進化を遂げてくれた

「俺(北岡先生)とつながってたいと思うんやったら、将来を見越して、なるべく学校に行け」

そんなやり取りから始まって・・・今は、ほとんど学校に行くようになった(たまに、「休みました」って、俺に報告しに来るけど(笑))

何か、一生懸命になれることがあるとええんやと思う

真っすぐな目ん玉で見てくれる、誰かがおればええんやと思う

頑張れ! 応援してる!

おめでとう! 柚!

 

 

ほんで・・・

新キャプテンの発表

『煌 KIRISAWA』

 

今年は・・・副キャプテンはなしで、「煌」ひとりに任せようと考えた

彼は・・・道場の中でも、群を抜いて一生懸命取り組む子

せやけど・・・自分の意見を、はっきりとよう言わんかったり・・・みんなと遊んどっても、みんなにくっついていくことの方が多く見受けられるくらいやから、リーダーシップは欠けるんやと思う

せやから・・・あえて、単独で「責任」を抱えてもらおうと考えた

 

2021年の「納会」時には・・・どんな少年になってくれてるんか?

楽しみにしとくわな・・・煌!(^^)

 

 

 

こんな情勢やから・・・詳しくは記載せえへんけど・・・

道場生、卒業生、父兄含め・・・皆、無事に一年を締めくくることができて、ホンマに良かった

 

 

 

最後になりましたが・・・

恭佑、海士、恭太、清春、健之介、心颯をご指導いただきました・・・柴田高校柔道部監督 狩野先生

瑛美をご指導いただきました、また、悠葉のことも、未だに気に掛けてくださいます・・・東北高校女子柔道部監督 佐藤明代先生

また、同様に、悠葉共々ご指導いただいております・・・東北高校女子柔道部コーチ 相澤実希先生

凜杜をご指導いただきました・・・宮城農業高校柔道部監督 丹野先生

遠藤沙季を、ご指導くださいました・・・仙台大学柔道部監督 南條先生ご夫妻

いつもいつも、コンタクトを取ってくださいます・・・凌門塾代表 佐々木先生

今年は、コロナでお会いできなかったですが、いつもお世話になっております先生方

(順不同)

今年も、大変お世話になりましたこと、心より御礼申し上げます

ありがとうございました!

 

 

ほんで・・・

最後の最後になりましたが・・・

北岡道場、また道場生・・・そして、私(北岡)、また明美のことを・・・

陰で支えてくださる、北岡道場のご父兄の皆様方には・・・心より感謝しております

また・・・

道場生は、もちろんのこと・・・OB&OG達も、分け隔てなく温かく迎え入れてくださる、皆様方のスタンスに、心よりお礼申し上げます

ありがとうございました!!

 

最後に・・・

道場生諸君!

OB&OG諸君!

今年一年も・・・お前らと過ごせて、メチャメチャ楽しかったわ

それと・・・

「北岡先生」でいさせてくれること・・・感謝してる

お前らが、おれへんかったら・・・

俺は・・・ただの「オッサン」・・・いや・・・「爺さん」やからな

ホンマ、ありがとうやで(^^)

 

 

 

 

もうちょっとで・・・2020年の幕が下りる

今年は・・・

コロナウィルスっちゅうもんがあって・・・「もう、みんな(道場生、OB&OG、父兄の皆さん)と一緒に柔道ができへんようになってまう・・・ほんで、会われへんようになってまうんとちゃうか?」って、本気で考えた

 

せやけど・・・なんとか、今もみんなといっしょに同じ時間を共有できてる

「「当たり前」なんかない!」っちゅうことを・・・あらためて実感させられた年やったよ

 

 

年が明けて、春を迎える頃・・・

承之介、紳太郎、唯斗が・・・北岡道場を巣立っていく

 

皆それぞれ・・・新しいステージで、勝負していきよるやろう?

それまで、あと3ヶ月間だけ・・・「息子」でおってくれよ

なっ!

承吉!

チン太郎!

やすお!

 

 

いずれにしても・・・

皆さんと過ごせて・・・今年も、メッチャおもろかった!

ありがとう!

 

Bye Bye 2020!

 

We Can Do It!

Yey!!

12月9日(水)・・・俺は、50歳になった

 

ずっとずっと昔・・・戦国時代やったんかな?

「人生・・・50年」

そない言われてた時代があったと聞く

 

俺は・・・その50年、そう50年という月日を生きてきた

いや・・・「生かされてきた」

 

 

昨年くらいから・・・「仏教」の世界にのめり込んで・・・

独学で、「仏教」っちゅうもんを学ぼうと努力してる

 

 

日々・・・心の中で、仏様に手を合わせるのは、もちろんのこと・・・

休日、時間さえあったら、お寺や観音堂などに足を運んでは・・・

仏様の前で・・・手を合わせて、念じてくる

 

決して・・・仏様に、お願い事をしてくるんやなくて・・・

仏様の目を見て、念じてくる

 

 

「念じる」

これは、ある方から学んだことやねんけど・・・

「念」っちゅうのは・・・「今」の「心」って書く

 

そう・・・

「今」、俺の「心」の中に思い描いてること・・・

「今」、俺の「心」に中で決意したこと・・・

そういうもんを・・・仏様の前で、お経を唱えて「念」じてくるねん

 

そないすることで・・・

己自身で、己自身を戒めることができる

 

ある意味・・・そうでもせんと、まったく人間ができてへんもんやから・・・

俺一人の力(俺の心の弱さ)やと・・・己自身で、己自身を戒めることなんか到底できるはずがない

 

 

最初は・・・

今まで(若い頃)の悪事を、帳消しにすることはできへんにしても・・・

「良い心を持つことによって・・・若い頃に、悪いことをしてきたことの帳尻を合わせ」くらいの気持ちで・・・いろんなことを学び始めた

 

せやけど・・・

深くのめり込めば、のめり込むほど・・・違うもんが見えてきよる

・・・っていうより・・・違う角度から、物事を見るようになってきた

 

「子育て」にしても然り・・・

「幸せ」っちゅうもんにしても然り・・・

「親の行動」にしても然り・・・

あらゆるもん、すべてが・・・「仏教」に相通じるもんがあるんやなぁ?って・・・

そない・・・感じた

 

中でも・・・

一番、心を打たれたのは・・・

「何かの「命」が・・・俺の「命」を支えてくれてる」っていうこと

 

当たり前っていうたら、当たり前のことなんかも知れへんけど・・・その当たり前のことを、あらためて深く考えることなんか、今までいっぺんもあれへんかったから・・・

そういった部分では・・・限りなく、考え方が変わった気がする

 

 

 

せやから・・・っちゅう訳やあれへんけど・・・

最近、俺は・・・ずっと考えとった

 

「人生50年」

50歳まで「生かされてきた」・・・この命

 

(50歳を機に)この先は・・・

誰かのために、この「命」を使うことができへんもんか?って

 

 

 

そんな風に考えとった矢先やった

 

その12月9日(水)・・・

道場生とご父兄の方々が、俺の誕生日をお祝いしてくれた

 

50歳にもなって、我が子以外(我が子でさえ、ないかも知れへんのに)の人に・・・誕生日を祝ってもらえるなんて、こんなに幸せなことはあれへんよな?

 

この上ない「感謝」の心を持ちながら・・・

この先、「彼らに、俺のできることを、精一杯させてもらいたい」って、あらためて思わせてもらった・・・50歳の誕生日やった

 

 

 

道場生諸君!

ほんで・・

ご父兄の皆様方!

毎年毎年、どこの馬の骨かもわからんようなオッサン(いや、爺さん)の誕生日を祝っていただけること・・・

心から感謝しております!

ありがとうございました!

 

 

 

 

さぁ・・・

2020年・・・残す行事は、「北岡道場杯&納会」のみ

 

コロナに始まって・・・コロナ一色やった・・・2020年

何事もなく・・・無事、新年を迎えられるように・・・

今一度、気を引き締めて、「辛抱」をしようやないかっ!?

 

We Can Do It!

Yey!!

元気出していこう!

READY! GO!!

「人生」っていう・・限られた時間の中で、手に入れた・・・

たくさんの『宝物』を引っ提げて・・・

俺は・・・やがて、『先祖』になる!

 

 

人生は・・・『宝さがし』

 

 

We Can Do It!

Yey!!

10月15日・・・ALSOK(綜合警備保障)で勤めてた時の同僚のノリ(今でも、ごっつい仲良し)から、電話があった

 

ノリ:「耕太郎・・・関東方面から、連絡あった?」

俺:「いや・・・ないで(あぁ、ええ連絡じゃないな?)」

ノリ:「今井信さん・・・亡くなったらしいよ」

俺:「・・・・・・・・・・・・・・・」

ノリ:「耕太郎・・・固まるなよ」

俺:「・・・・・・・・・・・・・・」

 

大切な人(今井次長)の訃報やった

俺とノリが若い頃(そう、生意気盛り全開の時)に、お世話になった上司の方(今は、ALSOKの取締役やから、メチャメチャすごい方)の訃報やったねん

 

ノリ自身も・・・若い頃に、ALSOKを退職して(今は、介護施設を運営する会社を立ち上げてる)るから・・・

情報としては・・・「不確かな情報なんだけどね・・・」っていうことやった

せやから、俺は・・・すぐに、ALSOK本社の人事部に連絡をして、己自身の耳で確かめた

 

 

現実・・・・・やった

 

 

 

俺は・・・若い頃、これでもかっ!っていうくらい・・・生意気な若造やった

「最近の若者は・・・」

 

営業マンは、毎月一回、営業会議っちゅうもんがあって・・・そこで、その月の契約実績を発表する(「今月の契約は、〇件です  来月の見込みは、〇件です」ってな感じでな)

俺は・・・その営業会議っちゅうもんほど「アホらしくて、くだらんもんはない!」って思ってた(若気の至りですな(^_^;))

 

その営業会議中(営業マンが50名ほど集まった会議  もちろん、支社長、次長、営業課長も出席される)・・・

ノリと営業情報(やったかな?)の話をしとった(「他の営業マンの契約件数を聞いて、何になるねん!?」って、本気で思っとったからな)

 

そしたら・・・当時の横浜支社の次長が・・・

「なんだ! 新横浜事務所!(俺とノリのこと) 話を聞かないんなら、帰れ!(怒)」

そない・・・仰られた

 

普通やったら・・・

「申し訳ございません」って、なる場面なんやろうけど・・・

 

俺とノリは・・・

「おっ、帰ってええんやってよ!? 帰ろうぜ!」

そない言いながら・・・会議室から、普通に「失礼しま~す」っていいながら、帰ってしまうような、クソ生意気な若造(達)やった

 

「営業マンは、営業成績を上げてナンボや! 先輩やろうが、上司やろうが・・・なんも言わせへんくらいの結果を出したらええだけの話やろ!?」

若気の至りとは、ホンマに恐ろしいもんで・・・俺は、本気でそんな風に考えとった時期があった

 

 

その後・・・

新横浜事務所は・・・「横浜北支社」に格上げされる

横浜アリーナの裏に、自社ビル構えて、新たなスタートを切ることとなった

俺が・・・24歳の時やったかな?

 

当然・・・支社に格上げになるからには・・・支社長はじめ、次長、営業課長、総務課長etc・・・が、新たに配属されることになる

事務所長を筆頭にした、12~13人ほどの体制とは大きく異なり・・・支社のワンフロアでさえ、100人規模の大きな所帯になる

 

俺とノリは・・・

事務所体制の中・・・好き放題、やりたい放題で、仕事をしとったから(悪い意味じゃなくて・・・誰に管理される訳でもなく、朝から晩まで、徹底して営業活動に打ち込めたっちゅうことやで)・・・

「支社になったら・・・また、新しく配属される上司たちと、やり合わんとアカンのかなぁ?」って・・・

そんな話を、ようしとった

 

 

そんな中・・・「横浜北支社」立ち上げ

 

そこで、出会ったのが・・・「今井次長」やった

 

今井次長は・・・俺より、13~14歳上の方

当時・・・37~38歳くらいやったと思うけど・・・その年齢での次長ポストは、異例の出世やったと聞いた

 

 

そんな、出世街道まっしぐらの方やったけど・・・

今井次長は・・・決して、俺(ら)のことを「色眼鏡」で見ることをせえへんかった

「アホ」を、当たり前に「アホ」って蔑みながらも・・・分別することなく、俺に接してくれた

要するに・・・「いち個人」として、俺の「個性」を見てくれた

 

尖ってて、上司の言うことは聞かへんけど・・・営業成績は、抜群にいい(自分で言うのは烏滸がましいけど、どうか許してほしい)

上席の方からしたら・・・大概、扱いにくくて、ややこしい社員やったと思う

 

そんな俺を・・・

「上手く扱おう」っていう感じで・・・おだてて、持ち上げながら接する訳でもなく・・・

「アホ」を、当たり前に「アホ」と蔑んでくれた

 

ある日の朝・・・俺とノリがデスクに座って話してた時・・・

今井次長が、出社されてきた

左手にカバンを持って、右手はズボンのポケットの中・・・

なんか、足払いをするような仕草をしながら、床を見ながら・・・「耕太郎! ノリ! 耕太郎! ノリ!」って繰り返し、俺らの名前を呼んでる

「なんすか? 次長!」

そない言うた俺らの顔を見て、今井次長・・・「なんだ、そこにいたのかよ? 床に落ちてるゴミが、お前たちかと思ったよ(笑)」

そう言うて・・・俺らのことを、蔑み、ゴミ扱いして笑っとった(今やったら、完全にパワハラっちゅうやつなんやろな?)

 

せやけど、その反面・・・

「お前(耕太郎)には、お前の良さがある!」

「お前にしか、できないことがある!」

そうやって・・・いつも、俺を認めてくれた

 

認めてくれてるのが、心に伝わってたからこそ・・・俺は、そんな今井次長が大好きやった

 

正に・・・俺にとっての「金八先生」やった

(後に・・・ALSOK退社時、「今井次長は、私にとって「金八先生」でした! ありがとうございました!」って、手紙を書いたことを思い出すよ)

 

 

 

俺が、ALSOKを退職する時も・・・

今井次長は・・・

「お前なら、大丈夫だよ!

でも、もしも・・・もう一度、俺といっしょに仕事がしたいと思ったなら、戻ってこいよ

その時は、俺が上に掛け合ってやるから・・・

お前とだったら、もう一回、いっしょに仕事がしたいと思うよ」

そない・・・言うてくれた

(当時、ALSOKは・・・いっぺん退社したら、再度入社することは不可能やったと思う(今は、どうか分からんけど))

 

それは・・・今井次長の優しさやったんやと思う

 

どんだけ、頑張っても・・・どんだけ、努力しても・・・

思い通りになれへんことは、山ほどある

その思い通りになれへんかった時(要するに、失敗した時)には、俺のとこ(古巣(ALSOK))に戻ってこい!

 

今井次長は、全部は語らんかったけど・・・俺には、そない言われてるように聞こえた

 

嬉しかった

メチャメチャ・・・嬉しかった

 

 

せやけど、その反面・・・

この先・・・この人の「漢気」に、甘えてしまうような人間に成り下がるようじゃ・・・俺は、アカン!

何としてでも・・・数年後、「ええ立ち姿勢」で、この人に会えるようにせなアカン!

そない・・・心に決めた瞬間でもあった

 

 

専門学校に通っとった・・・3年間

整形外科で修業しとった・・・1年間

接骨院を開業して、当初の1~2年間は・・・

俺自身も、毎日毎日、全力で走り続けとった時やったから・・・

今井次長に、連絡をさせていただくことはできへんかった

とにかく、己自身の足場を固めるのに必死やった時期やし・・・

まだまだ、今井次長の「漢気」に胸を張れるような状態ではあれへんかったからな?

 

 

 

それから、数年が過ぎて・・・

接骨院、道場、会社を立ち上げて・・・日々、忙しく動いとったある時・・・

仕事のついでやったんやろうけど・・・

「仙台に来てるんだよ! いっしょに、飯食おうぜ!」

今井次長は・・・そない、俺に電話をくださった

 

俺自身が、「この状態やったら、今井次長にお会いできるんかな?」っちゅうタイミングを、見計らったように・・・ご連絡をくださった

 

いっしょに、飯を食いながら・・・

その時も・・・

「お前なら、大丈夫だよ!」

そう言って・・・今井次長(その時は、もう部長になってたんかな?)は、笑っとった

 

 

その後・・・

今井次長は・・・大出世なさって、東京(現在は、ALSOKの取締役で、子会社の代表取締役社長を兼任なさっとった)勤務

もちろん・・・俺は、このとおり、仙台におる

 

せやから・・・なかなか、お会いする機会はなかったけど・・・

年に数回、電話で近況報告を兼ねて、連絡はさせていただいとった

 

昨年も・・・

REN(長男)の就職の件で・・・ご相談させていただいた際・・・

学生っちゅう立場で結婚して、子供まで生まれてくるRENのことを、包み隠さんと伝えてんけど・・・

 

今井次長は・・・

「お前の息子だったら、大丈夫だよ!  お前と同じ性格してんだろ!?  どんな状況でもやり遂げるよ!」

そない言いながら・・・電話口の向こうで、笑っとった

 

 

 

今年の春先・・・

「息子の勤務地が仙台になって、戻ってきました」

そない連絡させていただいたのが・・・今井次長との最後の会話になってしもうた

 

 

 

 

俺自身・・・今年50歳になる

年を重ねる毎に・・・

お世話になった方々が、一人、また一人と、「あちらの世界」に旅立たれる

 

ボクシングで、お世話になった・・・『筋野トレーナー』

『師匠』が残してくれたもの・・・

 

ガキの頃から、お世話になった・・・『隆勇のお母ちゃん』

もう一人の『お母ちゃん』

 

ほんで・・・『今井次長』

 

 

俺は・・・たくさんの人からの、溢れんばかりの『恩』を受けて、今まで生きてきた

いや・・・・・「生かされてきた」

 

せやから・・・

「「生かされてきた」この命を・・・この先は、誰かのために使いたい」

最近・・・そない考えるようなってきた

 

おまけに・・・

大切な人が、俺の前からいなくなる度に・・・

そういう想いが、なおさら強くなっていくんが・・・自分の中で手に取るように分かる

 

 

 

筋野トレーナーにも・・・

隆勇のお母ちゃんにも・・・

今井次長にも・・・

もちろん・・・

お父ちゃん、お母ちゃんはじめ・・・

俺を支えてくださった、たくさんの方々に対しても・・・

この先、『恩返し』なんていうもんは・・・きっと、できへんのやと俺は思ってる

 

せやからこそ・・・

「次の世代の人たちに・・・「生かされてる」この命を、使うことができたらええなぁ」って・・・そないな考えに行き着くんやろな?

 

ええ言い方をしたら・・・

『利他行』

・・・・・っちゅうやつなんかな?

 

 

 

 

「死」

それは・・・誰しもに訪れるもんであって・・・紛れもない「真理」や

ナンボ金を積んでも・・・どんだけ藻掻いても・・・その「真理」は、誰にも変えることはできへん

「こちらの世界(此岸)」と「あちらの世界(彼岸)」は・・・紙一重

たった一瞬の時によって・・・「あちらの世界」に導かれる

 

 

昨年くらいからかなぁ?

「仏教」っちゅうもんを、己自身で学ぼうと試みてるんやけど・・・

 

いろんな意味を以て・・・

「仏様に・・・なりたいなぁ」って

そない・・・思うわ

 

 

We Can Do It!

Yey!!

新着情報

過去の投稿

北岡道場連絡先

983-0821
宮城県仙台市宮城野区
岩切字昭和北2-15

【連絡先】
022-782-7780
(きたおか接骨院内)

QLOOKアクセス解析