2015年 5月

先週土曜日・・・久しぶりに、生徒数名(RITOと恭太やけどな(笑))に『雷』を落としたった

俺・・・時々、『雷』を落とす(限りなく、ヤバイ『雷』な・・・(笑))

 

理由は・・・8年前に、道場を立ち上げてから、一貫して同じ

「一生懸命、取り組まへん」から・・・

 

俺は・・・「試合に負けたから・・・」「団体戦の大切な場面で、ポイントを落としてきたから・・・」とか、そんな理由で、子供たちを叱ったことは、いっぺんもない

そのかわり・・・

「一生懸命、取り組まへん」

「挨拶ができへん」

「空気を読まれへん」

「柔道衣を、大切にせえへん」

「靴のかかとを踏んでる」etc・・・

・・・・・に対しては、メチャメチャうるさく怒やしまくる

 

「靴には、靴の役割があるんじゃ!! かかとを踏むんやったら、スリッパ履いてこい! お前も、お前自身っていう存在(役割)を足蹴にされたら嫌やろ!? ほんなら、靴はちゃんと履いてやれ!」

 

「柔道衣は、お前らの「正装(戦闘服)」や!」

ほどけた帯を、足で避けたり・・・置いてる柔道衣を踏んだり・・・絶対に、許さへんねん

 

場の空気を読むこと・・・子供やから、「2~3時間、集中せえ!」ゆうても無理やし(大人でも無理やねんから・・・)・・・せやけど、その場の空気を読んで(先生の真剣さ、周りの奴らの取り組み方など)、「今は、やるべき時なんやな?」って、「今は、真剣に取り組まなアカンねんな?」って、肌で感じることは大切なことやと思うねん

 

「挨拶ができへん」「一生懸命、取り組まへん」は、結構、バックボーンを大切に考えてもらいたいと願ってる

シャイな子もおるから、でっかい声で挨拶をするのが、照れくさかったりするのは分かる(増して、高学年、中学生くらいになったら余計やな)

せやけど・・・例えば、宮城県の代表になって、全国大会・東北大会に出場する子達、また道場の代表として、選抜されて県大会に出場する子達・・・「その子らが、その大会に出場することによって、出られへん子がおる」っていうことを自覚してもらいたいなって、俺は思ってる

道場の代表、宮城県の代表が、しょぼくれた声で挨拶をしてたり、自身なさげにナヨナヨしとったら、背中に背負ってるゼッケンとか、胸のマーク(道場のロゴ)が泣きよるで

俺は、いつも子供らに言う

「背中のゼッケンには、自分の名前と、道場(宮城)の名前がデカデカと貼られとる 胸には、道場のマークが刺繍されとる これは、「俺(北岡)の道場」の名前とかマークやない! お前ら仲間の名前とマークや! みんなの「想い」が乗っかってるんや! せやから、そのゼッケンとかロゴに誇りを持って、試合に出られへん奴の分まで一生懸命にならなアカンぞ」って

 

俺らが大学の頃は・・・全員が全員、ゼッケンを貼ってた訳やなかった

約300人ほどおる柔道部員にの中、-60kg級~95kg超級(現:100kg超級)までの7階級、各階級4名ずつ、合計28名しか、ゼッケンを貼ることができへんかった

厳しい校内予選を勝ち上がって、代表になった者だけが、ゼッケンをいただける

だから、ゼッケンを貼らせてもらった俺は・・・「付き人をしてくれてる、後輩の分まで戦ったらなアカン 無様な取り組みはできへん」って・・・そない思って取り組んでたよ

だから・・・ゼッケンとかロゴには、みんな(道場生とか、他の道場のその試合に出られへんかった子)の「想い」が乗っかってるっていうことを、自覚してほしいなって願ってる

 

一生懸命取り組まへんのは、周りの人たちへの裏切りや

一生懸命やれへんかった、子供らには・・・

「お前、今日、ここ(道場とか試合会場)に、どないして来たねん!? お父さん、お母さんが、連れてきてくれたんと違うんか!? お前、自分で働いて、月謝払ってんのか? お父さん、お母さんが、仕事もせんとダラダラ遊んどったら、お前の家はどないなるねん!? お父さん、お母さんも、毎日毎日、喜び勇んで仕事に行ってる訳やないぞ! そらぁ、しんどい時もあるやろうし、行きたくない時もあるはずや! せやけど、一生懸命一生懸命、毎日仕事に行くねん! お前らが、頑張ってるからや! 学校で、柔道で、野球で、サッカーで、塾で、遊びで・・・お前らが頑張ってるからこそ、そのお前らに、「全身全霊で何かをしてやりたい!」・・・そない思うから、毎日毎日、お父さん、お母さんは、一生懸命頑張ってくれてるんや! ほんなら、今お前がダラダラしてることは、お父さん、お母さんに対する「裏切り」とちゃうか? 独りで柔道ができてると思うな! すべての物事、ほんで、周りの人に感謝をして、「思いやり」を持って、取り組め!」って・・・いつも伝えるねん

だから・・・「今、何をするべきなんか?」の空気も読まんと、親御さんの「想い」にケツを捲るような取り組みをしとったら、試合場やろうが、道場内やろうが、容赦なく「ゲンコツ」やねん

 

明美(女房)とか、悠葉先生(長女)曰く・・・「最近は、メッチャ丸くなった」らしいけど・・・それでも、キャパ超えたら今でも、容赦なく「ゲンコツ」を落としてる

そう言われたら・・・以前は、キャパなく、容赦なく、そんな状況が、ちょっとでも見受けられたら、即「ゲンコツ」落としまくってたなぁ~(笑)

 

俺の思い上がりもあるけど・・・

そんな、若かった俺が「ゲンコツ」を落としまくってた時代に、在籍してた子達は・・・空気を読んで、思いやりを持って、周りに気配りができて、「独りで、生きてるんではない!」ってことを、理解してくれてるはずや

卒業生・・・悠葉先生、晃先生はじめ、睦、貴兄ぃ、龍生、REN、EIMI、悪ケン、虎ちゃん、千葉ケン、沙季ちゃん、夏っちゃん、正やん、おっさん・・・は、少なくとも理解してくれとるやろう

それが、今の「北岡道場」の良さ、伝統(自分のことだけを考えるんやなくて、周りに気を配って、下の子の面倒を見る)になってるんやと、俺は思ってるよ

余談やけど・・・今年、育英高校を卒業した龍生(ウチの卒業生)は、卒業前に道場に顔を出してくれた時に、「小学校5年生の時に、山形の錬成大会で、北岡先生にシバキ倒されて、本当に良かったと思います! あれがなかったら、辛いことから逃げ出して、高校の途中で柔道を辞めてしまっていたかも知れなかったです」って言うてくれとった

きっと、彼は・・・辛い時に、あの「ゲンコツ」を思い出してくれて・・・お母さんの「想い」、北岡の「想い」「北岡道場の誇り」が、自分自身の背中に乗っかってるってこと、ほんで、「自分独りで、柔道をしてるのではない!」ってことを、感じ取ってくれたんやろうなぁ~

 

俺には・・・5歳児やろうが、中学3年生やろうが、まったく関係あれへんねん

だって、出会ってしまったねんから・・・

もう、出会ってしまった以上、出会う前には戻られへんねんから・・・

 

「まだ、小さい子に言っても分からないから・・・」って、大人サイドの判断で、伝えるもんも伝えんと・・・・・ある程度の時期が来たからゆうて、「もう高学年になったんだか、、分かるでしょう?」って言われたかって・・・一貫性があれへんかったら、子供が困るやん!?

せやから、俺にとったら・・・5歳児も、中学3年生も、みんないっしょ!

みんな、俺の子供(我が子)と同じように扱う

 

いっしょに笑うし・・・いっしょに泣くし・・・間違ってると感じたら、容赦なくゲンコツも落とすし・・・反対に、俺が間違ってたら、頭下げて謝るのも、当たり前のことや

今、理解できる?理解できへん?じゃなくて・・・龍生みたいに、時期が来て、俺の言うてることの点と点が線で結ばれたら、ただそれでええねん

その時、点と点が線で結ばれて、理解ができたなら・・・立派な大人になってるはずやから・・・

 

だから、俺は言い続ける

言い続けて、言い続けて・・・「未来で、彼らを待ってる!」んや

究極なことを言うたら・・・「明日、俺が生きてる保証なんか、どこにもあれへん!」ねんから・・・『今』、伝えてやれへんかったら、いつ伝えてやるねん!?っていう話や・・・俺、あの世で後悔する!!(笑)

 

社会に出た時に、通用する「人間」

社会の荒波を、上手く泳いでいける「人間」

人の心の痛みが分かる「人間」

大切な人の「想い」を感じとれる「人間」

他人に対して、思いやりの持てる「人間」

辛抱と努力ができる「人間」

ほんで・・・親、兄弟、師匠、仲間、そして、自分自身を大切に出来る「人間」

そんな・・・『人間』・・・に育ってほしい

 

ナンボ、柔道が強くても・・・

他人に対して「思いやり」ひとつ持つことができへんかったら、ひとりぼっちになってまう!

大切な人の「想い」を感じることができへんかったら、「まごころ」が育ちよれへん!

 

「あのオッサン(北岡)・・・ゲンコツ落とすし、怖いから嫌い」

そない、思われたかって・・・上等じゃ!

もし、お前らが俺のことを嫌ったって・・・俺は、絶対にお前らのことを嫌いにはなれへんから、ナンボでもゲンコツ落としたるわ(笑)(笑)(笑)

いずれ、点と点が線で結ばれて・・・「あのオッサン(北岡先生)・・・そう言えば、あの時、あんなこと言ってたなぁ~」って、気付いてくれる時が来ることを信じてな

 

未来で待ってるよ!

ゆっくりゆっくり、一歩ずつ一歩ずつ、踏みしめて歩いてこい!

 

「秘すれば花なり、秘せずば花なるべからず」

 

 

元気出していこう!!

READY! GO!!

 

 

 

 

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