『卒業生 追い出し会』 ~伸びしろの塊たち~

3月20日(祝)・・・北岡道場恒例の『卒業生(承之介・紳太郎・唯斗)追い出し会』を開催した

 

もちろん・・・

マスク着用は、必須・・・道場内には、消毒液をいくつも並べて・・・まだまだ寒い中、玄関・窓をフルオープンで開催した

 

こんなご時世やから・・・

『追い出し会』の詳しい内容は、ここでは記さんようにする

 

ただ・・・

「伸びしろの塊たち」についてと・・・『追い出し会』の際に彼らに贈ったメッセージを・・・記そうと思う

 

 

承之介

ちっちゃい時は・・・俺に対して、普通にタメ口

「ねぇ、ねぇ、先生さぁ 俺も、先生ン家に遊びに行っていい?」

「じゃあ、俺帰るから・・・先生、バイバイ じゃあね!」etc・・・

そんなアホな男が小学校6年生になる時・・・俺は、彼をキャプテンに任命した

それが良かったんか?悪かったんか?

また・・・それで、そないなったんか?

それとも・・・最初から、そうなるべくなる人やったんか?

「追い出し会」の日の承之介は・・・頭が下がるくらい、素晴らしい『漢』になっとったわ

 

紳太郎

承之介との友達関係があったのがきっかけで、道場を訪ねてきた

体もちっちゃくて、決して素晴らしいセンスがあるわけでもあれへん

せやけど・・・「継続する」っていう資質を兼ね備えとった

高校受験に際して・・・ものごっつい悩んで悩んで悩みまくっとったけど・・・

彼自身が・・・柴田高校で柔道をする道を選んだ

やっぱり・・・「継続する」っていう資質を持ってたんやなぁ?

「歩みを止めたら後退しかない!」

「しんどいことから逃げるな! 前を向いてチャレンジしろ!」

その意味を・・・ちょっとは理解してくれたんか?・・・ええ顔をした『漢』になっとったわ

 

唯斗

「柔道・・・初段」、「剣道・・・弐段」、「しゃべり・・・8級(^^;)」

寡黙な彼は、俺が伝えようとしてきた

柔道「も」・・・剣道「も」・・・勉強「も」・・・最後まで、一生懸命やり遂げよった

最後に、親父さんとお母さんが言うてくれとったけど・・・

部活(剣道)で、どんだけしんどかったとしても・・・「北岡先生が待ってるから・・・」って言うて、己を奮い立たせては、部活の後でしんどい体であっても道場の練習を休むことなく、ダブルヘッダーで道場に足を運んでくれとったらしい

昨年末、俺にくれた手紙の中に・・・

「北岡先生に教えてもらった柔道を、高校でも続けていこうと思います」って・・・

剣道よりも・・・高学歴の高校よりも・・・「柔道」と「己自身の幼い頃からの夢」を選択しよった

芯を持った『漢』が、そこにはおったわ

 

 

そんな彼ら3人に・・・

 

人間が成長するにおいて・・・一番大切なのは『過程』や

「結果」は大事やけど・・・

「結果」は「結果」であって、「結果」にしか過ぎへん

せやから・・・大事なのは、「結果」よりも『過程』やと、俺は思うねん

 

例えば・・・

富士山の山頂から、昇る朝陽を見るために富士山に登るとしよう

ヘリコプターで、パパッと山頂に行っても・・・己の足で、一歩ずつ踏みしめて山頂まで登ったとしても・・・見える朝陽に、何も変わりはあれへん

色も、形も、明るさも・・・何も変われへんはずや

 

せやけど・・・その、どっちで登ったとしても、何も変われへん朝陽でも・・・

前者と後者では、己の心の感じ方が大きく変わるはずや

それは・・・感動するからやな?

 

そう・・・みんな、知っての通り・・・

同じ「結果」であっても・・・その『過程』の踏み方ひとつで、己の心に残るもんは大きく変わってくるっちゅうことやな?

 

 

ほんで・・・

もっと突っ込んだ話をしたら・・・

その『過程』(己の足で一歩ずつ踏みしめて登る中)の中ででも・・・

花を見つけたなら・・・後から来る人に踏まれへんように、丁寧に掘り起こして、踏まれへん場所に植え替えてあげる・・・「やさしさ」が欲しい

石ころを見つけたなら・・・後から来る人が躓かへんように、その石ころを、どけてあげる・・・「思いやり」が欲しい

疲れてヘタり込んでる人を見つけたなら・・・「水飲むか?」「肩貸そか?」って、同じ場所(すべての人間の行き着く先は同じ)を目指してる者に手を差し伸べてやる・・・「仲間意識」がほしい

 

ほんで・・・時々、その場に座り込んで・・・

登り行く人の姿を眺めたり・・・その場からの景色を見渡したり・・・深呼吸してみたり・・・

その瞬間にしか、見ることのできへんもんを見てほしい

その瞬間にしか、感じることのできへんことを感じてほしい

その瞬間にしか、できへんことをしてほしい

 

もし、そんなことをするが故・・・

周りに追い越されて、頂上に到着するのが遅れてしもうたとしても・・・

また、仮に「その日の朝陽」を見ることができへんかったとしても・・・

朝陽は・・・次の日も、その次の日も、毎日登ってきよる

 

多少遅れたところで、大したことはあれへんし・・・

次の日の朝陽を、頂上で待っとったらええだけの話や

 

 

急いで、急いで、周りのいろんなことに脇目も振らんと、息を切らして登って見る「その日の朝陽」も・・・その瞬間は達成感もあって、きっと、きれいに見えることやろう?

せやけど・・・

いろんなもの(「やさしさ」や「思いやり」、「仲間意識」等)を抱えて・・・また、感性や心、経験っちゅうもんを、思う存分豊かにして・・・「自己責任」を背負って、登ってきた奴らには・・・その先の人生、時間が経てば経つほど、いろんな意味で適わへんくなってきてしまう

それは・・・「心の豊かさ」とか「想い出の幅」が、違うからなんやろな?って・・・俺自身、切実にそない感じてる

 

 

また・・・

そんな、いろんなもんを抱えた上で・・・

それでも、もし・・・「その日の朝陽」を、どうしても見たいと思うんやったら・・・

それは、人の見てへんところで・・・人が休んでる時にでも・・・人知れず、一生懸命「努力」をするしかあれへんわな?

そう・・・「努力」や

 

 

『努力』

俺自身・・・その昔、親父から「これでもかっ!」っていうくらい叩き込まれた言葉やった(『辛抱と努力』)

「嫌」っていうくらい叩き込まれたからなんか?

親父に仕組まれた、巧妙な罠(笑)やったんか?

俺は、いつしか・・・「努力」っちゅうもんを、こないな解釈をして、自分の人生を歩むようになった

(※もちろん・・・俺の勝手な解釈やから、そんな意味がないことは重々承知いただきたい)

 

『努力』(「女、又(股)、力  力」)

俺ら全て人間は・・・女性(母親)の股座から生まれてくる

女性(母親)は、自分の命を懸けて・・・新しい命(俺ら)を、この世に生み落としてくれる

そう・・・

「女」(女性)が、命がけで、「又」に「力」いっぱい「力」を込めることが・・・『努力』

 

要するに・・・

自分が何かを成し遂げたいと思うんやったら・・・「女性が命を懸けて出産する時くらい」、それくらい必死にならなアカン!っちゅうこと

 

 

ちなみに・・・当然のことやけど・・・

「ヘリコプターで登るんやなくて・・・己の足で一歩ずつ踏みしめて登ってます!」っていうのは・・・「努力」をしてることには当てはまらん!

そんなもんは、「努力」なんかじゃない!

やって、当たり前のことや

『過程』(手段)としては、ええ方を選択してるとは思うけど・・・

それは、己が定めた目標に向けて、己の選んだ道を、ただ単に歩いてるだけに過ぎへん

 

おにぎりを食ってる奴を横目に・・・

写真を撮ってる奴を横目に・・・

ヤッホォー!って叫んでる奴を横目に・・・

「自分は、黙々と頑張って登ってます!」

 

?????

 

それを・・・「努力」と称するな!

そんな「当たり前」のことを・・・「頑張ってます!」って言うて、大義名分を振りかざすな!

 

要するに・・・

「自分が定めた「夢」や「目標」に向かって、一歩ずつ一歩ずつ、己の足で踏みしめて登っていく」っちゅうのは、自分自身との「最低限の約束」に過ぎんっちゅうことや

 

その途中で・・・

「やさしさ」に触れて・・・「思いやり」を持って・・・「仲間」を大切にして・・・「その時にしかできへん」「その時にしか見られへん」「その時にしか感じることができへん」もんを心に刻みながら・・・

その上で・・・

それでも・・・

そんなことには目もくれんと、黙々と登ってる奴らと同じ「その日の朝陽」を見ようとするために・・・必死になることが、「努力」なんとちゃうんかな?って、俺は思うんよ

 

きっと、それができたら・・・

心も豊かになるし・・・経験も豊かになるし・・・感性も豊かになる

ほんで、何より・・・

「目標」と称して手に入れたもん以上に・・・これからの人生、己の心の中に居座り続けてくれるであろう、「自分は、できるんや!」っていう、確固たる自信にもつながるんやないやろか?

 

ほんで・・・

それこそが・・・

己の「道」・・・己の「足跡」になるんとちゃうやろか?って・・・俺は、そない思ってやまへんねん

 

 

それが・・・

「結果」として・・・表れるか?表れへんか?は・・・あとの話や

 

仮に表れへんかったとしても・・・

すべての物事をやり遂げた人間は・・・

その「努力した『過程』」を通して、掛け替えのないもんを手に入れてるはずや

その手に入れたもんこそが・・・人間を成長させる、最高のスパイスなんやと俺は思うんよ

 

 

 

卒業する彼らに対して・・・

これから、未来に羽ばたく彼らに対して・・・

『努力』を怠らんといてほしいなって願って・・・最後に、このような言葉を吐き出させてもらった

 

 

 

いずれにしても・・・

承之介!

紳太郎!

唯斗!

『北岡道場』・・・卒業おめでとう!

 

どうか、これからの人生・・・

己自身と向き合って・・・

己の心と自問自答しながら・・・

精一杯・・・生きて、生きて、生きまくってください!

 

・・・・・ということは・・・

この先・・・どんだけ、辛いことがあっても・・・どんだけ、悲しいことがあっても・・・

「自らの手で自らの命を絶つことだけは絶対にしたらアカン!」っちゅうことや!

それだけは・・・どうか、親父と約束をしてください!

 

 

最後になったけど・・・

俺(みたいな、訳の分からんオッサン)を・・・「先生」って呼んでくれたこと、ほんで「先生」として扱ってくれたこと、心より御礼申しげます

ありがとうございました!

 

You Can Do It!

We Can Do It!

Yey!!

元気出していこう!

READY! GO!!

 

 

 

 

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