その他

8月9日(水)の練習に・・・俺の「オヤジ」と「おふくろ」が来てくれた

 

俺は、仙台に来て・・・20年になるけど・・・

オヤジとおふくろが、仙台に来るのは・・・これが、3回目かな?

最初の来仙は・・・まだ、接骨院の学校に入学した年やったか?・・・仙台(東北地方)に来たことの珍しさからか?・・・スキー板を持って、やってきよった(^^;)

 

ほんで・・・2回目、仙台に来たのは・・・約10年前

道場を立ち上げて、間もない頃やったかな?

 

その後は、今回まで、10年間・・・来仙なし

 

全てを悟ってて、今回、来仙したんか?・・・たまたま、10年振りになったんか?・・・それは、分からんけど・・・

俺自身も・・・10年の間、右往左往しながら状態が固まってへんような、しょうもない俺自身と、今にも崩れ落ちそうな『北岡道場』に足を運んでもらうより・・・

今の『北岡道場』を見てもらう方が良かったと思うし・・・・・

まぁ、これも「必然」なんかな?って感じるよ(^^)

 

※昨年は、『10周年記念イベント』に、有っちゃん(ヤマタケパパ)が、両親のことを、俺に内密で一生懸命誘ってくれたみたいやったけど・・・

血糖値の関係・・・ほんで、肩を痛めて、まったく肩を動かすことができへんかったらしくて・・・「行きたかったけど・・・せっかくのイベントであるが故、俺の体調の良し悪しで、皆さんに迷惑を掛けてもアカンやろうし・・・遠慮させてもうたんや」って言うてたわ

俺も、内情は知らんかったねんけど・・・どうも、そんな具合らしくて・・・有っちゃん、ほんで、ご父兄の皆さん、ホンマに申し訳ありませんでした!(^^;)

 

 

 

 

俺の親父は・・・大阪府泉南市(俺が生まれた故郷)で・・・もう35年くらいになるけど、「砂川国際柔道クラブ(前:砂川道場)」っていう、道場を運営してる(その前は、泉南市柔道スポーツ少年団の指導者)

 

最近は、俺自身も道場運営をしてるから・・・親父と、ちょこちょこと、教育(柔道教育)の話をするけど・・・

やっぱり・・・親父は、「柔道(教育)バカ」やな?(^^;)

 

「柔道(教育)バカ」って、言い方は悪いけど・・・

自身の道場に通う、道場生および、ご父兄の方々(今は、俺と同じような年代、また、それ以上に若い年代の方が、ほとんどみたいやけど・・・)の・・・先々のこと、また将来のことを、そらぁ一生懸命考えてるわ

 

決して、「今」っていう足元のことにとらわれんと・・・常に、ちょっとだけ背伸びして見えるくらいの場所に照準を合わせてる

 

子供たちに対しては、その背伸びの繰り返し繰り返しで、「将来、どんな人になっていくべきなんか?」っていうことを、一番に考えてるし・・・

また、ご父兄の方々に対しては、市の柔道連盟の副会長職とか、体育協会の役員職とか、いろんな役職を、後ろで糸を引きながら(笑)、経験してもらってるみたい

 

親父は、現在・・・大阪府柔道連盟の理事をやってるみたいで・・・以前は、市の体育協会の会長、スポーツ少年団の本部長なんかもやっとったから、いろんなとこに顔が利きよるみたいやねんな(^^;)

 

 

ちなみに・・・

俺が、接骨院の学校を卒業して、「なんで?大阪に帰って、開院せえへんかったんか?」っていうたら・・・

そんだけ、「親父の顔」が利く場所では・・・「俺自身(北岡耕太郎自身)で、勝負ができへん!」って、考えたからやな?

「親父のバックアップなく、まったく知らん土地(仙台)で、裸一貫、勝負したろうやないけっ!?」って・・・若気の至りで、意地張りまくってたよ(^^;)

 

さらに、ちなみに・・・

この夏、大学の夏休みで帰省しとったRENに・・・「大学卒業後も、関西におるつもりなんか?」って聞いたら・・・

「仙台から出て、和歌山→大阪って来て、その所々で仲間がおるし・・・確かに、卒業後も関西におったら、楽でええんかも知れへんけど・・・まったく知らん土地(関東とか、九州とか)に行って、勝負してみたい!っていう想いがある(もちろん、仙台に帰るつもりは、まったくない)」って言うてたわ(^^;)

 

彼が15歳(中学卒業後)で家を出た時には・・・俺自身、「もう、一生、いっしょに暮らすことはないやろうなぁ~」っていう、覚悟をして出したけど・・・・・

やっぱり、そんな方向性なんやな?

子供は、「親の言うことを聞いて育つんやなくて・・・親の背中を見て育つもんなんやなぁ~?」って、変なことに感心したよ

 

 

 

 

メッチャ、話が逸れてもうた・・・・・(^^;)(^^;)(^^;)

 

今、親父の道場は・・・小学生10名強、大人が20名弱で、のんびり楽しく、ホンマにフワフワした感じの「楽しい柔道クラブ」でやってるみたい

せやけど、親父が指導に携わった生徒の中には・・・数々の大会で実績を持ってる人が、何人もおる

 

小学生時代、大阪府のチャンピオン・・・大阪府中総体上位入賞者・・・

その後、高校進学後も・・・

インターハイ、国体出場はもちろん・・・全日本ジュニアチャンピオン・・・オリンピックの最終選考会(福岡体重別)の決勝戦を戦った方までおるねんから・・・(^^)

 

 

せやけど・・・いつからやろうか??

「柔道が強いからいうて・・・なんやねん!?」

「柔道の結果だけしかないんやったら、アカンやろう?」

・・・・・そないな事を、よく口にするようになった

 

 

曲がりなりにも・・・約11年、道場運営(悠葉先生やRENがお世話になってた道場で、ちょっとした指導に携わってたのを合わせたら、約15年)をしてきた俺自身も、少なからず、親父が云わんとしてることは理解してるつもりでおる

 

道場生全員が全員・・・小学校、中学校、また高校や大学、シニアと、すべてのカテゴリーで、素晴らしい成績を残したり、日本の代表になったりしたら・・・そらぁ、素晴らしいことやけど・・・

そんなことは、限りなく「0」に等しい

皆無やって言うても、過言やないと思う

 

それは、決して・・・ハナっから諦めてるっていうことではあれへんで

こんだけ遊びを優先してる、ええ加減なウチの道場でさえ・・・現に、「その場所」近くに到達する者が、数%やけど存在するのは事実やねんから・・・

ただ・・・もう一歩・・・あと一歩・・・完全に「その場所」に到達するためには、いろんなものを犠牲にせなアカンようになってしまう

 

道場生、全員が全員に・・・いろんなものを犠牲にさせて、「その場所」に到達させることなんか、絶対に無理

 

「可能性がある!」

そんな言葉を提示して・・・今、経験させてやるべきことを二の次にして、親子共々、柔道だけに没頭させる訳にはいかへん!

せやから、俺は、あえて親御さんに・・・「今は、楽しんでやったらええんちゃう?」って、ラフに伝えるようにしてる

 

俺自身が・・・彼らが大人になるまで、ず~~っと指導に携わってやることができるんやったら、話は別かも知れへんけど・・・

次の師匠にバトンタッチして・・・次の師匠に、今以上に育てていただく方が、絶対に彼らにとっては、絶対にプラスになると信じてるし・・・もちろん、「可能性」かって、心技体が揃うやろう、その時期の方が、きっと花開くと思うよ

ほんで、それ以上に・・・選手から退いた後の人生の方が長いねんから・・・今は人間性の部分を、最優先に教育してやるべきやとも思うしね

 

そんなことも考えて、教育の一貫として、いろんなことを伝えていってやるべきやと俺は思うねん

そしたら、自ずと・・・「今」、子供たちに伝えてやるべきことは何なのか?は、答えが出てくるやん!?

 

 

裏を返せば・・・小学生でも中学生でも・・・

今、強くなりたい者(また、将来、すべてを競技としての柔道に捧げようと考える者)は・・・それなりの環境を、自ら(親御さん)が、選択したらええっちゅうことなんよな?

 

 

 

人は・・・「出会い」によって、成長していく

その「出会い」が・・・柔道なのか?サッカーなのか?勉強なのか?ビジネスなのか?結婚なのか?・・・それは、人それぞれの「出会い」があって、タイミングもある

それは・・・「人」との「出会い」だけとは限れへん

 

この先も、いろんなものとの「出会い」によって・・・柔道日本一になる子もおれば・・・極端に言うたら、弁護士になっていく子だっておるかも知れへん

 

せやから・・・俺との「出会い」なんか・・・子供たちにとって、決して最上級の「出会い」では、あれへんねん!

せやからこそ・・・俺らの役割は、彼ら自身が、最上級の「出会い」を見落とさへんような、道しるべになってやるべく・・・次の師匠に、限りなくいい形でバトンタッチできるように・・・「今」しか伝えてやられへん大切なことを、限りなく伝えてやる!

それが・・・今、一番大切なことのように、俺は感じるんよ

 

 

 

いずれにしても・・・

俺は・・・あの親父に育てられた

俺の知らへんところで、幾つもの糸を引きながら、俺を導いてくれたことやと思う

時に、ド突かれ・・・時に、蹴飛ばされての、鉄拳制裁もありながらな(^^;)(^^;)

 

「もう「柔道」は、やれへん!」って・・・小学生の後半やったんか?中学生の時やったんか?・・・俺、そない言うたことがある

その時も・・・どう説得されたんか?は、忘れたけど・・・

うまい具合に、親父にレールに乗せられて、上手いこと走らされたからこそ、俺は今も、柔道衣を着てるんやろう?

 

矛盾してるように感じるけど・・・

柔道場の道場長やった親父が・・・俺に、柔道「だけ」をさせた訳やなく・・・

親父の元にいる時にしか、伝えてもらわれへんかったやろうことを・・・上手いこと上手いこと、俺に詰め込んでくれたんやろうな・・・きっと

 

ほんで・・・その『柔道』が・・・俺自身を、いろんなものと繋げてくれてる

 

親父が言うように・・・

遊び・・・やんちゃ・・・勉強って、いろんなことをせなアカンのは当然やけど・・・

その上で・・・柔道「も」・・・辞めんと、ずっと続けてきたからこそ・・・

俺自身・・・ホンマの「柔道の価値」っちゅうもんに対して、感謝できる場所に辿り着けたんとちゃうんかな?

 

 

これは、あくまで、俺の見解やけど・・・

俺自身・・・もし、過去(小学生・中学生・高校・大学時代)に戻れたとしても・・・

もうちょっと手を伸ばせば、辿り着いたかも知れへん場所

「その手が届かへんかった場所に辿り着くべく・・・もっと必死に、柔道「だけ」をやるんか?」って聞かれたら・・・

まったくもって、そんなことはせえへんやろな?

 

与えられた環境の中で最大限の努力を惜しまず、柔道「も」して・・・

たくさんの友人達と、思いっきり、遊び「も」して・・・

それなりに、勉強「も」して・・・

きっと、柔道「だけ」にはとらわれんと、いろんなことを、あの時以上に一生懸命やろうとするやろうな?(^^)

 

せやからこそ・・・子供たちに対しても、「柔道だけやなくて・・・いろんなことを、一生懸命せなアカンねんで!」って、伝えてしまうねんよな!?(^^;)

 

多分・・・ほとんどの方は、そない思うんとちゃうんかなぁ~?

 

まして、それが人生の終幕、死に際やったとしたら、何を考えるんやろか?

「もっと、柔道だけを頑張って、日本一になっておけば良かったなぁ~?」

「もっと、子供の頃、勉強だけに力を入れて、医者や弁護士になっとけば良かったなぁ~?」

・・・・・そんなことは、ほとんど考えへんのんとちゃうんかな?

 

もし・・・「もっと、こうしとけば良かったなぁ~?」って、考えることがあるとするならば・・・

「もっと、夫婦いっしょに、いろんなところに行っとけば良かったなぁ~?」

「もっと、子供たちといっしょに、楽しいことをして笑い合っとけば良かったなぁ~?」

俺やったら・・・きっと、そんなことを感じると思うな(^^)

 

 

そないな状況下を想定して考えたら・・・どないしてやるべきか?分かるのに・・・

どうも大人になったら、物事が客観的に見えすぎて、頭でっかちになってもうて・・・

「ああしたら、こうなる」「ああすれば、失敗する」って、分かってしもうてるが故に・・・子供に対して、過ぎ行く景色を見せることもせず、最短距離、全力でバイパス道路を走らせようと考えてしまうことがある

 

せやけど・・・

何も経験してへん子供たちに取ったら、成功も失敗も含めて、何もかもが・・・通過点やからな?

もちろん、それは・・・俺ら大人にも言えることやけど・・・

 

バイパス道路じゃなく、ベタ道(高速とかバイパスと違って、下道)走って・・・

信号で止まって、横断歩道を渡る人を見たり・・・・

新しい店を発見したり・・・

渋滞してもうたら、チャリンコのおっさんに追い抜かれたり・・・

間違ごうた角を曲がってしもうたら、えらい狭い道でドン突きが行き止まりで、バックでしか戻られへんかったり・・・

路肩に停めて自販機でジュース買うてたら、えらい飛ばしたバイクが事故るのを目撃したり・・・

いろんな物事が、すべて「経験」になって・・・時にハイテンションになって、時に頭を打って・・・そうやって、己自身で、いろんなことを勉強していけばええんとちゃうんかな?(^^)

 

 

きっと俺は、そないして・・・

知らず知らずに、上手い具合に、親父にベタ道を走らされとったんやで(^^;)

もしかしたら・・・今でも親父に、上手い具合にベタ道走らされてるんかも知れへんな?

 

いや・・・・・

俺自身も、我が子に・・・あんだけ、ベタ道を走らせてるくらいやから・・・・・間違いなく、そうやな?(^^;)(^^;)(^^;)

 

 

 

 

もうすぐ、70歳を迎えようとしてる・・・親父とおふくろ

あと、何回会えるか?分からんけど・・・限りなく、元気でいててほしいなぁ~って、願うよ

 

故郷(泉南)を離れて・・・仙台で暮らしてること・・・

その部分だけにフォーカスしたら・・・俺は、親不孝な男なんかも知れんなぁ?

 

 

この場を借りまして・・・

お父ちゃん! お母ちゃん!

『柔道』に出会わせてくれたこと・・・ホンマに、ありがたく思ってます!

『柔道』があったから、今の俺があるんやろうし・・・また、道場生、卒業生にも出会わせてもらえた

ほんで、何より・・・『柔道』が、俺をいろんなものと繋げてくれた

もちろん・・・親父やおふくろ、ほんで、我が子とも、『柔道』で繋がってられる

心から感謝してます! ありがとう!!

 

 

元気出していこう!

元気で生きよう!

READY! GO!!

 

 

 

 

 さぁ・・・楽しんでいこかぁ~!

 樹梨ちゃん・・・楽しみ過ぎやでぇ~(^^;)

 銀ちゃん・・・デビュー戦!  3位入賞(県大会出場)おめでとう!

 涼太郎・・・よく頑張ったね(^^)

 純聖・・・大外刈りぃ~!!

 熊・・・抑え込みぃ~!

 結月っち・・・「その心は?」

 準決勝・・・小僧 VS 子大仏

 泣くな! 小僧!

 啓太・・・「講道館への道」やぞ!

 2年生軍団への説教!(^^)!

 開ちゃん・・・よく頑張ったね(3位入賞おめでとう!)

 「子大仏」と「大仏」

 承ちゃん・・・背負い投げ、カッコよかったで!

 唯斗・・・ちょっと、分が悪かったね(^^;)

 柊・・・1回戦突破、おめでとう!

 レディース軍団への説教!(^^)!

 琳ちゃん・・・ちっちゃい体で、よく戦ったね(^^)

 元ちゃん・・・なんで、笑ってんの?(^^;)

 団体総合優勝!

 どれ?どれ?・・・

 SO・・・大したもんやったね!(^^)!

 桐澤家・・・最終兵器!

 堀田家・・・最終兵器!

 みんな・・・お疲れさん!

 ご父兄の方々も・・・応援ありがとう!

ほんで・・・

みんな!

興奮と感動を・・・ありがとう!

 

 

元気出していこう!

READY! GO!!

 お帰りぃ~!(^^)!

 詩音・・・強すぎるやろっ!?(^^;)

 心優・・・数年後は、沙季先輩みたいになれよ!

 先輩たちの元立ち(^^)

 ヤバイなぁ~(^^;)・・・誰の子やねん?(^^;)

 こんな光景が、毎日見れたのになぁ~(虎ちゃん VS 正也)

  この光景もな・・・ (おっさん VS 正也)

 当時・・・ガチンコで、よくやってたなぁ~(REN VS 虎ちゃん)

 1号 VS 3号   3号・・・撃沈(^^;)

 1号 VS 2号   2号・・・撃沈(^^;)

 1号 VS 母艦   母艦・・・沈没(ーー;)

 紳ちゃん・・・正也先輩に受けてもらったな(^^)

 夏光先輩・・・インターハイへの決意表明!

 みんなで、激励!

 みんな・・・メッチャ、デカくなりよった(^^;)

 先輩達! ありがとう! また、来てやってぇ~(^^)

 

元気出していこう!

READY! GO!!

8月5日(土)・・・OB&OGの先輩たちが、忙しい合間を縫って、道場に帰ってきてくれた

 

道場生は・・・翌日(8月6日(日))、スポ少の仙台市予選やのに・・・

まったく、「明日は試合」っていう感じを醸し出すことなく、みんな、ものごっつい楽しそうやったなぁ~(^^;)

 

 

 

あえて、多くを記す必要はないと思うけど・・・

道場在籍時に、結果を残した者だけ・・・また、今現在も柔道を続けてる者だけ・・・なんてことは、一切なく・・・

あの頃のままのスタンスで・・・OB&OG達は、ここに帰ってきてくれる

 

 

来春・・・

凜杜、恭佑、海士、涼太の4人が・・・ここを巣立っていく

 

この先・・・卒業生は、どんどん増えていくけど・・・

今と変わらず・・・ここで過ごした者たち全員が「帰ってこれる場所」を、大切に守っていきたいなぁ~って思うよ

 

 

 

卒業生諸君!

帰ってきてくれて・・・ありがとう!

 

もちろん、仕事や所用で来られへんかった連中も・・・

ぜひ、また帰ってきてくれるのを待ってる!

 

 

未来ある、若者たちよ!

今日より明日・・・明日より明後日・・・って

「飛躍」してくれることを・・・心から祈ってるぞ!

 

元気出していこう!

READY! GO!!

 

7月22日(土)~25日(月)の3日間・・・宮城県武道館に於いて、上記の大会が開催された

 

北岡道場からは・・・

【男子】

50kg級・・・SO

60kg級・・・海士

73kg級・・・凜杜

81kg級・・・恭佑、健之介

90kg級・・・恭太

90kg超級・・・清春

 

【女子】

40kg級・・・桜想

 

以上の8名が、仙台市地区予選を勝ち抜いて、出場させてもらった

 

 

結果は・・・・・

海士・・・優勝(全国大会出場・東北大会出場)

恭佑・・・準優勝(東北大会出場)

桜想・・・準優勝(東北大会出場)

凜杜・・・3位(東北大会出場)

恭太・・・3位(東北大会出場)

・・・・・っていう、素晴らしいもんやった

 

 

今回、優勝した海士は・・・

小学校5年生の時にこそ、全国小学生学年別柔道大会の県予選で3位に入賞させてもらってるけど・・・

6年生の時は・・・寝技で、ケチョンケチョンに回されて・・・惨敗

 

中学校に入学してからも、ある程度の結果は出してきたけど・・・

決して、もろ手を挙げて、宮城県の代表になれる素質を持ってるって、言える子ではあれへんかった

 

 

その海士は、ここ数ヶ月・・・ほぼ毎日のように、ロードワークをしとった

3年生になってからは・・・柴田高校の狩野先生に無理をいうて、何度か高校の練習にもおじゃまさせていただいた

 

1~2年生の頃も・・・何度か?親御さんの方から「中学校の合同練習に参加したい」「出稽古に行きたい」などの申し出はあったけど・・・

中学校の先生が、引率をしてくれへんみたいやったし・・・「北岡道場」の生徒としての参加となると、怪我の問題等も考慮せなアカンし、また単独行動を認める訳にもいかへんから、俺は首を縦には振れへんかった

 

確かに、海士は・・・一生懸命練習する子や

せやから、多分・・・「もうちょっと練習をさせてやりたい」っていう親御さんの意向もあって、俺に投げかけてきたんやろうけど・・・

 

せやけど・・・俺は、客観的に見えとった

この子は、まだ・・・全身全霊で、自分自身を追い込んでまで「目標」を掴もうとしてる訳やあれへんやろなぁ~?ってことが・・・

 

現に・・・昨年秋に、東北高校女子柔道部の練習に参加させていただいた後、彼に問いかけてみた

「どや? この練習を毎日してこそ、県大会で優勝を狙えるやろうし、東北大会、全国大会でも、十分に勝負ができるんやぞ!? 来週も行くか?」って

 

ほんなら、海士は・・・

「いや・・・当分、行きたくないです(^_^;)」って答えよったくらいやからな(笑)

 

 

せやから・・・

昨年秋でも・・・本人自体も、まだ現実味を帯びてへんかったんやと思うよ

 

せやけど、新人戦が終わったくらいからやったか?今年に入ったくらいからか?・・・もうちょっと、あとやったかなぁ~?

ちょっとずつ、海士の顔つきが変わってきよった

 

 

俺は・・・要所要所で、あいつらに、ちょこっとだけアドバイスをするねんけど(中学生になったら、自分自身で考えてもらえるように、敢えてそんな感じにしてる)・・・

海士は・・・力(体幹含め)が強い反面、体が堅い(柔軟性がない)が故・・・ガチガチになってしまう傾向がある

せやから、投げられてしまう時は・・・きれいに「一本」で、決められてしまうことも珍しくない

 

せやから・・・柔道自体や筋力、スタミナのみならず、その部分修正せん限り、この先は難しいやろなぁ~?って、俺は感じてた

だからこそ、「海士! 「柔軟性」をつけなアカンぞ!? もちろん、それは、日々の積み重ねやからな!」って、彼に伝えてた

 

 

ある練習日・・・みんな揃っての体操の時、以前より、格段に柔軟性が向上してる海士を見つけた

俺は・・・「こいつ・・・やっぱり、いろんな面で、努力をしてるんやな?」って、彼の顔つきの変化の意味が理解できた

 

その頃から・・・周りからも、「海士は、走ってる(ロードワークしてる)よ」って、耳にするようになった

本人自体も・・・「明日、柴田高校に練習に行ってきます!」って、俺に言う回数が増えてきた

 

せやから、俺は・・・また、アドバイスをした

以前から伝えてた・・・

「脱力の大切さ」

「軍手をつけての乱取り」

・・・に付け加えて・・・・・

 

「左一本背負いの封印」

 

当然やけど・・・

片手での技は、実力が拮抗してきたら利かへんし、尚且つ、片手であるが故に危険が付きまとう

それに、右の技を撃ってこそ、左が利くのがセオリーや

せやから、「右の背負い投げ」に拘らせるように、敢えて、そんなアドバイスをしといた

 

 

結果的に・・・これが、良かったんか?どうか?は、正直分かれへん

 

多少、プラスにはなったのは間違いないやろうけど・・・

せやけど・・・「俺が指導したから、優勝した」なんてことは、俺自身これっぽっちも思ってへんよ

俺なんかが指導したところで、劇的に変わるわけではあれへんし・・・

俺ら指導者は・・・ちょっと、足れへん部分をくすぐってやることくらいしか、実はできてへんねんから・・・

 

敢えて、それ以上を記したら・・・・・

「結果が出えへん子を、辞めさせてしまうことなく、如何に継続(継続は力なり、継続は宝なり)させてやることができるんか?」

・・・ってことの方が、非常に重要なことなんやないんかな?って、俺は根底で考えてる

 

 

ほんなら・・・そんなに素晴らしい指導を受けたわけでもあれへんのに、なんで海士は優勝することができたねん!?

 

毎日毎日、ロードワークをしたからか?

柴田高校に、練習に参加させていただいたからか?

柔軟性や、筋力アップを図ったからか?

 

ちゃうな?

そんなことで、「優勝」できるんやったら・・・みんな、チャンピオンになるよ

 

 

練習が多く(練習日や練習時間)できる環境におる子は、ナンボでもおる

日頃から、ロードワークをしてる子も、ナンボでもおる

出稽古や合同練習を、もっとこなしてる子は、ナンボでもおる

 

これは、中学生だけに限らず、高校生も大学生もいっしょや

みんな、朝練して走ってるし・・・

みんな、同じだけの時間を練習に費やしてる

 

 

これは・・・自分の経験上からの意見やけど・・・

『想い』

・・・・・・・やと思うな

 

 

遊びに行きたい・・・ゴロゴロしてたい・・・腹いっぱい飯を食いたい等・・・

人間は、ものごっつい愚かな動物やから・・・弱さは否まれへん

 

せやけど・・・

そんな、あらゆる誘惑や衝動、甘え、すべての物事を差し置いてでも・・・手に入れるんや!!という、強い『想い』

その『想い』こそが・・・己自身を、己が目指す場所に追いやるんやと、俺は思うんよ

 

「I want to ~」は・・・みんなが、思うはずやよ

優勝「したい」!

合格「したい」!

いい仕事に「就きたい」!

お金持ちに「なりたい」!etc・・・

 

せやけど・・・「I want to ~」じゃ・・・・・アカンよな?

 

「必死」

・・・にならんと、自分の欲しいもんは、絶対に手には入らへんよ

 

 

俺は、常日頃から・・・我が子はもちろん、道場生全員にも、しょっちゅう伝えてる

「自分が何かを手に入れたいと感じた時(『その時』って記すわな)には・・・全身全霊で、己自身を追い込むことのできる人になってくれ!」って

 

また・・・

「『その時』を、己自身で見落としたらアカン!」っちゅうこと

「『その時』がきたら、すべての物事を差し置いてでも、他のことには目もくれずに、己が目指す場所をめがけて突き進んでいかなアカン!」っちゅうこと

 

幼稚園児、小学校低学年には、まったく何を言うてるんか?分かれへんと思う・・・いや、高学年でさえ全員が理解をしてへんかも知れへんし・・・

もしかしたら・・・生徒の後ろで聞いてらっしゃる、親御さんの中にも・・・

「こんな小さい子達に、そんなことを言ったって・・・」って、思っておられる方もおるかも知れへん

 

でも、俺は・・・真剣な目ン玉で伝える

伝えて、伝えて・・・「このオッサン、うるさいな!」って思われるくらい、伝えまくる!

いずれ・・・点と点が、線で繋がる時が来ると信じて・・・たとえ、「馬の耳に念仏」状態であっても、彼ら全員の心に訴えかけるようにしてる

 

 

 

 

人それぞれの『その時』は違う

ほんで、『その時』は・・・決して、柔道だけのこととは限らへん

 

柔道含め競技者として、チャンピオンになろうと思った時

どうしても進学したいと願った高校を目指す時

事業を成功させようと思った時

惚れた女性に、自分の隣を歩いてもらいたいと感じた時

我が子に、意地を見せなアカン時

 

『その時』は・・・人それぞれ違うし、いろいろや

でも、「それに、気付かんままやったら・・・アホのままや!?」ってことも、伝えてる

 

「アホのまま」って、言い方は悪いけど・・・

一番分かりやすい事例をいうたら・・・

どこの世界に、己が惚れた女を、能天気な面して簡単に諦めて、他人に譲ることができる奴がおる??

俺には、絶対に無理や!

 

せやから・・・「柔道を通じて、大切な何かを学んでほしい!」・・・人生を歩んでいく糧を、収穫してほしいねんよ

 

自分が手に入れたいものを「必死」になって、追い求める

仮に掴むことが出来へんかったとしてでも、確実に近くはなるよ

 

柔道始め、スポーツの世界では、「金メダル」は、ひとつしかないけども・・・

社会に出たら・・・「金メダル」は、ひとつだけじゃない!

己自身が「必死」に頑張って、一生懸命走り続けて、自分が決めた目標に到達したら・・・それが「金メダル」やと、俺は思う

 

せやからこそ・・・

柔道を通じて・・・ぜひとも、その「方程式」を学んでほしいんよ

 

 

だから、俺は・・・絶対に、子供らに無理強いはせえへん

彼らを・・・「信じて待つ」しかないって思ってる

彼らの『その時』は・・・人それぞれ、違うねんからね

 

彼ら全員が全員、決して「今」が『その時』ではないっちゅうことを、それぞれの目線の高さまで屈んで理解してやった上で・・・彼らの心を揺さぶってやりたいと考えてる

 

 

 

海士は、今回・・・少なからず、その「方程式」を理解したことと思うよ

きっと・・・社会に出た時に、この経験は役に立つことやろう?

 

まぁ、この「方程式」は・・・誰しもが、分かってるはずなんやけど・・・なかなか実行できへんのが現実なんやけどね(^_^;)

 

俺が自宅で・・・その話を、心颯(次男坊)にしてたら・・・

数年前・・・北岡道場で、週2回、小学生と練習をしてただけで、全中に出場した悠葉先生(ウチの長女)は・・・隣で、意味深に笑ってたよ(^^)

 

彼女は・・・全中に出場したいがため、誰に指図されるわけでもなく、ほぼ毎日のように、10kmのロードワークをしてた

その結果・・・その「方程式」を理解した彼女は・・・今も、結構簡単に、いろんなものを手に入れてるように見受けられる(^^)

 

 

 

 

こんな「ええ加減」な道場の方針やからこそ、伝えてやれることがある

こんな「ええ加減」な道場の方針やからこそ、心を揺さぶってやれることがある

 

日々、勝負に拘って・・・「勝つこととは、何なのか?」「負けることとは、何なのか?」っていうことを、徹底的に叩き込んで管理していくことも一つの方法やと思う

それを基本ベースにして・・・

全員一律、同じ方向に向け(させ)ることは・・・ある意味、簡単なんかも知れへんな?

ちょっと、目ン玉に力を込めて言葉を発したら、「右向け右」で、全員が揃うねんから・・・(俺らの高校時代がそうやったように・・・)

 

せやけど・・・それじゃあ、子供らの「個性」がなくなってしまう

 

彼らの「個性」を押さえつけることは、絶対にしたらアカン!

だって・・・人生は、「柔道」だけやないねんから・・・

 

 

せやから・・・今の俺にできること・・・

「「柔道」を通じて、大切な何かを学んでほしい!」からこそ・・・

彼らの心を、日々揺さぶりながら・・・『その時』を、信じて待つようにしてやりたい!

 

「個性」を生かして・・・

普段から、それぞれの「『その時』を見落とさへんように!」ってこと・・・

また、「それに気付かんままやったら、アホのままやぞ!」ってことを、今は理解できへんかったとしても伝え続けてやること

ほんで・・・彼らそれぞれの『その時』を、信じて待ってやること

 

俺ら(指導者・親)は・・・無理強いして「やらせる」んやなく・・・彼らが動き始めた時に、背中を押してやれる存在であればええんとちゃうんかな?

 

 

みんな・・・一段ずつ、ゆっくりやけど、確実に階段を上ってるよ

 

自らの『想い』を、実現させた・・・海士

負けた悔しさに、涙を浮かべてた・・・恭佑

素直さ、純粋さが、ここまで自分を引き上げてくれたんやろう?・・・凜杜

ちょっと、肩の力が抜けたかな?・・・恭太

手も足も出すことができへんかった・・・SO

 

他の県大会に出場した連中も・・・また、他の道場生たちも・・・

みんながみんな、いろんな経験をしながら、それぞれの「個性」を持ったまま、階段を上ってる

 

 

いずれ、必ず訪れるであろう『その時』に・・・

ここ(「北岡道場」)で学んだことを、役立ててもらいたいと願いながら・・・俺は、お前らの心を、日々揺さぶるから・・・

 

おめでとう!  海士!

 

他のみんなも・・・よう、頑張ったな!

お疲れさんっ!

ありがとうやで!

 

 

全ては・・・通過点!

今日という日は、二度と来えへん!

ほんで・・・

前を向いてる奴にだけしか、輝かしい明日(未来)は来えへんねんで!

 

 

元気出していこう!

READY! GO!!

この連休中に・・・恭佑(中3)と凜杜(中3)と、いっしょに飯を食う機会があった

そこで・・・彼らと、色々と話したねんけど・・・

 

いやぁ~~~、大人になってるわ(^_^;)

 

自分の立ち位置をわきまえてるし・・・周り(同級生、後輩)のことも、よう見えてるし・・・

ほんで、何より・・・あいつらから、「ゆとり」と「余裕」を感じさせられたことに、俺自身、驚きを隠されへんかったわ

 

「柔道」は・・・県チャンピオンであったり、東北チャンピオンであったりではあれへんけど・・・

せやけど・・・そんなこと、超越してる!

 

なんか・・・あいつらの成長に、俺自身が「勉強させられたなぁ~」って、感じざるを得んくらいの衝撃やった

 

 

「柔道」の結果は・・・一生懸命練習して、トレーニングして、頑張ったら頑張っただけ、それなりに結果は付いてくるもんやと思う

もちろん、「絶対に、優勝できる」「絶対に、チャンピオンになれる」なんていう、確約はできへんけど・・・・・せやけど、一生懸命追い込んだら、ある程度の結果は付いてくるんとちゃうんかな?

でもまだ、あいつらは・・・まったく追い込んで、取り組んでへんけどね・・・(^_^;)

(現実に、中総体一週間前の三連休に・・・みんなで集まって、誰かの家を泊まり歩いて・・・BBQして・・・天然温泉で遊びまくってるくらいやから・・・(-_-;))

 

 

 

せやけど・・・あいつらの「人間性」の部分は、「柔道」を一生懸命になって追い込んだからって、そない簡単には手に入るもんではあれへんわ

長い時間・・・仲間と笑って、仲間を思いやって、同じラインで同じもんを見て、楽しみながら「柔道」に取り組んで・・・

そないせんかったら、絶対に、手に入れることは不可能やと思う

そう思わざるを得えへんくらい・・・彼らには、素晴らしい人間性が備わってるなって感じさせられた

 

やっぱり・・・柔道の結果云々だけではあれへんねやね?

「柔道」の現役を退いた後の人生の方が、遥かに長いねんもんな?

ほんで、基本的には・・・この世の中、『人間』として、生きていかなアカンねんからね?

 

 

あいつら・・・上手いこと言うてくれとったわ

「北岡先生じゃなかったら・・・自分らが、こんな風にいることは、絶対に無理です!」って

 

社交辞令であっても・・・・・ちょっと、嬉しかったりするやんけっ!?(^^)

・・・・・って、中学3年生に踊らされてる・・・俺(-_-;)(-_-;)(-_-;)

 

 

 

 

 

彼らの周りには・・・いつも、人(上級生、同級生、下級生問わず)が集まってる

もちろん、ウチの次男坊(SO)も・・・あいつらに引っ付いて、いっつも後を追っかけてる

その下の後輩たちも・・・チョロチョロチョロチョロと、あいつらに付いて回ってる

 

「中学3年生が、小学3年生といっしょになって遊ぶなんて・・・」って思うかも知れへんけど・・・

ホンマに、微笑ましい光景やし・・・ホンマに、羨ましく見えるくらい、奴らには人を引き付ける「魅力」があるねんよな(^^)

 

 

凜杜は・・・約6年前に、道場に来た

恭佑は・・・約5年前に、道場に来た

出会うことのない2人が・・・「柔道」、また「北岡道場」を通じて出会って・・・

今は、素晴らしい「仲間」として、共に時を過ごしてる

 

もちろん、これからは・・・お互いが、いろんな人と出会って、色んな感性を磨いて、それぞれの「道」を進んで行くやろうから・・・一生、今のままの「仲良しこよし」っていう訳にはいかへんと思う

せやけど・・・同じ時間を過ごして、同じものを求めて、同じものを見てきた・・・

この「絆」は、簡単には千切れたりはせえへんのんとちゃうんかな?

 

仮に、何年も会うことができへんかったとしても・・・会った時には、一瞬で「その時」に戻れる

そんな「仲間」でおってくれたら・・・俺は嬉しく思うなぁ~(^^)

 

 

 

 

いずれにしても・・・

なんやろう?

あいつらに・・・「勉強」させられた!!

 

やっぱり・・・「「北岡道場の北岡先生」は、彼らに日々成長させてもらってるんやな?」って、切実に感じた瞬間やった

 

 

数年前、道場入会当時は・・・アホなことばっかり言うてる、丸っこい小学生やった「凜杜」と「恭佑」

そんな奴らが・・・もう、中学3年生

最早・・・あと数ヶ月で、道場を巣立っていってしまう

 

彼らが・・・俺の生徒でおってくれることを、ホンマに「誇り」に思うよ

ありがとう!!

 

 

夏が過ぎたら・・・

彼らが卒業していくのも、あっちゅう間やろな?

 

流れいく川の水のように

今この一瞬は、二度と戻ってこない

いくら「銭」を積んでも、いくらもがいても

人生、後戻りなんて・・・できない!

 

ある人が、こんな唄を歌ってた

 

 

せやからこそ・・・

今この一瞬一瞬を・・・彼らといっしょに、アホになって笑ってたい!

 

 

 

この先、彼ら自身が、柔道の結果を限りなく求める時が来たならば・・・「その時は、今着てる「人間」っていう着ぐるみを脱ぎ捨ててでも、その場所を目指さなアカン!」っちゅうことは、常日頃から伝えてる

この先、彼ら自身が、何かを手に入れようと必死になるべき時が来たならば・・・「その時は、周りのことに目もくれずに、必死になって、その場所を目指さなアカン!」っちゅうことは、常日頃から伝えてる

きっと、彼らは・・・それに、ちゃんと耳を傾けてくれてるはずや

せやから、俺は・・・彼らの「その時」を、未来で待つことにするわ

 

だから、今はまだ・・・いっしょになって、笑ってようや(^^)

 

 

もちろん・・・「凜杜」と「恭佑」だけやあれへんで

道場生全員に対して、そない思ってる

 

いっしょに、くだらんことで笑って・・・いっしょに泣いて・・・時々、「親父」に雷落とされて・・・

やがて時が過ぎ、中学校を卒業して、俺の元を巣立った後・・・

さらに素晴らしい人になってくれることを、心から祈ってるよ!

 

 

俺は・・

未来で君らを待ってるから・・・

 

元気出していこう!

READY! GO!!

約3ヶ月ほど前に、道場に入会してきた・・・涼太郎(1年生)、銀河(1年生)、隆盛(年長)

 

道場内の一番上には、体の大きな中学3年生の連中はおるし・・・

わずか一学年上の連中(2年生)でも、体がちっちゃくても(約一名、規格外の大きさの奴もおるけど(^_^;):一太)、結構強烈な奴ら(小僧さん、煌)がおるし・・・

あいつら(小僧、煌、一太)・・・まだ子供やから、自分自身のことが分かってへんから、普通にガチャガチャに引きずり回すからな(^_^;)

 

おまけに、その上の学年(3年生)には・・・YAMATOを筆頭に、優、優音、子地蔵、一颯って・・・さらに、危険な奴らが幅を利かせてるからね(^_^;)

こいつらに掛かったら・・・小僧さんも煌も一太も、形無し

小僧さんなんか、県大会で準優勝してるのに・・・泣こうが、喚こうが、ケチョンケチョンにいわされてるもんね(-_-;)

 

 

せやから・・・まだまだ、柔道自体も、まったく分かってへん状態でもあるし・・・練習に来るたびに、毎日泣いてる(^^)

 

ちょっと、痛いことをされたら・・・「先生、具合悪いので休んでもいいですか?」

ちょっと、しんどくなってきたら・・・「先生、トイレに行ってもいいですか?」等々

 

当然、それを見透かしてる俺は・・・

「アホか!? 生きてる証拠じゃ! そのまま、続けろ!」

 

 

せやけど・・・子供であっても、えらいもんやよなぁ~

「このオッサンには・・・そんな「逃げ」が、通用せえへんねんな」って、インプットされたら・・・段々と、泣き言を言わへんようになってくるもんなぁ~

もちろん、それが、俺の一番の目論見なんやけどね(^^)

 

 

子供は、大人が思ってる以上に利口やよ(いや・・・「ずる賢い」っていう言葉の方が、ある意味合ってるかも知れへんな)

いっぺん逃がしてくれたら、この人には通用するって思うから・・・しんどくなったり辛くなったりしたら、その人のところに行きよる(もちろん、自分が楽しいことやったら、どんだけしんどくても、「具合悪い」とは、絶対に言いよれへんしな(^^))

 

せやけど・・・

「逃げられへん!」「逃がしてくれへん!」って分かったら・・・自分の力で何とかしようって、考え始める

 

その状況下に追い込まれて、初めて・・・助けてくれるのは、己自身でしかないってことに気付くんやろなぁ~?

勇気を振り絞って、自分よりも強い奴・・・自分よりも上の学年の奴にも、全身全霊で掛かっていきよる

また、泣き言も吐き出さんと、歯を食いしばって、そのしんどい状況をも打破しようと必死に踏ん張る

 

その自分の殻を破る瞬間に、この10年間・・・俺は、何べん立ち会ってきたんやろうか???

 

 

「自立」

・・・・・俺は、そない思ってる

 

 

これは・・・家庭教育の中では、なかなか伝えることはできへんと思う

もちろん・・・監督の俺の言葉だけでも、きっと伝えることはできへんことや

まして・・・学校教育には、こんな無茶苦茶な教育はないはずやし・・・

 

せやけど・・・今の今まで、ずっと手助けをして、限りなく子供に答えを提示してきてたのに・・・

中学3年生で受験シーズンを迎えた時には・・・

「自分で、やるしかないんやで」

「私たち(先生や親)は、助けてあげられへんねんで」

・・・って、いきなり子供たちに、自己責任を背負わせる

 

俺は・・・その方が、よっぽど酷なような気がするんやけどなぁ~?

 

 

それやったら、子供の頃から・・・

「やらなアカン時は、やらなアカン!」

「己以外は、誰も助けてくれへん!」

・・・ってことを、自分の心で覚えといた方(自立させといてやった方)が、俺はええと思うねん

 

正に・・・

「「柔道」を通じて、大切な何かを学んでほしい!」

・・・・・って、やつやよな?(^^)

 

 

 

 

子供たちの中にも、「社会」ちゅうもんが存在しよる

一生懸命やれへんかったり・・・すぐに諦めたりする者は・・・・・周りからは認めてもらわれへん

 

認めへん側からしたら・・・

己自身と向き合った時には・・・親も、先生も、誰も助けてくれへんってことを、彼らなりに理解してるやろうから・・・自分の力で何とかしようとせえへん奴を、認めるに認められへんねんやろうね?

 

もちろん、俺からしたら・・・勝ち負けよりも、「プロセス」(日々の進化)が大事

ほんで、何に対してからも、逃げへん「心」・・・その部分を、何よりも学んでほしいと思ってるから・・・・・

それを知ってる、また、それを手に入れようと頑張ってる奴らは・・・「諦め」や「逃げ」を、やっぱり認めへんやろなぁ~?

 

せやけど、その反面・・・その殻を破って向かってきた奴、歯を食いしばって踏ん張ってる奴には、ガチンコで応えるし、そいつの存在を認め始める

そうなることで・・・「仲間意識」が芽生えて、手を貸し始めてくれる

 

また、根っこは純粋な子供やから・・・お互いを認め合った中で、対等に遊び始める

 

ものごっつい、簡単な「方程式」なんやろうけど・・・

せやけど・・・その「方程式」の・・・

X=「勇気」なんか?Y=「根性」なんか?・・・それは、なんなのか?は、俺にも分からへん

 

子供たちのみぞ知る・・・子供たちの「社会」のルールがあるんやろう?・・・きっと

もちろん、俺らが子供の頃にも、見えへんルールが存在したようにね

 

 

大人の世界には・・・時に、「裏」と「表」が存在する

顔は笑ってるけど・・・心では蔑んでたり・・・・・ね?

 

せやけど・・・子供の世界には、「裏」「表」がない

一見、酷なようやけど・・・分かりやすくて、実はものごっつい単純明快でええなぁ~って、俺は思ってる

大人になり切られへん、俺にとっては・・・子供の持ってる、「白」か?「黒」か?が、ホンマに羨ましい限りやわ(^_^;)

 

 

 

 

今、道場に在籍してる、ほとんどの連中(OB含め)は・・・柔道をやり始めて、ちょっと経った頃に・・・「辞めたい」「具合悪い」「休みたい」って言うて、よう泣いてた

 

ヤマト&タケルなんか・・・同学年が、あのSOやから・・・

小学校1~2年生の頃は・・・毎日のように泣いてたことを思い出すわ(^^)

ヤマタケパパでさえ・・・「もう、辞めさせた方がいいのかなぁ~?」って、考えたっちゅうんやから・・・よほど、SOは、強烈な悪者やったんやろな?(^_^;)

 

せやけど・・・いつの間にか?・・・

毎日、引きずり回されてたSOを相手に、ヤマト&タケルは、顔を真っ赤にして、ガチンコで向かっていくようになってた

 

そないなったら・・・なんでなんやろうな?

プライベートでも、メッチャ仲が良くなるのは???

 

同じ志を持って・・・同じ場所を目指す・・・

そんな中で・・・お互い、ガチンコで激突するから・・・お互いがお互いを認め合って、お互いが高いところに上がっていく

結果的には・・・それが「切磋琢磨」する材料になってるんとちゃうんかなぁ~?

 

もちろん、俺(先生)や親に言われたからやるんやなくて・・・己自身のプライドのためにやるからこそ、価値があるんやと思うけど・・・

 

 

ヤマト&タケルを含め、すべての道場生、また卒業生たち・・・

己自身で、自分の殻を破ることができた者は・・・この先の人生、シンドイことからも、まず逃げることはせえへんやろうと思う

 

俺自身も・・・「柔道」っていうもんに、たくさん救われてきたし・・・俺の人生のプロセスには、常に「柔道」が心の支えであったように感じるから・・・

せやからって訳やないけど・・・子供たちにとっても、「柔道」で学んだことが、人生の糧であってほしいと願いたいんよな

 

 

 

 

自分よりも、後に入会してきた者には負けたくない!

自分よりも、帯の色が下の者には負けたくない!

 

なんぼ、ちっこくても・・・そんなプライドは、みんな持ってるようやな?

現に、2年生の柊、1年生の開ちゃん、結月っち、年長さんの晧くんは・・・最近、そんな部分が見え隠れしてるしね(^^)

 

道場のキャパの問題等で、新規入会者の募集をストップしてるから・・・涼太郎と銀河と隆盛の下には、当分、入ってけえへんけど・・・

どうか、頑張ってほしいと願うよ

 

 

一日一日だけを見てたら・・・周りの奴らが、あまりに強烈やから、「俺、大丈夫なんかな?」って思うかも知れへんけど・・・

入会当初、また、一ヶ月前の自分自身と比べてみたら、確実に進化してるから・・・

せやから・・・立ち止まらんと、一歩ずつ一歩ずつ前進しいや(^^)

 

 

「親父」は、お前らはじめ、道場生全員を、助けてやりたいけど・・・今、優しく手を差し伸べて、助けてやるわけにはいかんのじゃ!

 

あんまり、偉そうには言われへんけど・・・

『獅子は我が子を千尋の谷に落とす』

・・・・・っちゅう、あれや!

 

少なくとも、俺は・・・自分の子供たち(悠葉先生、REN兄ぃ、SO、YAMATO)を、心を鬼にして、そうやって育ててきた

明日、俺が生きてる保証は、どこにもないからな?

 

 

せやから・・・道場生諸君!

まずは、己自身と向き合って、己自身の力で何とかしようとせえよ!

そしたら・・・差し伸べてくる手の数は、自ずと増えてくるよ

ほんで・・・近い将来、自分の見渡す景色は、今とはまったく違って見えるはずやから・・・

 

 

この前の中総体で、決勝まで上がった、恭佑、海士、凜杜・・・また、宮城郡予選で負けてもうたけど、涼太

みんな、今はあんなになったけど・・・小学校の頃は、「屁こいてプー」やったんやから・・・(笑)

 

みんな・・・時に笑って、時に泣いて、時に怒って・・・そないして、今に至るねん

もちろん、卒業生たちも・・・然りやで

 

 

せやから・・・

己の未来は・・・己自身の心と体で切り開け!!

 

それが・・・

ここ(北岡道場)で、できへん者は・・・別の場所でもできへんわ!

逆に・・・

ここで、できる者は・・・別の場所でもできるよ!

 

『北岡道場』は・・・家庭の次のステージ(「社会」)やから・・・

また・・・「社会」の縮図そのものやから・・・

 

 

元気出していこう!

READY! GO!!

 

 

6月17日(土)の練習終わりに・・・夏光先輩と滉太先輩に、道場に来てもらい、「壮行会」をさせてもらった

 

夏光先輩は・・・インターハイ、東北大会、また、東北ジュニアに出場

滉太先輩は・・・東北大会に出場

 

それに伴い、道場全体からの「想い」を贈らせてもらった

 

キャプテン、副キャプテンの親御さんが、音頭を取ってくださり・・・

「餞別」を集めてくれてなぁ~

 

前々から、道場に在籍してる子の親御さんたちは・・・夏光のことも、滉太のことも知ってるけど・・・

彼らが卒業してから入会した子達はもちろん、その親御さんたちも、彼らのことを知ってる訳ではあれへん(「OB&OG会」は夏と冬にはやるけど・・・まだ現役の彼らは、参加できへん時もあるしなぁ~)

せやのにもかかわらず・・・みんな協力してくれた

 

おまけに・・・

子供たちも、お小遣いの中から、10円玉だの、50円玉だの、100円玉だの、ハイチュウだの?

って、みんな「餞別」箱に入れてくれて・・・

 

皆々さんが、ご協力をしてくれて・・・十分過ぎるくらい、彼らのバックアップをさせてもらうことができたよ

 

 

 

当初・・・

応援旗でも作るか?とか・・・応援タオルを作成するか?とかで・・・いろいろと業者さんとかに当たってみたり・・・

何がええんかなぁ~?って、メッチャ相談したりしたりしたねんけど・・・

 

「「腕時計」っちゅうのは、どないやろう?」っていう案が浮上してなぁ・・・

腕時計やったら・・・試合会場にも連れてってもらえるし・・・試合までの練習(トレーニング時)の時も着けてもらえるやろうし・・・ってことになって、腕時計を贈らせてもらうことになったねん(^^)

※時計のデザインはいっしょやけど・・・決して、『ペア』ではないから・・・(笑)(笑)(笑)(^^)

 

 

 

ちょっとだけ、俺の勝手な考えを記させてもらうわな

 

夏光にしても、滉太にしても、まだまだ成長過程真っ最中!

その彼らに対しても・・・「損得勘定抜きにして、君らの背中を支えてくれる人がおる!  人間は、独りで生きてるんではない!」ってことを、理解してもらいたいっていう想いもあったし・・・

また・・・この先、彼らが大人になった時・・・

今度は逆に、支えてあげる側になってくれることも、大いに期待してのことやった

 

もちろん、それは・・・「「北岡道場」に対して恩返ししてほしい」なんてことではあれへんくて・・・

大きな意味での・・・周り(他人)に対する「思いやり」を持てる人になってほしいなっていう想いでやで

 

 

ほんで、また・・・道場生たちに対しても・・・

「頑張ったから、時計がもらえるんやで」なんていう、ありきたりなことではなく・・・

小中学生が、普通に自殺してしまうような、今のご時世

 

普段から・・・北岡道場訓として、毎回の練習前に・・・

「嫌なことがあった時、「北岡道場」を頼ること!」

・・・・・を、全員で斉唱(復唱)してるんやけど・・・

 

「みんなが、一致団結して、「仲間」を思いやってるんやで!  決して、孤独ではないんやで!」

・・・ってことを、目の当たりに感じてもらって・・・

今一度、「家族」っちゅうもんを、再認識してもらいたいっていう想いも込めてな

 

 

 

夏光にしても、滉太にしても、また、他のOBにしても、もちろん、今いる道場生にしても・・・

みんながみんな・・・俺にとっては、大切な子供たちやから・・・

どんな形であれ、心を揺さぶってやりたいなって思ってる

 

「おっさんが、『老婆心』出して、何ぬかしとんねん!?」って思われてまうかも知れへんけど・・・

どない、思われてようが・・・

俺にとったら、どんだけ彼らが大きくなっても、俺の子供には変われへんねんから・・・容赦なく、愛情の押し売りをしまくったるよ!(笑)

 

 

 

 

俺・・・客観的に感じたねんけど・・・

「俺の子供時代に・・・こんなコミュニティーが、あったらよかったのになぁ~」って、変に羨ましく見えた

 

良いとか、悪いとかは抜きにして・・・

こんな「親父」がおって・・・こんな「仲間」がおって・・・こんな「弟、妹」達がおって・・・損得抜きに、背中を支えてくれる「大人」が、仰山いてくれる

こんな、素晴らしいコミュニティーは・・・俺には、なかったからなぁ~?

 

だから・・・・・・・なんかも知れんな?

 

俺は・・・ガキの頃からの友達(仲間)を、昔っから「家族」みたいに想ってるし・・・今、出会ってる子供たちのことも、普通に「我が子」のように想ってる

また、「家族」のことは、何よりも何よりも、大切に感じてる

 

時に・・・本気で怒るし・・・本気で泣くし・・・本気で笑うし・・・突き放す時は、突き放すし・・・抱きしめる時は、抱きしめる・・・

基本的に、「寂しがり屋」なだけなんやろうけどな?(^_^;)

 

 

 

 

いずれにしても・・・

こんな些細なことやけど・・・

夏光と滉太は然り・・・ほんで、道場生たちも・・・

「人間は、決して独りで生きてるんではないんやで!」ってことを、感じてくれてたらええなぁ~って、心から願うよ(^^)

 

 

 

夏光!

滉太!

みんなの「想い」を背中に乗っけて・・・

己自身のために、精一杯戦ってきてくれ!

 

お前らも然り・・・他のOB&OG生も然り・・・や

柔道を続けてる?続けてへん?なんか、関係あれへん!

また、柔道が強い?弱い?なんかも、関係あれへん!

お前ら、全員・・・俺の子供やし・・・あいつら(道場生)の兄ちゃん、姉ちゃんなんやから・・・

 

自分自身に恥じぬよう・・・己自身のために・・・精一杯、辛抱と努力をしながら・・・また、精一杯、楽しみながら・・・たった一度きりの人生を、思う存分、謳歌してほしいと願う!

 

 

俺の大切な兄貴分が、言うとった言葉!

「人生一度きり! 悔いのないように!」

 

 

元気出していこう!

READY! GO!!

 

 

 

中総体、仙台市予選で・・・俺は、久々に生徒たちを叱った

叱られたのは・・・恭太とSO(健之介、清春)

 

俺は、基本的に・・・柔道のことで、子供たちを叱ることは、まずない

一生懸命取り組んできたことを発表する場所が、「試合」やと思ってるから・・・

せやから・・・勝敗に関しては、すべて必然であると受け止めて・・・勝っても負けても、「よう頑張ったなぁ~」ってしか言わへんようにしてる

 

 

せやけど、今回・・・

恭太は・・・相手選手の実績、また以前の残像にビビッてしもうて、自分の柔道を全くできへんまま、やったこともないような中途半端な内またを仕掛けて、すかされて一本負け

 

SOは・・・相手の力に抑えられて、何もできへんまま、優勢負け

しかも・・・途中、ポイントを取られてからも、何ひとつ技を出せへんまま、試合時間終了・・・中学生の洗礼を受けた感じかな?

 

健之介と清春も・・・自分の「心の弱さ」を露呈してもうて、もうちょっと、何とかなったかも知れへんような場面でも、コロッとやられてしもうた

 

 

俺・・・彼らを叱った

叱ると同時に、悲しくなったことも伝えた

ほんで、親御さんに代わって、親御さんの「想い」も、代弁させてもうた(親が言うても、鬱陶しがるだけで、聞く耳を持てへんやろうからなぁ~)

 

 

自分が、大好きな「柔道」

自分が、大切に思ってる「柔道」

自分が、一生懸命流してきた「汗」と「涙」

それらを、裏切ってしまうのは・・・ほんの一瞬であること!

 

それらを裏切ってしまう、トリガーを引くのは・・・

「恐い」「辛い」「しんどい」「恥ずかしい」「照れくさい」etc・・・

 

「負けたら、どうしよう?」って・・・恐くなって、ビビったり・・・

「負けたら、恥ずかしい」って・・・しょうもないプライドが先行してもうたり・・・

「しんどい」「辛い」からって・・・せっかく頑張ってきた自分自身を、よう奮い立たせへんかったり・・・

すべては、自分自身の「心の弱さ」が、そのトリガーを引いてしまう

 

 

たとえ、負けたとしても・・・「おらぁ、掛かってこいっ!!」って、目ン玉に魂込めて向かっていったら・・・

自分の技が掛からへんかったとしても・・・相手を引きずりまわすつもりで、とにかく技を掛けまくったら・・・

一瞬の隙を突かれて、きれいに投げられたとしても・・・喧嘩腰で、勝負に出ていくことができたなら・・・

 

普段、彼らと真剣に向き合ってる、監督の俺も・・・

普段から、物言わずとも、彼らの一番のファンである親御さんたちも・・・

また、普段から、一緒に頑張ってる仲間にとっても・・・

この上なく、納得できることやろうし・・・一番、嬉しい事じゃないんかなぁ~?って、思うんよな

それで、負けたとしたら・・・相手の方が、一枚も二枚も上やったちゅうだけの話やん!?

 

ほんで、一番のファンである親御さんにとったら・・・

我が子の、そんな闘争心むき出しの姿を見れることこそが、自分自身を奮い立たせる活力になるんとちゃうんかな?って、俺は思うんよ

少なくとも、俺自身、親の立場での意見を言わせてもうたとしたら・・・そうやからね

 

 

北岡道場の「教え」の中には・・・

「勝ったら、OK」で・・・「負けたら、NG」なんて指導は、どこにもあれへん

俺の考えてる、子供時代の「柔道」は・・・彼らが人生を限りなく豊かに歩んでいくための「糧」でしかないねんから

 

 

柔道が強くても・・・人が集まってこんようやったらアカン!

たとえ、負け続けた「柔道人生」やったとしてでも・・・心が折れることなく、どんな困難にも、立ち向かっていける人にならんとアカン!

どんだけ、恐くても・・・目ン玉に力込めて、メンチ切れんとアカン!

 

ちょっと、超越した話やけど・・・

自分が大好きになった女性・・・どうしても、この娘と人生を歩きたいって感じた時に・・・簡単に諦めてしまうようじゃアカンやろ!?

それ・・・絶対に、後悔してまうで!(男性目線で、記してもうたけど(^_^;))

 

彼らにとって、今の「柔道」は・・・それらを学ぶ、「術」でしかないねんて

 

 

少なくとも・・・北岡道場(俺は)では、子供たちに、そこを一番に伝えていってやりたいって考えてる

いや・・・子供時代やからこそ、そこを一番に伝えてやらなアカン時期なんとちゃうんかな?

 

それが出来てこそ・・・初めて、柔道の結果を求めることに「意味」があり、「価値」が出るんやと、俺は思うんよなぁ~

 

 

 

道場生諸君(特に中学生)!

どうか・・・

自分が大好きな「柔道」

自分が大切に思ってる「柔道」

ほんで、自分が流してきた「汗」と「涙」を、裏切ることだけはせんといてほしい

 

それらを裏切ってしまうことは・・・ホンマに簡単で、一瞬やで

自分自身の心の弱さに、服すればええだけのことやからな

 

せやけど・・・

自分自身の弱さと、真剣に向き合って・・・自分自身の弱さに、打ち勝てるのも、己自身でしかないねんで

 

 

畳の上で、相手と対峙して向き合った時・・・

出てくる結果は・・・「柔道」の勝敗だけやない

それ以前に、自分自身と、どんだけ真剣に向き合うことができるんか?

ほんで、また・・・自分の弱さに、どないして打ち勝つことができるんか?

まず、それを学んでくれ!

 

俺は、何べんも記してきてるけど・・・子供の頃の「柔道」の勝敗なんか、何の意味も持てへんって思ってる

子供の間は、管理する人間がおりさえしたら、否応なくやると思うから

 

せやけど・・・

やらされ感がちょっとでもあったり・・・やらんかったら怒られるってことが念頭をよぎったり・・・

そんな状況下では・・・今得るべき、ホンマに伝えてやらなアカン大事なことが、彼らに伝われへんと思うねんよな

 

せやから、俺は・・・

勝っても、負けても・・・一生懸命、自分自身と向き合って、戦ってきた戦士たちを、思いっきり抱きしめて労ってやる

ただ、その部分だけを・・・認めてやって・・・褒めてやりたいから

今は、ただそれで十分や!って・・・そない考えてる

 

要するに・・・

管理された中で、やらされるんではなく・・・

「いざ」という時に・・・己自身が、どう動くべきなんか?

・・・っちゅうことを、「柔道」を通じて学んでほしいねんよな

 

中学生にもなったら・・・ある程度、理解できるやろ?

 

 

お前らの「お父ちゃん」、「お母ちゃん」の次になってまうけど・・・

俺も、ちゃんと、お前らを応援してるから・・・

 

その上で・・・ありきたりな言葉を贈らせてもらうよ

 

「頑張れ! 己のために!」

 

 

元気出していこう!

READY! GO!!

 

 

 

 

6月3日(土)の練習に・・・インドネシアから、新たな刺客が送り込まれてきた(笑)

アリフさんと、前回も来てくださったエッキさんのお二人

 

今回初めていらしたアリフさんも・・・柔道は、もちろん素人

でも、子供たちと一緒に汗を流してくださって・・・特に、ちっちゃい子達は、(前回、コディルさんが来てくださり、いっしょに柔道をしたこともあり)ものごっつい絡みにいって、懐いとったなぁ~(^^)

 

 

エッキさんは・・・「私の考え」に共感してくださったようで・・・

今回は「北岡先生のインタビューを動画に収めたい  また、子供たちの動画、写真を取らせていただきたい」ということで、カメラまで持参されてた

 

 

せやけど・・・

国境を越えて、宗教の違いを越えて・・・一緒に汗を流せること、分かり合えること、共感しあえることって・・・ホンマに素晴らしいことやと思うなぁ~(^^)

 

 

時々、テレビで・・・

日本人の方が外国を訪れて、何日か滞在して、そこの家族と一緒に生活をして・・・

別れ際には・・・涙しながら、「お前は、私たちの「家族」だ! また、いつでも帰ってきなさい!」みたいな感じで抱き合ったり・・・

 

俺・・・あの感覚、なんとなくやけど、分かるんよな

俺・・・「北岡道場」は、大家族みたいに感じてんねんよ

生徒は、もちろん・・・父兄の方々も、みんなみんな・・・卒業生は、親元を離れていった、お兄ちゃん、お姉ちゃんみたいな・・・

北岡道場の考えに共感してくれて・・・同じ志を持って・・・同じところを目指して・・・

もちろん、それぞれ「目標」は違うやろうけど・・・せやけど、行き着く場所は同じ・・・みたいなな(^^)

 

せやから・・・

そんな道場の考えに共感してくれて、いっしょに汗を流してくれた、エッキさん、コディルさん、アリフさんは・・・「家族」やって感じるんよ

 

 

彼らが、母国に帰ってしもうたら、二度と会うことはあれへんかも知れへん

せやけど・・・ここで、いっしょに汗を流したことは、一生、心の中には存在すると思うねん

 

せやから・・・

この先、年月が経って・・・もし、日本を訪れることがあったなら・・・ぜひとも、ここに立ち寄ってほしいなと思う

 

 

「家族」に対して・・・どんな形であれ、背を向けた人は、もういっぺん、「家族」として迎え入れる訳にはいかへん

それは・・・ここにおる皆、同じ考えやと思う

 

もちろん、その人たちも・・・今は、新しい「家族」に囲まれてることやろうと思うけど・・・

 

 

せやけど・・・やむを得ず、この場所から離れてしまうことになってもうた・・・

角田(昂大、聖翔、拓満)ファミリー

中村(柊生、律生)ファミリー

大村(JOE)ファミリー

・・・は、いつでも帰ってきてもらえたらなって、みんなが思ってると思うよ(現に、10周年記念キャンプや納会、また来仙時は遊びに来てくれるしな(^^))

 

せやから・・・

エッキさんも、コディルさんも、アリフさんも、いっしょ・・・

あと少し、日本にいる間、また母国に帰ってからであっても、ぜひ、機会があったら帰ってきてほしいなって思う

 

 

ご近所付き合いさえ、希薄な今のご時世・・・

現在、道場に在籍してる?してへん?とかだけじゃなく・・・

引っ越してしまったとしても・・・卒業してからであってでも・・・

「柔道(北岡道場)」を通じて・・・どっかで繋がってられたらなって、心から願うよ

 

人との出会いは・・・大切やから・・・

ほんで・・・

たとえ、会われへんかったとしても・・・

人との絆は・・・『宝物』やからね

 

 

元気出していこう!

READY! GO!!

 

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