その他
8月5日(土)・・・OB&OGの先輩たちが、忙しい合間を縫って、道場に帰ってきてくれた
道場生は・・・翌日(8月6日(日))、スポ少の仙台市予選やのに・・・
まったく、「明日は試合」っていう感じを醸し出すことなく、みんな、ものごっつい楽しそうやったなぁ~(^^;)
あえて、多くを記す必要はないと思うけど・・・
道場在籍時に、結果を残した者だけ・・・また、今現在も柔道を続けてる者だけ・・・なんてことは、一切なく・・・
あの頃のままのスタンスで・・・OB&OG達は、ここに帰ってきてくれる
来春・・・
凜杜、恭佑、海士、涼太の4人が・・・ここを巣立っていく
この先・・・卒業生は、どんどん増えていくけど・・・
今と変わらず・・・ここで過ごした者たち全員が「帰ってこれる場所」を、大切に守っていきたいなぁ~って思うよ
帰ってきてくれて・・・ありがとう!
もちろん、仕事や所用で来られへんかった連中も・・・
ぜひ、また帰ってきてくれるのを待ってる!
今日より明日・・・明日より明後日・・・って
「飛躍」してくれることを・・・心から祈ってるぞ!
元気出していこう!
READY! GO!!
7月22日(土)~25日(月)の3日間・・・宮城県武道館に於いて、上記の大会が開催された
【男子】
50kg級・・・SO
60kg級・・・海士
73kg級・・・凜杜
81kg級・・・恭佑、健之介
90kg級・・・恭太
90kg超級・・・清春
【女子】
40kg級・・・桜想
以上の8名が、仙台市地区予選を勝ち抜いて、出場させてもらった
結果は・・・・・
海士・・・優勝(全国大会出場・東北大会出場)
恭佑・・・準優勝(東北大会出場)
桜想・・・準優勝(東北大会出場)
凜杜・・・3位(東北大会出場)
恭太・・・3位(東北大会出場)
・・・・・っていう、素晴らしいもんやった
今回、優勝した海士は・・・
小学校5年生の時にこそ、全国小学生学年別柔道大会の県予選で3位に入賞させてもらってるけど・・・
6年生の時は・・・寝技で、ケチョンケチョンに回されて・・・惨敗
中学校に入学してからも、ある程度の結果は出してきたけど・・・
決して、もろ手を挙げて、宮城県の代表になれる素質を持ってるって、言える子ではあれへんかった
その海士は、ここ数ヶ月・・・ほぼ毎日のように、ロードワークをしとった
3年生になってからは・・・柴田高校の狩野先生に無理をいうて、何度か高校の練習にもおじゃまさせていただいた
1~2年生の頃も・・・何度か?親御さんの方から「中学校の合同練習に参加したい」「出稽古に行きたい」などの申し出はあったけど・・・
中学校の先生が、引率をしてくれへんみたいやったし・・・「北岡道場」の生徒としての参加となると、怪我の問題等も考慮せなアカンし、また単独行動を認める訳にもいかへんから、俺は首を縦には振れへんかった
確かに、海士は・・・一生懸命練習する子や
せやから、多分・・・「もうちょっと練習をさせてやりたい」っていう親御さんの意向もあって、俺に投げかけてきたんやろうけど・・・
せやけど・・・俺は、客観的に見えとった
この子は、まだ・・・全身全霊で、自分自身を追い込んでまで「目標」を掴もうとしてる訳やあれへんやろなぁ~?ってことが・・・
現に・・・昨年秋に、東北高校女子柔道部の練習に参加させていただいた後、彼に問いかけてみた
「どや? この練習を毎日してこそ、県大会で優勝を狙えるやろうし、東北大会、全国大会でも、十分に勝負ができるんやぞ!? 来週も行くか?」って
ほんなら、海士は・・・
「いや・・・当分、行きたくないです(^_^;)」って答えよったくらいやからな(笑)
せやから・・・
昨年秋でも・・・本人自体も、まだ現実味を帯びてへんかったんやと思うよ
せやけど、新人戦が終わったくらいからやったか?今年に入ったくらいからか?・・・もうちょっと、あとやったかなぁ~?
ちょっとずつ、海士の顔つきが変わってきよった
俺は・・・要所要所で、あいつらに、ちょこっとだけアドバイスをするねんけど(中学生になったら、自分自身で考えてもらえるように、敢えてそんな感じにしてる)・・・
海士は・・・力(体幹含め)が強い反面、体が堅い(柔軟性がない)が故・・・ガチガチになってしまう傾向がある
せやから、投げられてしまう時は・・・きれいに「一本」で、決められてしまうことも珍しくない
せやから・・・柔道自体や筋力、スタミナのみならず、その部分修正せん限り、この先は難しいやろなぁ~?って、俺は感じてた
だからこそ、「海士! 「柔軟性」をつけなアカンぞ!? もちろん、それは、日々の積み重ねやからな!」って、彼に伝えてた
ある練習日・・・みんな揃っての体操の時、以前より、格段に柔軟性が向上してる海士を見つけた
俺は・・・「こいつ・・・やっぱり、いろんな面で、努力をしてるんやな?」って、彼の顔つきの変化の意味が理解できた
その頃から・・・周りからも、「海士は、走ってる(ロードワークしてる)よ」って、耳にするようになった
本人自体も・・・「明日、柴田高校に練習に行ってきます!」って、俺に言う回数が増えてきた
せやから、俺は・・・また、アドバイスをした
以前から伝えてた・・・
「脱力の大切さ」
「軍手をつけての乱取り」
・・・に付け加えて・・・・・
「左一本背負いの封印」
当然やけど・・・
片手での技は、実力が拮抗してきたら利かへんし、尚且つ、片手であるが故に危険が付きまとう
それに、右の技を撃ってこそ、左が利くのがセオリーや
せやから、「右の背負い投げ」に拘らせるように、敢えて、そんなアドバイスをしといた
結果的に・・・これが、良かったんか?どうか?は、正直分かれへん
多少、プラスにはなったのは間違いないやろうけど・・・
せやけど・・・「俺が指導したから、優勝した」なんてことは、俺自身これっぽっちも思ってへんよ
俺なんかが指導したところで、劇的に変わるわけではあれへんし・・・
俺ら指導者は・・・ちょっと、足れへん部分をくすぐってやることくらいしか、実はできてへんねんから・・・
敢えて、それ以上を記したら・・・・・
「結果が出えへん子を、辞めさせてしまうことなく、如何に継続(継続は力なり、継続は宝なり)させてやることができるんか?」
・・・ってことの方が、非常に重要なことなんやないんかな?って、俺は根底で考えてる
ほんなら・・・そんなに素晴らしい指導を受けたわけでもあれへんのに、なんで海士は優勝することができたねん!?
毎日毎日、ロードワークをしたからか?
柴田高校に、練習に参加させていただいたからか?
柔軟性や、筋力アップを図ったからか?
ちゃうな?
そんなことで、「優勝」できるんやったら・・・みんな、チャンピオンになるよ
練習が多く(練習日や練習時間)できる環境におる子は、ナンボでもおる
日頃から、ロードワークをしてる子も、ナンボでもおる
出稽古や合同練習を、もっとこなしてる子は、ナンボでもおる
これは、中学生だけに限らず、高校生も大学生もいっしょや
みんな、朝練して走ってるし・・・
みんな、同じだけの時間を練習に費やしてる
これは・・・自分の経験上からの意見やけど・・・
『想い』
・・・・・・・やと思うな
遊びに行きたい・・・ゴロゴロしてたい・・・腹いっぱい飯を食いたい等・・・
人間は、ものごっつい愚かな動物やから・・・弱さは否まれへん
せやけど・・・
そんな、あらゆる誘惑や衝動、甘え、すべての物事を差し置いてでも・・・手に入れるんや!!という、強い『想い』
その『想い』こそが・・・己自身を、己が目指す場所に追いやるんやと、俺は思うんよ
「I want to ~」は・・・みんなが、思うはずやよ
優勝「したい」!
合格「したい」!
いい仕事に「就きたい」!
お金持ちに「なりたい」!etc・・・
せやけど・・・「I want to ~」じゃ・・・・・アカンよな?
「必死」
・・・にならんと、自分の欲しいもんは、絶対に手には入らへんよ
俺は、常日頃から・・・我が子はもちろん、道場生全員にも、しょっちゅう伝えてる
「自分が何かを手に入れたいと感じた時(『その時』って記すわな)には・・・全身全霊で、己自身を追い込むことのできる人になってくれ!」って
また・・・
「『その時』を、己自身で見落としたらアカン!」っちゅうこと
「『その時』がきたら、すべての物事を差し置いてでも、他のことには目もくれずに、己が目指す場所をめがけて突き進んでいかなアカン!」っちゅうこと
幼稚園児、小学校低学年には、まったく何を言うてるんか?分かれへんと思う・・・いや、高学年でさえ全員が理解をしてへんかも知れへんし・・・
もしかしたら・・・生徒の後ろで聞いてらっしゃる、親御さんの中にも・・・
「こんな小さい子達に、そんなことを言ったって・・・」って、思っておられる方もおるかも知れへん
でも、俺は・・・真剣な目ン玉で伝える
伝えて、伝えて・・・「このオッサン、うるさいな!」って思われるくらい、伝えまくる!
いずれ・・・点と点が、線で繋がる時が来ると信じて・・・たとえ、「馬の耳に念仏」状態であっても、彼ら全員の心に訴えかけるようにしてる
人それぞれの『その時』は違う
ほんで、『その時』は・・・決して、柔道だけのこととは限らへん
柔道含め競技者として、チャンピオンになろうと思った時
どうしても進学したいと願った高校を目指す時
事業を成功させようと思った時
惚れた女性に、自分の隣を歩いてもらいたいと感じた時
我が子に、意地を見せなアカン時
『その時』は・・・人それぞれ違うし、いろいろや
でも、「それに、気付かんままやったら・・・アホのままや!?」ってことも、伝えてる
「アホのまま」って、言い方は悪いけど・・・
一番分かりやすい事例をいうたら・・・
どこの世界に、己が惚れた女を、能天気な面して簡単に諦めて、他人に譲ることができる奴がおる??
俺には、絶対に無理や!
せやから・・・「柔道を通じて、大切な何かを学んでほしい!」・・・人生を歩んでいく糧を、収穫してほしいねんよ
自分が手に入れたいものを「必死」になって、追い求める
仮に掴むことが出来へんかったとしてでも、確実に近くはなるよ
柔道始め、スポーツの世界では、「金メダル」は、ひとつしかないけども・・・
社会に出たら・・・「金メダル」は、ひとつだけじゃない!
己自身が「必死」に頑張って、一生懸命走り続けて、自分が決めた目標に到達したら・・・それが「金メダル」やと、俺は思う
せやからこそ・・・
柔道を通じて・・・ぜひとも、その「方程式」を学んでほしいんよ
だから、俺は・・・絶対に、子供らに無理強いはせえへん
彼らを・・・「信じて待つ」しかないって思ってる
彼らの『その時』は・・・人それぞれ、違うねんからね
彼ら全員が全員、決して「今」が『その時』ではないっちゅうことを、それぞれの目線の高さまで屈んで理解してやった上で・・・彼らの心を揺さぶってやりたいと考えてる
海士は、今回・・・少なからず、その「方程式」を理解したことと思うよ
きっと・・・社会に出た時に、この経験は役に立つことやろう?
まぁ、この「方程式」は・・・誰しもが、分かってるはずなんやけど・・・なかなか実行できへんのが現実なんやけどね(^_^;)
俺が自宅で・・・その話を、心颯(次男坊)にしてたら・・・
数年前・・・北岡道場で、週2回、小学生と練習をしてただけで、全中に出場した悠葉先生(ウチの長女)は・・・隣で、意味深に笑ってたよ(^^)
彼女は・・・全中に出場したいがため、誰に指図されるわけでもなく、ほぼ毎日のように、10kmのロードワークをしてた
その結果・・・その「方程式」を理解した彼女は・・・今も、結構簡単に、いろんなものを手に入れてるように見受けられる(^^)
こんな「ええ加減」な道場の方針やからこそ、伝えてやれることがある
こんな「ええ加減」な道場の方針やからこそ、心を揺さぶってやれることがある
日々、勝負に拘って・・・「勝つこととは、何なのか?」「負けることとは、何なのか?」っていうことを、徹底的に叩き込んで管理していくことも一つの方法やと思う
それを基本ベースにして・・・
全員一律、同じ方向に向け(させ)ることは・・・ある意味、簡単なんかも知れへんな?
ちょっと、目ン玉に力を込めて言葉を発したら、「右向け右」で、全員が揃うねんから・・・(俺らの高校時代がそうやったように・・・)
せやけど・・・それじゃあ、子供らの「個性」がなくなってしまう
彼らの「個性」を押さえつけることは、絶対にしたらアカン!
だって・・・人生は、「柔道」だけやないねんから・・・
せやから・・・今の俺にできること・・・
「「柔道」を通じて、大切な何かを学んでほしい!」からこそ・・・
彼らの心を、日々揺さぶりながら・・・『その時』を、信じて待つようにしてやりたい!
「個性」を生かして・・・
普段から、それぞれの「『その時』を見落とさへんように!」ってこと・・・
また、「それに気付かんままやったら、アホのままやぞ!」ってことを、今は理解できへんかったとしても伝え続けてやること
ほんで・・・彼らそれぞれの『その時』を、信じて待ってやること
俺ら(指導者・親)は・・・無理強いして「やらせる」んやなく・・・彼らが動き始めた時に、背中を押してやれる存在であればええんとちゃうんかな?
みんな・・・一段ずつ、ゆっくりやけど、確実に階段を上ってるよ
負けた悔しさに、涙を浮かべてた・・・恭佑
素直さ、純粋さが、ここまで自分を引き上げてくれたんやろう?・・・凜杜
ちょっと、肩の力が抜けたかな?・・・恭太
手も足も出すことができへんかった・・・SO
他の県大会に出場した連中も・・・また、他の道場生たちも・・・
みんながみんな、いろんな経験をしながら、それぞれの「個性」を持ったまま、階段を上ってる
いずれ、必ず訪れるであろう『その時』に・・・
ここ(「北岡道場」)で学んだことを、役立ててもらいたいと願いながら・・・俺は、お前らの心を、日々揺さぶるから・・・
おめでとう! 海士!
他のみんなも・・・よう、頑張ったな!
お疲れさんっ!
ありがとうやで!
全ては・・・通過点!
今日という日は、二度と来えへん!
ほんで・・・
前を向いてる奴にだけしか、輝かしい明日(未来)は来えへんねんで!
元気出していこう!
READY! GO!!
この連休中に・・・恭佑(中3)と凜杜(中3)と、いっしょに飯を食う機会があった
そこで・・・彼らと、色々と話したねんけど・・・
いやぁ~~~、大人になってるわ(^_^;)
自分の立ち位置をわきまえてるし・・・周り(同級生、後輩)のことも、よう見えてるし・・・
ほんで、何より・・・あいつらから、「ゆとり」と「余裕」を感じさせられたことに、俺自身、驚きを隠されへんかったわ
「柔道」は・・・県チャンピオンであったり、東北チャンピオンであったりではあれへんけど・・・
せやけど・・・そんなこと、超越してる!
なんか・・・あいつらの成長に、俺自身が「勉強させられたなぁ~」って、感じざるを得んくらいの衝撃やった
「柔道」の結果は・・・一生懸命練習して、トレーニングして、頑張ったら頑張っただけ、それなりに結果は付いてくるもんやと思う
もちろん、「絶対に、優勝できる」「絶対に、チャンピオンになれる」なんていう、確約はできへんけど・・・・・せやけど、一生懸命追い込んだら、ある程度の結果は付いてくるんとちゃうんかな?
でもまだ、あいつらは・・・まったく追い込んで、取り組んでへんけどね・・・(^_^;)
(現実に、中総体一週間前の三連休に・・・みんなで集まって、誰かの家を泊まり歩いて・・・BBQして・・・天然温泉で遊びまくってるくらいやから・・・(-_-;))
せやけど・・・あいつらの「人間性」の部分は、「柔道」を一生懸命になって追い込んだからって、そない簡単には手に入るもんではあれへんわ
長い時間・・・仲間と笑って、仲間を思いやって、同じラインで同じもんを見て、楽しみながら「柔道」に取り組んで・・・
そないせんかったら、絶対に、手に入れることは不可能やと思う
そう思わざるを得えへんくらい・・・彼らには、素晴らしい人間性が備わってるなって感じさせられた
やっぱり・・・柔道の結果云々だけではあれへんねやね?
「柔道」の現役を退いた後の人生の方が、遥かに長いねんもんな?
ほんで、基本的には・・・この世の中、『人間』として、生きていかなアカンねんからね?
あいつら・・・上手いこと言うてくれとったわ
「北岡先生じゃなかったら・・・自分らが、こんな風にいることは、絶対に無理です!」って
社交辞令であっても・・・・・ちょっと、嬉しかったりするやんけっ!?(^^)
・・・・・って、中学3年生に踊らされてる・・・俺(-_-;)(-_-;)(-_-;)
彼らの周りには・・・いつも、人(上級生、同級生、下級生問わず)が集まってる
もちろん、ウチの次男坊(SO)も・・・あいつらに引っ付いて、いっつも後を追っかけてる
その下の後輩たちも・・・チョロチョロチョロチョロと、あいつらに付いて回ってる
「中学3年生が、小学3年生といっしょになって遊ぶなんて・・・」って思うかも知れへんけど・・・
ホンマに、微笑ましい光景やし・・・ホンマに、羨ましく見えるくらい、奴らには人を引き付ける「魅力」があるねんよな(^^)
凜杜は・・・約6年前に、道場に来た
恭佑は・・・約5年前に、道場に来た
出会うことのない2人が・・・「柔道」、また「北岡道場」を通じて出会って・・・
今は、素晴らしい「仲間」として、共に時を過ごしてる
もちろん、これからは・・・お互いが、いろんな人と出会って、色んな感性を磨いて、それぞれの「道」を進んで行くやろうから・・・一生、今のままの「仲良しこよし」っていう訳にはいかへんと思う
せやけど・・・同じ時間を過ごして、同じものを求めて、同じものを見てきた・・・
この「絆」は、簡単には千切れたりはせえへんのんとちゃうんかな?
仮に、何年も会うことができへんかったとしても・・・会った時には、一瞬で「その時」に戻れる
そんな「仲間」でおってくれたら・・・俺は嬉しく思うなぁ~(^^)
いずれにしても・・・
なんやろう?
あいつらに・・・「勉強」させられた!!
やっぱり・・・「「北岡道場の北岡先生」は、彼らに日々成長させてもらってるんやな?」って、切実に感じた瞬間やった
数年前、道場入会当時は・・・アホなことばっかり言うてる、丸っこい小学生やった「凜杜」と「恭佑」
そんな奴らが・・・もう、中学3年生
最早・・・あと数ヶ月で、道場を巣立っていってしまう
彼らが・・・俺の生徒でおってくれることを、ホンマに「誇り」に思うよ
ありがとう!!
夏が過ぎたら・・・
彼らが卒業していくのも、あっちゅう間やろな?
流れいく川の水のように
今この一瞬は、二度と戻ってこない
いくら「銭」を積んでも、いくらもがいても
人生、後戻りなんて・・・できない!
ある人が、こんな唄を歌ってた
せやからこそ・・・
今この一瞬一瞬を・・・彼らといっしょに、アホになって笑ってたい!
この先、彼ら自身が、柔道の結果を限りなく求める時が来たならば・・・「その時は、今着てる「人間」っていう着ぐるみを脱ぎ捨ててでも、その場所を目指さなアカン!」っちゅうことは、常日頃から伝えてる
この先、彼ら自身が、何かを手に入れようと必死になるべき時が来たならば・・・「その時は、周りのことに目もくれずに、必死になって、その場所を目指さなアカン!」っちゅうことは、常日頃から伝えてる
きっと、彼らは・・・それに、ちゃんと耳を傾けてくれてるはずや
せやから、俺は・・・彼らの「その時」を、未来で待つことにするわ
だから、今はまだ・・・いっしょになって、笑ってようや(^^)
もちろん・・・「凜杜」と「恭佑」だけやあれへんで
道場生全員に対して、そない思ってる
いっしょに、くだらんことで笑って・・・いっしょに泣いて・・・時々、「親父」に雷落とされて・・・
やがて時が過ぎ、中学校を卒業して、俺の元を巣立った後・・・
さらに素晴らしい人になってくれることを、心から祈ってるよ!
俺は・・
未来で君らを待ってるから・・・
元気出していこう!
READY! GO!!
約3ヶ月ほど前に、道場に入会してきた・・・涼太郎(1年生)、銀河(1年生)、隆盛(年長)
道場内の一番上には、体の大きな中学3年生の連中はおるし・・・
わずか一学年上の連中(2年生)でも、体がちっちゃくても(約一名、規格外の大きさの奴もおるけど(^_^;):一太)、結構強烈な奴ら(小僧さん、煌)がおるし・・・
あいつら(小僧、煌、一太)・・・まだ子供やから、自分自身のことが分かってへんから、普通にガチャガチャに引きずり回すからな(^_^;)
おまけに、その上の学年(3年生)には・・・YAMATOを筆頭に、優、優音、子地蔵、一颯って・・・さらに、危険な奴らが幅を利かせてるからね(^_^;)
こいつらに掛かったら・・・小僧さんも煌も一太も、形無し
小僧さんなんか、県大会で準優勝してるのに・・・泣こうが、喚こうが、ケチョンケチョンにいわされてるもんね(-_-;)
せやから・・・まだまだ、柔道自体も、まったく分かってへん状態でもあるし・・・練習に来るたびに、毎日泣いてる(^^)
ちょっと、痛いことをされたら・・・「先生、具合悪いので休んでもいいですか?」
ちょっと、しんどくなってきたら・・・「先生、トイレに行ってもいいですか?」等々
「アホか!? 生きてる証拠じゃ! そのまま、続けろ!」
せやけど・・・子供であっても、えらいもんやよなぁ~
「このオッサンには・・・そんな「逃げ」が、通用せえへんねんな」って、インプットされたら・・・段々と、泣き言を言わへんようになってくるもんなぁ~
もちろん、それが、俺の一番の目論見なんやけどね(^^)
子供は、大人が思ってる以上に利口やよ(いや・・・「ずる賢い」っていう言葉の方が、ある意味合ってるかも知れへんな)
いっぺん逃がしてくれたら、この人には通用するって思うから・・・しんどくなったり辛くなったりしたら、その人のところに行きよる(もちろん、自分が楽しいことやったら、どんだけしんどくても、「具合悪い」とは、絶対に言いよれへんしな(^^))
せやけど・・・
「逃げられへん!」「逃がしてくれへん!」って分かったら・・・自分の力で何とかしようって、考え始める
その状況下に追い込まれて、初めて・・・助けてくれるのは、己自身でしかないってことに気付くんやろなぁ~?
勇気を振り絞って、自分よりも強い奴・・・自分よりも上の学年の奴にも、全身全霊で掛かっていきよる
また、泣き言も吐き出さんと、歯を食いしばって、そのしんどい状況をも打破しようと必死に踏ん張る
その自分の殻を破る瞬間に、この10年間・・・俺は、何べん立ち会ってきたんやろうか???
「自立」
・・・・・俺は、そない思ってる
これは・・・家庭教育の中では、なかなか伝えることはできへんと思う
もちろん・・・監督の俺の言葉だけでも、きっと伝えることはできへんことや
まして・・・学校教育には、こんな無茶苦茶な教育はないはずやし・・・
せやけど・・・今の今まで、ずっと手助けをして、限りなく子供に答えを提示してきてたのに・・・
中学3年生で受験シーズンを迎えた時には・・・
「自分で、やるしかないんやで」
「私たち(先生や親)は、助けてあげられへんねんで」
・・・って、いきなり子供たちに、自己責任を背負わせる
俺は・・・その方が、よっぽど酷なような気がするんやけどなぁ~?
それやったら、子供の頃から・・・
「やらなアカン時は、やらなアカン!」
「己以外は、誰も助けてくれへん!」
・・・ってことを、自分の心で覚えといた方(自立させといてやった方)が、俺はええと思うねん
正に・・・
「「柔道」を通じて、大切な何かを学んでほしい!」
・・・・・って、やつやよな?(^^)
子供たちの中にも、「社会」ちゅうもんが存在しよる
一生懸命やれへんかったり・・・すぐに諦めたりする者は・・・・・周りからは認めてもらわれへん
認めへん側からしたら・・・
己自身と向き合った時には・・・親も、先生も、誰も助けてくれへんってことを、彼らなりに理解してるやろうから・・・自分の力で何とかしようとせえへん奴を、認めるに認められへんねんやろうね?
もちろん、俺からしたら・・・勝ち負けよりも、「プロセス」(日々の進化)が大事
ほんで、何に対してからも、逃げへん「心」・・・その部分を、何よりも学んでほしいと思ってるから・・・・・
それを知ってる、また、それを手に入れようと頑張ってる奴らは・・・「諦め」や「逃げ」を、やっぱり認めへんやろなぁ~?
せやけど、その反面・・・その殻を破って向かってきた奴、歯を食いしばって踏ん張ってる奴には、ガチンコで応えるし、そいつの存在を認め始める
そうなることで・・・「仲間意識」が芽生えて、手を貸し始めてくれる
また、根っこは純粋な子供やから・・・お互いを認め合った中で、対等に遊び始める
せやけど・・・その「方程式」の・・・
X=「勇気」なんか?Y=「根性」なんか?・・・それは、なんなのか?は、俺にも分からへん
子供たちのみぞ知る・・・子供たちの「社会」のルールがあるんやろう?・・・きっと
もちろん、俺らが子供の頃にも、見えへんルールが存在したようにね
大人の世界には・・・時に、「裏」と「表」が存在する
顔は笑ってるけど・・・心では蔑んでたり・・・・・ね?
せやけど・・・子供の世界には、「裏」「表」がない
一見、酷なようやけど・・・分かりやすくて、実はものごっつい単純明快でええなぁ~って、俺は思ってる
大人になり切られへん、俺にとっては・・・子供の持ってる、「白」か?「黒」か?が、ホンマに羨ましい限りやわ(^_^;)
今、道場に在籍してる、ほとんどの連中(OB含め)は・・・柔道をやり始めて、ちょっと経った頃に・・・「辞めたい」「具合悪い」「休みたい」って言うて、よう泣いてた
ヤマト&タケルなんか・・・同学年が、あのSOやから・・・
小学校1~2年生の頃は・・・毎日のように泣いてたことを思い出すわ(^^)
ヤマタケパパでさえ・・・「もう、辞めさせた方がいいのかなぁ~?」って、考えたっちゅうんやから・・・よほど、SOは、強烈な悪者やったんやろな?(^_^;)
せやけど・・・いつの間にか?・・・
毎日、引きずり回されてたSOを相手に、ヤマト&タケルは、顔を真っ赤にして、ガチンコで向かっていくようになってた
プライベートでも、メッチャ仲が良くなるのは???
同じ志を持って・・・同じ場所を目指す・・・
そんな中で・・・お互い、ガチンコで激突するから・・・お互いがお互いを認め合って、お互いが高いところに上がっていく
結果的には・・・それが「切磋琢磨」する材料になってるんとちゃうんかなぁ~?
もちろん、俺(先生)や親に言われたからやるんやなくて・・・己自身のプライドのためにやるからこそ、価値があるんやと思うけど・・・
ヤマト&タケルを含め、すべての道場生、また卒業生たち・・・
己自身で、自分の殻を破ることができた者は・・・この先の人生、シンドイことからも、まず逃げることはせえへんやろうと思う
俺自身も・・・「柔道」っていうもんに、たくさん救われてきたし・・・俺の人生のプロセスには、常に「柔道」が心の支えであったように感じるから・・・
せやからって訳やないけど・・・子供たちにとっても、「柔道」で学んだことが、人生の糧であってほしいと願いたいんよな
自分よりも、後に入会してきた者には負けたくない!
自分よりも、帯の色が下の者には負けたくない!
なんぼ、ちっこくても・・・そんなプライドは、みんな持ってるようやな?
現に、2年生の柊、1年生の開ちゃん、結月っち、年長さんの晧くんは・・・最近、そんな部分が見え隠れしてるしね(^^)
道場のキャパの問題等で、新規入会者の募集をストップしてるから・・・涼太郎と銀河と隆盛の下には、当分、入ってけえへんけど・・・
どうか、頑張ってほしいと願うよ
一日一日だけを見てたら・・・周りの奴らが、あまりに強烈やから、「俺、大丈夫なんかな?」って思うかも知れへんけど・・・
入会当初、また、一ヶ月前の自分自身と比べてみたら、確実に進化してるから・・・
せやから・・・立ち止まらんと、一歩ずつ一歩ずつ前進しいや(^^)
「親父」は、お前らはじめ、道場生全員を、助けてやりたいけど・・・今、優しく手を差し伸べて、助けてやるわけにはいかんのじゃ!
あんまり、偉そうには言われへんけど・・・
『獅子は我が子を千尋の谷に落とす』
・・・・・っちゅう、あれや!
少なくとも、俺は・・・自分の子供たち(悠葉先生、REN兄ぃ、SO、YAMATO)を、心を鬼にして、そうやって育ててきた
明日、俺が生きてる保証は、どこにもないからな?
せやから・・・道場生諸君!
まずは、己自身と向き合って、己自身の力で何とかしようとせえよ!
そしたら・・・差し伸べてくる手の数は、自ずと増えてくるよ
ほんで・・・近い将来、自分の見渡す景色は、今とはまったく違って見えるはずやから・・・
この前の中総体で、決勝まで上がった、恭佑、海士、凜杜・・・また、宮城郡予選で負けてもうたけど、涼太
みんな、今はあんなになったけど・・・小学校の頃は、「屁こいてプー」やったんやから・・・(笑)
みんな・・・時に笑って、時に泣いて、時に怒って・・・そないして、今に至るねん
もちろん、卒業生たちも・・・然りやで
せやから・・・
己の未来は・・・己自身の心と体で切り開け!!
それが・・・
ここ(北岡道場)で、できへん者は・・・別の場所でもできへんわ!
逆に・・・
ここで、できる者は・・・別の場所でもできるよ!
『北岡道場』は・・・家庭の次のステージ(「社会」)やから・・・
また・・・「社会」の縮図そのものやから・・・
元気出していこう!
READY! GO!!
6月17日(土)の練習終わりに・・・夏光先輩と滉太先輩に、道場に来てもらい、「壮行会」をさせてもらった
夏光先輩は・・・インターハイ、東北大会、また、東北ジュニアに出場
滉太先輩は・・・東北大会に出場
キャプテン、副キャプテンの親御さんが、音頭を取ってくださり・・・
「餞別」を集めてくれてなぁ~
前々から、道場に在籍してる子の親御さんたちは・・・夏光のことも、滉太のことも知ってるけど・・・
彼らが卒業してから入会した子達はもちろん、その親御さんたちも、彼らのことを知ってる訳ではあれへん(「OB&OG会」は夏と冬にはやるけど・・・まだ現役の彼らは、参加できへん時もあるしなぁ~)
せやのにもかかわらず・・・みんな協力してくれた
おまけに・・・
子供たちも、お小遣いの中から、10円玉だの、50円玉だの、100円玉だの、ハイチュウだの?
皆々さんが、ご協力をしてくれて・・・十分過ぎるくらい、彼らのバックアップをさせてもらうことができたよ
当初・・・
応援旗でも作るか?とか・・・応援タオルを作成するか?とかで・・・いろいろと業者さんとかに当たってみたり・・・
何がええんかなぁ~?って、メッチャ相談したりしたりしたねんけど・・・
「「腕時計」っちゅうのは、どないやろう?」っていう案が浮上してなぁ・・・
腕時計やったら・・・試合会場にも連れてってもらえるし・・・試合までの練習(トレーニング時)の時も着けてもらえるやろうし・・・ってことになって、腕時計を贈らせてもらうことになったねん(^^)
※時計のデザインはいっしょやけど・・・決して、『ペア』ではないから・・・(笑)(笑)(笑)(^^)
ちょっとだけ、俺の勝手な考えを記させてもらうわな
夏光にしても、滉太にしても、まだまだ成長過程真っ最中!
その彼らに対しても・・・「損得勘定抜きにして、君らの背中を支えてくれる人がおる! 人間は、独りで生きてるんではない!」ってことを、理解してもらいたいっていう想いもあったし・・・
また・・・この先、彼らが大人になった時・・・
今度は逆に、支えてあげる側になってくれることも、大いに期待してのことやった
もちろん、それは・・・「「北岡道場」に対して恩返ししてほしい」なんてことではあれへんくて・・・
大きな意味での・・・周り(他人)に対する「思いやり」を持てる人になってほしいなっていう想いでやで
ほんで、また・・・道場生たちに対しても・・・
「頑張ったから、時計がもらえるんやで」なんていう、ありきたりなことではなく・・・
小中学生が、普通に自殺してしまうような、今のご時世
普段から・・・北岡道場訓として、毎回の練習前に・・・
「嫌なことがあった時、「北岡道場」を頼ること!」
・・・・・を、全員で斉唱(復唱)してるんやけど・・・
「みんなが、一致団結して、「仲間」を思いやってるんやで! 決して、孤独ではないんやで!」
・・・ってことを、目の当たりに感じてもらって・・・
今一度、「家族」っちゅうもんを、再認識してもらいたいっていう想いも込めてな
夏光にしても、滉太にしても、また、他のOBにしても、もちろん、今いる道場生にしても・・・
みんながみんな・・・俺にとっては、大切な子供たちやから・・・
どんな形であれ、心を揺さぶってやりたいなって思ってる
「おっさんが、『老婆心』出して、何ぬかしとんねん!?」って思われてまうかも知れへんけど・・・
どない、思われてようが・・・
俺にとったら、どんだけ彼らが大きくなっても、俺の子供には変われへんねんから・・・容赦なく、愛情の押し売りをしまくったるよ!(笑)
「俺の子供時代に・・・こんなコミュニティーが、あったらよかったのになぁ~」って、変に羨ましく見えた
良いとか、悪いとかは抜きにして・・・
こんな「親父」がおって・・・こんな「仲間」がおって・・・こんな「弟、妹」達がおって・・・損得抜きに、背中を支えてくれる「大人」が、仰山いてくれる
こんな、素晴らしいコミュニティーは・・・俺には、なかったからなぁ~?
俺は・・・ガキの頃からの友達(仲間)を、昔っから「家族」みたいに想ってるし・・・今、出会ってる子供たちのことも、普通に「我が子」のように想ってる
また、「家族」のことは、何よりも何よりも、大切に感じてる
時に・・・本気で怒るし・・・本気で泣くし・・・本気で笑うし・・・突き放す時は、突き放すし・・・抱きしめる時は、抱きしめる・・・
基本的に、「寂しがり屋」なだけなんやろうけどな?(^_^;)
いずれにしても・・・
こんな些細なことやけど・・・
夏光と滉太は然り・・・ほんで、道場生たちも・・・
「人間は、決して独りで生きてるんではないんやで!」ってことを、感じてくれてたらええなぁ~って、心から願うよ(^^)
滉太!
みんなの「想い」を背中に乗っけて・・・
己自身のために、精一杯戦ってきてくれ!
お前らも然り・・・他のOB&OG生も然り・・・や
柔道を続けてる?続けてへん?なんか、関係あれへん!
また、柔道が強い?弱い?なんかも、関係あれへん!
お前ら、全員・・・俺の子供やし・・・あいつら(道場生)の兄ちゃん、姉ちゃんなんやから・・・
自分自身に恥じぬよう・・・己自身のために・・・精一杯、辛抱と努力をしながら・・・また、精一杯、楽しみながら・・・たった一度きりの人生を、思う存分、謳歌してほしいと願う!
俺の大切な兄貴分が、言うとった言葉!
「人生一度きり! 悔いのないように!」
元気出していこう!
READY! GO!!
中総体、仙台市予選で・・・俺は、久々に生徒たちを叱った
叱られたのは・・・恭太とSO(健之介、清春)
俺は、基本的に・・・柔道のことで、子供たちを叱ることは、まずない
一生懸命取り組んできたことを発表する場所が、「試合」やと思ってるから・・・
せやから・・・勝敗に関しては、すべて必然であると受け止めて・・・勝っても負けても、「よう頑張ったなぁ~」ってしか言わへんようにしてる
せやけど、今回・・・
恭太は・・・相手選手の実績、また以前の残像にビビッてしもうて、自分の柔道を全くできへんまま、やったこともないような中途半端な内またを仕掛けて、すかされて一本負け
SOは・・・相手の力に抑えられて、何もできへんまま、優勢負け
しかも・・・途中、ポイントを取られてからも、何ひとつ技を出せへんまま、試合時間終了・・・中学生の洗礼を受けた感じかな?
健之介と清春も・・・自分の「心の弱さ」を露呈してもうて、もうちょっと、何とかなったかも知れへんような場面でも、コロッとやられてしもうた
俺・・・彼らを叱った
叱ると同時に、悲しくなったことも伝えた
ほんで、親御さんに代わって、親御さんの「想い」も、代弁させてもうた(親が言うても、鬱陶しがるだけで、聞く耳を持てへんやろうからなぁ~)
自分が、大好きな「柔道」
自分が、大切に思ってる「柔道」
自分が、一生懸命流してきた「汗」と「涙」
それらを、裏切ってしまうのは・・・ほんの一瞬であること!
それらを裏切ってしまう、トリガーを引くのは・・・
「恐い」「辛い」「しんどい」「恥ずかしい」「照れくさい」etc・・・
「負けたら、どうしよう?」って・・・恐くなって、ビビったり・・・
「負けたら、恥ずかしい」って・・・しょうもないプライドが先行してもうたり・・・
「しんどい」「辛い」からって・・・せっかく頑張ってきた自分自身を、よう奮い立たせへんかったり・・・
すべては、自分自身の「心の弱さ」が、そのトリガーを引いてしまう
たとえ、負けたとしても・・・「おらぁ、掛かってこいっ!!」って、目ン玉に魂込めて向かっていったら・・・
自分の技が掛からへんかったとしても・・・相手を引きずりまわすつもりで、とにかく技を掛けまくったら・・・
一瞬の隙を突かれて、きれいに投げられたとしても・・・喧嘩腰で、勝負に出ていくことができたなら・・・
普段、彼らと真剣に向き合ってる、監督の俺も・・・
普段から、物言わずとも、彼らの一番のファンである親御さんたちも・・・
また、普段から、一緒に頑張ってる仲間にとっても・・・
この上なく、納得できることやろうし・・・一番、嬉しい事じゃないんかなぁ~?って、思うんよな
それで、負けたとしたら・・・相手の方が、一枚も二枚も上やったちゅうだけの話やん!?
ほんで、一番のファンである親御さんにとったら・・・
我が子の、そんな闘争心むき出しの姿を見れることこそが、自分自身を奮い立たせる活力になるんとちゃうんかな?って、俺は思うんよ
少なくとも、俺自身、親の立場での意見を言わせてもうたとしたら・・・そうやからね
北岡道場の「教え」の中には・・・
「勝ったら、OK」で・・・「負けたら、NG」なんて指導は、どこにもあれへん
俺の考えてる、子供時代の「柔道」は・・・彼らが人生を限りなく豊かに歩んでいくための「糧」でしかないねんから
柔道が強くても・・・人が集まってこんようやったらアカン!
たとえ、負け続けた「柔道人生」やったとしてでも・・・心が折れることなく、どんな困難にも、立ち向かっていける人にならんとアカン!
どんだけ、恐くても・・・目ン玉に力込めて、メンチ切れんとアカン!
ちょっと、超越した話やけど・・・
自分が大好きになった女性・・・どうしても、この娘と人生を歩きたいって感じた時に・・・簡単に諦めてしまうようじゃアカンやろ!?
それ・・・絶対に、後悔してまうで!(男性目線で、記してもうたけど(^_^;))
彼らにとって、今の「柔道」は・・・それらを学ぶ、「術」でしかないねんて
少なくとも・・・北岡道場(俺は)では、子供たちに、そこを一番に伝えていってやりたいって考えてる
いや・・・子供時代やからこそ、そこを一番に伝えてやらなアカン時期なんとちゃうんかな?
それが出来てこそ・・・初めて、柔道の結果を求めることに「意味」があり、「価値」が出るんやと、俺は思うんよなぁ~
道場生諸君(特に中学生)!
どうか・・・
自分が大好きな「柔道」
自分が大切に思ってる「柔道」
ほんで、自分が流してきた「汗」と「涙」を、裏切ることだけはせんといてほしい
それらを裏切ってしまうことは・・・ホンマに簡単で、一瞬やで
自分自身の心の弱さに、服すればええだけのことやからな
せやけど・・・
自分自身の弱さと、真剣に向き合って・・・自分自身の弱さに、打ち勝てるのも、己自身でしかないねんで
畳の上で、相手と対峙して向き合った時・・・
出てくる結果は・・・「柔道」の勝敗だけやない
それ以前に、自分自身と、どんだけ真剣に向き合うことができるんか?
ほんで、また・・・自分の弱さに、どないして打ち勝つことができるんか?
まず、それを学んでくれ!
俺は、何べんも記してきてるけど・・・子供の頃の「柔道」の勝敗なんか、何の意味も持てへんって思ってる
子供の間は、管理する人間がおりさえしたら、否応なくやると思うから
せやけど・・・
やらされ感がちょっとでもあったり・・・やらんかったら怒られるってことが念頭をよぎったり・・・
そんな状況下では・・・今得るべき、ホンマに伝えてやらなアカン大事なことが、彼らに伝われへんと思うねんよな
せやから、俺は・・・
勝っても、負けても・・・一生懸命、自分自身と向き合って、戦ってきた戦士たちを、思いっきり抱きしめて労ってやる
ただ、その部分だけを・・・認めてやって・・・褒めてやりたいから
今は、ただそれで十分や!って・・・そない考えてる
要するに・・・
管理された中で、やらされるんではなく・・・
「いざ」という時に・・・己自身が、どう動くべきなんか?
・・・っちゅうことを、「柔道」を通じて学んでほしいねんよな
中学生にもなったら・・・ある程度、理解できるやろ?
お前らの「お父ちゃん」、「お母ちゃん」の次になってまうけど・・・
俺も、ちゃんと、お前らを応援してるから・・・
その上で・・・ありきたりな言葉を贈らせてもらうよ
「頑張れ! 己のために!」
元気出していこう!
READY! GO!!
6月3日(土)の練習に・・・インドネシアから、新たな刺客が送り込まれてきた(笑)
アリフさんと、前回も来てくださったエッキさんのお二人
でも、子供たちと一緒に汗を流してくださって・・・特に、ちっちゃい子達は、(前回、コディルさんが来てくださり、いっしょに柔道をしたこともあり)ものごっつい絡みにいって、懐いとったなぁ~(^^)
エッキさんは・・・「私の考え」に共感してくださったようで・・・
今回は「北岡先生のインタビューを動画に収めたい また、子供たちの動画、写真を取らせていただきたい」ということで、カメラまで持参されてた
せやけど・・・
国境を越えて、宗教の違いを越えて・・・一緒に汗を流せること、分かり合えること、共感しあえることって・・・ホンマに素晴らしいことやと思うなぁ~(^^)
時々、テレビで・・・
日本人の方が外国を訪れて、何日か滞在して、そこの家族と一緒に生活をして・・・
別れ際には・・・涙しながら、「お前は、私たちの「家族」だ! また、いつでも帰ってきなさい!」みたいな感じで抱き合ったり・・・
俺・・・あの感覚、なんとなくやけど、分かるんよな
俺・・・「北岡道場」は、大家族みたいに感じてんねんよ
生徒は、もちろん・・・父兄の方々も、みんなみんな・・・卒業生は、親元を離れていった、お兄ちゃん、お姉ちゃんみたいな・・・
北岡道場の考えに共感してくれて・・・同じ志を持って・・・同じところを目指して・・・
もちろん、それぞれ「目標」は違うやろうけど・・・せやけど、行き着く場所は同じ・・・みたいなな(^^)
そんな道場の考えに共感してくれて、いっしょに汗を流してくれた、エッキさん、コディルさん、アリフさんは・・・「家族」やって感じるんよ
彼らが、母国に帰ってしもうたら、二度と会うことはあれへんかも知れへん
せやけど・・・ここで、いっしょに汗を流したことは、一生、心の中には存在すると思うねん
せやから・・・
この先、年月が経って・・・もし、日本を訪れることがあったなら・・・ぜひとも、ここに立ち寄ってほしいなと思う
「家族」に対して・・・どんな形であれ、背を向けた人は、もういっぺん、「家族」として迎え入れる訳にはいかへん
それは・・・ここにおる皆、同じ考えやと思う
もちろん、その人たちも・・・今は、新しい「家族」に囲まれてることやろうと思うけど・・・
せやけど・・・やむを得ず、この場所から離れてしまうことになってもうた・・・
角田(昂大、聖翔、拓満)ファミリー
中村(柊生、律生)ファミリー
大村(JOE)ファミリー
・・・は、いつでも帰ってきてもらえたらなって、みんなが思ってると思うよ(現に、10周年記念キャンプや納会、また来仙時は遊びに来てくれるしな(^^))
せやから・・・
エッキさんも、コディルさんも、アリフさんも、いっしょ・・・
あと少し、日本にいる間、また母国に帰ってからであっても、ぜひ、機会があったら帰ってきてほしいなって思う
ご近所付き合いさえ、希薄な今のご時世・・・
現在、道場に在籍してる?してへん?とかだけじゃなく・・・
引っ越してしまったとしても・・・卒業してからであってでも・・・
「柔道(北岡道場)」を通じて・・・どっかで繋がってられたらなって、心から願うよ
ほんで・・・
たとえ、会われへんかったとしても・・・
人との絆は・・・『宝物』やからね
元気出していこう!
READY! GO!!
6月3日(土)~5日(月)の3日間・・・宮城県高校総体が開催された
ウチの卒業生は・・・
高校3年生の・・・
正也:60kg級(高専)・・・3回戦敗退
竜二:73kg級(鹿島台商業)・・・1回戦敗退
夏光:70kg級(柴田)・・・優勝
高校2年生の・・・
滉太:100kg級(柴田)・・・第3位
高校1年生の・・・
詩音:100kg超級(柴田)・・・1回戦敗退
・・・・・以上5名が出場し、このような結果やった
団体戦にも出場したようやけど・・・団体戦は、他のメンバー(チームメイト)も出場しての結果やから、ここでは内容を控えさせてもらって・・・個人戦の結果だけを、記させてもらうわ
夏光は・・・
昨年、沙季(現:仙台大学1年生)と共に、チームメイトとして、団体戦で優勝して、インターハイに出場してる
もちろん、新人戦とかジュニア予選とかの優勝経験はあるねんけど・・・
小学、中学、高校通して・・・全国へつながる個人のタイトルは、初めてやったんとちゃうんかな?
今、記したように・・・小学、中学時代は、タイトルは取ってへん
それどころか・・・入賞すら、怪しいくらいのレベルの子やったんやけど・・・高校競技生活、最後の最後で、ホンマに素晴らしい朗報を届けてくれた
竜二(おっさん)は・・・
小学校、中学校の間・・・試合、練習試合含めて、2~3回しか勝ったことがなかった
それでも・・・「柔道」が好きで、「柔道」を続けてくれた
決して、強豪校ではなかったし、練習相手にも恵まれてる訳ではなかった
でも竜二は、高校3年間・・・自分なりに、一生懸命「柔道」に取り組んできた
高校でも・・・素晴らしい結果は、出すことは出来へんかったけど・・・俺は、そんな竜二を誇りに思ってる
正也は・・・
人一倍、体がちっちゃくてなぁ~(今でも、そんなに大きくないけど・・・)
今から、ちょうど9年前の6月・・・小学校3年生で、ウチに入会してきた時にも、身長115cm、体重20kgやったねんで
せやから・・・小学校時代は、当然試合に出ても、わずか数秒で負けてしまう
その状態が、5年以上も続いたけど・・・正也は、柔道を辞めんと続けて・・・中3(50kgくらいやったんとちゃうんかな?)で、初めて「勝つ」ことを知ったっていうくらい、正直、体には恵まれへんかった子
正也もまた、高校でも「柔道」を選択して・・・3年間、一生懸命「柔道」に取り組んできた
優勝した者・・・入賞した者・・・1回戦で敗退した者・・・・・いろいろやけど・・・
せやけど・・・
みんな、同じ「頂」を目指して、辛抱と努力してきたことは事実や
せやから・・・きっと、この高校時代の時間は・・・彼らを「成長」させてくれてることやと思う
滉太と詩音は・・・まだ、時間があるけど・・・
高校3年生になる彼らにとっては・・・最後の高校総体になるからなぁ~
正也!
竜二!
夏光!
「勝負」には・・・必ず「勝ち」と「負け」が付いて回る!
負けたからって・・・これで、人生が終わるわけじゃない!
逆に・・・
勝ったからって・・・人の頭の上で、胡坐をかいとったらアカン!
負けて腐らず!
勝って驕らず!
すべては・・・「人生の通過点!」
今の俺でさえ・・・「終着駅」には、ほど遠いねんから・・・お前らなんか、なおさらやで
努力したことが、すべて報われるとは限らへん!
せやけど・・・
成功した者は、皆すべからく努力しとる!
この言葉、心の奥に刻んで・・・
自分に足りへんかったもの・・・自分が至らへんかったこと・・・を、日々振り返って・・・
これからの人生の『糧』にしてもらいたい
ナンボ振り返っても・・・
「後悔先に立たず」
・・・・・な部分は、仰山あるんやろうけど・・・
せやけど・・・「後悔」するべきことがあるからこそ・・・
人間は、次ステージに進めて、そのステージで頑張ることができるんやと、俺は思うんよ
だからこそ・・・今ある自分自身を「必然」として受け止めて、これからの人生に、大いに役立ててもらいたい!
偉そうに書いて・・・君たちを落としてしもうたけど・・・(^_^;)
俺の大切な、息子、娘たち・・・
俺は・・・あなた達を、「誇り」に思っています
ほんで・・・一生懸命に頑張ってる君たちが、本当に大好きです
どうか、胸を張って・・・弟、妹たちが待つ、故郷に帰ってきてください!
俺を含め、皆・・・いつでも、ここ(北岡道場)で、あなた達を待っていますから・・・
ありがとう!
正也!
竜二!
夏光!
滉太!
詩音!
元気出していこう!
READY! GO!!
第11代、北岡道場キャプテン・・・『承之介(承ちゃん)』
承ちゃん・・・ホンマに、オモロイ子(^^)
以前にも記したけど・・・
体はちっちゃいねんけど・・・「負けん気」がメッチャ強くて、相手が誰であろうと、かかっていくタイプ(^^)
しかも・・・俺(誰に対してでも)に対しても、普通にタメ口
「先生、俺も行っていいの?」
「分かった!分かった!」
「なんで、俺なんだよ!?」etc・・・
ほんで、以前同様・・・
未だに・・・悔しかったり、納得がいかへんかったりしたら・・・目、パチパチしながら、涙目になってる(^^)
俺は・・・そんな承之介を、昨年末、あえてキャプテンに抜擢した
キャプテンになった当初は・・・
俺:「承ちゃん、キャプテン、頑張ってくれよ!?」
承ちゃん:「分かった! 俺、頑張るから!」(タメ口で)
また、普段でも・・・
承ちゃん:「先生! 次、何やればいいの?」(タメ口で)
・・・・・・・・・・(^_^;)(^_^;)(^_^;)
せやけど・・・
キャプテンになって、約半年が過ぎた今・・・
「先生! 次、何やりますか?」
「ハイ! 分かりました!」
承之介から、タメ口が消えて・・・しっかりとした、敬語で喋るようになりよった
俺・・・ご父兄の方と、よくコンタクトを取るようにしてる
もちろん、承之介に限らず・・・道場生全員に目を配って・・・
他の子のご父兄からも・・・道場以外での、学校生活や家での行動、また最近の感情の起伏等・・・を、聞くようにしてるねんけど・・
それに伴って・・・
良くなってきてることは・・・「柔道」を通じて、さらに伸ばしてやろうと褒めるし・・・
悪くなってきてることは・・・「柔道」を通じて、彼らの高さまで「目線」を落として、一生懸命、物事を伝えるようにしてる
確かに、ここは・・・『北岡道場』っていう「柔道場」なんやけど・・・
俺は、基本的に・・・「柔道」は二の次、三の次やと考えてる
それは・・・
ナンボ、柔道で結果が残ったって・・・私生活が、ちゃんとできてへんかったら、そんなもん、何の意味も持てへん!と思ってるから・・・
ちっちゃい時は・・・運動能力が高かったり・・・他の子(他の道場)より、練習量・トレーニング量を、親や監督が課したら・・・
ある程度、結果は付いてくるもんやけど・・・
せやけど・・・中学生や、さらに高校生、またアスリート期になった時には・・・それだけじゃ、アカンわな
周りの人に対する感謝の気持ちを忘れたり・・・感情の赴くままに行動してたり・・・学校生活、私生活の目に見えへん部分が崩れてきたりしたら・・・・・
自ずと・・・結果は、付いてけえへんようになるんとちゃうんかな?って思うねん
もちろん、それは・・・社会に出てからも、同じことが言えると思うしな
まぁ・・・中には、恐ろしいくらいのセンスや、運動能力を兼ね備えてる選手もおるやろうから・・・
それであっても、結果が付いてくる選手もおるんやろうけど・・・・・
でも・・・柔道の世界から退いた後の方が、人生は長いねんで!?
そんな人間に・・・その後の人生、誰が寄り添ってくれるねんな!?
『三つ子の魂百まで』
・・・・・よ!!
世の中の親御さんは・・・結構な割合で、思ってることと思う
挨拶や態度に始まり、友達付き合いや、仲間作り等も含め、生活面に於いての大抵のことは・・・
「ウチの子は、それなりの年齢になったら、できるようになるやろうから大丈夫やろう?」って・・・
でも俺は・・・そんなもん、出来るはずがないと思うねん
今、出来てへん者が、「ある時を境に、できるようになりました」・・・なんて、そんな虫のいい話は転がってへんよ
今、家庭の中でまかり通ってることは・・・子供は、(次のステージの)社会に出た時に、きっとそのまま実行するんやから・・・
「家庭」が・・・子供たちにとっての、一番小さな「社会」・・・一番最初の出発点やねんから
たとえば・・・
今、家の中で、家でむくれた(拗ねた)態度を取る子は、学校でも取るし、道場でも取る
幸か?不幸か?・・・今の時代、学校の先生が、カミナリ落としてでも、それを正してくれることは、限りなく少ないみたいやからな?
(※これは、俺自身が勝手に感じてることやから、すべての先生のことではあれへんで)
もちろん、先生方も・・・試行錯誤しながら、良い方向に導いてくれようと、いろんなアプローチはしてくれるんやけど・・・
それでも、大きなカミナリを落としてでも・・・
徹底的に・・・「理屈じゃないんじゃ! アカンもんは、アカンのんじゃい!」って・・・
鉄を熱いうちに打ってくれるような教育してくれた先生は・・・俺の子育ての内では、悠葉先生の東北高校時代の恩師、(柔道部監督)佐藤明代先生くらいにしか巡り合ってへんような気がするなぁ~
それであってでも・・・
家に帰って、親がまた「それ」を、容認してしもうたら・・・結局は、同じことの繰り返しになってまうねんけどな
せやから・・・
その・・・「ウチの子は、大丈夫やろう?」っていう浅はかな期待感が、子供をいい方向に導くことができるもんなんやったとするならば・・・
究極の話をしたら・・・この世の中に、犯罪者は出てけえへんわな?・・・きっと(^_^;)
子供にとって・・・
「家庭」っていうのは・・・一番身近で、一番小さな『社会』やん?
その『社会』で、まかり通ってることは・・・次のステージの『社会』(学校や道場)でも、当然、普通にやってしまう
だって・・・子供は、それしか知らへんねんから・・・
せやからこそ、間違ったことを子供がせんように・・・早い段階で、心を鬼にしてでも食い止めてやるのが、「家庭教育」や「学校教育」、また「道場教育」やと、俺は思うねんよな
誤解をしてほしくないけど・・・
親御さんの、教育方針が間違ってるって言うてる訳でもないし・・・それぞれの家庭教育にまで、口出しするつもりなんか、まったくあれへんねんで
ただ・・・俺自身も、22歳で大学を卒業して・・・曲がりなりにも、25年間、『社会』の中で生きてきたけど・・・
やっぱり・・・
挨拶が出来へんかったら・・・ただ、それだけで損をする
むくれて、拗ねた態度を取ったら・・・ただ、それだけで損をする
自分本位な行動を取ったら・・・人は離れていってしまうetc・・・
・・・・・ってことを、当たり前に見てきてる
それやったら・・・今の内に、自分達(親、教育者)のできる範囲で正してやったらええんとちゃうんかな?って、思ってるってだけやで
さらに、余計なことを記すと・・・
経営をする者の立場で、見させてもらった時に・・・それ自体ができてない「青年」が、限りなく多いのも事実やな?
余談やけど・・・
以前、ウチの接骨院のスタッフ(30歳目前の子)が・・・入社して数日後に・・・
親御さんに、いっしょに同行してきてもらって・・・1~2週間ほど仕事を休む理由を、一生懸命、俺に訴えてきたことがある
休む理由は・・・「捻挫」
その2週間ほど前に面接した時・・・「頑張って独立開業したいので、勉強させてください!」って言うたはずの、彼自身に「???」を抱きながら・・・
また・・・
30歳を目前にした息子に対して・・・本来あるべき姿を、諭せへん親御さんに対しても、「???」を感じずにはおれんと・・・
一応・・・社会人としての「責任」っていう部分を・・・その子と、(俺の両親と変わらんくらいの年齢の)親御さんを前にして・・・諭させてもらったけど・・・・・
せやけど・・・ものごっつい、ガッカリしたことを覚えてるよ
彼の、この行動や言動は・・・彼を取り巻く環境に対して、限りなくマイナスの要素として働くことはあっても、プラスに働く要素は何一つないような気がしたなぁ~
せやからこそや!
大人になって、社会に出る前に・・・
間違った?ことをしてる子供たちに・・・「今」、(自分の子供同様に)カミナリを落としてでも、正しい方向に導いてやらんと・・・
せっかく出会った子供たちが・・・俺がカミナリを落とさんかったことによって、将来、ものごっつい損な役回りになってしまうかも知れへんやん?
きっと、この先、柔道を続けていったら・・・高校の監督も、同じようなニュアンスで、子供らを導いてくれることは間違いないと思うけど・・・
せやけど・・・
社会に出たら・・・
如何なる物事であっても・・・そのような、マイナスな言動や行動をした者に対して、最後の最後まで優しく教育してくれる人は・・・まず、限りなくゼロに近いやろうからね?(^_^;)
余計な話が長くなってもうたけど・・・(^_^;)
親御さん(承之介のママ)とコンタクトを取って聞いた限りでは・・・
承之介・・・学校生活でも、私生活でも、「ごっつい成長してきてるな(^^)」って感じさせてもらえるようなことが、ホンマに仰山あった
承ちゃんは、今・・・自分なりに「責任」っていうもんを、背中に背負い込んで、一生懸命歩んでるんやと思う
「北岡道場のキャプテン」っていう「責任」が・・・学校生活や私生活の、いろんなところで歯止めになってるみたいで・・・
学校の友人や先生からも、素晴らしい評価をいただいてるってことも聞いた(^^)
聞かん坊で・・・喧嘩っ早く・・・まったく敬語を知らんくて・・・ただ、負けん気が強かっただけの少年は・・・
大所帯(中学生を含む、40人弱)の北岡道場をまとめてくれる(ちなみに、歴代のキャプテンの中で、一番大人数をまとめてる)・・・
ほんで、また、学校内でも、どんな子に対してでも、分け隔てなく接することができる・・・
素晴らしい少年に、成長してきてくれてる
承之介だけに限らず・・・
入会当初に・・・
物事を、一生懸命取り組めへんかった、いい加減な男・・・滉太先輩(卒業生:高2)
学校で暴れたり、道場でも、すぐに熱くなって、むくれた態度を取ってた・・・涼太(中3)
事ある毎に、拗ねてむくれてた、ビビり少年・・・建之介(承之介の兄貴:中2)
挨拶もショボい声で、ちょっと俺に注意されたら、むくれた態度を取ってた・・・一颯(小3)
1年生の時から、学校生活で先生を困らせて、自分の居場所を自らの手で狭めてた・・・優音(小3)
幼稚園の頃、いじめられっ子とまではいかんかったけど、自分の主張ができへんくて・・・道場に来ても、「嫌々」で、泣いてお母さんを困らせとった・・・煌(小2)
etc・・・・・
彼ら、みんな・・・
俺から・・・特別な「カミナリ」をプレゼントされてる
プレゼントしたことが、良かったんか?悪かったんか?の答えは、まだまだ出えへんけど・・・
それでも、「なんで?「カミナリ」をプレゼントされたんか?」は、少なからず感じてくれてるやろうから・・・同じことは、繰り返さへんようにはなってくれてる
(※もちろん・・・我が子(悠葉先生、REN兄ぃ、SO(中1)、YAMATO(小3))に対しては・・・幼い頃から、道場生以上に、事ある毎に「カミナリ」をプレゼントしながら、徹底的に物事の善し悪しは叩き込んできたつもりでおる)
さっきも記したけど・・・それは、親御さんの教育が間違ってるということではなくて・・・
『柔道』っていう、良くも悪くもあるこの世界に、長年身を置いてきた、俺の目に余るもんがあったからこそ・・・
また、「「柔道」を通じて、大切な何かを学んでほしい!」と願えば願うほど・・・
特別な「カミナリ」をプレゼントさせてもらたっちゅうことやで(^^)
※特に、滉太先輩と涼太は・・・体の芯の芯まで、電流が走るくらいの、素晴らしいプレゼントやったんとちゃうんかな?(笑)
いずれにしても・・・
「柔道」を通じて、大切な「何か」を学んでほしい!
その「何か」は・・・子供らによって、それぞれ違うから・・・一概に、「これ」とは言われへんけど・・・
それでも・・・
それぞれ、自分の背中に、ちょっとずつ「責任」っていうもんを背負い込んで(あえて、背負わせてやって)・・・
この先の人生・・・右往左往しながらも、行き着く場所は、同じところであってほしいと・・・俺は、心から願ってる
どうか・・・
『当たり前の人』
・・・・・になってほしいと願ってる!!
承之介キャプテン!!
覚えといてくれよ!
『山椒は小粒でもぴりりと辛い』
・・・・・ねんぞ!(^^)
元気出していこう!
READY! GO!!