その他

11月20日(日)・・・女川町総合体育館に於いて、上記の大会が開催されたimg_9847

 

今回、ウチからは、35名のエントリーをさせていただいた

結果・・・

小学2年生男子の部・・・YAMATO:準優勝

小学6年生男子の部・・・ヤマト:3位

中学1年生男子73kg超級・・・清春、恭太(共に、3位)

・・・・・の入賞者があった

 

 

今回、書きたいことが仰山あって、取り止めがなくなってしまうかも知れへんけど・・・お許しいただきたい

 

まず、今回の大会から、ウチの道場として、ひとつの試みを実践してみた

それは・・・観覧席の「場所取り」について

 

数年前から?・・・キャプテン、副キャプテンのご父兄の方が、いろんなことを決めはじめてくれた

「試合時の場所(観覧席)の確保」も・・・その中の一つ

ただ、俺と明美(妻)は、それらの決め事には、一切噛めへんことにしてた

それは・・・道場長である俺らが噛んでまうと、ご父兄の方々が決めてくださることが、やりにくいんとちゃうんかな?って感じたから・・・

あえて・・・「俺らは、噛まんとくわ」って、一線を引いてた

 

だから、実際、「どんな状況で、場所取りをしてたんか?」は、ほぼ理解しておらず・・・まして、俺は監督やから、観覧席におることも、ほぼあれへん・・・せやから、まったくもってノータッチやった

 

せやけど・・・今回は、「ちょっと、考えていかなアカンのんとちゃうんかな?」っていう、引き金があった

 

それが・・・こちら

http://blogs.yahoo.co.jp/shieikai_seikyoku/21236099.html

「凌門塾の佐々木先生のブログ」

 

こちらを読ませていただいて、ものごっつい考えさせられたっちゅう訳やねん(^_^;)

 

俺・・・「「教育」とは・・・「人間」を作るもんであって、「競争」を作るもんやないねん!」・・・なんて、よう言うたもんやわ

佐々木先生は、こんなところまで目が行き届いて、俺が気付けへんかったことまで先立って実行されてる

ホンマに、素晴らしいことやと思う

※ちなみに、佐々木先生・・・あんな怖い顔して、白髪混じりの髭をメッチャ蓄えてるけど・・・実は、メチャメチャ繊細な人やし、また、試合会場でよう話すねんけど、生徒さんのことをメチャメチャ考えていらっしゃる、ホンマ「男気」ある先生やで(^^)

 

「俺は、ノータッチやった」・・・「「どんな状況で、場所取りをしてたんか?」を、全く把握してへんかった」・・・なんてことは、言い訳にしかなれへん

俺・・・佐々木先生のブログを読んで、ホンマに己自身のことを、情けなく恥ずかしく感じたよ

 

そんなことも含めて・・・

先日、合宿に行った時に、ウチの父兄達とも話し合いをしたねんけど・・・

ウチの父兄達も、「凌門塾の佐々木先生のブログ」を読んでる方が何人もおって、共感する部分が非常に多かったみたいで・・・

「先生・・・場所取り、何とかしましょうよ?」って、俺に投げ掛けてくれた

 

そんなこんなもあって・・今回、ある試みを実践することにしてみたねんや(^^)

 

それは・・・

「今回のチャンピオン大会に関しては、観覧席を一切確保せえへん!」

・・・・・っちゅうこと

 

さすがに、荷物置き場や、お弁当を食べる場所は必要やから・・・それは、2階の柔道場・剣道場に取らせていただいたけど・・・img_9834

子供たちにも、「柔道衣への着替えは、車の中で済ませて、なるべく荷物を少なくすること!」も、徹底させてみた

 

ほんで、俺自身も・・・会場に早く行ってみて、「場所取りって、どんな状況なのか?」を、この目で確認してきた

 

自分の目で見てみて、感じたこと、気づいたことを挙げてみたら・・・

「開門と同時に、大人と同様に、子供たちが急いで階段をダッシュするもんやから、怪我につながるリスクがあって危ないな」ってこと

開門後、ひと段落して観覧席に上がってみたねんけど、「数十団体の出場数に対して、場所を確保してるのは、8~10くらいの団体のみやねんな」ってこと

試合が始まってから、観覧席を意識してみたら、「かなり、空席(席に、荷物のみを置いてる)が目立ってるな」ってこと

 

会場にいらっしゃる方々を、意識して見てみたら・・・

試合場のすぐ脇に行けず(選手や監督がおるから、当たり前って言うたら、当たり前なんやろうけど・・・)に、後ろの方でしか試合を見ることができへん年配の方(誰かの祖父母?やろな)が、爪先立ちで必死に背伸びして、試合を見ようとしてたこと

 

ほんで、個人的には・・・

俺自身は監督で、常に試合場のそばに陣取ってたもんやから・・・そんな方々の不憫さを、これっぽっちも考えることをしてなかったってこと(-_-;)

・・・・・等々やな

 

そんなこんなで・・・今回、ウチは35名の出場選手+父兄の方々、また、祖父・祖母らが応援にくる子もおり、総勢80名ほどやったけど・・・柔道場の荷物置き場の確保のみで、なんとかなったような?・・・なれへんかったような?・・・(^_^;)

もちろん、まだ、手探りの状態やから、なんとも言われへんけど・・・

せやけど・・・ウチの道場の試みとして、「譲り合う」ことへの第一歩、怪我防止のリスクファクターの除去への第一歩、そういった部分では、一歩踏み出せたんとちゃうんかな?って、納得したいと思ってる

ただ・・・今まで、そこに気付こうと努力できへんかったことに関しては・・・また、「北岡道場」として、荷物を置いて、たくさんの空席を作ってしまっていたことに関しては・・・「俺自身、まだまだ未熟者であり、人として、また教育者として、とにかく反省すべきことが多いなぁ~」って考えさせられた(-_-;)(-_-;)(-_-;)

 

大変、ご迷惑をおかけしておりましたこと、心よりお詫び申し上げます!

申し訳ございませんでした!

 

女川町総合体育館での試合は、父兄の方も、試合場に降りていって応援することができるからええねんけど・・・

この先も、試合に参加する以上・・・会場によっては、最低限の席を確保せざるを得んことも出てくると思う

せやけど・・・他道場のご父兄の方や、観覧に来られた方々(誰かの祖父母の方など)に、限りなく「譲る」ことを、ご父兄共々、心掛けていきたいなぁ~って思ってるよ

 

まさに・・・「天国と地獄のスプーン」やな

施し散らして、なお富を増す人があり

与えるべきものを惜しんで、かえって貧しくなる者がある

・・・・・っちゅうやつやな(-_-;)

 

子供たちに、胸を張ってられる「教育者」・・・いや、「大人」で在りたいなって切実に思うわ

 

 

 

 

ほんで・・・

次に・・・試合に対すること

 

どこの道場の子に限らず・・・「試合」ってなったら、単純に、出場選手の半分の子は、1回戦で敗退する(1回目で負ける)ことになるやん?

もちろん、中には、わずか数秒で負けてしまう子さえおる

 

道場単位で考えたら・・・

仮に、大会に出場した人数が、30名として・・・その内に、5名入賞してくれたら、全体の約20%の子が入賞してることになる

10名入賞してくれたら・・・全体の約30%の子が入賞してることになる

これは・・・実は、すごい数字やと思う

実際に、ウチもそんな好成績を残させていただいた時・・・ある道場の監督さんや、ある高校の監督さんから、「先生のとこの生徒、何人入賞してんのよ?  すごいね!?」って、言われたこともあるねんけど・・・

 

せやけど、全体像としてみたら・・・20%、30%、時に「総合優勝」とか、それはそれで、すごいことなんかも知れへんけど・・・

中には、さっきも記したように、遠い会場まで足を運んだにも拘らず、わずか「数秒」で負けてしまってる子も存在するし・・・仮に、判定負けやったとしても、その子たちは、わずか「2分間」で、その日一日が終了してしまうねんな、これが(^_^;)

せやから・・・俺ら(指導者)は、間違っても「道場単位」で考えて、入賞の多さに酔ってもうてたらアカンのやと思うねん

 

もちろん、勝負事やから、「勝ち」「負け」がついて当然やねんで(^_^;)

 

せやけど・・・ほんなら、その子らは、「普段、一生懸命頑張ってへんのか?」

 

いやいや・・・そんなことないよ

彼らなりに、一生懸命頑張ってるし・・・一昨日より昨日・・・昨日より今日って・・・確実に、成長してきてる!

せやからこそ・・・評価対象が、「入賞」や「勝敗」だけになってもうたら・・・俺的には、絶対にアカンと思うねんよな

 

せやけど・・・

比べる指標は、「試合結果」が一番分かりやすいからなぁ~

せやから・・・どうしても、そこにフォーカスしてまうんやろうけど(^_^;)

 

でも、俺には・・・それは、そんなに価値のあることには感じられへんねんよな

 

その証拠にっていうたら何やけど・・・

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俺は、今回、デビュー戦の子についてやるべく、幼児・1年生男子の試合会場に、結構おった

ほんなら・・・試合の合間に、1試合場向こうで、2年生男子の部に出場してる、YAMATO(ウチの三男)の試合が目に飛び込んできた

普段は、ほとんどって言うくらい、我が子の試合には、ついてやることはない

やっぱり、監督である以上・・・あずかってる生徒を優先してやることが、本来の姿やと思うから・・・

 

せやけど、たまたま、空いてたから、YAMATOの試合を、そばでアドバイスをすることができたimg_9959

俺は・・・「負けてもええねん! 投げられてもいいから、正々堂々と胸を張って柔道したらええ!」・・・勝敗なんか、これっぽっちも考えることなく、そないアドバイスを送った

それどころか、親指を立てて、「頑張れ!」って無言のメッセージを送ったら、YAMATOは笑って頷いてたくらい(目ン玉に、力込めるわけでもなく)、普段と変わらんやり取りすら、そこにはあった

 

そうこうしてるうちに、1年生の小僧(壮真)の試合が始まりそうやったから、その場を離れたねんけど・・・

結局、小僧の試合越しに、YAMATOが見えた時には、相手に勝ち名乗りが挙がってた

 

俺は、「あぁ、負けたんや?」くらいにしか思ってへんかったねんけど・・・

その後すぐに、その試合会場で、女子の試合が始まったねん(^_^;)

 

せやねん!

そのYAMATOの試合って・・・決勝戦やったねん

 

俺は、そんなこと、まったく分かってへんかった(っちゅうより、入賞すること云々は、そんなに重要視してない)から・・・「負けてもええねん!」なんて、普通にアドバイスを送ってた

・・・かと言うて、決勝戦って分かってたら、勝ちに拘った柔道をするようにアドバイスしてたんか?って言うたら・・・まったく、そんなことはあれへんかったやろな

おそらく、同じことを伝えてたと思うよ(^^)

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

何を云わんとしてんのか?

それくらい・・・今現在の結果云々なんて、北岡道場で子供たちに指導させてもらってる「俺」には、ホンマに価値のないもんやっちゅうこと

我が子(道場長・指導者の息子)が勝ち続けてたとしたら、そない吐き出しても信憑性に欠けるけど・・・

現に、我が子の試合結果でさえ・・・そんなもん、「まったくもって、どうでもいい」って考えてるくらいやから・・・生徒全員に対しても、もっと違う部分にフォーカスしてやりたいなって考えるばかりやよ

(ちなみに、YAMATO・・・今回は、準優勝してたけど・・・先日のスポ少県大会個人戦では、チョロっと1回戦で負けてたよ(^^))

 

 

せやからこそ、「一生懸命頑張ってきたこと」を、最大限に褒めてやることだけは、絶対に忘れへんようにしてるねんけど・・・

「果たして、子供たちには、どんだけ伝わってるんやろか?」って、考えさせられることがあるんよなぁ~(^_^;)

 

だって・・・俺らは、通りすぎてきた道やから、客観的に見て、いろんなことが理解できるやん!?

せやけど、子供らにとったら・・・img_9939

「相手の子たちは、自分たちの2倍も3倍も練習量をこなしてる」とか

「相手の子の、柔道センスは素晴らしいもんがある」とか

「自分より早く、第二次性徴を迎えてる」とか

そんなこと、分かれへんやん!?(^_^;)

 

せやから・・・一生懸命頑張ってるあの子らが、そんな理由で、何回か「負け」が続いてしまった時に・・・

「柔道自体を、嫌いになったりせえへんかなぁ~?」って、考えることがある

所帯が大きくなって、人数が増えてきた分・・・その部分を、子供たちに、どないして伝えていってやれるんか?が、今後の大きな課題やなぁ~って感じてる

 

勝ってる子に、「柔道」を続けてもらうことは・・・そない難しいことではない

せやけど・・・負けが続いてる子に、たとえ「未来は、今と同じやない!」って伝えたとしても・・・悔しさと歯がゆさが、心の大半を支配してる彼ら彼女らが、どんな想いで「柔道」を続けてくれるのか?は・・・ホンマに不明瞭やと思う

 

せやけど、負けが続いてる子が、この先も、ずっと負け続けるんか?っていうたら・・・そんなことはない!

淡々と過ごした日々の中でも・・・普通に追い越す時が訪れるから、これがまた、面白い(^^)

必ず、成長に伴って、入れ替わりが生じてくるし・・・今、どんなにもがきまくっても勝たれへんかったような子にも、普通に勝つようになることさえある

『柔道』が好きって、最高やん!?

 

せやから・・・俺の考えの中には、絶対に存在せえへん選択として・・・img_0014

大切な子供時代の時間を削って、練習量を増やしたり・・・

成長過程の体に、トレーニングで負担をかけすぎたり・・・

怪我(心の故障含め)につながるような、無理な負荷を加えたり・・・

・・・それらは、絶対に避けた方がいいように感じるなぁ~(^_^;)

 

今、そんなことをせんでも・・・数年後には、肉体的、技術的に、ほとんどの子が、同じライン上に揃うから・・・

※逆に、今無理してもうて、その時期に故障でもしてたら、スタートラインにさえ立たれへんことかってあるねんから(^_^;)

ほんで・・・心配せんでも、結果が、練習量に比例せえへんようにもなってくるから・・・

必ずと言うていいほど・・・入れ替わりは、生じてくるから・・・(^^)

特に、「『心』が生き生きしてる」奴らには、どんだけもがいても、勝たれへんもんやよ

 

多分・・・ほとんどの指導者(高校、大学と、それなりの場所(強豪校)でやってきた人なら、なおさらやわ)は、それらを経験してきてるやろうし・・・また、少なからず、伸びていく子、落ちていく子の入れ替わりを、客観的に見てきてるはずやから・・・分かってると思うねんけどね(^^)

ご父兄の方々も・・・形は違えど、人生経験として、同じような状況を客観的に経験して来られてるはずやから・・・分かってると思うねんけどね(^^)

 

でも、なんでなんやろね?

指導者とか、親って・・・目先のことに、右往左往してしまうんよね?(笑)

俺も、数年前は、(長男に)そないしてもうてたし・・・(苦笑)(^_^;)

 

 

ほな、「『心』が生き生きしてる」って・・・何やねん???

俺は・・・「柔道は楽しい!」「柔道が好き!」ってことやと、個人的にはそない考えてるし、そない感じてる

 

せやから・・・

道場に来れば、仲間がおる(仲間と遊べる)

今日は、先生・・・どんな面白いことを言う(する)んやろう?

練習の中であっても、例え試合で負けたとしてでも・・・「良かった部分」を見つけて、それを思いっきり褒めてやること

また・・・例えば、ウチの恒例の「合宿」は、全体像としたら、ほぼ遊びやけど・・・実は、初日の練習は、他県の強豪選手と、自分たちが普段やってる通常の何倍も濃い練習をこなしてる

それは・・・翌日の「スパリゾートハワイアンズ」が待ってること・・・仲間も隣で頑張ってること・・・などなど・・・

そんな部分から・・・「シンドイことも、楽しさに摩り替えてしまえる!」

 

俺自身・・・そこに、かなりの動力をつぎ込んでるって言うても過言やないくらい、子供たちの『心』をくすぐるようにしてるねんや(^^)

 

『柔道』=『北岡道場』

実際に、先に進んでいったら・・・そんな甘い世界やないのは、俺自身が一番理解してる

 

だからこそ・・・「その時が来ても、逃げだしたりせんように、今からやらせておくべき!!」っていう考えも、頷かれへんわけでもない

実際・・・俺らは、そんな世界で生きてきたねんからな

 

せやけど・・・「柔道」「野球」「サッカー」etc、また「勉強」も・・・昔ながらの凝り固まった考えやなくて、『=「楽しい」』にしてやる方が、子供たちは、自ら行動を起こすんやないんやろうかなぁ~?って、俺は期待しまくってんねん

俺ら大人であっても、そうやねんから・・・子供は、もっと単純やないんかなぁ~って(^^)

 

それを・・・如何なる形で、子供たちに伝えてやることができるんか?img_0033

 

俺自身、「場所取り」の件含め・・・まだまだ、人として、教育者として、勉強せなアカンことが、山ほどあるわ(^_^;)

だって俺ら(教育者)は・・・親御さんたちから、「自分の『命』よりも大切な子供」をあずかってるねんからね

 

 

 

さて・・・

今年の試合は、全部終わったなぁ~

残すは・・・12月23日の「北岡道場杯&納会」・・・それと、12月30日の「北岡道場OBOG会」

合宿に並ぶとも劣らへんくらい、大事な行事かも知れへん(^^)

 

 

試合云々、試合結果云々よりも・・・私の「このような考え」を信頼してくださって、子供さんを預けてくださってる、北岡道場のご父兄の皆さんには、ホンマに感謝してる

だから、やっぱり・・・試合よりも、試合結果よりも、「子供たちの『心』」を、思いっきり揺さぶって、「感動」させてやりたいと思う

 

「感動」とは・・・感じて動くこと!img_9849

『心』を揺さぶられて、感じて動いたら・・・あとは、きっと彼らがムーブメントを起こすやろ!?

「感動」した経験の多い奴ほど、豊かな心を持ち合わせてくれるはずやから・・・

俺は・・・そない信じてる!

 

元気出していこう!

READY! GO!!

 

 

 

 

先日・・・ちょっと、卒業生と電話で話すことがあった

なんか・・・悩んでるようやった

電話越しに、それを感じたから・・・「いっぺん、道場来いよ!(^^)  子供らの笑顔を見たら、原点に戻れるんとちゃうか?」・・・そない伝えてやった

ほんなら・・・その日に、道場に現れよった

 

いろんな話をした

ほんなら、やっぱり「悩み?」を抱え込んでて、ものごっつい行き詰まっとった

 

俺は・・・自分が経験をしたこと・・・ほんで、この先に待つ「広い世界」・・・その子が道場に在籍してた時の話など・・・・・

いろんな角度から、その子の胸のつかえが取れるようにと、一生懸命話をした

その子は・・・感極まって泣いてた

メッチャ、しんどかったんやろうなぁ~?

 

せやけど・・・

泣くだけ泣いて・・・自分の「悩み」をぶち撒けて・・・

ほんで・・・最後には、自分の原点は「ここ(北岡道場)」にあるってことを、自らの心で再確認できたんやろうなぁ~?

「ポジティブな考えに、シフトチェンジする!」っていう約束をして、帰っていった

 

余談やけど・・・

俺は・・・高校で柔道を続けてる子たちに対しては、「技術的」なアドバイス・指導は、一切差し控えさせてもらってる

それは、今は高校の監督の「息子」「娘」になってるからやな?

せやから・・・夏の高校総体に出場した柴田高校在籍の、沙季(6期生)と夏光(7期生)に対しても・・・ちょっとしたことに気付いた時にも、監督の狩野先生に「気づいたことがあるので・・・少しだけ、アドバイスさせていただいてもよろしいでしょうか?」と、必ずお断りし・・・「いいですよ」というお返事をいただいた上で、初めてアドバイスをさせてもらったくらいやから・・・

 

 

せやけど・・・彼ら全員に対して、「心」の部分に関してだけは、いつでも相談に乗ってやるつもりでスタンバイしてる

それは・・・『故郷』に帰ってきたからこそ吐き出せること・・・思い出せること・・・羽を休めさせてやれること・・・いろいろあるからやな?

『故郷』で、十分に休息を取ったら・・・また「自分の戦場」に帰っていかざるを得んねんから・・・

 

 

今回、その子も・・・・・

「道場に来て良かった」って感じてくれてたらええねんけどなぁ~

「北岡先生と話せて良かった」って感じてくれてたらええねんけどなぁ~

 

 

 

俺・・・卒業生を送る時に、伝えてることがある

これからの人生・・・自分が消えてしまいたくなるような出来事にも、きっと遭遇するやろう

その時は、立ち止まっても、座り込んでもかまへんから・・・無理をせんと、在らぬことを考えんと、どうか後ろを振り返ってほしい

俺は・・・いつでも、ここ(北岡道場)におるから・・・

俺を振り返って、仲間を振り返って、自分の頑張ってきた「誇りある場所」を振り返って・・・どうか、自分自身の大切な羽(心)を休ませてあげてください

ほんで、また、前に進む準備が整ったら、俺に背を向けて前を向いて歩き出してください

・・・・・って

 

 

「卒業生が返ってこれる場所」

彼らにとって・・・いろんな意味で、ここ(北岡道場)は、大切なもんがいっぱい詰まってる場所であってほしいなぁ~(^^)

 

 

卒業生諸君!

どうか・・・

与えられた環境の中で、最大限の努力をしてくれ!

ほんで、エネルギッシュで、元気な顔を見せに来てくれ!

 

年末には会えるかな???

時々・・・羽を休めに来いよ

待ってるから・・・

 

元気出していこう!

READY! GO!!

 

 

 

 

 

 

「競争社会」に立ち向かう逞しさ

世の中、ホンマに「競争社会」って言われてる

仕事、教育、スポーツ、なんの世界でも「競争」という言葉が付いて回る

企業競争、教育競争、スポーツ競争・・・いずれ、近い将来、大半の子たちが、そういう中に飛び込んでいくことやろう

せやけど・・・

小学生・中学生に対して・・・大人が客観的に見えてるもんを、ナンボ説明しても・・・自分自身で、身を以て経験してへんことを、完全に理解できるわけがない

せやから、今は・・・目に映る度合いの、自分が目指す場所、自分が目指す相手を定めて、切磋琢磨することを怠らず、自分を成長させていくことができたら、ただそれでええんとちゃうんかな?

今は・・・決して諦めることなく、たとえ「負け」が続いたとしても、自分を鼓舞して、一生懸命立ち向かっていける「勇気」を手に入れてもらう時期やと思うなぁ~

 

 

世の中が思うようにならないことの自覚

世の中、自分の思い通りに事が運んだら、どんだけ楽なんやろう?

恥ずかしながら・・・俺自身、今でも、しょっちゅう、そんな風に思うよ

せやけど、そんなことはありえへん

どんだけ努力しても叶えへんこと・・・どんだけ一生懸命になっても伝われへんこと・・・どんだけ頑張っても報われへんことetc・・・

自分の思い通りにはなれへんっちゅうことを、重々理解してもらいたいなぁ~って思う

 

 

心(気持ち)の強さ

どんな困難なことがあっても、心(気持ち)が折れることなく立ち向かっていけるように・・・

柔道を通じて、強い「心」を培ってほしい

たとえ、「負け」が続いたとしても・・・何べんも何べんも立ち向かっていくしぶとさ

ほんで、「今に見とけよ!」・・・そう思える心が、人を成長させるんやと俺は思う

諦めることなく、前に前に進んでいってほしい

 

 

感情(怒り・欲求等)の抑制

もしも、感情を抑制することなく、怒り散らして、暴れまくったら、どないなる?

そらぁ、大変なことが起こるよ

その「感情の抑制」ができへんから・・・人を殺してしまったり・・・物を盗んでしまったり・・・してしまうんとちゃうんかなぁ~?

せやから、如何に「感情を抑制」することができるんか?

自分の思い通りにはいかへんことを自覚して・・・ちゃんと、「感情を抑制」せなアカンで

 

 

他人に対する思いやり

人は、独りでは生きていかれへん

人と人との間がつながってこそ、「人間」になるんやから・・・

「人間社会」では、相手を思いやる心は、ものごっつい大切やと思う

自分の利欲、目先のことばっかり考えんと・・・自分に重ね合わせて、自分が「嫌や!」って思うことは他人にはせず・・・相手を思いやること

「天国と地獄のスプーン」の話やないけど・・・与えるものは与えられ、与えられるものは与える・・・その人の心構えとか、態度・対応によって、その人のおる場所が「天国」にも「地獄」にもなるっちゅうことやで

 

 

『辛抱』と『努力』をすること

「辛抱」と「我慢」は、よう似てる言葉やけど・・・俺は、違うと思ってる

「辛抱」とは・・・辛さを抱いて、目標に向かって突き進んでいくこと!

せやから・・・どうか、自分の将来を見越して、「辛抱」をしてほしい

 

「努力」の「努」は・・・「女」「又」「力」って書く

女性(「女」)が子供を産む時に、命がけで股(「又」)に力(「力」)を込める(『努』)

それくらい「力」を入れろ(『力』)

それが・・・『努力』

もちろん、これは・・・俺の勝手な解釈やから、正しいもんではないねんけど・・・

俺は、『努力』っちゅうもんは、それくらいの覚悟でせなアカンもんやと考えてんねん

 

せやから、『辛抱』と『努力』を怠るな!

 

 

不平不満を云わぬこと

不平不満を言い出したら、きりがあれへん

そんなもん、グータラグータラ吐き出す暇があったら、物事をポジティブに捉えて、前に前に突き進んだ方が絶対にええと思う

例えば・・・

「俺は、体が小さいから・・・」

「私は、力が弱いから・・・」

「あいつは、お父さんが柔道をしてたから・・・」

「あの先生は、教え方が下手やから・・・」

「あの教科さえなかったら・・・」

そんな、しょうもないことを、吐き出しても・・・世の中、思うようになれへんねんから・・・

不平不満を云わんと、一生懸命頑張れ!

 

与えられた環境の中で最大限の努力をすること

週に2回の練習時間を言い訳にしたらアカン

隣の畑は良く見えるけど・・・その畑に移ったら、何事もうまくいくっちゅうもんやあれへんで

「今」、与えられた環境の中で、最大限の努力をせえへん奴は、どこに行ってもいっしょ!

もっと言うたら・・・「今」、やれへん者が、「明日からやります! 1か月後からやります!」って言うたかって、できるはずがない

「今」やる奴は、環境なんか、言い訳にはせえへんねん!

 

勘違いしてほしくないねんけど・・・

俺は時々・・・

「彼らの「その時」は「今」じゃないんやろう?」

「「今」は、そこまで躍起にならんでもええねん!」

・・・って書くけど・・・・・

その「今」っちゅうのは・・・「徹底的に、結果を求めるのは「今」じゃないよ!」って言うてるだけであって・・・

「与えられた環境の中で、「今」、一生懸命頑張る」ことは、彼らの将来の糧になるべく、絶対に怠ってはいかんことやとは思ってるで!?

 

ナンボ頑張っても、成長途中である彼らにとっては、心身の成長度合い(それも、本人に与えられた環境)によっても、ものごっつい「結果」が左右される時期であるやろう

せやから、「高校生、大学生になった時、また社会に出た時・・・そうやって、周りとの心身の成長が一律にそろった時に、死に物狂いで努力して、『結果』をもとめてこそ、価値のあるもんなんとちゃうんかな?」ってこと

 

だから俺は・・・無理強いはせえへんし、躍起になることもせえへん

「今」は・・・自分が選んだ道、自分が選択した場所・・・そう、「与えられた環境の中で、最大限の努力をする」

それさえ覚えとったら、どんな環境でも、最大限の努力ができる人になるはずやよ

せやから、「今」は・・・ただ、それだけを怠らへんかったら、それでええねん

 

 

弱い者いじめをしないこと

当然やわな!?

自分より弱い者をいじめるなんてことは、以ての外や!

 

おまけに、もっと質が悪いのが、徒党を組むことや

突っ張るんやったら、独りで突っ張れ!

自分が弱くて、信念がない奴ほど、徒党を組む傾向があるよなぁ~

人間も動物やから、本能で「群れを成す」ことは、否めへんけど・・・

せやけど、人間やからこそ・・・何事も、徒党を組んでしか行動できへん者には、人は集まってけえへんと思うよ

 

ほんで、人や場所を見て行動するな!

相手が誰であろうと・・・どんな場所であろうと・・・同じ行動を取らなアカンねん!

 

いずれにしても・・・

単独やろうが・・・徒党を組もうが・・・

自分より、弱い(体力、立場等)者を、いじめるなんて、以ての外や!っちゅうことや

 

 

 

嫌なことがあった時、『北岡道場』を頼ること

特に、学校生活に於いての「いじめ」「仲間外れ」など・・・形はどうあれ、存在するのは事実やな

せやから・・・道場の仲間、道場の先生を頼りにして・・・何かあった時は、必ず相談すること

独りで悩んで、良からぬことを考えるな!

要するに・・・「自ら、命を絶つな!」ってこと

 

殴られた痛みは、腫れが引いてきたら、ある程度は少なくなってくる

せやけど・・・

心に傷を負った痛みは・・・ある意味、体に大怪我を負わされることよりも辛い時がある

心の傷は・・・負った者にしか分かれへん

一生、消えへん傷さえある

 

でも・・・「家族」や「仲間」がおったら、その傷は、限りなく癒されるねんで

せやから・・・『北岡道場』を、必ず頼ってほしい

ほんで、また・・・卒業してからも、立ち止まることを余儀なくされた時・・・「ここ(北岡道場)」に帰ってくることで、何かに気づき、何かを思い出し、前に進む材料になれるような・・・そんな大切な場所であってほしいと願うよ

 

 

 

 

 

『北岡道場』では・・・練習を始める前の整列の時、以上の道場訓を全員で斉唱してる

子供たち(特に、ちっちゃい子)にとったら、いったい何を唱えさせられてるんか?さえ分かれへんかも知れへん(^_^;)

せやけど・・・全員で斉唱する

ほんで、時々、今書いた内容を説明するねん

 

それでも、きっと分かれへんことやと思う

せやけど、俺は説明する

 

彼らが、本当に困った時、これらのことを少しだけでもええから、思い出してくれたら・・・

彼らが、やがて大人になった時、これらのことの意味を、自ら考え始めてくれたら・・・

そう思って・・・彼らを、未来で待つつもりで・・・斉唱するようにしてるし、時々説明もしてる

 

 

 

親になって、我が子を教育、子育てし始めて・・・21年!

道場設立し、教育者になって・・・10年!

 

今、道場に在籍してくださってるご父兄の皆さんよりは、「子育て」「子供の教育」という観点では、ちょっとだけ経験値が多いんやろな?って、自負がある

せやから・・・一歩引いた位置から、客観的に見えるものも、皆さんよりは多いと思う

 

 

子供に対する「教育」「子育て」っちゅうのは・・・

足元ばっかり見とったら、迫りくる崖が見えへん場合がある

せやけど・・・

背伸びして、遠くばっかり見とったら、足元の小石につまづく

分かってはおるねんけど・・・親や指導者は、そこを見失ってしまうことが多々ある

 

 

しょうもない例え話やけど・・・

スーパー銭湯で、「ええ湯加減」の風呂に、長いこと浸かってたら・・・いろんな人や人間模様、いろんな物事、ほんで良くも悪くも経験が、入れ代わり立ち代わり見えてくるもんやねん(^^)

熱過ぎるサウナには、長いことは入ってられへんし・・・冷た過ぎる水風呂にも、長いことは浸かってられへん

 

俺は・・・だいぶ長い間、「ええ湯加減」の風呂に浸からせてもらってるから・・・サウナから、大汗流して出てくる人・・・水風呂で体を冷やす人・・・滑って転ぶ人・・・いろいろと、この目で見てこさせてもうた

せやけど・・・すべての人が、最後は風呂から上がっていく

そう・・・子供が成長するにしたがって、皆が最後は「子育て」を終えていくねんな

 

ほんで、また・・・子供も然り・・・

そのプロセスで・・・

親に、嫌々サウナに連れていかれてた子は、「サウナは熱くて嫌な場所」ってしか認識できてへん子もおる

また・・・

親のそばで、「ええ湯加減」の風呂に、ずっと大人しく浸かってる子も、これまた問題やわな?

それでも・・・全ての子供たちは、やがて成人して、社会に出ていくねんよな

 

 

大人は、スーパー銭湯って、こんな場所やって理解できてるけど・・・

子供にとったら・・・スーパー銭湯は、アミューズメントパークと変わらんやん?

せやから・・・大きな風呂で泳いでみたり・・・水風呂で水を掛け合ったり・・・露天風呂で遊んでみたり・・・

でも、それこそが・・・子供にとっての、掛け替えのない「経験」になるんやないんかなぁ~?って、俺は思うねん

 

サウナのドアを開けたり閉めたりしてたら、オッサンに怒られる

水風呂の水をジャブジャブやって、オッサンに掛かったら、「冷たいやないかっ!」って怒られる

湯船にタオルを入れてたり、潜ったり、泳いだりしてたら、オッサンに怒られる

たかだか、銭湯でも・・・オッサンに怒られて、ルールを学ぶことが、ぎょうさんある

 

大人になったら・・・

汗を流したくて、サウナに入ることもあるやろうし・・・

水風呂で、頭と体を冷やさなアカンこともあるやろうし・・・

電気風呂で、腰に電気を流さなアカンこともあるやろうし・・・

ほんで、また・・・露天風呂で、星を見ながら「ゆとり」を感じることが必要な時もあるやろう

そない考えたら・・・やっぱり、大人になった時、スーパー銭湯の楽しみ方を、ぎょうさん知ってる人に育ってほしいやん!?

 

「ええ湯加減」の風呂に、長い間浸からせてもらってたら・・・いろんなことが、いろんな視点で見えてくるもんやねん(^^)

 

せやけど・・・俺は、まだ、「ええ湯加減」の風呂に浸かって、いろんな人や物を見てる段階やけど・・・

俺の親父(道場設立30数年の道場長)は・・・もう既に、風呂から上がって、扇風機の前に立って、コーヒー牛乳飲みながら・・・

俺も含めて、風呂の中で右往左往してる人や物を、きっとガラス越しに眺めてるんやろなぁ~(^_^;)

 

 

熱過ぎてもアカンし・・・冷た過ぎてもアカンねん

「ええ湯加減」が、一番長い間、浸かってられるねん(^^)

 

人生も同じ・・・

どんな場面であれ・・・最後まで残って、笑ってられるのがええんとちゃうんかな?

 

子供の頃の自分・・・今現在の自分・・・いろんなことを重ね合わせて・・・

そういう観点で、「子育て」「教育」に携わってみたら・・・

結構・・・親や指導者の方が、子供たちよりも、もっともっと学ばなアカンことが多いような気がするのは・・・俺だけなんかな???

 

親も指導者も・・・一生、彼らの面倒を見ていく訳にはいかへんねんから・・・

俺は、次の『師匠』にバトンタッチするまでの間・・・「今」伝えてやらなアカンことを、見失わんようにせんとアカンと思うねんよなぁ~

 

親は、もちろんやけど・・・子供の頃に、深い接点を持った教育者も・・・子供の心に、多大なる影響力を及ぼすはずや

 

子供は、いずれ・・・

親の言う通りに、行動せえへんようになる

親のした通りにしか、行動せえへんようになるねん

 

「その親にして、その子あり」よ

責任重大やで・・・ホンマ(^_^;)

 

 

元気出していこう!

READY! GO!!

 

 

 

 

 

 

 

 

10月9日(日)・・・講道館に於いて、上記の大会が開催され・・・北岡道場から、「小野崎 倭」が出場させていただいたimg_9994

 

宮城県内で、団体戦(4・5・5・6・6年)を行い・・・優勝チームから2名、2位・3位・3位チームから1名ずつ選出され、県の代表として団体チームを組んで挑む大会

県大会で優勝した大崎柔道クラブの選手を筆頭に、下記の選手たちで、全国大会に挑んできた

 

先鋒:佐々木選手(若柳柔道スポーツ少年団)

次鋒:工藤選手(大崎柔道クラブ)

中堅:島野選手(仙台柔友会)

副将:小野崎 倭(北岡道場)

大将:渡邊選手(大崎柔道クラブ)

 

結果は・・・・・

残念ながら・・・1回戦で、長野県チームに1-0(指導1の差)で惜敗やった

 

 

俺も、今回は・・・SOと二人、講道館まで応援に行かせてもうた

「今回は・・・」???

 

少年柔道の全国大会が、各地で開催されるたびに、他県で道場を運営してる後輩から電話が掛かってきては・・・

「先輩・・・「北岡道場」から生徒が出場してるのに、会場に来てなかったじゃないですか!?」とか・・・(^_^;)

会場に出向いてる時は(先日も、茨城の後輩に言われたねんけど・・・)・・・

「先生・・・今日は、来てるんですね?(笑)」とか・・・(^_^;)

 

ものごっつい、適当な監督やと思われてるみたい(恐らく、宮城県内の方も、そない思ってる方もおるやろうなぁ~(^_^;))やから・・・

もう時も過ぎたし、今は笑ってられる状態になったから・・・過去を振り返りながら、この場を借りて弁解さしてもうとくわ(^^)(^^)(^^)

 

 

約3年ほど前からかな?

ウチの道場から、(小学生・中学生含め)全国大会、東北大会に、多数参加させていただくようになったんは???

3年前は、確か「広島県」で、「全国小学生学年別柔道大会」が開催されたはずやったと思うねんけど・・・

 

その年の6月頃?・・・ウチの会社に激震が走った

接骨院業務と共に、「2本柱」で稼働してた「訪問マッサージ事業」が、ある事情で稼働できへんようになってもうたねん(^_^;)

しかも、その年の頭から動き出し・・・銀行から、1000万近い金額を融資してもらって、新たな接骨院(分院)を開院(5月)した矢先の出来事やった

 

 

もちろん、駆け出したばっかりやから・・・新たな接骨院(分院)は、利益を生むはずもなく、融資してもらったお金は、毎月毎月どんどん減っていく一方(^_^;)

「2本柱」って言うくらいやから・・・「訪問マッサージ事業」の不稼働による、会社の傾きたるや、そらぁもう、激しいもんやった

 

そのうえ、悠葉先生(長女)は東北高校在学中、REN(長男)は和歌山北高校に入学したばっかりで寮生活、YAMATO(三男)も幼稚園に行ってた時やったから・・・毎日毎日、毎月毎月、湯水のようにお金が出ていく時期でもあったねんな

正直・・・俺と明美(妻)は、八方塞がりの状態やった

 

限りなく、時間の制約があったもんやから・・・彼女(明美)が、働きに出ることは、非常に困難やった

せやから、俺らは・・・

一つ1円にもなれへんような内職(箱を折ったり、書類を折ったり、ティッシュを詰めたり)を、接骨院業務が終わってから、毎晩毎晩、夜中遅くまでやったり(1年くらいは、続けたんとちゃうんかなぁ~?)・・・

当然、日曜・祝日は返上で・・・時間の許す限り、予約を受けて接骨院を開けた

 

「道場を売却せなアカンのかなぁ?」

・・・恥ずかしながら、そう考えざるを得んくらい、俺らは窮地に追い込まれとった

 

逆に・・・

「道場を売却したら、どんだけ楽になることやろう?」

正直・・・そない思ったのも、一回や二回じゃなかった(ごめんなさい)

 

でも、それだけは、できへんかった・・・

「できへん」って言うより・・・絶対にする訳にはいかへんかった

 

たとえ、スタッフが起こしてしまった事案で、事業が続けることができへんようになったとはいえ・・・元は??というたら、自分が蒔いた種やから・・・「責任」は、『長』である自分自身にある

せやから・・・その「責任」(尻拭い)を、道場の子供たちに被せるわけにはいかへんかったんや

 

俺らは・・・車を売却して、洋服に始まり売却できるもんは、すべてネットオークションに出品して、接骨院待合室の新聞の購読を切り、保険を解約して、食べる物を限りなく節約してetc・・・とにかく、お金を作った

せやけど・・・作っても作っても、出ていくもんが多すぎて・・・銀行に頼んで、ランニングコストを落とす手配をしてもらい・・・せっかく立ち上げた新しい接骨院を売却して・・・・・毎日毎日、平静を装うのが、メッチャしんどいと思うくらい、崖っぷちに立たされとった

 

「とにかく、道場だけは潰すわけにはいかへん!!」

道場生、OB生、また、良くしてくれる父兄の方々のためにも・・・

せやから・・・

道場生はもちろん、道場のご父兄の方々にさえ、誰にも悟られんように、俺と明美はポーカーフェイスを装ってた

 

それでいても・・・内外部から聞こえてくる・・・

「全国大会には、同行しない監督」

「自分の息子が出場する時以外は、どうでもいい監督」等々・・・

 

ウチの道場の父兄達は、聞こえてくる「その内容」を、スルーしてくれてたのか? 俺を信頼してくれてたのか?

いずれにしても・・・「道場を売却せなアカンかも知れへん?」状況を、せっかく子供たちを預けてくださってる皆さんに悟られて、心配させるわけにはいかへんかったから・・・・・

「俺が行かんでも、宮城県チームの監督がおるやろ?」

「俺のアドバイスがなくても、独りで戦えるやろ?」

そない言うては・・・子供たちに対する申し訳なさを、ずっと噛みしめながら・・・俺は、内外部から聞こえてくる声に、ずっと我慢するしかなかった

 

余談やけど・・・

その年の秋に・・・和歌山のお義父さんが、白血病で倒れてる

ホンマに、悪いことっちゅうのは、重なるもんや・・・

せやのに・・・明美を、その場に行かせてやることもできへん「情けなさ」は・・・言葉で言い表されへんくらい、ホンマに刹那かった

ほんで、また・・・

遠く和歌山で、独りで頑張ってるRENの試合に関しても・・・高校在学中の3年間に、俺らはたったの一度(最後の高校総体)だけしか見に行ってやられへんかった

せやから、俺は・・・彼の最後の試合の後、「ずっと、独りで戦わせてきて・・・ゴメンな」って、自分より大きくなったRENを、思いっきり抱きしめて、涙した覚えがある

 

そんなに苦しい時期であっても・・・人の口には、戸を立てることはできへん

人は、「現実」を見て判断するのは当然・・・せやから、何を言われても、しゃあない状況ではあったねんけど・・・

それでも・・・そんな時期やったからこそ、聞こえてくる「心無い内容」には、ホンマに愕然とさせられたし、「人」を恨みそうになったことさえあったなぁ~

 

 

その翌年の「岩手県」での「全国小学生学年別柔道大会」は・・・ようやく、事業の足元が少しずつ固まり始めた頃やったけど、それでも、喜び勇んでは、よう行かへん状況は続いてた

せやけど、その年は・・・あるご家庭(道場生)の家族旅行に、ちょっとだけ便乗させてもらえることもあって、会場に足を運んで、選手たちのセコンドに付いてやることができた

 

 

また、その翌年(昨年)は・・・「山梨県」での「全国小学生学年別柔道大会」、「講道館」での「日整全国少年柔道大会」があったねんけど・・・

会社の傾きも、かなり立ち直ってきて、事業の状況的には「道場を売却せなアカン」なんてことは考えることも少なくなって、ある程度の融通も利く状態には戻ってきてた

せやけど・・・

実は、この年が俺ら(北岡家)にとって、一番の難関な年やったねん(^_^;)

 

2年前、会社に激震が走った時から・・・何が何でも、「この年」に、彼に頭を下げて謝らなアカンことだけは避けたい

せやから・・・与えられた環境の中(身動きが取れる限界の中)で、最大限の努力を怠ることなく、「この年」に照準を合わせて踏ん張ってきた

「たら」「れば」は、言うても、しゃあないことやけど・・・

あのまま、何事もなく事業が進んどっ「たら」・・・そんなに切羽詰まった状況に陥ることはなかってんけど・・・

せやけど・・・神様が、俺らに与えた「試練」やったんか?

それとも・・・神様が、調子に乗っとった俺らに落とした「雷」やったんか?

いずれにしても・・・俺らにできることは、与えられた「現実」を、自らの力で少しでもいい方向に向かわせるよう、立ち向かうことしかなかった

 

せやから・・・

この年を乗り切らんと・・・俺自身、一生後悔するやろうし、彼自身にも、一生後悔させてしまうやろうから・・・ホンマに必死な年やった

「最後の切り札に・・・」と、残してたファミリーカー(ハイエース)を売却して、できる限りの「現金」を手元に置いておく必要があった

(それに伴い・・・家族5人いるにもかかわらず、ウチのメインカーは軽自動車になってもうた(^_^;))

そう・・・RENの大学進学を決める年やったねん

 

どこの大学に行くのか?

どれだけの学費がいるのか?

寮はあるのか? それとも、アパート住まいなのか?

融資は受けれるのか?

奨学金は借りれるのか?等々・・・

寮がなかったら、どんだけ安く見積もっても・・・学費を月割りして、家賃、生活費、遠征費等々・・・月々、17~18万円はいるやろう?

おまけに・・・初年度は、入学金、教科書代、大学の柔道衣、引っ越し費用、生活に必要なものを購入等・・・その他に、ざっと100万円は出るやろうし・・・

 

事業が傾いて、やっとの思いで立て直しはしたけど・・・個人の貯金は、会社の立て直しに補てんしたから、すっからかん

「ホンマに、困難を極めるであろう」・・・大変な年を迎えてた

 

さすがに、昨年出場した、タケルの親父さん(ヤマタケパパ)とJOEの親父さん(太郎さん)には、内情を話して、了解をいただいてたけど・・・

それでも、ものごっつい心苦しかったのは、事実やったなぁ~(^_^;)

 

タケルとJOEに限らず・・・

東北大会に行ってやることができへんかった、沙季ちゃん

広島の大会および、東北の強化合宿にさえ行ってやることができへんかった、瑛美

ホンマに、申し訳ないことをしたと思ってる

 

せやけど・・・お陰さんで今、「そんなこともあったなぁ~?」って振り返りながら、道場を続けていけてるから・・・どうか、「よし」としてほしい(^_^;)

でも、ホンマに申し訳なかった・・・・・ゴメン

 

 

 

そんなこんなの、誰にも打ち明けることのできへん時期を、黙って過ごしてきたねんけど・・・

今年は・・・ヤマトの応援に行かせてもらうことができた(^^)

(まぁ、事業の方も・・・軽く、左団扇(札束の(笑))で扇げるくらいになったからなぁ~(^^)(笑)(笑)(笑)(^^))

 

冗談はさて置き・・・(-_-;)(-_-;)(-_-;)

 

何とか、事業の方も落ち着きを取り戻したし・・・今春から、悠葉先生も短大を卒業して働き始めてくれたし・・・RENの進学に対して、融資も受けれたし、奨学金も入学後から降り始めたし・・・

私事やけど・・・悠葉先生の協力もあって、この夏、普通自動車を購入することもできたしな(^^)(^^)

ようやく、普通に行動(生活)できるレベルには戻ったかなって感じかな?(^_^;)

 

※「今」になったから書けたことやし・・・それに伴って、長々と言い訳がましく書いたけど・・・・・

せやけど・・・これは「ノンフィクション」やから(笑)・・・

皆さん! 「子供に・・・大学でも、柔道をさせてやってもらいたい!」って考えてる方は・・・この先は、ホンマに覚悟しといた方がええでぇ~(笑)(笑)(笑)

 

 

 

せやけど・・ホンマに、講道館まで応援に行って良かった

もちろん、監督ではないから、観覧席からしか見られへんねんけど・・・

それでも、ヤマトに「楽しんで、戦ってこい!」って、いつも通りのコメントを叫んでやっただけで・・・ヤマトは顔つきが変わったし、物怖じすることなく、正々堂々といつも通りの柔道をしてくれてたから・・・

せやから・・・それだけで、ホンマに行って良かったって感じることができた(^^)

 

ほんで、おまけに・・・宮城県チームの他の選手に対しても、「勝ち負けなんか、関係ないんじゃ! 思いっきり、いけっ~!」って・・・俺の勝手で独断的な考えを、講道館で叫び散らしてきたよ(^_^;)

 

 

彼ら5人は・・・この先、柔道を続けていったら、きっとどこかで、チームメイト(仲間)になるやろう

今は、宮城県内で試合をする時は、お互いにガチンコでやり合って、切磋琢磨せなアカンけど・・・

せやけど、近い将来、きっと「仲間」になるであろう彼らのことを・・・必死で応援できたことを、俺自身も、ものごっつい嬉しく感じることができた時間やった

 

 

 

 

ほんで・・・やってまいりました!!「この時間」!!(^^)img_9991

講道館の前の「嘉納治五郎」先生の銅像の前で記念撮影をして、宮城県チームとして解散したはずやのに・・・

チーム5人+SOも加わって・・・向かうは、「東京ドームシティアトラクションズ」

 

親御さんの了解を取ってか?取らずか?・・・子供たちの向かう先は「東京ドームシティアトラクションズ」(笑)

遊びの時間に関しては、十二分に能力を発揮する「北岡道場」の小野崎君A(ちなみに、小野崎君Bも、相当なセンスの持ち主)

そこに、北岡君まで加わるもんやから・・・遊ぶ能力は二乗、三乗と果てしない(何しに来たねん!? お前ら・・・(-_-;))

 

今日・・・初めて話した者同志でも、まったく関係ない(特にSOは、前日からいっしょに過ごしてるわけでもないのに・・・大瑶(工藤選手)なんか、SOに引っ張りまわされてたもん(^^))

肩を組んで歩いて、いっしょに乗り物に乗って、お化け屋敷に入って・・・

それぞれが、それぞれの場所で、「柔道」というもんを一生懸命頑張ってることを、お互いに認め合ってるが故に、目には見えへん「絆」が、きっと彼らを結びつけるんやろなぁ~(^^)

 

結局・・・PM1:00過ぎから、約4時間

彼ら全員、遊びに遊びまくってたよ(^^)

 

 

 

仙台駅に帰ってきて、ホームを歩いてる時・・・ヤマトが、ポロッと言いよった

「あぁ~、楽しかった!(^^)」

宮城県の代表として、試合(東京)に行ってるんやから・・・失礼は百も承知で書かせてもらうけど・・・

俺にとっては・・・ものすごく、嬉しいコメントやった

 

出発前のブログ「大和魂!」にも書いたとおり・・・彼ら5人は、きっと「何か」を手に入れてくれたはずやと俺は思う

会場で応援させてもらったこともあり・・・彼らの感情が揺さぶられたことは、手に取るように分かる(俺も、そんな場所で同じような気持ちで戦ってきたからこそ、なおさら分かるねん)

ほんで、そのうえで・・・「仲間」「絆」を手にすることができたんやったら、さらに合格点やん!?

 

浮足立った試合内容は、鮮明に覚えてなくても・・・「仲間」と共に畳の上に立った瞬間、「仲間」と共に過ごした時間は、彼らにとって、きっと掛け替えのないものになってると思う

『感動』とは・・・感じて動くこと

彼らの心は・・・きっと『感動』したはずやよ

 

せやから・・・彼ら5人+α、小さな戦士たちを、ホンマに素晴らしく「誇り」に思える

 

 

また、みんな・・・それぞれの場所で、「切磋琢磨」しようやないか!?

ほんで、また・・・試合会場で、ガチでやり合おう!

 

ヤマトとSOに代わって言うとくわ(^^)

みんな、それぞれの場所で・・・

元気出していこう!

READY! GO!!

 

 

 

 

10月6日(木)・・・道場の練習日とは違ったねんけど・・・

和歌山県の国体チームが、道場を訪問してくれたから・・・臨時で練習をしたねんimg_7640

 

和歌山県の国体チームの監督は、俺の「和歌山北高校」時代の同級生(阪部貴行先生)

コーチは、天理大学卒業の「和歌山県立桐蔭高校」柔道部監督の齊藤光重先生

ほんで、選手として・・・

高井洋平選手

土井健史選手

一ノ瀬太暉選手

・・・・・以上の5名の方が、道場を訪問してくれた

 

高井洋平選手の「大外刈り」の説明img_7663

土井健史選手の「背負い投げ」の説明

一ノ瀬太暉選手の「一本背負い」の説明(通訳が必要(笑))

(※一ノ瀬選手は、阪部先生が和歌山北高校の教員時代の教え子で、REN兄ぃの先輩)

 

 

ほんで、皆さんが散らばって、各個人に手取り足取り、技を指導してくれた

高井選手、土井選手は、日本の代表として、世界の舞台でも活躍された方やし・・・ホンマ、道場生にとっては、貴重な経験になったんと違うかなぁ~って思うわ

ちなみに、貴行(俺は、阪部先生のことを、そない呼んでる)も、アホなことばっかり言うとったけど・・・あいつも、現役の頃は、警察大会2連覇して、全日本選手権ベスト8?、ほんで嘉納杯も入賞してるはずや(今は、アホなお笑い芸人擬きやけど(^_^;))

ほんで、齊藤先生も・・・俺らが高校3年生の時に、天理大学を卒業されて、和歌山県教員になってきた方やから、よう和歌山北高校に練習来てくれて、稽古してもうたねんねんけど・・・・・高校時代は、インターハイチャンピオンやったし、大学時代も、全日本ジュニア体重別も優勝されてる・・・実は、メチャメチャすごい方やねんで(今は、仙人みたいやけど(笑))

 

今年、岩手国体があったこと・・・貴行が、和歌山県国体チームの監督やったこと・・・前年に和歌山国体があり、高井選手や土井選手が、和歌山県チームのメンバーとして、今年も和歌山に残っていらしたこと・・・・・いろんなことが、上手いこと重なって、実現できたことやったねんや

 

いずれにしても・・・ホンマに貴重な経験をいただけたこと、心より御礼申し上げます

ありがとうございました!

 

※追伸・・・土井選手のインスタに、今回の訪問を載せてくださってました(^^)

img_7635

元気出していこう!

READY! GO!!

10月9日(日)、講道館で開催される、『第25回 日整全国少年柔道大会』に・・・「小野崎 倭(ヤマト)」(6年)が、北岡道場の代表、宮城県の代表として、副将のポジションに出場する

 

先日・・・その、壮行会?って言うほどのもんやないけど・・・みんなからの気持ちを、ヤマトに伝えた

もちろん・・・ヤマトも、自分自身の意気込みを述べてくれたし・・・・・

いずれにしても、北岡道場の代表として、気持ちで負けへん戦いをしてきてくれることやろう

 

6年生ともなれば、第二次成長期を迎え始める子も、多々いる中・・・50kg足らずのヤマトが、全国の舞台で活躍できるなんてことは、正直困難やと思う

せやけど・・・「その場所」に立つことに、俺は大きな意味があると思うねん

 

宮城県の代表選手が所属してる道場長としては、そういう発言は、非常に語弊があるかも知れへんけど・・・

それでも・・・各道場から出場エントリーされてる、他の4人の選手にしても、「その場所」に立つっていうことに、メチャメチャ大きな意味があると俺は思うんや

 

宮城県内を、勝ち上がることの難しさ

全国から集まってくる、強豪選手を肌で感じること

その場から、逃げ出したいくらいの緊張感、ほんで、恐怖感

せやからこそ・・・

そこから芽生える、ちっちゃな「責任感」

仲間や親、道場の先生、そして、サポートしてくれるスタッフへの「感謝」の気持ち

戦い終わった時の、安堵感・・・きっと、思い通りになってへんやろうから、噛みしめてる「悔しさ」

 

きっと、普段、感じることのできへん「何か」を、感じ取ってくれるはずやと思う

 

正直言うて、子供の頃の「勝敗」なんか・・・実は、ほとんど無意味なことやと思う

そらぁ、全国のトップクラスに君臨する選手たちは、センスも違うし・・・将来有望な子が、存在することは事実やで

せやけど・・・柔道をやってる子、全員が全員、そないなセンスを身にまとってる訳やあれへんし・・・ナンボ、「努力に勝る天才なし」って言うたかって、やっぱり成長過程やからこそ、この時期ならではの限界っちゅうもんもあるやろうしな

せやから・・・臆することなく、守りに入ることなく、全力で戦ってきてほしいなぁって・・・ただただ、そない思ってる

 

 

柴田高校監督の狩野先生(沙季、夏光、滉太を指導してくださってる先生)のお言葉をお借りしたら・・・

「北岡道場の選手は、負けっぷりがいい!!」

(もちろん、誉め言葉としていただいたねんで(^_^;))

 

 

ヤマト!!

しょうもないプライドを守ることなんていらん!

それどころか、今のお前らに、守るもんなんか、何一つない!

明日につながるように、正々堂々と真正面から当たっていったらええねん

なっ!

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元気出していこう!

READY! GO!!

 

 

 

 

 

 

先日の練習日のこと

煌(こう:小1)が・・・道場の玄関先で、泣き喚いてた

いづみちゃん(煌のママ)に、手を引っ張られながら・・・「イヤイヤ」状態で、泣き喚いとった

実は以前から、よくある光景やってんけど・・・

 

煌は、えらい遠く(仙台空港の近く)から、道場に通ってきてる

距離にしたら、20kmくらいあるんとちゃうんかなぁ~

せやから、時間も掛かるし・・・車の中で、寝てしまうらしいねんよな

 

道場に着いた時には、寝起きの状態

起きて、すぐに・・・柔道の練習になるもんやから、まだまだ、小学校1年生の煌には、荷が重い(^_^;)

せやから・・・以前から、何回か?そんな場面があったねんな

 

そのたびに・・・小学校1年生の子供のことやから、多少考慮したらなアカン部分もあるし・・・俺も、あんまりキツくは言わんと、まろやかに諭してたねん

せやけど、煌・・・最近、ある程度、俺と接点を持つようになったちゅうこともあったから・・・俺、「ええ機会やな」って思って、行動に出たねん

 

泣き喚いてる煌の、服の首の部分を持って吊るし上げて、道場の中に連れてきて・・・右頬に、ビンタ2発!

俺:「コラッ、お前!・・・今日、ここまで、どないして来たんじゃ!?  自分の足で歩いて来たんか!?」

煌:「・・・・・違います(泣)」

俺:「お前、自分で仕事して、お金稼いで、月謝払ってんのか!?」

煌:「・・・・・違います(泣)」

俺:「今日、お母さんは、何をするために、お前をここに連れて来たねん!? 泣き喚くためか!?」

煌:「柔・・道・・・する・・ためです(泣)」

俺:「ほんなら、玄関で泣いてる場合とちゃうやろがっ!? さっさと、柔道衣に着替えんかっ! お母さんは、「お前が、一生懸命、柔道頑張るやろな」って思って、お前をここに連れてきてくれてるんじゃ! お前が、泣き喚くのを、見に来てるんと違うねん! 俺の言うてることが分かったんやったら、お母ちゃんに謝ってこい!」

煌・・・いづみちゃんのとこに行って、謝ってたよ(^^)

 

俺・・・あとで、たっちゃん(煌の親父)と、いづみちゃんに・・・「煌のこと、張り飛ばして、ゴメンな(^_^;)」って言うたら・・・

「いえいえ・・・待ってましたよ! 厳しく、接してくれるのを・・・」って、言うてくれとった(^^)

 

 

 

 

また、他の練習日のこと

承ちゃん(小5)が、兄貴(健ちゃん(中1))に、柔道衣に、お茶をこぼされたらしく・・・また、それで、健ちゃんも、それに対して謝れへんかったらしく・・・練習後に道場内で、激しい兄弟喧嘩が勃発!(^^)

俺・・・それくらいは、黙って黙認するねんけど・・・

承ちゃんが、あまりにやり過ぎて・・・また、ゆみちゃん(承ちゃん、健ちゃんのママ)に対して、ブー垂れて、しつこくその辺のもんに、八つ当たりしまくってたねんな

 

俺・・・あまりに、目に余ったから、承ちゃんのとこに行って・・・

「コラッ! お前、いつまで、ブー垂れとんじゃ!?」・・・そない言うて、ゆみちゃんの目の前で、ビンタ1発

「お前、お父さんの前やったら、そんだけしつこく、ブー垂れることができんのか?」

首を横に振る、承ちゃん(笑)

「俺の前でも、そんだけしつこく、ブー垂れれんのか!?」

また、首を横に振る、承ちゃん(笑)(笑)

「それやったら、お母さんの前でも、しつこくしとったらアカンやろ!?  俺の前でも、お父さんの前でも、お母さんの前でも、同じ行動を取らんかっ!  人見て、行動すんな!」

 

その時も・・・「ゆみちゃん、ゴメンな(^_^;)」って言うてんけど・・・

「いいの、いいの、先生!  かえって、ありがとうございます!」って、言うてくれとった(^^)

 

 

体罰に対して、ものごっついシビアになってる今・・・ゲンコツ落とすこと、ビンタすることが、決して、ええことやとは言われへんけど・・・

それでも、いつの時代も、子供は純粋で・・・真っ直ぐ叱ってくれるオッサンを、恨んだり、そっぽ向いたりは、せえへんのんと違うんかな?って、俺は思うんよ

実際・・・煌も、その後、普通に練習しとったし、普通に俺に絡みに来たし・・・承ちゃんも、次の練習日には、まったく何事もなかったかのように、普通に俺に絡みに来とったもんね(^^)

 

親の言うことは、「当たり前」になってもうて、聞き入れへんような時かってあるしなぁ~

せやから・・・たまに、「怖いオッサン」が登場すんのも、彼らにとってはええことじゃないんかな?って、俺は勝手に思ってる(^^)

そういった部分では・・・SO(次男)とYAMATO(三男)も、この先、ええ師匠(親父)に出会えたらええのになぁ~って、考えることがよくあるけどな(^_^;)

 

今、道場に在籍してる連中では・・・涼太、RITO、清春、恭太、健ちゃん、SO、タケル、ヤマト、承ちゃん、啓太、遼、YAMATO、一颯、優音、YUTAKA、小僧、煌・・・って、結構な人数が、俺(親父)に張り飛ばされてる(さすがに・・・女の子は、今までの卒業生含めて、張り飛ばすことはせえへんけど・・・(^_^;))

 

俺は・・・柔道の結果云々では、彼らをいっぺんも叱ったことがない

たとえば、試合に関して言うたら・・・勝っても、負けても、一生懸命戦ってきた小さな戦士たちに、「何で、あの場面で、こうできへんかったねん!?」「何で、あの場面で、技を仕掛けへんかったねん!?」なんて、絶対に言うべきではないことやと思ってるから・・・

ただただ、頑張ってきた戦士たちには・・・「よう頑張ったなぁ~」・・・その一言だけで十分やと思ってる

 

せやけど、これが・・・挨拶、返事ができてなかったり、適当に物事をこなしとったり、相手(仲間、親)に対して感謝の念がない行動を取ったり、人や場面を見て行動しとったりetc・・・が、俺の目に余ったら、そらぁ大変よ(^^)

親御さんが、居ようが、居まいが関係あれへん

目ン玉に力込めて、真正面から張り飛ばされるからなぁ~

 

子供達も・・・

最初は、「先生に、叱られるから・・・」から入ってくるけど・・・

そのうち、「何で、このオッサン(先生)は怒ってるんやろう?」って考えるようになって・・・

やがて、「これは、やってはいけないことなんだ」って、理解してくれるようになる

そうすることで、同じことを繰り返さへんようになってくる

 

まぁ、子供やから・・・時に忘れて、同じことを繰り返すこともあるけど・・・その時は、根気よく「なぜ、こうしなければならないのか?」を、いろんな例えを持って伝えてやる

そないすることで・・・親以外の、真正面から向かってくるオッサン(先生)との「絆」が、ちょっとずつ深くなってくるんやないんかな?って思うねん

 

子供は、いずれ、親の言うことを聞かへんようになる時期が来る

その時が、必ずと言ってええほど、近い将来に来るにもかかわらず・・・ちっちゃい時から、常に「切り札(頭ごなし、力任せ)」を振りかざしとったら・・・やがて、親よりも力が強くなった時に、その「切り札」は、通用せえへんようになる

それどころか・・・いつまでも子ども扱いして、「子供やから、これでいけるやろう」って考えて、「切り札」使いまくっとったとしたら・・・

子供が成長してきて、物事が分かり始め、理不尽な「切り札」の意味を理解しはじめた時に・・・親から離れてしまった我が子の「心」が戻ってくることは、非常に難しいことやと思うんよなぁ~

 

せやから・・・子育てって、ホンマに難しい(^_^;)

親御さんが、頭でっかちになって、右往左往するのも、ホンマに理解できるわ

 

 

 

俺・・・甥っ子(明美の弟の息子)がおるねんけど・・・

そいつ(虹天:そら(小1))・・・世間一般にいう、「叱られてへん子」やねんな

明美(女房)自体が、ものごっつい、まろやかな人やねんけど・・・その弟も、やっぱり、ものごっついまろやかな人やねん(^_^;)

せやから・・・っていうわけでもないねんけど、虹天は「聞かん坊」やねんな

俺が注意しても、「うるさいわっ!」「知らんわっ!」って、普通に反発してきよるくらいやからな

 

その虹天・・・1か月ほど前に、義父のお見舞いで和歌山に帰った時に、お母さん(弟の奥さん)もいろいろ忙しいやろうから、2~3日あずかって、俺ら家族といっしょに過ごすことになったねん(^^)

いっしょに過ごすからには、自分の息子(SOやYAMATO)と同じように接するのが、俺のスタンスやから・・・

 

最初は、「ああでもない! こうでもない!」って、屁理屈ばっかりこねて、ブー垂れとったけど・・・・・

ラーメン食いに行ったら・・・(親方に)「「ご馳走様でした!」は?」

俺のお母ちゃんから、ご飯をよそってもらったら・・・「「ありがとう!」は?」

飯食い終わったら・・・「自分で食ったもん(食器)は、自分で運ばんかぇ!」

黙っとるから・・・「「ご馳走様でした!」は?」

朝起きて、俺と目が合ったら・・・「「おはよう!」は?」

ブー垂れるたびに・・・「お前、自分の家におるんとちゃうねんぞ! 俺は、お前のお父ちゃん、お母ちゃんみたいに、優しくないぞ!」って、目ン玉に力込めて、張り飛ばしまくったってん(^^)(^^)(^^)

 

ほんなら、普通に・・・「おはよう!」って言うようになったし・・・食ったもんは、自分で運ぶようになったし・・・「ありがとう!」って言うようになりよった

俺は、当然・・・「ちゃんと、言える(できる)ようになったなぁ~(^^)  えらい! えらい!」って、抱きしめて褒めてやった(^^)

せやけど・・・褒められることに、あんまり慣れてへんのかな?っていう印象を受けたなぁ~

 

そんなこんなの2~3日を、いっしょに過ごしたねんけど・・・

2日間、俺に張り飛ばされるだけ張り飛ばされたのに・・・俺らが仙台に帰ったってことを聞いて、そんな「聞かん坊」やった虹天が・・・「仙台に行きたい!」って言いながら、寂しくて泣いたっていうから・・・ちょっとは、俺の真剣さも、彼の心に響いてくれたんかなぁ~って、なんか嬉しくなった

 

 

 

ほんで・・・・・

お見舞いに行ったのを最後に・・・その3~4日後、義父は亡くなってもうてんけど・・・

あれから、約1か月が過ぎて・・・

先日、和歌山に帰った時・・・義父の四十九日の法要でのこと・・・

 

SOとYAMATOと虹天は、お坊さんの真後ろに座って、そのお経を聞いてたねんな

ただ・・・お坊さんのお経が、これまた、メッチャ長いねん(^_^;)(^_^;)(^_^;)

 

SOとYAMATOは・・・空気を読むから、「今は、どんな時なのか?」を理解して、黙ってじっと座ってる

せやけど、虹天は・・・普段から、日常的に俺らと過ごしてるわけやあれへんから・・・

途中、立ち上がって、その部屋から出ていこうとしたり、ガサガサして後ろを向いてみたり・・・そのたびに、俺の方をチラチラ見よんねんけど・・・俺、目の動きだけで、「アカンやろが! じっとしとけ!」って、虹天にメンチビームを送り続けたねん

ほんなら・・・結局、約1時間強のお坊さんのお経を読む時間・・・虹天は、じっと座ってた(^^)

他の子供たち(虹天のお姉ちゃん等)は、チョロチョロと出て行ってみたり、コソコソ話をしてみたり、普通にダレとったねんで

 

でもな・・・

俺・・・終わってから、SOとYAMATOと虹天を呼んで、こない言うたねん

俺:「もし、お前らの大切な、お父さん、お母さんが死んだ時に、お坊さんがお経を読んでくれてるとしよう   その時に、チョロチョロと部屋を出て行ってみたり、後ろ向いてガサガサしてみたり、コソコソ話してみたり、そんな人がおったら、お前らどない思う?」

SO:「俺の親父が死んでんのに、チョロチョロするくらいやったら、ここに来るな!って思う」

俺:「じゃあ、虹天・・・今日、一番悲しい想いをしてるのは誰やねん???」

虹天:「・・・・・俺のパパ」

俺:「せやな   じゃあ、こんな時・・・その悲しんでる人の気持ちを考えて、どんな行動をせなアカンのか?分かるやろ?」

三人:「うん 分かる」

(ちなみに、SOは・・・「自分に起こったこと(自分の家族が死んだとしたら)やったら・・・」って感じたんやろうなぁ~?  感受性が高いから、その話をしただけで、泣いてたわ)

 

 

ちなみに、虹天には、4年生と6年生のお姉ちゃん達がおるねんけど・・・

彼女たちに対しても、俺は分け隔てなく、真っ直ぐな目ン玉で向かっていったんやけど・・・ブー垂れまくって、目を合わすことすらしてくれへんかったわ(^_^;)

きっと、「うるさい、オッサンやなぁ~!」って思われてるんやろなぁ(^_^;)

 

せやけど・・・「年頃やからな・・・」で片づけて、ええことと悪いことがあると思うねん

今は、学校でも、習い事でも、突っ込んだとこまで指摘してくれることは、限りなく少ないように感じる

そんな時代やからこそ・・・

「親以外に、真剣な目ン玉で、物事を一生懸命伝えようとしてくれる人がおる!」ことが、どんだけ恵まれてることなんか?

そのことに、一日も早くに、気づいてくれたらええのになぁ~って・・・自分の姪っ子やからこそ、心底そない思ったよ(自分のことを、ええように書いてるようで、申し訳ないねんけど・・・(^_^;))

 

 

ものごっつい、取り留めのない内容になってもうたけど・・・・・

 

俺は、この先も・・・我が子にはもちろん、道場生に対してでも・・・

たとえ、「うるさい、オッサンやなぁ~」って思われても構へん

愛情込めて、張り飛ばすし・・・真剣な目ン玉で、向かっていくよ

 

ほんで、彼らが階段を一段上がった時には・・・決して見落とすことなく、褒めてやりたいなぁ~って、そない思ってる

だって、俺の大切な子供達やねんから・・・(^^)

 

元気出していこう!

READY! GO!!

 

 

 

 

 

 

 

 

平成28年9月25日(日)・・・東北高校女子柔道部の練習に、出稽古にお邪魔させていただいた

 

生徒さん達の貴重な練習時間にもかかわらず、練習にお邪魔させていただくことを、快くお受けくださいました、監督の佐藤明代先生、また、コーチの相澤実希先生には、本当に感謝いたします

ありがとうございました!

 

お邪魔させていただいたメンバーは・・・中学生2年生(恭佑、海士、RITO)、1年生(清春、恭太、元ちゃん、健ちゃん、純聖)、それと6年生の「ヤマタケSO」

当然のことやけど・・・全員、ケチョンケチョンにいわされたよ(^_^;)

 

せやけど・・・俺自身、今回、東北高校にお邪魔させていただく理由には・・・「強い選手と練習したら、子供たちの「柔道」のレベルや経験値が、多少なりともアップするやろう?」なんてことは、これっぽっちも持ち合わせてへん

 

そんな、目先のことよりも・・・

東北でチャンピオンになる選手や、全国の舞台で活躍する選手たちは、日頃からどんな稽古をしてるのか?

自分自身が、「東北チャンピオンや、全国チャンピオンになりたい!」って、覚悟した時には・・・日々、どんなレベルでの稽古を積まなければならないのか?を、肌で感じてもらうためにお邪魔させていただいたねん

ウチのご父兄たちにも・・・そんな選手たちが、どんな環境で、どんな練習を、どんな気持ちでしてるのか?も、見てもらいたかったし・・・・・佐藤先生には、ホンマにええ機会を与えていただいた

 

 

そんな俺の想いを、知ってか?知らずか?・・・・・

当初、自分の意志で参加を募ったねんけど・・・元ちゃん(中1)が「不参加」、健ちゃん(中1)と純聖(中1)も「う~ん」の状態やった

健ちゃんと純聖は、清春(中1)や恭太(中1)にそそのかされて・・・「う~ん」から「・・・行きます(非常に心配顔で(笑))」に変わったねんけど・・・・・元ちゃんは、頑なに「不参加」やった(^_^;)

 

無理もない・・・元ちゃんは、柔道を始めて、ちょうど1年くらい

確かに最近、体幹は強くはなってきてるけど・・・そこまでハードな練習に、ついていく自信がないのは頷ける

俺は・・・彼の意見を尊重して、今回は見送ることにしとった

 

数日後・・・練習終わりに、紀ちゃん(ゲンちゃんのママ)が迎えに来た時・・・

俺:「まぁ、今回は・・・しゃあないで! またの機会にね・・・」

紀ちゃん:「強制参加させますので、お願いします!(^^)」

俺:「えっ!? え~~~っ!? ええの!? 連れて行っても!?」

紀ちゃん:「はい! 強制参加で!(^^)」

 

俺・・・嬉しかったなぁ~

俺は、基本的に・・・試合(団体戦)以外は、無理強いはせえへんようにしてる

塾もあれば・・・他の習い事もある・・・また、友達や家族との時間を優先したい時かってある

 

せやから、今回・・・元ちゃんが、どんな意図で「不参加」って言うてたんかも、あえて聞かへんかったし・・・別段、そんなにこだわってはいなかった

まぁ、強いて言えば・・・前述したけど・・・普段、経験できへんことやし、なかなか感じることのできへん空気やから、「行けるんやったら、行った方がええやろなぁ~」って思ってるくらいやった

 

紀ちゃんは・・・元ちゃんを参加させる方向で、俺にあずけてくれた

俺・・・メッチャ、嬉しかった

 

何が、嬉しかったって?・・・元ちゃんが、曲がりなりにも、最後までやり切ったとしたら、彼自身の『心』が、限りなく成長するやろうと思ったから・・・

 

元ちゃんは・・・ものごっつい、優しい子

ある意味、優しすぎて・・・この先、損をしてしまうことも、あるかも知れへんくらい・・・優しい子

だからこそ・・・柔道をして、体は強くなったとしても、『心』が強くならへんかったら、この先、自分自身が折れてしまうようなことに、直面してしまうかも知れへん

せやから・・・もう一段、『心』の成長を遂げてもらうには、ええ機会やと思って企画したことやったし・・・だから俺、ものごっつい嬉しかったねん

 

 

結局・・・AM9:30~13:30まで・・・全員、ヘロヘロになりながら、最後までやり切りよった

最後のトレーニングの時も・・・普段やったら、諦めてしまうかも知れへん場面でも、健ちゃんも最後の最後まで、泣きながらやったけどやり切った

元ちゃんはじめ、純聖もヤマトもタケルもSOも・・・立ってる時間の方が少ないくらい、投げられまくったけど、最後の最後まで根性見せてたなぁ~

 

普通の中学生(普段、柔道を詰めてやってる子達)やったら・・・やり切って、当たり前なんかも知れへんけど・・・・・

ウチの子らは・・・普段は、ホンマに詰めてへん

余談やけど・・・

恭佑(中2)なんか・・・試合終了後に、フラフラで俺のところに戻ってきて、「ダメだ、先生! 俺、スタミナ無ぇ!」とか、普通に俺に言いよるからね(^_^;)(^_^;)(^_^;)

 

だから、最後までやり切ったことに対して・・・俺は、全員を褒めた(^^)

褒めたと同時に、俺の意図も話した

「やるべき時を見失わずに、「その時」が来たら、精一杯努力ができる人になってくれ!  ほんで、「その時」が「今」じゃないと判断したんやったら・・・「今」は、とにかく、いろんな経験をしろ!  遊びも!悪さも!彼女も!勉強も!他の競技も!  今しかできへんことを、目一杯やったらええから!」ってね(^^)

 

俺の見る限り・・・この子たちにとっての「その時」は、『今』じゃないんやろうな?

詰めて詰めて、徹底的に詰め込んで、何か(柔道)をやり遂げるのは・・・『今』じゃないんやろう?きっと・・・

 

「その時」は・・・高校に進学してからなのか?・・・大学に行ってからなのか?・・・また、社会に出てからなのか?は、分かれへんけど・・・

高校や大学に進学してから、「絶対に、柔道で負けたくない!」て思ったら、自分自身に噓をつかへんように、一生懸命精進しよるやろうし・・・

社会に出てから、「こいつにだけは、負けたくない!」って思ったら、人の何倍も努力することやろう

ただ、「その時」は・・・人それぞれ、まったく違うと思う

 

俺個人の「その時」の話をしたら・・・

3歳から始めた「柔道」は・・・大学3年生後半から社会人2年目までの、約3年間

周りの状況に、見向きもせんと・・・練習して、トレーニングして、減量して・・・自分の体と心を、ひたすら作って、徹底的に自分を追い込んだ

 

この道(接骨院)で食っていくって決めた時・・・開業する勉強をした、26歳から30歳までの、約4年間

周りの友人たちは、就職して5~6年が経って、それなりに楽しく遊んでるのを横目で見ながら・・・極限の貧乏生活の中で、ただ「明日」を夢見て、毎日毎日、与えられた環境の中で最大限の努力をしてきた

 

そうやって、人それぞれ・・・努力するべき時、辛抱せざるを得ん時は、必ず来ると思う

せやから、俺は・・・『今』、彼らに、無理強いして、柔道を「やらせる」ことは、一切せえへんねん

 

でも、まぁ・・・「「いざ!」という時に、よう動けへんような子になってまうと困るから、否応なしに「やらせる」ことも必要やろ!?」って、考えをお持ちの方もおるやろうけど・・・・・

せやけど、やっぱり俺は・・・「個性」を尊重してやって、「自主性」を引き出してやりたいなぁって、考えてしまうんよな(^_^;)

自分に置き換えて考えたら・・・やっぱり、「やらされる」のは、まっぴらゴメンやからね(^_^;)

 

 

いずれにしても・・・

「好きこそものの上手なれ!」

その意味を理解して・・・自分の「道」が定まった時、まっすぐに「辛抱と努力」ができる子に育ってほしいもんやなぁ~

 

 

 

最後になりましたが・・・

東北高校女子柔道部監督、佐藤明代先生

また、コーチの相澤実希先生

今回の出稽古を、快くお受けくださいましたこと、心より御礼申し上げます

ありがとうございました!

 

 

もうすぐ、10月!

10月6日には・・・「高井洋平」選手が、道場を訪問してくれる予定(^^)

子供たちにとっては、素晴らしい経験になると思う

 

元気出していこう!

READY! GO!!

 

今年も、また・・・この季節がやってきた(^^)

 

『北岡道場 強化?合宿』

 

今年は・・・お盆に、「10周年イベント」があったから・・・俺、合宿は行かへんつもりでおってんけど・・・・・

「いやいやっ・・・「合宿」は「合宿」でしょう?(^^)  子供たちも、絶対に「行きたい」って、思ってるはずですよ(^^)」って、ご父兄の中から、そういう意見があって・・・合宿に行くことを決めた

 

子供たちにも、先日・・・

「お前ら・・・ちょっと、たるんでるし・・・スタミナもなさすぎ!(^^)  心肺機能の向上と、筋力トレーニングを兼ねて、強化合宿をする!・・・・・「『スパリゾートハワイアンズ』で!」って言うたら・・・大喜びしとったよ(笑)

やっぱり、みんなで行けるのって・・・楽しいんやろなぁ~(^^)

 

 

今年は・・・新しい子たちも、ぎょうさん増えて・・・当然やけど、新しいご父兄の方々も、ぎょうさん増えた

それに伴って、古くからいるご父兄の方々が、口を揃えて・・・

「自分たち、古株は、いつでも先生とコンタクトを取れますから・・・  新しいご父兄の方が、先生とコンタクトを取れる絶好の機会なので、自分たちは遠慮しますから・・・(^^)」って、言うてくれてなぁ~

(最終的には、バスも旅館も、キャパが余ってたから、古い方達も行けることになったねんけど・・・)

なんか・・・ありがたい気持ちと、申し訳ない気持ちが入り混じったけど・・・

それにしても、ええご父兄達に恵まれたなぁ~って・・・また、あらためて感じさせてもらった

 

 

予定では・・・参加者、57名

また・・・楽しみが増えたなぁ(^^)

 

 

せやけど・・・

ウチのご父兄の方たちは・・・「自分本位(自分の子供本位)」じゃないなぁ~

絶対に、一線を引いてくれるし・・・客観的に、物事を見て判断してくれる

 

何を言いたいんか???

 

「そんなこと、「当たり前」やろ?」って、感じるかも知れへんけど・・・

「先生のやり方が気に入らない!」だの・・・「なぜ、もっと出稽古に行かないのですか?」だの・・・そんなことが、普通に転がってて、頭を抱えてる少年柔道の先生方が、多々存在してるのが事実

まして、高校の監督にあずけてからでも・・・「中学の時は、勝てたのに・・・高校になってから、勝てなくなった」とか、「高校の選択を間違った!」とか、そういった話も、普通に耳にするくらいやから・・・俺からしてみたら、開いた口がふさがれへん(^_^;)

 

 

俺自身・・・いろんな問題点を抱えてた「当時」は、自分の考えてること、感じてることを、一切口に出すことができへんかったけど・・・

今の『北岡道場』には、しょうもない問題点を持ってくるご父兄は、一切おらへんくって、俺自身、何も抱え込むもんがないから・・・客観的に、『長』の立場としての意見を述べさせてもらうわな(^^)

 

どこの世界に・・・「出稽古に行って、子供たちに経験を積ませることに、意味なんかあれへん!」って、考えてる指導者がおる?

どこの世界に・・・素晴らしい能力を秘めてる子を、「自分の指導によって、「優勝」させてやりたい!」って、考えへん指導者がおる?

どこの世界に・・・「自分の生徒たちが、よその道場に負けへんように、ハイレベルな技術を教えてやりたい!」って、考えへん指導者がおる?

どこの世界に・・・どこの世界に・・・どこの世界に!!

 

でも、俺らは・・・『長』やねん

道場長・・・塾長・・・少年団長・・・・

『長』っちゅうんは・・・組織を、一つにまとめなアカン役割を担ってるねん

 

せやから・・・

『長』である以上、たった一人のニーズにだけ、応えるわけにはいかへんねん!

『長』である以上、個人的な感情を、優先させるわけにはいかへんねん!

『長』である以上、我が子だけを、特別扱いするわけにはいかへんねん!

 

また・・・「以前は、こうじゃなかったのに・・・」「以前は、出稽古に行ってたのに・・・」「以前は・・・以前は・・・」

たとえ、以前はそうであったとしても・・・今は、そうできへん理由、もしくは、今は、そうするべきではない意図が、『長』の心の中には存在するんやよ!

本音を言うたら・・・一番、心の中で葛藤してるのは、『長』なんとちゃうんかな???

俺は、そない思うよ・・・って、いうより・・・・・俺自身、実際そうやったよ

 

物事を止まったままの状態で捉えてたら、あらゆるもんの成長は止まってまうやん!?

 

 

 

これは・・・俺の個人的な「足跡」やけど・・・

ウチは、道場設立から数年は・・・徹底的に技術を教えて、出稽古・合同練習に行って経験を積ませて、キツイ練習をして、全国大会に出場させて・・・・・そんな道場やった

 

でも、今は・・・

「詰め込んで、詰め込んで、怪我でもしたら・・・この先に、もっと「広い世界」が待ってる子供達から未来をもぎ取ってしまう」

「「やらせ」過ぎて、子供たちが委縮してしまって、柔道が嫌いになったら本末転倒や」

だから、いろんな意味での「伸びしろ」は、限りなく残しておいてやりたい

それよりも・・・

柔道を通じて、大切な「何か」を学んでほしい・・・ほんで、それを心の支えに、社会に羽ばたいてほしい・・・

最近は、そないな考えに変わってきた

 

 

じゃあ、あんたが今やってる道場運営(教育)って、いったい何やねん???

 

これも、俺の持論やけど・・・

柔道(対人競技)である以上、勝敗は必ず付きまとうんやで

だから、ものごっつい矛盾はしてしまうねんけど・・・

 

今現在の、俺の考えてる「道場運営:(教育・指導)」とは・・・

「『人間』を作るもんであって、『競争』を作るもんではない!」っちゅうことかな?

 

仮に、『競争』に競り勝って、頂点に上り詰めたとしても・・・他人の心や、他人の痛みが分からん『人間』に育ってもうたら、何の意味もあれへんと、俺は思うねん

人って・・・他人より勝ってる位置におる時は・・・知らず知らずに、人を見下してしまってることは少なくないんよな

 

余談やけど・・・

俺・・・子供の頃、「やんちゃ」してた

中学生の頃、仲間といっしょに「やんちゃ」をした

俺は、「柔道」を続けてたから、道を逸れることなく、高校にも大学にも、ほんで、スーツを着て会社(ALSOK)に勤めることもできた

 

でも、俺といっしょに「やんちゃ」してた奴は・・・職員室を乗っ取って、バリケードを作って、数学の先生を懲らしめたことが、大きな要因になってると思うねんけど・・・高校に進学することもできんと、16~18歳の頃には、何べんも警察のご厄介になっとった

当然、「中卒」っていう学歴が、大きく左右して、解体現場勤めをしてみたり、トラックの運転手をしてみたり・・・俺が、大学時代に再開した時には、決して「いい(充実した)生活をしてる」とは言われへん状態やった

※誤解のないように、書いておくけど・・・解体現場で働いたり、トラックの運転手をしてることが、悪い状態って言うてるわけではあれへんで

 

そんなこんなで、大学を卒業して・・・柔道も含めて、綜合警備保障(ALSOK)に入社できた俺は、毎日スーツを着て、会社に行ってた

数年が経ち、会社を辞め、接骨院を開院したい想いで仙台に来て・・・いきなり、アルバイト学生生活になった俺は、佐川急便の運転手の助手の仕事をしたねんけど・・・・・

その時、お世話になったドライバーに・・・忘れかけてたことを、思い出させてもらったような気がしてなぁ~

サラリーマン時代(きれいなスーツを着て仕事をしていた時)、心のどこかで、現場仕事をしてる人、トラックの運転手をしてる人etcを、見下してた自分自身がおったんとちゃうか?ってことに気が付いたねん

 

子供の頃、仲間といっしょに「やんちゃ」してたはずやのに・・・

「柔道」を続けてたから、たまたま、高校にも大学にも、綜合警備保障(ALSOK)にも、進学・就職できただけやのに・・・

「俺は、知らず知らずに、仲間のこと(現場仕事やトラック運転手をしてる)も、見下してたんかな!?」って・・・ものごっつい、情けなくなった思い出があるんよなぁ~

 

せやから・・・って言うわけやあれへんけど・・・

「自分の、「今」置かれてる環境だけで、自分自身を評価してしまって・・・結果的に、知らず知らずに、他人を見下してしまうってこともあるんやで」っていうことやねんよな

 

子供たちが「競争」に勝ち、たとえ頂点に上り詰めたとしても・・・子供の頃から、そないな考えを植え付けてしもうたんでは・・・俺自身、教育者としては、完全に失格やわな?

 

せやから・・・今の俺の考えてる、道場運営(教育)は・・・

「『人間』を作るもんであって、『競争』を作るもんではない!」っていうことやねんや

 

また、余談が長くなってもうたな(^_^;)・・・

 

 

 

せやから・・・監督や「長」の考え方が、日々進化してるにもかかわらず・・・「以前は・・・以前は・・・」っていうて、物事を止まったままの状態で捉えようとするんやったら・・・何も、難しいことはあれへん

今現在、自分が求めてるニーズに合った道場に、行けばええだけの話や!

 

塾でも、習字でも、そろばんでも・・・

自分(親)が求めてるもんと違うんやったら・・・そんな場所に、とどまる必要なんか、一切あれへん!

自分が求めてるニーズに合うところに、変わればええねん!

 

高校に進学した場合には、そう簡単にはいかへんのかも知れんけど・・・それまでに、少年柔道の先生方から、たくさんのことを学んで、吸収して、自分の目も肥えて・・・最終的に決断を下したのは、本人であって親であるんやから・・・そらぁ「無責任」とちゃうんかな?て、俺は思うねん(^_^;)

北岡道場訓:「世の中が思うようにならないことの自覚」・・・と違うんかなぁ~

 

「監督」や「長」のハードルを、下げさせようなんて考えることの方が、俺は無責任やと思うよ

要するに・・・「郷に入れば郷に従え!」よ

それができへんのやったら・・・すべてのことを、下準備から整えて、己自身で立ち上げたらええだけの話やねん

 

俺・・・我が子にはもちろん、若いスタッフや社員の子達にも・・・ずっと、伝えてきたことがある

「その人自身や、その人の考えを、表面上だけで判断したらアカン!  その人の後ろにある、その人が歩んできた道のり、その人が歩いてきた足跡を、ちゃんとした目ン玉で、のぞき込める人になれ!!」って

 

どういうことか???

生まれた時から、社長の人なんかおらへん!

生まれた時から、道場長の人なんかおらへん!

生まれた時から、監督の人なんかおらへん!

「いろんな経験、いろんな勉強をしてきたからこそ、今現在の「その人」「その人の考え方」が、存在するねんで!」ってこと

せやから・・・

「道のり」や「足跡」をのぞき込もうともせず・・・表面上だけで判断したり、物事を止まったままの状態で捉えてるようじゃ・・・・・己自身の足元しか見えてへん証拠やで!ってこと

 

 

失礼を承知で書いたけど・・・

実際・・・「先生に、全身全霊であずけます! 煮ようが、焼こうが、すべて先生に任せますので、よろしくお願いいたします!」

こう言われるほど、あずかる側としては、プレッシャーのかかることはあれへんし・・・

また逆に、あずかってもらう側としては、最大限にかわいがってもらえる要素やと、俺は思うねんよなぁ~

 

 

俺・・・数年前から、ずっと感じてたことがある

少年スポーツ(高校の部活含め)では・・・生徒よりも、父兄の方が、自身の立ち位置を学ばなアカンのちゃうんかな?って

 

子供を持つ、「親の立場」でもあり(悠葉先生を東北高校の佐藤監督にあずかっていただき、RENを和歌山北高校の玉山監督にあずかっていただき)・・・皆さんから、子供たちをあずかる「道場長の立場」でもあり・・・

両方の立場が分かるが故に・・・客観的に、見えんでええもんまで見えてしまう、まったくもって個人的な俺の意見やけどな(^^)

 

 

せやけど、間違いなく言えることがある

『北岡道場』の生徒は、高校に進学した時に・・・絶対に、そこの監督には、かわいがってもらえるはずやよ!

今現在、ウチの道場に在籍してくれてる子のご父兄たちは・・・一切合切、俺にあずけてくれてるんやから・・・高校の監督に対しても、一切合切、全身全霊であずけられるはずや

そないすれば、自ずとかわいがってもらえるのは・・・当然の流れやと、俺は思うねん

 

だからこそ、俺自身(道場長)も・・・どんな場面であれ、彼らを背中に乗っけてるっていうことを忘れることなく、「長」として「責任」ある行動を取るべきなんよな

頑張ってる彼らに・・・間違っても、汚名は着せるわけにはいかへんし・・・また、彼らの進むべき道(高校進学etc)を、限りなく狭いものにしてしまうなんて、絶対にやったらアカンことやねんから・・・

元気出していこう!

READY! GO!!

 

 

 

 

 

 

 

平成28年9月4日(日)・・・女川町総合体育館に於いて、上記の大会が開催された

 

北岡道場からの・・・出場&結果は・・・

 

低学年(1~2年生)

Aチーム(一颯・悠真・YUTAKA)・・・3位

Bチーム(煌・優音・YAMATO)・・・1回戦敗退

 

中学年(3~4年生)

Aチーム(碧・瑠佳・啓太)・・・ベスト8

 

高学年(5~6年生)

Aチーム(承之介・KOKORO・SO・ヤマト・タケル)・・・3位

 

中学生

Aチーム(☓・海士・RITO・涼太・恭佑)・・・3位

Bチーム(純聖・健之介・元・恭太・清春)・・・2回戦敗退

 

毎年毎年、毎試合毎試合・・・優勝、準優勝、3位入賞って・・・道場内の誰かが、いっつもメダルをぶら下げてるけど・・・・・

俺・・・悠葉先生と、いつも話す

「あの頃(彼女が、小学生やった頃)、あんなに喉から手が出るくらい欲しかったのに、団体・個人通じて、一回もメダルなんかもらったことあれへんよな(-_-;)」って

 

ちなみに、全国中学校柔道大会に宮城県代表として出場、また、高校でも東北大会3位入賞という戦績を残してる、悠葉先生は・・・

小学2年生の春から柔道を始めて、毎試合毎試合、大会に出場するも、6年生のある大会までは、1回戦を突破するか?しないか?っていうところを、いつもウロウロしとったなぁ

4年が過ぎた、6年生の夏前・・・やっと、地域規模の小さな大会で、初めて3位に入賞できたっていうレベルやってんから・・・道場の子たちは、そらぁすごいよ(^^)

 

 

 

 

今回の「テーマ」は・・・『絆』

10周年ってこともあるし・・・『絆』

お互いが、お互いに対して、何かを感じ取ってもらいたいから・・・

 

せやから・・・

中学生Aチームも、2年生だけでメンバーを組んだため、先鋒不在・・・Bチームは、1年生のみでエントリー・・・低学年も、2年生を主体に、あえて新しい子たちでメンバーを組んだねん

 

まぁ、せやから・・・結果は、「結果」にしか過ぎへんわな

普段、一生懸命、大汗流して頑張って・・・どんだけ頑張っても・・・思い通りの結果なんか、簡単についてくるようなもんやない

せやけど・・・試合会場に立ったことで、その場で全力で戦ったことで、確実に子供たちは「進化」してると、俺は感じてるよ

技術的な「進化」もあったら・・・心の「進化」もある

どっちかって言うたら・・・心の「進化」の方が、限りなく大きいな

 

一生懸命頑張ったから、今日に繋がった

一生懸命頑張ったのに、数十秒で負けてもうた

自分は負けたけど、仲間が勝ってきてくれて、チームが勝てた

きっと、大なり小なり、子供ながらに、何かを感じてくれてるはずや

 

せやから・・・「試合」は、その起爆剤でさえあってくれたら、十分やと俺は思ってる

 

子供たちにとって(大人の俺らであっても)・・・毎日毎日、この一瞬一瞬は、人生の単なる「通過点」に過ぎへん

過去に起こった出来事(過ち)を、繰り返すことなく、明日につなげたら・・・それは、成長してる証

俺は・・・そない思う

 

元ちゃんが・・・試合には負けたけど、日に日に、臆することなく戦える、強い心を備え始めてくれてること

YUTAKAが・・・最近始めた、一颯や悠真が勝ってきたもんやから、負けられへんと思ったんやろうな?  今までにないような、思い切りのいい「払い腰」で、一本勝ちしたこと

SOが・・・人の何倍も、一生懸命練習に取り組むけど、負けてしまい、「思い通りにならないことの自覚」を感じたこと

健ちゃんが・・・試合でビビッて、後ろに下がることが少なくなってきたこと

悠真が・・・普段は、あんまり感情を表には出せへんねんけど、試合で勝って、メッチャ嬉しそうに笑ってたこと(自分に自信を持ってくれたやろな?)

琳ちゃんが・・・応援に来たことで、「私も、メダルをもらいたい」って、俺に訴えてきたこと

恭佑が・・・試合中に暴言を吐き出してしまい(名誉のために書いとくけど・・・自分を奮い立たせるために、自分の技が決まれへん歯がゆさから、「クソッ!」って言うただけやで)、それを反省して、「先生、すいませんでした」って、泣きながら詫びを入れにきたこと

etc・・・・・・・・・・

 

 

俺は・・・幸せ者やと思う

子供たちの成長を、日々、目の当たりに見せてもらえるんやから・・・

せやけど、裏を返せば・・・そんな大切な、心の成長に立ち会わせてもらってるねんからこそ・・・いい加減に接したり、彼らの成長を見落としたりしたら、アカンっちゅうことやわな

 

優勝して、監督一人が諸手を挙げて喜んでるようじゃ、アカン!

負けた子供らに対して、「何で、こう出来なかった!?」って、自分自身の「助平根性」をぶつけてるようじゃ、アカン!

子供らのちっちゃな成長を見落として、自分の物差しで、客観的に子供らを測ってるようじゃ、アカン!

それは、失礼ながら・・・親でもいっしょやと思う

 

子供は、俺ら大人が思ってる以上に・・・頑張ってるし・・・悔しがってるし・・・怖いながらも、独りで戦ってる・・・ほんでまた、親や周りの大人に対して、ものごっつい気を使ってる生き物やと思う

せやからこそ・・・

自分自身の助平根性が、たとえ「1%」でも存在した上で、子供らに接してもうたとしたら・・・「自分が物事を運びやすいように・・・」っていう理由で、怒ったりしてもうたとしたら・・・・・それは、絶対にアカンと思うねん

子供は、それを絶対に肌で感じてるはずやから・・・

 

今は、ちっちゃいから、分かれへんかも知れへんけど・・・今は、親や先生の言いなりになるかも知れへんけど・・・

いずれ、彼らも大人になる時がくる

その時に、点と点が、線で結ばれ始めた時に、「信頼」を失くしてしまうことは、珍しいことではないから・・・

 

せやから・・・

限りなく、あいつらと同じ目線の高さで・・・笑って、泣いて、喜んで・・・してやりたいと思ってる

 

昨日・・・試合会場で、俺に会った、承ちゃんの第一声が、「おぅ!」やったこと

試合後に、ヤマトタケルが、ウチに遊びに来て、いっしょに天然温泉に行ったねんけど、「先生、潜るの勝負しよう!」って、絡んできたこと

練習の休憩時間になったら、誰彼ともなく俺に近寄ってきて、腕相撲の勝負を挑みにくること

KOKOROと瑠佳と碧と琳に、俺が「チュー」する口で近寄って行ったら、キャーキャー言うて、逃げまくること

ウチに泊まってる優音が、仕事が終わって帰ってきた俺に対して、「親父、お帰り!」って、普通に言うこと

「いやいやいやっ!」とか言いながら、ニコニコしながら、恭太が俺に絡んでくるくること

etc・・・・・・・・・・

 

でも、みんな・・・ケジメをつけて、柔道に対しての線引きは、きっちりしてくれてる

練習中で、俺が真剣な目ン玉で問いかけてる時は、まっすぐに向き合おうとしてくれるし、ちゃんと返事もしてくれる

 

そんな、あいつらが・・・俺の大好きなあいつらが・・・昨日できへんかったことが、今日できるようになった時・・・

見落とすことなく、それを思いっきり、褒めてやりたいと・・・俺は、日々思ってるねん

大家族、北岡道場の「親父」としてな

 

元気出していこう!

READY! GO!!

 

 

 

 

 

 

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