11月20日(日)・・・女川町総合体育館に於いて、上記の大会が開催された
今回、ウチからは、35名のエントリーをさせていただいた
結果・・・
小学2年生男子の部・・・YAMATO:準優勝
小学6年生男子の部・・・ヤマト:3位
中学1年生男子73kg超級・・・清春、恭太(共に、3位)
・・・・・の入賞者があった
今回、書きたいことが仰山あって、取り止めがなくなってしまうかも知れへんけど・・・お許しいただきたい
まず、今回の大会から、ウチの道場として、ひとつの試みを実践してみた
それは・・・観覧席の「場所取り」について
数年前から?・・・キャプテン、副キャプテンのご父兄の方が、いろんなことを決めはじめてくれた
「試合時の場所(観覧席)の確保」も・・・その中の一つ
ただ、俺と明美(妻)は、それらの決め事には、一切噛めへんことにしてた
それは・・・道場長である俺らが噛んでまうと、ご父兄の方々が決めてくださることが、やりにくいんとちゃうんかな?って感じたから・・・
あえて・・・「俺らは、噛まんとくわ」って、一線を引いてた
だから、実際、「どんな状況で、場所取りをしてたんか?」は、ほぼ理解しておらず・・・まして、俺は監督やから、観覧席におることも、ほぼあれへん・・・せやから、まったくもってノータッチやった
せやけど・・・今回は、「ちょっと、考えていかなアカンのんとちゃうんかな?」っていう、引き金があった
それが・・・こちら
http://blogs.yahoo.co.jp/shieikai_seikyoku/21236099.html
「凌門塾の佐々木先生のブログ」
こちらを読ませていただいて、ものごっつい考えさせられたっちゅう訳やねん(^_^;)
俺・・・「「教育」とは・・・「人間」を作るもんであって、「競争」を作るもんやないねん!」・・・なんて、よう言うたもんやわ
佐々木先生は、こんなところまで目が行き届いて、俺が気付けへんかったことまで先立って実行されてる
ホンマに、素晴らしいことやと思う
※ちなみに、佐々木先生・・・あんな怖い顔して、白髪混じりの髭をメッチャ蓄えてるけど・・・実は、メチャメチャ繊細な人やし、また、試合会場でよう話すねんけど、生徒さんのことをメチャメチャ考えていらっしゃる、ホンマ「男気」ある先生やで(^^)
「俺は、ノータッチやった」・・・「「どんな状況で、場所取りをしてたんか?」を、全く把握してへんかった」・・・なんてことは、言い訳にしかなれへん
俺・・・佐々木先生のブログを読んで、ホンマに己自身のことを、情けなく恥ずかしく感じたよ
そんなことも含めて・・・
先日、合宿に行った時に、ウチの父兄達とも話し合いをしたねんけど・・・
ウチの父兄達も、「凌門塾の佐々木先生のブログ」を読んでる方が何人もおって、共感する部分が非常に多かったみたいで・・・
「先生・・・場所取り、何とかしましょうよ?」って、俺に投げ掛けてくれた
そんなこんなもあって・・今回、ある試みを実践することにしてみたねんや(^^)
それは・・・
「今回のチャンピオン大会に関しては、観覧席を一切確保せえへん!」
・・・・・っちゅうこと
さすがに、荷物置き場や、お弁当を食べる場所は必要やから・・・それは、2階の柔道場・剣道場に取らせていただいたけど・・・
子供たちにも、「柔道衣への着替えは、車の中で済ませて、なるべく荷物を少なくすること!」も、徹底させてみた
ほんで、俺自身も・・・会場に早く行ってみて、「場所取りって、どんな状況なのか?」を、この目で確認してきた
自分の目で見てみて、感じたこと、気づいたことを挙げてみたら・・・
「開門と同時に、大人と同様に、子供たちが急いで階段をダッシュするもんやから、怪我につながるリスクがあって危ないな」ってこと
開門後、ひと段落して観覧席に上がってみたねんけど、「数十団体の出場数に対して、場所を確保してるのは、8~10くらいの団体のみやねんな」ってこと
試合が始まってから、観覧席を意識してみたら、「かなり、空席(席に、荷物のみを置いてる)が目立ってるな」ってこと
会場にいらっしゃる方々を、意識して見てみたら・・・
試合場のすぐ脇に行けず(選手や監督がおるから、当たり前って言うたら、当たり前なんやろうけど・・・)に、後ろの方でしか試合を見ることができへん年配の方(誰かの祖父母?やろな)が、爪先立ちで必死に背伸びして、試合を見ようとしてたこと
ほんで、個人的には・・・
俺自身は監督で、常に試合場のそばに陣取ってたもんやから・・・そんな方々の不憫さを、これっぽっちも考えることをしてなかったってこと(-_-;)
・・・・・等々やな
そんなこんなで・・・今回、ウチは35名の出場選手+父兄の方々、また、祖父・祖母らが応援にくる子もおり、総勢80名ほどやったけど・・・柔道場の荷物置き場の確保のみで、なんとかなったような?・・・なれへんかったような?・・・(^_^;)
もちろん、まだ、手探りの状態やから、なんとも言われへんけど・・・
せやけど・・・ウチの道場の試みとして、「譲り合う」ことへの第一歩、怪我防止のリスクファクターの除去への第一歩、そういった部分では、一歩踏み出せたんとちゃうんかな?って、納得したいと思ってる
ただ・・・今まで、そこに気付こうと努力できへんかったことに関しては・・・また、「北岡道場」として、荷物を置いて、たくさんの空席を作ってしまっていたことに関しては・・・「俺自身、まだまだ未熟者であり、人として、また教育者として、とにかく反省すべきことが多いなぁ~」って考えさせられた(-_-;)(-_-;)(-_-;)
大変、ご迷惑をおかけしておりましたこと、心よりお詫び申し上げます!
申し訳ございませんでした!
女川町総合体育館での試合は、父兄の方も、試合場に降りていって応援することができるからええねんけど・・・
この先も、試合に参加する以上・・・会場によっては、最低限の席を確保せざるを得んことも出てくると思う
せやけど・・・他道場のご父兄の方や、観覧に来られた方々(誰かの祖父母の方など)に、限りなく「譲る」ことを、ご父兄共々、心掛けていきたいなぁ~って思ってるよ
まさに・・・「天国と地獄のスプーン」やな
施し散らして、なお富を増す人があり
与えるべきものを惜しんで、かえって貧しくなる者がある
・・・・・っちゅうやつやな(-_-;)
子供たちに、胸を張ってられる「教育者」・・・いや、「大人」で在りたいなって切実に思うわ
ほんで・・・
次に・・・試合に対すること
どこの道場の子に限らず・・・「試合」ってなったら、単純に、出場選手の半分の子は、1回戦で敗退する(1回目で負ける)ことになるやん?
もちろん、中には、わずか数秒で負けてしまう子さえおる
道場単位で考えたら・・・
仮に、大会に出場した人数が、30名として・・・その内に、5名入賞してくれたら、全体の約20%の子が入賞してることになる
10名入賞してくれたら・・・全体の約30%の子が入賞してることになる
これは・・・実は、すごい数字やと思う
実際に、ウチもそんな好成績を残させていただいた時・・・ある道場の監督さんや、ある高校の監督さんから、「先生のとこの生徒、何人入賞してんのよ? すごいね!?」って、言われたこともあるねんけど・・・
せやけど、全体像としてみたら・・・20%、30%、時に「総合優勝」とか、それはそれで、すごいことなんかも知れへんけど・・・
中には、さっきも記したように、遠い会場まで足を運んだにも拘らず、わずか「数秒」で負けてしまってる子も存在するし・・・仮に、判定負けやったとしても、その子たちは、わずか「2分間」で、その日一日が終了してしまうねんな、これが(^_^;)
せやから・・・俺ら(指導者)は、間違っても「道場単位」で考えて、入賞の多さに酔ってもうてたらアカンのやと思うねん
もちろん、勝負事やから、「勝ち」「負け」がついて当然やねんで(^_^;)
せやけど・・・ほんなら、その子らは、「普段、一生懸命頑張ってへんのか?」
いやいや・・・そんなことないよ
彼らなりに、一生懸命頑張ってるし・・・一昨日より昨日・・・昨日より今日って・・・確実に、成長してきてる!
せやからこそ・・・評価対象が、「入賞」や「勝敗」だけになってもうたら・・・俺的には、絶対にアカンと思うねんよな
せやけど・・・
比べる指標は、「試合結果」が一番分かりやすいからなぁ~
せやから・・・どうしても、そこにフォーカスしてまうんやろうけど(^_^;)
でも、俺には・・・それは、そんなに価値のあることには感じられへんねんよな
その証拠にっていうたら何やけど・・・
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俺は、今回、デビュー戦の子についてやるべく、幼児・1年生男子の試合会場に、結構おった
ほんなら・・・試合の合間に、1試合場向こうで、2年生男子の部に出場してる、YAMATO(ウチの三男)の試合が目に飛び込んできた
普段は、ほとんどって言うくらい、我が子の試合には、ついてやることはない
やっぱり、監督である以上・・・あずかってる生徒を優先してやることが、本来の姿やと思うから・・・
せやけど、たまたま、空いてたから、YAMATOの試合を、そばでアドバイスをすることができた
俺は・・・「負けてもええねん! 投げられてもいいから、正々堂々と胸を張って柔道したらええ!」・・・勝敗なんか、これっぽっちも考えることなく、そないアドバイスを送った
それどころか、親指を立てて、「頑張れ!」って無言のメッセージを送ったら、YAMATOは笑って頷いてたくらい(目ン玉に、力込めるわけでもなく)、普段と変わらんやり取りすら、そこにはあった
そうこうしてるうちに、1年生の小僧(壮真)の試合が始まりそうやったから、その場を離れたねんけど・・・
結局、小僧の試合越しに、YAMATOが見えた時には、相手に勝ち名乗りが挙がってた
俺は、「あぁ、負けたんや?」くらいにしか思ってへんかったねんけど・・・
その後すぐに、その試合会場で、女子の試合が始まったねん(^_^;)
せやねん!
そのYAMATOの試合って・・・決勝戦やったねん
俺は、そんなこと、まったく分かってへんかった(っちゅうより、入賞すること云々は、そんなに重要視してない)から・・・「負けてもええねん!」なんて、普通にアドバイスを送ってた
・・・かと言うて、決勝戦って分かってたら、勝ちに拘った柔道をするようにアドバイスしてたんか?って言うたら・・・まったく、そんなことはあれへんかったやろな
おそらく、同じことを伝えてたと思うよ(^^)
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何を云わんとしてんのか?
それくらい・・・今現在の結果云々なんて、北岡道場で子供たちに指導させてもらってる「俺」には、ホンマに価値のないもんやっちゅうこと
我が子(道場長・指導者の息子)が勝ち続けてたとしたら、そない吐き出しても信憑性に欠けるけど・・・
現に、我が子の試合結果でさえ・・・そんなもん、「まったくもって、どうでもいい」って考えてるくらいやから・・・生徒全員に対しても、もっと違う部分にフォーカスしてやりたいなって考えるばかりやよ
(ちなみに、YAMATO・・・今回は、準優勝してたけど・・・先日のスポ少県大会個人戦では、チョロっと1回戦で負けてたよ(^^))
せやからこそ、「一生懸命頑張ってきたこと」を、最大限に褒めてやることだけは、絶対に忘れへんようにしてるねんけど・・・
「果たして、子供たちには、どんだけ伝わってるんやろか?」って、考えさせられることがあるんよなぁ~(^_^;)
だって・・・俺らは、通りすぎてきた道やから、客観的に見て、いろんなことが理解できるやん!?
せやけど、子供らにとったら・・・
「相手の子たちは、自分たちの2倍も3倍も練習量をこなしてる」とか
「相手の子の、柔道センスは素晴らしいもんがある」とか
「自分より早く、第二次性徴を迎えてる」とか
そんなこと、分かれへんやん!?(^_^;)
せやから・・・一生懸命頑張ってるあの子らが、そんな理由で、何回か「負け」が続いてしまった時に・・・
「柔道自体を、嫌いになったりせえへんかなぁ~?」って、考えることがある
所帯が大きくなって、人数が増えてきた分・・・その部分を、子供たちに、どないして伝えていってやれるんか?が、今後の大きな課題やなぁ~って感じてる
勝ってる子に、「柔道」を続けてもらうことは・・・そない難しいことではない
せやけど・・・負けが続いてる子に、たとえ「未来は、今と同じやない!」って伝えたとしても・・・悔しさと歯がゆさが、心の大半を支配してる彼ら彼女らが、どんな想いで「柔道」を続けてくれるのか?は・・・ホンマに不明瞭やと思う
せやけど、負けが続いてる子が、この先も、ずっと負け続けるんか?っていうたら・・・そんなことはない!
淡々と過ごした日々の中でも・・・普通に追い越す時が訪れるから、これがまた、面白い(^^)
必ず、成長に伴って、入れ替わりが生じてくるし・・・今、どんなにもがきまくっても勝たれへんかったような子にも、普通に勝つようになることさえある
『柔道』が好きって、最高やん!?
せやから・・・俺の考えの中には、絶対に存在せえへん選択として・・・
大切な子供時代の時間を削って、練習量を増やしたり・・・
成長過程の体に、トレーニングで負担をかけすぎたり・・・
怪我(心の故障含め)につながるような、無理な負荷を加えたり・・・
・・・それらは、絶対に避けた方がいいように感じるなぁ~(^_^;)
今、そんなことをせんでも・・・数年後には、肉体的、技術的に、ほとんどの子が、同じライン上に揃うから・・・
※逆に、今無理してもうて、その時期に故障でもしてたら、スタートラインにさえ立たれへんことかってあるねんから(^_^;)
ほんで・・・心配せんでも、結果が、練習量に比例せえへんようにもなってくるから・・・
必ずと言うていいほど・・・入れ替わりは、生じてくるから・・・(^^)
特に、「『心』が生き生きしてる」奴らには、どんだけもがいても、勝たれへんもんやよ
多分・・・ほとんどの指導者(高校、大学と、それなりの場所(強豪校)でやってきた人なら、なおさらやわ)は、それらを経験してきてるやろうし・・・また、少なからず、伸びていく子、落ちていく子の入れ替わりを、客観的に見てきてるはずやから・・・分かってると思うねんけどね(^^)
ご父兄の方々も・・・形は違えど、人生経験として、同じような状況を客観的に経験して来られてるはずやから・・・分かってると思うねんけどね(^^)
でも、なんでなんやろね?
指導者とか、親って・・・目先のことに、右往左往してしまうんよね?(笑)
俺も、数年前は、(長男に)そないしてもうてたし・・・(苦笑)(^_^;)
ほな、「『心』が生き生きしてる」って・・・何やねん???
俺は・・・「柔道は楽しい!」「柔道が好き!」ってことやと、個人的にはそない考えてるし、そない感じてる
せやから・・・
道場に来れば、仲間がおる(仲間と遊べる)
今日は、先生・・・どんな面白いことを言う(する)んやろう?
練習の中であっても、例え試合で負けたとしてでも・・・「良かった部分」を見つけて、それを思いっきり褒めてやること
また・・・例えば、ウチの恒例の「合宿」は、全体像としたら、ほぼ遊びやけど・・・実は、初日の練習は、他県の強豪選手と、自分たちが普段やってる通常の何倍も濃い練習をこなしてる
それは・・・翌日の「スパリゾートハワイアンズ」が待ってること・・・仲間も隣で頑張ってること・・・などなど・・・
そんな部分から・・・「シンドイことも、楽しさに摩り替えてしまえる!」
俺自身・・・そこに、かなりの動力をつぎ込んでるって言うても過言やないくらい、子供たちの『心』をくすぐるようにしてるねんや(^^)
『柔道』=『北岡道場』
実際に、先に進んでいったら・・・そんな甘い世界やないのは、俺自身が一番理解してる
だからこそ・・・「その時が来ても、逃げだしたりせんように、今からやらせておくべき!!」っていう考えも、頷かれへんわけでもない
実際・・・俺らは、そんな世界で生きてきたねんからな
せやけど・・・「柔道」「野球」「サッカー」etc、また「勉強」も・・・昔ながらの凝り固まった考えやなくて、『=「楽しい」』にしてやる方が、子供たちは、自ら行動を起こすんやないんやろうかなぁ~?って、俺は期待しまくってんねん
俺ら大人であっても、そうやねんから・・・子供は、もっと単純やないんかなぁ~って(^^)
それを・・・如何なる形で、子供たちに伝えてやることができるんか?
俺自身、「場所取り」の件含め・・・まだまだ、人として、教育者として、勉強せなアカンことが、山ほどあるわ(^_^;)
だって俺ら(教育者)は・・・親御さんたちから、「自分の『命』よりも大切な子供」をあずかってるねんからね
さて・・・
今年の試合は、全部終わったなぁ~
残すは・・・12月23日の「北岡道場杯&納会」・・・それと、12月30日の「北岡道場OBOG会」
合宿に並ぶとも劣らへんくらい、大事な行事かも知れへん(^^)
試合云々、試合結果云々よりも・・・私の「このような考え」を信頼してくださって、子供さんを預けてくださってる、北岡道場のご父兄の皆さんには、ホンマに感謝してる
だから、やっぱり・・・試合よりも、試合結果よりも、「子供たちの『心』」を、思いっきり揺さぶって、「感動」させてやりたいと思う
「感動」とは・・・感じて動くこと!
『心』を揺さぶられて、感じて動いたら・・・あとは、きっと彼らがムーブメントを起こすやろ!?
「感動」した経験の多い奴ほど、豊かな心を持ち合わせてくれるはずやから・・・
俺は・・・そない信じてる!
元気出していこう!
READY! GO!!