その他

この春・・・悠葉先生が、短大を卒業して、某幼稚園で働き始めた

 

先日・・・家族で、晩飯食ってる時の話・・・

その勤務先の先生から・・・「ウチの子、悠葉先生の弟と試合したことがあるかも???」って、言われたねんて

 

その先生のお子さん、YAMATO(ウチの三男)よりも1つ上らしくて、近隣の道場で柔道をしてるらしいねん

おまけに、その勤務先の先生の弟さんは、東北高校(悠葉先生の母校)出身で、石巻の方で某道場のコーチをされてるらしくて・・・

「ホンマ、世間は狭いなぁ~(^_^;)」って、悠葉先生と自宅で話したねんけど・・・

 

 

 

俺・・・数年前に、自分の背中には、大きな『責任』が乗っかってることに気が付いたねん

それは、いったい何なんか???

 

以前の俺は・・・・・

試合会場に出向いても、審判の先生方などに言いたい放題・・・(反省してます(^_^;))

相手チームの選手の反則(両膝や奥襟等)を指摘しまくり・・・(非常に反省してます(^_^;))

いくら熱くなってるからとはいえ・・・自分のことしか考えてへん、ホンマに愚かな指導者やった(ホンマに、ホンマに、反省してます(^_^;))

 

せやけど・・・いつからやろなぁ~???

悠葉先生が、東北高校に進学したくらい?・・・いや、もっと前からかなぁ~?

自分の背中に、大きな『責任』を感じるようになったねん(「遅いんじゃ!」っちゅう話やねんけどな(^_^;))

 

俺自身が・・・試合会場で、暴言を発してたり、騒ぎまくってたり、言いたい放題、やりたい放題にやってたら・・・俺の大切な教え子達は、どんな目で見られてしまうんやろう?

高校に進学しても・・・出身道場は、付きまとう

大学に進学しても・・・宮城県内やったら、「北岡」の名前は付いて回るはずや

それは、就職しても同様・・・今回の、悠葉先生みたいに、いつ、どこで、誰と接点を持つことになるか?・・・ホンマに、分かれへん

 

そないなった時に・・・

「おぉ、北岡道場出身か!? 北岡先生の教え子やね? 頑張ってね(^^)」って、言うてもらえるのか?

 

それとも・・・

「あぁ・・・北岡のとこの子か?」(ワンクッション置いて見といてみよう)って、思われるのか?

 

前者か?後者か?は・・・まったくもって、俺の言動、行動次第やん!?って考えた

それやったら・・・自分の大切な教え子たちなんやから・・・絶対に、前者であってほしいって思うやん!?

 

 

俺かって・・・人間やから、正直、試合会場で納得のいかへん判定なり、審判の先生の判断なりに、違和感を感じることは、今でも時々あるよ

せやけど・・・審判の先生方も、一生懸命取り組んでくださってるし、人の判断材料は「十人十色」やし・・・

そない考えたら・・・自分自身も審判をした時、万人が納得するような、完璧な判断ができるわけではないやんか?

ほんで、それ以前に・・・子供たちが、しっかりとした勝ち方ができへんっていうんは・・・俺自身の指導の仕方(指導力の無さ)に問題があるのは間違いあれへんねんから・・・

 

それやったら、他人のせえにするよりも・・・潔く、子供達と共に、「足れへんかった部分」を認めて、子供達の背中を押してやった方が・・・子供達も、そこに立ち止まることなく、前を向いて進むことができるやないんかな?

 

 

そうやって、俺(自分)自身に『責任』を課すことによって・・・それが、道場生や卒業生の「立場」も、しっかりと守ってやることに繋がるんとちゃうんかな?って考えれるようになったねん(^^)

 

まさに・・・「北岡道場訓」

『世の中が思うようにならないことの自覚』

『感情の抑制』

『他人に対する思いやり』

・・・やわな

 

 

最近・・・ある友人と、よく話すねんけど・・・・・

その友人曰く・・・「今(現在)は、私が上で、相手が下かも知れない  でも、人間なんて、どこで、立場が入れ替わるか?分からないし・・・どんな場面で、今まで蔑んでた人に会うかも分からない  だから、今(現在)の立ち位置に溺れず、先のことも見据えて、しっかりとした行動を取ろうと心掛けてるんです」って

当たり前のことのようやけど・・・なかなか、できへんのんとちゃうんかなぁ~?

俺自身も、その話聞いて・・・「ちゃんとできてるんかなぁ~」って、ホンマ考えさせられたもん!

 

 

 

『責任』

その言葉の中には、ずっしりと重たい、俺の『仲間達』の「想い」や「立場」が詰まってる

10年前・・・「以前(若い頃)、柔道をしていた、北岡さんって人」が、『北岡道場』を立ち上げた

でも、月日が流れるにつれ・・・その「以前、柔道をしていた、北岡さんって人」は、大きな責任ある立場の『北岡道場の北岡先生』として、周りから見られるようになった

『北岡道場』が、独り歩きしてる今・・・『北岡先生』の『責任』は、果てしなく大きい

 

俺自身・・・今一度、自分の立ち位置を見つめなおして・・・道場生、卒業生に迷惑をかけへん行動をとれるように努力していこうと、あらためて誓ったよ

 

そんなことを考えさせられる・・・家族の食卓の会話やった(^^)

 

元気出していこう!

READY! GO!!

北岡道場内で、「いじめ」と取れる事案が発生してもうた(^_^;)

 

上級生(B)が、一学年下の生徒(A)の背中を帯で叩いたり、ワークブックを床に叩きつけたり、筆記用具やシャツを、更衣室の埃だらけの棚の上に放り投げたり・・・何度かにわたって、繰り返されとったらしい

言い訳にしかなれへんねんけど・・・更衣室内での出来事であり、俺は、よう気付かんかった(ーー;)

 

せやけど・・・あるルートから、その情報を知ることができて・・・他の道場生からも、出来る限りの情報を集めて・・・すぐに「いじめられてる子:A」の家に向かって、今までの経緯をすべて聞いた

※実は、A・・・以前、学校で嫌な目に会ってた時期があって・・・それを俺が知って、学校側(担任の先生はじめ、校長先生、教頭先生)と解決の方向に進めたことがあったねん

せやから、俺・・・「なんで、俺に言わへんかったねん? 「困ったことがあったら、何でも言うてくれよ!」って、約束したやんけ!?」って、言うたねんけど・・・

「道場内のことだったので・・・「先生に、迷惑かけられないな」って思って・・・」・・・そないな答えが返ってきた

俺は・・・「次の練習日に、ちゃんと解決するから・・・  心配せんと、もう嫌な思いもする必要ないからな」って、Aに伝えた

 

 

善は急げ!!

早速、昨日の練習の勉強の時間を使って、みんなで話し合いをしたねん

もちろん、その話し合いは、子供達、仲間同士のことやから・・・前に出て、進行してくれる役目は、タケル(キャプテン)、SO&ココロ(副キャプテン)

もちろん、俺も・・・隣で、すべてを聞いてたねんけどな

そない言うても・・・タケルもSOもココロも、まだ6年生

なかなか、上手く話し合いを進めることはできへんかった

 

せやけど、最後にタケルが・・・

「こんなこと(イジメ)は、絶対にしない方がいいし・・・絶対に止めた方がいい  それでも、それを続けるんなら、B(いじめてた子)は道場を辞めなければならないと思うし・・・・・」

苦虫を噛み潰したような顔をしながら、多少口籠る場面はあったけど・・・

リーダーとして、一番言いづらいであろうことを、小学校6年生ながら、上級生に対して、みんなの前で言うてくれた

SOもココロも・・・中学生が、道場生の約半分を占める中、みんなの前に立って、結構、勇気のいることやったんとちゃうんかなぁ~って思う

 

 

そんな話し合いの中・・・

AはBに対して、みんなの前で・・・「これから、そんなことをしないでください!」って、勇気を持って自らの言葉で伝えることができた

俺は・・・ここは、大事な部分やと思ってる

大人(先生や親)が介入して、事案を解決することは、ものごっつい簡単やけど・・・せやけど、それやったら、「やられた子」の中では、ホンマの解決にはなれへんのんとちゃうんかな?って思うねん

俺は・・・「いじめる側」にも、「いじめられる側」にも、原因はあると思ってる

多分、「いじめる側」は、いじめてる感覚がないまま・・・何も言い返してけえへん「いじめられる側」の態度につけ込んで、どんどんエスカレートしてくるんとちゃうんかな?

せやから、今、俺が助けてやることは簡単なことやけど・・・怖いやろうけど、勇気を振り絞って、自分の言葉で「止めてくれ!」って発することは、この先の人生にも、絶対に必要になるはずやから・・・

俺は、それを、その子の口から言わせてやりたいって思ってたから、その部分では、Aにとっては、すごい収穫やったんとちゃうんかな?って思う

 

それから、Bにとっても、自分の愚かさを感じてもらう、絶好のチャンスやったと思う

B自体も、学校とかで、いろんなしがらみを背負っとったみたいで・・・行き場のないストレスを、道場で吐き出してしまってたようやけど・・・それは、筋違いや

せやから・・・「これからは、二度としません!」って、みんなの前で約束をしてくれた

もちろん、これは、Bの吊るし上げの行事やないよ!

Bに、大切なことを気付いてもらうための話し合いやねんから・・・

同じ志を持った仲間同志の中であっても、自らが犯した間違いによって、一瞬にして自らの居場所がなくなってしまう

それは・・・この先、どこに行っても、同じやと思う

せやから、今、「してはいけないこと」を、仲間の力を借りて学んでほしい・・・俺は、そない思ってんねんや

 

ほんで・・・

敢えて、道場生全員の前で、話し合いをしたんやから・・・他の道場生も皆それぞれ、大なり小なり、何かしらを感じてくれてることやろう

正に、道場内で起こることは、『社会の縮図』やと思うから・・・

 

でも、この話し合い・・・簡単に書きなぐったけど、先生と生徒の間で、「信頼関係」がなかったら、下手にはできへんことやと、俺は思うで

学校でも、普通に出来そうなことやけど・・・一歩間違えたら、とんでもない方向に進まへんとも限らへん・・・ものごっつい、慎重に事を運ばなアカンことやと思うよ

このアバウトな俺でさえ・・・上級生一人一人個別に、そいつらの目線で、理解してもらえるであろう重要なポイントを、練習中、練習終わりに、伝え歩いたもん(^_^;)

 

 

誤解を恐れずに言わせてもうたら・・・

俺は・・・この世の中から、「いじめ」は、絶対になくなれへんと思ってる

「やってる側」と「やられてる側」の受け取り方も違えば、感じ方も違う

しかも、実際、大人の世界でさえ、「いじめ」のようなもんは、存在するねんから・・・・・

せやから・・・子供の頃に、「「いじめ」は、してはいけません!」「「いじめ」は、なくしましょう!」ってことを、躍起になって伝えるよりも・・・我が身に起こった時、受け取った時、感じた時に、「どのように、対処するのか?」を、教えといてやった(今回のように、実際に経験させてやった方)方が、ええんとちゃうんかな?って、俺は思うねん

 

 

今回・・・

リーダーとしての意見を吐き出してくれた、タケル

「話し合いの場を持った方がいい!」って言うてくれた、SO

勇気を持って、自らの言葉で「止めてください!」って、伝えることができた、A

「もう、二度としません!」って、仲間(俺を含め)を裏切らないことを約束をしてくれた、B

困ってる仲間(A)に、手を差し伸べてやろうと考えてくれて・・・また、(B)が間違ったことをしたからって、仲間外れにするんやなく、みんなで同じ方向を向けるよう、受け入れてくれるって約束をしてくれた・・・道場生(特に上級生)

皆それぞれ、何かを感じとってくれたんやないやろうか?

 

その何かを感じとってくれた彼らが・・・ここ(北岡道場)を巣立ち、次のステージで同じような事案に直面した時・・・・・今回みたいに、いい方向性に向かっていける『原動力』になってくれたなら・・・良いムーブメントを起こしてくれるんやないやろうか?

 

 

「柔道」は、二の次、三の次・・・

「柔道」を通じて(「北岡道場」の中で)・・・大切な何かを学んでほしい!!

きっと、その「大切な何か?」を手に入れた奴の方が・・・「柔道の強さ」よりも、「喧嘩の強さ」よりも・・・『人間的な強さ』を持ってる、素晴らしい「柔道家」になるんとちゃうんかなぁ~

 

「勝ち負け」も大事やけど・・・そんな素晴らしい「柔道家」が、一人でも多く巣立ってくれる道場であれるよう・・・俺も、「教育者」の端くれとして、子供達と真っ直ぐに向き合いたいなぁ~って思うよ

 

元気出していこう!!

READY! GO!!

新2年生の・・・「優音」

結構、おもろい奴で・・・俺が、土曜日、仕事を終えて、昼過ぎに家に帰ったら、しょっちゅうウチにおる(^^)

YAMATO(三男)と、遊んでるねんけど・・・

 

俺も、ちょっかい掛けて・・・「名前は?」って聞くねんけど・・・

「「北岡 優音」です!」って、普通に答えよる(^o^)

なかなか、オモロイ奴やねん(^^)

 

 

その優音・・・ちょっと前の練習の途中で、グズグズし始めよった

俺、気付いてたねんけど・・・「本人から、なんかアクションがあるやろう」って思って、放ったらかしといたねん

 

ほんなら・・・グズグズしながらも練習しとったねんけど、限界が来たんやろなぁ~

俺のとこに来て・・・「先生、頭痛いので休んでてもいいですか?(泣)」

俺・・・何となくやけど、ホンマのことが分かってたから・・・「ほんなら、救急車呼んだるわ!  病院行って、自分の口で先生に説明してこい!  お前! ウソつかんと、ホンマのこと言わんかったら、ホンマにそないするぞ!」って言うたねん

 

ほんなら・・・「〇〇ちゃんに、足を踏まれて、足が痛いです(泣)」って、次の言い訳をしよった

俺:「お前、もういっぺん言うとくぞ!  ホンマのこと言わんかえっ!?  嘘ついてたら、先生の家に、二度と遊びに来させへんぞ!  学校の先生には通用したとしても、俺には通用せえへんぞ!  俺は絶対に逃がさんぞっ!  ホンマのこと言うまで、許さんぞっ!  どないやねんっ!!?」

 

ほんなら・・・「朝から児童館で遊び過ぎて、眠たいです(泣)」(春休みで、朝早くから児童館に行ってたみたい)って、正直に言いよった(^^)

俺:「優音・・・ホンマのこと言えたなぁ~(^^)  よう言えたなぁ~(^^)  眠たいもんは、眠たいねん、しゃあないやん!?  せやけど、眠たいことを、「頭が痛い」だの、「足が痛い」だのって嘘をついたら、その嘘をごまかすために、また次の嘘をつかなアカンようになるやろ?  だから、最初から「ウソ」はついたらアカンねん!  分かったか?  分かったら、後ろ(板の間)で寝とき(^o^)」

優音は・・・そのまま、板の間に座布団敷いて、爆睡しよった(笑)(笑)(笑)

 

 

俺は、当然・・・道場生全員に対しても、優音に言うたことと同じことを伝えといた

 

人間は・・・都合が悪いこととか、隠し事をしたい時とか、自分を良いようにみせようとか・・・どうしても、嘘をついてしまうことがある

それは、大人も子供も関係ない!

せやけど・・・そこには、その嘘が発覚しそうになったら、次の嘘を塗り重ねなアカンようになってしまうっていう、負の悪循環が付きまとってしまう

それが、大人になったら、それはもっと性質が悪くなる

 

俺自身も、嘘をついたことはある(>_<)

大なり小なり、嘘をついたことがない人間なんか、絶対におらへんはずや・・・・・と、俺は思う(^_^;)

俺自身、嘘をついたことで、失敗したこともあるし・・・嘘をついたことで、その嘘をごまかすために、さらに嘘をついたこともある

いずれにしても・・・嘘をついたことを、限りなく後悔してるのは事実や

 

せやから俺は・・・我が子に対しては、「絶対に、嘘をつくな!」って教えてきた

例えば・・・この優音のような事案でも、眠たいねんから、「眠たい」ってホンマのことを伝えてきたら、それに対する、きちんとした対処をしてやれる

せやけど、ホンマのことと違うことを訴えられたら、きちんとした対処ができへんようになる

せやから・・・「嘘ついて誤魔化さんと、ホンマのことを言え!」って、教育してきた

 

誤魔化しながら、大きくなったら・・・

「友達の家に泊まってくる」って、親に嘘をついて、彼氏の家に泊まったり・・・

ウチでは、ええ顔をしながら・・・外では、別の顔を持ってたり・・・

そないなっても、困るからなぁ~

せやから、やっぱり・・・大なり小なり、嘘はアカンねんよ

 

それと、もうひとつ

やってしまったこと・・・起こってしまったことは、しゃあないと思うねん

例えば、ちっちゃい時は・・・100点取ったら、胸張って「100点取った!」って言うけど・・・20点やったら、答案用紙を突き出して、誇らしげに「20点やった!!」って言う奴はおれへんやん?

せやけど・・・ええことをしても、悪いことをしても・・・やってしまったことは、変われへんやん?

事実は、覆されへんねんから・・・せやから、「ええことをしても、悪いことをしても、報告する時は、同じトーンで言え!」って伝えてきた

 

 

だから、道場生に対してでも・・・俺は、彼らを信頼してるし、彼らも、俺にはもちろん、親御さんや仲間、自分を取り巻く周りの人達に、嘘をついてほしくないし・・・ほんで、自分のしてしまったこと、起こってしまったことを、ボソボソ言わんと、ハッキリと言える人になってほしいねん

 

俺は、こんなアバウトな性格やから・・・結構なパーセンテージで、道場に入会したての生徒たちは、練習がしんどくなったりしたら、「先生、足が痛いので、休んでてもいいですか?」「先生、頭が痛いので、休んでてもいいですか?」って、訴えにきよるねん

ところが、どっこい・・・

俺は、他の部分はかなりアバウトやけど、その部分だけは、絶対に許さへんから・・・「大至急、救急車呼んだるわ!」「お父さん、お母さんに、「柔道出来へんくらい、頭が痛いみたいやから、明日も学校休んで、寝たきりで生活するように!」って伝えとくわ!」て言うたんねん

ほんなら・・・大半の子は、「大丈夫です! 練習できます!」って言いよるよ(^^)

ほんで、「こいつ(北岡)には、「それが」通用せえへんな」ってことが分かったら、二度としんどいことを誤魔化して、何かを訴えてくることはせえへんようになりよるわ(^^)

 

子供は・・・大人が思ってる以上に賢い

甘えさせてくれる人・・・悪知恵が通用する人・・・逃がしてくれる人・・・を、一瞬で見分けるし・・・見分けたら、その場所で、しんどいアピールをする能力が、ものごっつい備わってる

 

でも、「優音」は・・・この先、きっと俺に対して、嘘をつくことはせえへんと思う

だって、「眠たい」言うたら、寝かしてくれんねんから、嘘つく必要なんかあれへんやん!?

ただ・・・その、さじ加減は、ちゃんとしたらんと・・・子供は、二度と心を開けへんようになるから、簡単なようで難しいねんけどな(^_^;)

 

子供は・・・いや、人間は・・・正直に生きた方がええねん!

俺は、そない思う

その場、その場で、しょうもない「嘘」を吐きまくる大人がおるけど・・・そんなもん、「答え合わせ」されたら、すぐに「嘘」がばれてまうのに・・・それを見て、自分に照らし合わせたら、ものごっつい哀れに思うもん

自分は、ああはなりたくないなって、ホンマ反面教師やよな

せやから・・・やっぱり、人間は正直に生きた方がええねん!

 

 

「あなたが落としたのは・・・この「金の斧」ですか? それとも、「普通の斧」ですか?」

簡単なようやけど・・・出来へん人が多い

「「普通の斧」を選んだ、正直爺さんは、たくさんの宝物を手に入れる!」っていうことを、ちっちゃい時に「おとぎ話」で、学んだはずやのに・・・・・

人間というのは・・・愚かな生き物やよなぁ~(もちろん、俺も含めてな(^_^;))

 

※ちなみに、優音の名誉のために記しておくけど・・・

爆睡してしもうて、迎えに来たお母さんに連れられて、家に帰ってから・・・「先生にも、みんなにも、迷惑かけた  柔道楽しいし、道場に行きたい」って、号泣したんやとさ(^^)(^^)(^^)y

ほんで、ちゃっかり、その週の土曜日には・・・ウチに来て「北岡 優音です!」って、ニコニコしながら遊んどったわ(^^)

 

 

 

 

 

この3月に、滉太が卒業してもうたけど・・・煌(新1年生)と、皓(年中:4歳)の、新しい仲間が増えた

KAI(5歳)が一番小さかったのに・・・もっと、ちっちゃい皓(自分のことを、「ヒロくん」っていう(^^))と出会ってしまった(^_^;)

まだまだ、くたばっておられへんわ

いつの間にか・・・ヤマタケSO&KOKOROが、6年生になってるんやからなぁ~

月日の流れの速さに・・・ホンマ、ビビらされるわ(>_<)

 

元気出していこう!

READY! GO!!

 

 

 

 

あっという間に、時が過ぎたように感じる

また、別れの季節がやってきよったわ

 

3月26日(土)・・・中学3年生を送る会、『追い出し会』をしたIMG_9398

滉太が・・・北岡道場を巣立っていった

 

小学校1年生の時に出会って以来、9年間

まったく練習をせず、チョロチョロと、道場の端っこの方で遊んでた時期(^_^;)・・・

キャプテンとして、道場を引っ張ってくれた時期・・・

中学生となり、少し大人の仲間入りをした時期・・・・・

ずっと、滉太の成長を見させてもらった

 

 

一番印象に残ってるのは・・・IMG_9382

滉太が、小学校6年生の春過ぎ、大和町で開催された地域大会の団体戦かな?

大将で出場した滉太が、どうもヤル気のない試合をしよったねん

前で試合が決まってた?(負け?)がどうかは、もう定かではないけど・・・いずれにしても、ヤル気がない試合をしたのは事実やった

滉太自身、その試合は勝ったんか?負けたんか?も・・・そんなことは、俺にとったらどうでもええ

俺の頭の中は、シリンダーヘッドが飛び出そうなくらい、ギンギンに熱くなってた

試合が終わって帰ってきた滉太を・・・俺は、殴った

何発殴ったか?分からんくらい・・・とにかく殴った

本気で殴った

俺・・・メチャメチャ、哀しかったから・・・

 

俺にとって、子供たちの試合の勝ち負けは、どうでもいいことIMG_9375

せやけど・・・柔道は、独りでできてるんやない

「仲間」もあれば・・・「親御さん」もおる

独りで道場に通えてる訳ではあれへんし(親御さんに、月謝も払ってもらってれば、送り迎えかってしてもらってる)・・・その大会にさえ、自分独りで歩いてきた訳やあれへん

また、「仲間」も「先生」も「親御さん」も・・・『本気』や

それらを裏切ったような行動が、俺には許すことができへんかった

せやから・・・お母さんがいらっしゃったけど、そんなもん関係なく、シバキまくったった

※余談やけど・・・シバくだけシバいてから、滉太のお母さんに、「すいません、どうしても許されへんかったので・・・申し訳ありませんでした」って言うたら・・・・・お母さん、「先生がやっていなかったら、私がやってました」って、お母さんもシリンダーヘッドが飛び出しそうになっとったわ(^_^;)

 

決して、それが良かったとは言われへんけど・・・IMG_9396

そこから、滉太は・・・覚醒しよった

その夏に開催された、スポーツ少年団の学年別の個人戦では、今まで勝てなかった相手を撃破して、初優勝

それから、中学2年生まで・・・その大会、3連覇を成し遂げてくれた

 

いずれにしても・・・俺自身、本気で殴ったからには、「責任」を背負い込むっちゅうこと

あいつは、どない思ってたんか?は分かれへんけど・・・俺は、滉太のことが、ものごっつい大好きやった

 

 

 

 

滉太には・・・髪の毛がない

「全身脱毛症?」っていう病気?なんやな

小学校1年生の時、ウチの道場に来てくれ初めの頃は、髪の毛があった

せやけど・・・だんだんと抜けてもうて・・・いつの間にか、ツルツルのスキンヘッドになってもうた

 

俺は・・・滉太が、将来どんな子になるんか?、その時点では想像すらできへんかったし(現在は、驚くくらいごっつい体格やし、驚くくらい堂々とした男になってくれたけど・・・(^_^;))・・・もしかしたら、その容姿が原因で、いじめられてもうて、ふさぎ込んでまうかもしれへんし・・・・・

「それやったら」っちゅう訳やあれへんけど・・・「俺が、免疫をつけといたろ」って思って・・・

俺は敢えて、ツルツルになった滉太のことを・・・『たまごっち』って呼んだ

もちろん、親御さんにも、そのことを伝えた上で・・・そう呼ばせてもうた

「おい、『たまごっち』! 何しとんねんっ!」

「いかんかっ! 『たまごっち』!」

時には・・・「何しとんじゃ!? 『たまご』!」って、省略して呼んだこともあった(^_^;)

 

悠葉先生はじめ、RENやEIMI、悪ケン(大学1年生・社会人)、虎之介や千葉ケン(高校3年生)、正也や夏っちゃん、オッサン(高校2年生)・・・滉太にとっての先輩たちも・・・皆一様に、『たまごっち』『たまご』・・・そない、呼んでた

せやけど・・・親父さん、お母さんが心配するような、滉太のことを気持ち悪がるような奴は、この道場には、誰一人としておれへんかった(追い出し会が終わった夜、悠葉先生とそんな話になってんけど・・・「だって、あれが滉太やん!?(^^)」って言うてたよ)

 

やがて、時が過ぎ・・・IMG_9426

俺を含め、そんな先輩連中も・・・いつしか、滉太のことを『たまごっち』『たまご』って呼ぶことがなくなった

みんな、普通に・・・『滉太』って、名前で呼ぶようになった

気が付いたら、滉太は中学生になっており、誰に何を言われようが、尻込みして、ふさぎ込んでまうような、そんな弱々しい男やなくて・・・自分自身に自信を持った、堂々とした男になっとった

 

みんな(先輩連中)、分かってたんやと思う

俺が、みんなに何かを伝えた訳やあれへんで

でも、みんな分かっとったんやと思う

ファミリーであり・・・兄弟であり・・・きっと、みんな、滉太を「弟」やと認めてたねんやろな

 

 

 

中学3年生になって、上に誰もおれへんくなったら・・・誰に、ちょっかいを掛けられわけでもあれへんし、柔道かって、道場内でダントツに一番強いし・・・皆(父兄含め)、滉太をBOSS的存在やと認めてた

せやけど・・・時に、RENや虎之介が帰ってきたら・・・

「痛いっ! 痛いっ! 痛いっ!・・・・・・・・・・(>_<)」

「止めてよ、REN兄ぃ(>_<)」

「止めてよ、虎ちゃん(>_<)」

そんな、泣きべそ状態の(あの頃のままの)滉太に戻る

俺らは、笑いながら・・・「滉太、嬉しそうですね?(^^)」って、滉太の親父さんやお母さんと、目を細めてみてるけど・・・

新しく入会した子のご父兄は、「なんで?」みたいに、目をまん丸くして、その光景を見とったわ(゜゜)~

 

当然やわな(^_^;)

俺らからしたら・・・RENや虎之介に、面白おかしく、いじられてるのが、『滉太』やけど・・・

今しか知らへんご父兄の方々は・・・今のBOSS的存在の滉太が『滉太』やもんな(^^)

時は・・・流れてんねやなぁ~

 

 

 

 

また一人・・・息子が、俺の元を巣立っていったIMG_9424

胸を張って、堂々とした立ち姿で、巣立っていってくれた

 

ほんで・・・みんなバラバラやった、「最悪の状態やった北岡(私)」と「いつ崩壊するかも知れへんかった北岡道場」を知る、最後のご父兄(滉太の親父さん、お母さん)が退会された

 

 

今の・・・ほんで、これからの・・・俺にできること!IMG_9452

悠葉先生、晃先生はじめ、多くの卒業生が、道場に帰ってきた時・・・

「北岡先生、なんですか?この道場は? みんな、バラバラじゃないですか!? これだったら、あの時と同じじゃないですか!?」って言われへんように・・・

道場を、彼らが巣立っていった素晴らしい状態のまま、守っていくこと!

 

失礼を承知で述べるけど・・・

この先、十人十色、自分の進みたい方向(例えば、「勝つための柔道を指導してほしい」とか、自分の子供達だけにいろんな技を教えるなど、自分勝手な行動や言動を吐き出すとか・・・)を一つの意見として、俺の前に提示してこられるご父兄の方がおるかも知れへん

俺は、その時・・・きっと、何の躊躇もすることなく、「線引き」をすることやろう

 

以前の俺は、それをせえへんかった・・・いや、出来へんかったっていう方が正解やろな?

どんな勝手な行動をされたとしても・・・どんな状況に追い込まれたとしても・・・「子供には罪はないから・・・」、そない思って、じっと堪えて我慢をしてきた

せやけど、残念ながら今の俺は・・・そんな悠長な心は、持ち合わせてへん

俺自身・・・OBの子達に胸を張られへんことと、横暴な言動や行動をされる父兄のご子息を、天秤にかけた時・・・・・その天秤が傾くようであれば、相手が誰であろうと、俺は間違いなく「線引き」をするやろな

 

それだけ・・・

『卒業生が、帰って来れる場所』

・・・・・が、俺にとっては、ものごっつい大切やからIMG_9418

 

 

滉太!

たまごっち!(笑)

9年間・・・たくさんの感動と興奮、ほんで何より、人間的な素晴らしい成長を見せてくれたこと、私は本当に嬉しく思っています

『追い出し会』の日・・・みんなからの、最後の投げ込みのあと・・・IMG_9397

お母さんのところにいき・・・「9年間、ありがとうございました!」と言いながら、頭を下げたあなたの姿を、私は一生忘れないと思います

 

これからの人生・・・自分が消えてしまいたくなるような出来事にも、きっと遭遇することでしょう

その時は・・・自分の『心』が押しつぶされてしまわぬよう、無理をせず、良からぬことを考えず・・・どうか、後ろを振り返ってください!

ここは、あなたの「故郷(ふるさと)」なんですから・・・IMG_9386

私は・・・いつでも、ここ(道場)にいますから・・・・・

私を振り返り、仲間を振り返り、自分の歩んできた「誇りある場所」を振り返って・・・どうか自分自身の大切な羽(心)を休ませてあげてください

そして、また、前に進む準備が整ったならば、私に背を向けて前を向いて歩き出してください!

 

 

最後になりましたが・・・IMG_9437

沙季(滉太)パパ!

沙季(滉太)ママ!

数年前、あのドン底のような、道場運営の状況下の中で・・・何も言わず、黙って「沙季」と「滉太」を、北岡に預け続けてくださったこと・・・・・

私と明美は、何ものにも替え難い、『勇気』というものを与えていただきました

そして、最後の日・・・

「孫の代まで、お世話になるんだから・・・先生、元気でいてくださいよ」って言ってくださったこと・・・この上なく、嬉しいお言葉でした

本当に、感謝しております!

ありがとうござました!

 

 

競争社会に立ち向かうたくましさ

世の中が思うようにならないことの自覚

心の強さ

感情(怒り)の抑制IMG_9457

他人に対する思いやり

 

辛抱と努力をすること

不平不満を云わぬこと

与えられた環境の中で最大限の努力をすること

 

滉太のこれからの活躍を祈って・・・

元気出していこう!

READY! GO!!

 

 

 

 

 

 

2016年が明けて・・・最早、3月になりよった(^_^;)

3年前の卒業生、REN兄ぃ、悪ケン、EIMIの3人が、めでたく高校卒業し、また次の新しい世界に向かって羽ばたこうとしてる

ほんで・・・滉太(中3)も、もうすぐ「北岡道場」を巣立っていく

滉太とは・・・彼が、小学校1年生からの付き合いやからなぁ~

寂しいけど、3月は別れの季節やから、しゃあないわな(>_<)

 

せやけど・・・新しい仲間も増えてきてる(^o^)

1月に入会してきた・・・1年生の「優音」

結構、やんちゃくれの悪ガキ・・・「優音やったら、北岡家でも生きていけるやろう!?」って、悠葉コーチとよく話す

なかなかの悪ガキぶりに、将来が楽しみな子や

 

2月に入会してきた・・・年長の「煌」

「大人しい性格で、この先、ちょっと心配なんです(^_^;)」って・・・親御さんが、このホームページを見て、数ある道場の中から「北岡道場」を選択してくれて、えらい遠いところから通ってきてくれてる

今は大人しいけど・・・同じ年長組の、悪ガキ「小僧さん」&「一太」に引っ張られて、悪ガキになってほしいと願ってる(^^)

 

他にも・・・年明けから、3~4件の問い合わせ、また見学希望、体験希望の連絡をいただいてる

なかには、2歳のお子さんをお持ちの方からも、ご連絡いただき・・・

「ホームページをざっと読ませていただき、軽薄なのかも知れませんが、私自身もこのような素晴らしい教育理念と先生の元で柔道がしたかったと感じました。我が子に柔道をさせるなら是非北岡先生の元でと考えております。」・・・・・と、ものごっつい嬉しいご連絡もいただいてる

 

俺の考え方、教育理念は・・・基本、「昭和」的なのは、自分自身でも認める

現に、俺の教育の教科書は・・・「スクールウォーズの滝沢先生」と「金八先生」、ほんで、ちょっと年月が経つけど、「ROOKIESの川藤先生」・・・やからな(^_^;)(^_^;)

 

せやけど、今の時代・・・いや、今の時代やからこそ・・・

その「昭和」的考えを、必要やと感じてる方が多いのも事実やと思う

「仲間」「友情」・・・

「根性」「勇気」・・・

「思いやり」「まごころ」・・・

「死語や」という人もおるかも知れんけど・・・俺には、ものごっつい大切なもんに感じるねん

 

ええか?悪いか?は・・・人それぞれ違うと思う

せやけど・・・『北岡道場』に入会した子供達とは、出会ってしまった以上、出会う前には戻られへん

せやから・・・子供達に対しては、嘘をつかんと、真っ直ぐな目ン玉で、いろんなことを伝えていってやりたいと思ってんねん

 

 

現在・・・道場生、総勢29名!

もし・・・「柔道」に・・・「北岡道場」に・・・「北岡」に・・・「昭和」に?(笑)・・・

興味のある方は、ご遠慮なく、ご連絡くださいませ(^^)

きっと、楽しい時間を共有できると思いますよ(^o^)

 

 

 

人生には、『出会い』と『別れ』がある

せやけど・・・・・

「大切なもん」に、ツバさえ吐きかけへんかったら・・・『絆』って、簡単には千切れたりはせえへんもんや!

 

その「大切なもん」を、子供らが見失わへんようにしてやるのが、俺ら(大人、親、教育者、指導者)の役割とちゃうんかな?

俺は・・・何よりも、その「大切なもん」を最重要視してるつもりでおるよ

昭和・・・平成・・・いつの時代も、その「大切なもん」あってこその、『人間』やないんかなぁ?

俺は、そない思うねん!

 

気出していこう!

READY! GO!!

 

 

 

 

 

ウチの長男、REN(高校3年生)が・・・幼稚園年長の頃から小学校を卒業するまで、ずっとライバル関係にあった選手がおった

七ヶ浜柔道スポーツ少年団に所属しとった「MASAKI」や

 

彼らが、幼稚園から小学校に上がる前の3月に、七ヶ浜少年柔道大会の個人戦(幼児の部)で、初めて対戦したのを皮切りに・・・小学校時代、何べん対戦したか分からへんくらい、MASAKIとRENは試合をした

MASAKIは、身体はちっちゃいねんけど・・・幼児の時から運動能力が高くて、あらゆる大会で、必ず上位入賞をしするくらい、宮城県内の軽量級では、最前線を走る選手やった

したがって・・・RENとの対戦成績はというと・・・・・断然、MASAKIの圧勝で、RENは、悉く苦汁を舐めさせられてきた

 

小学校5年生の時、全国小学生学年別柔道大会の宮城県予選・・・当然のように、第1シードになってたMASAKIは、「膝付き注意」(当時のルールでは、膝付の背負い投げは、「注意」=有効ポイント)で、不運にも1回戦敗退

それまで、いっぺんも勝ったことがなかったMASAKIと、戦うことがなかったことが、ラッキーやったんか?必然やったんか?・・・その大会は、RENが優勝して、全国小学生学年別柔道大会に出場させてもうた

 

小学校から中学校に上がる前の3月に開催された、七ヶ浜少年少女柔道大会(震災以降、この大会はなくなってもうた)の団体戦

お互いのチームの「先鋒」やった二人は・・・逃げることなく、守ることなく、真っ向勝負をして・・・「引き分け」

中学校では、階級が違うこともあって、対戦することは無く・・・その大会での対戦が、RENとMASAKIの最後の試合になった

幼児期から小学校卒業までの、二人の対戦成績は・・・REN:2勝 - MASAKI:10勝 (5引き分け)・・・くらいかな?

とにかく・・・MASAKIは、ええ柔道選手やったよ(^^)

 

 

そんなRENとMASAKI・・・

所属してた道場も違ったら・・・通ってた学校も違う

中学を卒業したあと、お互いが進んだ道も、まったく違う

せやけど・・・あいつらは、互いに連絡を取り合って、RENが帰省した時なんかに会ったりもしてたらしく、18歳になった今も、繋がってる

メチャメチャ、嬉しいことやんかっ!?

 

 

そのMASAKIが・・・ライオンズ杯の時に、親父さんといっしょに来てくれた(MASAKIの親父さんとは、あいつらがちっちゃい時から、ずっとコンタクトがあった)

4ヶ月になる赤ん坊を抱いて、奥さんもいっしょに、会いに来てくれた

 

俺・・・嬉しかったぁ~(^o^)

RENとMASAKIが、ずっと繋がってることも嬉しいし・・・若くして父親になった、MASAKIの「男気」ある行動も、親父さんから聞いとったし・・・・・ええ青年になってるMASAKIに、久しぶりに会えたことが、ものごっつい嬉しかった

 

子供の頃・・・RENは(俺も)、MASAKIに勝ちたくて、必死に頑張った

MASAKIもMASAKIで、「負けるわけにはいかん!」という思いで、お互い必死に戦ってきた

せやけど・・・今、大人になった彼らが並んだ姿を、MASAKIの親父さんと共に・・・「あんなに、ちっちゃい時、ガチンコでやり合ってたこいつらが・・・こんな青年になるんですね?」って、二人して目を細めた

 

 

チャンピオンやなくても・・・

ものすごい結果が残ってるわけやなくても・・・

ひとつの物事を、一生懸命取り組んどったら・・・俺ら大人(親や指導者・学校の先生等)が、ちゃんと子供らの「心」を育ててやってたら・・・・・きっと、みんな、ええ青年になるよ

 

ほんで・・・当時の「勝ち負け」なんか、何の話題にもなりよれへん

せやからこそ・・・俺ら指導者が、対戦相手を「敵」と称することはアカンのやと思う

せやからこそ・・・「柔道」だけを指導しとったらアカンのやと思う

試合や合同練習、出稽古なんかは・・・柔道を通じた「仲間作り」なんじゃないんかなぁ~?

お互いが、お互いを認め合い・・・「今度は、負けへんからな!」っていう思いで、お互いが、それぞれの場所で切磋琢磨できる好敵手

ほんで・・・高校や大学で、いずれ、本当の「仲間」になれたら、そんな最高なことないやん!?

たとえ、同じ高校・大学に行くことがなかったとしても・・・違う場所で頑張ってる好敵手に、「負けてられへんぞっ!」って、互いに意識し合えて、それぞれの場所で切磋琢磨できるんやったら、これもまた、そんな最高なことないやん!?

 

そんな関係を築けるよう・・・俺ら指導者は、「感情」をどうにでも擦り込むことのできる、成長過程の子供たちに伝えていってやるべきやないかなぁ~?て・・・MASAKIとRENに、あらためて教わった気がしたよ

 

 

MASAKI!

この先、メチャメチャ大変なこと、山ほどあるやろうけど・・・

愛する奥さん、愛する我が子、ほんで、今抱いてるお前の気持ちを・・・ずっとずっと、大切にできる『漢』でおってくれな!

「初心、忘れるべからず!!」

 

元気出していこう!

READY! GO!!

 

 

01-IMG_8353 一応・・・アップ中! タケちゃん、頼むでぇ~(^^)

02-IMG_8359 あれっ? 首がおかしいぞ?(ヤマト)

03-IMG_8360 北岡先生による、強引な施術(^_^;)  ヤマト・・・撃沈(>_<)

06-IMG_8381 KOKOちゃん! 帯取り返しや~!

09-IMG_8390 遼! 逃げろっ~~~!

28-IMG_8498 久しぶりの強烈?メンバー・・・「ヤマタケソウ」

31-IMG_8531 びび! 切り込み隊長、頼むでぇ~!

26-IMG_8477 やったなぁ~! 恭太!!

14-IMG_8415 ええぞぉ~! 恭佑!

16-IMG_8432 海士! 担げっ~!!

36-IMG_8585 碧ちゃん! 臨戦態勢!

38-IMG_8590 昼食!

15-IMG_8429 詩音! ガチッと、引き付けろ!

05-IMG_8379 元気出していこう!  READY! GO!!

33-IMG_8553 恭太と・・・抱き合ってもうた(ーー;)

34-IMG_8562 ナイス! 清春!

12-IMG_8402 GENちゃん! 悔しさは、自分で克服するんやぞぉ~!(^^)

30-IMG_8518 よう頑張ったやないか!?

35-IMG_8573 RUKAちゃん、よく戦ったね(^o^)

08-IMG_8387 YUTAKA! 払い腰やぁ~!

21-IMG_8456 SO! 背負い投げぇ~!

11-IMG_8394 純聖! 足払いぃ~!

37-IMG_8588 啓太! 泣くなっ!・・・吐くぞぉ~(ーー;)

17-IMG_8437 滉太! アフロヘアーになったんか???(^^)

40-IMG_8604 中学生Aチーム・・・二人で3位入賞!

39-IMG_8594 高学年Aチーム・・・優勝、おめでとう!

 

元気出していこう!

READY! GO!!

道場設立10年・・・45歳になった俺にできることは何なんやろう?・・・子供達に伝えていってやれることは何なんやろう?・・・ここ1~2年、いろんな観点から、いろんなものを見て、自問自答することが多くなった

 

「柔道を通じて、大切なことを学んでほしい!」

 

そのコンセプトで、「柔道」の結果は、二の次、三の次のポジションに置いて・・・「社会性」であったり、「仲間の大切さ」であったり、「感謝の気持ちを持つこと」であったり・・・俺自身が経験してきて、「良かったなぁ~」って思うことは、いろんな形で子供達にずっと伝えてきたつもりではおる

せやけど・・・今現在、そういうスタンスで、子供たちと接することができるのは・・・「試合で勝てるようにしてください!」「全国大会に出場させてください!」などと仰る方は、誰一人としておらず・・・私のこのような考えに賛同してくださる、北岡道場のご父兄の皆さまがおるからこそ!

道場生の中には・・・全国大会に出場した子、東北の強化選手のワッペンをもらうような子、あと一歩で全国大会出場に手が届くような子、宮城県内でベスト4~ベスト8に上がるような子・・・そんな子も何人も在籍してるねんけど・・・そんな子の親御さんも含め、すべてのご父兄の方々は、皆一様に、私の『いい加減』な指導方針に、日々お付き合いくださってる

ホンマに、ありがたい話や(^O^)

 

 

それに伴って、みんな同じ方向を向いてくださってる今やからこそ・・・「次のステップアップとして、ええ頃合いやなぁ~(^^)」って思って、新しく企画したのが・・・・・これ!!

寺子屋 021

名付けて・・・

『北岡道場 寺子屋』(笑)

 

ウチの練習日程は・・・寺子屋 015

水曜日:PM6:30~ 約2時間~2時間半

土曜日:PM6:00~ 約2時間半~3時間

ちなみに、余程のことがない限り・・・日曜日や祝日に、出稽古や合同練習に参加することはない

俺は、基本的に・・・「日曜・祝日・GW・お盆・年末年始は・・・柔道以外(家族・兄弟・友達・彼氏・彼女・他の競技等)のことに時間を使った方がいい!」って思ってるからやねんけど・・・

 

 

せやのに・・・寺子屋 017

その貴重な、週2回の練習時間の30分を「勉強」の時間に充てる

なんでや???

 

 

3年前・・・長男(REN)の高校入試の時、俺自身、親として、正直、切羽詰まった状況やった

彼自身に「自己責任」として、「責任」を背負わせてたねんけど・・・蓋を開けてみたら、中学3年間、ほぼ勉強することは無く、高校受験を2ヵ月前に控えた実力テストで、100点強/500点満点っちゅうねんから、そらぁ困った(ーー;)

当然、高校に合格せえへんかったら、彼が続けたい「柔道」の道も絶たれてしまう

だから、「アカンかった(ーー;)」じゃ、シャレになれへん状況やったねん(^_^;)

もちろん、それは・・・彼自身、ほんで親である、俺の責任やねんで

 

そんな経験から・・・去年の夏頃

先日、見事に(まぐれ(笑)で)柴田高校に合格した「滉太」にも・・・毎練習の度に課題(ワークブック)を与えて、毎練習の度に俺が答え合わせをして、間違った箇所は、学校で先生とか友達に聞いて理解してくること!を徹底し・・・繰り返し、繰り返し、彼のケツを叩いて勉強をさせた

 

毎年毎年、受験はやってくる

もちろん、毎年毎年、みんな一学年ずつ上がっていくねんから・・・道場内でも、受験生は後を絶てへん

せやのに、崖っぷちに立たされて、切羽詰まった状況に追い込まれて、「YES」か?「NO」か?ギリギリのライン・・・この先、そんなことの繰り返しで・・・・・せっかく、「柔道」が好きで続けてきた子供達やの に・・・「いざ、高校で柔道をしたい!」って思った時に、選択肢が限りなく少なかったら、どうしょうもあれへん!

それこそ、本末転倒や!寺子屋 019

そんな想いもあって・・・練習時間の30分を勉強に充てることにしたねん

 

※単なる思いつきで、こんなことを始めた訳やあれへんよ

俺には、恥ずかいけど、愚かな『夢』がある

あとで・・・書くわな(^_^;)

 

ほんで、もちろん・・・高校受験のためだけやあれへん

同じ「志」を持った仲間と共に、机を並べて勉強に取り組むことで、「勉強は楽しいもの」って感じてもらえるはずやし・・・(だって、あんなにシンドイはずの「柔道」の練習も、「楽しいこと」に変えてしまう奴らやねんから・・・)

※余談やけど・・・現に、ウチの次男(SO:小5)は、道場の勉強で間違った箇所は、誰に言われるでもなく、自ら書き取りをしたり、見直したりして、「勉強」に対する取り組み方が、わずかな期間でものごっつい変わったねん(以前は、宿題さえも、学校で友達のを写してたみたいやからなぁ・・・(-_-;))

国語と算数は、道場や家でも取り組んでるから・・・テストで高得点を連発してるらしく、元々が低レベルやったもんやから(>_<)、格段にレベルが上がってきてる

苦手やった、理科と社会も、学校の授業で理解しようとしてるらしく・・・昨日は、理科「100点」のテストを誇らしげに、「親父! 見て!」って、俺に見せにきてた(ちなみに、以前は40~60点(ーー;))

ほんで、「社会は、もうちょっと頑張らなアカンわ」って・・・北岡家としては、ありえへんような発言が飛び出してた(笑)(笑)(笑)

 

それに・・・・・

自分たちで、机を並べて、自分たちで片付けること・・・そういったことで、勉強に向かう姿勢を自らで盛り上げることも・・・大事

勉強して、消しゴムのカスが落ちてたら、いざ練習開始と切り替わった時、それに気付いて、自ら率先して掃除することも・・・大事

インプットばっかりやったら、なかなか覚えへん事でも、仲間に教える(アウトプット)ことで、自らの理解を深めることができるはず

 

また、「柔道」では、コロッとやられてしまう子が、「勉強」ではすごい知識を持って、周りに教えてくれるもんやから・・・「柔道が強いもんが偉い」なんて考えは(仮に、そんな考えを持ってる子がおったとしても)、そんなもん限りなく覆されてまうからなぁ~(^o^)

 

ほんで・・・「練習を見に来てるご父兄の方は、どの生徒でも構わず、教えてあげてください!」(ちなみに、我が子に教えるのは、(怒り(笑)の感情)が入り込んでくる可能性があるから、NG)っていう形づくりをしたもんやから・・・ご父兄の皆さんが、机の横についてくれて、子供達は気軽に分からないことを、どんどん質問してる

そうすることで・・・今までは、「俺が道場長として存在して、子供達が生徒としておる」のを、ご父兄の皆さんは、外から見守るだけやったけど・・・ご父兄の皆さん各個人が、生徒一人一人に接することで、きっと違う感情が芽生えてきてると思うねん

そしたら、柔道の試合・練習でも、応援する時の気持ちも変わってくると思うし・・・

子供達は子供達で、そうやって、「〇〇のお父さん・お母さんに教えてもらった」っていうことは、絶対に忘れへんはずやろうから・・・将来、彼らが大人になった時に、我が子にだけやなくて、他にも愛情を持てる人になってくれると、俺は思うねん

子供の心には・・・大人が口に出すだけの綺麗事なんか、絶対に響かへん

子供の心には・・・そんな綺麗事を見抜く力が備わってる

曲がりなりにも、『愛情』を持った行動しか、子供の心には、絶対に響かへんねん

だからこそ・・・『愛情』を持った大人の行動で、子供の心を揺さぶってやらなアカンねん

 

そんな・・・ひと言では表されへんくらい、たくさんの願いを詰め込んで始めた・・・『北岡道場 寺子屋』

継続は力なり!

継続は宝なり!

全員が全員、成績が急上昇するとはいかんやろうけど・・・間違いなく、子供たちの心にムーブメントを起こすことができると、俺は信じてる

 

俺・・・正直、「勉強」って、オモロないもんやと思うねん寺子屋 020

頭ごなしにやらされても・・・メッチャ、ダルいだけやし(>_<)

「高校行かれへんようになるから、「やらなアカン!」」・・・「将来、必要な時がくるから「やらなアカン!」」・・・そらぁ、子供達も、それなりに頭では分かってる

せやけど・・・勉強「やらなアカン」と思ってる間は、絶対にオモロイと思うはずがないと思うねん

 

子供ら自身が、「柔道」を通じて、自らの潜在能力を、俺に証明してくれてるんやから・・・

練習「やらなアカン」って思うより・・・練習「楽しい!」って思ってる方が、間違いなく伸びる!

少なくとも・・・北岡道場では、柔道に対する強制は何ひとつないからなんか?(^^)

だから、あいつら・・・自分達で色々考えて、いろんなことに、どんどんチャレンジしよるもん(たまに、回転運動の内容とか、俺の知らんとこで、勝手にバージョンアップされてる時あるしな(^_^;))

ホンマに、子供達から教えられることって、メチャメチャ多い

 

せやから・・・「勉強」もいっしょやと俺は思う!

仲間と時間を共有することで・・・ひとつでも覚えるものが増えることで・・・ひとつでも解ける問題が増えることで・・・「勉強って、オモロイやん!」って感じてもらえるはずや

ほんで・・・それを通じて、また、そこから広がる新たな「社会性」を付帯して学んでくれることは、きっと間違いない!

せやから、彼らの未来を信じて・・・俺は、できる限りのことを、子供達に伝えていってやりたいと思う

未来で・・・あいつらを待ってるよ(^^)

 

道場設立以来、いろんな事案、いろんなジレンマで、スタートラインにさえ立つことができへんかったけど・・・

俺には、ずっと以前から、愚かながら『夢』がある

 

『夢』のまた『夢』かも知れんけど・・・

近い将来、北岡道場の卒業生から・・・柔道の結果は、それほどやなかったけど・・・

耳の潰れた『医師』寺子屋 018

耳の潰れた『弁護士』

耳の潰れた『金八先生(笑)』

ほんで・・・ここ(北岡道場)で、過ごしたことを糧にして、どんな世界であれ・・・

耳の潰れた、多くの『リーダー』

・・・・・が、輩出されへんかなぁ~?って、俺は願ってるねん

 

それと、もうひとつ・・・

いろんな取り組みを試みることで、「柔道」というもんが、もっともっと社会に必要とされるポジションになって・・・高校や大学を卒業する時、「俺・・・「〇〇道場」に就職するねん!」っていう子が出てくるような時代が来たら・・・俺みたいに、「柔道」に助けられてきた人間にとったら、ホンマに誇らしいことやねんけどなぁ~(^o^)

 

『夢』のまた『夢』・・・なんかも知れへんけど・・・寺子屋 016

 

それでも!

一石を投じる・・・価値はあるんとちゃうんかな???

 

元気出していこう!

READY! GO!!

 

私事で申し訳ないけど(^_^;)・・・

 

みんな・・・こうなる!

ほんで・・・いずれ、親の元を巣立っていく!

 

2007 北岡 2007年

2008 北岡 2008年

2009 北岡 (639x800) 2009年

2010 北岡 (510x640) 2010年

2011 北岡 (510x640) 2011年

2012 北岡 (512x640) 2012年

2013 北岡 2013年

2014 北岡 (818x1024) 2014年

2015 北岡 (819x1024) 2015年

 

せやから・・・

今、この瞬間を・・・

思いっきり・・・大切な我が子と共に・・・

掛け替えのない、「素晴らしい」時間を過ごしてほしい!

 

当たり前やけど・・・

過ぎ去った時間は、二度と戻ってけえへんから・・・

 

元気出していこう!

READY! GO!!

 

この前の練習の時の話・・・

自由稽古(立ち技の乱取り)の前に・・・全員を集めて、結構大事な話をしとった

ほんなら・・・健ちゃん(小6)が、隣におった恭佑(中1)と海士(中1)と、よそ見をしながら話をしとった

俺、それ見つけて・・・健ちゃんに・・・

「どこ向いとんじゃ、ボケッ! お前、今、俺の話聞いとったんかっ!? 今、何の話しとったんじゃ!?言うてみぃ!! お前、もう練習せんでもええから、そこ(倉庫)に正座しとけっ!」って、練習から外したねん(^^)

(もちろん、健ちゃんのお母さんも練習を見学してたねんけど、親御さんがおるorおれへん、そんなことは俺にとっては、これっぽっちも関係なく、俺は平気で子供達に雷落とす(^o^))

 

※余談やけど・・・

俺は、中学生に対しては、ほとんど、その手のことに関しては何も言わへんようにしてる

それは、俺の子育ての持論やねんけど・・・子供に、「ああせえ!こうせえ!」って言うのは、小学校の間だけって決めてるねん(我が子に対しても、道場生に対しても)

小学生の間に徹底的に・・・物事の良し悪し、空気を読むこと、周りの人(親や仲間)に感謝の気持ちを持つこと、他人に迷惑をかけへんこと等々・・・時には、ゲンコツを落としてでも、しっかりと向き合って伝えるようにして・・・・・中学生になったら、一人の大人(男性、女性)として付き合うようにシフトして、『責任』は自分自身の背中に乗せるような空気を作るようにしてる・・・・・要するに、自己責任やな(^^)

だから・・・あえて、恭佑と海士には、何も言わへんかってんけど・・・・・

健ちゃんは、小学生やから・・・きっちり、とばっちりを受けたっちゅうわけやねん(^o^)

 

自由稽古の一本(約2分半)が終わった時、健ちゃんが俺のとこに来て・・・「反省してますから、練習に参加させてください!」って、泣きながら訴えてきよった

「アホかっ!? 2分や3分で反省できるくらいやったら、俺が大事な話してる時に、最初からよそ見なんかして、隣の人間とムダ話してるかっ!? 練習終わるまで(残り30分)、ずっと正座しとけっ!」って、また座らせたってん

そんなやり取りがあって、パッと振り返ったら・・・俺の目の前に、タケル(キャプテン)とSO(副キャプテン)が立ってんねん

タケル&SO:「俺らが、健ちゃんと話してきますから・・・」

・・・そない言うて、健ちゃんの元に行って、なんか話しとったわ

それに気付いたKOKOちゃん(副キャプテン)も・・・すかさず、健ちゃんの元に走り寄って・・・

俺、その時点で、嬉しくて嬉しくて、怒っとった顔が、思わずがほころんでまうくらい嬉しくてなぁ(^^)(^^)(^^)

せやけど・・・怒ってる手前、「おぅ、分かった」なんて、普通に対応したねんけど・・・

 

しばらくして・・・

タケル:「先生! 健ちゃん、反省してるようなので、話を聞いてあげてください」

健ちゃん:「これからは、先生が話をしてる時、ちゃんと話を聞くようにしますんで・・・反省してますんで、練習に参加させてください」

俺:「分かった! 物事やる時は、ケジメつけて、ちゃんとやれよ! 今日は、タケルとSOとKOKOちゃんの顔に免じて練習させるけど・・・今度は、許さんぞ!」

・・・そない言うて、事を終えたねんけど・・・

タケルもSOもKOKOちゃんも・・・小学生ながら、自分の立場を考え、道場内をまとめようと動いてくれてるねんなぁ~って・・・俺、ものごっつい嬉しくなった(^o^)

 

 

俺は、常々言うねんけど・・・

「柔道なんか、ナンボ強くても、社会に出てから通用せえへんような者はアカン!」って、思ってる

「子供の頃に、柔道が強い」ことよりも・・・今、学ぶべきことをしっかりと学んで、社会に出てからのコミュニケーション能力、リーダー的要素、空気を読める人、周りの人間に対して感謝のできる人、他人に迷惑をかけない人、他人の気持ちに気配り・心配りができる人、仲間がたくさんいる人・・・になってもらいたいと、俺は心から願ってる

自分のことしか考えへん様な人間ではアカン!

自分の利欲のために、他人を巻き込むようなことをしたらアカン!

自分がやられて嫌なことを、平気で他人にするような人間ではアカン!

・・・・・俺は、そない思うねん

 

だから・・・大切なことを伝えるために、子供達を一生懸命叱る

俺は・・・柔道の結果云々なんかで、子供達を叱ったことなんか、道場設立以来、いっぺんもあれへん

そのかわり・・・靴のかかとを踏んでたり、お茶碗に米粒残してたり、挨拶をせえへんかったり、親に対して暴言を吐いたり、柔道衣を大事にせえへんかったり、諦めた(投げた)試合をしたりしたら・・・しこたま怒り飛ばすよ

「柔道を通じて、大切なことを学んでほしい」・・・その想いがあるからやねんけどな

 

『柔道』は、良くも悪くも、縦の関係、横の関係が素晴らしい

その素晴らしい『柔道』を通じて、人生を歩んでいくための、大切なことを学んでほしいって、俺は思ってるねん

 

 

今は・・・一人っ子の家庭が多い

せやから、親は、どうしても子供を甘やかしてしまう(俺でさえ、悠葉先生がアルバイト、SOが友達の家に泊まりに行ったとかで、YAMATOが独りの時・・・普段と、明らかに対応が違って、YAMATOに対して、変に優しくなってまうもんな(^_^;))

おまけに、兄弟喧嘩っちゅうもんが出来へんし、家庭内で競い合う場面がない

ほんで、兄貴が叱られてるシーンを見て、「これは、やったらヤバイな(>_<)」って、空気を読むことを覚える場面もない

 

学校の先生も・・・子供の将来を見据えて、ゲンコツ落としてでも叱り飛ばしてくれる先生は、限りなく少ないのが現実や

おまけに、学校でさえも、社会に出た時に役立つやろう、ええ場面に遭遇することが少なくなってきてるって聞く

「少なくなってきてる」っていうより、「少なくしてる」んかなぁ~???

例えば・・・学芸会で、主役がぎょうさんおったり・・・等々

 

人生は、主役ばかりやなくて、「脇役」に徹することが必要な場面も、ぎょうさんあると思う

せやから、子供の頃に・・・真剣に競い合うことの大切さ・・・「脇役」に徹することの大切さ・・・を伝えてやることも大事やし・・・現実をしっかりと見据えて、今何をするべきか?を、真正面から向き合って、子供達に伝えてやることは、彼らの将来のために、ものごっつい必要なことやないんかなぁ~って、俺は感じるねん

 

「大人になったら、出来るようになるやろう」「ウチの子は、大丈夫やろう!」「自分自身(親御さん)もできてるし、そのうち出来るやろう」って、思ってる親御さんは結構多いと思うけど・・・実は、そんな簡単なもんやない

実際に、仕事で若いスタッフを指導したりしてても・・・自分のことしか考えてへんような行動をとることは少なくないし・・・「他人を思いやる「心」が貧しいなぁ~」って感じさせられることも、正直少なくない

いろんなことを含めて・・・哀しいかな?これが現実やわな

 

 

話を元に戻すけど・・・先生が大事な話をしてる時に、よそ見をして、他の連中としゃべてる

ほんなら当然、そいつらは周りの連中より遅れる訳やし・・・もっと先のことを見越して考えたら、社会に出た時に、人の話を聞かんと周りの連中から遅れを取ってたらどうなる?

当たり前のように・・・「お払い箱」や

即座に、首を切られることは無かったとしても、必然的に、信用は失ってしまうやん?

たった、それだけで・・・自分の社会生活にとって、マイナス要因やん?

ほんなら・・・大事な場面では、ちゃんと空気を読める子に、「今」しといてやったらええだけのことやろ!?

 

せやから、俺は・・・彼ら(小学生・幼児)を叱るねん

ほんで、中学生になったら、「自己責任」っちゅうもんを、あえて背負わせて・・・試合に負けたことも、自分が出遅れてることも、すべてが自分の責任であり、決して他人のせえにしたりせえへんような空気を作る

ほんで、良いことも悪いことも、すべての物事が「必然」として、自分の身に降りかかってくるってことを、身を以て感じてもらうようにしてるねん

 

まぁ・・・日頃から、そんな考えで道場の運営を心掛けてるねんけど・・・

要は・・・それを、見透かしたかのような、俺の求めてるもんの更に上を行く、タケルとSOとKOKOちゃんの「気配り」「目配り」「思いやり」が・・・ものごっつい嬉しい出来事やったっちゅう話(^o^)

 

せやけど・・・この流れを作ってくれた、前キャプテン「恭太」の功労はデカい

あいつは、ホンマに素晴らしいキャプテンやった

・・・・・というより、素晴らしいキャプテンに育ってくれた

 

親父さんから聞いたねんけど・・・

入会当時、恭太は学校でイジメらてたようやった

その恭太が・・・昨年一年キャプテンをやったことで・・・自分自身のことも含めて、道場内全体を良い雰囲気に持っていってくれる、頼もしいリーダーになってくれた

今は、学校内でも「リーダーシップ」を発揮してくれてるって聞くから、なおのこと素晴らしい

ホンマに、嬉しい限りや

 

※ちなみに・・・後になってもうたけど、健ちゃんの名誉のために記しておく(^^)

よそ見をして、しゃべっとったから、俺に叱られたけど・・・健ちゃん、入会した時からくらべたら、ものごっつい一生懸命、練習に取り組む子になった

2~3日前も、俺と寝技の乱取りしてたねんけど・・・ひと区切りついて、みんなが休憩してるのに、ずっと止めんと俺に喰らいついてきよった(お陰で、頑張りに押されて、茶色帯をゲットしたけどなぁ(^^))

お茶らけてる分、時々、俺に雷落とされるけど(笑)・・・高校生くらいになったら(俺の元を巣立ったあと)、ええ柔道家、ええ男になってくれるんとちゃうかな?

期待も込めて・・・奴とも、長い付き合いになりそうやわ(^O^)

 

 

 

俺は、願ってる

「道場の子達が・・・一人でも多く、「リーダー」になれる子に育って欲しい!」って

 

ある所で学んだねんけど・・・

『人が集まる法則』

人を集める人と、人が集まる人の違いは・・・

「ギラギラ」と「キラキラ」の違い!

 

「下の子の面倒を見る」っていう形作りは・・・悠葉コーチや晃コーチが、道場に在籍中に作り上げてくれたこと!

それを・・・RENやEIMI、悪ケン(高3連中)・・・沙季ちゃん、虎ちゃん、千葉ケン(高2連中)・・・夏っちゃん、正也、オッサン(高1連中)が、当たり前にように、引き継いでくれて・・・また、後輩たちに身を以て伝えてくれたことで・・・今、在籍中の中学生・上級生が、限りなく下の子達の面倒を見てくれてる

もはや、「北岡道場の伝統になった」っていうても過言やない

 

これに付け加えて・・・今回のような、タケルやSOやKOKOちゃんがやってくれたような、「気配り」「目配り」「思いやり」を持って、キラキラした目で、「リーダーシップ」を発揮できる子が育ってくれる「伝統」ができたら、なおのこと最高やと思うなぁ~

 

 

『北岡道場』は・・・今年の10月で、設立10年になる2007 北岡

俺自身も、10年ほど前は・・・34~35歳で、若かったっちゅうのもあったんやろうけど・・・血走った目ン玉で、ギラギラしてたんやと思う

試合中、審判の先生に対し暴言を吐いたり、よその道場の先生方に対しても、失礼極まりない態度をとったことも、決して少なくなかったと思う

 

それと・・・子供達も、ギラギラした目ン玉で押さえつけられてた時期は、きっと誰も柔道に魅力を感じてへんかったんとちゃうんかな?

絶対に、キラキラした目で、いっしょに目標を見定めてくれる相棒(先生)がおる方が、嬉しいに決まってるもんな!

 

せやから、一時期・・・勝ち星が増えた時期、勢いに任せてガンガン前進してた時期・・・「何か?」を求めて、たくさんの人が集まってきた

せやけど・・・俺自身の、人間的な魅力の無さ、信念の無さ・・・そう、決して「北岡道場」に魅力があった訳やなかったから、その人達は瞬く間に離れていってもうた

 

そんな経験から、俺はたくさんのことを学ばせてもうた

人の心を動かすのは・・・『信念』と『情熱』

裏を返せば・・・これがなかったら、表面上は動いてるように見えても、「心」までは動かされへんっちゅうことや!

 

たくさんの失敗をして、たくさんのことを学んだからこそ・・・「今」がある

ほんで、「今」の俺自身があることによって、「今」の北岡道場がある

だからこそ・・・「柔道」だけやなくて、そういったことも含めた、大切なことを子供達に伝えていってやれる場所でないと、俺がやってることなんか、何の意味もあれへんねん!

 

「勝ち負け」なんか・・・二の次! 三の次!

「勝ち負け」以上に大切なことを、「柔道」を通じて学んでほしいと願ってる

歳を重ねて、45歳になった俺が・・・この先、子供達に伝えていってやれることは、何なんやろう?って・・・最近、よう考える

 

10年前・・・良くも悪くも、宮城県の少年柔道界に、一石を投じて引っ掻き回したのは、俺やと思ってる

宮城県出身でもない、どこのどいつかも分かれへん人間が、「北岡道場」を引っ提げて、たくさんの勝ち星を重ねて、あっという間に、毎年のように「優勝候補」と言われる道場になった

「勝ち」に、こだわってこだわって・・・とにかく全国を目指して、前へ前へと突き進んだ

そのことに関しては、良くも悪くも、自分の足跡やから、「後悔」はあるけど「納得」はしてる

 

せやけど、10年経って45歳になった今・・・俺自身、子供達に対して、どんな役割を果たせるんやろう?って考えた時・・・

当たり前に出てくる答えは・・・2015 北岡 (819x1024)

「柔道のチャンピオンを育てよう!」・・・やなくて

「社会で役立つ人を育てよう!」

・・・・・それに尽きる!

 

 

今、俺にできること・・・

これから、俺にできること・・・

それらを踏まえた上で、立ち止まることなく・・・「与えられた環境の中で、最大限の努力をする」べし!!

 

 

2016年も、始まったばかりやと思ってたら、もう1月後半やん!?

2月21日(日)は、ライオンズ杯がある

今年も、きっと彼らから、たくさんの感動と興奮をもらえることやろう

 

そやから、負けてられへん!!

元気出していこう!

READY! GO!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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【連絡先】
022-782-7780
(きたおか接骨院内)

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