その他

先週土曜日・・・久しぶりに、生徒数名(RITOと恭太やけどな(笑))に『雷』を落としたった

俺・・・時々、『雷』を落とす(限りなく、ヤバイ『雷』な・・・(笑))

 

理由は・・・8年前に、道場を立ち上げてから、一貫して同じ

「一生懸命、取り組まへん」から・・・

 

俺は・・・「試合に負けたから・・・」「団体戦の大切な場面で、ポイントを落としてきたから・・・」とか、そんな理由で、子供たちを叱ったことは、いっぺんもない

そのかわり・・・

「一生懸命、取り組まへん」

「挨拶ができへん」

「空気を読まれへん」

「柔道衣を、大切にせえへん」

「靴のかかとを踏んでる」etc・・・

・・・・・に対しては、メチャメチャうるさく怒やしまくる

 

「靴には、靴の役割があるんじゃ!! かかとを踏むんやったら、スリッパ履いてこい! お前も、お前自身っていう存在(役割)を足蹴にされたら嫌やろ!? ほんなら、靴はちゃんと履いてやれ!」

 

「柔道衣は、お前らの「正装(戦闘服)」や!」

ほどけた帯を、足で避けたり・・・置いてる柔道衣を踏んだり・・・絶対に、許さへんねん

 

場の空気を読むこと・・・子供やから、「2~3時間、集中せえ!」ゆうても無理やし(大人でも無理やねんから・・・)・・・せやけど、その場の空気を読んで(先生の真剣さ、周りの奴らの取り組み方など)、「今は、やるべき時なんやな?」って、「今は、真剣に取り組まなアカンねんな?」って、肌で感じることは大切なことやと思うねん

 

「挨拶ができへん」「一生懸命、取り組まへん」は、結構、バックボーンを大切に考えてもらいたいと願ってる

シャイな子もおるから、でっかい声で挨拶をするのが、照れくさかったりするのは分かる(増して、高学年、中学生くらいになったら余計やな)

せやけど・・・例えば、宮城県の代表になって、全国大会・東北大会に出場する子達、また道場の代表として、選抜されて県大会に出場する子達・・・「その子らが、その大会に出場することによって、出られへん子がおる」っていうことを自覚してもらいたいなって、俺は思ってる

道場の代表、宮城県の代表が、しょぼくれた声で挨拶をしてたり、自身なさげにナヨナヨしとったら、背中に背負ってるゼッケンとか、胸のマーク(道場のロゴ)が泣きよるで

俺は、いつも子供らに言う

「背中のゼッケンには、自分の名前と、道場(宮城)の名前がデカデカと貼られとる 胸には、道場のマークが刺繍されとる これは、「俺(北岡)の道場」の名前とかマークやない! お前ら仲間の名前とマークや! みんなの「想い」が乗っかってるんや! せやから、そのゼッケンとかロゴに誇りを持って、試合に出られへん奴の分まで一生懸命にならなアカンぞ」って

 

俺らが大学の頃は・・・全員が全員、ゼッケンを貼ってた訳やなかった

約300人ほどおる柔道部員にの中、-60kg級~95kg超級(現:100kg超級)までの7階級、各階級4名ずつ、合計28名しか、ゼッケンを貼ることができへんかった

厳しい校内予選を勝ち上がって、代表になった者だけが、ゼッケンをいただける

だから、ゼッケンを貼らせてもらった俺は・・・「付き人をしてくれてる、後輩の分まで戦ったらなアカン 無様な取り組みはできへん」って・・・そない思って取り組んでたよ

だから・・・ゼッケンとかロゴには、みんな(道場生とか、他の道場のその試合に出られへんかった子)の「想い」が乗っかってるっていうことを、自覚してほしいなって願ってる

 

一生懸命取り組まへんのは、周りの人たちへの裏切りや

一生懸命やれへんかった、子供らには・・・

「お前、今日、ここ(道場とか試合会場)に、どないして来たねん!? お父さん、お母さんが、連れてきてくれたんと違うんか!? お前、自分で働いて、月謝払ってんのか? お父さん、お母さんが、仕事もせんとダラダラ遊んどったら、お前の家はどないなるねん!? お父さん、お母さんも、毎日毎日、喜び勇んで仕事に行ってる訳やないぞ! そらぁ、しんどい時もあるやろうし、行きたくない時もあるはずや! せやけど、一生懸命一生懸命、毎日仕事に行くねん! お前らが、頑張ってるからや! 学校で、柔道で、野球で、サッカーで、塾で、遊びで・・・お前らが頑張ってるからこそ、そのお前らに、「全身全霊で何かをしてやりたい!」・・・そない思うから、毎日毎日、お父さん、お母さんは、一生懸命頑張ってくれてるんや! ほんなら、今お前がダラダラしてることは、お父さん、お母さんに対する「裏切り」とちゃうか? 独りで柔道ができてると思うな! すべての物事、ほんで、周りの人に感謝をして、「思いやり」を持って、取り組め!」って・・・いつも伝えるねん

だから・・・「今、何をするべきなんか?」の空気も読まんと、親御さんの「想い」にケツを捲るような取り組みをしとったら、試合場やろうが、道場内やろうが、容赦なく「ゲンコツ」やねん

 

明美(女房)とか、悠葉先生(長女)曰く・・・「最近は、メッチャ丸くなった」らしいけど・・・それでも、キャパ超えたら今でも、容赦なく「ゲンコツ」を落としてる

そう言われたら・・・以前は、キャパなく、容赦なく、そんな状況が、ちょっとでも見受けられたら、即「ゲンコツ」落としまくってたなぁ~(笑)

 

俺の思い上がりもあるけど・・・

そんな、若かった俺が「ゲンコツ」を落としまくってた時代に、在籍してた子達は・・・空気を読んで、思いやりを持って、周りに気配りができて、「独りで、生きてるんではない!」ってことを、理解してくれてるはずや

卒業生・・・悠葉先生、晃先生はじめ、睦、貴兄ぃ、龍生、REN、EIMI、悪ケン、虎ちゃん、千葉ケン、沙季ちゃん、夏っちゃん、正やん、おっさん・・・は、少なくとも理解してくれとるやろう

それが、今の「北岡道場」の良さ、伝統(自分のことだけを考えるんやなくて、周りに気を配って、下の子の面倒を見る)になってるんやと、俺は思ってるよ

余談やけど・・・今年、育英高校を卒業した龍生(ウチの卒業生)は、卒業前に道場に顔を出してくれた時に、「小学校5年生の時に、山形の錬成大会で、北岡先生にシバキ倒されて、本当に良かったと思います! あれがなかったら、辛いことから逃げ出して、高校の途中で柔道を辞めてしまっていたかも知れなかったです」って言うてくれとった

きっと、彼は・・・辛い時に、あの「ゲンコツ」を思い出してくれて・・・お母さんの「想い」、北岡の「想い」「北岡道場の誇り」が、自分自身の背中に乗っかってるってこと、ほんで、「自分独りで、柔道をしてるのではない!」ってことを、感じ取ってくれたんやろうなぁ~

 

俺には・・・5歳児やろうが、中学3年生やろうが、まったく関係あれへんねん

だって、出会ってしまったねんから・・・

もう、出会ってしまった以上、出会う前には戻られへんねんから・・・

 

「まだ、小さい子に言っても分からないから・・・」って、大人サイドの判断で、伝えるもんも伝えんと・・・・・ある程度の時期が来たからゆうて、「もう高学年になったんだか、、分かるでしょう?」って言われたかって・・・一貫性があれへんかったら、子供が困るやん!?

せやから、俺にとったら・・・5歳児も、中学3年生も、みんないっしょ!

みんな、俺の子供(我が子)と同じように扱う

 

いっしょに笑うし・・・いっしょに泣くし・・・間違ってると感じたら、容赦なくゲンコツも落とすし・・・反対に、俺が間違ってたら、頭下げて謝るのも、当たり前のことや

今、理解できる?理解できへん?じゃなくて・・・龍生みたいに、時期が来て、俺の言うてることの点と点が線で結ばれたら、ただそれでええねん

その時、点と点が線で結ばれて、理解ができたなら・・・立派な大人になってるはずやから・・・

 

だから、俺は言い続ける

言い続けて、言い続けて・・・「未来で、彼らを待ってる!」んや

究極なことを言うたら・・・「明日、俺が生きてる保証なんか、どこにもあれへん!」ねんから・・・『今』、伝えてやれへんかったら、いつ伝えてやるねん!?っていう話や・・・俺、あの世で後悔する!!(笑)

 

社会に出た時に、通用する「人間」

社会の荒波を、上手く泳いでいける「人間」

人の心の痛みが分かる「人間」

大切な人の「想い」を感じとれる「人間」

他人に対して、思いやりの持てる「人間」

辛抱と努力ができる「人間」

ほんで・・・親、兄弟、師匠、仲間、そして、自分自身を大切に出来る「人間」

そんな・・・『人間』・・・に育ってほしい

 

ナンボ、柔道が強くても・・・

他人に対して「思いやり」ひとつ持つことができへんかったら、ひとりぼっちになってまう!

大切な人の「想い」を感じることができへんかったら、「まごころ」が育ちよれへん!

 

「あのオッサン(北岡)・・・ゲンコツ落とすし、怖いから嫌い」

そない、思われたかって・・・上等じゃ!

もし、お前らが俺のことを嫌ったって・・・俺は、絶対にお前らのことを嫌いにはなれへんから、ナンボでもゲンコツ落としたるわ(笑)(笑)(笑)

いずれ、点と点が線で結ばれて・・・「あのオッサン(北岡先生)・・・そう言えば、あの時、あんなこと言ってたなぁ~」って、気付いてくれる時が来ることを信じてな

 

未来で待ってるよ!

ゆっくりゆっくり、一歩ずつ一歩ずつ、踏みしめて歩いてこい!

 

「秘すれば花なり、秘せずば花なるべからず」

 

 

元気出していこう!!

READY! GO!!

 

 

 

 

4月4日(土)の練習を最後に、MASAが「北岡道場」を離れていった

翌日が、高校の入学式ということであり・・・本当の意味での卒業をしていきよった

 

中学校を卒業して・・・道場の「追い出し会」をして・・・新年度を迎えて・・・・・

一応は、区切りをつけてたねんけど・・・高校の入学式前日まで、休むことなく、普通に練習に来てくれとった

 

そのMASAが・・・帰る間際に、俺にこんなものをくれたq 002 (1024x768)

 

 

 

 

 

 

 

 

俺は・・・『心』っていう字、言葉、目には見えへんけど、その物自体がものごっつい好きやねん

だから、我が子の名前にも、すべて『心』を入れてるし・・・

悠葉

恋(REN)

心颯(SO)

心和(YAMATO)

 

道場の名前も・・・『柔心館 北岡道場』やねん

「「柔の心」って、どんなもんなんよ!?」って聞かれたら、「こういうもんです!!」と答えられるもんはないねんけど・・・俺の勝手な解釈と、そうであって欲しいという想いを込めて・・・

『義理人情』

『まごころ』

・・・・・を学んでもらいたいと想ってる

あんまり流行れへん、ほんで、あんまり聞かれへんようになった言葉やけど・・・俺は、この言葉が大好きで、「俺という人間からこれを取ってもうたら、もう何も残れへんやろうな(^_^;)」って、自分自身で痛感してる

裏を返せば・・・それくらい、人間には必要不可欠なもんなんじゃないんかな?って思ってる

 

 

 

ある日の、MASAのお母さんのブログに・・・「卒業前、美術の時間に『自分の好きな一文字』を学校で彫った」って、この彫刻が掲載されとったねんけど・・・・・俺、AKEMIと二人で・・・「MASA、シブい言葉、彫りよんなぁ~(^o^)」って、なんか嬉しくて、ニタニタしてた覚えがあった

その作品を・・・「先生に、持っていてもらいたいから・・・」って・・・そんな大切なものを、俺にくれたねん

メッチャ、嬉しかったよ

きっと、MASAは・・・北岡道場で学んだ大切な『心』を、色んな想いを込めて、俺に届けてくれたんやと思う

ホンマに・・・メッチャ、嬉しかった

 

あいつは、人の『心』を動かすことのできる人間なんやろうな

家に帰って、悠葉先生と話してた時・・・「正也見てたら、涙出てくるんよな」ってゆうて、悠葉先生が泣いてたのが、その答えやと思う

俺自身も・・・あいつに、何べん泣かされたか?分からんくらいの「感動」をもらってるしな

 

そんなMASAが・・・今、自分の人生の「第二幕」のステージに立とうとしてる

寂しいけど、背中を押してやらなアカンな・・・

 

どうか、正也!

ここからは、自分の選んだ道(人生)です!

一歩一歩、一歩一歩、しっかりと踏みしめて歩いていってください!

あなたの『心』の、ほんの片隅にでも・・・「北岡道場で、柔道をやったことがよかった」「北岡に、出会えたことがよかった」って思ってもらえる時がきたならば・・・・・私が伝えようとしてきた『想い』、そして、私の残してきた『足跡』が、少しは報われるように感じます

ありがとう! 正也!

この場所から、ずっと応援していますから・・・

元気出していこう!!

READY! GO!!

 

新4年生・・・承之介(承ちゃん)q 002

承ちゃん、なかなかオモロイ子(^o^)

何がオモロイって?・・・普段、メチャメチャ、おちゃらけてるし・・・俺(北岡先生)には、普通にタメ口(「俺、わかんねぇ~!」「俺も知ってる!」などなど(笑))・・・思いっきり、目を見開いて口尖らせて、一生懸命、俺に何かをしゃべりかけてくるかと思ったら・・・同級生とか下の学年の強い子に柔道で負けたら、悔しいんやろなぁ~?、目パチパチしながら、半べそかいてる(^O^)

 

でも、この承ちゃん・・・メチャメチャ、「気持ち」が強い!

ケツ叩いたら、メッチャ前に出ていくし・・・煽ったったら、「気持ち」全開でかかっていく

ほんで・・・あの、SO(北岡SO(新5年生))にまで、蹴りを入れにいく

冗談とはいえ・・・みんなが、なかなかできへんことを普通にやりよる(笑)

 

 

新4年生にしたら、身体はちっちゃいし・・・試合では、なかなか勝たれへん(・・・って言うても、まだ柔道始めて、1年ちょいやからな)けど・・・最近、一生懸命頑張ってる

昨日・・・水色帯を、ちらつかせながら煽ったったら、メッチャ頑張って練習に取り組んどった(^o^)

 

ウチ(北岡道場)は・・・子供たちのモチベーションを高めてやるために、頑張ってる内容、出来へん事が出来るようになった、泣かずに取り組めるようになったetc・・・で、帯の色が進級していくシステムにしてる

(白帯・・・赤帯・・・黄色帯・・・オレンジ帯・・・水色帯・・・緑帯・・・紫帯・・・紺帯・・・茶色帯・・・って感じで、進級していく)

同じ学年で、自分より後で柔道を始めたのに、進級が早かったら、悔しくて一生懸命取り組みよるし・・・兄弟でも、下の子が早く進級したら、上の子は「俺も・・・」って思って、頑張りよるし・・・また、「今まで出来へんかったことが、出来るようになったな!(^o^) 先生、ちゃんと見てんねんで(^o^)」って、進級してもうたら、モチベーションが上がって、「もっともっと・・・」って、新たなことにも挑戦し始めよる

子供って、ホンマ単純やけど・・・ごっつい可能性、ほんで未知なる力を秘めてるもんやでなぁ~(ホンマ、そない思うわ)

 

 

話が逸れてもうたけど・・・

オレンジ帯の、承ちゃん・・・一学年下のK太が水色帯を巻いてるし、メッチャ水色帯になりたかったんやろなぁ~

俺が水色帯巻いて、それをちらつかせながら、「頑張れよ! 承ちゃん!」「いけよ! 承ちゃん!」って、煽りまくったら、、同級生のJOE(メッチャ強い、ヤマタケSOも勝たれへん(^_^;))に、半べそかきながらやったけどメチャメチャ頑張って、かかっていっとったよ

 

承ちゃんの武器は・・・『背負い投げ』

せやけど・・・『背負い投げ』は、結構難しい

どうしても、技に入った時に、膝をついてしまう(柔道の少年ルールは、両膝をついた「背負い投げ」は、反則になる)

でも、俺(北岡道場)が教えてる『背負い投げ』は、どうしても、両膝をついてしまいがちになってまう

 

例えば・・・

右組みの選手が、背負い投げに入る場合・・・相手が、自分の右方向に回ってきてくれた時、また自分が左側に回りながら、右足(右膝)だけを折って、背負い投げに入る場合(この背負い投げの場合、自分の左足(左膝)は、伸びた状態で残ったまま)、両膝をつくことは、ほとんどあれへん

せやけど・・・

右自然体から・・・右足を、ほんのちょっと踏み込んで、次の動作で、右足と同時に、左足を反時計回りに回して、両足いっしょに、相手の足の間(股の間)に飛び込ませた場合・・・180度体を回転させ、その上で自分の前方向に投げようと前に重心がかかってるから、両足の母子球だけで自分の回転して勢いのついた身体および、引手で思いっきり前に引き出してるため、前のめりになってる相手の体重を支えることが物理的に不可能になってしまい、両膝をついてしまう

 

この2通りの『背負い投げ』・・・実は、まったく違う

子供の頃は・・・前者の『背負い投げ』の方が、試合で決まる率は、非常に高い

でも、「北岡道場」は、後者の『背負い投げ』しか教えへん

それは・・・高学年~中学生~高校生って、学年が上がっていく毎に、前者の『背負い投げ』は通用せえへんようになってまうからやねん

右膝だけを折りたたんで入る背負い投げ(前者)と、左足を反時計回りに大きく回して両足をいっしょに飛び込ませる背負い投げ(後者)とは・・・運動学的に、神経回路が全く違う

子供の頃、バンバン決まってた前者の背負い投げが、ある時期を境に決まらへんようになってきてしまう

(詳しくは書けへんけど・・・決まれへんようになるのは確かやねん(^_^;))

そうなった時、慌てて後者の背負い投げにシフトしようとしても・・・それを習得するのに、おそらく3年の時間を要するやろうと、俺は思ってる

それやったら・・・子供の頃は勝たれへん、技がかかれへんかったとしても・・・指導者であるが故に、長いこと柔道を続けてほしいと願うが故に・・・俺はあえて、後者の『背負い投げ』を、子供達に指導させてもらった方がええんとちゃうんかな?って思ってんねん

 

 

また、話が逸れてもうたけど・・・

最近、承ちゃんが・・・徐々にやけど、その『背負い投げ』を自分の物にし始めてきた

4月下旬の「日整全国少年柔道大会 宮城県予選」に、エントリーしてるけど、どんな戦いをするんか?・・・俺、メッチャ楽しみにしてんねん(^o^)

 

ほんで、また・・・その「気持ち」の強さを生かして・・・数年後、「俺の元を離れてから、華を咲かせて(柔道如何にかかわらず)くれたらええなぁ~」っても願ってる

体のちっちゃい、承ちゃん(30kgあるかなぁ~?)・・・宮城県内でも、同級生で60kgくらいある子もおったりするけど・・・承ちゃんが高校生くらいになって、70kgくらいになった時・・・その子が、160kgになってる確率は、かなり少ないやろうからなぁ~(笑)

 

 

 

練習終わって、整理体操してる時・・・

2本の帯を、承ちゃんに見せながら・・・「あなたの帯は、オレンジ帯ですか? それとも、水色帯ですか?」(「あなたが落としたのは、普通の斧ですか?それとも、金の斧ですか?」くらいのノリで)って尋ねたら・・・3回目の問いかけで、やっと俺のジョークに気付いて、「水色帯!」って、水色帯を選んどったわ(笑)(笑)(笑)

メッチャ嬉しかったみたいで・・・北岡道場LINEで回ってきた、お母さんのコメント

「今夜は、帯といっしょに寝るんだ(^o^)」・・・やって

承ちゃん・・・水色帯進級おめでとう!

 

 

さぁ、みんなも負けんと・・・

元気出していこう!!

READY! GO!

 

この春、小学校に入学するYUTAKA[ 008

ちょうど1年前、年長の春に「北岡道場」に入会してきた

 

実は彼・・・東北高校女子柔道部コーチの相澤先生の甥っ子さん

相澤先生はもちろん、東北高校女子柔道部監督の佐藤明代先生からも、「北岡先生、お願いします! 面倒見てやってください!」とお願いされ、お預かりさせていただくことになった

悠葉先生が、昨年3月まで、東北高校女子柔道部にお世話になっていたこともあり・・・また、(2年前の卒業生)EIMIも在校生として、先生方に面倒を見ていただいており・・・・・佐藤先生、相澤先生には、お世話になりっぱなしやし、断る理由なんか一つもあれへんかった

当然、「私でよろしければ、お預かりさせていただきます!!」の二つ返事で、了解した

 

 

せやけど・・・・・

「彼(YUTAKA)は・・・甘えっこだし、すぐに辞めてしまうかも知れないし・・・他の道場の先生にお願いして、簡単に辞めてしまったら、申し訳ないですけど・・・・・  北岡先生なら、分かってくれるかな?と思って・・・  もし、そんなことになっても、私(佐藤先生)が、いっしょに謝りにいきますから・・・」って、佐藤先生、相澤先生ともに仰ってた

 

 

案の定・・・

1ヶ月ほどしたら・・・お母さんから、「YUTAKAが、「行きたくない!」って言ってますので・・・今日は、休ませます」って電話があった

「次の練習日には、とりあえず、道場に連れてきてください!」って、俺はお母さんに伝えた

次の練習の時・・道場に来たには来たけど、柔道衣も着んと、お母さんの後ろに隠れて泣いて離れへん

 

俺・・・一旦預かったからには、俺の子供といっしょやし・・・

わずか5歳(年長)のYUTAKAに対して・・・・・

「お前っ! そこに、いつまでも隠れとっても、誰も助けてくれへんねんぞっ! お母さんも先生も誰も助けてくれへん! 自分で前に進むしかないんじゃ! 「嫌や嫌や!」ゆうて、通用するかっ!ボケッ! 柔道辞めるんやったら、幼稚園も辞めて、ずっと家の中におれっ! 外に出せへんからな! (お母さんに隠れて、下向いてるもんやから・・・)どこ見とんじゃ!!? 俺が真剣な目ン玉で話してんねんから、お前も真剣な目ン玉で向かって来んかえっ!!」っ、どやしまくったってん

散々、どやしまくってから・・・「お母さん、もう帰って! あと、俺らがやっとくから・・・」ってゆうて、お母さんには帰ってもうてん

泣きわめいとったけど・・・悠葉先生に、ひょいって小脇に抱えられて、お母さんから無理やり引き離されて、更衣室に連れていかれたっていう、エピソードがあった

 

 

そんなYUTAKAも、もうすぐ小学校1年生・・・

だからっていう訳やあれへんけど・・・ここ最近の練習では、彼の勢いは、目を見張るもんがある

この前の練習日も・・・北岡YAMATO(同級生で、昨年末の宮城県チャンピオン大会 幼児の部 優勝)と、ガチンコでやりあっとった

YAMATOも負けじと、ガツガツいくし・・・YUTAKAもYUTAKAで、ナンボ投げられても、「よし、こいっ!!」」って一歩も引かんと向かっていきよるし・・・

練習を見学しとった数名のご父兄から、拍手と歓声が沸き起こるくらい・・・それはもう、素晴らしい「気持ち」の成長を見せてくれよった

俺自身も・・・メッチャ、心を突き動かされて、ホンマこみ上げてくるもんを止められへんかった

そんな、彼らの・・・「『心』の進化を遂げる瞬間」に立ち会えることを、ホンマに幸せに思う

ほんで、そんな彼らを・・・メチャメチャ誇らしく思うよ

 

そのあとも・・・3年生(新4年生)の子たちと、ガチンコで大汗かいてやり合ってたし・・・

当時、「辞めたい(-_-;)」っていうとった、YUTAKAの姿なんか、微塵も感じられへんかったよ

 

お母さんの話によると・・・今でも、「行きたくない(-_-;)」っていうこともあるあるらしいけど・・・

そんなもん・・・当然やで!

まだ、幼稚園の子が・・・小学校低学年はもちろん、小学校高学年、ましてや中学3年生にまで混じって、ガチャガチャにやられるねんから・・・・・そらぁ、怖いし嫌やで、ホンマ(^_^;)

でも、お母さんには伝えてるねん!

「どんなに嫌がっても、道場にだけは連れてきてください!」って・・・

いっぺん辞めさしたら・・・いっぺん逃げること覚えたら・・・いっぺん「泣いたら逃れられる」ってことを覚えたら・・・柔道やなくて、この先、何をやっても同じことを繰り返すと思うねん

 

せやから・・・俺は、「こいつ(北岡先生)には、「逃げ」は通用せえへんねんな」って、子供らに身体で学習してもらうねん(笑)(笑)(笑)(^O^)

そんなことをしてるうちに・・・逃げへんようになってきよるし・・・逃げられへんからこそ、自分の意志で前に進むようになってきよんねん

ええ相乗効果なんとちゃうんかな?って・・・俺は感じてるけどな

 

 

ここ最近・・・YUTAKAは、明らかに成長してきよった

ホンマに、嬉しい(^o^)

自分の子供のことのように、メッチャ嬉しい(^o^)(^o^)

ほんでまた、この「成長」を、我が子の成長のように見守って、喜んでくれるギャラリー(他のご父兄)がおってくれる道場っていうのも・・・ものごっつい『素敵』やなって思う

北岡道場! 最高や!

 

 

YUTAKAも、他の道場生同様・・・このまま、中学校卒業まで道場に来てくれたらええのになぁ~って願ってる

ほんで、卒業したら・・・「そこからが、俺と大人としての対等な付き合いになんねん!」と思ってるから・・・

 

でも・・・YUTAKAが、卒業するまで・・・あと9年

・・・・・・・・・・

俺・・・大丈夫なんやろか???(ーー;)

 

先のことは分からんし・・・「神のみぞ知る」ちゅうやつやねんから・・・

与えられた環境の中で、最大限の努力をしていくしかない!

そのためにも・・・

元気出していこう!!

READY! GO!

 

YUTAKA! 大好きやぞ!

 

 

 

「北岡道場」の紅一点のコーチ陣、AKIRA先生と悠葉先生(共に、大学1年生)

 

AKIRA先生は、中学1年生の秋に、北岡道場に入会したIMG_8032

当時から、悠葉先生と友達だったこともあり、抵抗なく「柔道」に入り込んでくれた

正直、柔道センスのある子やなかったけど、「柔道」が好きやったんやろなぁ~・・・一生懸命努力して、中学校3年生の時には、中総体仙台市大会で優勝して、見事に県大会出場を果たした

高校では、いろんな事情もあって、柔道部のある高校には行かれへんかったけど・・・ちょくちょくと道場に顔を出してくれて、後輩の指導をしにきてくれとった

今は、仙台大学に進学して、栄養学?的なことを勉強してる

 

 

悠葉先生は、私の長女であり、北岡道場設立当初からのメンバー(設立前は、他の道場でお世話になっとった)で、中学校3年生の時、全中に出場させてもらったIMG_8031

高校は名門「東北高校」に進学し、佐藤明代先生にご指導をいただき、「社会に出た時に通用する人間」になれるよう、3年間頑張ってきた

今は、青葉短期大学に進学して、幼稚園の先生になるための勉強をしてる

 

 

 

そんな2人は・・・大学進学と同時に、いつの間にか「北岡道場」に馴染んで、自分たちのアルバイトの時間を調整してくれて、可能な限り(ほぼ毎回(笑))、練習に来てくれてる

もちろん、試合にも帯同してくれて、派遣審判員も引き受けてくれる

ほんで、いつの間にか俺は、練習前と練習後の整列の時、サイドに追いやられて(笑)、AKIRA先生と悠葉先生が正面に座ってくれて、子供たちの指導に携わってくれてる

決して、俺が無理強いして来させてる訳やないねんけど・・・彼女たちは「自分達がここに来たいので・・・」とゆうては、北岡道場と道場の子供たちを大切にしてくれる

 

普段の練習の時・・・

俺が伝いたいと思ってることを、ものごっついええタイミングで、子供たちやご父兄にコメントしてくれる

「自分たちが、「出来る子」やなかったから」ってゆうて、子供たちに一生懸命一生懸命、大切なことを伝えようとしてくれる

道場生と歳が近い分、自分が道場や高校・大学で経験したことを、子供達にリアルタイムで伝え諭してくれる

 

もちろん、今回の合宿でも・・・

合同練習の時・・・みんなに声掛けをしてくれて、みんなの面倒を見てくれとった

プールでも・・・生徒が昼食時の集合時間に遅れたら、あの広い中を二人で走りまくって探してくれてた

ほんで、最後の最後にみんながバスを降りた時も・・・二人は、バスの中を隅々まで点検(忘れ物)してくれ、ゴミを回収して掃除をしてくれとった1-IMG_4253

 

俺一人で、あんだけの大人数を見ることなんか、到底できへん

そんな中、「陰の力」となって、全部を支えてくれたのが・・・AKIRA先生と悠葉先生やった

 

俺は、道場の子供たちにゆうた

「この世の中に『当たり前』なんてことは、何ひとつない!  こんな「陰の力」があってこそ、何の問題もなく楽しい時間を過ごすことができるねんぞ!」って

 

 

俺は・・・AKIRA(先生)と悠葉(先生)を、道場生として預かってた時・・・決して「ええ北岡道場」として、決して「ええ経験」をさしてやられへんかったはずやのに・・・

せやのに、彼女たちは・・・今も「北岡道場」を大事にしてくれて、今も俺のことを「先生」と呼んでくれる

 

AKIRA先生と悠葉先生、あの二人が・・・今在籍してる子供達に、身をもって大切なことを伝えていってくれることで・・・それを教わった子供達が、またその下の子供達に伝えていってくれたら、そらぁ最高やIMG_3498

現に、今年卒業した沙季には、間違いなく伝わってくれてるし・・・中3の夏光も、いろんなことを悟ってる・・・ほんで、TERUちゃんやKOKOROにもちょっとずつ、受け継がれてるのは、ご父兄の方々の大半が認めてるはずや(そない考えたら、女の子は母性があるからなんか?メッチャ大人やよな)

もちろん・・・それは道場内だけにとどまらず、それを学んだ道場生みんなが、この先、高校や大学、会社や家庭等、いろんな場所で仲間や下の子達、我が子に伝えていってもらえたら、もっと最高やよな

そのループが途切れることなく繋がっていけば、俺が「北岡道場」を立ち上げたこと・・・ほんで、ある時期を境に180度、指導方針を方向転換したことに、ちょっとは「意味」を見出せるような気がするわIMG_4242

 

AKIRA先生と悠葉先生には・・・

二度と戻ってこない、自分自身の「今」を大切にしながら、時間の許す限り、後輩たちに大切な「何か」を伝えていってもらいたいと願う

 

 

 

 

 

水曜日(11月5日)の練習、合宿明け初めての練習日やったねんけど・・・

道場に来る子供達、全員が全員ってゆうてええほど・・・なんか、雰囲気が違う

今まで、練習が始まるまでは、みんなの輪の中に入り込めんと黙っておった子が、3人くらいでモミクチャにされながら絡んどる

今まで、柔道の練習以外では、ほとんど接点がなかったような子同志が、ボールの投げ合いをしとる

練習が始まっても、みんな和気あいあい(^o^)IMG_3938

ホンマの兄弟みたいに、それぞれがそれぞれを意識し合ってるって感じやったわ

 

よう、「同じ釜の飯を食った仲間」ってゆうけど・・・

今までも当然、道場に来て、いっしょに「柔道」をして、いっしょに試合に行ったり、応援し合ったりはしてたけど・・・それだけやなくて・・・

同じ「志」を持ったもん同志が集まって、まったく分かれへん、まったく知らへん道場の子達と「北岡道場」ってゆう結束をもって合同練習、練習試合をする

旅館で同じものを食って、いっしょに風呂に入って、同じ時間を共有して、同じ部屋でくだらん話をしながら過ごす

また翌日、みんなでプールで大はしゃぎして、いっしょに昼飯(バイキング)を食って、またプールで戯れる30-20141103_090637

そんな、夢のようで魔法にかかったような「時間」を共有することで、子供達同志の「絆」は、より深くなるもんなんやよなぁ~

 

俺ら大人も、そんな「時間」を絶対に過ごしてきたはずやのに・・・・・

いつの間にか、日々の生活に追いやられて、しょうもないことで落ち込んでみたり、くだらん人間に自分の幸せを塞き止められてみたり・・・

また己自身も、暇さえあれば自分のことを棚に上げては、他人様のことを貶すこと限りなく、褒めること何一つなく・・・

 

きっと、俺ら大人こそが・・・

そんな彼ら(子供たち)を色んな角度から見ることで、「大人」とはどうあるべきか?を、子供たちから学ばなアカンのんとちゃうんかな?

俺らは・・・

「親」のあるべき姿を、我が子から教えてもらってるねん

「指導者」のあるべき姿を道場生から教えてもらってるねん・・・きっと

 

だって俺・・・「親」になって、まだ19年やもん

・・・・・ってことは、まだ「親」大学1年生・・・まだまだ若造やん(^_^;)

「指導者」になってからは、まだ8年・・・小学校2年生やで(ーー;)IMG_4204

 

子供たちから「先生」って呼ばれてる俺は・・・あいつらより「先」に「生」まれただけや!

まだまだ、学ばなアカンことがいっぱいある

せやから、「指導者」として、進化せなアカンと思う

 

自分の信念を曲げることなく突き進むのは、大事なことではあるけど・・・時に、無垢な子供たちの表情とか行動から学ばしてもらったことを真摯に受け止めて、今一度、自分自身を見つめなおして、方向性を変えてみることも大事なんとちゃうんかなぁ~

俺・・・こんだけ、我が子とか道場の子から大事なことを学ばしてもらってんのに、「変わる」ことに立ち止まったままやったら、単なるアホや

せやから・・・あいつらと接しながら、いつも自分自身に問いかけてる

「偉そうにゆうてる、お前(俺自身)は出来とるんかっ!?」って

 

◆「辛抱と努力」をすること!

◆不平不満を云わぬこと!

◆与えられた環境の中で最大限の努力をすること!

 

道場生諸君!!

俺・・・また、お前らから学ばしてもうたわ

ありがとう!

 

今現在(平成26年10月20日現在)、『北岡道場』は年長から中学3年生まで、総勢27名で活動してる

 

3月に・・・虎之介、千葉ケン、SAKIが卒業してもうて、道場の中が寂しくなってもうたなぁって感じてたねんけど・・・

4月から今年度が始まって、新生『北岡道場』に続々と新しい仲間が増えてきた

4月に・・・年長の男の子:YUTAKA(8月の「しょうじゅう杯」では、1勝を挙げてる)

6月に・・・小1の女の子:RUKA(8月のスポ少仙台市予選で優勝して、県大会も見事3位入賞)

そして、先月・・・小5の男の子:純聖(ものすごい人懐っこくて、俺によう絡んでくれる・・・この前、抜けかけた奥歯を見せにきとった(笑))

今月・・・小1の女の子:碧ちゃん(小柄な子で、メチャメチャかわいい女の子)が、新しく仲間に加わった

 

 

見学(体験入会)に来てくれたら、みんな即決してくれる

実は、俺・・・「ウチ(『北岡道場』)の良さは、見学に来てくれたり、体験入会やと、分かってもらわれへんやろう」って、思ってた

このHPは・・・ウチに在籍してくれてる、ヤマト・タケルの親父さん(ヤマタケパパ)が作ってくれたねんけど(ヤマト・タケルの親父さんは、そういった関係も含めたIT企業の代表取締役)・・・ヤマタケパパが『北岡道場』を見て感じたこと、俺の道場の子供達への接し方をリアルタイムで見てくれたうえで作成してくれたもんやから、当然ウソはないよ

せやけど・・・HPだけやと伝われへん部分(そこに、ウチの良さがあんねんけど)が結構大きいし(おまけに俺、関西弁で、子供たちに指導してる最中、毒吐きまくるし(^_^;)・・・)、絶対に見学に来てくれても、ええ印象がないと思ってたねん

 

でも、ちゃうねんな

俺は、関西弁ベタベタで印象悪いやろうけど(苦笑)・・・

コーチ2人(晃先生と悠葉先生)は女性やから、メッチャ心配りをしてくれるし・・・

道場の子供らみんな、目キラキラさしながら「柔道」に取り組んでるし・・・

誰一人、練習中でも笑顔はなくなれへんし・・・IMG_2204

ほんで何より、誰にゆわれるでもなく、上の子が下の子(もちろん、体験に来た子も含めて)の面倒をちゃんと見てくれるから・・・・・見学に来てくれた方々には、メチャメチャ好印象に映るんやろなぁ~

ちゃんと、ウチの良さは伝わってくれてるねんな

 

 

俺は常々、子供たちに言う

「ここは、俺の道場やない! 父兄の道場でもない! お前らの道場や! せやから、お前ら自身が道場に来て面白くなかったら意味がないねん! お前らが「楽しい!」って思える場所じゃないとアカンねん!」って・・・

 

俺の役目は・・・躍起になって、宮城県チャンピオンを輩出することやない!

まして、東北チャンピオン、日本チャンピオンを輩出することでもない!

俺の役目は・・・子供らに、柔道を通じて大切なことを学んでもらうこと!

社会に出た時に役立つ、大切な「何か」を学んでもらうことや!

その上で、柔道人口の底辺拡大が図れたら・・・道場の子供たちが、努力の証として結果が付いてきてくれたら・・・この上なく最高やな!

 

 

このHPを見てくださった方々・・・

興味がありましたら、ぜひ道場に足を運んでいただき、子供たちの笑顔を見てみてください!

『北岡道場』は、限りある自身のお子様との大切な時間を、楽しい時として共有できる場所だと、私は信じております

お待ち申し上げております!

 

俺には、子供が4人おる2014.8.5 043

下二人は、小学校4年生と年長・・・今も道場に在籍して柔道を通じて、いろんなことを学んでくれてる

上二人は、大学1年生(現:北岡道場コーチ(悠葉))と高校2年生(関西で寮生活をしてる(REN))・・・この子たちも、ひん曲がることなく、今のところ、真っ直ぐに成長していってくれてる

でも・・・上二人に対しては、悔やんでも悔やみきられへんくらい、『柔道』の指導に関しては、俺自身ものごっつい後悔をしてる

 

今の俺の『北岡道場』の指導スタンスは、悠葉とRENに、この上なく勉強させてもうて出来上がったもんやとゆうても過言ではないくらい、彼らからは多くのことを学ばせてもうた

 

彼らが柔道を始めたのは、悠葉が2年生、RENが年長の時やった

当時、宮城県内だけに留まらず、全国でも強豪道場と称されるくらいの道場、「仙台練心会」で、お世話になっとった

周りの子供たちが、次々に結果を出していくことへの焦り・・・自分自身が大学・実業団とレベルの高い場所で「柔道」に取り組んできたにもかかわらず、彼らが思い描くような「柔道」をしてくれないことのジレンマ・・・・・

いつの間にか、自分が思い描く結果を求めて・・・自分の思い通りの「柔道」を求め・・・、要するに「自分の利欲」ばかりを彼らに押し付け、出来ないことへの怒りから彼らを殴ったり・・・結果を追及するがあまり、必要以上のトレーニングを課したり・・・・・「柔道」に取り組ませる理由が、少なからず歪んどったのは明らかやった

その後、悠葉が5年生、RENが3年生の時に、「北岡道場」を立ち上げたねんけど・・・その思いに、より一層拍車がかかり、暴言、体罰、よりハードなトレーニングは、日に日に増していくことになる

 

その結果・・・RENは5年生の時に、宮城県予選を勝ち上がり「全国小学生学年別柔道大会」への切符を手にすることができた

低学年の頃のRENを知ってる方々からすれば・・・天と地がひっくり返っても、RENが宮城県の代表になるなんて、思いもよらんかったと思う(現に、「RENが代表になるねんて、まったく思ってなかった」と、幾人もの方に言われたくらいや(^_^;))

その時の俺は・・・「どうや! 見たか!?」くらいの感情を持っていたかも知れへんし、また「全国大会でも、上位入賞を果たすために・・・」と、毎日のトレーニングもハードにし、日曜・祝日も道場に行って、RENと練習を「させた」

そう、今思えば、間違いなく・・・RENの意志を尊重して、頑張る彼を応援していたのではなく・・・俺自身の意思をごり押しして、RENにトレーニングや、日曜日の練習を「させとった」んやと思う

 

そして迎えた・・・「全国小学生学年別柔道大会」

結果は、予選リーグ敗退(当時は、3人での予選リーグがあった)

その大会で、3位入賞した選手(今でも、その子のお母さんとは、コンタクトがある(^^))と、一進一退の勝負をし、結果的には判定で負けてしまい、決勝トーナメントに上がることができへんかった

 

「その大会を経験した」とゆうんが、もっとも大きな理由やったと思うけど・・・ある時俺は、RENのこの先の人生を考えたことがあった

毎日毎日、トレーニングをして・・・悠葉と共に柔道の練習をして・・・日曜も祝日も、友達と遊ぶこともなく練習をして・・・・・「俺は、間違ってるんやないか?」と考えた

「小学校5~6年生の子は、もっと他にもやるべきことがあるんとちゃうんか!?」

「この先、中学生になった時にも、「柔道」なんかより、もっともっと学ぶべきことが山ほどあるんとちゃうんか!?」

・・・・・そない考えるようになった

友達とも遊ばなアカン・・・彼女とも遊ばなアカン・・・勉強もせなアカン・・・仲間と悪さもせなアカン・・・学校での自分の立ち位置を自分自身の力で確立せなアカン

「「柔道」なんかより、もっともっと、まだまだいろんな経験をする時間が、この子には必要なんとちゃうんか!?」って、自分の信念が固まり・・・俺は、ある時期、RENを完全に解放した

 

そうしたことで・・・RENは、水を得た魚のように、遊び呆けた

土日・祝日は、朝早くから友達と出かけて、ゲームセンターだの、アミューズメントパークだのに入り浸って、晩まで帰ってけえへん

平日も、友達と出かけては、悪さに明け暮れたことやろう(警察から連絡があったり、オッサンが家に怒鳴り込んできたり、学校の先生から連絡があったり・・・)

彼女とも、そらぁ楽しく過ごしてたみたいやった

せやけど・・・道場の練習の時間には、必ず道場に来たし(道場の練習が終わったら、また晩に出かけて行ったりしてたけど・・・(^_^;))、平日も俺らが仕事を終えて帰る頃には、必ず、家に帰ってきとった

悪さをする度合いとか、彼女と遊ぶことに関しても、「自己責任」を持って行動しとったみたいやし(正直に、いろいろ話してくれた)・・・ほんで、何より・・・正直に何でも話すくらいやから、俺との「親子関係」が良くなったのは事実やった

 

あのまま、俺が何にも気付かんと・・・俺の顔色を見ながら、RENに「柔道」をさせ続けとったら・・・・・

そない考えたら・・・背筋が凍る思いをするよ

 

子供は、いずれ親のゆうことなんか聞かへんようになりよる

ほんで、いつの間にか、背丈も追い越されるし、身体も出来上がってくる

そんな時が来るにも拘らず・・・大人目線で子供を見て、力だけでねじ伏せてたり、最後の切り札(体罰や威圧)を出しまくっとったら・・・・・子供に、足元すくわれるのも時間の問題っちゅうやつやで

せやから俺は・・・自分自身が「失敗したな」と感じたことを、道場に子供達をあずけてくださってるご父兄の方々には、「俺と同じ失敗は、してもらいたくないな」と、常々思ってる

 

だから・・・言葉は悪いけど・・・

 

『北岡道場』のスタンスは・・・「ええ加減」やねん

 

風呂もそうやろ?

熱すぎても、すぐのぼせてまうし・・・ぬるすぎたら、「ぬるいなぁ」って思うやん?

「ええ湯加減」が、一番長いこと、一番ゆっくりと、一番気持ちよく浸かってられるねん

 

小学校時代に、花が咲く子もおれば・・・中学校で、開花する子もおる

それでいても、高校生になったら、大半の人間は頭が揃う

その揃った所から、頭一つリードするためには、人よりも「辛抱と努力」をせなアカンのは当然や

その時にこそ、自分の意志で「辛抱と努力」ができる子になっててもらいたい

それこそが、社会に出て発揮されたら最高や!

人に「やらされてる」じゃなくて・・・自らの意志で「苦しいところ」に首を突っ込んででも、「人生の勝利」をもぎ取ってもらいたいと願ってる

 

単純明快や!

最後まで、畳の上に立っとったもんが「勝者」や!

最後まで、生き残ったもんが「勝者」や!

だから子供の頃は、一番長いこと浸かってられる・・・「ええ加減」が、一番やと思ってる

 

一人でも多く・・・そんな子が、道場から巣立っていってくれたら、俺は嬉しいなぁ~

 

 

 

11月2日(日)~3日(月)に、福島県いわき市に、恒例の『遠征強化合宿』???に行く予定

初日は、福島県や茨城県の強豪道場と合同練習をしてもらうねんけど・・・

2日目は、「スパリゾートハワイアンズ」で遊ぶねん(^o^)image-1

 

昨年は、生徒全員出席の上、ご父兄の方々合わせて、総勢44名での大移動やったねんけど・・・

今年は・・・総勢47名の出席予定

 

 

昨年、合宿から帰ってきて、ウチの次男坊に「合宿で印象に残ったベスト3は?」って聞いてみた

「プールで遊んだこと」・・・「バスの中が楽しかった」・・・「夜、まくら投げしたこと」

・・・・・・・・・・「柔道は!?!?」

・・・・・ってな感じで、生徒たちは皆・・・合宿=「楽しいもの」と感じてくれてるようやな(笑)

 

それでええねん!

自分自身のことを振り返ったら、一目瞭然やん

大人になった今・・・「あの試合で、◆◆君に勝った」とか、「あの合宿で、△△さんに背負い投げが利いた」とか・・・そんなことよりも、心に残ってることって、そんなことの方が多いやん?

『感動』(心が感じて動かされること)したこと・・・の方が、心に刻まれてるもんやん?

だから俺は、「柔道」も大事やねんけど・・・子供達には、そうゆうことをたくさん経験させてやりたいねん(^o^)

 

さてさて、ご父兄の方々の「夜の部」も、今年も盛り上がりたいもんですねぇ~(笑)

「おっさん」こと竜二(道場生みんな(父兄も含め(笑))が、彼を「おっさん」と呼ぶ)は、小学5年生の時に北岡道場に入会し約4年付き合ってる。P1000178

おっさんは、お世辞にも運動能力が高いとは言われへん・・・それどころか、正に「運動音痴」を絵に描いたような男

今までの4年間、試合には参加したものの、正直2~3回しか「勝ち」を経験してへん(練習試合含め)はずや

そのおっさんの最後の中総体(仙台市地区予選)が、6月にあった

 

結果・・・・・

1回戦敗退・・・

 

試合を終えて、次の練習日

おっさんは俺の所に試合の報告に来よった

「先生! 中総体、1回戦で負けました」(メッチャ低い声で(笑))

「なんや、おっさん!弱いのぉ~! ちゃんと練習しよったんかぇ!? サボっとったんちゃうんかっ!?」といつもの調子で茶化したねんけど・・・

俺・・・涙が止まれへんようになってなってもうて・・・

「よう、頑張ったなぁ~ 竜二! 今回の試合のことやなくて、今までほとんど勝たれへんかったけど、よう頑張った!」・・・そう言いながら、おっさんの目をまっすぐに見てやることしか出来へんかった

おっさんに出会ったから、今までのあいつとの付き合い、ほんで頑張り、勝たれへんことへのジレンマ、いろんなことが蘇ってきた

 

試合にこそ勝たれへんかったけど・・・

俺は、おっさんは「勝者」やと思ってる

俺が子供たちに伝えることのひとつに・・・「継続は力なり! 継続することは宝なり!」という言葉がある

おっさんは最後まで続けよった、負けても、負けても、ずっと道場に来よった

俺は、そんなおっさんを誇りに思うよ

おっさんは、偉そうに指導してる俺に対して、大切なことを身を持って教えてくれたねん

「継続は力なり! 継続することは宝なり」 ほんで・・・「継続とは「辛抱と努力」をすることなり!」

 

おっさんは、「高校に行っても柔道を続けたい」と言ってくれて、今でも休まんと道場に来てくれてる

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983-0821
宮城県仙台市宮城野区
岩切字昭和北2-15

【連絡先】
022-782-7780
(きたおか接骨院内)

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