行きたかったら・・・大きな声で、「キャンプに連れて行ってください!」って頼みなさい(笑)
気出していこう!
READY! GO!!
行きたかったら・・・大きな声で、「キャンプに連れて行ってください!」って頼みなさい(笑)
子供達(次男:SO(6年)、三男:YAMATO(2年))が夏休みになってから・・・ウチの家には、毎日のように、道場生が泊りにきてる
4~5人の時もあれば・・・1人の時もある
いずれにしても・・・誰もおらん日の方が、違和感を感じるくらい、ほとんど毎日、誰かがおる
まぁ、夏休みに限らず・・・普段から、週末は、ほとんど誰かがおるけどな(^^)(^^)
※以前は、SOよりも上の学年の子達も、よう来てたけど・・・さすがに、中学生になったら、部活もあるやろうし、小学生(YAMATOは2年生やし・・・)と、いっしょになって遊ぶ時期ではなくなるんやろな?・・・なかなか、家族ぐるみでBBQでもせん限り、来えへんようになってもうた(当然やわな(>_<))
でも・・・中学生同士の行き来は、結構あるみたいやし・・・また、ウチ以外でも、道場生同士の行き来は、結構あるみたいで、安心してる(^^)
最近、ウチに来るのは、SOよりも学年下の連中が、ほとんどやけど・・・これがまた、SOに、メチャクチャに扱われるねん(^_^;)
YAMATO(2年)は・・・普段から、SOにガチャガチャにやられてるから、通常の2年生やったら泣くようなことでも、ケロッとして、少々のことでは応えへんけど・・・他の連中は、そうはいかへん(^_^;)
横暴な態度はされるし・・・小突かれるし・・・悪いことにも加担させられるし・・・「自分の家で生活してたら、絶対に遭遇することがあれへんやろう」っちゅう事案が、日常茶飯事に巻き起こるもんやから、そらぁ大変や(>_<)
はじめは、そんな状況に付いて行かれへんし・・・反抗できへんし・・・泣いたら放ったらかしにされるしやから、アップアップやねんけど・・・・・そのうち否応なく、その状況に対応する能力が付いてきよるのが、これまた面白い(^^)(^^)(^^)
当然、そのSOは・・・姉:悠葉(先生)と、兄貴:REN(現:大学1年生)が、家にいた頃(高校に進学するまで)は、毎日毎日ガチャガチャにやられて育ってきたから、その環境がいたって普通やし・・・少々のことでは、物怖じすることはあれへん
せやから、自分が「壊れへん」っちゅうことが、基準値になってるもんやから・・・弟:YAMATOはじめ、ウチに出入りする連中を、自分と同じように扱うねんな、これが(^^)
せやけど、このSO・・・そんだけ、毎日毎日ガチャガチャにやられてた、兄貴:RENがウチを出ていった時(高校に進学した時)・・・また、夏休みとかの帰省期間が終わって、高校や大学に帰っていってしまう時・・・新幹線のホームとか、空港のセキュリティサイドとかで、嗚咽するくらい号泣するねん
イジメられて(まぁ、言葉は悪いけど・・・(イジられて)やな)・・・小突かれて・・・横暴に扱われて・・・自分がまだ知らん事を次々に見せつけられて、やらされて(悪いこととかな(^_^;))・・・しょっちゅう泣かされて・・・・・それでも、兄貴の愛情を肌で感じてたんやろな??
理屈じゃないんよな(^^)
だから・・・出ていく(帰っていく)兄貴との別れが寂しくて寂しくて、あんなに嗚咽してまうくらい泣くんやろう?
せやから、SOも・・・横暴ながら、仲間(弟)たちに愛情を持って接してるよ(^^)
俺は、それを見てたら分かるし・・・SOが、どんな子なんか?も分かってるから・・・
道場生が、小突かれてようが・・・泣かされてようが・・・イジられてようが・・・(時に、YAMATOでさえ)やられ過ぎて泣かされてようが・・・・・「やられるもん(泣かされるもん)が悪いんじゃ! 泣くくらいやったら、最初からいっしょに遊ぶな!(ウチに来るな!)」ってしか言わへんしな(^^)
でも・・・えらいもんやで(^o^)
毎回毎回、泊りに来るたびに、子供ら変わってきよんねん
この、普段ではありえへん「環境」に、ちゃんと適応してきよんねんよな(^^)
ホンマ・・・子供の成長って、著しいで(^^)
そんな感じで(って、どんな感じやねんっちゅう話やけど)・・・ウチは、俺(親父)を筆頭に、ちょっと特殊な家庭?やから・・・まぁ、「こんな、「環境」も存在するんやな」って、身を以て感じるだけでも、ええんとちゃうんかな??って、俺は思う(^_^;)
道場生諸君!!
北岡家の特殊な「環境」を味わいたかったら、いつでもどうぞ!(笑)(笑)(笑)
それと、もうひとつ
中学生同士、道場生同士が行き来したり、ほんで、またウチに来たりすることによって・・・子供らって、知らず知らずのうちに、感性が養われて、勉強できてると俺は思ってんねん
親が子供に・・・食事を作ったり、叱ったり、遊びに連れていったりetcっていうのは、当たり前の日常の出来事やけど・・・
〇〇の親父に、スーパー銭湯につれていってもらったこと・・・
〇〇のお母さんに、ご飯を食べさせてもらったことって・・・
〇〇のお父さんに、ゲンコツを落とされたことetc・・・
・・・・・って、結構、子供の心に焼き付いてると思うねんよな
俺・・・高校生の頃、寮生活をしとってんけど・・・
同級生の「知樹」の親父(通称:おいやん)が、よう面倒見てくれた(^^)
特に夏休みなんかは、寮が閉鎖になる時期があって・・・しょっちゅう、知樹の家に泊まっとった
飯食わしてくれて・・・ラーメン食いに連れてくれて・・・家の中(田舎やし農家やから、結構家は広かった)は自由にさせてくれたし・・・・・
決して、布団を敷いてくれて、食事を出してくれて、お風呂のバスタオルを準備してくれてって、お客さん扱いするんやなく・・・自分の家みたいに、ホンマ自由にさせてもらった
練習が終わったら、勝手に知樹の家に帰ってきて・・・・・
勝手に冷蔵庫から食材出して食い荒らして(当然、洗い物なんかせえへんで)・・・
クーラー、ギンギンに入れた居間で、ジュース飲んで、お菓子食って(もちろん、「おいやん」の家にあるもんやで(^^))・・・
知樹(130kg)と、貴行(RENの師匠:120kg)と、俺(60kg)の3人で、昔のステンレス製の狭い風呂?にギュウギュウで浸かって、お湯なくならせて、「おいやん」に怒られて・・・
洗濯は、知樹のお母さん(通称:おばちゃん)が全部やってくれて(柔道衣まで洗ってくれて干してくれて)・・・・・
あの頃は、それなりに「感謝」は、してたんやろうけど・・・子供やし、やんちゃしてる時やし、分かれへんやん!?
せやけど、今になって振り返ったら・・・「すごいことを、して(させて)もらってたねんな(^^)」て、俺そない思って、メチャメチャ感謝してるもん
そんなんやから・・・「おいやん」の家には、いっつも誰かがおったよ
知樹は当然やけど、貴行、竜男先輩、俺etc・・・
みんな、それぞれ、ホンマに好き勝手にやらせてもらってた
それと、俺にとっては、もうひとつ!
ガキの頃からの大親友、「隆勇」の「親父っさん」と「お母ちゃん」の家・・・
ガキの頃は、悪さするのも、単車乗るのも、一晩中遊び呆けるのも・・・ずっと隆勇の「親父っさん」と「お母ちゃん」に、怒られながら、見守られながら、笑われながら・・・過ごしてきた記憶がある
隆勇の家もまた、自由気ままに出入りさしてもうた、俺の故郷やなぁ~
大学生の頃、柔道部の解散で地元に帰った時は・・・俺ら仲間6人は、仕事やアルバイトが終わって帰ってくるのは隆勇の家
飯食いに出かけて、夜中であろうがお構いなしに出入りして、隆勇の部屋で雑魚寝して、朝になったら、それぞれの時間に仕事とかアルバイトに出掛ける・・・・・ほんで、晩に帰ってくるのは隆勇の家
俺ら仲間6人は、隆勇の家の合鍵の置き場所まで知ってたから・・・隆勇が留守で、「親父っさん」と「お母ちゃん」が留守の時でも、勝手に入って、勝手に遊んで、勝手に出てきた、思い出があるなぁ~
さすがに、小梅(親父っさんが、可愛がってたマルチーズがリビングに陣取ってて)が、ワンワン吠えよるから、リビングで勝手に飯は食われへんかったけど・・・(^_^;)(笑)
せやけど、俺は・・・そないしてもらったことを・・・「おいやん」と「おばちゃん」、「親父っさん」と「お母ちゃん」に、どないしたって返すことができへんねん
もちろん、「おいやん」と「おばちゃん」、「親父っさん」と「お母ちゃん」かって、返してもらおうなんか思ってへんやろうし・・・なんか、手土産持っていったとしても、「耕太郎! そんなことすんなよ!」って怒られる始末・・・
せやから、俺は・・・やってもらった分を、これからの人(子供ら)に返してやろう思ってんねんや!
だから・・・毎日のように、自分の家に道場生とかが入り浸ってても・・・俺にとったら、なんてことのない日常なんよな(^^)
ええように書いてるけど・・・もちろん、泊りにきてる子供らに、何かしてやってる訳ではあれへんで(ーー;)(泊りにきてる子の、ご父兄の方、すいません(^_^;))
喉乾いたら、勝手に冷蔵庫から飲み物出して飲めばええし・・・
風呂入りたくなったら、勝手に入ったらええし・・・
腹減ったら、カップラーメン作ってくったらええし・・・
眠たくなったら、リビングで雑魚寝したらええし・・・
洗濯物も、カゴに入れとけばええよ
そないな経験をさせといたったら・・・今は分からんかったとしても・・・大人になった時に、仲間を大事にしてくれる人になってくれるんとちゃうんかな?って、俺は思ってんねん
ほんで、また・・・自分が、「それ」をしてやれる立場になった時、当然のようにする人になってくれるんとちゃうんかな?とも、思ってんねん
少なくとも・・・俺は、そないしてるつもりでおるから・・・期待も含めて、そう思うようにしてるんよ(^^)
余談やけど・・・
俺は・・・今でも、実家に帰った時は、「親父っさん」と「お母ちゃん」のとこには、明美をはじめ、子供ら全員を連れて挨拶に行くようにしてる(隆勇は、京都で家を構えて、家族で暮らしてるから、地元にはおれへんねんけどな)
俺が、頑張ってること・・・ウチの子供らが、真っ直ぐ育ってることを・・・自分の子供とか自分の孫のことのように、「親父っさん」と「お母ちゃん」は、喜んでくれる
ほんで、「親父っさん」は、俺に・・・「一番、悪いことして、一番どうしようもなかった奴が・・・一番、真面目にやってるのぉ!? ほんで、一番、俺のとこに来てくれるのぉ!?」・・・笑いながら、そない言うてくれる
俺は・・・「親の愛情」、ほんで、「最愛に人を想う愛情」に勝るもんは、この世にはないと思ってる
せやけど・・・「おいやん」や「おばちゃん」、「親父っさん」や「お母ちゃん」みたいに・・・決して、恩着せがましいわけではなく、それでいて、許容範囲を超えたら小突いてくれる・・・ほんでまた、その年齢に応じて、自分らのことを尊重してくれる・・・そんな「愛情」も、親の愛情とは別に、人の心の成長には、必要なんとちゃうんかな?って思うんよ
それを、感じさせてもらうことができた俺は、「順番に、次の世代に引き継いでいけたらええなぁ~」って思ってるし・・・また、それは俺の役割でもあるんやろなって感じてる
お父さん以外に・・・ゲンコツを落としてくれる「親父」
お母さん以外に・・・甘やかしてくれる「明美さん」
道場長としてだけやなく・・・「親父っ!」って、帰ってきてくれる子供らが増えたら・・・俺、メッチャ嬉しいねんけどなぁ~(^^)
だって・・・そうやって、帰ってきてくれるってことは・・・
きっと、自分が「親父」になってるやろうからね(^o^)
7月24日(日)・・・詩音(中3)の最後の挑戦が終わった
『全国中学校柔道大会 宮城県予選 -90kg級 第3位』
最後まで諦めることなく、立派に戦ったと思う
今の「詩音」にとったら、十分すぎる成績やったんやないかな?と、俺は思う
東北大会の出場枠も、いただけたし・・・
6月に開催された・・・仙台市地区予選
「詩音」は、1回戦?で、呆気なく敗退した
県大会への出場は、枠に余裕があったため、敗退した「詩音」も出場枠を手にすることができた
俺は・・・仙台市予選の次の練習日に、「詩音」の心を揺さぶってやることにした
俺は、基本的に・・・中学生になった生徒達には、あえて無理強いした指導することを避けてる
スタミナを強化したら、県の上位でも十分通用するであろう・・・-73kg級の『恭佑』
体の力を抜き(脱力させ)、柔軟性をつけたら、もっと上を目指せる・・・-60kg級の『海士』
冷静に物事を運び、練習中から徹底的に自分を追い込むことができたら、自分の身体能力をもっと発揮できるであろう・・・-66kg級の『涼太』
自分自身と向き合い、「辛抱と努力」をすることを惜しまへんかったら、「技は、ホンマに上手いのに・・・」と思わせる・・・-66kg級の『凜杜』
あえて、中学2年生までの連中のことしか書けへんけど・・・この子らは、ホンマに素晴らしいもんを持ってる
せやけど、俺は・・・あえて、「スタミナ強化のために、毎日走れ!」」とか、「柔軟性をつけるために、毎日、柔軟トレーニングに時間をかけてやれ!」とか、決して無理強いはせえへん
なんとなく・・・「涼ちゃんは、練習中から自分を追い込めへんもんなぁ~(^^)」とか、「凜杜は、技は上手いのに、なんで一生懸命取り組めへんのやろなぁ~?(>_<)」とかくらいは口にするけど・・・・・頭ごなしに「やれ!」とは、絶対に言わへんようにしてる
なんでか???
自ら行動を起こそうとせえへん、彼らにとって・・・「やるべき時」は、「今」じゃないからやろ???
もし、無理強いして、やらしたとして、たとえ、それで優勝したとしても・・・自分の気持ちのメリハリを学ぶ瞬間を見失ってまうような気がすんねんよな
「やらされる」のは、いつの時も選べへんよ・・・子供らに選択の余地はないねんから・・・
せやけど・・・「やるべき時」は、彼ら自身が感じて動かなアカンねん!
中学生にもなったら、まして、中2~中3にもなったら・・・「我」が出てきよる
世の中的には、「反抗期」ともいうんかも知れへんけど・・・俺は、「自立期」やと思ってる
その「自立期」やからこそ、親とか先生の顔色を窺いながら、何かをするような時期ではないと俺は思ってるねん
時に・・・「こうしとかんと、あんな風になられへんぞ!」「ああしとかんと、結果はマイナスやぞ!」って、親とか指導者は、答えを提示して導こうとしてしまう
当然やわな・・・
せやけど・・・俺ら親とか指導者は、彼らが今現在、一歩一歩踏みしめて歩んでる「道(人生)」を通り過ぎてきて、客観的に見えてるからこそ言えるんであって・・・彼らにとっては、今この瞬間が、現在進行形やん!?
自分自身が、その時期を振り返った時に、「勉強を怠ったら、落ちていく」「練習を怠ったら、負ける」「いい加減な生活をしてたら、アウトローに進む」etc・・・そんな方程式が見えとったかな???
大人になった今、いろんな経験をしてきたからこそ、見えてるんであって・・・少なくとも、その頃の俺は、何も見えてへんかったなぁ
見えてへんかったからこそ・・・・・いろんな経験や失敗を、自分の身を以て仰山してきたよ
でも、失敗したからっていうて・・・そこで、俺の人生は終わってへんで
それどころか・・・失敗したことを反省して、次につなげていくことこそが、人生の「糧」になってきたし・・・俺みたいなアウトローな人間が、今現在「教育者」の端くれでおれるのも、すべては、そんな自分自身の経験があったからやないんかな?とさえ思ってる
だから、俺は我が子を含め、生徒達にも、答えは提示せえへんようにしてるし・・・あえて、いろんな意味での「自己責任」を感じさせるようにしてるねん
せやないと・・・それでなくとも、情報社会の今・・・何の経験もせんと、情報ばっかりが先行してもうてたら、頭でっかちになってまうんとちゃうんかなぁ~って、俺は思うんよな
要するに・・・
俺が、ケツ叩きまくって、やらすだけやらして、彼らが何かを勝ち取ったとしても・・・いずれ、頭打ちする時が、きっとくると思うねん
頭打ちした時に・・・俺が、そいつのそばに居て、一生ケツ叩きまくってやる訳にはいかへんやろ?
それに・・・もしも、頭打ちする時期がないんやったら・・・今「チャンピオン」の子達は、一生、何の世界でも「チャンピオン」やんか?
柔道も・・・勉強も・・・事業も・・・国家資格も・・・
柔道、剣道、サッカー、野球、テニスetc・・・中学生はもちろん、小学生でも・・・一体、どれくらいの数のチャンピオンが存在する?
まして、各競技、毎年毎年、チャンピオンは生まれるんやで?
その子達全員が・・・ずっと、人生のチャンピオンでおれるはずがないやん!?
実際・・・現実問題、そんなこと、ありえへんやろ!?
それやったら・・・その場面、場面で、「今、何をするべきなんか?」を判断できる人にしといてやるように、彼らの「心」を教育してやることが、親とか指導者の役目と違うんかな???って、俺は思うねん
せやから・・・今、勝つこと(勝たせること)と、心の成長は、必ずしも比例せえへんと、俺は考えてる
余談やけど・・・俺は、長男(REN)が中学校の間、「勉強せえ!」「勉強せなアカンぞ!」って、いっぺんも言うたことがない
「勉強するも、せえへんも(高校行けるも、行かれへんも)・・・すべて、『自己責任』やぞ!」ってのみ、それだけを伝えてきた
いっぺんも言うたことがないのをええことに・・・彼の成績は、素晴らしい低レベルになっとった
5教科の合計点数が、100点程度(^_^;)
それでも・・・彼は、ある時「和歌山北高校に行きたい!」と、訴えてきよった
他県の高校を受験するってこともあって、進路目標が決まってからは、俺が、中学校の三者面談に行くことになった
その時の話やけど・・・
担任の先生、学年主任の先生、教頭先生?までが、面談に立ち会って・・・「「和歌山北高校」一本のみの受験じゃなく、「もしも?」のことを考えて、仙台育英高校を受験したらどうでしょう?」と仰ってくれた
正直、彼の点数やと・・・五分五分とまではいかへんにしても、怪しい部分も多々あったからやろな
せやけど、俺は・・・
「先生方な! 好きな女がおって、どうしてもいっしょにいたいから告白する訳やよな? その結果、「フラれたから・・・」っていうて、「2番目に好きな女で、手打つわ」ってなるか? それに、その女(2番目に好きな女)を一生懸命、一番に好きになってる子もおるんやで!? ほんなら・・・そんな、失礼なことあるかいな?」
先生:「そう・・・です・・ね(>_<)」
俺:「せやろ? ほんなら、こいつ「和歌山北」一本でいくって言うてるんやから、それでええやん?」
・・・・・そんな、やり取りがあった
俺も、当たり前に親やから・・・「高校くらいは、現役で行ってほしい」っては思ってたよ(^_^;)
せやけど、長男が無限にある選択肢(柔道、野球、サッカー、勉強、バンド、アルバイト、留学etc・・・)の中から、自分自身で決めた目標(親に勧められたとか、親にケツを突つかれたとかとちゃう・・・自分自身で、すべてを選択して決めた目標やで)に向かって、逃げ道を作らんと崖っぷちで精進することを、自分自身の身を以て感じてもらうことの方が大切やと思ってたから、俺はあえて、先生の前でそない言うたねん
もちろん、その時点で、いきなりそんな思いが出始めたわけではなく・・・「北岡家の教育論」として、俺は彼を、ちっちぃ時から、そない育ててきたから言えるんやで
もし、高校受験がアカンかったとしても・・・冷たいようやけど、それは、いわゆる「必然」やろ?
勉強せえへんかった、本人が悪いんやん!?
せやから、その自分の身に起こった「必然」を、自分自身が受けとめて・・・
その後、一念発起して、来年再チャレンジするんか?・・・また、必要以上に勉強を頑張って、トップの高校に進学するんか?・・・または、そのまま沈んで、アウトローの道を進むんか?・・・・・それら、すべては、彼の人生の、次の「必然」や!っちゅうのが・・・俺の考えやねん
ほんで、その「必然」は、すべて「自己責任」によって起こることも、ずっと、幼い頃から彼に伝えてきてた
まして・・・その「酸いも、甘いも」が、そこらじゅうに転がってる、社会の暗黙のルールを、肌で感じてへん者を、中学校卒業と同時に、親元離して外に出すわけにはいかへんやん!?
(まぁ、「強豪高校に、柔道をするために県外に出す」っていうニュアンスは、俺にはまったくなくて・・・北岡家の考えは、ちょっと特殊やからこそなんやけどな・・・(^_^;) 機会があったら、また書くわ(^^))
せやから、面談終了後・・・彼に、「あんなこと言うてもうたけど、良かったか?」って吐き出してみたら・・・「親父の考えでええよ! 俺も、和歌山北高校以外、行くつもりないし・・・」って、すべてを悟ってたか?のように、彼からそんな答えが返ってきた
余談が、えらい長くなってもうたな(^_^;)
中学3年生の息子に対しては、非常に冷たくて、酷な話かもしれんけど・・・結局は、「自分自身」なんよ
親の人生でも、兄弟の人生でもあれへん・・・結局は、「自分の道(人生)」なんよ
親が手を差し伸べて助けてやっても・・・自分が頭打ちしてへん限り・・・崖っぷちに立たされてへん限り・・・自分自身が身を以て経験してへん限り・・・その子は、また同じことを繰り返すよ
おまけに、親が何とかしてやれる場面なんか・・・この先、どんどん少なくなってきよるねんから・・・
そうやって、子育てをしてきた俺が・・・
そうやって、「その大切な部分を、自分自身の身を以て学んでほしい!」と願ってる俺が・・・
道場の子供達に対してであっても、平々凡々と答えを提示して、徹底した管理の中、練習を「やらせる」訳にはいかんやろ???
せやから、俺は・・・何事も、自らの「経験」!
経験して、成功してこそ、失敗してこそ、方程式が出来上がる・・・そう、考えてるねん
ほんで、崖っぷちに立った時にこそ・・・その方程式を、自ら理解しようとする、彼らの『心』を揺さぶってやるのには、絶好のタイミングやとも考えてる
そうすることで・・・彼らには、身を以て大切なことを学んでほしいんよな
だから、俺は・・・仙台市予選のあとも、「詩音」に「ああしろ! こうしろ!」いう、無理強いは一切してへん
ただ・・・自分自身がどうしたいのか?・・・自分自身を支えてくれる方々に、どれだけ感謝の念を持っているのか?・・・自分の心に対して、どれだけ正直に向き合ってるのか?・・・・・ってことだけを伝えるだけに留めた
でも、あいつ・・・ちゃんと、俺(師匠)と向き合ってくれてたんやな?
詩音は・・・翌日から始動したよ
遅い始動やったけど・・・次につなげるために・・・自分の人生の「糧」にするべきために・・・自分自身の『心』で、感じて動きよったわ
わずか、1ヶ月やったけど・・・心の成長途中の14歳~15歳の少年には、十分な時間やったんやなかろうかな?
大切なもんは何なのか?
人の心を突き動かすとは、どういったことなのか?
自分独りで「柔道」ができてるんではないということ!
「本当に「悔しい」と思う気持ちを持ってるのは、負けた自分だけではない!」ということ!
それらのことを、自分自身の身を以て経験した「詩音」には・・・この先、新たなステージが待ってると、俺は思うよ
敗戦後・・・更衣室のベンチに腰かけて、項垂れて涙を流してた「詩音」
俺が更衣室に入っていっても、項垂れたまま、顔を上げることもなく泣いてた「詩音」の心には・・・仙台市予選の時には見えへんかったもんが見えてたんとちゃうんかな?
あのまま、何も変わらん1ヶ月を過ごしたとしても・・・目から、涙らしき水は流してたかも知れへん
せやけど、あのままの「詩音」の心やったら・・・今見えてる大切なもんは、見えへんかったんとちゃうんかなぁ~?
少なくとも、彼を見る限り・・・俺はそない、感じたけど・・・
勝つことだけが、すべてやない!
柔道や勉強を「やらなアカン」と思ってる間は、『大切なこと』を、ホンマには学べてへんはずや!
各ご家庭の考え方、子育て論、家庭教育論が存在する以上、俺の考えを、すべて子供達にごり押しする訳にはいかへん事は、重々承知してる
せやけど・・・時に、親が子供に言い聞かせても・・・それは、恩着せがましい「念仏」としてしか、子供は受け取れへんことがある
その反面・・・第三者に、言われた言葉(言霊)は、素直に心に溶け込むことが多々あるのも事実や
だから、今の俺にできることは・・・
自分自身の「利欲」を、根っこから除外して・・・彼らの現在、ほんで将来と、真正面から向き合ってやること
仮に、今は伝わらんかったとしても、将来、点と点が線でつながった時、「あんな考えを持った、オッサンがおったなぁ~」って、思い出してくれることも、きっとあるやろうからな
だからこそ、俺ら教育者は・・・限りなく「心技体」を大きくに育ててやるべく、子供たちの『心』を揺さぶってやることを忘れたらアカンのよな
詩音・・・
今は・・・ただ、それだけでいいよ
あと少しの時間やけど・・・俺の元におる間はな・・・
せやけど・・・自分が求める大切なものを手に入れようとする時・・・すべての物を犠牲にせなアカン時が、やがてくるやろう?
その時にこそ・・・今回、経験したことが、きっと役に立つよ
今回、お前が、階段を一段上る姿を見せてくれたことに・・・礼を言うわ(^^)
ありがとう!
これから先も・・・自分の心に嘘をつかんと、精一杯精進しいや!
仙台大学柔道塾に、出稽古に行かせてもらって思い出したこと?
それは・・・
北岡道場は「楽しくなければ意味がない!」やから・・・基本的には、楽しんで柔道をすることがモットーなんやけど・・・・・
時に、俺自身が見失ってしまうことがあるんよなぁ~・・・これが(^_^;)
小学生、中学生の試合が立て込んでくる・・・そこに、新しい「仲間(道場生)」が入会してくる・・・「全体的な底上げを図って、早くある程度のレベルに到達せんとアカン(>_<)」って焦る
道場のキャパの問題・・・指導者が俺と悠葉先生、晃先生(ただ、彼女たちには、「大学生活、仕事、私生活、とにかく『今』を優先して、時間の許す時だけ、道場に来てくれたらいい(^^)」って伝えてるから・・・なかなか、道場に来てくれることが難しい(^^) (沙季ちゃん、早く、コーチになってぇ!(^_^;)))の問題
ほんで・・・中学生、高学年は良いにしても・・・なかなか、低学年は、いろんなことができるまでに時間を要する
せやけど・・・そんなもん、当たり前のことやし・・・最初から、分かってることやねんよな(^_^;)
せやのに、どうしても・・・「焦り」が出て、俺自身に、「ゆとり」がなくなる
「ゆとり」がないから、頭ごなしになってまう
頭ごなしになったら、それは子供らの心にストレートに伝わってまうから・・・子供らは、おもろない(>_<)
おもろないから・・・前には進めへん
メッチャ、悪循環や(ーー;)
結果的には・・・ええことなんか、何もあれへんのよな(ーー;)
俺・・・仙台大学に出稽古に行かせてもらって、「ちょっと、そんな部分があったんかも知れんなぁ?」って、メッチャ反省した
メッチャ、反省したから・・・海外の柔道の指導方法とか、フランスのトレーナーのDVDとかを見て・・・自分の指導に、「今」足れへんもんは何やろか???って、見つめなおしてみた
ほんで、その反省点と自分の指導に足れへんもんを踏まえて・・・昨日の練習は、ホンマに単なる「基本」の練習に徹した
ホンマに単なる・・・足の運びの練習、足上げの練習、相手の動きを利用して背中に乗せる練習等を、しただけやねんで
せやのに・・・終わりの整列で、子供らに聞いてみた
「今日・・・柔道の練習、楽しかった人?」
・・・・・全員が、手を挙げよった
家に帰ってから・・・SO(次男)とYAMATO(三男)にも聞いてみた
ほんなら、普通に・・・「今日の練習、おもろかったで(^^)」って言うてた
単なる、きっと面白くないやろう「基本練習」をやっただけやのに・・・
ただ・・・いつもと違うのは・・・
せやねん! 『褒める』ことが、限りなく欠けたらアカンねん!
子供がチャレンジしようとしてることに、マイナスのことなんか何ひとつあれへんねんから・・・
せやから・・・基本練習の後、ちょっとの時間だけ、乱取りの時間を取ったねんけど・・・「一つの技に拘らんと、いろんなことにチャレンジしてみよう! 何をしてもいいぞ!!」って、彼らの背中を押したねん
ほんなら・・・いつも以上の大内刈りが炸裂したり・・・さっき練習した、相手の動きを利用して背中に乗せることができたり・・・右も左も、自由自在に体を使って、楽しんで柔道をしてたように感じた
せやねんよな!?
「何をしてもいいから・・・」って言うても・・・みんな「柔道」っていう基本ベースは分かってるから、殴ったり蹴ったりすることはあれへんし・・・それどころか、眠ってる潜在的な能力が出てくることかってある
俺の指導方針!!
それは・・・綺麗で素晴らしい、「盆栽」を作れへんこと!
何を言わんとしてんのか??
子供らを、「型」に嵌め込むんやなく・・・いろんなことにチャレンジさせてやって・・・いろんな技を自由自在に使わせてやって・・・右も左も、ほんで時に、突拍子もないことさえも、子供やからこそ出てくる
それを、褒めて伸ばしてやることで、いつの間にか、太い幹の大木に育ってくれる
「盆栽」は、綺麗で素晴らしい見栄えかも知れへんけど・・・それ以上の「伸びしろ」は、限りなく少ない
せやからこそ・・・根っこのしっかりとした、太い幹の大木に育って欲しい
ほんで・・・その太い幹の大木から、四方八方に伸びる、たくさんの枝を切り落としてくれるのは・・・俺の元を出ていってた後、高校や大学の先生の役目・・・もちろん、柔道だけやなく、社会的な部分であっても、それは然りやと思ってる
それを、忘れたら・・・アカンよな!? 北岡!?
今一度、子供たちの将来を見据えて・・・自分自身の立ち位置を考えてみたらどうや!? 北岡!?
『未来で、彼らを待ってる!』んじゃなかったんか!? 北岡!?
はいっ! 反省しております!!
また、自分の立ち位置を見失いそうになってたら、ご指導のほど、宜しくお願い申し上げます(^_^;)(笑)
そうそう・・・
日々、勉強せなアカンのは・・・子供ら以上に、俺ら指導者、教育者、親なんとちゃうんかなぁ~???
俺は・・・そない思う(^^)
仙台大学、行って良かった(^^)(^^)
仙台大学のコーチ陣と同年代やし・・・結構、一生懸命指導に当たってくれた(^^)
ここ1ヶ月くらいで・・・新しい仲間が、3人増えた
小地蔵さん(悠真):小学2年生
一颯(いぶき):小学2年生
結月:年長さん
それに伴って・・・全体的な底上げも含めて(キャパが、いっぱいいっぱいになって、練習時間が調整できへんようになったって言うこともあるけど・・・)、勉強の時間を一時止めることにした
ウチの練習時間は・・・
水曜日・・・18:30~21:00
土曜日・・・18:00~21:00
・・・・・・・の週2回
どちらの練習日も、最初の30分は、仲間と共に机を並べて、勉強の時間に充ててたねんけど・・・これが、また、おもろいねん
学校とは違って、道場の仲間と共にやるもんやから、感覚が違うねんやろなぁ~?(^^)
まぁ、もちろん・・・全員が全員、「一生懸命」取り組んでやってるか?って言うたら・・・完璧ではないけど・・・・・それでも、「やれへんよりは、やった方がええ!」って、俺は思うから、勉強の時間を取るようにしてた
せやけど・・・一旦、勉強は中止して、全体の底上げを図ろうと思う
道場生諸君!!
「柔道」をしたかったら・・・「勉強」を怠らずに、しっかりとやりなさい!
今は、子供やから・・・適当にやってても、みんな同じ場所でおれるけど・・・
いずれ君達が、本当に「柔道」をしたいと願った時・・・自分の選択肢が、限りなく少なくなってしまう
それどころか、本当にやりたい「柔道」さえも、出来へんようになってまうことかってあるねんで
せやから、「柔道」をしたかったら・・・「勉強」も一生懸命やるように!!
夏に開催される、『北岡道場 10周年記念イベント』
着々と、準備が整ってきてるみたい(^^)
「みたい」っていうのは・・・実は、俺と明美(女房)は、ほとんどタッチしてへん(^_^;)
ホンマに、ご父兄の方々が、各担当を持って・・・着々と準備を進めてくれてるねん
親御さんの仕事の都合で、仙台を出ていってしまった子達も・・・このイベントには、参加してくれるようやし(数家族が、「参加」の連絡をくれてたわ)・・・OB、OBのご父兄も、多数「参加」してくれるみたい(^^)
どうやら・・・100名を超えるイベントになるようやな?(^o^)
ホンマ、嬉しい限りやわ(^^)
卒業生たちが、帰ってこれる場所
みんなが、集まってこれる場所
自分の人生の中で、「誇り」に思える場所
そんな「場所」であってほしいと願って立ち上げた、『北岡道場』
俺の思い描くものが、少しずつ見えてきた
生徒達・・・ご父兄の皆さん・・・OB達・・・OBのご父兄の皆さん・・・
みんなには・・・ホンマに、「感謝」しかない
この場をお借りして・・・お礼申し上げます
『10周年イベント』まで・・・あと1ヶ月半
最高の「イベント」にしたいね(^^)(^^)(^^)
滉太・・・ホームページ見て、焦ってLINEしてきよった(^o^)
カワイイ奴っちゃで、ホンマ(^^)
みんな!
すべては、通過点や!
また、明日に向かって、精進せえ!!
6月4日(土)~6日(月)・・・大崎市古川総合体育館に於いて、「全国高校総体 宮城県予選」が開催された
毎年のことやけど・・・「北岡道場」のOB&OG達が出場するもんやから・・・時間の許す限り、俺も会場に足を運んで応援させてもらってる
今回出場するのは・・・沙季(3年)、虎ノ介(3年)、正也(2年)、おっさん(2年)、夏っちゃん(2年)、滉太(1年)※千葉ケン(3年)は、どないなってんねん!?・・・連絡無いぞ(^_^;)
俺は・・・仕事とか、道場の練習の都合上、日曜日だけ、会場に足を運ばせてもうた
日曜日は・・・女子の個人戦、ほんで、男子個人戦の1回戦?のみ
おっさんの試合は、会場に到着した時には、終わってもうてて(1回戦敗退やったとのこと)、見ることができへんかったねんけど(どこにおったんか?会うこともできへんかった(^_^;))・・・
沙季と夏っちゃんの試合は、見ることができた
虎ノ介と正也、滉太にも会って、翌日の発破を掛けてやることもできた
最終日(月曜日)・・・正也は、怪我をしてしまったって連絡をもらって、ちょっと心配やなぁ~
虎ノ介! 滉太! 連絡ないぞっ!!(゜゜)~
さてさて、沙季と夏っちゃんは・・・
結果的には・・・
沙季は、準決勝で敗退して・・・3位
夏っちゃんは、決勝で負けてもうて・・・準優勝
インターハイ出場は、叶わぬ夢になってもうた(ーー;)
沙季も夏っちゃんも・・・試合が終わった後に、わざわざ俺の所にまで来てくれてんけど・・・
俺は、あの娘らが、子供の頃に接してたのと同じように・・・「よう頑張ったなぁ ありがとう!」ってだけ、伝えた
沙季は・・・3年間の「集大成」として挑んだ試合に負け、インターハイ個人出場ができへんかったことが悔しかったんやろうなぁ~・・・俺のとこに来てくれた後も、試合会場脇に、独りで佇んどった
俺は、1階まで下りていって、沙季の横に立って・・・「自分自身が頑張ってきたことは、決して間違いやない! 胸を張れ! ほんで、そんな顔しとったら・・・お前を追いかけて、柴田高校に入学してきた夏光(夏っちゃん)が、決勝戦戦われへんぞ!? 夏光のそばで、力を貸してやれ!」・・・そない言うてやった
すべての試合が終わって、表彰式が終わった後には・・・ええ顔しとったよ(^^)
夏っちゃんは・・・「個人で、インターハイに先生を連れていくことができなかった(涙)」って言うてくれとったけど(実は夏、中学を卒業する時、「中学で全中に先生を連れていくことができなかったので、高校でインターハイに連れていきたいです!」って、手紙をくれてた)・・・・・
俺は・・・「個人でいくこと、俺を連れていってくれることもありがたいけど・・・ちっちゃい時から、いっしょに柔道をしてきた沙季や、高校の仲間と共にいくインターハイの方が、絶対に将来、宝物になるから・・・」・・・そない、伝えた
「今日・・・泣くだけ泣いたら、明日からまた前進する!」って、言うてたよ(^^)
そんな彼女達やけど・・・
実は、前日の団体戦では、とんでもない快挙を成し遂げてる
それは・・・20数年ぶり?に、柴田高校をインターハイ出場に導いたこと
しかも、決勝戦は・・・強豪、東北高校と対戦して・・・先鋒に出場した沙季、大将に出場した夏っちゃん、共に相手を投げてポイントを奪って勝ち、チームの勝利に貢献した
彼女たちは・・・小学生時代、中学生時代、団体・個人含めて、県のタイトルを取ったことは一度もない
小学校4~5年生くらいまでは、俺自身が、まだギンギンに「勝ち」を求めてた時代やったから(^_^;)・・・結構ガツガツにやってたけど・・・
その後、指導方針を180度、方向転換してからは・・・ホンマに、「柔道」を楽しんでやる方向で・・・もしかしたら、彼女たちは道場に遊びに来てたんかも知れへんっちゅうくらい、ラフに柔道に取り組んどった(^_^;)
しかも、中学では、部活すら存在せず・・・週に2回、道場に来て、下の子達の面倒を見ながら、「柔道」を楽しみながら、和気藹藹と「北岡道場」で過ごしてきた子達やった
ただ俺は・・・誤った方向性に進んでしまった過去がある以上・・・決して子供達には、「「柔道」を嫌いにならんといて欲しい! ただただ、「柔道」「道場」を好きでいて欲しい!」・・・そう願って、魔法を掛けるように、彼女たちはじめ、道場にいる子供達に、「将来」を見据えて接することに徹してきた(もちろん、今もそないしてる)
※ちなみに、記載しておくけど・・・
「将来」っちゅうんは・・・決して、柔道の結果の「将来」やないよ
俺の考える「将来」は・・・社会に出た時、子供を持った時、指導者になった時、上司になった時etc・・・に、どれだけ素晴らしい「人間性」を兼ね備えてるのか???っちゅう「将来」やで
今回、彼女たちが優勝したことは、絶対に必然があると俺は思うねん
良い先生(柴田高校監督の狩野先生)に、巡り合えたこと
良い環境で、柔道ができること
良い仲間(先輩、同級生、後輩、ほんで、道場の仲間)に、囲まれたこと
ほんで、彼女たち自身、「柔道が好き」なこと
決して、他の高校が、それらが劣ってる訳やあれへんで
よく、「心技体」っていうやん!?
そない言われるくらいやねんから・・・やっぱり、すべてのことが、ぴったりとロックオンされてこそ・・・初めて、何かを成し遂げることができるんとちゃうんかなぁ~?って、俺は思うんよ
数年前(RENや永美や沙季が小学生やった頃)・・・「優勝候補! 優勝候補!」って言われ続けてた「北岡道場」が、勝たれへん、悉く負け続いたのには、きっと理由がある
きっと、それが必然やったねん・・・何かが足れへんかったんや!?
それが・・・「何なのか?」は、俺自身分かってる
だから俺は・・・「指導方針」を変えたねん
「この状態で、子供達が勝って(優勝して)も・・・子供たちの「心」に、何も得るものはない!」
そない・・・感じてしもうたんや
だから、俺は・・・道場運営に伴って、誤解を恐れずに言うたら・・・「柔道を勝たせるため(結果を出すため)」に、指導したことは、ある時期を境に、ここ数年、いっぺんもない
俺は、自分のことを・・・柔道の指導者である前に、一教育者やと思ってるから・・・
ほんで、もっと根底に行けば・・・俺は「人間」やから・・・
せやから・・・「人間として、やったらアカンことは、子供には見せられへん!」って考えてる
子供は、親とか先生の言うことは、聞かへん!
子供は、親とか先生が、やったことしかせえへんし、言うたことしか言わへん!
要するに・・・ナンボ綺麗事を並べたとしても、大人がするすべての行動は、子供達の純粋な目ン玉で、ちゃんと判断されてるんよな(^_^;)
何を言いたいんか???
俺ら、教育者が預かってるのは・・・子供らの『心』なんよな
せやから・・・「いわゆる「人間性」の部分に、どんだけ愛情込めて、接してやれるんか?」で、子供のいく末っちゅうのは、右にも左にも、大きく変わってくるんとちゃうんかなぁ~って、俺は思うねん
高校で、インターハイに出場することは、素晴らしいこと!
ほんで、俺らが少年柔道の指導者が預かってる年代・・・
中学で、全中に出場すること、入賞すること・・・小学生で、全小に出場すること、入賞することは、ホンマに素晴らしいこと!
柔道如何にかかわらず、サッカー、野球、レスリングetc・・・であっても、選手たちが一生懸命頑張った「証」やねんから、「結果を出す」っちゅうことは、ホンマに素晴らしいことやと思う
もちろん、「結果」だけやなくて、それらの目標に向かって、精進することは、結果云々よりも、もっともっと大切なことやとも思ってるよ
せやけど・・・その反面、「人間」として、大切なことを伝えへんまま、そこに辿りつかせてしまうことは・・・今の俺の教育方針からは逸脱してるし、今の「北岡道場」(監督、コーチ、ご父兄、生徒含め)では、少なくとも「結果」だけで評価されることは、絶対にありえへん
仲間を大切にして・・・相手選手(好敵手)を敬い・・・一生懸命取り組み(監督や親に言われたからではなく、自らの意志で、楽しく厳しく取り組み)・・・お父さん、お母さん、先生、コーチ、仲間に感謝し・・・真っ直ぐで直向きな姿があった時・・・
勝ち負けに関わらず、誰からともなく、道場内全体から、大きな大きな拍手が巻き起こる
せやから・・・今回の、沙季と夏光には、間違いなく道場内全体から、大きな大きな拍手が巻き起こることやろうと俺は思うよ
よく耳にする・・・『三位一体』
少年柔道で言うたら・・・「指導者」「生徒」「親」
■俺(指導者)は、このとおり・・・「柔道が好きでいてもらえること」「楽しく柔道ができること」にしか、重点を置いてへん指導者
■彼女たちは・・・ただただ純粋に「柔道」が好きっていう子達
■沙季の親父さん(沙季パパ)、お母さん(沙季ママ)・・・また、夏光の親父さん(鎌パパ)、お母さん(鎌ママ)は・・・「子供達が、楽しかったらそれでいいの! 柔道が好きで、先生が好きで、道場が好きで、仲間が好きで・・・それで十分!」って、仰る親御さん方々
その状態で、ある程度(中学3年生)まで、預からせてもらって・・・その後、良い先生、良い環境、良い仲間に出会えさえしたら・・・一気に、開花するんやないやろうか!?
なんか・・・そんな大切で、単純明快なことを、彼女達や彼女たちの親御さん達から、あらためて学ばせてもうたような気がしたよ
以前から、ずっと思っとった・・・「俺の元におる時に、結果を出すよりも・・・俺の元を出ていってから、結果を出してくれる方が嬉しいねん!」って
正に、そないなってくれた
最後になってしまいましたが・・・
柴田高校柔道部監督、狩野先生!
インターハイ出場、おめでとうございます!
沙季と夏光に、素晴らしい経験、そして感動、また大切なことをご指導いただきましたこと、心よりお礼申し上げます
ありがとうございました!
インターハイに向けて、発破を掛けますので・・・どうか、今後とも、ご指導のほど、よろしくお願い申し上げます!
ほんで・・・
柔道強豪校にこそ、進学せえへんかったけど・・・
自分が選んだ、自らに与えられた環境の中で最大限の努力をしてる・・・虎ノ介、千葉ケン、正也、おっさん
「結果」を出すことも大事やけど・・・もっともっと大切なこと、お前らも、沙季、夏光といっしょで、分かってるやろ!?
それを分かってさえしたら・・・お前らが、今頑張ってることは、必ず自分の人生の「糧」になるから・・・
■辛抱と努力をすること!
■不平不満を云わぬこと!
■与えられた環境の中で、最大限の努力をすること!
滉太っ!! 連絡ないやないかっ!?(笑)
さぁ、今週末は・・・仙台市中総体 & 全国小学生学年別柔道大会宮城県予選
みな、それぞれが、それぞれの場所で、一生懸命戦ってくれることやろう!?
沙季ちゃ~~ん(ーー;) 夏っちゃ~~ん(ーー;)
「北岡道場」とちゃうねんから・・・(^_^;)(笑)
今年の10月10日・・・『北岡道場』設立10周年を迎える
それに伴って・・・
いつもお世話になってる先生方に、お声掛けをさせていただき、「10周年記念大会」を開催しようか?
・・・なんて、ちょっとばかり考えとってんけど・・・
実際には、動けておらず・・・時間ばかりが、経過する有様(ーー;)
そんな折・・・
前キャップ、恭太ママから・・・
「先生! 10周年どうするんですか? この前、健ちゃんママと、そんな話をしてたんですけど・・・」
・・・・・そんな話を投げかけてもらったのが・・・(先週の)月曜日
俺:「せやなぁ~・・・「記念大会」でもって考えてたねんけど・・・なんか、現実的ではないかなぁ~(^_^;)」
ほんなら、恭太ママ・・・
・・・・・やって(苦笑)(^_^;)
それから・・・あれよあれよと、話が進んで・・・(その週の)土曜日には、ご父兄全員が道場に集まって、実行委員長(恭太ママ)&小野崎キャップを中心に、皆さんから意見をいただき・・・・・『北岡道場10周年 大イベント』を開催することが決定した
話し合い(イベント開催)は・・・全員賛成で、わずか15分くらいで決まったみたい(^o^)
俺は、練習を見てたから、内容は後で聞いたねんけど・・・
大まかな内容は・・・
北岡道場生全員&ご父兄全員(両親&道場在籍の有無関係なしに兄弟含む)
北岡道場OB生全員&OBご父兄
両親の転勤で、やむを得ず、北岡道場を離れることになってしまった生徒、OB生&ご父兄
全員に声を掛けて・・・
「100数十人規模で、宿泊(キャンプ)して、大イベントを開催しようやないか!?(^^)」ってことになったねん
俺・・・家に帰って、あらためて、いろんなことを考えたら・・・
不覚にも、涙が出たよ
『北岡道場』・・・続けてきて、ホンマに良かった
ホンマに、ホンマに、良かったよ
10年前・・・悠葉先生(小5)、龍生先輩(小4:ど素人)、REN兄ぃ(小3)、SO(2歳)を含む、わずか数名でのスタートやったのに・・・
生徒、ご父兄全員集まっても、10人足らずやったのに・・・
10年の月日が、こんなコミュニティーを築いてくれた
ホンマに・・・
・・・しかない
10周年を迎えようとしてる・・・今
生徒たちにワイワイ囲まれてる、今やからこそ・・・
ご父兄の皆さんに支えられてる、今やからこそ・・・
俺のつまらん言動や行動が・・・みんなに大迷惑をかけてしまう
それだけの責任を背負うと・・・人間は、弱くなってしまうもんなんかなぁ~?
最近、俺・・・「喧嘩」も、ようせんようになってもうたよ(ーー;)
それを、明美(女房)に言うたら・・・
・・・って、言葉が返ってきた
背負い込むもんが、大きかったら大きいほど・・・
生徒(OB)達に、間違った姿は見せられへんと思えば思うほど・・・
我が子(悠葉、REN、SO、YAMATO)に、胸を張ってられる親父でいたいと願えば願うほど・・・
当然・・・「無責任な行動や言動は慎むべき!」・・・やわな(^_^;)
今は・・・心底、そない思ってる
承ちゃん、メダル・・・見過ぎやろ(^_^;)
紳ちゃんも・・・メダルの空箱、掲げてるし・・・(ーー;)