その他

準決勝にコマを進めた俺は・・・

「どんなことをしてでも、あとひとつ勝って、レギュラーになってやる!」

その想いしかなかった

 

「殺すつもりで戦ってやる!」っていう気持ちは・・・準々決勝の、そんな試合の後でも消えることはなくて・・・

それどころか・・・益々、勢いに拍車がかかっとった

 

 

俺自身の中では・・・ここまで上がってくることは、「それだけの強い想い」で練習に取り組んできてたから、当然やと思っとったけど・・・「第二道場」で練習してる者が、準決勝まで上がってくることなんか、普通ではありえへん

せやから・・・周りの連中(同級生のレギュラー陣)からしたら・・・非常に、おもしろくない一コマやったに違いあれへん

 

そらぁ、そうや!?

練習自体を、一生懸命取り組まへんことが原因で・・・監督から「第二道場」に落とされてるんやから・・・

「第一道場」の人間が・・・その一生懸命、練習に取り組まへん奴に負けるなんてことは、ホンマに不本意なことやったやろう?

 

せやけど、俺には・・・「今に見とけよ!」って思いながら、練習に取り組んできた過程がある

せやから・・・「俺は、誰にも負けるはずがない!」っていう、自信しかなかった

 

 

 

そんな雰囲気の中・・・準決勝が始まった

準決勝の相手は・・・同級生、カナダ国際で準優勝やったか?・・・それなりの実績のある選手やった

(ちなみに・・・大学に在籍しとった4年間、同級生でレギュラーになった者の中で、国際大会にエントリーしてもらわれへんかったのは・・・俺だけ(^_^;)

1~2年生の頃・・・練習を一生懸命取り組めへんかったことが要因やと思うけど・・・  トリトレ国際、カナダ国際、西ドイツ国際などなど・・・数々の国際大会があったにも拘らず、俺はいっぺんも参加させていただかず終いやった)

 

 

開始早々・・・俺は、喧嘩四つの相手に対して、「飛び十字関節」を仕掛けた

「飛び十字関節」は、不発に終わってしまったようやった

ようやった???

 

そう・・・俺は、「飛び十字関節」を仕掛けた時に、その代償として、畳に頭を思いっきり打ち付けてしもうたねん

『ゴンッ!』

一瞬、目の前が真っ暗になったのは覚えてる

せやけど・・・その後のことは、まったく記憶から飛んでしまってる

もちろん・・・今も、思い出すことはできへんし、その試合をどないして戦ったんか?は、まったく記憶にない

 

 

 

どんくらいの時間が経ったんやろうか?

後輩が・・・「耕太郎先輩! 耕太郎先輩!」って、頻りに叫んどった

俺が・・・それに気付いた時、我に返った時・・・決勝戦が始まる寸前やった

(あとで、後輩が言うてたことやけど・・・俺の試合(準決勝)が終わってから、ずっと俺に声をかけ続けてくれてたらしいねんけど・・・これといった反応があれへんかったみたいで、その時に初めて我に返ったみたいやねんな?)

 

準決勝・・・

開始早々に頭を打った俺は・・・途中、「袖釣り込み腰」で「有効」を奪って、5分間をフルに戦って勝ったとのことやった

それ自体、その後輩から教えられたことなんやけど・・・俺自身は、まったく記憶にない

 

学内予選っていうても・・・決勝戦だけを残すようにして、準決勝までの試合は各階級ともすべて行う

30分なのか?1時間なのか?・・・座っとったんか?横になっとったんか?・・・

何ひとつ、記憶にはあれへんけど・・・60kg級の決勝戦の途中まで、俺は気を失ってた(意識はあったらしいけど)ことになる

 

「耕太郎先輩! 次、試合です!」

「試合!? なんの試合やねん!?」

「決勝です!」

「だから・・・なんの決勝や!?」

「-65kg級、先輩の決勝です!」

「お前の言うてることは、よう分からんけど・・・棄権するっていうてこい! こんなに頭痛いのに、試合なんかできるわけないやろ!?」

 

そこで初めて、正気に戻った俺やけど・・・

今まで、どこにおったんか?何をしとったんか?さえも、まったく分かれへんかったし・・・おまけに、ものごつい頭も痛かったから・・・正直、試合をするような状態ではあれへんかった

 

 

せやけど・・・

結果的に、決勝戦まで上がったことで・・・「全日本体育系大学体重別選手権」出場の切符・・・そう、レギュラーのポジションを手にすることができた

それと同時に・・・柏崎先生から、「「第一道場」に上がって、練習しろ!」のお言葉をいただいた

 

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小・中学生の頃で見比べられたら・・・

俺なんか・・・他の連中(同級生、後輩含めて)に比べて、箸にも棒にもかかれへんような、ショボくれた柔道しかしてけえへんかったと思う

もちろん、高校時代の実績を見比べられても・・・

インターハイ出場、地方大会入賞とか・・・中には、インターハイで上位に入賞してる者かっておるくらいやから・・・

その時点では・・・到底、太刀打ちできへんかったに違いあれへんわ

 

せやけど・・・

小・中学生の頃の実力差とか体格差が・・・高校時代の実績が・・・

その先も、エンドレスで埋まることないんか?っていうたら・・・それは、まったく以て違う

 

不平不満を云わんと・・・

与えられた環境の中で最大限の「辛抱」と「努力」ができたなら・・・その差は、多少なりとも埋まってきよる

 

『必然』2(千葉県学生体重別選手権)

おまけに・・・ここでも、記したけど・・・

本心は、本人にしか分かれへんことやけど・・・もし、仮に同級生や後輩の中に、欲求を抑えてまで走らされてきた者がおったとしたら・・・

子供の頃に過ごした環境・・・子供の頃に感じた感情などを含めて・・・

それらすべてが、点と点が線で繋ぐことができる大人(大学生)になった時に・・・

子供の頃(高校生含む)のまま、「自らエンジンを掛けて、アクセル全開で走り続ける」なんていうことは・・・非常に難しいことなんじゃないんかな?って、俺は思う

 

人間は・・・物事が、上手く転がってる時には、多少の辛いこと(困難)にも耐えれる生き物やけど・・・

物事が、上手く転がれへんようになった時には・・・そうはいかへんこともある

 

正に・・・子供の頃から勝ち続けてきた者が負け始めた時・・・それが、そうなんとちゃうんやろか?

 

せやけど・・・その『必然』を、どない受け止めて、次につなげることができるんか?っちゅうことを、学んでへんかったら・・・

そのまま坂道を転がり落ちていく状況に陥ることも、決して少なくはあれへん(俺は、高校・大学時代・・・転がっていく奴を、何人も見てきたから)

 

 

 

せやから・・・俺が言いたいのは・・・

「「結果」ちゅうもんは・・・「結果」であって、単なる「結果」にしか過ぎへん!」っちゅうこと!

それが・・・子供の頃であったら、なおさらや!

もちろん、それが・・・

オリンピックや世界の頂点を決める瞬間やったり・・・人生を掛けた場面であったりしたら・・・そんな悠長なことは言うてられへんのやろうけどね

 

 

大切なことは、己自身で「エンジンを掛けたんか?」っていうこと!

誰かに、追い掛けられて、「走らなければならない」状況やったから、仕方なく走ったんではなくて・・・

己自身で、「エンジンを掛けて、アクセル全開で必死になって走り続けたんか?」っていうこと!

そないしたら・・・たとえ、その「目標」に到達せえへんかったとしても、きっと「そのこと自体」が、己自身のそれから先の人生の「糧」になるはずやから

 

少なくとも・・・俺は、そうや!

己自身で、一念発起して・・・エンジンを掛けて、走り続けて・・・

結局・・・最終的には、「目標」に到達することはできへんかったけど・・・

せやけど・・・

大学3年生の、あの時期があったからこそ・・・俺は、「己自身で「エンジンを掛ける」ことさえしたら、何事であっても、クリアすることができるはずや!」っていう自信につながってる

上手く転がれへん状況に陥っても、それが『必然』やって、真摯に受け止めることができたら・・・必ず、次の素晴らしい『必然』が訪れるはずや!って、そない思ってる

 

せやから、俺は・・・

一生懸命、戦ってきた彼ら(子供たち)を、思いっきり抱きしめてやるねん

一生懸命、頑張ってきたことと・・・その瞬間、彼らの身に降りかかってる『必然』を・・・

次に訪れる、素晴らしい『必然』へと繋げてもらえるように・・・

彼らを「否定」することだけは・・・絶対にせえへんようにしてるねん

 

 

「諦めたら、そこで終わる!」

「歩みを止めたら、後退しかない!」

「「その時」がきたら、見過ごすことなく、すべてを捨ててでも頑張れる人になってくれ!」

 

 

 

我が子はもちろんのこと・・・道場生たちも・・・

「酸い」も「甘い」もを、知った(経験した)上で・・・

「酸い」を選択できる人に育ってほしいなぁ~って願ってる

 

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それから、俺は・・・「第一道場」で、必死になって練習をした

練習して・・・体重調整して・・・試合のことを考えて・・・将来のビジョンを考えて・・・

そないすることで・・・毎日毎日は、充実しとった

 

せやけど・・・それでいても、誰かに心を開くことはせえへんかった

圭吾兄ぃが亡くなってから、1年の月日が流れとったけど・・・

大切な大切な兄貴分であり・・・

大半の時間をいっしょに過ごしていただいた友人でもあり・・・

ほんで、俺の18年間の人生観を、180度変えてくれた、尊敬できる先輩であり・・・

そんな人を亡くしてしもうたことで・・・

練習をしても・・・バイクにまたがっても・・・女の子と遊んでも・・・

何をしてでも・・・ぽっかり穴が開いてしまった俺の心を支配するのは・・・『孤独』のほか、何者でもなかった

 

俺自身・・・「また、大切な人を失ってしまうんではないか?」っていう恐怖感から、誰にも心を開こうとせえへかったんかな?って、今振り返ったら、そない思うけど・・・

そんな俺の心を・・・『孤独』が支配し続けるのは、当然やった

 

 

柔道に関して言えば・・・ちょっと、追い風が吹き始めた感じやったけど・・・

私生活に関しては・・・依然、心にぽっかりと穴が開いたままの状態やった

 

平成4年、2月・・・

「全日本体育系大学柔道体重別選手権大会」の学内予選が開催された

 

俺の階級(-65kg級)は・・・1年生から4年生まで、約40名ほどが出場するねんけど・・・

トーナメント表の中・・・俺の名前は・・・???

 

当たり前やけど・・・4強のシード枠には入ってへんし、ベスト8に分けてもらえる枠にさえ入ってへんかった

それどころか・・・俺一人だけ、一番ちっちゃい山(他の連中(上級生、下級生含めて)は、2回戦からやのに・・・俺だけが、1回戦の一番ちっちゃい山からの試合)に、入れられとった

 

 

学内予選を開催するにあたって・・・柏崎先生から、みんなに伝えられてたことがあった

それは・・・

「各階級、決勝戦まで残った者は、無条件でレギュラーにする  しかし、それ以外の者(準決勝で敗退した者(要するに、ベスト4の者も含めて)は、普段の練習の取り組み方などを考慮して、レギュラーを選考する」っていうことやった

 

そないなると・・・第二道場におる俺は、必然的に「決勝戦まで上がれへん以上、選手になることは間違いなく不可能!」っちゅうことになる

せやから・・・学内予選の日時が決まって、その内容を聞いてからは、より一層、真剣に練習に取り組んだ

 

 

もう、25年前の話やから記せるけど・・・

俺は・・・「誰が相手でも・・・殺すつもりでやってやる!」・・・そない考えとった

(※非常に、聞き苦しい言葉を綴っておることは重々承知してるけど・・・あの頃に感じてたことを正直に表現してるという部分を、どうかご理解いただいき、どうかご勘弁いただきたい)

ほんで・・・「何としてでも、レギュラーになったるねん!」

そない考えて、日々の練習に取り組んどった

 

 

 

ほんで、迎えた・・・学内予選当日

1~3回戦を勝ち上がった俺は、ベスト4を掛けて、同級生のレギュラー候補の選手と試合をすることになった

俺自身が順当に勝ち上がれば、その選手と当たるんやろな?っちゅうことは予想しとったけど・・・予想通りやった

前述したけど・・・その日、俺は「相手を殺すつもりでやってやる!」・・・そない、腹に決めとった

 

その試合・・・今でも内容は覚えてるけど・・・

試合中盤・・・俺は、「袖釣り込み腰」を仕掛けた

相手選手も・・・当然、ラストチャンスを目論んで、必死に練習してきたんやろうから、簡単には投げられまいと踏ん張ったんやろうな?

それでも、強引に背中に乗せて、そのまま自らジャンプして前転(前回り宙返り)をし、相手選手を投げた

 

落ち方が悪かったんやろうか?・・・その選手は、頚椎を痛めてしまったようやった(その後、病院運ばれたけど、幸い大事には至らんで良かったんやけど・・・)

投げた後・・・相手選手がピクリとも動けへんのにも拘わらず・・・俺は、すぐさま「十字関節」を取って、「折れろっ!」とばかりに、力一杯、その選手の腕を決めた

 

「やめろっ!!」

柏崎先生はじめ、柔道部長、コーチの先生が駆け寄ってきて・・・完全にキレて、関節を決めてる俺の体を掴んで、その選手から引き離した

 

余談やけど・・・

総合格闘技の「故 山本KID」選手なんかが・・・試合中にレフリーが割って入っても、闘争心剥き出して、そのまま攻撃を止めへんようなシーンをテレビで観たことがあるけど・・・何となく、分からんでもないような気がする

もちろん、そんなことは許されることではあれへんし・・・柔道も総合格闘技も、ルールの中で戦ってることは百も承知やねんけど・・・

「キレてしもうてる」というか?「必死」になってる時の人間っちゅうのは・・・自分自身でさえ、己のことをコントロールできへんようになってまうもんなんやなぁ~?って・・・この時ばかりは、自分自身で実感した瞬間やった

 

それまでは・・・柔道の試合や練習では、もちろんのこと

中高生の頃に、街で見知らぬ人と喧嘩してしまうようなことになってしまった時なんかでも・・・

どっかで、「手加減」っちゅうんか?・・・「躊躇せんと全力でいってない」っちゅうんか?

どっかで、自分自身をコントロールできてたように思うねんけど・・・あの時ばかりは、制御が利かへんかったように記憶してる

もちろん・・・今となっては、「非常に申し訳ないことをしてしまった」って、深く深く反省してるねんで

 

 

結果的に・・・相手選手は、そのまま棄権となって・・・俺は、準決勝にコマを進めることになった

「千葉県学生体重別選手権」で、優勝した俺は・・・

第一道場の柏崎先生が「第一道場に上がって練習しろ!」って、いつ言うてくれるんやろう?やろうって・・・密かにに期待しとった

 

せやけど・・・

その言葉を掛けていただけることはなく・・・俺は、そのまま「第二道場」で練習を続け・・・ほんで、平成4年を迎えた

平成4年は・・・俺にとって、大学生活最後の年・・・そう、4年生になる年やった

 

 

3月に開催される「全日本体育系大学柔道体重別選手権」

その大会は・・・全日本学生体重別選手権で、前年度にベスト8以上の成績を残してる者は、出場できへん大会やねんけど・・・

その大会で、上位に入賞できたら・・・実力的には、「全日本学生体重別選手権」でも十分上位に食い込んでいけるであろう

云わば・・・学生たちにとっては、その年最初の「査定試合」でもある大会やった

 

また・・・そのあと、5月に開催される「全日本学生体重別選手権 関東予選」で、勝ち上がったら・・・10月に開催される「全日本学生体重別選手権大会」に出場できる

当然・・・全日本強化選手に入るためには、全日本学生体重別選手権で、上位に入賞せなアカン

 

俺は・・・

千葉県学生体重別選手権で、強豪選手に勝ったことで、気を良くしたんやろなぁ?

その大会の後くらいから・・・

「全日本体育系大学柔道選手権大会」(3月)

「全日本学生体重別選手権大会 関東予選」(5月)

この2つの大会に・・・「学内予選を勝ち上がり、何としてでも出場したい」・・・そんな気持ちが、心の中で芽生え始めとった

 

 

余談やけど・・・

俺の親父は・・・俺が大学時代、ぎょうさん手紙を送ってくれた

第二道場に落とされた時・・・「俺、大学の選択を間違ったんかなぁ~?」って愚痴った時には・・・

家の前は、相変わらず、小学生や幼稚園坊主が入り混じって通学してる

歳を取っていくのは当たり前のことやけど・・・決して、後ろを振り返ったらアカン

流れいく、川の水のように、今この一瞬は二度と戻ってけえへん

いくら、銭を積んでも・・・いくら、もがいても・・・人生は、後戻りなんかできへん!

そういう内容の手紙を送ってくれた

 

ほんで・・・送ってくれる手紙には・・・

「世界チャンピオンの卵 耕太郎へ」

「未来の世界チャンピオン 耕太郎へ」

・・・って、必ず綴ってくれとった

 

 

そんな親父に対しても・・・

「大学に進学させてもらった また、高い学費や生活費を出してもらったことへの恩返しをしたい!」

そない思い始めたのも・・・その頃やったと思う

 

せやけど・・・俺がおるのは、「第二道場」

どんだけ、愚痴っても・・・どんだけ、悲観的になっても・・・自分の置かれてる状況は、変わることがあれへん

 

たったひとつだけ、変えられることは・・・

誰よりも「辛抱と努力」をするっていう、限りなくしんどい環境の中に・・・自らの意志で、如何に己自身の身を沈めることができるんか?っていうことに尽きる

俺は・・・そない結論付けた

 

それから、俺は・・・

「後悔」や「愚痴」や「羨み」を、全部封印して・・・己自身が置かれてる環境・状況を真摯に受け止め・・・決して悲観することなく・・・ただただ目標に向かって、日々一生懸命精進した

 

全日本トップクラスの選手のビデオを、何べんも何べんも見て・・・

引き手、釣り手に始まり、足の位置、顔に位置、目線の高さまで、とにかく自分の技を研究して・・・

どんだけ息が上がっても・・・どんだけ苦しくても・・・どんだけしんどくても・・・時々、あまりのキツさに半泣きになったこともあったと思うけど・・・とにかく、一生懸命練習をした

 

 

その時に、俺が学んだのが・・・

「辛抱と努力をすること!」

「不平不満を云わぬこと!」

「与えられた環境の中で最大限の努力をすること!」

 

そう・・・我が子(悠葉先生やREN兄ぃ、SOやYAMATO)に対して、ちっちゃい頃から言い続けてきた「北岡家の家訓」

ほんで、また・・・道場生が練習前が合唱してる「北岡道場訓」にもなってる

当時、国際武道大学は・・・3年生の夏に、その学年の全員が「遠征」に出掛けるっていう、修学旅行?みたいなもんがあった

行先は・・・「韓国」をはじめとする、柔道強豪国が数国・・・「ハワイ」などの柔道よりも遊び?を満喫できる国が数国・・・・・やったかな?

 

当然・・・第一道場のレギュラー候補の連中は、自ら「韓国」を選んで、大韓柔道学校(韓国柔道大学)?で、キツイ練習をしてきたみたいやけど・・・

俺は、迷わず「ハワイ」を選んで・・・ワイキキビーチなどで、十二分に遊びを満喫して帰ってきた

 

 

柔道自体を諦めかけて・・・そんな、いい加減な時間を過ごしてた、ある日(俺が、「第二道場」に落とされて、2~3ヶ月?経った時(確か9月くらい)やったかな?)

 

「千葉県学生体重別選手権大会」の出場枠が、第二道場の選手に回ってきた

・・・・・っちゅうより、全日本につながれへん、千葉県内くらいのローカルな大会やからこそ、第二道場の選手に回ってきたっちゅう訳やねんけどな(^_^;)

 

俺は・・・-65kg級で、その大会に参加させていただけることになった

 

ただ・・・

多少なりとも、全日本学生柔道体重別選手権に出場することを目標として、大学に進学してきたのに・・・

俺自身、大会にエントリーしてくれた(出場できる)嬉しさなんか、これっぽっちもあれへんくて・・・

逆に・・・「マジかよっ!?」っていう、ダルさだけが俺の心の中を支配しとった

 

 

とりあえず、試合にするからには・・・練習に参加せざるを得えへん

モチベーションが上がれへんまま、練習に参加しては、淡々とした練習をこなしとった

 

そんなある日・・・

「千葉県学生体重別選手権」のトーナメント表が、貼り出された

 

順当に上がっていったら、準決勝で当たるやろう、順天堂大学のある選手の名前に、俺は釘付けになった

「〇〇選手」

ウチの大学の同級生、先輩達(国際試合などにも出場経験のある、レギュラーメンバーたち)でさえ、勝たれへんかった選手やった

 

俺は・・・

「マジかよっ!? 千葉県学生体重別って、こんな奴もエントリーしてくんのかよっ!?」

正直・・・ビビった

 

せやけど、それと同時に・・・

「待てよ?  こいつに勝って、優勝したら、第一道場に復帰のチャンスとちゃうんか?」

そないも考えた俺は・・・確かなモチベーションを感じながら、練習に取り組み始めた

 

 

「第二道場」っていう場所やと・・・周りの選手たちも、非常に強いという訳ではあれへん

せやから・・・俺の技でも利いてしまう

それが、功を奏したんか?・・・「俺は、強くなってる」っていう、錯覚に陥ってたんか?・・・

いずれにしても・・・自分自身は、モチベーションを持って練習をしてるし・・・練習してる技が、おもしろいように利きよるし・・・柔道が、おもしろく感じ始めたのは事実やった

 

 

そんな感じで、迎えた・・・「千葉県学生体重別選手権」当日・・・

俺は、順当に勝ち上がり・・・準決勝で、その選手にも危なげなく勝つことができた

もちろん、決勝戦も勝って・・・俺は、優勝することができた

 

「俺・・・強くなってる!」

そない、手応えを感じることのできる大会やった

 

 

また、同級生のレギュラーメンバーでさえ勝つことのできへんかった、その選手に・・・

危なげなく勝ったことで、俺は少しの自信と、さらに上を目指すモチベーションを取り戻しはじめた

 

せやけど・・・

俺を取り巻く「現実」は、そんなに甘いもんではあれへんかった

 

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子供の頃からずっと・・・高校生、大学生になっても・・・どっかで、「やらされ感」があった柔道

ここに至るまで・・・(100%)自らの意志で、柔道に取り組んだことはあれへんかった

 

きっと・・・俺みたいな人間は、少なくないんかも知れへん

 

小中学生時代・・・欲求(友達と遊ぶことや恋愛など)を抑えられながら、柔道(や他のスポーツ、勉強)を「やらされてきた」者

高校時代・・・監督の目が気になるあまり、監督に怒られることに委縮するあまり、自分のやりたいこと(技など)をできんと・・・また、欲求を抑えられながら、柔道(や他のスポーツ、勉強)を「やらされてきた」者

 

大学生にもなったら・・・その欲求を、誰かに抑えられることがなくなるし・・・あらゆる誘惑に、身をゆだねてしまうことも少なくない

せやから・・・あからさまに、離脱(辞める、諦める、淡々と過ごす)していく者が出てきよるんやろう?

早い者は・・・高校生の頃に、離脱する者さえおる

 

俺も・・・その一人に、なりかけとった(いや、なっとった)

「第二道場」に落とされることなく、あのまま「第一道場」で練習を続けてたら・・・

きっと、「自らエンジンを掛ける」っていうことはなかったと思う

 

せやから、きっと・・・「第二道場」に落とされたことは、俺にとっての『必然』やったんやろな?

 

 

そんなことを、自ら経験してきて、親・教育者・指導者になった今・・・

子供たち(我が子や道場生)に、そのような道を歩かせる訳にはいかへんねん!

形はどうあれ、「やらされてる」ことの比重が大きかったら・・・いつか、頭打ち(離脱)してしまうやろうから

もちろん・・・小中学生の頃から、そのまま頑張り続ける者も、中にはおるんやろうけど・・・

せやけど・・・我が子4人共、また道場生全員が全員、そないなる確率は、限りなく「0(ゼロ)」に等しいと、俺は思ってる

 

それやったら、「今」は・・・

(柔道も他のスポーツも勉強も)「やらなければいけない」って感じさせるよりも・・・「やりたい!」「楽しい!」って感じさせてやることの方が、Betterなんとちゃうんかな?って思うんよ

 

ほんで・・・彼らそれぞれの「その時」がきた時には・・・

やり過ごすことなく、「自ら、エンジンを掛けれる人」になってもらえるように・・・「責任」っちゅもんを、心の中に点在させてやれるような教育ができたらええなぁ~って、常々考えてる

 

もちろん、その反面・・・

「今」強くなりたい者、「今」結果を求める者は・・・そのような考えを持ってる、俺の下なんかにおるべきではないやろうし・・・

自分に合った場所を、自ら(親御さんと)選択したらええと思う

それも、また、その人にとっての『必然』なんやろうし・・・

俺と出会ったことを大切に思って・・・この先、いっしょに時を過ごしていくことも『必然』なんやと思うよ

 

 

 

俺は・・・『必然』っていう言葉が大好きや

・・・・・っちゅうより・・・己自身の身に起こることは、すべて『必然』であって・・・「偶然」なんていうもんは、存在せえへんと思ってる

 

その己自身の身に起こる『必然』を・・・どのように受け止めて、どのように次につなげていくんか?

ほんで、次に起こる『必然』を・・・如何に、己自身が真っ直ぐに受け止めることができる、素晴らしい『必然』に変えていくことができるんか?

 

すべては・・・己自身の『心』が決めること!

そない考えながら・・・俺は、人生を歩んできた(もちろん、今もそう考えてる)

 

 

なんで、北岡は・・・『北岡道場』を、こんな「ええ加減」な道場として運営してるんか?

なんで、北岡は・・・子供たちを、(現在の)チャンピオンに導こうとせえへんのか?

 

俺ら(指導者・教育者や親)が・・・ナンボ、いきり立ってもアカンのよな!?

「本気」になるのは・・・己自身でしかないねんから

 

俺の・・・詰め込み過ぎた教育・指導(柔道)によって・・・

俺(指導者や親)の下を巣立った時にこそ・・・自分自身の「責任」で、羽ばたいてもらわなアカンのに・・・

その時になって、自己管理ができへんような子になってしまってるようじゃ、本末転倒もええとこやからな?

 

成長過程の中で・・・

限りなく、酸いも甘いも経験させてやって・・・物事の良し悪しも、十二分に理解してもらって・・・

それでいて、「酸い」を選んだ時にこそ・・・どんな困難が立ち塞がろうとも、己自身を奮い立たせることができるとちゃうんやろか?

それが・・・己自身が、自ら背負い込んだ『責任』っちゅうもんなんとちゃうんかな?

・・・って、俺は個人的には、そない考えてる

 

己自身が気付いて・・・己自身が動いて・・・

その先にこそ・・・己自身が思い描く、「素晴らしい」場所があるんとちゃうんやろか?って、俺は思ってる

 

 

ほんなら・・・

「お前(北岡)自身の、今置かれてる環境は、素晴らしく最高!」・・・・・なんか???

傍目から見たら・・・到底、そうとは感じてもらえるようなもんではあれへんやろうな?

 

俺自身・・・

学歴社会でのし上がって、エリートっちゅう訳ではあれへんし、素晴らしい柔道の戦績を残してきた訳でもあれへん

また・・・

娘や息子が、柔道でチャンピオンになってる訳でもあれへんし、素晴らしい学業成績を維持してくれてる訳でもあれへんからな?

 

せやけど・・・今置かれてる環境こそが、俺にとっての『必然』であって・・・

その『必然』を真っ直ぐに受け止めてるからこそ・・・俺は今、メチャメチャ『幸せ』なんよ!

 

そう・・・

『幸せ』は、成るものではなく感じるもんやから!

ほんで・・・

すべては、己自身の『心』が決めるもんやから!

 

 

 

そんな俺自身が、経験してきたこと(昔話)を・・・

この場を借りて、記していくわ

 

いろんなことを・・・格好をつけんと、吐き出してみようと思うよ

 

 

 

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平成元年4月・・・

前年の6月に・・・和歌山県高校総体、-71kg級の決勝戦で負けて、インターハイ出場を逃してもうた俺は・・・

「大学でこそ!」っていう期待を胸に、国際武道大学に進学した

 

C特待生という待遇で、大学に拾ってもらったにも拘らず・・・「大学柔道」っちゅうのは、俺が考えとったほど甘い世界ではなくて・・・

俺は・・・対外試合で何かの成績を残すどころか、学内予選も勝ち上がることができんと、レギュラーにさえなることができんでおった

 

 

そんな大学柔道生活の日々を送っとった、大学3年生の夏前・・・

俺は、監督(柏崎先生)から呼び出された

 

「北岡! お前は、明日から「第二道場」で練習しろ!」

 

俺は、「第二道場」に落とされることになった

 

 

「第二道場」っちゅうんは・・・

金銭的に余裕のない者(家庭の事情で、仕送り等がない者)が、アルバイトをしながら柔道をする

また、高校時代、それほどの実績を残していない者が、大学で部活動として柔道をする

ほんで・・・俺のように、「第一道場」で練習しとったにも拘らず、監督から干されたり、ヤル気のない者が、「御払い箱」的に行かされる

(当時は)そんな、場所やった

 

 

試合場を、2面取れるくらいの広さの道場やってんけど・・・

半分は・・・女子柔道部が使用

あとの半分が・・・第二道場生が使用するっていう感じやった

 

せやから、必然的に・・・女子柔道部員とも、練習をすることになるねんけど・・・

大学生にもなったら、余程のことがあれへん限り、男女の差は歴然としとる

 

・・・にも拘わらず、女子柔道部員と練習(乱取り)をするっちゅうことは・・・

俺ら(第二道場生)には・・・対外試合で活躍できるっていう「明るい未来」は、これっぽっちもあれへん!っちゅうことを意味しとった

 

 

当然、「第一道場」の連中とは、練習内容も違うし・・・技の詳しい講習なんかも、ほぼ無いに等しい

せやから・・・

レギュラーを選考する学内予選で・・・第二道場の選手が、第一道場の選手に勝つことなんてありえへんし・・・

レギュラーに選考してもらえることなんて、決してあれへんかった

 

もちろん・・・今現在は、どないなってんのか?は分かれへんけど・・・

当時の「第二道場」とは・・・「結果を求めて、必死になって頑張る柔道部員」ではなく・・・

「それ以外の人間」が行く場所やった

 

 

俺は・・・腐っとった

自分自身を正当化するための、腐り切った言い訳を考えることと・・・

「後悔」と「羨み」と「愚痴」を、吐き出すことしかできへんかった

 

 

その年(平成3年)の2月・・・

俺は・・・大切な大切な兄貴分(圭吾兄ぃ(先輩))を、事故で亡くしとった

 

それからは・・・誰に心を開くこともなく、同級生との接点すら持とうとはせえへんようになっとった(同級生が、80人近くもおるのに・・・)

 

圭吾兄ぃがおれへんから・・・

練習に行っても、一人ぼっちやったし・・・

オフの日も、いつも単独行動やった

何をやっても、おもしろくなかったし・・・俺は、メチャメチャ「孤独」に支配されとった

 

 

 

5月に開催される全日本学生体重別の関東予選が終わったら・・・4年生の先輩方は、事実上「引退」となって、練習には参加せえへんようになる

せやから・・・当時、3年生やった俺は・・・

誰に文句を言われることもなくなり(当然、監督からは、もう既に「御払い箱」状態やったから、何のお咎めも受けることはなく)・・・次第に、朝のトレーニングや午後の練習を休むようになって、「遊び」に夢中になっていった

 

せやから・・・

あの時、「第二道場」に落とされたのは・・・『必然』やったんやと思う

 

 堀田家、秘密兵器! マサキ!

 

 堀田家、最終兵器! マサト!

 

 小野崎家、問題兵器! タモツ!

 

 太田家、睡眠兵器! 和道!

 

 北岡家、大問題兵器! なんちゅう格好してんねん!? 情けないっ!(-_-;)

 

 デート中❤❤❤

 

 宴会(^^)

 

 宴会(^^)

 

 社員旅行(^_^;)

 

 直ちゃんからの手紙!

 『笑顔は大きな力になる』

 

クレスト館に戻って・・・

有っちゃん、遅れて参戦!

 

 シゲちゃん(チン太郎親父)、初参戦! ありがとう!

 

 あっちゃん(遼の親父)・・・知らん顔して、毎年来るよな(^^)

 

 知ちゃん(熊の親父)・・・皆勤賞!

 

 景ちゃん(啓太の親父)も・・・皆勤賞!

 

 好っちゃん(金ちゃん親父)・・・有っちゃんに、捕まったな(-_-;)

 

 やっさん(唯斗の親父)も・・・捕まったな(-_-;)

 

 和道っちゃん(元&開パパ)・・・捕まるのは、練習中、昼寝してるからや!(^^)

 

 さっちゃん(銀ちゃん&隆盛パパ)

 

 レアキャラ???  ニアピン???(笑)

 

 仙人(琳ちゃん親父)・・・長老まで、捕まったか!?

 

 淳ちゃん(柊の親父)・・・しゃぁ~ないで! 有っちゃんの、言うこと聞いといて!

 

 亮ちゃん(一太の親父)・・・大トリ! 頼むよ!(^^)

 

 雑魚寝!(^^)!

 

 雑魚寝!(^^)!

 

 ロビー、占拠!!

 

 

 

翌日(4日)・・・

ハワイアンズ内、トロピカルバイキング!!(^^)!

 優音&YUTAKA(食い過ぎ!)

 

 琳ちゃん&ココちゃん(カワイ過ぎ❤)

 

 小僧&SO&びび(アホ過ぎ(-_-;))

 

 子地蔵&見知らぬオッサン(^^)

 

 ヒロ! 食い過ぎちゃか!? タケルがビビッとんで!?(◎_◎)

 

 イブ姉&朔!(^^)

 

 三平家族!

 

 金ちゃん&元ちゃん&太々しい熊の置物(^^)

 

 やっさん&仙人!(^^)!

 

 和道っちゃん&好っちゃん(^^)

 

 ふみちゃん(金ちゃんママ)&紀ちゃん(元&開ママ)

なんか・・・メチャメチャ、セレブ感出てるやん!?

(上の2人)好っちゃんと和道っちゃんの、奥さんにしとくのは勿体ないわ!

 

それに、引き換え・・・

ゆかちゃん(堀田ママ)&いづみちゃん(桐澤ママ)

アホ×2=

 

 大アホ:北岡夫婦(◎_◎;)

 

 左上から・・・

マサキちゃん(優&亮ママ):ユミさん(仙人の愛人):ゆう子さん(やっさんの愛人)

ちえちゃん(立っちゃんママ):まき助さん(チン太郎ママ)

 

 YAMATO・・・やんな???(◎_◎;)

 

 辰っちゃん(煌の親父:左奥)&あっちゃん(遼の親父:左手前)&知ちゃん(太々しい熊の置物の親父:右のいやらしそうなオッサン)&景ちゃん(啓太キャプテンの親父:立ってる霊みたいなオッサン)※写真クリックしてみて❤

 

 マサキ・・・(^_^;)

 

 マサトとガラの悪いおっさん(^_^;)

 

 ガラの悪いオッサン・・・ダウン(-_-;)

 

 親亀の背中に・・・

 

 子亀を乗せてぇ~!(^^)!

 

 楽しい時間を・・・ありがとう!

 

 

元気出していこう!

READY! GO!!

 

 

 『大家族旅行』・・・出発っ~!

 

 2号車! オッサン達とオバハ・・・マダム達(^_^;)

 

 どうした!? 座敷童!

 

 金ちゃん! ピース!

 

 銀ちゃん! わぁ~~~っ!

 

 チン太郎! 大人になってきたな?

 

 立っちゃん! 「笑顔は大きな力になる!」んやで!(^^)!

 

 朝焼け!

 

 朝焼け!

 

 酒焼け!(^_^;)

 

 合同練習・・・スタート!

 

 ランニング!

 

 回転運動!

 

 寝技!

 

 立ち技!

 

 琳ちゃん・・・肉離れで、戦線離脱(-_-;)

でも、「プールはいける!」・・・・・みたい!(^^)!

 

 清春も・・・乳首、切れたけど・・・

「もちろん、プールはいける!」・・・みたい!(^^)!!(^^)!

 

 午前の部・・・終了!

監督・・・ゴーグルは、まだ早いでっ!?(◎_◎)

 

 昼休憩!

 

 昼飯!

 

 元ちゃんと心優(^^)

 

 SYU坂本(^^)

 

 KOU桐澤(^^)

 

 アホ×2=

 

 大アホ(+_+)

 

 今・・・午後の練習中なんですけど・・・(^_^;)

 

 だから・・・午後の練習中や!っちゅうねん(^_^;)

 

 コラッ~~~!・・・午後の練習中や!(◎_◎;)

 

さぁ! 練習、終わったでぇ!

監督・・・もう、ゴーグルしてるやん!?(+_+)

 

いざ、スパリゾートハワイアンズへ!

 

 

VOL.2に続く・・・

元気出していこう! 

READY! GO!!

 

 

11月3日(土)~4日(日)・・・毎年恒例の『強化合宿』???に行ってきた(^^)

 

今年は、あえて『大家族旅行』と称して・・・

家族の絆を、さらに深めるべく、生徒&父兄、総勢78名の大所帯で遊び?に行ってきた(大型バス&小型バス、貸し切りでな)

 

3日(土)は・・・茨城県日立市の日立武道館にて、午前・午後とも合同練習

ウチは、年間を通して・・・唯一この日だけっていうても過言やないくらい、合同練習や出稽古には参加せえへんねんけど・・・

その唯一の合同練習をさせていただいてきたよ(^_^;)

 

中には・・・茨城県の今年のチャンピオンチームも参加しとったけど・・・ウチの道場生、(しんどかったやろうけど)一生懸命頑張っとったで

 

 

普段やったら・・・午前・午後の練習なんて、とんでもない話

それどころか・・・あいつら、毎回の練習も、練習時間の30分~1時間程度しか集中してやってへんねんから・・・そらぁ、メチャメチャきつかったと思うよ(^_^;)

 

ちなみに・・・午後の練習になったら、ウチの道場生だけ、何人も戦線離脱

中には、知らん間に外に出て、座り込んでる奴まで数名(ウチの三男坊まで(-_-;))おったくらいやから・・・

 

そんなこんなやけど・・・午前・午後のきっつい練習をこなせるのは、他でもあれへん!

その後の「スパリゾートハワイアンズ」での、お遊びが待ってるからやねんよなぁ~!(^^)!

 

 

15:00に練習終了

生徒全員を集めたねんけど・・・もう、あいつらの目は、すでに「ハワイアンズ」しか映ってへん

メチャメチャしんどい練習やったはずやのに・・・ニコニコしながら、「ハワイアンズ! ハワイアンズ!」って言いながら、目をキラキラさせとったよ

 

俺・・・ホンマに、嬉しく感じた

 

「柔道」も、確かに大事なんかも知れへん

せやけど・・・やっぱり、あいつら子供やもん!

あんなに嬉しそうな顔・・・なっかなか見れるもんとちゃうで!?

 

きっと・・・兄弟(道場の仲間)で、非日常を過ごせることに、テンションは最高潮まで上がってたんやと思う

ホンマに、あんなにキラキラした顔を見れただけでも・・・企画、実行した甲斐があったよ(^^)

 

 

 

16:00・・・ホテル到着

今年は・・・「クレスト館」一棟の貸し切りだけやったら、人数が収まれへんかったみたいで・・・

「ホテル ハワイアンズ」の部屋も、3部屋用意してくれとった

(・・・・・にも拘わらず、結局7つか8つの布団を敷いて、大人も子供も、完全なる「雑魚寝」で・・・結局、「ホテル ハワイアンズ」の部屋は、きれいなまま返却することになってたけどな!(^^)!)

 

子供たちは・・・プール

大人たちは・・・温泉

蜘蛛の子を散らすように、走り去ってしもうたよ

 

 

 

18:30・・・宴会

100数十畳くらいの間(舞の間)で・・・宴会

今回、凜杜先輩の高校の新人戦が重なっとって、参加できへんかった直ちゃん&順ちゃん(凜杜先輩とココちゃんの親父とママ)から、手紙をもらってんけど・・・

メチャメチャ嬉しい内容やったもんやから・・・

みんなの前で読んだんやけど・・・余計な涙を流さなアカン羽目になってもうたよ(-_-;)

 

 

 

20:00・・・「クレスト館」のロビーを占拠して、父兄達の懇親会

ホテルは貸切やから・・・狭い部屋に、全員が入るとか・・・別々の部屋に分かれるとかより・・・広いロビーに座り込んで、全員でおる方がオモロイし・・・・・

ロビーを占拠して、使わせてもらった

 

一番、古株の有っちゃん(ヤマタケ親父)が・・・

今ある現状の『北岡道場』は、どうやってここまで辿り着いたんか?を、一生懸命語ってくれて・・・

また、素晴らしい父兄達に囲まれてる、今の大家族(『北岡道場』)に感謝しながら・・・泣いて笑って、みんなで素晴らしい時間を過ごさせてもらった

 

俺は・・・0:00過ぎに就寝

子供たちの部屋?に潜り込んでんけど・・・

俺、明美さん、亮ちゃん&ミナさん(一太の親父とママ)、承ちゃん(中1)、ヒロ(小1)、朔(年中)、一太(小3)・・・

大人も子供も関係あれへん(^_^;)・・・完全に「雑魚寝」状態やったよ

 

 

翌日は・・・9:00から、大いにプールと温泉で遊びまくって・・・15:00に、向こうを出てきた

 

18:00頃には、仙台に到着して、解散!

ホンマに、素晴らしく楽しい時間やった

 

 

 

『大家族』・・・その言葉が、ピッタリと当てはまるくらい、最高な仲間たち!

生徒も父兄も・・・みんな全員、俺にとっては、掛け替えのない『家族』やって思ってる

それが・・・

今回の『大家族旅行』で、さらに「絆」が深まった感があったなぁ~

きっと・・・みんなも、同じように感じてくれてると思う

 

 

『北岡道場(大家族)』 最高!!

 

それ以外の言葉は、見つかれへんわ

 

 

 

最後になりましたが・・・

いっしょに、参加してくれた、ご父兄の皆さま

また、参加できへんかった、ご父兄の皆さま

共に・・・子供たちに、こんなに素晴らしい時間を与えてくださいましたこと、心より御礼申し上げます!

ありがとうございました!

 

また、皆様と共に、掛け替えのない時間を過ごさせていただいたこと、誇らしくさえ思ってます!

重ね重ね・・・

ありがとう!!

 

ほんで・・・

2日間、いっしょに過ごした、息子&娘たち!

俺の人生の1ページに、最高の「想い出」を刻んでくれたこと、本当に嬉しく思ってる

ありがとう!!

 

 

景ちゃん!

旅行如何に拘らず、面倒なことをいっつも引き受けてくれて、ありがとう!

お陰で、今回も、大きな問題なく『大家族旅行』を終えることができたよ!

ありがとう!!

 

 

有っちゃん!

いつもいつも、俺を支えてくれてること・・・

ほんで・・・

あそこまで、アホになり切ってくれたこと・・・

感謝してる!

ありがとう!!

 

 

直ちゃん! 順ちゃん!

温かい手紙、ありがとう!

あなた達と、ここ(北岡道場)で過ごした数年間は、俺と明美には掛け替えのないもんやと思ってる

来年は、最後やし・・・絶対、いっしょに行こうな!

ありがとう!!

 

 

ゆかちゃん!

いろいろと、手間取らせて悪かったね

手伝ってくれて・・・

ありがとう!

新生『北岡道場』は、目と鼻の先やで!

どうか、俺に力貸してほしい!

よろしく頼んどくわ!

 

 

明美さん!

道場の子供に、笑顔をもたらしたい一心で・・・

好き勝手にやらせてもらってること、いつもいつも感謝してる!

ありがとう!

 

 

 

さぁ・・・

残すは・・・12月23日の『北岡道場杯&納会』

チャンピオン大会は、一応あるけど・・・みんな、「遊びが一番」やからなぁ(-_-;)(-_-;)(-_-;)

 

2018年も・・・あと2ヶ月!

 

二度と戻ってけえへん、今この瞬間を・・・

生徒も父兄も・・・

息切れするくらい・・・

『大家族』一丸で、楽しみながら走り続けようやないけっ!

なっ!?

 

 

元気出していこう!

READY! GO!!

 

 

10月14日(日)・・・宮城県立武道館に於いて、上記の大会が開催された

 

北岡道場からの出場者、および結果は???

(8月初旬に開催された、仙台市予選を勝ち上がった5名)

小学3年生男子:桐澤煌・・・3位入賞

小学4年生男子:YAMATO・・・1回戦敗退

小学5年生男子:立っちゃん・・・1回戦敗退

小学5年生女子:碧ちゃん・・・3位入賞

小学6年生女子:心優・・・準優勝

・・・・・っちゅう結果やった

 

誤解を恐れずに記させてもらったら・・・

以前にも増して、「遊び」の延長で練習してる割には・・・素晴らしい結果やったかな?って思う(^_^;)

 

女性陣・・・心優は、6年生最後の試合やったし・・・碧ちゃんは、残す試合は、この試合とチャンピオン大会だけってことで・・・「「いつも通り」でいこう!」ってことになったねんけど・・・

男性陣に関しては・・・自分たち自身で、「新しく取り入れてることを試してみる!」ってことになってなぁ

結果的に・・・煌は3位入賞したけど・・・YAMATOと立っちゃんは、惨敗してしもうた

 

せやけど、俺は・・・彼らのことを、「すごい!」って思う

練習で、何十時間、何百時間と試みるよりも・・・たった一試合であっても、本番(試合)で使うことで、それ以上の経験値を手に入れることができるからね?

 

YAMATOが、帰宅してから・・・俺に、言うてた

「いつも通りにやって「たら」、どうなってたやろう?」

俺は・・・当たり前やけど、彼に言うた

「自分が決めたことやねんから、その結果が良かったとしても、悪かったとしても、すべてを「必然」として受け止めなアカン!  「ああして「れば」」「こうして「たら」」なんて言葉は、絶対に吐き出すべきではないで!」って

 

もちろん、YAMATOが吐き出したように・・・彼ら自身が、「「いつも通り」に戦ってたら、どうなってたか?」は、一番分かってることやと思うけど・・・

せやけど、それ以上に・・・俺は、彼らの「チャレンジ」を称賛したいと思った

 

「今日、明日の勝敗なんか・・・まったく、考える必要あれへん!」

そない言い続けてる俺の想いが、多少なりとも伝わってるんか?

せやけど・・・ホンマは、勝ちたかったやろうし・・・賞状とかメダルとかが欲しかったやろうに・・・

「負けてもいいから、新しいことをやってみる」って、そない自らの口から吐き出して、チャレンジした煌とYAMATOと立っちゃん(立っちゃんは、ビビりながら、最後までメッチャ躊躇してたけど・・・(笑))

優勝することよりも・・・ホンマに、誇らしかったよ

 

 

 

 

最近・・・歳を重ねてきたんやろなぁ~?

周りの状況が・・・ものごっつい、客観的に見えて・・・ものごっつい、懐かしく感じることがある

 

俺は・・・上記の通り、今回、出場した選手たちも、新しいことにチャレンジするくらいやから・・・

今日、明日の勝敗なんていうもんに、まったく執着があれへん

 

せやから・・・「試合」っていうもん自体・・・また各道場の監督やコーチの行動・言動・・・ほんで、子供たちに就いてる、親御さん(特に、お父さん方)の行動・言動が・・・ものごっつい客観的に見えてしまうねんよな?

 

監督やコーチ、お父さんの顔(様子)を・・・チラチラチラチラと、窺いながら試合をしてる子

逆に、熱が入り過ぎて・・・

「おいっ! なんで、できねぇんだよ!?」「何やってんだよ!?」「なんで、今、その技を掛けるんだよ!?」などと、子供を捲し立てる、監督やお父さん方

 

それが、いいのか?悪いのか?は、別にして・・・方程式は、成り立ってしまっとる

 

 

「何やってんだよ!?」

「なんで、出来ねぇんだよ!?」

そない言われたら・・・子供は、限りなく委縮してしまうし、いつも、監督やお父さんの顔色を窺うようになってしまう

ひどくなったら・・・監督やお父さんが「満足」することだけしか、やれへん(できへん)ような子になってしまう傾向も見られるんやないやろうかな?

 

でも・・・監督やお父さん方は、それに気付いてへん

いや・・・気付いてるんかも知れへんけど、自分の感情が優先してしまってるんかも知れへんな?

きっと・・・「今」しか、見られへんのやろな?

きっと・・・「足元」しか見られへんのやろな?

 

そらぁ、そうやよ!

「子育て」現役、真っ只中なんやから・・・

その現役、真っ只中にあるのに・・・客観的に、また、「ゆとり」を持ってられることの方が・・・

何かを悟ってるんちゃうか?って、逆に怖いよ(^_^;)

 

せやけど・・・自分の感情を抑えて・・・

ちょっと、顔を上げてみたら・・・先々が見えるし・・・

もっと、顔を上げてみたら・・・子供たちの未来は、果てしなく広がってるんやけどね?

 

どうしても、自己満足も含めて・・・自分の物差しで、「今」現時点での評価を、限りなく下してしまうんよなぁ~、これが(^_^;)

 

もちろん、その時々の「今」を評価してやって・・・次のステップ、次のステップへと、段階を上げていくつもりなんやろうけど・・・

ひとつ、ボタンを掛け違ってしもうたら・・・

気が付いた時には・・・自ら、物事を考えることが、できへん子になってるってことは・・・

無きにしも非ずやわな?

 

監督や親御さんが、良かれと思ってやってたことも・・・

子供にとったら・・・「怒られへん答え」を探してみたり・・・「怒られへん行動」しかとらへんようになってみたり・・・「自らの意欲や感性が、育ってへん」っていうことは、多々ある

 

「怒られへん」=「正解」

「怒られる」=「間違い」

 

せやけど、それは・・・

監督や親御さんの、思い通りに動けてるか?否か?って、ことだけであって・・・

自ら、失敗をして、敗北を喫して・・・

自らの意志で取り組んで、成功体験をして・・・ってことではあれへんよな?

 

もちろん、日常生活でも・・・

仲間といっしょに、いろんなことをして、「絆」が深まったり・・・

仲間との距離感を掴むことができへんくて、仲間外れにされたり・・・

 

そんな「経験値」が、限りなく備わってへんもんやから・・・

「ある時期」が来ても、右往左往してしまうんとちゃうんかな?って、俺は思うねんよ

 

 

偉そうに記してるけど・・・

これは・・・己自身の十数年前の「子育て」「道場教育」に対する、限りない反省点なんやで(^_^;)

これを書きながらも・・・

次から次へと、後悔が溢れ出てきよるわ

せやから、これは・・・己自身の過去に、投げ掛けてる言葉ってことになるかな?

 

 

 

子供は・・・やがて、成長する

成長して・・・監督や親の下を、巣立っていく

巣立っていった時に・・・

「社会」で、上手く生き抜いていくための教育をしてやるべきやと・・・俺は今、その部分を最優先に考えてる

 

親の顔を、チラチラチラチラ見てしか行動できへんようじゃ・・・先は知れとる

いつまで経っても・・・親父の傘下に過ぎん!

 

家庭教育(親子関係)が、そないさせてるんか?

子供自身が、自信より不安の方が勝ってしまってるんか?

それは、分からんけど・・・

『三つ子の魂百まで』

そない言うくらいやから・・・一日も早く「子離れ」した方がいいし・・・「親離れ」させてやった方がいい

 

俺は、ある時期に・・・「それ」に気付いた

気付いたからこそ・・・「子育て」も「道場教育」も、180度、方向性を変えた

 

それが・・・正しかったんか?間違ってたんか?は、分からんけど・・・

我が子に関して言うたら・・・

長女(悠葉先生)、長男(REN兄ぃ)共に・・・(今現在は)俺ら夫婦の期待以上に、人生を謳歌してくれとる

 

ほんで・・・

若干、中学2年生の次男坊(SO)でさえ・・・

己自身に「信念」を持って・・・兄貴の後を、追いかけようとしてくれてる

また・・・余談やけど・・・

先般、奴(SO)と話をした時に感じたねんけど・・・

当たり障りの部分ではなくて、「母親」っちゅうもんの存在を、限りなく大切に受け止めてくれてることに、ちょっと驚かされた

 

 

 

子供は・・・俺やない!

我が子であっても・・・俺の分身ではない!

我が子であっても・・・俺とは別の人格者や!

別の人格者であって・・・俺とは別の人生を歩んでいくねん!

 

その別の人格者の人生を、限りなく尊重してやりたい!

その別の人格者の人生を、限りなく後押ししてやりたい!

ほんで・・・限りなく、俺を飛び越してほしいと願ってる

そない、願えば願うほど・・・

そこに必要なもんは・・・『信頼』しかないってことに行きついた

 

余談やけど・・・

この『信頼』っていう言葉

誰しも、「我が子のことは「信頼」してる」って口にするけど・・・

俺は・・・そんな簡単に、吐き出せる言葉ではないと考えてる

 

 

俺の見たもんしか・・・俺の良かれと考えるもんだけしか見せへんかったら・・・俺を飛び越えることは、出来へんと思う

(もちろん、俺がどんなレベルか?なんちゅうことは、別の話であって・・・俺とは別の場所で、己自身の「感性」を磨いてほしいっていうことやで)

せやから、俺は・・・奴ら(我が子)を、自由に泳がせる

自由に泳がせて・・・「成功」も「失敗」も「嬉しさ」も「情けなさ」も、全部ひっくるめて・・・

「己自身の考えで、行動してもらって・・・己自身で、身を以て経験してもらえたらな」って思ってる

 

子供は・・・親なんかおらへんくても育っていきよる

親自身は、自分たちが「教育」「子育て」をしてるつもりでおるかも知れへんけど・・・

実は・・・親がやってることなんか、たかが知れてる

仲間やコミュニティーに育てられてることの方が、限りなく多いと思う

 

せやからこそ・・・

「仲間やコミュニティーの中に、ちゃんと溶け込めるような子にしてやること!!」

(「ありとあらゆる意味」で、ちゃんと溶け込めるような子にしてやることやで!?)

それが、一番大事やと思う

 

簡単そうやけど・・・実は、メチャメチャ難しい

世の中を見渡せば・・・一目瞭然やろ???

 

 

 

最後に・・・あえて、記しておくけど・・・

熱くなってる、先生方やお父さん方を・・・決して、批判してるんやあれへんよ

 

俺も・・・歳を取ったんやろな?

ものごっつい、懐かしく感じながら・・・己自身の人生を、目を細めながら振り返ることができたっちゅう話

振り返ることができたからこそ・・・「今」の俺にできることを、あらためて再確認できたような気がするよ

 

 

呑気に、振り返ることができるのは・・・

奴らが、真っ直ぐに「人生」を歩んでくれてるからなんやろうな?って・・・

また、ひとつ・・・「感謝の念」を持つことができた

 

ホンマに・・・頭が下がるよ

 

 

 

 

さぁ・・・

『大家族旅行』まで・・・3週間を切った

今年は・・・どんな、「非日常」が転がってるんやろう?

 

この『大家族旅行』さえ・・・子供たちが歩む人生に対して、限りなく大きな要素になってくれたら・・・

この上なく、嬉しいなぁ~(^^)

 

元気出していこう!

READY! GO!!

 

 

 

 

 

 

 

もう・・・2~3ヶ月くらい前の話やけど・・・

練習時間内の、30分~40分間を使って・・・「いじめ」の授業をした

 

いろんな方法を考えた末・・・

演劇形式でやるのが・・・一番、子供達も興味をもってくれるんとちゃうんかな?って思って・・・その方法で実践した

 

たまたま、RITO先輩(高1)が、遊びに来てくれてたから・・・事情を説明して、「イジメられ役」をやってもらった

※劇とはいえ、結構な勢いで罵倒したり、バカにしたり、蔑んだり、蹴飛ばしたりするもんやから・・・中学生以下の道場生に、「イジメられ役」をやらせることに戸惑いがあった

一歩間違ったら、トラウマにもなりかねへんと思ってたから・・・

そんな中・・・たまたまやったけど、RITOが来てくれてて助かったよ(^^)

 

「いじめっ子」は・・・清春、純聖、健吉、SO、俺!(^^)!

 

みんなで寄ってたかって・・・

(いじめっ子=「い」  RITO=R)

い:「なんだよ?その刺繍! 赤色(宮城農業高校の刺繍は赤)なんて、ダセーんだよ!?」

(※宮城農業高校の関係者の皆さま! たとえ演技とはいえ、大変失礼なことを申し上げましたこと、お詫び申し上げます! 申し訳ございませんでした。 どうか、お許しいただきたくお願い申し上げます。)

い:「それに、臭えし・・・ 近寄ってくんじゃねーよ!」

R:「そんなこと、言わないでくれよ!」

い:「うるせーよ! なんか、喋ったぜ!?」

い:「とにかく、近づくんじゃねーよ! 俺ら、お前のこと、嫌いなんだよ!」

・・・・・・・・・・

・・・・・

 

そうやって、罵って・・・

また・・・RITOが、何か言葉を発した時には・・・徹底して、無視

無視しときながら・・・通りすがりには、わざとぶつかったり、蹴飛ばしたり・・・

 

「形はどうあれ・・・「いじめ」っちゅうのは、こういうことや! 絶対に、こんなしょうもないことは、したらアカンのや!」って・・・

そない、みんなに伝えた

 

 

それとは、逆に・・・

再度、RITOが、いじめられてるシーンを演じてもらって・・・

今度は・・・そこに、SOが登場

「お前ら、寄ってたかって、何しとんねんっ!? 何、大勢で一人をイジメとんねんっ!?」

・・・・・って、いじめられてる者を、助ける人が現れるっちゅう、シチュエーションや

 

それを・・・子供たちに、見てもらった上で・・・

「「いじめ」があったら、見て見ぬふりをせんと・・・こう言える人に、なってください!  

せやけど、そう言うたことで・・・今度は、言うた本人(お前ら)がイジメられる標的になるかも知れへん?  

もし・・・その正義感から、次は自分自身が標的になってしまって、しんどい思いをせなアカンようになったとしても・・・お前らには、ここ(「北岡道場」)に仲間がおるやないかっ!?

確かに、学校で過ごす時間は、一日の内で一番長いねんで!?  

その一番長い時間を、自分が標的になって、嫌な時間になってしもうたら、ものごっつい苦痛になるかも知れへん 

せやけど・・・お前らには、ここ(「北岡道場」)があるやないかっ!?  

最高な仲間(家族)がおるやないかっ!?  

だから、いじめる人になるんやなくて・・・いじめられてる人を助けられる、強い人になってください!」

そない・・・伝えた

 

ほんで・・・

「RITO先輩のことを好きな人?」

手を挙げた、YAMATOを呼んで、RITOと手をつながせた

「YAMATOのことが好きな人?」

手を挙げた、琳ちゃんを呼んで、YAMATOと手をつながせた

「琳ちゃんのことが好きな人?」

・・・・・・・・・・・・・

 

・・・・・そんなことを繰り返して、道場生全員が手をつないで、ひとつの輪になろうとした時

ちえちゃん(立っちゃんのママ)が、起ち上って・・・

「私も、みんなの事が大好きなので、輪に入ってもいですか?」

そない言うて・・・手をつないで、輪に入ってくれた

その言葉を皮切りに・・・そこにおった父兄の方々みんなが、手をつないで輪に入ってくれた

 

「俺らは・・・「柔道」、また「北岡道場」っちゅうもんで、ひとつにつながってるんや!  

RITOと琳ちゃんは、直接は手をつないでへんかも知れへんけど・・・YAMATOを介して、RITOと琳ちゃんつながってる  

他の連中も同じ!  

直接、手をつないでなくても・・・「柔道」「北岡道場」が、みんなをつなげてくれとんねん!  

せやから・・・お前らは、独りじゃないんや!  

これだけの仲間が、お前らには存在するんや!  

せやから、この先・・・もしも、何かの引き金で、いじめられる側になってしまったとしても・・・良からぬことを考えんと、必ず、この輪の中に帰ってこい!!  

要するに、「自ら「命」を絶つな!」っちゅうことや!  

分かったかっ!?」

 

 

 

 

俺ら、大人からしたら・・・

「綺麗事」なんかも知れへん

「偽善」なんかも知れへん

「くさい芝居」なんかも知れへん

 

それでも・・・

子供達には、やってやった方がええねん!

それでも・・・

子供達には、教えてやった方がええねん!

俺は・・・そない思ってるよ

 

だって・・・

すべての物事を・・・子供たちに対して、机上の空論だけで伝えても、ホンマに大切なことって、上手く伝わるもんじゃないと思うねん

どんな些細なことであっても・・・「心で感じたこと」って、忘れへんやん?

せやから・・・子供たちの「心」を動かすためには・・・「心」を揺さぶってやるのが、一番やと思うねんよ

 

 

「いじめ問題」って・・・

幼稚園や学校でも・・・かなりシビアに、取り組んでる部分やと思う

 

せやけど・・・

言葉だけでの説明やったり・・・文章だけでの説明やったり・・・

また・・・「如何なる場合も、暴力はいけません!」っていう言葉やったり・・・

それだけで、伝えようとしてしまうと・・・

間違って解釈する子も、出てくるんやないやろうか?って、俺は思うんよ

 

誤解してもらいたくないねんけど・・・決して、幼稚園や学校の教育内容を批判してるんやあれへんで!

もし、間違って解釈してる子がおったとしたら・・・その間違って解釈してるかも知れへん子も含めて、学校教育以外で俺ら(教育者)が携わることのできる子供たちに対してだけでも・・・今一度、足れへん部分を補えることができたらええんとちゃうんかな?

ほんで、また・・・せっかく頑張って伝えようとしてくださってる、学校の先生方をサポートできたらええんとちゃうんかな?

・・・っていう意味やで(^^)

 

だって、『主役は子供達』なんやから・・・その子供達をサポートするスタッフ(大人)は、何人おってもええやろ?

 

 

せやから・・・

「柔道」の時間を割いてでも・・・

分かりやすく、噛み砕いて・・・子供たちの「心」に残るように、大切なことを伝えてやった方が、俺はええと思って・・・

『「いじめ」の授業』を実践したちゅうわけや

 

 

道場主のくせに・・・

また、「柔道」の練習をせえへんかった言い訳を記してもうたわ

ホンマ・・・たまには、「柔道」せえよ!っちゅう話やよな(^_^;)

 

 

 

追伸・・・

RITO・・・協力してくれて、ありがとうな!

嫌な思いをさせてもうたね(^_^;)

 

しかし・・・

お前が後輩たちから得てる『信頼』っちゅうのは・・・ホンマに素晴らしいもんやね!(^^)!

 

お前が、俺の「息子」で・・・あいつらの「兄ちゃん」で、良かったよ(^^)

 

元気出していこう!

READY! GO!!

 

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北岡道場連絡先

983-0821
宮城県仙台市宮城野区
岩切字昭和北2-15

【連絡先】
022-782-7780
(きたおか接骨院内)

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