北岡道場通信
7月23日(火)・・・宮城県立武道館に於いて、「全国中学校柔道大会 宮城県予選」の個人戦が開催された
今回は、私事で申し訳あれへんけど・・・66kg級に出場させていただいた、ウチの次男坊(心颯:SO)のことについて記そうと思う
2歳?くらいから、オムツの上に柔道衣を着て、道場内をチョロチョロしとった彼も・・・今年は、中学3年生
最後の中総体は・・・
3位入賞という結果になり・・・東北大会に出場させていただくことになった
せやけど・・・
中学に入学してから、ここまでの道のりは・・・彼にとって、メチャメチャ「棘の道」やったことと思う
本人の一番の武器である「背負い投げ」に対する、「両膝指導」の反則が、ものごっつい厳しくて・・・
新人戦、県下体重別、仙台市予選・・・
すべての大会で、上位に食い込んではおったけど・・・大事な場面では、悉く「両膝指導」で反則負けを喫してきた
しかも・・・
「背負い投げ」で投げて・・・主審が「技有り」「一本」の判定を下してる(副審2人も、何のジェスチャーもなし)にも拘らず・・・ジュリーからの要請によるビデオ判定で、判定が覆ることが何べんもあって・・・
そんな状態やったから・・・今回、彼が出した決断は・・・
「「背負い投げ」(右の低い諸手背負い)を封印して、県大会に挑む!」
・・・っていうことやった
6月の仙台市予選・・・準決勝で両膝の指導を3回取られて・・・「反則負け」
何回、投げても・・・何回、投げても・・・結局、「指導」を取られてしまう
せやからやろなぁ?
その大会が終わってから・・・徹底して「立ち背負い」の練習に取り組んどったわ
一応、彼の名誉のために記しておくけど・・・
それは、決して、俺(親とか指導者の立場)の方針ではなくて・・・彼自身が、そない選択をしたことやで
俺は・・・「背負い投げ」は、(右の「背負い投げ」の場合)ちゃんと左足を回して飛び込むが故に・・・
ホンマに、たった一瞬(時間にしたら、0.0?秒くらいちゃうかな?)やけど、両膝が着いてしまう場合があることは、まったく以て正しい「背負い投げ」やと思ってる
せやから・・・子供たちに、反則を取られへんための逃げ道として、片膝だけを着くような「背負い投げ」をさせることの方が間違いやと思ってるから・・・「両膝指導」なんか、まったく意に介してへんからな?
ついでに記すけど・・・
俺は、彼の父親やけど・・・彼に、柔道自体のテクニック、技に入る際の崩し、組手等・・・
俺が学んできた戦術、俺が使ってきたテクニックは、子供の頃から、何ひとつ教えたことはあれへん
彼も「いち道場生」やから・・・他の道場生と同じようにしか指導はさせてもうてへんし・・・
もちろん、自宅でも・・・柔道の話なんか、ほとんどせえへんしな
そんな彼(心颯)に(もちろん、彼だけやなくて道場生全員にも話したんやけど)・・・
試合の約3週間前に、こんな話をした
「俺は・・・俺自身の柔道人生の中で、3回だけ、自分がどうやって勝ったんか?も分かれへんくらい「必死」「死に物狂い」で戦った試合がある
※中学2年生の時の昇段試合
(当時の大阪府の昇段試合は・・・紅白に分かれて順番に戦うシステムやったから・・・負けはもちろん、引き分けても、その場でその昇段試合(審査)は終了となる せやから、引き分けることなく、負けることなく、有効でも技ありでも一本でも、とにかくポイントを獲って、6人連続で勝たへんと初段にはなられへんっていう、ものごっつい厳しい試合(審査)やった)
※大学3年生の時、「全日本体育系大学選手権」に出場するための校内予選の準決勝(勝ったら、念願やったレギュラーになれる)
※社会人一年目、全日本実業団体重別選手権の準々決勝(勝ったらベスト4に入って、講道館杯の出場権がいただける)
その3回だけは・・・試合の組み立ても駆け引きもあれへん・・・それはそれは、もう「必死」で戦ったよ
「必死」っちゅうのは・・・「必ず死ぬ」って書くねんで?
それくらいの意味合いで、俺自身「死に物狂い」で戦った試合が、柔道人生で3回だけあるねん!
せやからっていう訳やあれへんけど・・・どんだけ格好悪い姿を晒してでも、己のプライドを捨ててでも、「必死」になって戦ってみるのも悪くないと思うよ?
襟は、後で正せばええだけのことなんやから・・・」
そんな話をした後からやったけど・・・
SOが・・・ものごっつい近寄りがたいオーラを放ち始めよった
柔道(スポーツ)をしてへん方には分かれへんかも知れへんけど・・・
スイッチが入って、自分のZONEに入った時って・・・近寄りがたいっていうんか?・・・声を掛け辛いっていうんか?・・・
それは、決して「作られた強さ」じゃなくて・・・「理性を欠いた本能剥き出しの状態」っていうたら分かり易いかな?
まぁ、いずれにしても・・・「自分の世界」に入り込んでしまってるねんやろうね?
それはそれは・・・嫌な?オーラを放ってた
俺自身も長年柔道をやってきたから・・・高校生や大学生、実業団の頃は、そんなオーラを放つ人に、もちろん会ってきたし、対峙もしてきたけど・・・
自分の息子から、そんな(ある意味)嫌なオーラを感じるとは思ってもみいひんかった
ホンマ、「鬼の形相」っていうよりは・・・顔色を変えへん分「悪魔のような冷酷さ」を感じたよ
練習を見学されてるご父兄の方の中にも、それに気付いた方が幾人かおったみたいで・・・
「練習中、SO兄ぃがすごく怖くて・・・練習が終わってから、恐る恐るSO兄ぃに声を掛けたら、普段の(ニコニコしてる)SO兄ぃに戻ってて、本当に安心しました」って・・・そないなことを言うとった
そんな状態で、練習に取り組んできた彼やけど・・・彼は彼なりに、今回の試合に対して想うところがあったみたいやな?
試合の翌日に、ちょっとだけ話したねんけど・・・
「「一生懸命やったことが、結果につながったんかな?」って思う」って・・・3位に終わったことを、決して悲観はしてへんかったわ
『背負い投げ』
彼にとっての一番の得意技
・・・っていうより・・・彼にとっては・・・
『柔道』=『背負い投げ』
・・・なんかも知れへん?
ちっちゃい頃から、姉弟(悠葉先生とREN兄ぃ)のやってることを見様見真似でやってみて・・・中学3年生の今に至るまで、10年以上、ずっと「背負い投げ」と共に、柔道っちゅうもんに取り組んできた
その「背負い投げ」を、封印して挑んだ県大会
翼を捥ぎ取られた状態で、「飛べ!」って言われてるようなもんやったけど・・・
そんな中・・・ホンマに、よう戦ったなって・・・今回は、彼を褒めてやりたいと思う
それと同時に・・・
前々から、薄々は感じてはおったけど・・・
「その話」をした後から、そんなオーラを放ち始めた彼を見て・・・親としても、指導者としても、完全に線引きされてしもうた感は否まれへんかな?
「あいつは、もう・・・指導者である俺(また、親である俺と明美)の下にはおれへんねんなぁ?」ってね
俺自身・・・
『柔道』を通じて、人間育成をしてきたつもりでおる
せやから・・・
『柔道』を通じてこそ、彼自身が今どの場所におるんか?は、俺が一番よく分かってる
ものごっつい寂しいけど・・・これが、当たり前のことやねんよな?
幼稚園、小学校、中学校と・・・お前に『柔道』っていうもんを、ちゃんと教えてけえへんかったこと、心のどこかで申し訳なく思ってる俺自身がおる
せやから・・・(ある部分で)優勝に導いてやられへんかったことを、どうか許してほしい
せやけど、俺は・・・
「『柔道』を通じて、大切な何かを学んでほしい!」
常々、そない思ってきた
せやからこそ・・・
「決して、『柔道』っていうもんを嫌いになってほしくはない!」
ただただ、その一心で、お前と向き合ってきたつもりでおる
そんな、あなたへエールを贈らせてください!
中学柔道は・・・それはそれは、「納得できない理不尽さ」を抱えたままだったことでしょう?
でも親父は、そんなあなたから・・・大変素晴らしい立ち姿勢を見せていただき・・・大変素晴らしいもの(心)をいただきました
どうも、ありがとう!
この先も・・・「世の中が思い通りにならないことの自覚」という道場訓を忘れずに・・・
どうか、このまま・・・真っ直ぐに、真っ直ぐに、成長していってください!
そして・・・
次のステージ、そのまた次のステージで、己自身の「華」を咲かせられるように・・・
「辛抱と努力」を怠らない『漢』になってください!
親父は・・・他の誰よりも、心の底から、あなたを応援しております!
You Can Do It!
Yey!!
北岡道場を設立して・・・早13年目を迎えてる
それまで(北岡道場設立前)も・・・長女や長男がお世話になってた道場で、コーチ紛いなこともさせてもらってたけど・・・
俺自身・・・「道場長」っちゅう立場になってからは・・・我ながら、日々ものごっついいろんなことを勉強するようになった
設立当初は・・・柔道の基本書は、大概読みまくったし・・・立技・寝技共、解説書やテクニック本も、メッチャよう読んだ
ネットやYou Tubeでも、吸収できることはあれへんかな?って、よう検索したし(今でも、よう検索してるけど)・・・
もちろん・・・一番、大事な事であろう
「心理学」や「教育論」に関しては・・・「これでもかっ!」っていうくらい、いろんなことを駆使して学ぶ姿勢を持つようになった
そないな姿勢でいるつもりでおってでも・・・
時々、自分自身を見失ってしまってることがある
俺は、基本的に・・・
「楽しくなかったら意味がない!」って思って、子供たちと向き合ってるつもりなんやけど・・・
それでも・・・「楽しい」っちゅう一番大事な部分が、欠落してしまってることがあるねんよなぁ~・・・これが
ホンマ、情けないなぁ~
最近のことを、ピックアップしてみたら・・・
中学生は・・・
6月に、中総体の地区予選があった
ほんで・・・7月後半には、県大会がある
小学生は・・・
8月初旬に、スポーツ少年団の仙台市予選がある
もちろん、「『勝負』事」やから・・・試合をするからには、「負ける」よりも「勝つ」方がいいに決まってる
せやけど・・・「勝つ」事ばかりを追い求めたら、大切なことを見失ってしまう
そう・・・「楽しい」っていう、一番大事なことをな?
俺・・・最近、見失ってしもうてたんよなぁ~(^_^;)
毎年、そうやねんけど・・・
中学3年生は・・・「北岡道場(俺)の生徒」として、俺といっしょに戦うことが最後の年になってしまう
この先、どんだけ柔道を続けていったとしても・・・もう、一生「北岡道場(俺)の生徒」として、俺と共に戦うことはできへんようになる
そない思ったら・・・
「これが最後やぞ!」って意気込んで、肩に力が入ってしもうて・・・大切なことを、見失ってしもうてた
おまけに、小学生に対しても・・・
年間通して、3~4回しか試合には出場せえへんし・・・久々の試合やと思ったら、やっぱり「負けるより勝つ方がいい」って考えたんやろな?
結構、子供たちを・・・「試合、試合」って、追いやってしまってたと思う
きっと・・・あいつら、楽しくなかったやろなぁ~?
中学生くらいになったら・・・試合に向けて一生懸命取り組むことは、もちろん大事やねんけど・・・
それは、己自身で気付いて、己自身から「取り組む」姿勢が大事なんであって・・・誰かに「取り組ませられてる」ようじゃアカンと思うねんよな?
また、小学生なんて・・・
「この試合が全国大会につながる」だの、「この試合はローカルな大会」だの・・・そんなことで、練習度合いを調整するほど器用じゃないやろうし・・・
宮城県大会はじめ、東北大会の規模さえ、ちゃんと理解できてへん子も多いと思う
それこそ、全国大会なんていうたら、その規模をまったく以て理解できてへんのやないやろうか?
「ほんなら、それ(その大切さ)を教えてやれよ!」って、言う人もおるかも知れへんけど・・・
学校の教科書上で学ぶ、日本の地理自体・・・また日本の総人口(各県の人口密度等)なんかも、よう分かってへん子がおるのも現実やし・・・
その上、日本国の柔道人口がどんくらいか?(各県に強豪高校がどんくらい存在するんか? 他県に比べてどんくらい強化に力を注いでるんか? 少年柔道の道場が他県に比べて自分の県はどれくらい存在するんか?etc)なんて言うたら、さらに分かれへんようになるんとちゃうんかな?って思う
ほんなら・・・結局は、「大人の物差し」で物事が進んでしまうっていうても過言ではあれへんような気がするねん
でも、それやったら・・・何かが足れへんように、俺は感じてしまうんよなぁ
せやのに・・・最近の俺・・・
「大人の物差し」っちゅうもんで、子供たちを測ってしまってたなぁ~?
そない思って・・・自責の念に駆られた
それに、気付かせてもらったのは・・・
前回、この場に引用させていただいた、凌門塾の佐々木先生のブログやったねん
※せやから、引用させていただいたっちゅう訳やねんけどな(^_^;)
もちろん・・・
普段から、いろんなことにアンテナを張って、子供たちの目線まで腰を屈めて「彼らを、未来に導いてやれたら・・・」っていう努力はしてるつもりではおるよ
せやけど・・・所詮は、俺も人間
あいつらより・・・30年~40年、早く生まれただけの・・・
まだまだ成長途中・・・目下、勉強中の半人前の指導者(教育者)なんよ
せやから・・・恥ずかしながら、目先のことに囚われて、自分自身を見失ってしまうことも多々ある
せやけど・・・
己の浅はかさに気付いただけでも・・・
己の情けなさに頭を打っただけでも・・・
ちょっとは、考え直すことができるから良かったかな?って、自分自身でええように解釈はしてるんやけど・・・
でも、まぁ・・・
そんな、浮き沈みの中で・・・俺自身も、あいつら(子供達)に、日々学ばせてもらってるんやな?
まだまだ、アカンたれやなぁ~!? 耕太郎!
子供たちがやってる『柔道』は・・・俺(指導者)や親の自己満足のためにあるんじゃない!
子供たちが、己自身の「今」や「将来」のためにやってるもんや
せやから・・・
俺ら指導者や親は、それをサポートするべく、「脇役」に徹するべきなんよ
もちろん、これは・・・「勉強」や「サッカー」「音楽」etc、何にでも当てはまることやと俺は思う
「柔道」ばっかりやらせとったら・・・「勉強」や「社会勉強(遊び)」や「人間教育」が疎かになる
また・・・
「勉強」ばっかりやらせとったら・・・「社会勉強(遊び)」や「人間教育」が疎かになる
(※当然・・・何れにしても、「やらせ」とったらアカンと思うねんで)
もちろん・・・
「遊び」ばっかりに夢中になっとったら・・・「社会勉強」にはなるかも知れへんけど、「勉強(義務教育内容)」からは取り残されてしまう
ほんなら・・・どないしたらええねん!?
要するに・・・それらすべてに対して、一生懸命になれる子に導いてやれるのが、一番ええんとちゃうんかな?って、俺は思うねん
決して簡単なことではあれへんけど・・・
「柔道」も頑張って・・・「勉強」も頑張って・・・「遊び」も頑張って・・・「ゲーム」も頑張って・・・
与えられた環境の中で、与えられた物事に精一杯取り組むことができる人を見た時・・・メッチャ魅力的に感じるのは、きっと俺だけじゃないと思うんよな?
将来の『夢』(人それぞれ違うんやろうけど・・・)に向かって・・・
一生懸命「柔道」に取り組んだり・・・一生懸命「勉強」に取り組んだり・・・
それらは、ホンマに素晴らしいことやと思う
せやけど・・・
親であったり、監督であったり、先生であったり・・・
それらを、誰かに「取り組まされてる」んじゃ・・・同じことをするにしても・・・同じ時間を費やすにしても・・・俺は、ものごっつい勿体ないように感じるねんよな?
己自身で気付いて、己自身で目標を持って・・・その目標に「楽しさ」を見出して、突き進んでいくことができたら・・・そんな素晴らしいことはあれへんのんとちゃうんかな?って、俺はそない考えてる
ほんで、また・・・
それができたなら・・・「学校の成績」や「柔道の結果」云々じゃなく・・・その子自身の『人間力』は、格段にレベルアップしてるんとちゃうんかな?
大人かって、そうなんやから・・・子供なんか、もっとそうやと俺は思うねんけど・・・
せやからこそ・・・
「楽しくなかったら意味がない!」
それを念頭に置いて・・・
如何に、子供たちを、ちょっとでも高い位置に押し上げてやることができるんか?
俺ら(親や指導者)は・・・日々、それだけを考えてたらええねんで!?
時々、自分自身を見失ってしまうけど・・・
極力、見失えへんように・・・俺自身も、日々の勉強、日々の努力を怠らんように心掛けようと思う
余談やけど・・・・・
それに気付いてから・・・
「北岡道場」で、子供たちと取り組んでる練習内容を紹介しとく!(^^)!
『ジャンケン投げ込み』
お互い向かい合って、「気を付け」をして、メッチャデカい声で「お願いします!」って、きれいな礼法をする
お互い歩み寄って組み合う(もちろん、釣り手と引き手の位置を徹底して意識してもらう)
足ジャンケン(お互いに、メッチャデカい声で「最初はグー!ジャンケンポン!」)
チョキで勝った場合・・・「大内刈り」もしくは「小内刈り」で投げる(もちろん、足の運びは1・2・3の基本)
パーで勝った場合・・・左右どちらかの「支え釣り込み足」で投げる
グーで勝った場合・・・相手のチョキの前足に「足払い」で投げる
※もちろん、どの場合でも大きな声を出して投げる(勝敗決定後3秒以内)
お互い離れて、「気を付け」をして、メッチャデカい声で「ありがとうございました!」って、きれいな礼法をする
ちゃんと、すべての動作をきっちりできて・・・しかも、勝った者だけが・・・・・
駄菓子屋の卸問屋で買ってきた、「くじ引き」(スーパーボールとか、水鉄砲とか)を引ける権利が与えられるねん
その代わり・・・
動作のひとつでも疎かにしたり(気を付けのかかとが離れてたり、指先が曲がってたり)・・・声が小さかったり・・・技を間違えたりしたら・・・・・アウト!
これが、また・・・礼法を意識するし・・・釣り手、引き手を意識するし・・・投げる時に頭使うし・・・・・結構、オモロイねん(^^)
子供達・・・難しい練習内容より、よっぽど真剣に取り組むし・・・
その上・・・
その後の「乱取り」になったら・・・いつも使えへん、「支え釣り込み足」とか「足払い」とかを、それなりに使いよるねん!?
ホンマ、子供って・・・すごい潜在能力を秘めてるし・・・
「楽しい」こと(遊び)に関しては、天才的な能力を発揮するよな
しかし・・・
練習時間の半分くらいを、こんなことに費やしてるねんから・・・
ホンマ・・・「ええ加減」な道場やよなぁ~
せやけど、やっぱり・・・
「楽しい」のが、一番やからな!(^^)!
でも・・・
こんな「ええ加減」な道場の卒業生(先輩達)から・・・
最近・・・すごい報告ばかりが、俺に届きよる!!
詩音先輩・・・「全国高校総体 宮城県予選 優勝」~「東北高校総体 優勝」(2019年度 インターハイ出場)
沙季先輩・・・「宮城県ジュニア体重別 優勝」~「東北ジュニア体重別 優勝」(2019年度 全日本ジュニア体重別出場)
正也先輩・・・「東北高専大会 個人 優勝」(3連覇)
どないなってんねん!?(笑)
We Can Do It!
Yey!!
『関西弁』か?『標準語』か?の違いだけで・・・
俺と同じような考えを持ってる「オッサ・・・」・・・いやいや・・・「オジさ・・・」・・・違うな(^_^;)・・・「先生」がいらっしゃる!
凌門塾の「オッサ・・・」・・・いやいや・・・「佐々木先生」のブログ(^^)
俺が記したいこと、そのままやって言うても過言やあれへんから・・・
佐々木先生の了解を得て、掲載させてもらった
ぜひ、読んでみてほしい!!
https://ameblo.jp/inchikioyaji/entry-12487968763.html
ちなみに・・・
佐々木先生って、こんな方
6月8日(土)・・・宮城県高校柔道界のスーパースターたちが、北岡道場に遊びに来てくれた
そう・・・先般、行われた「全国高校総体 宮城県予選」で、団体優勝した「柴田高校」の選手たちが来てくれたねん
(大将で戦った)詩音先輩が、連れてきてくれたねんけど・・・
次鋒で戦った・・・佐々木選手
副将で戦った・・・高橋選手
毎度おなじみの、ウチの卒業生たち(ウチの道場生(後輩)からしたら・・・卒業生の先輩達は、皆、スーパースター)・・・恭佑先輩、海士先輩、健之介先輩、恭太先輩、清春先輩、ほんで、仙台三高の元先輩
佐々木選手も・・・
高橋選手も・・・
自身が卒業した道場の後輩でもないのに・・・嫌な顔ひとつせずに、北岡道場の子供達と・・・寝技・立技の乱取り・・・元立ち・・・また、自身の持つ技術を、惜しげもなく披露(講習)してくれた
彼らは、それぞれ・・・「大崎柔道クラブ」「仙台大学柔道塾」で、少年柔道時代を過ごして・・・柴田高校に進学して、「仲間」になったねんけど・・・
ものごっつい素晴らしいことやなって、あらためて感じさせてもらった
少年柔道時代・・・各道場の選手たちは、決して「敵」ではあれへん!
強いて言うたら・・・
切磋琢磨できる、「ライバル」やと俺は思う
ほんで・・・その「ライバル」達は・・・
やがて・・・それぞれが選択した高校に進学した時に、大切な大切な「仲間」になる
その部分を、はき違えてもうてたら・・・
いずれ、高校に進学した時に・・・「孤立」してしまうって言うても過言ではないと思うねんよなぁ~
せやから・・・
俺ら、少年柔道の指導者は・・・子供たちに対して、「その部分」をしっかりと伝えてやるべきやと思うんよ
いやぁ~・・・それにしても、柴田高校の選手たち・・・
ホンマに、ええ子達やなぁ~っていう、印象を受けたわ
ほんで・・・これは、俺が勝手に感じたことやけど・・・
彼らが・・・「強い(宮城県大会を制する)」理由が、何となく理解できたような気がした
※多分、それに関しては・・・ウチの父兄たちは、肌で感じてる人が多いんとちゃうんかな?って思うよ(^^)
いずれにしても・・・
こんな、ちっちゃな道場に・・・宮城県柔道界のスーパースターたちが来てくれるなんて・・・
子供たちにとっては、ホンマにええ経験やったわ
※しかし・・・ウチ(北岡道場)の子供達・・・
スーパースターの扱いが・・・メチャメチャ「雑」!?
背中に乗ってみたり・・・肩車させたり・・・頭叩いてみたり・・・
集合写真かって・・・せっかく来てくれた先輩方が、端っこに追いやられたり・・・顔がちゃんと映ってなかったり・・・
詩音先輩なんか、あんなにデカいのに・・・顔の半分しか映ってへんやないかっ!?
ホンマ・・・困ったもんやで(^_^;)
ありがとう!
佐々木選手!
高橋選手!
ほんで・・・
詩音先輩!
北岡道場で・・・柔道衣を着て、いっしょに汗を流したんやから・・・
あなた達は・・・「北岡ファミリー」やで!
ぜひとも・・・また、遊びに帰ってきてほしい!
ほんで・・・
8月に鹿児島で開催される・・・「全国高校総体」
素晴らしい戦いをしてきてくれること・・・
道場生一同、応援してます!!
You Can Do It!!
We Can Do It!
Yey!!
6月1日(土)~3日(月)・・・石巻市総合体育館に於いて、「全国高校総体 宮城県予選」が開催された
俺は・・・仕事の都合上、2日(日)しか、応援に行くことができへんかってんけど・・・
その日は・・・(柴田高校の)詩音と恭佑が出場する、団体戦の決勝トーナメント・・・ほんで、海士、凜杜はじめ、北岡道場の卒業生数名の個人戦の1回戦を見ることができた(^^)
団体戦の結果は・・・
柴田高校が、見事に優勝を飾った
団体戦決勝・・・
対 東北高校との戦い(※柴田高校サイドから観戦)
先鋒・・・指導3 反則負け
次鋒・・・合わせ技 一本負け
中堅・・・合わせ技 一本勝ち
副将・・・引き分け
1-2で、リードを許したまま・・・大将「詩音」に託される場面になった
詩音が、一本勝ちをしたら・・・2-2に並んで、代表戦にもつれ込む
せやけど・・・
詩音が負けたら・・・当然、柴田高校は負ける
仮に、優勢勝ち(技あり勝ち)であったとしても・・・2-2にはなるけど、内容差で負ける
そんな大変なプレッシャーの中に、詩音は立たされとった
前2つ(先鋒、次鋒)が取られた時には・・・やむを得んことやと思うけど、何となく柴田高校の応援席に敗戦ムードが漂い始めた
逆に・・・東北高校応援席は、前2つを取ったことで勢いに乗って、メチャメチャ盛り上がりを見せる
そんな両チームの、応援席での対照的な様子が・・・俺の目には、客観的に映っとった
決勝戦開始直前は、柴田高校の応援席からも・・・
いけっ~!いけ!いけ!いけ!いけ!柴田っ~!!
とか・・・大声援(大合唱)が飛んでたねんけど・・・
副将戦くらいなると・・・
選手に対して、「頑張れっ~!」「諦めんなよっ!」「ここからっ!ここからっ!」って・・・応援席で各個人(ご父兄の方々)が疎らに言うのが、精一杯やったように俺は感じてた
(せやけど・・・それは、もしかしたら、(柴田高校サイドの)監督のご意向や父兄会の決まりで、(試合直前以外)試合中の応援に関しては、大合唱をせえへんようにしてるんかも知れへんから、俺の思い過ごしかも知れへん)
俺は・・・大声を出して、思いっきり応援席を盛り上げたいのは山々やったけど・・・
せやけど・・・俺は、柴田高校の父兄でも関係者でもあれへん
(もちろん、監督のご意向や父兄会の決まりなんかは分かれへん)
せやから、当然、立ち上がって・・・「いけ~!いけ!いけ!柴田っ!!」なんて、言うに言われへん
ただ・・・副将戦が終わるまで、拳を握り締めたまま、食い入るように試合を見ることしかできへんかった
(先鋒から副将までの選手は、俺の息子(北岡道場の卒業生)ではあれへんからな? ちなみに、恭佑は・・・準決勝戦から、エースの選手と交代して応援に回っとった)
そんな状況で、迎えた大将戦
詩音が、試合場の赤畳の一歩外に立った
俺は・・・東北高校の大声援の合間に、どデカい声で・・・
「詩音っ!! 最後やぞっ~!!」
・・・って、出る限りの声で叫んだ
詩音は・・・その俺の言葉に、頷いてくれた
俺は、その詩音を見た時・・・「いける!」って、確信した
俺は・・・彼が高校に入学してから、柔道の指導に携わったことは一切あれへん
もちろん・・・詩音を、この場で戦えるくらいの素晴らしい選手に育て上げてくださったのは・・・
柴田高校の狩野監督以外の誰でもないのは、言うまでもない事実
せやのに・・・あの瞬間だけは、なんでやろうか?
普段、彼のこと(練習内容、彼の実力、柔道に取り組む姿勢等)を、何ひとつ把握してへんにも拘らず・・・
心底、詩音を『信じる』ことができてる俺がおった
(※後日、詩音がメールをくれたねんけど・・・
「あの言葉で、色々考えてたことが吹っ飛んで、自分が勝つことだけに集中できました!」
って、言うてくれとった)
それは・・・大会出発前日
詩音が、俺の職場に挨拶に来てくれた時のこと・・・
※ちなみに、余談やけど・・・
詩音は、高校1年生の頃からずっと・・・
「ここぞ!」という大会の前には・・・必ず「明日から、〇〇の大会に行ってきます!」って、俺の所(職場や道場)に挨拶に来てくれとったねんで
(普段、俺は・・・この場(ブログ)で、あいつら(道場生、卒業生如何に拘らず)を、ものごっつい「アホ」呼ばわりしてしもうてるから・・・ここぞとばかりに、彼らの名誉のために記しとくけど・・・(笑))
卒業生の滉太先輩(現:上武大学1年生)も・・・高校時代の大会前は、ずっと俺の所に挨拶に来てくれとったし・・・
おかしな三人組(海士や恭佑や凜杜)も・・・大会前は、いつも俺の所に挨拶に来てくれる
もちろん、強制ではあれへんし・・・決して、俺が促した訳でもあれへん
あいつらが・・・ただ、「試合に向けての己の想い」を、俺(俺なんか)に伝えに来てくれるだけやねんけど・・・
ホンマに・・・頭の下がる思いを感じさせてもらえるくらい、素晴らしい「息子」達やねんで(^^)
ゴメン・・・話を元に戻すわな?
その時に、俺は・・・
詩音!
人間は・・・勝っても、負けても、少なからず「後悔」をする生き物や!
でも・・・
勝ったら、限りなく「後悔」は少ないやろうな?
せやけど・・・
負けたら、絶対に「後悔」するぞ
どんな形であれ、絶対に「後悔」する
せやから・・・
「後悔」したくなかったら、『必死』で戦ってこい!
『必死』でな!!
『必死』っちゅうのはな?・・・読んで字の如く「必ず死ぬ」って書くねんぞ!?
せやから・・・
お前が、ホンマに勝ちたいと思うんやったら・・・
『必死』で戦ってこい!
・・・・・・・そない伝えた
ほんで・・・
その時は・・・他に、恭佑や海士もおったから・・・
俺は・・・あとで、詩音にメールを送っておいた
2年半前・・・
高校進学に関して、俺と向き合って腹を割って話したことを覚えてるか?
何を得るために、そこ(柴田高校)を選んだんや?
この3日間は・・・その『集大成』やぞ!?
親父から・・・
あえて、在り来たりな言葉を贈るよ!!
死ぬ気で頑張れ!!
・・・っていう内容を・・・
詩音は・・・
はい!
死ぬ気で頑張ります!!
・・・そない、返事をくれとった
せやから・・・俺が「最後やぞっ!!」って叫んだ、そのたった一言には・・・それらの想いのすべてが詰まっとったっちゅう訳やねんな
もちろん・・・
それを受け入れてくれた(頷いてくれた)、詩音の「男気」にも、心から敬意を表したいと思う
ほんで、また・・・
3年間、ご指導いただいた狩野監督への恩返しは、もちろん・・・
コーチの先生への想い・・・
いっしょに戦う仲間への想い・・・
後輩たちへの想い・・・
この場所に引っ張ってくれた先輩達への想い・・・
また、親御さんはじめ、自分を支えてくれた周りの人達に対する感謝の想い・・・
それらすべてのこと(感謝の想い)が・・・「人」(の心)を限りなく強くするんやと、俺は思うねん
そう・・・
それらを背中に背負った時にこそ・・・「人」は、己の力以上の何かを発揮するんじゃないんかな?って、俺は思ってるんよ
せやから・・・
大変な場面やったけど・・・
俺自身も、それは重々分かっとったし・・・
彼にとっては、もしかしたら酷やったかも知れへんけど・・・
あえて・・・俺の想いと、ほんで「北岡道場の仲間」のことも、背中に背負ってもらおうと思って・・・俺は、メチャメチャ、どデカい声で叫んだねん
試合中盤に・・・寝技の攻防を上手く切り返して、詩音が抑え込んで「一本勝ち」した
詩音は・・・しっかりと、代表戦に繋げる大役を果たしてきよった
代表戦は・・・
柴田高校のエースの選手が、きっちり勝ち星をもぎ取ってきて・・・見事、柴田高校が優勝した
俺・・・涙が止まれへんかったよ
ホンマに・・・ホンマに・・・嬉しかった
ほんで・・・
翌3日(月)も・・・
「個人戦、優勝しました!」って・・・詩音から、ものごっつい嬉しい連絡をもらえた
詩音は・・・
団体、個人のダブル優勝で、宮城県予選を終えることができたようやった
小学校5年生の時に・・・北岡道場を訪ねて来てくれた「詩音」
ずんぐりむっくりで・・・体が硬くて・・・不器用で・・・ドンくさくて・・・正直、柔道のセンスなんて、欠片もあれへんかった
おまけに、あんなにデカい体をしてるくせに・・・
中学3年生の時までは・・・試合に負けては、俺に抱きしめられて泣いて・・・
また、練習でも・・・年下の選手にケチョンケチョンにやられては・・・ずっと、俺に抱きしめられて泣いとった
せやけど、今回(最後の最後)は・・・
そのでっかいでっかい詩音に抱きしめられて・・・俺が、思いっきり泣かせてもらえたよ
ありがとう!
夏には・・・鹿児島県で、全国高校総体が開催される
『漢』は・・・宮城県の代表選手として、団体戦でも個人戦でも、きっと素晴らしい戦いをしてきてくれることやろう?
もちろん、そのためには・・・
あと2ヶ月・・・監督、コーチ、仲間と共に『死に物狂い』『必死』で、練習に取り組む必要があるのは、言うまでもあれへんけどな
いずれにしても・・・
詩音!
団体戦、個人戦共に・・・
優勝 おめでとう!
これからも、あなたの益々の活躍を期待しております!
最後になったけど・・・
素晴らしい感動と興奮をいただけたこと、心より感謝いたします!
ありがとうございました!!
そんで・・・
そんな、あなたのことを・・・
親父は、心から『誇り』に思っています!
余談やけど・・・
俺は・・・個人的に、この写真がものごっつい気に入ってる
この一枚の写真が、すべてを物語ってる
『北岡ファミリー』
※高校が違うから、凜杜(宮城農業)や元ちゃん(仙台三高)は映ってへんけど・・・
また、紳太郎と啓太も応援に来てくれとったのに、大事な場面では映ってへん
それより・・・恭太は、どこ行ったんじゃえ!?(^_^;)
こいつらみんな、子供の頃から何も変われへん
ただ・・・月日が経って、体がデカくなっただけのこと
兄貴分(滉太)がおって・・・詩音(本日のスーパースター)がおって・・・それを、大喜びしてる弟たち(高校生、中学生、小学生)がおって・・・ほんで、親父がおって・・・
ここには・・・一切、何ひとつ隔たりのない空間があるねん
最高に、自慢できる場所や!
ほんで・・・
こいつら・・・俺の「最高のバカ息子達」!
そして・・・
最後の最後になってしまいましたこと、お許しいただきたく存じます
柴田高校監督、狩野先生
詩音を、このような舞台で勝たせていただきましたこと、また、あらゆる面でご指導いただきましたこと、心より御礼申し上げます
ありがとうございました!
そして・・・団体優勝、おめでとうございます!
夏の全国高校総体での柴田高校の生徒さんたちのご活躍・・・陰ながら応援させていただきます!
We Can Do It!
Yey!!
この前・・・BSで放送されとった、「柔道に魅せられた人たちの物語」?っちゅう番組で・・・
東京の「世田谷学園」(監督:持田治也先生)を特集した内容を視聴した
「世田谷学園」は・・・
全国高校総体、全国高校選手権での団体優勝、金鷲旗大会の優勝、また、オリンピックメダリストも輩出してる・・・
柔道界では、言わずと知れた・・・名門中の名門
もちろん・・・講道学舎っていう、バックボーンがあったからこそなんかも知れへんけど・・・
それでも、素晴らしい功績を残してるのは事実
その高校で監督をされてる、持田治也先生は・・・
俺より、ちょっと上の世代の方やねんけど・・・世田谷学園が初めて金鷲旗大会で優勝した時の団体メンバーで・・・高校卒業後は日本大学、警視庁って、素晴らしい実績を持ってらっしゃる方やねんな
そんな方やからこそ・・・
母校から、監督のオファーがあったんやろうけど・・・
ご自身が、母校の監督を任された際・・・「「自分が着任してから弱くなった」っとは、絶対に言われたくない!」っていうプレッシャーが、ものごっつい強くあったみたいで・・・
当時は・・・「勝利至上主義」で、これでもかっ!っていうくらい勝つことに執着して・・・着任一年目から、金鷲旗大会でも優勝を飾ったみたいやねんな?
もちろん、金鷲旗大会だけやなくて・・・ほかの大会でも、素晴らしい結果を残してらっしゃるし・・・
たしか・・・-73kg級のオリンピックチャンピオン:大野将平選手も、持田先生の教え子やったように記憶してる(違ったかな?)
せやけど・・・そんな、世田谷学園も・・・
平成15年の優勝を最後に・・・16年間、金鷲旗大会の優勝からは遠ざかってるみたいで・・・
それどころか・・・
番組内で放送されとったけど・・・全国高校選手権の東京都大会の1回戦でさえ、惨敗してしまっとった
それでも・・・持田監督は、怒るどころか・・・笑顔でいらっしゃる
そこには・・・一体、何があったんやろうか???
それには、理由があった
世田谷学園は・・・ある時期、部員が4人にまで減少して、練習も成立せえへんような事態にまで陥って、存続の危機さえあったみたいやねんな?
そんな時に、考えたのが・・・
「怖がらせて言うことを聞かせる」「支配する」っていうのは・・・本来の教育から外れてる
『彼らの手に「柔道」を戻してやる』ことが、一番大事なんじゃないか?
「負けてもいいや!」っていう選択ではなくて・・・彼ら(部員)に考える空間と、その力を蓄えさせる考え方に変えた
・・・・・って、持田先生は仰られとった
怒らずに笑顔で、プレッシャーを与えることなく、自主性を伸ばす指導法
部員には、必要以上に口出しをせんと、勉強も優先させて、髪型も自由・・・さらには、団体戦のオーダー(順番)までも自分たちで考えさせる・・・・・選手主導の柔道
そないなスタンスで構えてる持田先生が、番組内で・・・
『笑う勇気』
そう・・・仰られてた
私が彼らと共有をして、楽しそうにしていることが生徒たちの創造力につながるような気がしてる
私が取り組んでるのは・・・
『彼らの手に「柔道」を戻す』っていうこと
私に怒られて動くのではなくて・・・ともすれば、叱って、そのようにさせるっていう風にしがちだけど、私はあえて、そこからの脱却を目指している
彼らが考えて、彼らが生み出す試合をお手伝いするというスタンスでやっていきたい
ほんで、また・・・
柔道だけじゃなく、勉強もできなくてはダメ!
柔道が強いだけではなく、人としてどうなのかが大事だ!
・・・・・ってことも、仰られとった
持田先生が・・・そこに辿り着くまでに、どないなことを経験なさったんか?は、俺にはまったく見当もつかへん
せやけど・・・
俺自身も・・・数年前に、己自身のスタンスを大変革した経験があるから・・・
持田先生は・・・きっと、ものごっつい勇気がいったことやろう?と、多少なりとも察することはできる
もちろん、俺がやったことなんかは・・・大変革っていうても名ばかりで、高校柔道で頂点を極めた監督がやられた大変革に比べたら、足元にも及べへんねんで
それでも・・・
己自身が生きてきた「柔道の世界」
己自身が歩んできた「柔道の道」
己自身が経験してきた「柔道」っていうもの自体
それら全部を、全否定するっちゅうわけではあれへんけど・・・
それでも・・・まったく以て、正反対の指導法に変えるんやから・・・
それはそれは、「勇気」のいることやったよ
だって、それは・・・己自身で、「己」っちゅうもんを封印してしまうっちゅうわけやからね?
そんな番組を見とったら・・・
己自身が歩んできた道と、限りなくリンクする部分があって・・・自分の過去、ほんで、これからの未来を見つめ直すことができる、いい機会やったような気がした
俺自身・・・
大変革をやってから・・・かれこれ、もう10年になる
そんな俺自身は・・・「今現在、どないなんよ?」って聞かれたら・・・
「少年柔道」っちゅうもん自体を・・・肩の力を抜いて、ものごっつい客観的に見れてる気がする
その証拠に・・・
道場の子供たちと、一喜一憂して・・・泣いて、笑って、楽しんで・・・
練習中にもかかわらず・・・しょうもない事を言うたり、くだらん事をやったりしては・・・彼らといっしょに、バカ笑いしてる
余談やけど・・・
GW中に、某強豪高校の監督および、県北の某強豪道場の監督に、お会いする機会があったねんけど・・・
その時に・・・
「ウチ(北岡道場)は、GWは完全オフです(^^)」って話したら(実際に、10日間完全オフやってんで(^^))・・・
「羨ましい! 私も、そう言ってみたいです!」って仰りながら、ビックリなさってた
それでも・・・
技の基本や崩しなんかは、子供たちに、しっかりと指導させてもらってるし・・・彼らも、それらをちょっとずつやけど、楽しみながらマスターしてくれてる
おまけに・・・
ちゃんと、両手(釣り手と引き手)を持って・・・「得意技」って言える技を、必ず一つ持ってくれて・・・余計な駆け引きなんて一切しよれへん(「教えてへんから、できへん」って言うだけやねんけど(^_^;))
「しょうもない小細工せんと・・・バンって掴んで、バンって技掛けたらええんじゃ!」っていう、俺の大雑把?な教え通り・・・生徒全員、子供らしい、真っ直ぐな柔道をしてくれてる
ほんで・・・
そんな、真っ直ぐな柔道をする子たちは・・・
俺の下を巣立った後、それぞれの高校の監督のご指導のお陰で、素晴らしい「柔道家」、ほんで、素晴らしい「青年」に成長してくれとる
それだけでも・・・
「大変革」を、やって良かったなぁ~って思えてるよ!(^^)!
今回・・・番組を見て感じたこと・・・
持田先生には、まったく以て、足元にも及べへんけど・・・
これから先も・・・
「俺のやったこと、俺のやってることも、満更ではあれへんな!?」って思えるような・・・そんな「教育」、また、そんな「柔道の指導」が、できるとええなぁ~って思う
余談やけど・・・
昨日の練習中・・・「オネショ」と「ウンコを漏らした」話題で、あいつら(生徒たち)と大笑いさせてもらったよ!(^^)!
ホンマ、アホやよなぁ~?・・・あいつら(^^)
We Can Do It!
Yey!!
4月21日(日)・・・加瀬沼公園に於いて、『北岡道場プレゼンツ 加瀬沼ピクニックVol.3』を開催した
・・・・・って言うたら聞こえはええけど・・・俺は、毎度の如く、何の準備にも携わってへん(^_^;)
ご父兄の方々が、発起人になってくれて・・・
前もって、肉、野菜等の準備・・・当日使う、イス、テーブル、コンロ、鍋の分担など・・・・・全部やってくれた
場所取りも、「誰々にやってもらいます」とか、担当制じゃなくて・・・誰となく、みんなメッチャ早くに来て、一番ええ場所を抑えてくれとったわ
それも、これも・・・みんな、子供たちの「笑顔」のため
(まぁ・・・普段、ストレスを抱えた、オッサンとオバは・・・いや、マダムたちのためでもあるっていう噂もあるけど・・・(^_^;))
結果的に・・・
子供も大人も・・・みんな、ええ「笑顔」やったように感じたし・・・ものごっつい、ええ会やったんとちゃうんかな?って思えた
ウチのご父兄の皆さんたちには・・・ホンマに、頭が下がる思いでいっぱいやわ
ウチのご父兄達は・・・
「試合(出稽古)に行きましょう!」とかっていう要望は、一切あれへんねんけど・・・
「ピクニック」だの、「BBQ」だの、「芋煮会」だの・・・
ほんで・・・
「壮行会」だの、「結婚パーティー」だの、「追い出し会」だの・・・
そんな行事に関しては・・・一生懸命になって、力を貸してくださる
ホンマに、感謝してもし切れんくらい、ものごっついありがたく思ってる
このようなコミュニティーの中では・・・『主役は子供達』じゃないとアカンと思ってんねん
たとえば・・・いろんな競技のスポーツ少年団なんかでも・・・
お父さん、お母さんがコーチになって、我が子に必死になって指導するケースがある
我が子に必死になって指導するだけやったら、百歩譲って頷かれへんこともないけど・・・
チーム全体を巻き込んで、自分が求める方向に向けるべく・・・お父さん(お母さん)コーチが、監督をそっちのけで舵取りをしはじめて・・・チーム内に「歪」が生じ始めるなんて話も少なくはない
お父さん(お母さん)が、その種目をやってへんかった子供達のことは・・・ある意味、そっちのけで、練習方針が決まったり、練習内容が進んでいったり・・・・・なんてことも、あるっていうくらいやからね?
要するに・・・「大人が主役」になってしもうとんねんやろな?
これは・・・お父さん、お母さんだけやないと思う
監督はじめ、チームに在籍してるコーチ陣にも言えることやと思うよ
俺は・・・
本来、『主役』であるべき子供達の『心』を、決して置き去りにしてしもうたらアカンと思うねんよな
時に、厳しく接することは必要不可欠やと思うけど・・・
それは・・・彼らの将来(近い遠い含めて)を見越しての話であって・・・
決して・・・大人の都合で、子供を追い込んだり・・・大人の理想郷で、子供を頑張らしたりしたらアカンよ
そないしとったら・・・追々、どないな構図になっていくんか?
子供たちの中には・・・親や監督、コーチの顔色を見て行動するようになる子も出てくるんとちゃうんかな?
ひとつひとつの行動に対して、親や監督の顔色を見る
ほんで・・・親や監督が、頷いとったら「OK」・・・難しい顔をしとったら「NG」
そないなもんが、判断材料になりよるから・・・己自身で物事を考える能力が欠落してきよる子も出てくるやろう?
己自身で物事を考える能力が欠落してしもうたら・・・それ以上の伸び率は、限りなく少なくなるんとちゃうんかな?って、俺は思う
ほんで、また・・・
それは、その競技の中だけで留まったらええねんけど・・・
本来は、その競技を通じて・・・将来の糧になるべく、己自身で、物事を考える能力を伸ばすべきはずが、真逆になってしもうとんねんから・・・
その競技を離れた後に、己自身で物事を考える能力が、急激に伸びていきよるんか?っていうたら・・・・・
そないな旨い話は、転がってないように、俺は感じるねんけどな?
それやったら・・・
最初っから、『主役』であるべき子供達を軸に考えて・・・如何なる場面であっても、大人(親、監督、コーチ)は、脇役に徹するべきとちゃうんかな?って・・・
俺は・・・そない思うねん
今回の企画に限らず・・・子供たちの「笑顔」を最大の報酬と考えて・・・一生懸命になってくださる、北岡道場のご父兄に、ホンマに敬意を表したいと思う
子供の頃は・・・「遊び」の中からこそ、ものごっつい大切なことを仰山学ぶもんやと、俺は思ってる
それとは逆に・・・
「「遊び」よりも・・・「柔道」「サッカー」「野球」etc・・・ほんで、「勉強」から学ぶことの方が、断然多い!」
そない考える方も、おることやろう
もちろん、そない考えることは間違いではあれへんし・・・俺自身、その考えを一切否定をするつもりはない
せやけど・・・
決められたルールの中で、行動することより・・・枠組みのない、要するに自分たち同士の暗黙のルールを、肌で感じて学んでいくっちゅうことの方が・・・・・実は、ものごっつい難しくて、大切なことなんとちゃうんかな?って・・・俺は、勝手にそない考えてる
教科書には載ってへん・・・
机上の空論ではあれへん・・・
「世の中」を渡り歩いていくために、必要不可欠な「ルール」を学ぶのには・・・それ以上の環境はないんとちゃうんかな?ってさえ思ってるくらいや
「柔道」の練習や試合だけじゃなくて・・・道場の仲間同士で、遊ばせてやりたいねん!
ほんで・・・
その「遊び」の中で・・・たくさんの物事を学んでほしいと心から願ってるねんよ!
いずれにしても・・・
そない考えてる俺に、いつもいつも力添えしてくださる「北岡道場」のご父兄の皆さんに・・・今一度、お礼を言いたい
ありがとうございました!!
We Can Do It!
Yey!!
俺は・・・
『ありがとう』
・・・っていう言葉を、ものごっつい大切に想ってる
たとえば・・・北岡家の日常の中・・・
俺は・・・夕食後、彼女(明美)に対して・・・
「ごちそうさまでした! ありがとう!」
・・・って、必ず毎日言うてる
別に、言おう言おうと心掛けてる訳やなくて・・・
感謝の気持ちとして・・・自然と、心から発してる
もちろん・・・
晩飯のことだけに限らず・・・日々の生活の中、事ある毎に、彼女に『ありがとう』を伝えてる
俺自身・・・
彼女に伝えることができる、『ありがとう』こそが・・・ものごっつい大切で、意味のある事なんやと、常々思ってる
また・・・
子供たち(悠葉先生、REN、心颯、心和)が、ちっちゃい時にも・・・
事ある毎に・・・「『ありがとう』を伝えよう!」って、彼らに言い続けてきた
それは、もちろん・・・
「親(俺や彼女)に感謝しろ!」なんていう、分別臭いもんでは、決してなくて・・・
『ありがとう』っていう魔法を、子供の頃から感じてほしかったから
せやから・・・ウチの家族(子供達だけやなくて、俺や彼女も)間には・・・
洋服を買いに出かけた時にも・・・「服買ってくれて、『ありがとう』」
お小遣いを渡した時にも・・・『ありがとう』
駅とかに送り迎えをした時にも・・・『ありがとう』
食卓で、手の届かへん場所(家族多いから、食卓机がデカいねん(^_^;))のお茶やお箸を取ってもらったら・・・『ありがとう』
学校の書類に、サインをした時にも・・・『ありがとう』etc・・・
そないして・・・毎日のように、『ありがとう』が飛び交ってる
(もちろん、「そんなこと、当然じゃ」って言われたら、全く以てその通りやねんけど・・・(^_^;))
さっきも記したけど・・・
俺は、『ありがとう』っていう言葉には・・・魔法があると思ってる
どんな状況であってでも・・・
『ありがとう』の一言があったら・・・心の中の苛立ちでさえ、浄化されてしまうことがある
せやから・・・
俺は、ずっとずっと前から・・・『ありがとう』は、魔法の言葉やと思ってんねん
人は、時々・・・己の周りに転がってる『幸せ』っちゅうもんを見失ってしまうことがある
「当たり前」なんていうもんは・・・この世の中に、何ひとつ存在せえへんのに・・・
両親や子供(要するに、愛する家族)が、存在してくれてること
あったかい御飯が食べれること
あったかい布団で眠れること
自分の子供が元気でいてくれること
大切な奥さん(旦那さん)と、日々平凡に暮らせること
柔道ができること
五体満足であること
「生きてる」っていうこと
この世の中に・・何ひとつ「当たり前」のことなんか存在せえへんのに・・
なんでやろうか?
大切なもの(『幸せ』)を、見失ってしまう
大切なもの(『幸せ』)・・・
それは・・・「平凡な日常」の中にこそ存在するもんやと、俺はそない思ってる
せやから・・・
「平凡な日常」の中にこそ・・・この上ない『幸せ』っちゅうもんが、山ほど詰まってるっちゅうことを・・・絶対に、忘れたらアカンねんよな?
己自身、病気をせんと健康でおれて・・・
家族も病気をせんと健康でいてくれて・・・
毎日、仕事ができて(に行けて)・・・
子供たちが、引きこもることなく学校や仕事に行ってくれて・・・
家に帰ったら、大切な人(奥さんや旦那さんや子供)が待っててくれて・・・
新しい命が、芽生えてくれて・・・
普通に飯が食えて・・・
普通に風呂に入れて・・・
普通に布団で眠れて・・・
時に・・・ちょっとした贅沢(アイスが食えたり、温泉に浸かれたり、外食ができたりetc・・)が、できるなんちゅうことは・・・実は、とんでもないくらいの『幸せ』なんやと、俺は思う
今いるポジション・・・今ある環境・・・今の自分自身の状況を「基準」に考えたら・・・
減点法になってしまうから・・・『幸せ』は、どんどん減っていきよる
今食ってる肉よりも、もっと美味い肉が食いたいだの・・・
今着てる服よりも、もっときれいな洋服が着たいだの・・・
今以上に、もっとたくさん遊びたいだの・・・
人は・・・どうしても、周りと己自身を比べてしまって、悲観的になる傾向があることも否まれへん
せやけど、そうなると・・・
「平凡な日常」が・・・恰も「当たり前」になってしまって、自分の心の中に「苛立ち」を覚えてしまうことさえある
余談やけど・・・
そないして、「欲」を持つことは・・・己自身を鼓舞する材料にもなるやろうから、ものごっつい大事なことなんやと思うよ
今食ってる肉より、もっと美味い肉を食ってやるって思って、頑張ったり・・・
今着てる服より、もっときれいな洋服を着てやるって思って、辛抱したり・・・
今以上に、もっとたくさん遊べるだけのお金を稼いでやるって思って、精進したり・・・
せやけど・・・その反面・・・
「欲」っちゅうのは・・・程々にしとかんと、己自身の「道」を見失ってしまうことにもなりかねへんもんやと、俺は考えてる
なんでか?
「欲」は、「雪」といっしょで・・・積もれば積もるほど、『道(人生)』が見えへんようになってしまうもんやから・・・
どこまでが道で、どこからが崖なんかも、見えへんようになってしもうたら・・・『道』を踏み外して、崖から転げ落ちてしまうことにもなりかねへんからな?
それに・・・
大切なもの(『幸せ』)が、隠れてしまうくらい降り積もってしもうたら・・・それこそ、本末転倒やろ?
まぁ、それは・・・俺が勝手に思ってることであって、全く以て余計な話やけど・・・(^_^;)
話を戻すけど・・・
時々・・・「俺って、クソみたいやなぁ~?」って、己自身を思いっきりナメきって、蔑んでみて・・・
「0(ゼロ)」からのスタートで、『幸せ』を加点方で数えてみたら・・・
自分が感じてる以上に・・・『幸せ』っちゅうもんは、メチャメチャ仰山あるもんやで?
せやから、やっぱり・・・
『幸せ』は、成るものではなく感じるもの
『幸せ』は、己自身の心が決めるもの
・・・・・なんやと思うよ?
家族に・・・「ありがとう」を伝えられること・・・
大切な人に・・・「ありがとう」を伝えられること・・・
そんな『幸せ』が、己自身の目の前に存在してくれることに・・・日々、心から感謝したいと思う
明日・・・己自身が、また、大切な人(家族)が、「平凡な日常」を過ごせる保証なんか、どこにもあれへんねんから・・・
そう・・・
この世の中に・・・「当たり前」のことなんか、何ひとつ存在せんへんねんから!
しょうもない「俺の想い」を綴った内容(ブログ)に、最後までお付き合いしてくれたことに感謝します!
『ありがとう!!』
We Can Do It!
Yey!!