テレビ局の取材

5月11日(水)・・・東北放送の方が、道場に取材に来てくださった

全柔連から発表された、小学生の全国大会廃止の一件で、ウチの道場はどうなのか?っちゅうのが、テーマみたいで・・・

 

俺・・・道場内で練習してる子供たちの練習風景を、ちょっと撮影して・・・軽い感じで、一問一答くらいの受け答え(マスクも付けたままで)なんやろな?って思ってたんやけど・・・

蓋を開けてみたら・・・

カメラクルーの方が2名もおいでになられて(ライト?なんかもあって)・・・インタビュアーの方が1名いらして・・・なんか、メチャメチャ本格的な取材でなぁ

最後に、マスクを外しての撮影もあったねんけど・・・無精髭は剃ってへんし・・・ホンマ、参ったわ(^-^;

 

練習内容も・・・

「「普段通り」でお願いします!」っていうことやったから・・・

リレーしたり・・・子供たちと大笑いしたり・・・普段通り「ええ加減」な内容やったけど・・・

ホンマに、あれで良かったんやろか???(笑)

 

 

せやけど・・・

みんなが帰った後に、単独でインタビューされた時・・・

自分の足跡を、どんどんどんどん掘り起こされたねんけど・・・

なんやろう?・・・上手く言われへんけど、ものごっつい『初心』に戻れた気がしたなぁ

 

自分自身が、根本に掲げてるコンセプトっちゅうんか?

自分自身が、子供たちに何を伝えたいから、道場を立ち上げたのか?っちゅうんかな?

 

自分は、「指導者」じゃなくて、『教育者』でありたい!

子供達には、「自己責任」を持って、社会に羽ばたいていってもらいたい!

子供の頃は、「柔道」でも何でも、楽しくなかったら意味がない!

柔道は、二の次、三の次・・・子供の頃は(いや・・・子供の頃やからこそ)、もっともっと学ばなアカン大切なことがある!

子供達には、俺の下におる間やなくて、社会に羽ばたいた時にこそ、輝いてもらいたい!

 

御父兄同士が、メッチャ仲がええこと

俺(監督)とご父兄の間に、壁があれへんこと

上級生が下級生の面倒を見て、下級生は上級生の言うことを聞くこと

俺(親父)がおって・・・母親(ご父兄の方々)がおって・・・外で働く兄姉(OB&OG)がおって・・・家(道場)にいる兄弟・姉妹(道場生)がおって・・・

正に・・・『ファミリー』やよな?

『北岡ファミリー』

 

何を求めてるんか?

何が大切なんか?

何を子供たちに伝えていってやりたいと考えてるんか?

それを・・・必然的に、あらためて考えさせてもらえる機会を与えていただいたような気がした

 

 

ほんで・・・

道場訓でもある・・・

「競争社会に立ち向かうたくましさ」

「世の中が思い通りにならないことの自覚」

「心(気持ち)の強さ」

「感情(怒り)の抑制」

「他人に対する思いやり」

「辛抱と努力をすること」

「不平不満を云わぬこと」

「与えられた環境の中で最大限の努力をすること」

「弱い者いじめをしないこと」

「嫌なことがあった時、「北岡道場」を頼ること」

・・・・・に込めた「想い」も浮き彫りになって、今一度、考えさせてもらえる機会となった

 

道場設立当初から今までに起こった、いろんな出来事・・・自分に降りかかってきた事案・・・自分にとって、起こるべくして起こった必然etc・・・

そんないろんなことを、走馬灯のように思い出したよ

 

 

 

俺は・・・決して、子供たちの「今」「現在」を見てる訳ではあれへん

我が子であれ、道場生であれ・・・彼らのことを「客観的」に見てる部分は多々ある

 

それは、どういうことなんか?っていうたら・・・

 

彼らが、近い将来、遠い将来含めて・・・あらゆるコミュニティーの中で・・・

自分勝手な言葉を吐き出した時・・・ホンマに、蔑まれることなく受け入れてもらえるんか?

自分勝手な行動をした時・・・ホンマに、ため息をつかれることなく受け入れてもらえるんか?

 

上手く伝われへんかも知れへんけど・・・

彼らが・・・同じ部活の仲間やったとしたら?

彼らが・・・同じ修行をしてる同志やったら?

彼らが・・・同じ会社の同僚や後輩やったら?

彼らが・・・ウチのスタッフやったら?etc・・・

 

そないな見方をした時に・・・

ホンマに、彼らの行動を称賛してやれるんか?

ホンマに、彼らの言葉を許すことができるんか?

ホンマに、彼らのことを応援してやれるんか?

そうやって・・・客観的な目で、彼らと接してる部分があるっていうこと

 

 

 

以前にも、この場で記したけど・・・

俺も、人の親やし・・・子供達(道場生)から、決して嫌われたくはない

当然やけど・・・我が子達からも、決して嫌われたくはない

 

せやけど・・・如何なる場面であっても・・・

「親父」「先生」「知り合い」等のフィルターを取っ払って、客観的な目で彼らと接する

 

そうしようとしてても・・・

子供たちのことが大好きやから・・・

「かわいい」「かわいそう」っていう・・・一見すると優しさとも取れる、己自身の感情を最優先にして、彼らを守ってやることの方がホンマはええんとちゃうやろか?

そないしてやった方が・・・

その時は、彼ら自身も嫌な思いをせえへんやろうし・・・俺自身も、彼らから嫌われることはないんやろな?っていう狭間で・・・俺は、いつも葛藤してる

 

 

せやけど・・・

その葛藤の先に・・・いつもいつも、行き着く「答え」なんやけど・・・

(失礼な話やけど)世の中には・・・俺自身が、蔑まざるを得んような言動をするような人たちが、普通におることを思い出す

 

※そこでも、客観的に引いて考えてみてほしい

その人たちにも、親御さんがおって・・・その親御さんたちは、子育てをしてる最中に・・・

「ウチの子は・・・大人になった時に、自分勝手な言動をするような子になるやろな?」

「ウチの子は・・・人から言われたことだけしか行動できない子になるやろな?」

「ウチの子は・・・礼儀、筋道を通さへん子になるやろな?」

・・・って思いながら、蔑んだ子育てをしてきたんやろか?

 

違うやろな?

 

きっと・・・

「大人になったら・・・人の痛みを感じれるようになるよ」

「大人になったら・・・人に言われなくても、自ら率先して行動できるようになるよ」

「大人になったら・・・礼儀や筋道を通せるようになるよ」

そないな考えをしとった部分は、少なからず持っとったんとちゃうんかな?

 

せやのに・・・社会に出た時に、他人様から蔑まれてしまうような言動をとってしまうのは、なんでなんやろか?

 

俺ら親自身が、「その場」「その場」で、何を最優先にしてきたんか?っちゅうこと・・・

ほんで、また・・・

それらは、子供たちに対する「信頼」じゃなくて、「期待」以外の何ものでもなかったっちゅうことが・・・

その答えに、大きく影響することなんとちゃうんかな?って・・・俺は、常々、そないな「答え」に行き着いてしまう

※これは、あくまで俺の持論やから、好き勝手に記してる内容、どうかご理解いただきたい

 

 

俺自身は・・・

命よりも大切な「我が子」・・・ほんで、俺の大切な大切な「道場生」たちが・・・社会に出た時に、赤の他人に蔑まれるなんて絶対に嫌やし、そんなことはこれっぽっちも考えたくはない

 

そない思えば、思うほど・・・

今、彼らに何をしてやるべきなんか?

今、彼らに何を伝えてやるべきなんか?

・・・が、浮き彫りになってくる

 

せやから、俺は・・・

目ン玉に力を込めて・・・彼らを叱り飛ばすし、谷底にも突き落とす

 

 

 

先日・・・ある(大学生の息子さんを持つ)方と話した時のこと・・・

その方曰く・・・

「ウチ(会社)に働きに来てる18歳、19歳の子たちは、彼(息子)と同じような言動が決して許されない世界にいるんです   だって、「責任」を背負って、仕事をしに来てるんですから・・・   自分達は「親」だから、甘く見て許そうとしてしまうけど・・・一歩、社会に出たら、自分達が誰かのことを見て「う~ん」って蔑んでしまうように・・・彼(息子)自身も赤の他人から、間違いなく蔑まれてしまうんです   いつまでも子供じゃなく、もうそういう年齢なんですからね?」って・・・

 

俺、それを聞いて・・・妙に納得させられた

 

 

以前・・・道場生たちに云うたこともあるんやけど・・・

その昔・・・戦争の時には、15歳、16歳の少年たちが、「家族のために! 国のために!」って、特攻隊として命を投げ出したと聞いた

俺自身も、現実には経験をした訳やあれへんし、現実に見てきた訳でもあれへん

 

せやけど・・・

先に記した、ある方との話の内容も然りやけど・・・

今も、昔も・・・15歳は、15歳

働いとっても、大学生であっても・・・18歳は、18歳

彼らの「立場」や「立ち位置」を、こっち(親)サイドの都合で上手いこと使い分けて、論点をすり替える訳にはいかへんねん!って・・・

俺自身も、ずっとそない考えてきたから・・・

我が子(特に、中学を卒業したら、家を出そうと考えてたREN兄ぃ)に対しては・・・そのこと(特攻隊のこと)は、ずっと伝え続けてきた

 

 

それでも・・・

それでも・・・

俺も親やから・・・心のどっかで、「ウチの子は大丈夫やろう?」「ある程度の歳になったら、できるようになるやろう?」って、浅はかに考えてる部分が、少なからずあるんかも知れへん

 

せやけど・・・

それで通用するんやったら・・・「三つ子の魂百まで」なんていうことわざが、昔の人から後世に語り継がれることは、きっとあれへんで?

 

 

せやから、俺は・・・

「今」じゃなくて、「将来」を見越して・・・彼らと、ずっと接してきたつもりでおるし、これからもそうやって接していこうと考えてる

 

 

さっきも記したけど・・・

正直言うたら、子供達から嫌われたくはないし・・・うるさいオッサンやなぁって思われたくもない

せやけど・・・

俺が嫌われたり、煙たがられたりすることで・・・ほんのちょっとでも、彼らの心の中に「何か」が残るんやったら・・・

俺が嫌われることくらい、屁でもあれへん

 

我が子から・・・「親父」!

道場生から・・・「先生」!

そない、呼んでもらってる以上・・・そんなことは、覚悟の上やろ?

なぁ!? 耕太郎!!

 

 

「親」になって・・・27年

「先生」って呼んでもらって・・・16年

 

まだまだ、子供たちに嗅いでもらわなアカン「昭和の臭い」は、仰山ある

「昭和」っていう鎧を着て・・・胸を張って、「令和」を歩いていってやろうやないかっ!(笑)

 

 

 

 

ちなみに、取材の内容の放送は・・・

5月28日(土) 12:00頃~

TBC 東北放送 「サタデーウォッチン」にて、放送予定!

 

乞うご期待!!(笑)

 

We Can Do It!

Yey!!

 

 

 

 

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