北岡道場通信
4月26日(日)・・・女川町総合体育館にて、上記の大会が開催された
この大会は・・・小学生の部(4・5・5・6・6年)と中学生の部(3人戦)(共に複数チームエントリー可)があり・・・
小学生は、上位4チームから(優勝チームから2名、準優勝・三位・三位チームから1名ずつで、計5名)宮城県代表選手が選出され、10月に講道館で開催される本戦に参加できる
中学生の団体戦は、全国にはつながれへんけど・・・・・これから、中総体とか入ってくるし、ええ経験にはなる試合やな
北岡道場からは、小学生A・Bチーム、中学生A・Bチームの計4チームをエントリーさせていただいた
小学生Aチーム・・・優勝(2連覇)
小学生Bチーム・・・ベスト8
中学生Aチーム・・・ベスト8
中学生Bチーム・・・初戦敗退
・・・・・やった
中学生は、全体的に硬さもなく、伸び伸びとした柔道ができとったし・・・特に新1年生の4人は、デビュー戦やったけど、物怖じすることなく、ええ感じにリラックスができた状態で試合をしとったし、良かったなと思ったよ
小学生Bチームは、副将:純聖が、デビュー戦やったこともあるし、先鋒:承ちゃん、大将:健ちゃんも、まだまだ試合には慣れてへん(もちろん、狡さ、駆け引きなんかは指導してへんから)し・・・でも、そんな中でも、次鋒:KOKOちゃんと、中堅:ヤマトが大活躍してくれたおかげで、3位入賞まで、ホンマあと一歩やった
準々決勝は、3-2で惜敗・・・みんな、メッチャ頑張っとった
小学生Aチームは、試合4日前の水曜日の練習で、大将:清春が右手(釣り手)第二中手骨(人差し指)を骨折してもうてなぁ~
それでも、強行出場したけど・・・(^_^;)
柔道衣を、掴むことさえもできへん中・・・なんとか、最後まで戦ってくれよったわ
清春が、そんな状態やから・・・JOE、SO、タケル、恭太の4人には、「清春は、試合になれへん! 1点失点した状態から試合スタートやと思え! お前ら、4人で戦わなアカンのはもちろん、2点取らんかったら、勝たれへんぞ!」って、発破をかけるしかなかった
清春は、出せへんってゆう選択もあったねんけど(もちろん、ドクターストップはかかっとったし・・・でも、お母さんは、「北岡先生が、出さないって言うんなら、諦めます! でも、出してやりたい・・・(-_-;)」って、感じやったねんけどな(笑))・・・・・
試合前のメッチャ大事な時期で、メチャメチャガチンコで向かっていかなアカン時期やのに・・・「どうせ、負けるし・・・」みたいな気持ちで、上級生と対峙した時に、己自身の気持ちの弱さを露呈した柔道をして、手を着いてケガをしよったもんやから・・・・・その結果が、どんだけ、一生懸命やってきた周りの選手たちに迷惑が掛るんか?を、試合会場で、目の前で見てもらおうと思って・・・(清春は、昨年の全少の予選の時も、同じことをして、鎖骨を骨折してるしな(ーー;))
また、他の連中にも・・・「清春に、助けてもらったシーンが、何度もあったねんから・・・今度は、お前らが清春を上まで連れて行ったれ!」っていう思いも込めて・・・・・一か八かで、出場させた
せやけど・・・蓋を開けてみたら、5人とも、想像以上な戦いをしてくれて・・・ほんで、優勝までしてきよったわ
でも、今回の試合で・・・俺自身、メチャメチャ反省したことがあったねん
中学生は、メッチャ伸び伸び、試合をしとった
小学生Bチームも、玉砕覚悟やったかも知れへんけど、開き直って、みんな頑張っとった
ただ・・・小学生Aチームは、初戦を迎える前から、緊張しまくりでガチガチ・・・この子らの一番のええとこ、『笑顔』が完全に消えとった・・・・・いや、俺が消しとったんやと思う
昨年、この大会で優勝して・・・仙台市スポーツ少年団総合優勝(2連覇)・・・河北新報杯高学年・中学年ダブル優勝・・・ライオンズ杯総合優勝(2連覇)・・・全国少年柔道大会宮城県予選準優勝(2年連続)・・・ほんで迎えた、今大会
「清春の穴を埋めるため」って発破をかけたから・・子供らも「絶対に、負けられへん!」ってゆう思いがあって、ガチガチになったってゆうのもあると思う
せやけど・・・「俺自身は、どうやったんねん!?」って、自問自答してみた
「勝たせてやりたい」・・・「勝ってもらいたい」・・・「勝ちたい」・・・・・ドスケベ根性、出とったなぁ~(ーー;)
主役は・・・子供らやん!?
「俺自身が、「勝ってもらいたかった」んやったら、アカンのんとちゃうんかなぁ~?」って、メッチャ反省した(ーー;)
「柔道の指導者」として・・・道場の生徒たちを、「優勝」に導くってゆうのは、ものごっつい大事なことなんかも知れん
せやけど、「北岡道場」のコンセプト・・・「楽しくなかったら、意味がない!」「結果云々よりも、柔道を通じて、大切なことを学んでほしい!」・・・が、どっかで脱線しとったんとちゃうんかなぁ~って、そない感じた
ひとつの試合に勝ったら・・・「次も、その次も・・・」って、当然欲が出よる
でも、その欲は・・・子供ら自身が出さへんかったら、何の意味も持たへんのんとちゃうんかなぁ~?
監督の俺が・・・ご父兄達が・・・必死になって、必要以上に欲を出して、必要以上に期待を掛けて・・・そんな重圧は、ヒシヒシと子供らの心を圧迫しよる
そんな重圧の中で戦って、ええパフォーマンスができるはずがない!
そんなプレッシャーの中で戦って、「柔道」を好きでい続けられるはずがない!
「現に、俺自身も高校時代、そうやったやんけっ!?」って・・・得る物の少なさを、思い出したよ
中には・・・ほんのごく一部の子達は、自分自身と向き合って、上に登っていく子もおるやろう?
せやけど、それは・・・ほんのごく一部やろうなぁ~
「勝った瞬間! その一瞬の喜びのためだけに努力をする!」
アスリートとしては、それは大正解やと思う
せやけど・・・この子らは、アスリートやない
まだまだ、成長過程の「子供」やねんから・・・
今、俺が彼らに伝えてやらなアカンことは・・・「あの悲壮感さえ漂うような顔をして戦わせて、「優勝」すること!」・・・では、なさそうやな?
試合後の総評の時にも・・・生徒みんなと、ご父兄の皆様の前でも、その話をさせてもうた
ちょっと、肩の力を抜きたいと思う
ちょっと、肩の力を抜かせてやりたいと思う
俺自身も・・・子供達も・・・ほんで、その子供達を見てる親御さんも・・・「楽しくなかったら意味がない!」からな(^o^)
「勝つ」ことも、嬉しいけど・・・・・あいつらの純粋な『笑顔』が見れることの方が、もっと嬉しいからな
ちょっと、シフトチェンジしてみるわ
審判員をしてくれた悠葉先生、ありがとうございました
また、応援に来てくださった、出場選手のご父兄の皆様、K太、K太の親父、碧ちゃん、碧ちゃんパパ、小僧さん(壮真)、小僧さんパパ・ママ、海士、YAMATO(びび)、温かい声援、そして応援、本当にありがとうございました
みんな、ゴールデンウィーク・・・家族と・・・友達と・・・彼氏彼女と・・・たくさん遊んで来い!
ゴールデンウィーク明けたら・・・また、再出発しよう
いつも、俺に「気付き」をくれて、ありがとう
みんなみんな、大好きやで(^o^)
10月に講道館で開催される「日整全国少年柔道大会」の宮城県代表選手に・・・
先鋒:JOE
次鋒:タケル
・・・・・が選出された
メッチャ、素晴らしいことやな(^O^)
いずれにしても・・・一から出直しや
まず・・・「負ける」とこから、始めようやないか!?
元気出していこう!!
READY! GO!!
4月4日(土)の練習を最後に、MASAが「北岡道場」を離れていった
翌日が、高校の入学式ということであり・・・本当の意味での卒業をしていきよった
中学校を卒業して・・・道場の「追い出し会」をして・・・新年度を迎えて・・・・・
一応は、区切りをつけてたねんけど・・・高校の入学式前日まで、休むことなく、普通に練習に来てくれとった
俺は・・・『心』っていう字、言葉、目には見えへんけど、その物自体がものごっつい好きやねん
だから、我が子の名前にも、すべて『心』を入れてるし・・・
悠葉
恋(REN)
心颯(SO)
心和(YAMATO)
道場の名前も・・・『柔心館 北岡道場』やねん
「「柔の心」って、どんなもんなんよ!?」って聞かれたら、「こういうもんです!!」と答えられるもんはないねんけど・・・俺の勝手な解釈と、そうであって欲しいという想いを込めて・・・
『義理人情』
『まごころ』
・・・・・を学んでもらいたいと想ってる
あんまり流行れへん、ほんで、あんまり聞かれへんようになった言葉やけど・・・俺は、この言葉が大好きで、「俺という人間からこれを取ってもうたら、もう何も残れへんやろうな(^_^;)」って、自分自身で痛感してる
裏を返せば・・・それくらい、人間には必要不可欠なもんなんじゃないんかな?って思ってる
ある日の、MASAのお母さんのブログに・・・「卒業前、美術の時間に『自分の好きな一文字』を学校で彫った」って、この彫刻が掲載されとったねんけど・・・・・俺、AKEMIと二人で・・・「MASA、シブい言葉、彫りよんなぁ~(^o^)」って、なんか嬉しくて、ニタニタしてた覚えがあった
その作品を・・・「先生に、持っていてもらいたいから・・・」って・・・そんな大切なものを、俺にくれたねん
メッチャ、嬉しかったよ
きっと、MASAは・・・北岡道場で学んだ大切な『心』を、色んな想いを込めて、俺に届けてくれたんやと思う
ホンマに・・・メッチャ、嬉しかった
あいつは、人の『心』を動かすことのできる人間なんやろうな
家に帰って、悠葉先生と話してた時・・・「正也見てたら、涙出てくるんよな」ってゆうて、悠葉先生が泣いてたのが、その答えやと思う
俺自身も・・・あいつに、何べん泣かされたか?分からんくらいの「感動」をもらってるしな
そんなMASAが・・・今、自分の人生の「第二幕」のステージに立とうとしてる
寂しいけど、背中を押してやらなアカンな・・・
どうか、正也!
ここからは、自分の選んだ道(人生)です!
一歩一歩、一歩一歩、しっかりと踏みしめて歩いていってください!
あなたの『心』の、ほんの片隅にでも・・・「北岡道場で、柔道をやったことがよかった」「北岡に、出会えたことがよかった」って思ってもらえる時がきたならば・・・・・私が伝えようとしてきた『想い』、そして、私の残してきた『足跡』が、少しは報われるように感じます
ありがとう! 正也!
この場所から、ずっと応援していますから・・・
元気出していこう!!
READY! GO!!
承ちゃん、なかなかオモロイ子(^o^)
何がオモロイって?・・・普段、メチャメチャ、おちゃらけてるし・・・俺(北岡先生)には、普通にタメ口(「俺、わかんねぇ~!」「俺も知ってる!」などなど(笑))・・・思いっきり、目を見開いて口尖らせて、一生懸命、俺に何かをしゃべりかけてくるかと思ったら・・・同級生とか下の学年の強い子に柔道で負けたら、悔しいんやろなぁ~?、目パチパチしながら、半べそかいてる(^O^)
でも、この承ちゃん・・・メチャメチャ、「気持ち」が強い!
ケツ叩いたら、メッチャ前に出ていくし・・・煽ったったら、「気持ち」全開でかかっていく
ほんで・・・あの、SO(北岡SO(新5年生))にまで、蹴りを入れにいく
冗談とはいえ・・・みんなが、なかなかできへんことを普通にやりよる(笑)
新4年生にしたら、身体はちっちゃいし・・・試合では、なかなか勝たれへん(・・・って言うても、まだ柔道始めて、1年ちょいやからな)けど・・・最近、一生懸命頑張ってる
昨日・・・水色帯を、ちらつかせながら煽ったったら、メッチャ頑張って練習に取り組んどった(^o^)
ウチ(北岡道場)は・・・子供たちのモチベーションを高めてやるために、頑張ってる内容、出来へん事が出来るようになった、泣かずに取り組めるようになったetc・・・で、帯の色が進級していくシステムにしてる
(白帯・・・赤帯・・・黄色帯・・・オレンジ帯・・・水色帯・・・緑帯・・・紫帯・・・紺帯・・・茶色帯・・・って感じで、進級していく)
同じ学年で、自分より後で柔道を始めたのに、進級が早かったら、悔しくて一生懸命取り組みよるし・・・兄弟でも、下の子が早く進級したら、上の子は「俺も・・・」って思って、頑張りよるし・・・また、「今まで出来へんかったことが、出来るようになったな!(^o^) 先生、ちゃんと見てんねんで(^o^)」って、進級してもうたら、モチベーションが上がって、「もっともっと・・・」って、新たなことにも挑戦し始めよる
子供って、ホンマ単純やけど・・・ごっつい可能性、ほんで未知なる力を秘めてるもんやでなぁ~(ホンマ、そない思うわ)
話が逸れてもうたけど・・・
オレンジ帯の、承ちゃん・・・一学年下のK太が水色帯を巻いてるし、メッチャ水色帯になりたかったんやろなぁ~
俺が水色帯巻いて、それをちらつかせながら、「頑張れよ! 承ちゃん!」「いけよ! 承ちゃん!」って、煽りまくったら、、同級生のJOE(メッチャ強い、ヤマタケSOも勝たれへん(^_^;))に、半べそかきながらやったけどメチャメチャ頑張って、かかっていっとったよ
承ちゃんの武器は・・・『背負い投げ』
せやけど・・・『背負い投げ』は、結構難しい
どうしても、技に入った時に、膝をついてしまう(柔道の少年ルールは、両膝をついた「背負い投げ」は、反則になる)
でも、俺(北岡道場)が教えてる『背負い投げ』は、どうしても、両膝をついてしまいがちになってまう
例えば・・・
右組みの選手が、背負い投げに入る場合・・・相手が、自分の右方向に回ってきてくれた時、また自分が左側に回りながら、右足(右膝)だけを折って、背負い投げに入る場合(この背負い投げの場合、自分の左足(左膝)は、伸びた状態で残ったまま)、両膝をつくことは、ほとんどあれへん
せやけど・・・
右自然体から・・・右足を、ほんのちょっと踏み込んで、次の動作で、右足と同時に、左足を反時計回りに回して、両足いっしょに、相手の足の間(股の間)に飛び込ませた場合・・・180度体を回転させ、その上で自分の前方向に投げようと前に重心がかかってるから、両足の母子球だけで自分の回転して勢いのついた身体および、引手で思いっきり前に引き出してるため、前のめりになってる相手の体重を支えることが物理的に不可能になってしまい、両膝をついてしまう
この2通りの『背負い投げ』・・・実は、まったく違う
子供の頃は・・・前者の『背負い投げ』の方が、試合で決まる率は、非常に高い
でも、「北岡道場」は、後者の『背負い投げ』しか教えへん
それは・・・高学年~中学生~高校生って、学年が上がっていく毎に、前者の『背負い投げ』は通用せえへんようになってまうからやねん
右膝だけを折りたたんで入る背負い投げ(前者)と、左足を反時計回りに大きく回して両足をいっしょに飛び込ませる背負い投げ(後者)とは・・・運動学的に、神経回路が全く違う
子供の頃、バンバン決まってた前者の背負い投げが、ある時期を境に決まらへんようになってきてしまう
(詳しくは書けへんけど・・・決まれへんようになるのは確かやねん(^_^;))
そうなった時、慌てて後者の背負い投げにシフトしようとしても・・・それを習得するのに、おそらく3年の時間を要するやろうと、俺は思ってる
それやったら・・・子供の頃は勝たれへん、技がかかれへんかったとしても・・・指導者であるが故に、長いこと柔道を続けてほしいと願うが故に・・・俺はあえて、後者の『背負い投げ』を、子供達に指導させてもらった方がええんとちゃうんかな?って思ってんねん
また、話が逸れてもうたけど・・・
最近、承ちゃんが・・・徐々にやけど、その『背負い投げ』を自分の物にし始めてきた
4月下旬の「日整全国少年柔道大会 宮城県予選」に、エントリーしてるけど、どんな戦いをするんか?・・・俺、メッチャ楽しみにしてんねん(^o^)
ほんで、また・・・その「気持ち」の強さを生かして・・・数年後、「俺の元を離れてから、華を咲かせて(柔道如何にかかわらず)くれたらええなぁ~」っても願ってる
体のちっちゃい、承ちゃん(30kgあるかなぁ~?)・・・宮城県内でも、同級生で60kgくらいある子もおったりするけど・・・承ちゃんが高校生くらいになって、70kgくらいになった時・・・その子が、160kgになってる確率は、かなり少ないやろうからなぁ~(笑)
練習終わって、整理体操してる時・・・
2本の帯を、承ちゃんに見せながら・・・「あなたの帯は、オレンジ帯ですか? それとも、水色帯ですか?」(「あなたが落としたのは、普通の斧ですか?それとも、金の斧ですか?」くらいのノリで)って尋ねたら・・・3回目の問いかけで、やっと俺のジョークに気付いて、「水色帯!」って、水色帯を選んどったわ(笑)(笑)(笑)
メッチャ嬉しかったみたいで・・・北岡道場LINEで回ってきた、お母さんのコメント
「今夜は、帯といっしょに寝るんだ(^o^)」・・・やって
承ちゃん・・・水色帯進級おめでとう!
さぁ、みんなも負けんと・・・
元気出していこう!!
READY! GO!
ちょうど1年前、年長の春に「北岡道場」に入会してきた
実は彼・・・東北高校女子柔道部コーチの相澤先生の甥っ子さん
相澤先生はもちろん、東北高校女子柔道部監督の佐藤明代先生からも、「北岡先生、お願いします! 面倒見てやってください!」とお願いされ、お預かりさせていただくことになった
悠葉先生が、昨年3月まで、東北高校女子柔道部にお世話になっていたこともあり・・・また、(2年前の卒業生)EIMIも在校生として、先生方に面倒を見ていただいており・・・・・佐藤先生、相澤先生には、お世話になりっぱなしやし、断る理由なんか一つもあれへんかった
当然、「私でよろしければ、お預かりさせていただきます!!」の二つ返事で、了解した
せやけど・・・・・
「彼(YUTAKA)は・・・甘えっこだし、すぐに辞めてしまうかも知れないし・・・他の道場の先生にお願いして、簡単に辞めてしまったら、申し訳ないですけど・・・・・ 北岡先生なら、分かってくれるかな?と思って・・・ もし、そんなことになっても、私(佐藤先生)が、いっしょに謝りにいきますから・・・」って、佐藤先生、相澤先生ともに仰ってた
案の定・・・
1ヶ月ほどしたら・・・お母さんから、「YUTAKAが、「行きたくない!」って言ってますので・・・今日は、休ませます」って電話があった
「次の練習日には、とりあえず、道場に連れてきてください!」って、俺はお母さんに伝えた
次の練習の時・・道場に来たには来たけど、柔道衣も着んと、お母さんの後ろに隠れて泣いて離れへん
俺・・・一旦預かったからには、俺の子供といっしょやし・・・
わずか5歳(年長)のYUTAKAに対して・・・・・
「お前っ! そこに、いつまでも隠れとっても、誰も助けてくれへんねんぞっ! お母さんも先生も誰も助けてくれへん! 自分で前に進むしかないんじゃ! 「嫌や嫌や!」ゆうて、通用するかっ!ボケッ! 柔道辞めるんやったら、幼稚園も辞めて、ずっと家の中におれっ! 外に出せへんからな! (お母さんに隠れて、下向いてるもんやから・・・)どこ見とんじゃ!!? 俺が真剣な目ン玉で話してんねんから、お前も真剣な目ン玉で向かって来んかえっ!!」っ、どやしまくったってん
散々、どやしまくってから・・・「お母さん、もう帰って! あと、俺らがやっとくから・・・」ってゆうて、お母さんには帰ってもうてん
泣きわめいとったけど・・・悠葉先生に、ひょいって小脇に抱えられて、お母さんから無理やり引き離されて、更衣室に連れていかれたっていう、エピソードがあった
そんなYUTAKAも、もうすぐ小学校1年生・・・
だからっていう訳やあれへんけど・・・ここ最近の練習では、彼の勢いは、目を見張るもんがある
この前の練習日も・・・北岡YAMATO(同級生で、昨年末の宮城県チャンピオン大会 幼児の部 優勝)と、ガチンコでやりあっとった
YAMATOも負けじと、ガツガツいくし・・・YUTAKAもYUTAKAで、ナンボ投げられても、「よし、こいっ!!」」って一歩も引かんと向かっていきよるし・・・
練習を見学しとった数名のご父兄から、拍手と歓声が沸き起こるくらい・・・それはもう、素晴らしい「気持ち」の成長を見せてくれよった
俺自身も・・・メッチャ、心を突き動かされて、ホンマこみ上げてくるもんを止められへんかった
そんな、彼らの・・・「『心』の進化を遂げる瞬間」に立ち会えることを、ホンマに幸せに思う
ほんで、そんな彼らを・・・メチャメチャ誇らしく思うよ
そのあとも・・・3年生(新4年生)の子たちと、ガチンコで大汗かいてやり合ってたし・・・
当時、「辞めたい(-_-;)」っていうとった、YUTAKAの姿なんか、微塵も感じられへんかったよ
お母さんの話によると・・・今でも、「行きたくない(-_-;)」っていうこともあるあるらしいけど・・・
そんなもん・・・当然やで!
まだ、幼稚園の子が・・・小学校低学年はもちろん、小学校高学年、ましてや中学3年生にまで混じって、ガチャガチャにやられるねんから・・・・・そらぁ、怖いし嫌やで、ホンマ(^_^;)
でも、お母さんには伝えてるねん!
「どんなに嫌がっても、道場にだけは連れてきてください!」って・・・
いっぺん辞めさしたら・・・いっぺん逃げること覚えたら・・・いっぺん「泣いたら逃れられる」ってことを覚えたら・・・柔道やなくて、この先、何をやっても同じことを繰り返すと思うねん
せやから・・・俺は、「こいつ(北岡先生)には、「逃げ」は通用せえへんねんな」って、子供らに身体で学習してもらうねん(笑)(笑)(笑)(^O^)
そんなことをしてるうちに・・・逃げへんようになってきよるし・・・逃げられへんからこそ、自分の意志で前に進むようになってきよんねん
ええ相乗効果なんとちゃうんかな?って・・・俺は感じてるけどな
ここ最近・・・YUTAKAは、明らかに成長してきよった
ホンマに、嬉しい(^o^)
自分の子供のことのように、メッチャ嬉しい(^o^)(^o^)
ほんでまた、この「成長」を、我が子の成長のように見守って、喜んでくれるギャラリー(他のご父兄)がおってくれる道場っていうのも・・・ものごっつい『素敵』やなって思う
北岡道場! 最高や!
YUTAKAも、他の道場生同様・・・このまま、中学校卒業まで道場に来てくれたらええのになぁ~って願ってる
ほんで、卒業したら・・・「そこからが、俺と大人としての対等な付き合いになんねん!」と思ってるから・・・
でも・・・YUTAKAが、卒業するまで・・・あと9年
・・・・・・・・・・
俺・・・大丈夫なんやろか???(ーー;)
先のことは分からんし・・・「神のみぞ知る」ちゅうやつやねんから・・・
与えられた環境の中で、最大限の努力をしていくしかない!
そのためにも・・・
元気出していこう!!
READY! GO!
YUTAKA! 大好きやぞ!
3月21日(土)・・・北岡道場、年度末恒例の『卒業生追い出し会』やった
ホンマは、「卒業生を贈る会」とか「送別会」とか言うんやろうけど・・・何年か前に、俺が冗談半分で「「追い出し会」や!」って言うたら、それが定着してもうてん(^_^;)
今年は・・・正也(MASA)、竜二(オッサン)、夏光(夏っちゃん)が、北岡道場のひと区切り、中学校を卒業する
ほんで、今年は・・・瑛美(TERUちゃん)が、小学校卒業して埼玉県の中学校に柔道留学?のために行ってまうから、TERUの「追い出し会」も兼ねたねん
PM4:30から、練習をしたねん(練習ってゆうても、全国少年柔道大会の宮城県予選も終わって、「ちょっと、息抜きして遊ぼうか?(^o^)」って、子供らに伝えてたから・・・年末のお祭り騒ぎ同様に、大騒ぎしながらみんなで卒業生と練習しただけのことやけどな(^_^;))
俺も、普段はオッサンやし、あんまり体をよう動かさへんねんけど・・・この日ばかりは、卒業生と「最後の乱取り」をさせてもうた
毎年毎年のことやけど・・・乱取りをしてる最中に、「強くなったなぁ~」って、しみじみ感じて・・・それと同時に、いろんなことが思い出されて、俺、不覚にも?(いつものことか?)メッチャ泣いてもうたよ
そのあと・・・追い出し会恒例の、先生・コーチ・生徒全員を投げて、また逆に、全員から投げられて・・・最後には、お父さん、お母さんから投げられて、道場に通わせてくれたお礼の意味を込めて「ありがとうございました!」を伝えるってゆう、素晴らしい儀式をやったんや
卒業生のコメント・・・卒業生のご父兄のコメント・・・晃先生・悠葉先生のコメント・・・ほんで、道場長(俺)のコメント
聞いてる低学年連中は・・・目の前にある、お寿司だの、から揚げだの、お菓子だのに目を奪われて・・・多分、そんなもんは、そっちのけ(笑)(笑)(笑)
せやけど・・・卒業生に贈る色紙から、食料調達から、キャプテン恭太のパパ・ママが、すべての準備をしてくれたおかげで、『追い出し会』は、メッチャうまくいったよ
(恭太パパ・ママ・・・ホンマ、ありがとうございました!)
中学校卒業組には・・・道場旗と同じようなデザインの旗も、「柔心会」から贈らせてもうた
TERUは・・・小学校卒業で新天地への旅立ちやから、お疲れさんの意味を込めて、ケーキを贈らせてもうた
みんな新たな場所へ羽ばたいていくことが、メッチャ嬉しい反面・・・メチャメチャ寂しく感じたなぁ~
だって・・・数日後には、こいつらは、道場には来えへんようになるねんからな・・・
こいつら中学生卒業組は・・・高校受験間際こそ、練習に来えへかったけど(来たくても来られへんかったみたい(^o^))・・・・・中総体が終わった後も、何も変わりなく、普通に道場に来てたし(もちろん、俺は強制なんかしてへんよ)、普通に合宿もいっしょに行ったし、北岡道場杯&納会・餅つき大会も来とったし・・・おまけに、道場生(後輩)の試合にもコーチ役で来てくれとった
ちなみに・・・『追い出し会』をやったにもかかわらず、全員「高校入学までの間は、練習にきます!」って断言して帰りよった
(どんだけ、道場が好きやねんっ!?(^_^;))
ホンマに、「柔道」がってゆうより、『北岡道場』が好きやねんなぁ~って、あらためて感じさせられたよ
8年前・・・俺が『北岡道場』を立ち上げた時のコンセプトは・・・「みんな(卒業生)が、帰ってこれる場所」やった
せやから・・・武道館、公共施設、中学校の武道場を借りて、『北岡道場』を設立することは、考えもせえへんかったよ
あの時は、俺も若かったし、勢いもあったから・・・約3,000万円を掛けて、「みんなが、帰ってこれる場所」を立ち上げた(笑)(今やったら、怖くてようせんけど・・・(^_^;))
そんな思いを持って立ち上げた道場やったけど・・・数年間は、ホンマに道場を設立したことを後悔するくらい、葛藤の日々やったなぁ~(^_^;)
人の考えは十人十色・・・皆それぞれが、それぞれの意見を言う(当然やねんで)
俺は、「独裁政権」やなくて、みんなの意見を取り入れて、今までにないような、生徒も父兄も和気藹藹な道場を作り上げられへんもんやろか?と思って、一生懸命みんな(ご父兄)の意見に耳を傾けたつもりでおった
せやけど・・・そんなもんは、綺麗事やったんやろなぁ~
いつの間にか、みんな(ご父兄の方々)それぞれが、言いたい放題、やりたい放題・・・・・坂道を転がるように、俺の思い描いとった和気藹藹な道場とはまったく違う、そんな道場に成り下がっていきよった
俺は・・・言いたいことが、山ほどあったけど・・・やっぱり、腐っても俺は「道場長」、「長」と呼ばれるポジションにおる以上は、言いたいことの10分の1も言葉にすることなく、ずっと堪えとった
もちろん・・・すべての最終的な責任は、俺にあったわけやから・・・堪えるも何も、悪いのは俺自身やねんけどな
せやけど・・・そんな色んなことがあったからこそ、気付いたこともあった
「自分自身も「責任」を背負っていなかった時は、ものごっつい、自分勝手な言動や行動をしてたんやろなぁ~?」って・・・・・そこに至るまでの、自分自身の歩いてきた道を振り返って、しこたま反省した
ほんで、自分勝手な「責任」のない行動・言動で、ご迷惑をお掛けしたであろう方に対して、心底悔いた
(当然、その方に対しては、お詫びの手紙を書き、また直接お詫びをしたねんけど・・・「北岡先生が、今、頑張ってれば、ただそれでいいんですよ!」と、本当に温かいお言葉をいただいたことを、俺は一生忘れへんと思う)
「責任」っていうものが、背中に乗っかった瞬間・・・言いたいことの半分も言えずに、グッと堪えなアカンってことを、俺は道場設立をしてから数年間で、会社を設立した時以上に、身を持って学んだ気がした
そんな、大人の嫌な部分を見せられたからやろなぁ~・・・・・道場が嫌いになって、道場の練習時間になるとお腹が痛くなったり、何かと理由をつけて道場の練習を休もうとしたり・・・ほんでまた、そんな経験で、早くに大人になった道場生の最低学年が、この中学生卒業組やねんや
その下の子も、おったにはおったけど・・・メッチャ子供やったから、内情までは把握できてへんかったやろうし・・・だから、こいつらが、落ちるとこまで落ちた、情けないくらい成り下がった『北岡道場』『北岡先生』を知る、最後の卒業生なんやと、俺は思ってるよ
だから、俺は・・・この子らに、今の『北岡道場』『北岡先生』を作り上げてもらったんやとも思ってる
もちろん、この子らだけやないよ
昨年の卒業生・・・虎之介、千葉ケン、沙季ちゃん
一昨年の卒業生・・・REN,悪ケン、EIMI
3年前の卒業生・・・龍生
4年前の卒業生・・・晃先生、悠葉先生
・・・・・このくらいの子達が、今の『北岡道場』『北岡先生』を作り上げてくれたんやと思ってるよ
だからこそ・・・だからこそ・・・
この子達が帰ってくる場所を、俺は絶対に汚すわけにはいかへんねん
せやから、今やったら、「独裁政権」やろうが、「独裁者」やろうが、何と呼ばれてもかまへん
こいつらが、帰ってきた時に・・・「「嫌な道場」になってるな」って、感じさせへん事の方が、よっぽど俺にとっては大切やねんから!
だから、今の俺は・・・何があっても、ブレることはあれへんよ
でも・・・この卒業生たちの姿を見たら、今在籍してる子供たちはもちろん、その親御さん達も不安材料は払拭されてるやろなぁ~
だって、それが「答え」やねんもん!
柔道が好きで、道場が好きで、仲間(先輩・後輩・先生・コーチ)が好きで・・・自分のいた場所に、自分が歩いてきた道に「誇り」を持ってるから、今自分のいる場所でも、「その時」に負けるわけにいかんと精一杯輝こうと頑張ってる!
柔道の結果としては、宮城県チャンピオン、東北チャンピオン、日本チャンピオンやないかも知れへん
でも・・・柔道を通じて、大切なことを学んでくれてる
俺の想う、「一流の社会人」に向かって、真っ直ぐに歩んでくれてるんやから・・・
色んな回り道があったけど・・・やっぱり「信念」を貫き通したから、今がある
『みんな(卒業生)が、帰ってこれる場所』
8年前に、思い描いた通りの道場が・・・晃先生、悠葉先生を筆頭にし、たくさんの卒業生のお蔭で、今、出来上がりつつある
もちろん、その卒業生たちの親御さん方、また、現在在籍してくれてる道場生、その親御さん方のご協力は必要不可欠やけどな
「だから」・・・と言うわけではありませんが・・・・・
君たちのような教え子を持って、俺はメチャメチャ幸せ者です
本当に、ありがとうございます!
これからの人生・・・自分が消えてしまいたくなるような出来事にも、きっと遭遇するやろう
その時は、立ち止まっても、座り込んでもかまへんから・・・無理をせんと、在らぬことを考えんと、どうか後ろを振り返ってください!
俺(先生)は・・・いつでも、ここ(「北岡道場」)に居ますから・・・・・
俺を振り返って、仲間を振り返って、自分の頑張ってきた「誇りある場所」を振り返って・・・どうか自分自身の大切な羽(心)を休ませてあげてください
ほんで、また、前に進む準備が整ったら、俺に背を向けて前を向いて歩き出してください!!
MASA!
オッサン!
夏っちゃん!
TERUちゃん!
たくさんの感動と興奮を、ありがとう!
ほんで・・・『北岡先生』を教育してくれて、ありがとう!
卒業おめでとうございます!
新しい場所でも、『北岡道場』スピリッツの灯が消えへんように・・・
元気出していこう!
READY! GO!
3月15日(日)・・・女川町総合体育館にて、上記の大会が開催された
今年は、絶対的なポイントゲッターもおれへんし・・・前3人はちっちゃいし(おまけに、中堅は学年落ちやし)・・・基本的に、ウチの道場は、詰めた練習をしてる訳やあれへんし・・・そんなとこまで上がっていけるとは、正直思ってへんかった
ただ、アップの時に・・・他の道場の子達と肩周り、背中、要するに上半身を見くらべたら・・・明らかに、年末から取り組んできたトレーニングの成果が表れた体つきになっとったから、「もしかしたら、ええとこまで上がるかも???」って、密かな期待感はあった
せやけど・・・周りの道場の先生方とか、ご父兄の方々からのコメントは、「北岡道場」の内情(笑)とは裏腹に・・・「優勝候補」「すごいメンバーで組んできましたね」「今年は、狙えるんじゃない?」「きっちり仕上げてきたんでしょう?」etc・・・
ここ数年・・・全少予選、日整予選ともに、上位入賞・・・また、色んな大会で、それなりの好成績・・・個人戦でも、上位入賞する子たちがポツポツとおる・・・・・なんか、「北岡道場」の虚像ばかりが膨れてる感が、漂っとった感じを受けたなぁ~
北岡道場のモットーは・・・「楽しくなかったら、意味がない!」やねんけどなぁ
ただ・・・プロセスは、ものごっつい重要視してるよ
全国の柔道をやってる5~6年生は・・・5月5日、講道館で開催される「全国少年柔道大会」を目指して、練習に取り組んでるはずや
自らの意志で出場したいと願って、一生懸命取り組んでる者もおるやろうし・・・監督に追い込まれて、強制的にやってる者もおるやろうし・・・親御さんが熱くなって、親子鷹で頑張ってる者もおるやろうし・・・気持ちの持ちようは別として、みんな目指す場所は同じなはずや
そんな中で、「俺らは、どうせ全国大会には出られへんし・・・」って、最初から諦めモードで取り組むことは、俺はアカンと思う
俺・・・中学校の時、お世話になった先生に教えていただいたことがある(教えていただいた当時は、市の教育長をやっとった方やねんけど)
その先生は、中学・高校・大学と「野球」をやっとった方で・・・俺が、中学生の時も、野球部の顧問をやっとった方やねん
その先生は、中学時代、ごっついええ選手やったらしくて、何校もの名門高校からお誘いが来たらしい
せやけど、その先生は、自分が行きたいと志願してた、野球の名門校じゃない高校に進学したねんて
俺、聞いた
「先生、お誘いのあった名門高校で、甲子園を目指そうとは思わなかったんですか?」
先生は、こない言うとった
「確かに、それなりの高校に行ってたら、甲子園には出場してたかも知れん でも俺は、自分が志願した高校でも、「甲子園を目指して」、与えられた環境の中で頑張った自負はあるし、決して諦めてた訳じゃなかった だから、今があるんや! もし、名門校に進学して、甲子園に出場してたら、「その先へ、その先へ」って、やみくもに進んでいってた思うし、今の俺はないと思う もちろん、今、人生を振り返ったら・・・の話やけどな(笑)」って
「だから、耕太郎・・・お前のやり方で間違ってへんよ 出場「する」「せえへん」は別にして、その場所を目指して、与えられた環境の中で、「努力」をすることさえ、生徒に伝えてやっとったら、それでええと思うよ」って・・・数年前、ガツガツやっとった道場から、今の「北岡道場」にシフトし始めた頃の俺に、先生は教えてくださった
だから、目指す場所だけは、子供らにきっちり伝えて・・・その上で、何のために、しんどい思いをせなアカンのか?を理解してもらって、日々、子供達には成長してもらってる
だから・・・その理由を理解して、しんどいことをやり遂げて、試合場の畳の上に立った子供たちは、俺からしたら、みんな「勝者」やねん!
だから・・・すべての試合を終えて、俺の元に戻ってきた彼らを思いっきり抱きしめて、「お疲れさん、よう頑張ったな」って、頑張ったことを労ってやるねん!
俺の教育方針の中に・・・「なんで、出来なかったんや!?」「なんで、あんなことするねん!?」「なんで・・・!?」は、ひとつも存在せえへん
「お疲れさん!」「よう頑張ったな!」「ありがとう!」しかあれへんねん
ほんで・・・彼らは今、柔道『だけ』をやる時期ではないとも考えてる
いろんなことを山ほど経験する成長過程の中で、柔道『も』やったらええと思ってる
ほんで、その「柔道を通じて、大切なことを学んでほしい」と願ってる
SO、ヤマト、タケル、恭太、清春・・・彼らは、メッチャ頑張ってた戦っとった
頑張って、頑張って、練習にも取り組んどった(時々、手抜いてたけど(笑))
お疲れさん! ホンマに、よう頑張ったな(^o^)
他の道場生のみんなも、幼児から中学生まで、彼らのことを盛り上げてくれた
ありがとう!
悠葉先生も、晃先生も、時間の許す限り練習に参加してくれて、試合会場にも来てくれて、みんなを後押ししてくれた
ありがとう!
大会当日・・・審判をしてくれた悠葉先生、的確なアドバイスをくれた晃先生・・・ほんで、自分が試合に出る訳でもないのに、会場に応援に駆け付けてくれた、夏っちゃん、滉太、詩音、RITO、海士、健ちゃん、KOKOちゃん、承ちゃん、紳ちゃん、びび、夏っちゃんパパ・ママ、RITOパパ・ママ、健ちゃんママ、紳ちゃんママ・紳ちゃんの爺ちゃん・・・北岡道場LINEで、試合を応援してくださった皆々様・・・
みんなみんな、一致団結で勝ち上がった「準優勝」でした
本当に、本当に、ありがとうございました!!
4月26日(日)は・・・「日整全国少年柔道大会 宮城県予選」がある
昨年は、優勝して・・・宮城県代表として、大将の選手と先鋒SOの二人が選考された
今年は、どないなるんか?分からんけど・・・目指す場所は、みんないっしょや
でも、送別会(21日(土))もあるし・・・今まで、結構遊ばんと頑張ってきたし・・・
ちょっと、息抜きして・・・4月になったら、また頑張ろうかな(^_^;)
いずれにしても・・・新年度一発目の大会が、すでに終わってもうた
気持ち新たに、今年度も・・・楽しんで柔道をしていこう!
元気出していこう!!
READY! GO!!
4年前の3月11日は・・・えらい大惨事が起こった日や
あれから・・・4年
家族を亡くされた方、家をなくされた方、仕事をなくされた方・・・「大切なものをなくされた方々にとったら・・・」・・・そない考えたら、メチャメチャ心が痛く感じる
ほとんどのテレビ局が、「特別報道番組」を放送しとったけど・・・亡くなったお母さんへ宛てた手紙、亡くなったご主人に宛てた手紙を読んでる方々を見てたら、涙が出てきそうでチャンネルを変えた
震災で、お亡くなりになられた方々・・・心より、ご冥福をお祈りいたします
俺は・・・幸い、無事やった
家族も無事やった
家も・・・仕事も・・・道場も・・・ほんで、道場生も・・・みんなみんな無事やった
結構な負債を抱えてもうたけど・・・今は、なんとか落ち着いてきて、以前と変わらんと「柔道」ができてる
だからってゆう訳やないけど・・・
3月11日やからってゆうわけやないけど・・・
毎年毎年、道場生には伝えてる
柔道をやりたくてもできへん人もおる・・・生きたくても生きられへんかった方々がおる・・・
だから・・・自分が選んだことくらい、与えられた環境の中で最大限の努力をしてほしい
それと・・・・・
俺は・・・震災ではないけど、24年前の2月に、大切な人を亡くしてる
車の事故やったねんけど・・・
ちょっとした擦れ違いで、俺自身に用事があったもんやから、俺は助手席に乗ってへんかったけど・・・毎日毎日、いっしょに時を過ごしてたから、あの日、俺に用事がなかったら、間違いなく助手席に乗ってたのは俺やったやろう
言い方は悪いけど・・・俺は、神様に「生かされた」んや
だから・・・だから・・・死んだらアカンねん
その人は・・・志半ばで、生きたくても生きられへんかったねんから・・・
生きてる俺は・・・どんなに辛くても「生き」なアカンねん
そんな想いも、全部全部ひっくるめて・・・ことある毎に、道場生に伝える
「死んだらアカン・・・自ら、命を絶つな・・・自殺したらアカンっちゅうことや!」って
子供らは、純粋で無垢やから・・・まだまだ、俺の言うてる意味は分からんと思う
でも、俺は言い続ける
時が経って・・・やがて大人になって・・・いろんな物事に押しつぶされそうになった時に、思い出してほしいと願ってる
だから、今は・・・「このオッサン、何ゆうとんねんっ!?」って感じてくれててもかまへん
その瞬間が来た時(もちろん、来てほしくはないけど・・・)・・・俺を、振り返ってほしいと願ってる
道場を・・・仲間を・・・振り返ってほしいと願ってる
だから、俺は・・・言い続けるねん
未来のあいつらに向かって・・・・・
死んだらアカン!
自ら命を絶つな!
命ある限り・・・生きて生きて生きまくれ!
さぁ、今週末(3月15日(日))は・・・全小予選や!
清春! 恭太! タケ! ヤマト! SO!
心(気持ち)で負けずに・・・正々堂々、勝負しようや
恭太、いこうぜ!
元気出していこう!!
READY! GO!