北岡道場通信

去る8月29日(土)・・・俺の大切な大切な、『師匠』が逝った親父のiPhoneの写真 064 (800x514)

『師匠』って言うても・・・柔道の師匠じゃなくて、ボクシングの師匠(トレーナー)やねんけどな

 

今年4月末頃から入院してたねんけど・・・かなり悪かったみたいで、見る見る状態は悪化していって、4カ月入院の末、亡くなってもうた

入院先が、国立医療センターで、職場からも近かったっちゅうのもあるねんけど・・・時間のある限り、しつこいくらいに顔を見に伺った

行くたびに、「こんにちは~」なんて、普通な顔して、病室には入っていくし・・・帰る時は、「失礼しま~す」って、普通な顔して病室を出てくるねんけど・・・・・日に日に弱っていく師匠の姿を目の当たりにして、その現実を受け入れることができへん俺は・・・情けない話やけど、一時、過呼吸になってもうて、時々、AKEMI(女房)にそばにいてもらって、手を握ってもらって落ち着かせてもらわんとアカンくらい、悔しくて、哀しくて、刹那くて、それを現実として、よう受けとめへん時期があった

 

「亡くなった」っていう一報を受けた時・・・俺は、私用で秋田市におったねんけど・・・・・

予定を大幅にキャンセルして、仙台に戻ってきて、師匠に会いに行った

せやけど・・・その時は、不思議なくらい、涙が出てこなくて・・・「良かったですね  もう、しんどくないですね?  ゆっくり、休んでください  いろいろとご指導いただき、ありがとうございました!」って、師匠の顔を見ながら、穏やかに、お話しさせていただくことができた

ほんで、(余談やけど・・・)葬祭会館の一室やったねんけど(たまたま、家族の方もいらっしゃらなくて)、俺は師匠と二人きりで時間を過ごさせていただいくことができ・・・最後に、1ラウンドだけ、ミットも受けてもらった(実際には、シャドーボクシングやけど・・・)

 

 

俺は・・・この師匠から、たくさんの指導方法を学ばせていただいた

たとえば・・・

師匠は・・・悪い部分を修正しようとはせえへん方やった

俺は、サウスポーのヒットマンスタイルで、右手をダラリと下げて、フリッカージャブを打つ選手やった

他の指導者は、「右手を顎まで持ってきて、ガードしろ」とか、「基本、ガードはここ!」って言うて、とにかくガードを上げなさいってことを、いつもいつも言われた

せやけど、師匠は・・・「お前がガード上げたら、いいパンチが打てなくなるだろ?  ガードが甘いのが承知の上なら、頭を余計に振ればいいだけのことだろ?ステップワーク(足)を余計に使えばいいだけのことだろ?」って言うて、俺のヒットマンスタイルを基本姿勢に直そうとはせえへんかった

「どこか悪い部分が一つ二つあるからこそ、他の部分で、そこを補おうとする・・・そうすることで、全体の底上げが図れる」・・・俺は、そう教えてもらったと受け取ってる

 

だから、俺は・・・道場の子供達にも、徹底的に完成した状態を求めようとはせえへん

引手の甘さ、足の位置、頭の高さ、釣り手の持っていき方、足の運びetc・・・一応、ひと通り指導はするけど、子供やから、すぐ自分のやりやすいようにやってまう・・・でも、それでええねん

俺は・・・「無病息災」より、「一病息災?」の方がええと思ってる

「北岡道場」の子供たち・・・どっか悪いとこがあっても、あれだけ自分のスタイルを作って戦ってくるねんから・・・きっと他の部分も、全体的に底上げされてるんやろなぁって思う

それらを・・・成長に伴って変わってくるであろう、体つき、筋力に応じて、高校や大学に進学して、「柔道」で本気で上を目指すつもりになったら・・・その時に、徹底的に悪い部分を修正したら、他の部分がレベルアップできてる分、もっと化けるんとちゃうんかな?って、俺は思うねん

 

俺は・・・子供達を、手のひらに乗せて、四方八方どこから眺めても、「綺麗やなぁ~」「素晴らしいなぁ~」ねんて言われる、『盆栽』に仕上げるつもりは、まったくない

それよりも・・・あえて悪い部分を一つ二つ持ってることで、他の部分も底上げも図れるやろうし・・・おまけに子供達には、礼儀作法の最低限のことだけを押さえて、あとは自由気ままにさせてるし、彼らを委縮させるような指導は、まったくしてへんもんやから・・・知らん間に、四方八方に枝を伸ばしっぱなしの、太い大木(幹)ができてくると、俺は信じてる

その枝(悪い部分)を、切り落として修正してくれるのは、高校の監督であったり・・・自分自身の上を目指す「真剣さ」であったり・・・俺は、それでええんとちゃうんかな?って思ってる

「NO1」も大事やねんけど、それ以上に・・・子供たちの『個性』を認めてやって・・・太い幹の「ONLY1」を育てて、ほんで次の指導者(もちろん、柔道の指導者に限らずやけど)にバトンタッチすることが、俺ら少年柔道の指導者の役目やと、俺は思うから・・・

 

 

ほんで、また・・・ある試合の時・・・・・

俺は、2ラウンド終了まで(アマチュアボクシングは、3ラウンド制)に、オープンブロー、頭が低い等、2点か?3点か?減点されてた(アマチュアは、結構、反則にうるさい(^_^;))

特に、オープンブロー・・・フックを打つ際に、肘が上がって、きちんと拳でヒットしてるのか?は、非常にシビアで・・・柔道上がりの俺は、ボクシングとは違う筋肉が邪魔をすること、またヒットマンスタイルからフックを打つもんやから、上手く肘が上がらんと、よく反則を取られた(どっちかと言うたら、俺は「プロ向き」らしい 「軽いパンチでも、的確なヒット数を競うアマチュアボクシングには、お前は向いてない」とよく言われた(^_^;))

あと一回、フックを打って、オープンブローの反則を取られたら・・・俺は、失格(反則負け)・・・そこまで追い込まれとった

そんな状況での2ラウンド終了後のインターバル・・・コーナーに帰った俺は、頭の中がギンギンで、おそらく目は血走って、「どうやったら倒せるねん!? 負けたくない! 絶対に勝つ!」ってことばっかりが、グルグル回っとったんやと思う

その時、トレーナー(師匠)が、深呼吸させてくれながら・・・「よ~~し!いいぞぉ~! お前、今日・・・祝勝会で、何歌うのや?  勝って、歌うんだべ?」・・・そう、笑いながら仰られた

俺は、呆気にとられながらも・・・「はい! 歌います!」って返答し、冷静さを取り戻せたような気がした

ほんで、忘れもせえへん、3ラウンド・・・右ジャブを当てて、そのまま相手の側頭部に手を引っかけて、サイドステップして、左アッパー、その流れで、オーソドックスにスイッチして、右ストレート、ほんで、返しの左アッパー、留めに右フックを相手の側頭部に打った瞬間、試合が止まった

俺は・・・TKO勝ちをすることができた

あのまま、血走った眼で・・・ガチガチになった体で・・・ギンギンに熱くなったままの気持ちで・・・3ラウンドを迎えて戦かってたら、きっと俺は負けてた

2ラウンド終了時・・・いつも通りの、トレーナー(師匠)がいてくれたことが、俺にとっては、ものすごいリラックスして戦えたんやと思う

 

俺は・・・時々、試合中に子供達に手を振って笑ってみたり、「楽しんで試合してこい!」とか、「腹減ったんか?」「楽しいか?」とか、くだらないコメントを投げかけることがあるねんけど・・・

あれは、決して、相手をバカにしてる訳でもあれへんし、柔道を冒涜してる訳でもあれへん

たとえ、試合内容が押されてたとしても・・・団体戦で、内容で負けてたとしても・・・「おらぁ、いかんかぁ~!(怒)」って、俺(監督)自身が熱くなりすぎてもうたら、子供たちは委縮してしまうに違いない(時々、熱くなりすぎることもあるけど・・・(反省)(-_-;))

せやから・・・傍から見たら、「あいつ、何やねん!?」っちゅうことかも知れへんけど・・・やっぱり、いつも通りの「北岡先生」が、そばにおった方がええんとちゃうかな?って、思って・・・師匠が俺にしてくれたことを、形を変えて子供達にさせてもうてるねんや(^_^;)

もうすぐ、道場設立して丸9年を迎えるねんけど・・・9年目にして、初めて子供達に(師匠が亡くなったこと、師匠が俺にしてくれたことも含めて)俺がとってる行動の意味を話させてもうたよ

理解してるか?してないか?は、分かれへんけど・・・いずれ、点と点が線で結ばれた時、俺のしてたことを理解してくれて、納得してくれたらなぁって思うよ

 

それと、もうひとつ・・・ついでに書いておこうと思う

俺は・・・団体戦でメンバーを組んで戦ってる子供達に対しては、個人戦以上に、気遣ってやりたいと常々思ってる

例えば・・・先日の「河北新報杯」、小学高学年の部の決勝戦・・・2-2で迎えた大将戦

大将:清春に対して・・・「お前、ええとこ取りやな~(^o^) 勝ったら、ヒーローやんけ!」なんて、俺の言葉に・・・清春も、他の生徒も、コーチ陣も、ウチのご父兄の皆さんもが笑ってた

ほんで、試合開始直後に、清春は、技を返されて抑え込まれてもうたねんけど・・・抑え込まれてる清春を見て、ウチのご父兄たち、コーチたちは、「え~~~っ?(^o^)」みたいに、和やかな雰囲気に包まれてた(もちろん、俺自身も気張ることなく、笑って見てた)

負けが確定しそうな場面にも拘わらず(しかも、決勝戦やで)、あれだけ和やかな雰囲気に包まれてる、ウチのチームのご父兄たち、コーチ陣、生徒たちを・・・俺は、メチャメチャ誇らしく思えた

 

数年前の「北岡道場」は・・・このような場面で負けて帰ってきた子供とその父兄に対し、行き場がないくらいの孤立感を味わわせてしまうような、そんな雰囲気の道場やったと・・・あるご父兄から聞いたことがある

試合日の次の練習日(水曜日)は・・そのご父兄(負けた生徒の父兄)は、道場に顔を出しづらいと感じさせてしまうくらい、そんな雰囲気が父兄間で漂っていたらしい

俺自身は・・・今と変わらず、そんな風に思ったことは、いっぺんもあれへんけど・・・それでも、そんな雰囲気を醸し出させてしまうような道場にしてしまってたのは、俺の責任や

だから、俺は・・・勝っても負けても、子供達が一生懸命戦ってきたことを、称賛してやりたいし・・・親御さんたちにも、そんな孤立感を味わわせることは、絶対にしたくないと思ってるねん

せやから・・・これも、傍から見たら「なんやねん!?」って思われてしまうことかも知れへんけど・・・周りになんて思われようと、俺は信念をもって、同じ失敗を二度と繰り返せへんようにするつもりでおる

 

失礼を承知で、誤解を恐れずに書かせてもらったら・・・子供たちの今現在の「柔道の試合」って、そんなに切羽詰るほど、メチャメチャ大事なこととちゃうやろ?

サッカー、野球、英語スクール、スイミング、学習塾、そろばん塾等といっしょで・・・習い事のひとつやん?

「学芸会(学習発表会)」みたいに・・・今までやってきたことを、発表する場やねんから・・・良くも悪くも、次につながることさえ学ぶことができたら、ただそれでええと思うねんけどなぁ~

せやから・・・ローカルな試合やろうが、全国大会の予選やろうが、そんなこと、俺にはまったく関係あれへん・・・いつも通り、子供の成長過程の中の、単なる通過点にしか過ぎへんねん

だから、先日の試合でも・・・その考えを理解してくれた上で、和やかな雰囲気でいてくれる・・・ほんで試合終了後、大将:清春含め、優勝を逃した選手たちを、拍手しながら温かく迎え入れてくれた、ウチのご父兄たち、コーチ陣、生徒たちを・・・俺は、メチャメチャ誇らしく思えたねんや(^o^)

 

 

ちょっと、話が脱線してもうたけど・・・

そんな『師匠』に、ご指導いただいたこと・・・

ほんで、俺自身が経験したこと、俺自身が学んだことを踏まえて、十二分に色付けをした『北岡』の考えを・・・今いる、道場の生徒達が理解をして、次世代の子供達に伝えていってくれたなら・・・俺のやってることも、満更ではないような気がするわ

 

俺が・・・道場生と過ごせる時間には、限りがある

だからこそ・・・いつ尽き果てるかも知れへん『命』やからこそや!

 

社会に出た時に通用する人間に・・・・・

「いつか、なるやろう?」じゃなくて・・・「もう、大丈夫!」って、思える子が、一日も早く、一人でも多く、出てきてもらえることを祈って・・・

 

元気出していこう!!

READY! GO!!

 

9月6日(日)・・・女川町総合体育館にて、上記の大会が開催されたH27.9.10 037

北岡道場からは・・・

中学生の部(1~2年生)

小学高学年の部(5~6年生)

小学中学年の部(3~4年生)

小学低学年の部(1~2年生)

・・・に、各1チームずつ、エントリーさせていただいた

 

結果は・・・・・H27.9.10 039

中学生の部・・・1回戦敗退

小学高学年の部・・・準優勝

小学中学年の部・・・3位

小学低学年の部・・・1回戦敗退

・・・・・やった

 

今回は・・・小学高学年の部:中堅に出場した「健ちゃん」を、ピックアップさせてもらおうと思う

健ちゃんは・・・昨年のチャンピオン大会、ほんで、8月開催された、学年別スポーツ少年団の個人戦と・・・俺の前で、親御さんの前で、2回、「諦めた」試合をしよった

俺は・・・そんな健ちゃんを、叱り飛ばした

 

俺の子供達に対する指導は・・・子供達の試合の勝敗なんか、これっぽっちも重要視してへん

そんなことより、「柔道」を通じて、大切なことを学んでほしいと・・・常々、そう願って子供達に接してる

 

例えば・・・最初から「諦めた」試合をする

これは・・・アカン!!

北岡道場では、もっとも許されへん行動のひとつや

これは・・・親御さんに対する、仲間に対する、裏切り行為や・・・と、俺は思ってる

 

俺は・・・子供達に話をする時、彼らが分かりやすいように、「もし、自分やったらどう思う?」って、例題をもって説明するようにしてる

俺:「もし、お前らが、お父さんの仕事場を見に行ったとして・・・何人もいる中で、お父さんだけが、ダラダラダラダラ、適当に一生懸命仕事をしてなかったらどう思う?」

生徒A:「「なんで、一生懸命やらないのかな?」って、哀しくなる」

俺:「もし、お父さん、お母さんが、「どうせ、私はダメだから・・・」って、毎日毎日、投げやりに生活をしてたら、どう思う?」

生徒B:「嫌だ!! 哀しくなる」

俺:「もし、団体戦で4人(仲間)が、一生懸命戦ってるのに、一人だけ適当に試合をしてたら、どう思う?」

生徒C:「そんなの、仲間じゃないと思う」

俺:「ほんなら・・・お父さん、お母さんもいっしょやと思うよ  仲間もいっしょやと思うよ  お前らの、「ダラダラした行動」、「投げやりな諦めた行為」を見たら、哀しくもなるし、「嫌だなぁ~」とも思うし、「あいつは、仲間じゃない!」とも思うと思うよ    お前ら、自分がされて嫌なことを、他人にやってもええんか??  「他人に対する思いやり(道場訓)」って、毎日毎日、道場で自らの口で言うてるんと違うんか?」

 

これは・・・なんでも、いっしょやと思う

親子間、友達間、彼女に対してもいっしょ、もちろん、社会に出てからも、プロジェクトチームとしての「誇り」を持ってへん奴は、鼻つまみにされてまうのは、当然や

それを、みんなに伝えた上で・・・今回の高学年チームには、あえて健ちゃんを中堅にエントリーした

その、大切な部分を学んでほしいと思ったからや

 

「たら」「れば」は、言うことではあれへんけど・・・それでも、ヤマトをエントリーしとっ「たら」、北岡道場として、もう少し楽な戦いができたんかも知れへん

でも・・・俺は、勝敗云々より、健ちゃんの「心」の方が大事やと感じてた

せやから・・・健ちゃんを、エントリーした

「健ちゃんに、勝敗云々は関係なく、「一生懸命になること」の大切さを、学んでもらいたい!」・・・そこが、今回の一番のポイントでもあった(もちろん、ヤマトのことも考えてるし、ヤマトもタケルに差をつけられてる分、どっかで引き上げてやる場面を作ってやらなアカンなって、常々考えてるよ)

 

それに応えてくれたんか?H27.9.10 038

健ちゃん・・・一生懸命、向かっていっとった

チームのみんなも・・・「健ちゃん、諦めるな!」「健ちゃん、頑張れ!」って、いっしょに戦ってくれとったことが、俺、ものごっつい嬉しかった

 

途中、諦めかけたシーンも、正直あったにはあったけど・・・最後は、銀メダルもらって嬉しそうな顔しとったわ

今回の試合で、何かを感じとってくれとったら、ええなぁ~って思う

 

もちろん・・・たった一回のことで、子供が変わってっくれるなんて思ってへんし・・・そんなに、教育って簡単なことやないってことも分かってる

せやけど・・・子供らを信じて、言い続けてやるねんH27.9.10 041

実際・・・子供らとの「根くらべ」やと思う!!

教育者は・・・諦めんと、ずっとずっと、言い続けたらなアカン

健ちゃんも・・・今回の試合で、学ぶことは確かにあったやろうけど、きっとまた、同じことを繰り返すやろう(^_^;)

その時は、また、叱り飛ばしてやらんとアカンし・・・ゲンコツを落としてやらなアカン

 

俺らは・・・彼らの心の中に、感動、悔しさ、嬉しさ、一生懸命さ、喜怒哀楽、いろんな経験を、ええ『点』として、点在させてやらなアカンねん

その点と点が・・・だんだんと線で結ばれて、彼らは大人になっていく

だから・・・俺ら大人、指導者、教育者は、「汚点」を彼らの心に残したらアカンのやと思う

 

相手が子供やと思って、自分の利欲を振りかざして、間違ったことを口走ったらアカンねん!

自分の考えが、すべて正しいかのように息巻いて、子供の心を踏みにじったらアカンねん!

その「汚点」が、彼らの心の中に点在してもうとったら・・・その「汚点」が、あたかも正当なことのように、まかり通ってまうんやったら・・・

それらが、いずれ線で結ばれてもうた時・・・・・

間違ったことを、平気でする大人になってまう

自分がされて嫌なことを、平気で他人にする大人になってまう

平気で、嘘をつく大人になってまう

 

だから、俺は・・・5歳児やろうが、中学生やろうが・・・彼らの前で、本気で怒るし、本気で泣くし、本気で謝るねん

だって・・・出会ってしまったねんもん・・・出会う前には、戻られへんねんもん

そうすることで・・・俺は、彼らを「未来で、彼らを待ってる!」んやと思うんや

 

柔道の勝ち負け以上に・・・

家庭教育では伝えられへん事を・・・暗黙の社会のルールを・・・彼らに伝えていってやりたい

今の『北岡道場』のコンセプトは・・・それ以外、何者でもない

 

道場生の一人の親父さんが、言うてくれとった

「ウチは、『北岡道場』に預けてると思ってませんから・・・『北岡塾』に息子を預けてるつもりでおりますから・・・」って・・・

ガキ大将を筆頭に、縦社会が無くなりつつある、今の世の中

間違ったことに、近所のオッサンが「コラーッ!!」って、雷ひとつ落としてくれへん、今の世の中

そんな役割を果たすべく、そんな存在に『北岡』が、なりつつあるんかも知れへんなぁ~

 

道場生全員に、目を配るのは当たり前

常に、ひとりひとりに、課題を与えて、克服させてやることが大事

常に、ひとりひとりの、心の弱り加減をくみ取ってやることが大事

子供は・・・よう分かってる

真剣に向き合えへん大人に対しては・・・絶対に、心は開かへん

 

まだまだ俺は、教育者として・・・発展途上

日々、勉強!!

日々、精進!!

だから、まだまだお前ら、道場生全員に、「北岡先生」を教育してもらわなアカンようやわ!

 

最後になったけど・・・

健ちゃん!

今回の試合は、ええもん見せてもらったでぇ~(^o^)

また、いっしょに戦おう!

ほんで・・・

また、いっしょうに、柔道を楽しもう!

ありがとうやで!(^o^)

 

元気出していこう!H27.9.10 040

READY! GO!!

 

 

 

 

小学5年生の・・・「倭(YAMATO)」と「武(TAKERU)」

宮城県内の無差別級の学年別大会でも、常に上位に名前が挙がる双子

時に・・・決勝戦すら戦うことがあるくらい、実力は拮抗してる

 

こいつら・・・(俗にいう)運動神経が抜群

体のバネはあるし・・・柔軟性はあるし・・・運動能力も限りなく高い

YAMATOは・・・空道(空手)の全国チャンピオン(ちなみに、TAKEは準優勝)

もしかしたら・・・来年、日本の代表として、空道世界大会に参加する可能性すらある、とんでもない奴らやねん(^_^;)

 

彼らの親父さんが、「日本の武道の心得を学んでほしい!」という願いから、「空手や柔道を学ばせたい!」という思いで、4年前に『北岡道場』にきてくれた

(名前の由来も・・・戦艦『大和』(倭:YAMATO)と『武蔵』(武:TAKERU)・・・ものごっつい、『日本人』ということに誇りをもってる親父さんやねん)

 

当初は・・・SO(ウチの次男)に、ガチガチにやられて、よう泣いとったけど・・・いつの間にか?、ヤマタケソウの3枚看板が出来上がって・・・低学年(1~2年の部)、中学年(3~4年の部)と、いろんな大会(3人戦)を、悉く制覇するようになったIMG_2191

 

そのYAMATOとTAKEも・・・小学5年生

全国小学生学年別柔道大会の予選に参加できる学年になった

ただ・・・SOを含めて、3人とも、45kg以下の体重

全国小学生学年別柔道大会の宮城県予選は・・・各階級2名ずつしかエントリーできへん

 

これは・・・困った(^_^;)

せやけど・・・ヤマタケ親父の「どうせ柔道をやるなら、重量級で戦わせてやりたい!」の意向があって・・・YAMATO(42kg)より、若干体重が重いTAKERU(44kg)が、増量して重量級(45kg超級)に出場することになった

元々・・・ラインが細い子やから、なかなか増量計画も順調にはいかんと、予選当日、ホンマのギリギリ(45.1kg)で、45kg超級に参加できた

 

YAMATOとSOは・・・軽量級(-45kg)に出場して・・・2人とも準決勝で敗退して、3位入賞

TAKERUは・・・重量級に出場するが故に、幾つもの不安材料があったけど、それらをすべて一蹴し、あれよあれよと、決勝戦まで上がってきよった

せやけど・・・あの体(45.1kg)で、60~70kgの選手たちと、フルに戦ってきたタケの体力は、さすがに底をつきかけとって、決勝戦の前は、この状態IMG_9849

決勝は・・・見事な、一本負けを喫した(ーー;)

 

 

せやけど・・・準優勝!

素晴らしい結果をもたらしてくれた

出場選手内最軽量の体で、東北地方の強化選手に選ばれることにもなった

 

 

ただ・・・全国大会に出場できるのは、優勝者のみ

TAKERUは、東北強化選手には選考されたけど・・・全国大会には、残念ながら出場できへん・・・・・・・・・・・・・・・はずやった

 

7月後半・・・東北強化合宿初日・・・宮城県チームの監督から、連絡をいただいた

「優勝した選手が、都合により、全国大会に出場することができへんようになってしまった」っていう連絡やった

したがって・・・おのずと、準優勝やったTAKERUに、出場枠が下りてきたっちゅう話やねんけど・・・

 

ただ・・・優勝したのに、都合で出場できへん選手のことを考えたら、諸手を挙げて大喜びするわけにはいかへんかったけど・・・・・それでも、「出られへんかった選手の分まで・・・道場の代表として・・・宮城県の代表として・・・ほんで、YAMATOの分まで・・・いろんな想いを背中に背負いこんで取り組むことによって、今後の人生の糧になるはず!!」と判断して、出場を快くお受けさせていただいた

 

 

TAKERUは・・・よう頑張ってるわ

以前は・・・練習中に、親父の顔を窺ってた場面もあったけど・・・最近では、周りの目よりも、目の前の相手・・・きっと、自分自身と向き合ってんねんやろなぁ~、明らかに取り組み方が変わってきてる

 

そんなTAKERUに・・・道場生(生徒・ご父兄一同)から、こんなもんが届けられた2015.8.27 027

みんなの「想い」、ほんで倭(YAMATO)の「想い」が詰まった応援旗や!

 

 

 

 

 

今週末・・・山梨県で開催される全国大会で、『四葉のクローバー』に込められた、『北岡道場』のみんなの想いを背中に乗っけて、TAKERUは戦いに挑む

それに付け加えて・・・どうか、自らが頑張ってきたプロセスを、「自信」と「誇り」に変えて・・・それも背中に乗っけて、思いっきり楽しんできてほしいと願ってる

 

■夢を持てimage-1

■己を信じろ

■心で負けるな

■辛抱しろ

■努力しろ

■諦めるな

■要は『根性』

 

 

 

TAKE!!2015.8.27 025

応援してるから・・・・・

 

元気出していこう!!

READY!! GO!!

今日は・・・個人的な内容も含めた、「親の想い」「親父の想い」「師匠の想い」を綴ろうと思う

 

夏休み・・・長男(REN:高3)が、帰ってきた

彼は今・・・俺の母校でもある、「和歌山北高校」に在学して、寮生活をしてる

(※俺の実家は大阪府やから、「和歌山北高校」は、ある程度遠くて・・・俺自身も、高校時代は寮生活をしとった)

6月の高校総体和歌山県予選で敗退したから・・・事実上、彼の高校柔道生活は、一旦区切りがついてる

せやから・・・今回は、約10日間ほど、仙台で過ごして、また自分の場所に帰っていきよった

 

 

 

4年前の3月・・・東日本大震災が起こった

震災後2日ほど、自宅とか道場とかで、不安な日々を過ごしてたねんけど・・・ガソリン、食料を求めて、俺ら家族は、山形県に向かった(ルートはR48しかなく(鳴子回りもあったけど、ガソリンが足らんかった)、メッチャ渋滞)

もうすでに、山形県の宮城県寄りのコンビニ、スーパー、ガソリンスタンド、あらゆるものが枯渇状態(特にガソリン:ガソリンは、山形県内も、せいぜい10Lの給油しかしてくれへんかった)で・・・なんとか、10L給油を2回することができたねんけど、なおのことガソリンを求めて進んだら、結局、峠を越えて、新潟県に出てしもうた

新潟に入った時には、Eランプが点灯しとって、やっとの思いで見つけたスタンドも・・・また、並んでる(^_^;)

既に、新潟県の山形県寄りのそのスタンドでも、MAX10Lしか給油してくれへんくて・・・「これは、アカン! 宮城に戻っても、陸の孤島や!」と判断した俺らは、思い切って、北陸自動車道に乗って、大阪(実家)に向かうことにした

(さすがに、北陸自動車道に乗ってからの一発目のSAで、ガソリンを満タンにできたときは、メッチャ嬉しかったよ)

そんな流れで・・・俺らは、大阪の実家にたどり着いた

 

実家に、たどり着いたはええけど・・・やることがあれへん(ーー;)

あまりに、やることがあれへんもんやから・・・AKEMI(妻)と「子供たち連れて、20数年振りに、母校(和歌山北高校)でも見に行くか?」ってことになって、和歌山北高校に行ってみた

校舎も綺麗に塗りなおされとったり、所々変わってた部分はあったけど・・・俺が汗を流した柔道場は、20数年経ったその時も、雰囲気がそのままで、柔道衣を着た高校生たちが練習をしとった

ほんなら、そこに・・・見覚えのある顔をした奴が現れた

・・・・・・・・・・

同級生やった

 

その同級生は・・・俺らが団体戦で、インターハイに出場した時の立役者で、個人戦でもインターハイ出場・・・その後は、近畿大学に進学して、愛知県警で警察大会2連覇、全日本選手権出場、嘉納杯(現:東京グランドスラム)5位入賞等々、輝かしい戦績を残してる・・・・・せやけど、高校時代は、いっしょにアホなことを山ほどやった男やった

俺:「お前、何してんねんっ!?」

同級生:「「何してる?」って、お前・・・俺、今ここの監督や」

俺:「えっ~~~~~~~!???」

同級生:「お前こそ、こんなとこで何してんねん!?」

・・・・・・・・・・

・・・・・事の経緯を話したら・・・

同級生:「こいつら(悠葉先生(当時:中学3年生卒業間近で、東北高校進学が決まっとった)とREN(当時:中1)、柔道する場所ないんやったら、練習しに来さしたれよ」って・・・・・そないゆうてくれた

(余談やけど・・・もちろん、東北高校に進学が決まってる悠葉先生に関しては、たとえ我が子であっても私の一存だけで、勝手な行動をする訳にはいかへんから・・・佐藤明代監督に連絡をして、「こんな時期ですから、練習ができる環境が確保できたのなら、体力を落とさないように、しっかりと練習させておいてください!」と、お返事をいただいてからの練習参加やで)

同級生との再開と・・・その時期の練習参加が引き金になって・・・・・RENは、中2の夏休み、冬休み、ほんで、中3の春休み、夏休みに・・・2~3週間、単身で「和歌山北高校」に出掛けていきよった

 

俺が言うのも失礼やけど・・・「和歌山北高校」は、決して強豪校とは言われへん

せやけど、中学生やったRENの目には・・・高校で悪さをしながら、彼女と遊びながら、海とかで仲間と遊びながら、それでいて「柔道」もして、県大会で上位入賞してくる高校生の先輩方が、ものすごくカッコよく映ったんやろなぁ~

中学3年生の夏休み・・・監督に「高校は、こっちに来たいです!」って、直談判して帰ってきよった

 

俺は・・・チョコチョコと単身で和歌山に行ってるRENが・・・「和歌山北高校に行きたい!」って、ゆうてくれへんかなぁ~って、密かに期待しとった

なんでか?ゆうたら・・・あいつ(同級生)は、高校の監督にも拘らず、俺と同じ考えを持ってくれとったからやねん

 

「インターハイ、国体出たからって、何やねんっ!?  そらぁ、「柔道」強いに越したことないけど、柔道ばっかりしとって、社会に出てから何もできへんかったら、意味ないやろ?  それよりは、「柔道」も頑張りながら、社会に出た時に、リーダー的要素を兼ね備えてる奴の方が、よっぽどええやないか?  俺の教え子は、県チャンピオンになられへんかった奴らでも、大学進学して、キャプテン張ってる奴が何人もおるよ!  その方が、大事やと思えへんか?耕太郎?」

それと・・・

「俺は、「柔道」のことでは怒れへん  そらぁ、気抜いてやってたら、怒るけど・・・結果云々に関しては、何もゆわん  せやけど、社会的に間違ったことをした時には、シバキ倒すよ!  徹底的に、シバキ倒す!  せやないと・・・あいつら、社会に出てから困るやろ!?」

・・・・・っていう考えを、俺に吐き出してくれた

 

せやから・・・監督の考え・・・俺が思春期を過ごした、田舎臭い街並み・・・RENにとっても、岩切っていう街とよう似てること・・・男女共学・・・もちろん、公立高校(^_^;)・・・柔道をしながら、ちょっと外れた先輩方・・・ほんでまた、その監督の指導を受けたくて集まってくる、ちょっと外れてるであろう同級生たち・・・・・それらすべてを総合的に考えた時、RENの意向に反対する要素なんかひとつもあれへんかった

もしRENが・・・「有名な強豪校に進学して、「柔道」をしたい」ってゆうてきてたら、俺は即座に反対しとったと思うよ

 

俺は、常々思ってるし・・・この場でも、何べんも書かせてもらってるように・・・・・

遊びもせなアカン・・・仲間とも遊ばなアカン・・・悪さもせなアカン・・・彼女とも遊ばなアカン・・・いろんなことを経験して、社会勉強をせなアカン・・・その上で、柔道『も』せなアカンって思ってるから・・・・・RENの選択には、ホンマに大賛成やった

 

そないして、RENの人生が大きく動き始めようとした矢先・・・和歌山県高校柔道界に、激震が走った

 

和歌山北高校の監督(同級生)が、移動するっていうことが決まった

しかも・・・合格発表あたりに、辞令があったもんやから、大騒動よ(普通は、そんな時期に辞令があることはないらしい)

その監督の指導を仰ぎたくて、和歌山県内から受験をしたRENの同級生たち(10数名)、またその子達を指導しとった各道場の先生方にとっても・・・これは、ホンマに大事件やった

 

皆さん、ご存じのとおり・・・今年は、和歌山国体や

国体開催地の高校の監督は、あの時点では移動することは、まず、あれへん・・・はずやった

せやのにも拘わらず・・・突然の移動

まぁ、公立高校の教員やから、しゃあないって言えば、しゃあないけど・・・・・RENを含め、あの年に和歌山北高校に入学することになってた子たち・・・また、監督の指導を仰ぎたくて集まってた在校生(2年生・3年生)にとっては、メチャメチャな大事件やったことには間違いなかった

 

 

和歌山北高校の士気は、一気に下がった

在校生も新入生(REN)も・・・確実に、士気が下がっとった

実家に帰省した時に、練習の見学に行ったけど・・・ホンマに「『志』の低い連中の集まり」っちゅう風に、俺の目には映った

 

そらぁ、今・・・

「北岡道場の先生が変わります!  明日からは、〇〇先生の指導の下、頑張ってください!」ってゆわれたら、小学生でも戸惑うやろうし・・・まして、それが多感な時期の高校生やったら・・・分からんでもないわな(^_^;)

 

俺は、RENに・・・「そんな中でも、お前独りになってでも・・・一生懸命がんばれ!」とは、言われへんかった

確かに、「柔道」は大事やけど・・・あいつには、あいつの世界がある

先輩や仲間の間での、あいつの立ち位置がある

それを、根こそぎ蹴っ飛ばしてしもうたら・・・柔道の結果は出てくるかも知れんけど・・・あいつには、仲間がおれへんくなってしまう

だから、いろんなことを総合的に考えた結果・・・「これは、必然や!」と受け止めて、俺はRENのことを、黙って見守った

 

「たら」「れば」は・・・言うてもしゃあないし・・・言うべきことではあれへんけど・・・

それでも・・・俺の同級生が監督でいてくれとったら、RENはきっと、高校総体和歌山県予選で優勝戦線に絡んできとったやろう

(失礼を承知で書くけど)あんな状態の中でも、県大会ベスト4に上がっていくんやから・・・しっかりとした「志」を持って、取り組んどったら、間違いなかったんとちゃうんかなぁ~って、俺は思う

 

せやけど・・・すべては、『必然』やねん!

監督がおれへんようになったことも・・・高校総体の予選で負けてもうたことも・・・また逆に、それらに力が入れへんかった分、柔道以外の物事を必要以上に吸収したこと(-_-;)も・・・・・

あいつが、この先の人生を歩んでいくための・・・『必然』

俺は・・・自分の身の周りにに起こる、すべての出来事は『必然』やと思ってるから・・・あれは、あれで「良し」やと思ってる

 

ほんなら、やっぱり・・・・・彼も、何かを感じてたんやろなぁ?・・・動き出しよったわ

『必然』が・・・今、生きようとしてきたわ

『必然』が・・・RENの気持ちを突き動かして、自らの意志で進むべき道を選択して、俺に思いを訴えてきよったわ

親として・・・師匠として・・・今、彼が進もうとしてる道を、限りなく応援してやりたいと思うばかりやよ

 

彼は・・・俺ら夫婦が、思い描いてた通りの道を、自らで選択して、一歩一歩前に進んでくれてる

自分の周りに起こること・・・自分の置かれてる環境・・・自分がどれだけ愛されてるのか?・・・自分は今、どこに向かわなければならないのか?・・・自分は今、何をしなければいけないのか?・・・それらすべてを踏まえ、『自己責任』と『感謝』の気持ちまで背中に乗っけて、俺ら夫婦が思い描いた通りの人生(みち)を歩いてくれてる

俺ら夫婦は・・・彼が物心がついた時から、常に『自己責任』を背負わせて育ててきた

『自己責任』を背負わせるが故、『答え』を提示してやられへん分・・・親としては、ものごっつい歯がゆかったことも、多々あったけど・・・・・せやからこそ彼は、早い段階で俺らの前を歩くようになってくれたし、どんどん彼が遠い存在になっていってもうたことも事実やった

 

俺ら夫婦は・・・よく話す

「『子育て』なんか・・・まったく難しいと思ったことがないよな(笑)」って・・・

だって・・・俺らが子供らから、『親』っていう立ち位置を教育してもらってるだけなんやから・・・

難しいはずなんか、いっこもない!

 

俺らの方が、経験値は豊富なのは当たり前!

でも、その経験値を振りかざして、上から目線で彼らに接したら、芽生えるのは反発心だけや!(俺ら大人かって、そうやん??)

だから・・・いくら親が、愛情を持ってても・・・その愛情が、裏返しでしか伝われへんかったら、子供達には何も伝えわれへん

だから、単純に・・・「自分が今、彼らの立場やったら、どういうアドバイスがほしいやろう?」って考えて・・・アドバイスを送るだけに留める

ほんなら・・・あとは、自分で考えて・・・自分の意見を訴えてきよる

 

自分自身が歩んできた人生(過去の時間)に・・・ちょっとアドバイス送ってあげて、ちょっとスパイスを加えてやったら・・・子供が、自分(親)を追い越すのなんか容易いことやん?

ほんで・・・それ以上のことを、親が求めすぎて、答えを出しすぎてもアカンやろうし・・・「どないしたら、子供ら自身が自らの意志で、それ以上のことを求めれる人になってくれるんやろう?」って考えることの方が、betterとちゃうんかなぁ~って・・・そない考えて、『親』を演じさしてもらってきた

 

それが、功を奏したんか?・・・俺ら夫婦は、子供達から「うるさいなぁ」とか・・・そっぽ向かれたりとか・・・反抗されたことが、たったの一度もあれへん

RENが中学生の頃(一番、悪さをしてた時(笑))に、聞いてみたことさえある

「お前・・・俺ら(親)に反抗したりとか、うっとおしいとか思ったことあれへんのか?」って

ほんなら・・・

「反抗する必要性がないやろ!?  全部『自己責任』で、自由にやらせてもらってんのに・・・」っていう答えが返ってきた

 

子供を『信頼』する!!

・・・・・って

口で言うのは容易いけど・・・本心では、ものごっつい難しいことやと思うなぁ~

 

でも、それが本心からできるようになった時・・・

子供が持つ『責任』とか『思いやり』とかは・・・何十倍にも、何百倍にも膨れ上がるように、俺は思う

 

 

 

RENは・・・仙台に帰ってきても、ほとんど、家にはおれへん

中学時代の仲間と、「いつ帰ってきたんねん?」っちゅうくらい、毎日毎日、遊びに出掛けてる

それでも、忙しい合間をかいくぐって・・・SO(次男)やYAMATO(三男)を遊びに連れて行ってくれたり、悠葉先生と出掛けたり、ほんで、俺ら両親との時間も、ちゃんと取ってくれる

和歌山におる時はおる時で・・・先輩にかわいがってもらって、同級生(仲間)と最高の時間を過ごし、違うクラブの仲間とも素晴らしい時間を共有して、彼女とも大切な大切な時間を過ごし、ほんで、その上で「柔道」にも取り組んできた

ホンマに、羨ましいくらいの時間を過ごしてる

 

 

俺も、大学の頃・・・地元の仲間と、RENと同じような時間を過ごしてたことを思い出す

大学の柔道部の解散の間(2週間くらい)・・・実家にも帰らんと、地元の仲間の家でずっ~~~と過ごした

 

大学の柔道部の解散は、10日~2週間くらいの夏休み(冬休み)やねんけど・・・その休みで、俺が地元に帰ってきたのをきっかけに、仲間6人(俺を含めて)が集まるねん

ただ・・・いっしょに飯を食って、いっしょに過ごして、朝方まで遊んで・・・そのまま、雑魚寝

朝になったら・・・みんなそれぞれ、仕事とかバイトに行く

俺も、起きたら・・・母校(和歌山北高校)に練習に行く

夕方、帰ってくるのは・・・その仲間の家

晩になったら・・・また、みんなが集まってきて、いっしょに晩飯を食いに行って、くだらないことをして、また朝方まで遊ぶ

毎日毎日、飽きもせんと、そんな夢のような生活を繰り返して過ごしてた

おまけに・・・仲間みんなが仕事が休みになる、お盆(年末年始)は・・・それこそエンドレスで、ず~~~っと、ず~~~っと、いっしょに時間を過ごした

ほんで、俺の休みが終わって、大学に帰る時・・・みんなもそれぞれ、いつもの生活に戻っていくねん

そんな最高の仲間(親友)が・・・俺には、5人もおる

 

今はさすがに・・・みんな、子育て真っ只中やから、「GWや!お盆や!正月や!」って、家族を放ったらかしにして集まる訳にはいかへんけど・・・・・それでも、俺が大阪に帰った時は・・・必ず、集まってきてくれる

そんな、素晴らしい仲間が・・・俺の最高の宝物やねん!

 

その最高の宝物は・・・俺の人生を、事ある毎に助けてくれるんや

「助けてくれる」って・・・仕事を紹介してくれるとか、ビジネス面で協力してくれるとか・・・そんな、表面上のことやないで

俺の心の中にいる、あいつらには・・・絶対に負けたくない!

俺の心の中にいる、あいつらには・・・弱さは見せても、泣き言は言いたくない!

俺の心の中にいる、あいつらが・・・孤独になった時、独りぼっちになった時でも、ずっと心の根っこを支えてくれてるから、頑張れる!

そない思わせてくれる奴らこそが・・・俺にとっての『真友』やねん

 

そんな仲間って・・・損得勘定がぶら下がってへん、ガキの頃にしかできへんのんとちゃうんかなぁ~って、俺は思う

だから俺は・・・我が子にも、道場生にも、そんな『仲間』を見つけてもらいたいなって、常々願ってるねん

 

ほんで、もうひとつ、大事なこと!

『家族』(『両親』『兄弟・姉妹』)を、ぜひとも大切にしてもらいたい!

 

これは・・・簡単なようで、なかなか難しい

「「家族の絆」「親子の絆」「兄弟の絆」は・・・簡単には、千切れへん!」

・・・・・そんなこと、あれへんよ

ものごっつい・・・脆いよ

だからこそ・・・お互いに思いやりを持って、『家族』を大切に大切にしてもらいたいと思うんや

 

 

RENが生まれた時・・・彼女(AKEMI)には、こう話した

「こいつ(REN)と共に時間を過ごせるのは・・・15年間だけやで!  その覚悟しといてな!」って・・・

ほんで、RENが物心がついた時から・・・彼には、ずっと伝え続けてきた

「お前が、この家(北岡の家)におれるのは・・・15歳までやで!  15歳になったら家を出て、自己責任を持って一人で歩んでいかなアカンねんで!」って・・・

 

彼はもう・・・俺ら夫婦の元には、二度と戻ってけえへんやろう

「帰ってくる場所はないねんで!」、そない伝えながら育ててきたし・・・15歳で旅立つ時、一人の『男』として送り出したつもりやから・・・

だから、決して・・・柔道の結果を求めて、柔道のスキルアップとか、柔道名門高校への進学なんていう理由で、彼を和歌山に行かせたんではあれへんねん

 

もちろん・・・SO(次男)も、YAMATO(三男)も、その道を歩んでもらおうと思ってるし・・・だからこそ、何よりも『自己責任』を重んじて、彼らに接してるつもりでおる

(ちなみに、長女(悠葉先生)には・・・「お前が家を出ていくときは、嫁ぐときにしなな(^_^;)」って、そない伝えながら育ててきたねんけどな(ーー;))(苦笑)

 

 

子供の成長は・・・ホンマに早い

気が付いた時には・・・親の範疇を超えてしまってる

超えてしまうのはええことやけど・・・超えた時に、許容範囲(ルール)が分かってへんかったら、ええ歳してとんでもない場所に足を踏み入れてしまうことになる

また逆に・・・「よしよし、ええ子ええ子」で育ててしまったら、親の範疇を超えることさえできへんくらい、鎖につながれたままの子になってまうこともある

 

社会の中で、『普通』に生きていく術は・・・

教科書を持たせて、説明するもんでもないし・・・紙に書いて、実行させるもんでもない

親の思い通りに操作しとったら、考えへん子になってまうし・・・そうかと言うて、溺愛して自由気ままにさせる訳にもいかへん

 

だからこそ・・・心に焼き付けて、覚えてほしいんや!!

 

■競争社会に立ち向かうたくましさ

■世の中が思うようにならないことの自覚

■心(気持ち)の強さ

■感情(怒り)の抑制

■他人に対する思いやり

 

■「辛抱」と「努力」をすること

■不平不満を云わぬこと

■与えられた環境の中で最大限の努力をすること

 

■夢を持て

■己を信じろ

■心で負けるな

■辛抱しろ

■努力しろ

■諦めるな

■要は『根性』

 

元気出していこう!

READY!! GO!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

8月9日(日)・・・仙台市武道館にて、上記の大会が開催された

前日のOB・OG会の疲れ?を引きずったまま(笑)・・・子供たちは、普通に元気やったわ親父のiPhoneの写真 188

 

昨年は・・・総合優勝の優勝カップを忘れていき・・・開会式の時に、前年度優勝カップ返還を省いてもらったり・・・

監督であるにもかかわらず、スーツを忘れていき・・・ジーンズとTシャツで、選手にアドバイスを送るという・・・珍事に見舞われた(^_^;)

 

試合結果は・・・

小1男子の部:YAMATO・・・優勝親父のiPhoneの写真 204

小2女子の部:RUKA・・・優勝

小2女子の部:AOI・・・3位

小4男子の部:JOE・・・準優勝

小5男子の部:タケル・・・優勝

小5男子の部:ヤマト・・・準優勝

小5男子の部:SO・・・3位

小5女子の部:KOKORO・・・優勝

小6男子の部:恭太・・・準優勝

小6男子の部:清春・・・3位

中1男子の部:F太・・・優勝

中1男子の部:恭佑・・・準優勝

中1男子の部:海士・・・3位

中2男子の部:詩音・・・優勝

おまけに・・・総合優勝までいただいたよ(3連覇?やったんとちゃうかな?)

 

みんな、素晴らしい結果やった親父のiPhoneの写真 203

でも、まぁ・・・俺は、結果云々には、ほとんど価値を見出してへんからなぁ~

入賞した子、1回戦で負けた子・・・みんなそれぞれ、各個人の目線で評価してやりたいなぁ~って思ってるから・・・「まぁ、勝負事やから、勝つに越したことはないんとちゃうか?」くらいの感じかな(^o^)

 

とりあえず・・・

お盆前の大会は、ひと区切りついたから・・・これからは、楽しい楽しい夏休みよ(^o^)

「お盆中は、練習休み! 家族、兄弟、友達、彼氏、彼女と、思う存分遊んで来い! いっぱい遊んできたら・・・またケジメをつけて、柔道しよう!」ってゆうて、解散した

 

俺自身も・・・ここ最近は、朝早くから晩遅くまで・・・おまけに、日曜・祝日も、柔道の大会はじめ、他のことでも、ちょっと詰まりに詰まりまくってたから・・・お盆期間は、まったくのノープランやねんや

3日間しか、休みはあれへんけど・・・SOとYAMATOといっしょに遊んで、「親父」をやらしてもらおうかな?(^o^)

 

元気出していこう!

READY! GO!!

 

 

 

 

 

8月8日(土)・・・翌日に、『宮城県スポーツ少年団学年別柔道大会 仙台市予選』があるにもかかわらず、悠葉先生、晃先生が仕掛け人になって、OB・OG会を開催した

悠葉先生、晃先生はもちろんのこと、龍生、REN、悪ケン、虎ちゃん、千葉ケン、正也、おっさんの9名が、北岡道場に帰ってきてくれた親父のiPhoneの写真 191

残念ながら・・・EIMI、沙季、夏光、SATOMIは・・・インターハイと重なっとって、参加できんと嘆いとった(笑)

睦兄ぃは・・・お盆まで、県外出張

貴兄ぃは・・・お盆休みやないから、仙台には帰って来られへん(名古屋在住)

・・・・って、メールをくれとった(笑)

全員が全員・・・「帰ってきたい! OB・OG会に出たい!」って思ってくれるんやから・・・この道場の中の空気には、何かが含まれてるんやろうな?(笑)

 

 

あまりの大人数やから・・・乱取りは、小学生、中学生、OB・OBの3班に分けてやった親父のiPhoneの写真 185

OB・OGだけの練習は、結構おもしろく・・・みんな、身体がデカくなってたけど・・・数年前に、この道場で練習をしとった風景が蘇ってきたような、なんか不思議な感覚に吞みこまれた

もちろん、自由練習もしたねんけど・・・生徒たちは、それぞれ、先輩に稽古をしてもらってて、見てるこっちも、ホンマに楽しい時間やった

 

 

 

PM5:00~7:00まで、練習時間を取って・・・そのあと、PM9:00まで簡単な食事会をした

 

龍生のお母さんも来てくれたねんけど・・・親父のiPhoneの写真 180

龍生は・・・北岡道場の一番最初の入門希望者やった

道場を建築してる最中に、建築看板を見て、お母さんが連絡をくれたねん

その当時の話でも、盛り上がったけど・・・

10月に道場をOPENして・・・その時から開催してる、年末恒例の「北岡道場杯」

生徒、ご父兄の方々合わせても・・・10数名くらいやった当時を振り返って・・・

 

ほんで、また・・・正ママと沙季ママとも盛り上がったけど・・・

道場自体があらぬ方向を向いた時、北岡道場がなくなってしまうんやないか?っていうくらい、人数が減った時(ウチの子供達3人(悠葉先生、REN、SO(その当時は、YAMATOは生まれてへん))を合わせても、10名ほどの生徒しかおれへんくなってもうた)のことを振り返って・・・

 

そんな時期を、駆け抜けてきて・・・親父のiPhoneの写真 179

たくさんのOB・OGたちが帰ってきてくれる・・・ほんで、たくさんの生徒達が、近い将来、この先輩たちのようになることを夢見て、泣いて笑って怒って、一生懸命、柔道に取り組んでる・・・そんな『北岡道場』であることを、誇りに思えた

俺自身のやってきたことを「誇り」に思ったんやないで!

俺は、いつも子供達に伝えてるねんけど・・・「ここは、俺の道場でも、お父さんお母さんの道場でもない! ここは、お前らの道場や! 俺はただ、道場を立ち上げただけ(笑)!」って、思ってるくらいやから・・・・・OB・OGはじめ、生徒達みんなの顔を見てたら、嬉しくなって、誇らしくなって、涙が溢れそうになった

 

これからも・・・どんどん、卒業生(OB・OG)は増えていくことやろう親父のiPhoneの写真 189

あらためて・・・・・

俺自身が、しっかりとした『信念』をもって、揺らぐことなく、子供達と真っ直ぐに向かい合っていったら・・・10年後、15年後、素晴らしい大人になった彼らと、真っ直ぐな眼で、笑い合えることができるはずや!

・・・・・そない、思った

 

OB・OG諸君!

どうか、与えられた環境の中で、最大限の努力をしてくれ!!

仕事の内容・・・追い求めるものの違い(柔道じゃないこと)・・・向かっていこうとしてる世界観・・・・・

何をしとってもいい!親父のiPhoneの写真 184

何を追い求めててもいい!

お前らの目に映るもの全てが、お前らの可能性の源やねん!

自分の立ってる場所に、背中を向けへん限り、俺の眼を真っ直ぐに見ることができるはずやから!

どうか! どうか!

今、与えられた環境の中で、最大限の努力を怠らずに、惜しまずに、やってくれ!!

 

俺自身も・・・お前らに負けへんように、与えられた環境の中で、最大限の努力をするから!

少なくとも、色んな角度から、お前らが帰ってくる場所(『北岡道場』)は、絶対に守るから・・・

 

元気出していこう!

READY! GO!!

親父のiPhoneの写真 183親父のiPhoneの写真 182

 

8月1日(土)・・・仙台大学柔道塾の南條先生ご夫妻に無理を申し上げ、合同練習をさせていただいた9-20150801_162133

おまけに・・・南條先生は、全日本の監督業の合間をかいくぐって、お時間を作っていただき、ウチの生徒達と共に、汗を流してくださった

南條先生、和恵先生、お忙しい中、お時間を作っていただきましたこと、心よりお礼申し上げます

ありがとうございました!

 

さてさて、練習内容はというと・・・・・

やっぱり、みんな・・・メッチャ、トレーニングがしんどかったみたい1-20150801_143747

おまけに、今回の合同練習は、晃コーチ、悠葉コーチはじめ、OBのREN兄ぃ、虎ちゃん、正也、夏光まで参加してくれたもんやから・・・滉太(中3)と詩音(中2)は、しんどいトレーニングの上、OB達に、メチャメチャ追い込まれとったわ(笑)(翌日(2日)、詩音にあったねんけど・・・筋肉痛で、肘が曲がれへんみたいで・・・30cmくらいの菜箸で、飯食っとったわ(笑)  ちなみに、詩音は、REN兄ぃに追い込まれたみたいやねんけど・・・そのREN兄ぃ「詩音! 水曜日(練習日)までには治しとけよ(笑)!」って、意味ありげなメッセージをいうてたよ(笑)(笑)(笑))

 

仙台大学柔道塾は、トレーニングは、しんどいけど・・・実戦練習は、ほとんどせえへんらしい

ほんで・・・週3回の練習日も、(1練習につき)1時間45分しかせんへんようにしたみたい

 

せやのに・・・なんで、「仙台大学柔道塾」の子達は、徐々に結果がついてきてるんか?

子供らの顔見てたら、分かる!2-20150801_152020

メッチャ、楽しそうな顔して、柔道してるもん

もちろん、中には・・・ちょっと、しんどそうにしてる子、目の輝きがない子、勝ち急ごうとしてる子が、おるのは確かやけど・・・それでも、全体像としては、「楽しみながら、柔道に取り組んでるな」っていう印象やった

 

俺は・・・ほとんど、出稽古とか合同練習には参加せえへんねんけど・・・たまに、他道場にお邪魔させていただいたりしたら、勉強になることが、ぎょうさんある

それは、柔道のスキルとかではあれへんよ

俺は、「子供の頃は、組み手争いなんかせんと、ガチッと組んで、バシッと技を掛けろ!  ほんで、返されて負けてきたら、思いっきり褒めたるわ!」っていう考えやから・・・・・「如何に、子供たちがキラキラした目で、柔道に取り組んでるか?」「(勝負事やから、負けるより勝った方がええねんけど・・・)如何に、徹底した「勝負心」を捨てさせて、基本に取り組むことができるんか?」っていうことに、ものごっつい目がいく

今回も・・・あらためて勉強させてもうた部分が幾つもあったわ

 

南條先生、和恵先生、共に仰っとった8-20150801_162018

「柔道界の底辺拡大!!」

俺自身も・・・ずっと思ってることや

 

 

俺は・・・人生を振り返った時、『柔道』に救われてきたシーンが、何べんかある

『柔道』をしてへんかったら・・・もしかしたら、俺は・・・・・(-_-;)(-_-;)(-_-;)

せやから、その素晴らしい『柔道』を・・・「次世代の子供達に伝えていってやりたい!」って思うからこそ・・・不真面目やった俺が、今になって道場運営をしてるんやと思う5-20150801_160449

 

「如何に、その素晴らしい『柔道』を、子供達の心を動かせるくらいに伝えてやることができるんか!?」

簡単なようで・・・メチャメチャ難しいことやと思う

 

人間・・・死ぬまで、勉強やな!?1-20150801_162435

俺自身も、子供らに負けんよう・・・楽しく『柔道』に取り組んいくわ

 

元気出していこう!!

READY!! GO!!

 

7月20日・・・青森県立武道館にて、上記の大会が開催された08-20150720_083452

4月に開催された、『日整全国少年柔道大会 宮城県予選』の優勝チーム、準優勝チームが参加資格を与えられるため・・・『北岡道場』も、宮城県代表という大きなものを背負い、出場させていただいた

 

 

 

結果は・・・20-IMG_0258

山形県の高橋道場

青森県の藤田道場

秋田県の小友唯心塾

北岡道場

予選リーグを以上の4チームで争い・・・1勝2敗で、予選敗退

どの道場も、本当に名門で、全国大出場の常連チームであり・・・組み合わせを見た時に、「えっ!? マジかっ!?」と感じたのが、正直な感情やった

 

せやけど・・・子供たちは、メッチャ勇敢に戦っとった22-IMG_0266

おそらく、予選で戦ったチーム、また東北大会に出てくるようなチームは、普段から出稽古とか遠征とか、他道場、他県の選手と練習をして、経験はウチの子達よりもはるかに高いはずやと思う

組み手争い・・・組み際の奇襲技・・・ルールへの対応etc・・・いろんな部分で、ウチの子たちは劣ってたけど・・・それでも、一生懸命一生懸命、それらに対応して頑張って戦っとったわ

 

 

試合が終わってから・・・ある道場の選手とか、ある道場のご父兄の方とか、幾人かとお話をさせていただいた

大半の道場が、1週間に4回、1日2時間半~3時間の練習をしてると聞いた

中には、1週間に6回練習してる道場もあって・・・ホンマに、ビックリした

その上で、「日曜日、祝日は、遠征とか合同練習をしてる」っていうねんから、ホンマに驚かされる14-IMG_0236

でも、裏を返したら・・・勝ち上がっていく選手は、そこまで時間を費やして、柔道に取り組んでるっちゅうことやから・・・その牙城を崩すということは、容易ではないよな

 

 

 

あくまで個人的な考えやけど・・・俺は、全員が全員、一括りで、「「今」、死に物狂いでやりなさい!」とは言うつもりはないし・・・まして、小学生、中学生の間は、柔道以外にも、もっともっと学ばなアカンことが、ぎょうさんあると思ってるから、今の環境(週2回の練習)を変えるつもりは、まったくあれへん

ただ・・・皆それぞれ、いつ自分に訪れるか分からんけど・・・「いざ」という時期が来た時に、自らの意志で頑張れる子にだけはなってほしいと願いながら、日々指導させてもうてるのが、俺のスタンスや

 

今回、中総体の県大会もあったねんけど・・・滉太、詩音、F太が出場したけど、3人とも、1回戦~2回戦で敗退してもうた

彼らもまた、今現在が「いざ」という時期では、きっとないんやろう

せやけど・・・必ず、彼らにもそんな時期が来るよ

それは・・・3年後なのか?5年後なのか?10年後なのか?・・・分からん

せやけど・・・必ず、来るよ

 

 

我が子を例題に話をしたら・・・

数年前、悠葉コーチ(長女)が、全中に出場したことがある

彼女は・・・決して、ええ環境で練習ができてた訳ではなかった

ええ環境どころか・・・中学校に部活もなく、「下の学年の子や小学生との、週2回の道場の練習」っていう環境の中から、全中出場を掴んできた

 

せやけど・・・今になって話せることやけど・・・彼女は、毎日のように10kmのロードワークをしとった

もちろん、俺はこんな感じやから・・・まったくもって、無理強いはしてへん

まして道場の練習でも、彼女が中学3年生になってから、彼女と乱取りで組んだのは、県大会の前日の練習日に、自由練習の最後の1本に、たまたま彼女が余ってたから組んだだけで、彼女には「柔道」らしい「柔道」は、ホンマに指導せえへんかった

そんな中でも、勝ち上がるっちゅうことは、彼女にとってはもう既に、「いざ」という時期に差しかかっとったんやと俺は思う

その「いざ」という時期を、真剣に走ったからこそ・・・彼女は今、自分の限界点を、自分自身で知ってる

限界点を知ってるからこそ、少々のことでは、へこたれへんし、心が折れることはまずない

 

その反面・・・REN兄ぃ(長男)は、まだ限界点を知らん

彼にとっての高校柔道3年間、不利なことがあったのは事実やけど・・・それでも、彼はまだ、自らの意志での自分の限界点を知らんはずや

でも彼自身・・・自分自身でそれが分かってるからこそ・・・自分自身で限界点を知らんからこそ・・・・・親であり、師匠である俺に、今後の進むべき道を、自らの考えを訴えてきよった(もちろん俺は、一切、無理強いはしてへんし、俺自身が育ててきたRENの選択を信じて待ってただけやで)

(※機会があったら、このブログにまた書くわ)

いずれにしても、「しんどい道」を、自ら選択しよったし・・・結果的には、「いざ」という時期に、選択を誤れへんかったようやから・・・多少なりとも、ええ「覚悟」はしてるんやろうし、これからいろんなことを吸収することやろう・・・ほんで、自ずと限界点を知ることになるやろうと俺は思ってる

 

悠葉コーチ、REN兄ぃに限らずやけど・・・「いざ」という時期が来た時には、誰に言われる訳でもなく、自分自身で定めた目標に向かって、脇目も振れず、すべてのことを犠牲にしてでも突き進んでいってくれる人になってほしいなと、俺は常々願ってる15-IMG_0237

せやけど・・・これは、簡単なようで、ものごっつい難しい

人間は、自分自身には、ものごっつい甘い生き物やから・・・

 

 

 

俺は・・・柔道に関しては、小学校、中学校は、箸にも棒にも触れへんくらい、ショボくれた柔道少年やった

親父が怖かったっていうのもあるけど、ただ、試合に負けて親父に怒られることが怖くて、子供心が委縮してたんやと思う

高校時代は、団体戦のレギュラーとしてインターハイ出場、個人戦では和歌山県大会準優勝という成績やったけど・・監督が怖かったもんやから、自らの意志っていうより、義務的にやってただけやったなぁ

大学になってからも、1~2年生の間は、先輩の目が気になって、義務的にやってただけ

大学3年生になってからやな・・・初めて自らの意志で、自分自身を徹底的に追い込んだのは

追い込んで追い込んで・・・あんだけ遊び人やった俺が、必死になって大学のレギュラーにもなれたし、気が付いた時には、「学生チャンピオン」になること、またそこからもっと大きな場所に羽ばたいていくことを、真剣に目論んで練習に取り組でたよ

 

ビジネスに関しても、足掛け4年間、AKEMIと二人で、極限の貧乏生活をしながら、近い将来を見据えて、「今に見とけよ!!」って、ずっと思いながら、世の中、何が流行ってるんか?も分からんくらい、脇目も振れんと夢と目標に向かって、辛抱と努力をした時期があった

 

いずれにしても、「いざ」という時に、どんだけしんどくても・・・どんだけ唾を吐きかけられても・・・どんだけ蔑まれても・・・自分の目標に向かって走ってきたから、今の俺があるんやと思ってる11-IMG_0223

もちろん、世の中には、もっともっと努力してる人が、山ほどおることは分かってるよ

せやけど・・・人間には『器』っちゅもんがある

この年になったら、その『器』が、自分自身でどれくらいのもんか?・・・嫌でも、分かってしまうもんや(^_^;)(^_^;)(^_^;)

せやけど・・・闇雲に走り続けることができる若い頃に、精一杯の辛抱と努力をして、その『器』を限りなく大きくする努力は出来るはずや19-IMG_0257

それを、自ら実行してきた自負があるからこそ・・・道場生には、その「いざ」という時に、ケツを捲らんと、自らの意志で歯を食いしばって、辛抱と努力ができる人になってもらいたいと、心底願ってるねん

 

 

 

いずれにしても・・・東北大会、中総体県大会に出場した子達含め、道場生全員!27-20150720_141942

ぜひとも、「柔道」を楽しみながら、いろんな経験をして、大切なことを学びながら・・・素晴らしい大人に育っていってくれ!

(ええオッサン(監督)が、子供らといっしょになって、アイス食ってる場合やないけど・・・(^_^;))

 

 

8月1日は・・・仙台大学柔道塾に、出稽古

8月8日は・・・OB会(OBの先輩方が、たくさん練習に来てくれるよ)

8月9日は・・・スポ少仙台市予選

9月6日は・・・河北新報杯

おもろそうなことが、いっぱいあるなぁ~

 

せやから・・・

元気出していこう!!28-20150720_142601

READY! GO!!

 

 

 

 

約3年ぶりに、道場のチームTシャツを、リニューアルすることになった

悠葉先生と晃先生から、何回か打診があったねんけど・・・今回、やっと重い腰を上げた(^_^;)

 

以前作成してから、たくさんの仲間も増えたし・・・・・

以前のチームTシャツを持ってへん子供達にも、「仲間意識」を持ってもらいたい!

また、親御さん達も、一致団結して、子供達を応援してもらいたい!

そんな思惑もあって・・・デザインも、心機一転、リニューアルしてみた

 

一昨日の練習の時にみんなに・・・「子供達、ご父兄の方々、皆さん含めて・・・必要な方は「北岡道場LINE」で、サイズ、枚数を送ってください!」って、伝えた

 

帰宅してから「北岡道場LINE」が回ってきた

キャプテン恭太のママが、気をまわしてくれて・・・「お母さん方のサイズもありますから、注文は、AKEMIさんの個人のメールに・・・」って(確かにそうやな(^_^;)(^_^;)(^_^;))

 

せやけど、これで・・・誰(生徒達)が注文をして、また、ご父兄の方々、誰のお父さんが注文をして、誰のお母さんが注文をして、また、誰が注文をしてへんのか?が、皆さんには分かれへんようになった

俺は、無理強いして「全員、必ず着用してください!!」って言うつもりは、まったくあれへんかったから・・・・・

逆に、みんなが、「皆さんも注文してるから・・・(^_^;)」「〇〇さんも注文してないみたいだし、じゃあウチも今回は・・・」って、周りに気を遣いながらになってまえへん分、良かったなって思ってた

 

 

せやけど・・・ふたを開けてみたら・・・

注文枚数、86枚!!

全家庭から、注文があった

 

生徒はもちろん、OBのほとんどの子達から(悠葉先生は、「北岡道場OB LINE」にも、一斉に流したみたい)も・・・(一部、OBのご父兄からも注文があったけど(^o^))・・・ほんで、いつも道場に見学に来てるご父兄の方から、また、忙しくて試合にしか来られへんお父さん方からも、注文があった

 

俺・・・ビックリしたし、メチャメチャ嬉しかった

自身のお子様を通わせてる道場に、誇りを持ってくださってること・・・一致団結で、道場生全員を応援しようとしてくださってること・・・また、OBに関しては、自分の卒業した道場を、いつまでも愛してくれてること・・・俺、ホンマにメチャメチャ嬉しかった

 

 

道場設立して、もうすぐ9年になる

設立当初、また設立後数年と比べたら・・・なんか、道場内の雰囲気が180度変わった気がする

 

道場生が・・・全国大会とか、東北大会に出場、入賞してくれること・・・宮城県大会で勝ってくれることも嬉しいけど・・・

それ以上に、「嬉しい感情」に、心を揺さぶられる

 

俺自身の昔(小中高校・大学含めて)を振り返ってみても・・・

「〇〇大会の準決勝で、〇〇道場の〇〇と戦った」とか、「〇〇の大会で、3位入賞した」なんてことは、ホンマ、一部しか覚えてへん

そんなことより、「数人の後輩が、試合の時に付き人(普通は、1人~2人)をして、ものすごく良くしてくれた」とか・・・「揃いのジャージを来て、遠征に行った」とか・・・「自分たちの仲間と、チームジャンパーを着て、バイクに乗ってた」とか・・・そっちのことの方が、はるかに覚えてるもんな

・・・・・ということは、『心』で記憶してるからなんやろなぁ~

 

せやから、子供達にも・・・

そんな「想い出」を、大切に心に記憶してもらいたい

そんな仲間と過ごした日々を、大切に心に保管してもらいたい

そんな、仲間と持った「志」を、将来、役立ててもらいたい

・・・・・そない願ってる

 

OBの先輩たちの足跡によって・・・OBのご父兄の方々の功績によって・・・そんで、今在籍してくれてる子供達の頑張りによって・・・ご父兄の方々の協力によって・・・・・ヨチヨチ歩きやった『北岡道場』が、しっかりと両足で踏ん張って歩いてる

 

お父さん、お母さん、OBの先輩、悠葉先生、晃先生、みんなが応援してくれとる!

俺自身が・・・自動操縦の上に胡坐をかいて・・・時々寝ぼけて、舵取りを誤れへんように・・・

お前らの『未来』に向かって、しっかりと航海を続けようやんけ!?

 

元気出していこう!!

READY! GO!!

『北岡道場』の生徒の中で・・・誰よりも、寡黙な『男』がおる

・・・・・いや・・・『漢』と言うべきやろうな

 

13-IMG_8326 詩音

 

小学校6年生に進級する1ヶ月前に、道場を訪ねてきて・・・今は、中学2年生

もう既に、俺よりも身長デカいし・・・体もごっつい・・・おまけに、口数の少ない男やから、黙ってる分、顔も怖い(^_^;)(^_^;)

普段は、ものごっつい静かで、ものごっつい寡黙な奴やけど・・・ひとたび試合になったら、ブルドーザーみたいに突進していきよるし、力ずくでも相手をなぎ倒すくらいの勢いで、相手に向かっていきよる(もちろん、顔はもっと怖くなる(ーー;))

 

 

でも、こいつ・・・今、必死にもがいてる

練習でも、試合でも・・・

自分の技が掛かれへんジレンマ・・・自分が思ってる通りに体が動いてくれへんもどかしさ・・・年下の子に負ける悔しさ・・・の中で、メチャメチャもがいてる

俺は、彼に・・・「よう頑張ったなぁ~!」・・・そうは、言うてやるけど・・・それ以上の慰めは必要ないと思ってる

「悔しかったら、頑張るしかないやろ!?」・・・それで、十分伝わってると信じてる

 

 

詩音は・・・

柔軟性がない・・・柔軟を、「これでもかっ!?」って取り組んでへんから、当然や!

膝が硬い・・・日々、ロードワークしてへんから、当然や!

センスがない・・・週2回の練習で、2年間やったからって、センスがある奴やったら、まだしも・・・それくらいの時間で勝てるんやったら、みんな苦労なんかせえへん!

 

せやけど、詩音は・・・

ひた向きさがある!

そのうえ、謙虚や!

ほんで、何より・・・(顔は怖いけど)メチャメチャ、素直や!

この『素直』さは、ものごっつい「武器」っちゅうことに・・・まだ、あいつは気付いてへんやろうなぁ~

 

 

昨日の練習で・・・子供たちみんなに話した

「今現在も、これからも・・・物事に一生懸命取り組んでたら・・・必ず誰かが、君たちを引っ張ってくれる!」って・・・

それは・・・誰かが、その人の「頑張り」を見て、『心』で感じて動いてくれるから・・・せやねん!!・・・『感動』するからやと、俺は思うんねん!!

 

俺は・・・現役の時、輝かしい結果を残した選手やなかった

せやけど、今になって・・・今この年齢になって・・・あの頃、頑張ってたことが、ちょっとずつ繋がって、芽を出しはじめてることに・・・最近、多々気付かされることがある

 

子供の頃は、何の競技でも・・・

センスがあったり・・・運動能力が高かったり・・・体が大きかったり・・・器用やったり・・・それだけで結果につながったりすることがある

せやけど・・・そんなもん、何の意味もあれへん!

「「プロセス」が、一番大事や!」と・・・ホンマ最近、つくづく感じさせられる

 

確かに、柔道(他の競技)の結果も大事やねんで

せやけど・・・現役生活を離れた後の人生の方が、限りなく長いやん?

せやから俺は・・・柔道の結果云々よりも、柔道を通じて、もっともっと大切なことを学んでほしいと願ってるねん

 

 

「柔道」に関して言うたら・・・

柔軟性は・・・取り組んだら、取り組んだだけ、柔らかくなりよる

膝の硬さは・・・ロードワークを怠らんとしてたら、バネが出てくるよ

センスは・・・良くはなれへんけど(^_^;)・・・「努力に勝る天才はない!」よ

せやけど・・・

「ひた向きさ」「謙虚さ」「素直さ」は・・・簡単には、手に入らへん

特に「素直さ」は・・・極めて難しい

家庭教育も含めて・・・「三つ子の魂百まで」・・・やからな

 

詩音よ・・・・・

高校で、ええ先生に出会えたら・・・きっと、「柔道」は開花するやろう

(「お前が、開花させたれ!」っちゅう話やねんけど(^_^;)・・・・・俺の役目は、「「柔道」が好き!」っていう気持ちを、大切に大切に育ててやって・・・「心技体」がそろうやろう時期に、高校の先生にバトンタッチすることやと思ってるから・・・)

せやけどな・・・

『社会』に出た時に必要なんは・・・柔軟性でも、膝の柔らかさでも、柔道のセンスでもないねんぞ!

「ひた向きさ」「謙虚さ」「素直さ」・・・お前の、その姿勢は、必ず人を動かすはずやから・・・

 

社交辞令やろうと思ってたら、大間違いやぞ!

 

なんでか???って・・・

 

・・・・・・・・・・

・・・・・

俺が既に・・・お前に『感動』させられてるからじゃ!!

 

元気出していこう!!

READY! GO!!

 

 

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