就寝(-_-)zzz
組み手8割!
顔2割!
楽しんでいこう・・・It’s Show Time!!
就寝(-_-)zzz
今年は・・・総勢72名
例年通り・・・大型バス2台で
AM7:15出発
まずは・・・AM9:30に、郡山カルチャーパークへ
大人も子供も、ごちゃ混ぜで・・・乗り物に乗って、大騒ぎやったわ(笑)
12:00に、カルチャーパークを出発して・・・13:00過ぎに、スパリゾートハワイアンズへ
プールに行く者・・・温泉に行く者・・・湊ちゃん(中3)が挽いてくれた、コーヒーを飲んでくつろぐ者・・・
皆、それぞれの時間を過ごして・・・18:00に宴会場にて夕食
また、プールに行く者・・・ファイヤーダンスショーを見に行く者・・・風呂に入る者・・・
皆、それぞれの時間を過ごしてたみたいやな
ただ・・・
こないな記し方をしたら・・・各々がやりたいことをやって、勝手な行動をしてるみたいに聞こえるかも知れへんけど・・・それは違う
中学3年生はじめ、上級生は・・・下級生はもちろんのこと、下は幼稚園児とも、いっしょに行動してくれて・・・
正に「ファミリー」やなって、感じさせてもらえる場面ばっかりやった
学校行事(修学旅行や野外活動等)やったら・・・当然、同級生との行動、また、同じクラスの子達での行動っていうのに限られてしまうかも知れへんけど・・・
彼らは・・・同級生や気の合う者達だけでの行動とは無縁
現に・・・
翌日の朝6:20頃に・・・俺、寝起きで大浴場に行ったねんけど・・・
脱衣所で服脱いでたら・・・中2、中1、小6、小5、小4、幼稚園児の連中が、ぞろぞろと風呂から上がってきよった
きっと・・・部屋もゴチャゴチャやったから、一晩中いっしょに過ごしてて、そのまま、寝起きで風呂に来たんやろなぁって、思いながら見てた
風呂だけに限らず・・・カルチャーパークで乗り物に乗る時も、例えば、幼児がメリーゴーランドに乗る時は、馬に跨ってる幼児の横に、中3(15歳以上限定)の子が立って幼児が落ちへんように支える
プールに入る時は・・・下級生(特に幼児や低学年)のそばには、必ず中学生や高学年の連中がおるんよな
そう・・・家族で遊びに行った場合は、親がやるようなことを、中学3年生の奴らが、誰に何を指示される訳でもなくちゃんとやっとんねん
それこそが・・・俺が思い描いてる「ファミリー」像やし・・・柔道だけやっとっても、決して学ぶことのできへん「人間形成」「人間育成」なんとちゃうんかな?って・・・
実は・・・
俺らが、「大家族旅行」と称して遊んでた日・・・宮城県内では、県内最大規模の各学年別(さらに、体重別)オープン参加の個人戦(宮城県チャンピオン大会)が開催されとった
大会には、極力参加させていただきたいとは願ってるけど・・・
それが、道場の行事と同日で重なってしもうた時には・・・俺は、「「想い出の幅」が広がる方を優先してやりたいな」って、常々考えてる
「試合で得るもんなんか、何にもあれへん」・・・決して、そないなことを言うてる訳ではないし、そないなことを思ってる訳でも決してない
今から遡ること、14~15年ほど前まで(道場設立当初から数年間)・・・ウチの道場も、毎月のように、いろんな試合に参加させていただいとった
先日(10月26日)、開催された「宮城県スポーツ少年団学年別柔道大会」なんかでも・・・
当時は・・・男女別、小学1年生~中学2年生までの16カテゴリーの内、ほとんどのカテゴリーで入賞させていただいとったし、優勝者も3~4名は出てたと記憶してる
せやけど・・・
そうなるためには、練習内容も厳しくせなアカンし・・・ある程度、高度なテクニックも教えなアカン・・・日曜日に、合同練習にも参加させていただいとったし・・・他県に遠征にも出向いとった
柔道・・・柔道・・・柔道・・・
遠征・・・合同練習・・・試合・・・
確かに、そないすることで、優勝する者、入賞する者は、多数輩出した
もちろん・・・
みんながみんな、優勝や入賞をする訳やなくて・・・あんなに厳しい練習や遠征をしたにもかかわらず、入賞できへん子も何人もおったのが事実やった
せやけど・・・
子供(小学生や中学生)の頃に、徹底した練習をしたからって・・・仮に、優勝や入賞をしたからって・・・子供たちの「心」に、いったい何が残るんやろか?って・・・
俺・・・ものごっつい自問自答した
そないして、出した結論が・・・今の俺のスタンスやった
子供の頃は・・・
「「柔道」の結果よりも、「人間形成」「人間育成」に力を入れよう」
俺の下におる間は・・・
「子供達の心の中の「想い出の幅」を、限りなく大きくしてやろう」って・・・
人は・・・
「頭」で記憶することって・・・どんどんどんどん、消えていってしまうんやけど・・・
その反面・・・
『心』で記憶したことって・・・一生、忘れへんし・・・一生、消えへんもんなんやないんかな?って、俺は思うねん
おまけに・・・
成長過程での「想い出の幅」は、大きければ大きいほど、将来の人間性を豊かにしてくれるんとちゃうんかな?って、信じて止まへんし・・・
あと4ヶ月もしたら・・・中学3年生の奴らが、ここを巣立っていきよる
もちろん、高校受験っちゅうもんを控えてるんやけど・・・
俺は・・・思う
高校に進学してから・・・柔道を続けるにしても・・・他のスポーツに転向するにしても・・・
その「環境」が、どのような環境なのか?を、己の眼で見極めて選択をしてほしいと・・・
たとえば・・・
各競技のスポーツ少年団や、少年スポーツチームをピックアップした時に・・・
「そこの卒業生達が、どのような人生を歩んでるんか?」に着目してほしいと思う
各チームのホームページなどを見てみても・・・
「〇〇大会 優勝」
「〇〇高校に推薦入学」
「〇〇高校に進学した後、インターハイ〇位」等
その類の記録は、多々目にする
せやけど・・・
俺が着目してほしいところは、そこやなくて・・・
「結果が残ってなかった子」
「レギュラーになられへんかった子」
「高校でも結果に結びつかへんかった子」たちが・・・今現在、どのような人生を歩んでるのか?っちゅうことに、眼を向けた方がいいような気がするねん
レギュラーになられへんかった子、結果が残れへんかった子たちを・・・チームとして、監督として、どんだけの受け皿を持って、背中をあと押してもらえた「環境」やったのか?
たとえ、レギュラーになられへんかった子であっても・・・結果が残されへんかった子であっても・・・自分がやってきた競技に誇りを持って、今現在も、他人に「思いやり」を持って、素晴らしい人生を歩んでるのか否か?
「世間の価値観」や「周りの意見」に惑わされることなく・・・
じっくりと腰を据えて考えて・・・
素晴らしい「環境」に、己の身を置くことを願ってるっちゅうこと
「〇〇高校は・・・県大会〇連覇してる」
「〇〇高校は、強い選手を輩出してる」etc ・・・
間違ってほしくない
柔道にしても・・・野球にしても・・・サッカーにしても・・・
それらは・・・「人間形成」「人間育成」のツールに過ぎん
「勝った」「負けた」「活躍した」「優秀選手やった」なんちゅうもんは・・・一時のことに過ぎへんし・・・
仮に、日本の代表選手になったとしたって・・・仮に、プロの選手になったとしたって・・・それらですら、一時のことに過ぎへん
当然のことやけど・・・
柔道にしても・・・野球にしても・・・サッカーにしても・・・
選手としての時間を退いた後の人生の方が遥かに長い
おまけに・・・
シビアなことを云うたら・・・日本代表やプロになられへんかった者たちこそが、「社会を支えてる」「社会を動かしてる」っちゅうことは言うまでもあれへんことや
ほんなら・・・
「柔道」を通じて・・・「野球」を通じて・・・「サッカー」を通じて・・・
「今(成長過程の時)は、いったい何を学ぶべきなんか?」は、ものごっつい大事なことなんとちゃうんかな?って、俺は考える
たった一言で、簡単に言うてしまいがちやけど・・・
これほど、「人間形成」「人間育成」に関わる重要な要素は、他にはないっちゅうても過言やないと、俺は思う
考えてみてほしい
家で・・・旦那さんが、奥さんに対して行った言動を・・・子供たちが、そのまま行うケースは少なくない
おまけに・・・将来、自身が持った家庭内でも、そのままのことを行ってしまうかも知れへん
会社でも・・・教師が部下を蔑んだり、お客様を蔑ろにするようなカラーの会社は、徹底して改革をする意思を持たんと、そのカラーは下へ下へと受け継がれていってしまうから、なかなか変わることができへん
ほんなら、やっぱり・・・
少年柔道場はじめ、少年野球チーム、少年サッカーチーム、少女バスケットボールチーム等は、もちろんのこと・・・
高校の部活動なんちゅうもんは、「学校教育」の他何ものでもねんから・・・選択をする際には、十二分に考えて選択するべきやないんかな?って、俺は考えてる
ちなみに・・・
以前も記したかも知れへんけど・・・
俺自身・・・我が子はもちろんのこと、道場の卒業生であっても・・・高校を選択する際に、「〇〇高校で、インターハイを目指せ!」なんちゅう類の言葉を「いの一番」に発したことは、未だかつて、いっぺんもない
俺の下を巣立っていく者に対して・・・必ず、伝えるフレーズがある
「お前は・・・次のステージで、「師匠」という方を、背中に背負い込むために、その場所(高校)に行くんや!
この先、人生を歩んでたら、必ず大きな分岐点を迎える時が来る
それは、犯罪(法律)に関わる事かも知れへんし・・・法には触れへんかったとしても、人を傷つけてしまう事なんかも知れへん
その時に・・・「師匠」の顔を思い浮かべて、「正しい選択をする」
その裏切ることのできへん、大切な人を背中に背負い込むために、その場所に行くっちゅうことを忘れるな!」って
誤解を恐れんと、もっと云わしてもろうたら・・・
そういったことができへん者が・・・柔道、野球、サッカー等で、大成するはずがあれへんと思うし・・・
仮に・・・一時、上手くいったとしても・・・その後の人生すべてが順風満帆にいくほど、世の中は甘くないもんやと、俺は思ってる
要するに・・・
今、俺が・・・子供たちにすべきこと・・・子供たちに伝えること・・・子供たちの心に残すことは・・・「「柔道」が、いの一番ではあれへん」って思ってるっちゅこと
ホンマは・・・
もっともっと、記したいことが仰山あるし・・・もっともっと記さへんかったら、これくらいの文章だけやったら、俺の根底にある想いのすべては届かへんのやけど・・・・・この辺で辞めとくわ(苦笑)
道場設立20年
いろんなことを経験して・・・いろんな子供達、いろんな親御さんたちを見せていただいて・・・いろんなことを加味した上で出した、結論(今のスタンス)
幸いにして・・・
卒業生達は・・・柔道を続けた者・・・柔道を続けへんかった者・・・柔道の結果が残った者・・・結果が残れへんかった者・・・他の競技に移った者・・・会社勤めをしてる者・・・自営業をしてる者・・・幼い頃からの夢に近づいた者・・・いろいろとおるけど・・・
途中で辞めんと最後まで続けた者たちは、皆、ひん曲がることなく・・・真っすぐに、己の人生を歩んでくれてるみたいで安心してる
おまけに・・・
もし何か(進学のことや就職のこと、人生に迷ってしまった時など)あったとしても・・・事ある毎に、道場に顔を出してくれて、俺に相談を持ってきてくれることが救いやなって感じてる
周り(道場の外)から見たら・・・ウチのスタンスに対して、賛否はあるやろうけど・・・
そんな卒業生達を見る限り・・・長年、アホみたいに、このスタンスで続けてきて良かったなぁって・・・最近つくづく実感してる
俺自身・・・歳をとったんやろなぁ
掲載が遅くなってしもうたけど・・・
9月6日(土)・・・未羽先生(凌門塾、佐々木洋人先生の御長女)が、結婚報告を兼ねて道場に遊びに来てくれた
未来へ羽ばたけ! 未羽先生!!-熱血!北岡道場 仙台の子供柔道教室
素敵な女性に成長されて・・・人生の伴侶を見つけて・・・
俺自身・・・彼女のことを、ちっちゃい時から知ってるから・・・嬉しいこと、この上ない報告やった
佐々木家に生を受け・・・
佐々木先生の、この上なく「厳しい人間教育」の中で過ごした・・・少女時代
普通(普通っちゅうもんが、どんなんか?は、皆それぞれ違うけど・・・あえて、そない記させてもらう)の家庭教育とは違うことに・・・
理解できへんかったこと・・・
納得のいかへんかったこと・・・
腹立たしさに怒りの感情を抱いたこと・・・
逃げ出したいと思ったこと・・・
自分の置かれてる環境に涙したことetc・・・
きっと・・・辛いことが山ほどあったに違いない
何時やったのか?は、分からんけど・・・
彼女も・・・その親父の「厳しさ」の意味が理解でき・・・点と点が線で結ばれた時があったんやろなぁ?
だからこそ・・・今現在、あんな娘になってるんやろう
本質的な部分は、彼女にしか分かれへんことやけど・・・俺は、そない思ってる
筋道の通らんことが大嫌いで・・・真っすぐ過ぎるくらい真っ直ぐな娘
ちょっと、融通が利かへんけど・・・今の時代、それくらい真っ直ぐな人が、おってもええんとちゃうやろか?
ほんで、また・・・ご主人も、「ええ人」感が、メチャメチャ醸し出されとって、ホンマに素晴らしい青年やったなぁ
いずれにしても・・・
飛鳥さん!
未羽先生!
いつ何時も、お互いを思いやり、お互いを尊重し合い・・・あたえられた命(時間)を、どうか大切にしてください
ほんで・・・
将来、子供ができた時・・・如何なる場合であっても、我が子に対しては胸を張っていられる人であってください
もう一人の「親父」からの願いです
8月30日(土)~31日(日)・・・山形県山辺町総合体育館に於いて、上記の大会が開催された
個人 73㎏級 優勝
また、翌日に開催された団体戦で、73㎏級と81㎏級に出場して 準優勝
承之介先輩:東北学院大学2年(12期卒業)が・・・
個人 73㎏級 第3位
また、翌日の団体戦では・・・73㎏級に出場して 優勝
・・・・・という、結果やった
子供の頃・・・どうしようもない悪ガキやったSOと承之介が・・・
こんな大きな舞台で活躍してくれてること・・・心から誇りに思います
ありがとう!
時々・・・道場生に話すことがあるねんけど・・・
「武道」・・・っちゅうより・・・すべての「道」の世界には・・・『守破離』っていう言葉が存在する
『守』は・・師や流派の教え、型、忠実に守って、確実に身に着ける段階
『破』は・・・他の師や流派の教えについても考え、良いものを取り入れて、心技を発展させる段階
『離』は・・・ひとつの流派から離れて、独自の新しいものを生み出し確立させる段階
俺は・・・道場の子供たちに対して、事ある毎に・・・「俺を信じろ!」っていう言葉を吐き出す
目ン玉に力を込めて、言霊として・・・「俺を信じろ!」って、吐き出してる
でも、それは・・・
俺自身が、完璧な人間やから・・・「俺の云うことだけを信じといたらええねん!」ていうことでは、決してない
実際に、俺なんかを信じてもらえることがあるんやったら・・・それは、ものごっつい有難いことやけど・・・
俺の云う・・・「俺を信じろ!」っちゅのは・・・
「今現在、自分の目の前のおる、「自分が選んだ師匠のことを信じる」っていうことを学びなさい!」っていうこと
そう・・・「『守』を学ぶ機会から、目を逸らすな!」っていうことなんよな
俺は、少年柔道の世界しか分かれへんけど・・・およそ、四半世紀、この世界に身を置かせていただいた時の中で・・・
自分が選んだ道場に所属してるにも拘らず・・・自分の目の前におる師匠を、信じることができへんかったり・・・自分の師匠に唾を吐いて、その道場を出て行ったり・・・
そないな者たち(親御さんたち)を、幾人も目にしてきた
中には・・・元の道場の先生のやり方が気に入らんとかの理由で、他の道場に移籍したにも拘らず・・・移籍した道場の先生とも、またモメてしまって・・・
その延長上で・・・高校に進学した後も・・・
「(自分が在籍してる)▲▲高校じゃなくて、〇〇高校に進学してれば、結果は違ってたのに・・・」って・・・
そない吐き出してる親御さんの姿なんかも、目の当たりにしたこともある
それが、良いか?悪いか?・・・白黒つけるつもりは、俺自身まったくあれへん
せやけど・・・
少年柔道の世界やから・・・結局は、親の価値観であったり、親のエゴであったりが、まかり通ってしまうんやろうから・・・
それやったら・・・
なおの事・・・親が子どもに対して、「師匠を信じなさい」って、伝えてやるべきなんとちゃうんかな?って、俺は思うねん
もちろん、それは・・・高校生の子に対してでも、同じことが云えるんやないんかな?
親自身が・・・自分の目で見て、自分の心で感じて、自分で選択した場所(先生)を・・・
子供の前で自ら蔑んだりすることは・・・子供が、『守』を学ぶ機会を失くしてしまうっちゅうことにつながってしまうんやないやろうか?
もちろん、それは・・・
「柔道」の世界に身を置いてる時だけのことやなくて・・・『守』を学ぶっちゅうことは、それぞれの人生に於いても大切なことのような気がしてならん
正しいか?間違ってるか?は、別問題として記させてもらうけど・・・
俺自身・・・
次男(SO兄ぃ:現在は仙台大学3年生)と三男(YAMATO:2年生)は・・・柴田高校の監督に、あずかっていただいた(いただいてる)
2人とも、自宅から高校に通ってた(通ってる)から・・・柔道経験者の俺から、いつ何時でもアドバイスをすることはできる
せやけど、俺は・・・柔道に対してのテクニカルな部分等を、彼らにアドバイスしたことはいっぺんもないし、この先もするつもりは一切ない
おまけに・・・
監督にあずかっていただいてる以上・・・学校生活、日頃の生活態度等、監督の考えから逸脱してるって感じていただいた時には、煮ていただこうが、焼いていただこうが、俺には全く問題ない
かえって、有難いことやとさえ思ってる
もちろん・・・
親の責任として、時に必要最低限のことを伝えなアカンことはある
それでも・・・
もう既に、自分の背中に責任を背負える年齢であろう彼らに対しては・・・
「お前の今の親(師匠)は、俺やない! 監督や! ほんで、仲間は「家族」や! せやから・・・俺よりも、監督のことを信頼しろ! せやなかったら・・・お前に、「学び」なんかあれへん!」
・・・・・常々、そないなことを伝えてる
もちろん・・・
長女(悠葉先生)が高校時代・・・東北高校の監督に、あずかっていただいてた時にも、同じことを伝えてきた
俺は・・・彼らを師匠にあずけるまでに、親として彼らに「躾」をしてきた・・・・・・・つもりでおる
「躾」とは・・・「身」を「美しく」と書く
これは、俺の持論のほか、何ものでもあれへんけど・・・
「身」を「美しく」
それは・・・
「素直な心」であったり・・・「感謝する心」であったり・・・「有言実行」であったり・・・「他人のことを考えれること」であったり・・・「責任を持った行動をすること」であったりetc・・・
要するに、何事も受け止められる真っ新な状態で、師匠にあずかっていただくからこそ・・・
師匠は・・・そこで、「教育」(色付け)をしてくださる
そう・・・「教」え「育」てていただけるんやないんかな?って・・・俺は、そない考えてる
随分前に・・・悠葉先生が、俺に言うとったことがある
「東北高校の監督の教えが、自分の中の「柱」になってる」って・・・
親以外に、そんな方が存在すること自体、ホンマに素晴らしいことやし羨ましいことやと思う
それと同時に・・・
彼女は・・・そこで、『守』を学んでくれたんやろな?って、俺は信じて止まん
さっきも記したけど・・・
それが、正しいか?間違ってるか?は・・・俺には分かれへん
おまけに・・・
「『守』を学んだから何やねん?」って言われてしもうたら、ぐうの音もでてけえへん
ただ、俺の持論を述べさせてもらえるなら・・・俺は、そうあるべきやないんかな?って、思ってるっていうだけのこと
せやけど・・・
結局は、人生を歩んでいく中で、どんな世界に身を投じたとしても・・・
『守』がなかったら・・・『破』は中途半端になるんやろうし・・・
まして・・・『離』なんか、できっこあれへんのんとちゃうんやろか?
俺が・・常々、子供たちに対して口にする言葉
「「柔道」を通じて、大切な何かを学んでほしい」
実際に・・・「大切な何か」は、搔い摘んで、これやっちゅうもんではあれへんけど・・・
こういったこと(「守破離」)も、「柔道」を通じて学んでもらいたい内容のひとつであるのは言うまでもない
せやから・・・
語弊のある言い方やし・・・偉そうに云うてること、この上ないんやけど・・・
俺は、子供(道場生)達に対して・・・
・・・そない伝える
もちろん・・・
子供達の前で、そないなことを吐き出したからには・・・
俺自身・・・誰よりも己自身を戒めた行動をせなアカンことは、言うまでもあれへんし・・・
まぁ、それが・・・目下、人生修行中の俺自身の『離』の学びでもあるんやろな?
ただ・・・
この言葉さえも・・・先般記した「厚情かならずしも人情にあらず・・・」と同様に・・・
俗にいう「現代っ子」に伝わるんか?否か?
それ以前に・・・今の時代に、必要なことなんか?否か?
昔から現代まで言い伝えられてる、山のようにある「ことわざ」や「言葉」を噛み砕いて伝えてやったとしても・・・
人生を生きていく上で、教訓になるであろう童話(「アリとキリギリス」「さるかに合戦」「桃太郎」etc・・・)でさえ、内容が変わってしまいつつある今の世の中・・・
果たして、どんだけ子供たちの心を揺さぶることができるんやろか?
そない思いながらも・・・
俺自身・・・時代の波に流されへんよう抗いながら、自問自答を繰り返す日々の中にこそ・・・「答え」に辿り着く、俺にしか伝えられへん「言霊」があると信じて、彼らと向き合っていきたいと思う
もう、30年ほど前の話になるけど・・・
俺は・・・大学を卒業して、「綜合警備保障株式会社(ALSOK)」で勤めとった
もちろん・・・柔道も、させていただいとったねんけど・・・
仕事のウェイトの方が圧倒的に多くて・・・俺は、営業マンとして、日々の業務に取り組んどった
その仕事の中で・・・ある事務スタッフの女の子(俺より、2~3個くらい年下やったかなぁ?)が、お客さんに対して、ご迷惑をかけるようなミスをしてしもうた
どんなミスやったんか?は、もう忘れてしもうたけど・・・注意せなアカンって思ったくらいやから、それなりのミスやったんやと思う
もちろん・・・一回目?二回目?のミスやったら、「誰にでもミスは起こり得ることやから・・・今後、気を付けような」で、済んでたんやけど・・・
それが、何べんか?繰り返されたんやろなぁ?
ある日・・・俺は、彼女に注意をした
「お客さんがいてくださってこそなんやから・・・「責任」を持って、業務に従事せなアカンで!? そこを履き違えて、仕事に取り組んでたら・・・もっと大きなミスに繋がってしまうかも知れへんし・・・」って・・・
そしたら・・・
その時、そばにおった、営業課の先輩が・・・彼女と俺に、こない言うた
実は、俺は・・・その先輩のことを、あんまり信用してへんかった
なんでか?っていうたら・・・
「周りの人(上席や自分を取り巻く人たち)には、ええ顔をするけど・・・裏では、違う顔を持っとんなぁ」って・・・薄々、そない感じてたから・・・
先輩は、彼女に・・・
「いいよ いいよ 気にしなくていいから! 誰でもミスはするんだから しょうがないよ」
ほんで、俺に・・・
「耕太郎も、もういいじゃん!? 〇〇ちゃん(事務スタッフの女の子)も、反省してるよ」
俺:「いやいや・・・もう、何べんか繰り返されてるんですよ!? 今、言うといたれへんかったら、またミスが起きるかも知れへんし・・・彼女かって、会社の中での立場が悪くなってくるじゃないですかっ!?」
・・・・・そない言うた俺のことを、なだめるように・・・その先輩は、俺の背中に軽く手を当てて、その場から離れるように促した
ちょっと離れた場所で・・・その先輩は、俺に小声で、こない言いよった
「あいつら(事務スタッフの女の子たち)、「バカ」なんだから・・・言っても、無駄だよ 「バカ」を相手にしても、しょうがないんだから・・・」
曲がりなりにも、立場上、先輩にあたる人やったから、俺は黙って聞いてたけど・・・腹の中では、メチャメチャ、ムカついとった
そんな感じやったから・・・
表面上だけで判断すると・・・その先輩は、周り方たちから、ものごっつい「良い人」やと思われとった
その反面・・・
俺は、きっと・・・「嫌な人」やったんかも知れへんな?(笑)
誤ったことを注意する人やったからな(実際には、聞いたこともないし・・・今となっては聞かれへんから、真相は分かれへんけど)
ほな、いったい・・・
「良い人」って、なんやねんっ!?
「〇〇さん(先輩)は・・・失敗しても、カバーしてくれるよね」
「〇〇さん(先輩)は・・・あまり怒らなくて、優しいよね」
そない言うてる、事務スタッフの女の子たちの言葉が聞こえてくる程に・・・俺は、彼女たちに対して、申し訳ない気持ちでいっぱいになっとった
「あいつら(事務スタッフの女の子たち)、「バカ」だから・・・」
そない言うてる、クソみたいな先輩の裏の顔を知れば知るほど・・・彼女たちに対する、申し訳ない気持ちは膨らんでいった
周りの人たちに、ええ顔をして、ええ対応をするけど・・・裏では、その人たちを蔑んでる
それが・・・「良い人」で・・・
誤ったことを、「その人のために・・・」と思って注意をする
それが・・・「悪い人」「嫌な人」って・・・
若かった俺は・・・いったい、世の中どないなっとんねんっ!?
・・・そない感じてた
そんなことがあったからっちゅう訳やないねんけど・・・
俺は・・・我が子に対しては、当然の事・・・道場生に対してでも・・・そない貫こうと決めてることがある
我が子や道場生が・・・俺の目の前で、「間違った行動」をした時には・・・
ちゃんと「叱ってやる」ということ
「間違った行動」って一言で言うても・・・世の中には、仰山ある
赤信号を渡ってしまうことも・・・宿題をせえへんことも・・・学校で喧嘩をすることも・・・世の中的には、確かに間違った行動なんかも知れへんけど・・・
俺の云う「間違った行動」っちゅうのは・・・そういうことではない
俺が考える、「間違った行動」っちゅうのは・・・
この子自身が、将来、他人に蔑まれてしまうかも知れへんような行動のこと
要するに・・・
自分本位な行動はじめ・・・自分勝手な言動・・・仲間に嘘をつくこと・・・仲間を裏切ること・・・また、思いやりのない行動・・・責任を持たへん行動etc・・・
近い将来なんか?
遠い将来なんか?
いずれにしても・・・形はどうあれ、彼らが周りから、蔑まれてしまうかも知れへんような行動があったなら・・・俺は、心を鬼にして、彼らを叱る
厳しいこと・・・キツいことを吐き出すのは・・・正直、ものごっつい「かわいそうやなぁ」って思う
おまけに・・・俺も人間やから・・・我が子や彼ら(道場生)には、嫌われたくはあれへんしな
せやけど・・・
世の中に出た時に・・・彼らが、赤の他人から「こいつ、かわいそうな奴やなぁ」って、蔑まれることの方が、何十倍も何百倍も切ないから・・・
たとえ、俺自身が嫌われたとしても・・・彼ら自身が、間違った部分を修正してくれる材料になるんやったら、俺は喜んで嫌われるよ
子供の頃、何よりも怖かった親父が・・・
俺に対して、やってくれてたことの意味を・・・俺自身は、こない解釈してる
俗にいう・・・「現代っ子」に対して、それが伝わるんか?否か?
それでも・・・伝えた方がええんやろうし・・・伝え続けた方が、俺はええと思う
今日、伝えたことで・・・今日、明日、すぐに変わる奴なんかおらん
1週間後なんか?・・・1ヶ月後なんか?・・・1年後なんか?・・・それとも、10年後なんか?
人生を歩んどって・・・己自身が、壁にぶち当たった時・・・己自身が、崖っぷちに立たされた時・・・
そんな時に・・・俺が伝えたかった、ホンマの意味を、自分なりに噛み砕いて飲み込んで、解釈してくれたらええなぁ・・・って、そない思う
3月29日(土)・・・4年振りに、未羽先生が帰ってきてくれた
「帰ってきてくれた」って言うても・・・未羽先生は、ウチの卒業生ではあれへん
未羽先生は・・・名取にある凌門塾(昨年度末を以て、仙台東教室のみを残して閉塾されてる)の佐々木洋人塾長の娘さん
4年前に・・・「教育実習」と称して、約1ヶ月間、ウチで指導者の実習をしていた方
未来へ羽ばたけ! 未羽先生!!-熱血!北岡道場 仙台の子供柔道教室
今回・・・大学を卒業し就職するにあたって、その報告も兼ねて遊びに来てくれた
ちょっとの時間だけやったけど・・・未羽先生に、寝技の講習もしていただいた
因みに・・・未羽先生は、現在、柔術に真剣に取り組んでおり・・・某大会では、体重別でチャンピオン、無差別でも準優勝してる寝技の強者
(余談やけど・・・俺自身、寝技の相手をしてもらったけど・・・下から引き込まれて、関節取られて、ケチョンケチョンにやっつけられた(-_-;))
もちろん・・・ちょっとの時間だけやったから、深い部分までの指導はいただかれへんかったけど・・・
それでも、4年前とは比べ物になれへんくらい丁寧で・・・ほんで、子供たちにも分かりやすく噛み砕いて、また面白可笑しく説明してくださってた
柔道場(柔道場如何に拘わらず、他のスポーツでも)を運営してたら・・・いろんな、いざこざに巻き込まれる
幸い・・・ウチは、この通り、試合にも詰めて参加する訳ではあれへんし・・・合同練習や出稽古に関しては、もう10年近くしたことあれへんような、「ええ加減」な道場やし・・・
ご父兄の皆さんも・・・入会を検討される時に、ホームページを見て共感していただいた上での入会やろうから・・・俺の方針(「ええ加減」)に、意見を持って来られる方は、まずおれへんけど・・・
他の道場、他のスポーツ少年団では・・・先生(監督)とご父兄間での問題や・・・父兄間での問題・・・中には、運営内容にまで意見を述べるご父兄の方がいらっしゃるっていう話を、よう耳にする
未羽先生も、例外ではなく・・・ちっちゃい時から、少なからず、そういった大人の良くない部分を見てきたことやろうと思う
もちろん・・・これは、決して凌門塾のご父兄の方々が悪い方々やと言う言い回しで記してるんではない
何のスポーツにしてでも・・・塾長、道場長、監督、先生の息子や娘である以上・・・普通に通ってる生徒さん達には、見えへん部分まで目にしてきたんやろなぁ?って・・・我が子(悠葉先生やREN先生)と重ね合わせて記させてもらってるっちゅうことを、どうかご理解いただきたい
道場運営、スポーツ少年団運営って・・・蚊帳の外から見て感じてるほど、簡単なことではない
それでも・・・
表面上や目先のこと、また足元だけしか見てもらわれへんくて、やらせてもらってることへの評価は限りなく低い場合がある
ただ・・・
俺ら「教育者」「指導者」は、評価をいただくためにやってるんではないねんから・・・それらも含めて、まとめていかなアカンのが、俺らの立場なんやけどな?
せやから・・・
彼女自身・・・ある意味では、「ええ勉強」になったことも多かったんとちゃうんかな?って思うし・・・
それに・・・いろんな物事を、己の「写し鏡」として見ることができたんとちゃうんかな?って、俺はそない思うよ
佐々木家という家庭に生まれて・・・親父さんの背中を見て育ってきた以上・・・
彼女も、この先・・・形はどうあれ、「指導者」「教育者」の道に、どっぷりと浸かった人生を歩んでいくことやろう?
佐々木先生や俺・・・そんな化石みたいな爺さんは・・・いずれ、否応なく退いていく時が来る
その時に・・・
いろんな物事に、目を配ることのできる・・・ちょっと聞こえはええけど、「人間育成」「人間教育」を主軸とした教育・指導をしてくれる・・・若い未羽先生のような方がいてくれることは、ホンマに有難いことやと思う
ありがとう! 未羽先生!
ほんで・・・
どうか、己の志した道を成し遂げるべく・・・日々、辛抱と努力を怠らず・・・素晴らしい「教育者」になっていただけることを祈っております
『追い出し会』
俺自身・・・3月に入ったくらいから、何をするにも、どうも調子が上げれへんなぁって感じてた
調子が上がれへんどころか・・・朝起きたら、メッチャ仕事にも行きたくないし・・・何をするにも、メッチャ「イヤイヤ病」
『追い出し会』を迎える、一回前の練習日(3月19日)
REN兄ぃが・・・中3連中(小僧、煌、柊、柚、チュン太)と、最後の乱取りをしてる姿を見ながら・・・
「忘れたらアカンぞ! お前の武器は、「背負い投げ」やぞ!」
「喧嘩四つで、その頭の位置じゃ、組み負けとるぞ!」etc・・・
そんなことを、中3連中にアドバイスしながら・・・
「もう、こんなアドバイスをすることもないんやなぁ? こいつら、3日後には出ていてしまうんやなぁ?」って、思った時に・・・「イヤイヤ病」の原因が分かった
何か?大切なものを失ってしまう期日へのカウントダウン・・・そう、「追い出し会」で、彼らがここ(北岡道場)巣立っていってしまう日が近づいて来とったことが原因やったんやな?って・・・腑に落ちた
家に帰って・・・日記(俺、5年日記とかを書いてるんやけど)を読み返してみたら・・・
昨年も・・・同じような時期に「イヤイヤ病」の内容を、日々記してる
せやのに・・・「追い出し会」が終わってしもうたら、諦めたんか?、その日以降は「イヤイヤ病」の内容は、一切書いてへんかったわ(苦笑)
前置きが長くなってしもうたけど・・・・・
今年も、ホンマに素晴らしい「追い出し会」やった
16:30~ 練習開始
卒業生たちに前に立ってもらって・・・道場生全員、打ち込みを受けてもらって・・・
卒業生たちに元立ちをしてもらって・・・道場生全員、乱取りをしてもらって・・・
最後に・・・
北岡道場恒例、「最後の儀式」・・・投げ込み
道場生全員(50名強)+α(俺、REN先生、SO兄ぃ、心和先輩、琳太郎先輩)=約60人を投げ込みしてから・・・今度は、約60人から投げられる
ほんで、最後の最後に・・・ご両親に投げてもらって・・・ご両親に対して、道場に数年間通わせていただいた御礼を述べる
ここで・・・
「北岡道場」での数年間を全うした「証」として・・・みんなから、称賛の拍手を受け取る
その拍手の真ん中では・・・ご両親が、我が子を思いっきり抱きしめる1ページがある
俺・・・毎年思う
俺自身は・・・我が子はもちろん、道場生たち全員も我が子やと思ってるから、事ある毎(試合の時はもちろん、練習中に自分を超えた時、心が疲弊してる時等)に彼らを抱きしめさせてもらってるんやけど・・・
普通に生活しとって・・・高校進学を間近に控えた、半分オッサンになってきてる我が子を、ご両親が抱きしめる場面って、あるんやろか?って・・・
そうそうないんとちゃうんかなぁ?って・・・いつも、「素晴らしい光景やなぁ」って思いながら(涙を流しながら)、見させてもらってる
子供達(卒業生たち)も・・・恥ずかしがる素振りなんか微塵もなく、涙しながら、お父さん、お母さん胸に顔を埋めながら背中に手を回す
それらを・・・100名以上が見守る中で出来てしまうのが・・・『追い出し会』の醍醐味やと思う
ほんで・・・
普段やったら・・・きっと言わへんやろう?
我が子に対しての愛情のこもった言葉(手紙)を伝えたり・・・
どんだけ愛してるのか?を惜しみもなく伝えたり・・・
また・・・後輩の親御さんたちに対しても・・・
子育てに迷ってた当時(道場(各種スポーツ少年団)を探してた頃、入会する前、入会後の数年間)のことを、真っ直ぐに伝えてくれとった
内容(一部やけど)は・・・
「「子供のため」と言いながら・・・結局は、自分(親)自身がやりやすいように、自分自身の思ってる通りにしていただけだった」
「子供を守っていたつもりだったけど・・・過保護になって必要以上に守り過ぎ、子供を抱えすぎていた」
「子供が辛そうだから、辞めさせようとしたけど・・・今、この姿を見た時に、やっぱり続けさせて良かった」等・・・
結局は・・・自分自身で、迷いや不安、心配事を作っていたということに気付いたっちゅうことを、皆それぞれが口を揃えて仰ってた
子供を信じて・・・仲間を信じて・・・コミュニティを信じて・・・環境を信じて・・・
そうすることで・・・子供は自由に泳ぎ、自由に羽ばたき、自由に自分の世界を作っていく
ほんで・・・
その中で・・・仲間を思いやり、周りの方々含め、すべての物事に感謝の念を持ち始め・・・自分なりに責任を持って、物事に取り組み始める
それこそが・・・子供たちの限りない「心の成長」・・・そう、責任を背負った「心の成長」に結びつくんやないんやろか?って・・・
俺は・・・そう信じて止まん
いずれにしても・・・素晴らしい「追い出し会」やったと思う
彼ら自身・・・
こうして、送り出してもらったことを真摯に受け止めて・・・また一つ、目には見えへん大切なもん、そう、大きな大きな「責任」を背負った上で・・・この先の人生を、真っ直ぐに歩んでくれることやろう
どうしようもなかった連中が・・・この「追い出し会」の日には、考えられへんくらいの素晴らしい「立ち姿勢」で、弟や妹(道場生)や父兄達から送り出されていく
途方もない寂しさはあるけど・・・
その何倍も、何十倍も、嬉しさが込み上げてくる日でもあるよなぁ
煌!
柊!
柚!
俊太!
この先の「未来」・・・次に訪れる「必然」・・・
それらを、素晴らしいものに変えることができるのは・・・今この瞬間の己自身の「行い」でしかない
「行い」が「結果」!
だからこそ・・・
「辛抱と努力」を怠るな!
今以上の素晴らしい「立ち姿勢」のあなた達に会えることを・・・
親父は楽しみにしてるから
ありがとう!
愛すべき・・・バカ息子たち!
2月16日(日)・・・宮城県立武道館に於いて、上記の大会が開催された
小学校低学年(1~3年生)
Aチーム・・・ベスト8
Bチーム・・・3回戦敗退
小学校高学年(4~6年生)
Aチーム・・・2回戦敗退
Bチーム・・・2回戦敗退
Cチーム・・・3回戦敗退
中学校
Aチーム・・・3位入賞
Bチーム・・・3位入賞
Cチーム・・・1回戦敗退
Dチーム・・・2回戦敗退
Eチーム・・・2回戦敗退
・・・・・っちゅう感じやった
中学校3年生の兄貴達の「最後の舞台」と称して・・・全員で戦うっちゅう想いで挑んだ
せやから・・・
あえて、中学校のAチーム、Bチーム共に・・・大将には、中学2年生をエントリーした
その中学2年生たちには・・・
「お前らの役割は・・・中3の連中を、どんだけサポートできるのか? ほんで、また・・・彼らの戦い方、ほんで、戦いに挑むまでの姿勢(練習内容、気持ち、周りに対する「思いやり」と「感謝の念」等)を見て学べ!」
・・・・・そない伝えて、日々の取り組み方を考えさせるようにした
それに伴って・・・小学校低学年、高学年、中学生、ほんで、試合には出場せんへん連中も感化されて・・・一生懸命に取り組んどったように感じる
ウチ(北岡道場)の練習内容は・・・かなり「ええ加減」やと思う
小中学校の時は・・・いろんなもんを犠牲にしてまで、徹底的に追い込んで、徹底的に突き詰める時期ではなく、楽しみながらやるのがええというのが・・・俺の「信念」
ほんで、それは・・・道場のコンセプトにもなってる
せやから・・・練習内容に関しては、メチャメチャ辛いことをやる訳でもあれへんし・・・必要以上の過酷な練習を課すことは、まずあれへん
もちろん・・・基礎練習、基本への取り組みは、やってるけど・・・
リレーをして遊んでみたり・・・遊びを重視したトレーニングで競争してみたり・・・
実践練習(乱取り)に関しては・・・1日の練習で、せいぜい7~8分(1人)もやったら、御の字やないんかな?
中学生にしても・・・
2分×8本程度の時間は取ってるけど・・・間間で、休憩する者もおるから・・・やっぱり、せいぜい10分(1人)程度やないんかなぁ?
物事への取り組む姿勢
相手を思いやる心
周りに対する感謝の念etc・・・
彼ら自身が・・・それらを、徹底して背中に背負ってくれてるからこそ・・・
僅か10分程度の実戦練習であっても、あれだけのパフォーマンスができるんやないんかな?って・・・俺は、彼らをそう評価させてもらってる
「今」の時期は・・・「柔道」の技術や戦術、また実践的な内容を、徹底的にインストールするより・・・
もっともっと学ばなアカン「大事」なことがあるような気がしてならん
その「大事」なことを疎かにしてしもうたら・・・
なんのために、「柔道」(如何に拘わらず、野球でもサッカーでも然り)をやってるんか?・・・本末転倒なんやないんかな?ってさえ、俺はそない感じる
その「大事」なことを学んでもらうためやったら・・・「勝敗」なんか、二の次、三の次・・・まったく以て必要がないとさえ思ってる
今回・・・中学生のAチーム、Bチーム共に、2年生ながら大将を務めた2人・・・もちろん、彼らだけやなくて、道場生(弟や妹たち)全員は・・・
きっと・・・中3連中の背中を見て、心が動かされてることと思う
昨年のこの大会で見せてもらった、兄貴達(16期生)の背中に・・・
追い付け、追い越せで、この一年間いろんなことを学び・・・素晴らしい立ち姿勢となって、今日に至ってる中3連中が、その答えなんやないかな?
※彼らの名誉のために記しとくけど・・・俺とREN先生は、練習内容に関して、無理強いしたことは一切あれへんし、強制したことも一切ない
彼ら自身が・・・俺らが伝えた、周りに対する「感謝の念」と「思いやり」とは何なのか?を、気付き始めただけのことやと思う
「家族」全員で戦って・・・
「家族」全員で喜んで・・・
「家族」全員で泣いて・・・
「勝ち」「負け」なんか、度外視して・・・戦ってきた勇姿(もちろん、日々の取り組み方も、ずっと見させてもらってるからこそなんやけど・・・)に、試合会場でそばにいた弟妹たち・・・ほんで、観客席(ウチの父兄達)から、惜しみない拍手が贈られとったことが・・・俺は、ものごっつい誇らしかった
きっと・・・
周りから見たら、異様な光景なんかも知れん
観客席の大勢の人(ウチの父兄たち)が・・・大泣きしながら、負けた子達に惜しみない称賛の拍手を贈ってるんやから・・・
(因みに・・・試合に参加せえへんかった子の親御さん方が、幾人も応援に来てくれとったし・・・)
それこそが・・・(語弊のある記し方やけど)「北岡道場」の「強さ」の源なんやろな?って・・・俺は、そう信じて止まん
いずれにしても・・・
あの試合の後から・・・道場の雰囲気、みんなの顔つきが、ええ色に変わった(特に、中2の連中な)
中3連中(壮真、煌、柊、俊太)の最後の試合・・・
お前らが見せてくれた背中は・・・みんなの心を揺さぶってくれたよ
ありがとう!
「追い出し会」まで、あと1ヶ月
小僧!
煌!
柊!
柚!
チュン太!
残りの日々を・・・精一杯、「ファミリー」と楽しもうやないかっ!
道場内では・・・様々な問題が起こる
いや・・・「道場内」ではなく、「道場外」で起きた問題を、ご父兄の皆さんが俺に相談として持って来られる
自宅での生活態度(スマホ、ゲーム、夜更かし、朝起きない等)・・・学校での生活態度(授業態度、先生に対する悪態等)・・・また、学校内でのいじめ問題などなど・・・
なかなか、相談件数は多くて・・・
水曜・土曜の練習日はもちろんのこと・・・
休日でも電話をいただき、休日の数時間、その件で動いてみたり・・・
平日も、多い日なんかは、昼休憩にAさんと電話で約1時間話して、夕方にその件で学校に連絡して・・・仕事が終わってから、Bさんと電話で約1時間話す・・・っていうこともある
接骨院業務の昼休憩に、直接来られて話す方もおるし・・・
時に、俺自身が、道場生の小学校や中学校に出向くことさえある
家庭での生活態度や学校での生活態度に関しては・・・道場生を呼んで、個別に話すことが多いねんけど・・・
いじめ問題や仲間外れ問題など・・・いつ何時、己自身(他の道場生)の身に降りかかってもおかしくないような事案に関しては・・・道場生全員で、「道徳」の授業として伝えたり、話し合ったりするようにしてる
この前は・・・「仲間外れ」のことについて、道場生みんなの前で話した
ある子(Aさん)が、自身が通ってる学校で、「仲間外れ」になってしまってるっていうことを、お母さんから聞いたもんで・・・道場生全員の前で、その内容について話した
その中で・・・子供達から、面白いコメントがあったもんやから、この内容を記すことにした
Aさんは・・・時折、空気が読まれへん言動をしてしまうことがある子
自分のことを、しゃべりたいが故・・・数名で話してる内容には沿えへん話を、急にしてしまうこともある
それが・・・学校のクラスの子達には受け入れられへん部分もあって・・・
最初は、その子が在籍するグループ内だけで、「あいつ、空気読めないよね?」っていう話やったみたいやねんけど・・・それが、ある事ない事、尾ひれ背びれがついて、どんどんとクラス中に広がって、みんながAさんを避けるっていう・・・どこにでもよくある話
ただ・・・その内容を、道場生たちに振ってみたところ・・・
Aさんと同じ学年の子達はもちろんのこと、上級生や下級生も・・・
「空気が読めない部分もあるけど・・・いっしょにいて楽しいし・・・」
「あいつにはあいつの良さがあるし・・・悪い部分は伝えてやればいいと思う」
「それに・・・自分たちは「家族」「ファミリー」だから、全く気にならないけど・・・」って・・・
それぞれに個別に聞いてみたねんけど・・・
皆それぞぞれが・・・「家族」「ファミリー」っていうフレーズを口にしとった
そんな感じで・・・
道場内では、浮いてることもなく・・・いっしょに遊んで、いっしょに柔道して・・・たまに、(同学年)それぞれの家にも泊まりで遊びに行ったりもしてるって聞く
「学校」と「道場」は・・・一体何が違うんやろう?
考えても分かれへん「?」がいっぱいあったけど・・・ただ、俺は嬉しかった
俺は・・・常に「家族」「ファミリー」っていう言葉というか?想いというか?・・・それを最重要部分として、彼らに伝える
それが・・・彼らに伝わってくれてることが、何よりも嬉しかった
道場生も親も・・・学年も・・・柔道が「強い」「弱い」も・・・「障害」(今の時代、いろんな内容の「障害(発達障害、学習障害、ADHD等」を診断されるけど)の有無も・・・何もかも、まったく関係ない
上の子が、下の子の面倒を見て・・・下の子は、上の子を信頼してついていく
「与えられたもの」は・・・誰かに「与える」
「授けられたもの」は・・・誰かに「授ける」
決して「仲間外れ」は許さん
時に・・・嘘をついたり・・・仲間を裏切ったり・・・被害者面をしたり等・・・する者は出てくる
でも、子供やねんから・・・自分を守るため・・・自分を正当化するため・・・防衛反応なんやろうから、そらぁしゃあない
せやからこそ・・・
如何なる事案があったとしても・・・みんなで話し合って(あえて、一回谷底まで叩き落とすこともあるけど)・・・最後の最後は、もういっぺん「仲間」として迎え入れる体制作りは怠ってないつもりでおる
「家族」やから・・・
「ファミリー」やから・・・
長いこと在籍してるお母さん方は・・・新しく入ってきたお母さん方が(子育て等での)「悩み」を抱えて相談してきたら自分たち自身の経験を基に、戸惑ってた時期を通り過ぎて、今現在の考えに行き着くまでの経緯を、アドバイスとして伝えてくれる
俺と明美さんは・・・さっきも記したけど、如何なることに対しても分け隔てをせんと、すべてを受け入れる
ほんで・・・如何なる相談にも乗るし・・・自分たちにできることは、できる限り力添えをしたいと考えてる
「家族」やから・・・
「ファミリー」やから・・・
俺・・・思う
子供達(道場生)にとっても・・・ご父兄の皆さん方にとっても・・・ここ(北岡道場)は、ホンマにおもろいコミュニティやな?って・・・
ほんで・・・思い上がりもあるけど、今の時代、これからの時代に、必要なコミュニティなんやないんかな?って・・・
ただ・・・このコミュニティは、俺が無理やりに作り上げたもんと違う
今までの歴代の先輩たちや、今までの歴代の親御さんたちが、築いてくれて、作ってくれた「場所」
だからこそ・・・揺らぐことがないんやろな?って、俺は思ってる
だからこそ・・・俺自身も、学ぶことを辞めたり、歩みと止めたりしたらアカン!って、常々危機感を持たせてもらってる
どんな些細なことであっても・・・「聞く耳」を持つ者は、親御さんであれ、子供であれ、どんどん変わってくる(もちろん、俺も含めてな)
ほんで、また・・・(偉そうに記すことを、お許しいただきたいねんけど)親御さんが変わったら、子供は間違いなく変わってくる
子供は・・・親(自身)の「鏡」
子供は親の云うことは聞かへん・・・子供は親のやった事しかやらん
(※西国33札所第32番、観音正寺で教わった内容)
俺の云う・・・「家族」「ファミリー」の意味を履き違えてもらいたくない
俺自身も・・・「家族」「ファミリー」の意味を履き違えんようにせなアカン
それらを、すべて総合して考えたら・・・
指導者・教育者である、俺自身が・・・
(家でも道場でも)親父である、俺自身が・・・
「今」ほんで、「これから」・・・何をせなアカンのか?
「今」ほんで、「これから」・・・子供たちに、何を伝えていってやらなアカンのか?は・・・一目瞭然やわな
『家族』・・・
『ファミリー』・・・