北岡道場通信

6月17日(日)・・・大崎市体育館に於いて、上記の大会が開催された

 

北岡道場からの出場者(結果)は・・・

男子 小学5年生 45kg級・・・立っちゃん(初戦敗退)

男子 小学6年生 50kg級・・・啓太(3位)

男子 小学6年生 50kg級・・・遼(2回戦敗退)

男子 小学6年生 50kg超級・・・一平ちゃん(初戦敗退)

女子 小学5年生 40kg級・・・琳ちゃん(初戦敗退)

女子 小学5年生 40kg級・・・碧ちゃん(3位)

女子 小学6年生 45kg級・・・樹梨っぺ(3位)

女子 小学6年生 45kg超級・・・心優(3位)

・・・・・っちゅう感じやった

 

 

ウチは・・・毎度、この場でも記してる通り、『ええ加減』スタイルの道場やねんけど・・・

蓋を開けてみたら・・・

全国大会出場者こそ、出えへんかったものの・・・

子供たちから、大きく期待を裏切られる(笑)結果やったよ!(^^)!

 

家庭の都合で・・・週に1回しか、練習に来られへん子もおる

「柔道」を中心に考えてる訳やあれへんから・・・週2回の練習日でさえ、時々、休まざるを得ん子もおる

中には・・・2週間ぶりくらいに来て、「サボってました(^_^;)」なんて、正直に言いにくる子もおる

ほんで・・・

レディースチームは・・・この4人に加え、ココちゃん(中2)および、小1のマスコットガールの6人で・・・いつもニコニコしながら、ホンマに和気藹藹って感じで、柔道に取り組んでるように感じる

 

多分、彼ら、彼女らには・・・

この、『ええ加減』な道場・・・『ええ加減』な先生(俺)・・・『ええ加減』な練習が・・・限りなく、マッチしてるんやろな?

そない思わざるを得んような結果やったよ(^^)

 

 

 

試合からの帰り道・・・

宮城県柔道少年団の、ある先生からご連絡をいただいた

「佐藤 啓太」(ウチの道場の「名前だけの(笑)キャプテン」)が・・・東北の強化合宿に参加させていただけるとのことやった

 

啓太は・・・先日、このブログに記した、「おっさん」や「純聖」と同様に・・・

決して、センスがある子ではなく・・・正直「どんくさい」子

 

そんな彼が・・・北岡道場に来たのは、もう6年も前のこと

「〇〇希望園」っていう、保育園に通ってた時やねんけど・・・

※ちなみに・・・

啓太が見学・体験にきた当時・・・

小学校2年生やった、ウチの次男坊(SO)の金髪&辮髪、三つ編み(ラーメンマンみたいな頭)ヘアーを見た、啓太の親父(景ちゃん)は・・・「絶対に、この道場には入会させへん!」って決めたみたいなんやけど・・・

なんかの『縁』なんやろな?

見学・体験した、1ケ月後くらいに入会して・・・もう6年ほど、奴と付き合ってる

 

その頃は・・・「〇〇希望園」って、よう言わへんくて・・・

「〇〇ちぼうえん の さとう けいた です!」って言うもんやから・・・

みんなから、「ちぼうえん!」「ちぼうえん!」って呼ばれてたよ(^^)

 

 

その「ちぼうえん」が・・・

6年経って・・・東北の強化選手ワッペンを、肩に張り付けてくれる(宮城県3位)くらいになりよった

 

 

俺は、彼のことを・・・いつも・・・

「おいっ! 名前だけのキャプテン!」って、茶化して呼んでるんやけど・・・

 

昨年末(12月23日の「納会」)・・・キャプテンを任命してからの彼の成長たるや、ホンマに著しいもんがあるんよな?

道場生の中で一番声を出して・・・下の子の服装を正してくれたり・・・下の子のトレーニングを手伝ってくれたり・・・

とにかく、道場内すべてに目を配ってくれてる

(それでも・・・(ヤマタケSOはじめ)上の連中に、ケチョンケチョンにイジられるキャラは・・・相変わらず健在やけどな(笑))

 

 

その、「どんくさい」啓太が・・・6年を通して、頑張って、頑張って手に入れたもの!

 

それは・・・

「宮城県3位の結果」でも、「東北強化選手のワッペン」でも、「北岡道場のキャプテンっちゅう立場」でもあれへんのんとちゃうんかな?

それらは・・・単なる、「オマケ」なんやと、俺は思うよ

(※各先生方、他道場の方々、また啓太自身に敗北を喫した選手の方々には、大変申し訳ない記し方をしてることは重々承知しております  文面から、内容(意味)をお察しいただき、どうかお許しいただきたくお願い申し上げます)

 

ほんなら・・・彼が手に入れたもんって、一体なんやねんっ!?

 

それは・・・啓太のみぞ知る・・・啓太のみぞ感じてる・・・

『大切な何か?』なんじゃないんかな???(^^)

 

 

 

いずれにしても・・・

入賞した・・・啓太はじめ、心優、樹梨っぺ、碧ちゃん

ほんで、入賞こそできへんかったけど・・・

「北岡道場」で、日々『大切な何か?』を学んでくれてるであろう・・・遼、一平ちゃん、立っちゃん、琳ちゃん

 

毎度の如くや!!

すべては・・・「通過点」!

ほんで・・・

歩みを止めたら・・・後退しかあれへんねん!

 

せやから・・・うつむかんと、前を見よう!

 

足元を見てるんやなくて・・・視線を真っ直ぐに向けてみたら・・

「広い世界」と「少し先の未来」が、よう見えよるから!

なっ!?

 

 

 

追伸・・・

一昨年、SOが6年生の時・・・この大会で、3位入賞してるんやけど・・・

その(応援に来てくれてた)SOに対して・・・

景ちゃん(親父)と直ちゃん(ココちゃんの親父)にそそのかされて、啓太が言いにいっとったわ

 

「これで・・・並んだなっ!?(ふふっ)」って

 

・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・

・・・・・

 

当然・・・

「お前・・・今度の練習で、ボコボコにシバキ倒したるからなっ!(笑)」って・・・

SOに、イジられまくってたのは・・・言うまでもないけどな(^_^;)

 

啓太にとって・・・SOは、大切な「兄貴分」

SOに・・・ああやって、可愛がってもらえるのも・・・

啓太自身が・・・『大切な何か?』を、学んだからなんとちゃうんかな???

 

 

 

元気出していこう!

READY! GO!!

 

先日(6月9日~11日)・・・中総体の仙台市予選があった

ウチの道場生の出場した選手の中に・・・中学3年生の「John」がおる

 

「John」???

「純聖」っていう名前やねんけど・・・

「John聖」って、俺が勝手に呼び始めて・・・最近に至っては「John」って呼んでる

 

今回は・・・

その「John:純聖」について記そうと思う

 

 

純聖は・・・小学5年生の秋頃に、道場に入会してきた

当初は・・・ちょっとぽっちゃりして、メガネをかけて、メッチャ真面目そうに見えて・・・

ちょっと他の子より成長期が早かったんやろな?、口髭(鼻の下の部分)にうっすらと産毛が生えてて・・・

どっちかっていうたら・・・インドア派(本を読んだり、ゲームをしたり等)っていうイメージの方が合ってるような子で・・・

決して、「柔道」っていうタイプの子じゃあれへんかった

 

せやけど・・・

成長期を駆け抜けていくに伴って・・・ぽっちゃり体系が、だんだんとスリムになってきて・・・顔立ちも、ものごっつい端正やから・・・

街で会ったら・・・普通に、ちょっとイケメンの少年って感じになってきたかな?

その上・・学校の成績も、メチャメチャ優秀やしな!(^^)!

せやから・・・今も、決して、ゴツゴツした「柔道」タイプの子ではあれへんな

 

 

その純聖・・・俺の眼に狂いはなく(笑)、小中学校通して、大会っていう大会で悉く負けまくって・・・

正直・・・個人戦はもちろん、団体戦、また練習試合を含めても・・・勝った回数は、指折り数えれるくらいしかあれへんかった(^_^;)

 

今回の仙台市予選(彼にとって、最後の中総体)も、60kg級に出場したねんけど・・・

結局、初戦で敗退してもうて・・・彼の中学柔道は、この時期で幕を下ろすことになってもうた

(冬には、ライオンズ杯があるかも知れんけど・・・中学校から出場する、彼の大会は今回が最後やからね)

 

試合が終わって・・・観客席で見てた、俺のところに来て・・・

「今まで、ずっと1回戦で負けてきてたので・・・(最後くらい)1回戦は勝ちたかったんですけど・・・・・・・・ダメでした」

・・・・・って、純聖は泣いとった

 

 

俺・・・純聖は、すごい奴やと思ってる

誤解を恐れずに記したら・・・彼は「勝者」やとも思ってる

 

小学校5年生から、現実的には3年半・・・

「勝利」の女神に微笑んでもらうことが、ほとんどなかったっていうても過言やないくらいやのに・・・

そんな状況下で・・・「継続」してきたことを、ホンマに誇らしく思う(もちろん、彼にも「誇り」に思ってもらいたいと思ってるし)

 

「柔道」如何に拘らず・・・剣道でも、水泳でも、勉強でも・・・はたまた、ゲームでさえ・・・

3年半も、自分の思うような結果が出えへんかったとしたら・・・嫌になりよるで、普通!?

 

せやけど・・・奴は、「柔道」を続けてきた

中学校に進学する時・・・

「「嫌なら、続けなくてもいいんだよ」って諭したんですけど・・・」って、愛ちゃん(純聖のお母さん)から聞いた

せやけど・・・純聖は、「柔道」「北岡道場」を選んでくれて、「継続」してくれた

 

 

そんな、純聖自身・・・

練習を一生懸命取り組んでへんかった子なんか?っていうたら・・・それは、まったくもって違う

基本的に、真面目な子やから・・・練習も休むことはせえへんし・・・「柔道」には、真っ直ぐに向き合ってきたと、俺は思ってる

 

せやけど・・・

どんだけ頑張ったって・・・どんだけ一生懸命取り組んだって・・・

(誤解を恐れずに言うけど)どんくさい子っておるやんか?

※ちなみに・・・こんな先輩もおったねんで!(^^)!

おっさんの最後の中総体

 

せやねん!

この「おっさん」みたいに・・・純聖は、正直「どんくさい」ねん!

 

せやけど・・・その、どんくさい彼は、彼なりに・・・

練習でも、上級生に必死に立ち向かっていってたし・・・

下級生に投げられても、ガチャガチャにやられても、腐ることなく頑張っとった

時に、泣きながら・・・

時に、みんなに励まされながら・・・

 

きっと・・・そないして、頑張ってこれたのは・・・

道場の大切な『仲間』が、おってくれたからなんとちゃうんかなぁ~?って、俺は思ってる

 

 

特に・・・今の中学3年生は、個性豊かな連中がそろってる

称して・・・『おバカな5人組』(^^)

 

そんな、純聖はじめ・・・

 

普段は、おチョケまくってるけど・・・ケジメをつける部分は、ものごっついよく分かってる

ほんで、「柔道」に対しては、人一倍、一生懸命取り組む、県トップクラスの・・・・・『恭太』

 

その恭太に感化されながら、アホの代名詞みたいな男やけど・・・

道場に入会してから、柔道はもちろん、社会性、また己の気持ちさえも、己自身でどんどん成長を遂げてきた・・・『健之介』

 

道場に見学に来た時(小学校の時)、泣いてもうて、畳の上にさえ、よう上がってけえへんかったのに・・・

純聖と同じで、学力優秀、まったく柔道タイプじゃないけど、一生懸命頑張ってる(今回の仙台市予選では、3位に入賞した)・・・『元』

 

見た目は、かなり怖いし、超巨漢・・・多分、ブチ切れたら最恐・・・

そのくせ、面倒見が良くて、仲間(先輩・後輩・同級生関係なく)想いで、誰に対してでも、ものごっつい優しい・・・『清春』

 

『おかしな3人組』も、大好きやけど・・・

『追い出し会』 ~おかしな三人組~

この『おバカな5人組』も・・・俺にとっては、ものごっつい大切な息子たち!

 

 

そんな『仲間』に囲まれとったから・・・

ほんで、おまけに・・・

『北岡道場』は、試合の結果なんかは、道場内からの評価の対象には、まったく値せえへんっちゅうことも・・・

もしかしたら、彼らにとっては、居心地が良かったんかも知れへんし・・・

 

せやから・・・純聖も、他の連中も・・・

面白可笑しく、こうやって続けてこれてるんとちゃうんかなぁ~って、思うんよな

 

 

 

いずれにしても・・・

ここは、「終着点」ではあれへん!

果てしなく続く道のりの・・・単なる「通過点」にしか過ぎへんねん!

 

せやから・・・純聖!

ほんで、他の連中も!

うつむかんと・・・前を向いて、歩いていこう!

 

一歩ずつ、一歩ずつ・・・

1cmでも・・・1mmでも・・・

前に前に、進んでいこう!

 

歩みを止めたら、後退しかないねんから・・・

 

 

後輩たち諸君!!

君たちには・・・毎年毎年、素晴らしい「兄ちゃん」「姉ちゃん」がいてくれよるなぁ~?

どうか・・・そんな、素晴らしい先輩方を見習って・・・

君たちも・・・素晴らしい「兄ちゃん」「姉ちゃん」に成長してもらいたいと、心から願ってるよ

 

「継続」は力なり!

「継続」することは宝なり!

 ほんで・・・

「継続」とは「辛抱と努力」をすることなり!

 

 

元気出していこう!

READY! GO!!

 

前回記した、高校総体の宮城県予選を見に行った際の内容に・・・

ホンマは・・・

「『凌門塾』の佐々木先生と並んで観戦をしてきた(^^)」っちゅうことも記そうと考えててんけど・・・

 

https://blogs.yahoo.co.jp/shieikai_seikyoku/22114314.html

まんまと、先に佐々木先生のブログに記されとったもんやから・・・

ワンクッション置いて、今回記させてもらうことにした(^^)

 

 

佐々木先生とは、お互いに道場設立時期が同じくらいっていうこともあって・・・

立ち上げの時から11年、色々な部分で接点を持っていただいてる

 

先日も、俺が会場に到着した時には・・・もう、決勝トーナメント1回戦が終わっとって・・・

詩音(柴田高校) VS 凜杜(宮城農業高校)

・・・・・を、見逃してしもうてんけど・・・

 

ほんなら、それを・・・

「門下生対決」って内容で・・・佐々木先生が、わざわざメールで送ってくれて・・・

 

それを見た俺が・・・「先生! 会場内におるんですか?」って、電話をしたのがきっかけで・・・

図々しく、佐々木先生の隣に陣取って、いっしょに観戦したっちゅうことなんやけどね

 

余談やけど・・・

東日本大震災の時のこと

車のテレビで、「名取」に津波が押し寄せた映像を見た俺は・・・

佐々木先生に、何べんも何べんも電話を掛けた

その日も、次の日も、その次の日も・・・

 

結局、電話がつながったのは、3日後やってんけど・・・

「家族全員無事」ってことを聞いて・・・俺、電話口で泣いてもうたくらいやから・・・

それくらい・・・俺にとって佐々木先生は、大切な「同志」やと、俺は思ってる

 

 

以前(数年前)は・・・

お互いが企画した合同練習に参加し合ったり・・・出稽古に来てくださったり・・・も、したねんけど・・・

最近は・・・

いっしょに練習をさせてただくこと・・・また出稽古に来てくださることもなくなってもうた

 

おそらく、佐々木先生も俺と同じように・・・

「動く時は・・・極力、道場生全員で動きたい」っていうような感じのニュアンスを持ってらっしゃるんとちゃうんかな?って、俺は勝手に思ってるから・・・俺の方からも、無理強いして誘うことはせえへんようにしてる

 

せやけど・・・

今回なんかも当然やし・・・試合会場でお会いした時には・・・

いつもいつも、子供たちの「柔道談義」・・・いや・・・『教育談義』に、話が弾みまくるねんよな(笑)

 

 

佐々木先生は・・・

「斬られても斬られても下がる事なく、血だらけになりながら、前に前に向かっていく『侍』」って感じの人

※もちろん・・・これは、俺が個人的に感じてることやで(^_^;)

 

試合会場での振る舞いを見とったら・・・その姿勢を、悪い方に解釈されてもうて・・・

我が強くて・・・自分の生徒を、「今」勝たせるために、必死になってる先生のように感じてる方もおるかも知れへんけど・・・

それは・・・まったくもって違う

 

もちろん、先生の娘さん2人も・・・ご自身の道場で、ご指導なさって(上の方は、今年高校に進学された)るけど・・・

「柔道」に関しては・・・ホンマに、放ったらかしやと思う

 

失礼を承知で、書かせてもらうけど・・・

佐々木先生自身が、高校や大学でやってきた「柔道」の技術を、我が子(娘さん)たちに、徹底的に教え込んどったとしたら・・・

彼女たち(娘さんたち)は・・・もっともっと、「強い」はずやと思う

俺自身も・・・曲がりなりにも、大学や実業団で「柔道」をしてきたつもりでおるから・・・見たら、ある程度のことは分かる

 

もちろん・・・彼女たちだけやあれへんよ!?

佐々木先生の道場生たち、全員がそうやと思う

(※凌門塾の生徒さんたちに対しては、ものごっつい失礼なことを申し上げてるのは、重々承知してるし・・・

それを「強い」と表現するべきなんか?は・・・俺自身、よう分かれへんけど・・・

これを読んでいただいてる方に、最も分かりやすく説明するには・・・これが一番分かりやすい表現かな?って思って記してるっちゅうことだけは、何卒ご理解いただきたいと思う)

 

この場を借りて記させてもうたら・・・俺も同じやから、そない感じるんよ

ウチの次男坊(SO)や三男坊(YAMATO)も・・・俺が、もっと徹底して教え込んどったら、もっともっと「強い」はずやと思う

もちろん・・・それは、ウチの道場生たちも然りやしな

 

負け惜しみと取ってもらうか否かは自由やけど・・・

俺は・・・俺自身が、現役時代にやってきた・・・身に着けてきた・・・己自身で学んできたテクニック(もちろん、深い部分でのことやで)の・・・10%も、生徒達には教えてへんし、この先も教えようとは一切考えてへん

おそらく・・・佐々木先生も、これと同じような考えでいらっしゃるんとちゃうんかな?

それ(「今」現在の勝敗に関わること)以上に・・・伝えたい何か?が、「信念」があるんやろう?・・・きっと

 

せやから・・・

ウチの道場生たちも、凌門塾の生徒さんたちも・・・

ある意味・・・『今』は、「強く」なくて、当たり前やねんよな(^_^;)

 

 

せやけど・・・その反面・・・

あんなに、生徒のことを最優先に考えてる先生は、ホンマに珍しいと思うよ

話をしとったら・・・

「この人、ホンマに生徒のこと(将来を含め)を、真剣に一生懸命に考えていらっしゃるなぁ~」って、感じることが多々あるからね

俺自身、考えさせられることが、ホンマにぎょうさんある

 

 

先日・・・この場で・・・

『『金メダル』よりも大切なもの』

『金メダル』より大切なもの

そないな題名で、いろいろと記したけど・・・

 

なんで、あんなこと書いたんか?っていうたら・・・

俺には・・・「人生を支えてくれた『師匠』」が存在したからなんよな

その方からしたら・・・俺は、大勢おる教え子の中の、単なる「いち生徒」やったに過ぎへんねやろうけど・・・

せやけど・・・俺にとったら、紛れもなく、たった一人の『人生の師匠』やった

 

おそらく・・・佐々木先生にも、『人生の師匠』が、いらっしゃったんやろう?

(なんとなくやけど・・・俺と同じ「におい」がするから、俺は勝手にそない思ってる(^_^;))

せやから・・・あないな考えを、お持ちなんやと思うよ

 

 

だからって言うて・・・佐々木先生も俺も・・・

教え子の『人生の師匠』になりたいがために・・・生徒たちに接してたり、恩着せがましく教育に携わってたりしてる訳では、決してないねんで

 

『導いてくれる人』の大切さを、身を以て知ってるからこそ・・・

出会ってしまった以上、出会う前には戻られへん「彼ら(教え子たち)」に・・・

ほんの1%でもええから・・・

俺らが感じた、大切なことを感じてもらいたい!

ただ・・・それだけの「想い」なんよな?

 

せやけど、それを・・・不器用にしか、伝えることができへんのよね・・・困ったことに、これが(^_^;)

 

 

時が経って・・・そんな彼らが大人になり・・・

いろんな壁にぶち当たって、俺らが伝えようとしてることの意味を理解した時に、初めて・・・

「『侍』の存在」の大切さが・・・分かるかも知れへんね?

 

 

 

佐々木先生はじめ、奥様、また凌門塾の塾生、およびご父兄の皆様方

大変、失礼なことを記しましたこと、重ね重ねお詫び申し上げます

どうか、ご容赦いただければ幸いです

そして、また・・・

今後とも、ご指導のほど、どうぞよろしくお願い申し上げます

 

 

元気出していこう!

READY! GO!!

 

 

6月2日(土)~4日(月)の3日間・・・石巻市総合体育館に於いて、「全国高校総体 宮城県予選」が開催された

北岡道場の卒業生の出場は・・・

柴田高校3年・・・「滉太」

柴田高校2年・・・「詩音」

宮城農業高校1年・・・「凜杜」

以上の3名やった

柴田高校1年の「恭佑」と「海士」は・・・今回は、応援のみ

 

 

結果は・・・

柴田高校の団体戦のメンバーに選んでもらっとった「滉太」と「詩音」が・・・

見事・・・団体戦『優勝』を果たした

 

俺は・・・2日目、団体戦の決勝トーナメントのみ、応援しに行ったねんけど・・・

俺の目の前で・・・「その時」は訪れた

 

居ても立ってもおられへんかった俺は・・・

観客席から、階段を駆け下りて・・・会場におる、「滉太」と「詩音」を抱きしめた(って言うより・・・完全に俺よりもデカい、あいつらにしがみついた)

嬉しくて嬉しくて・・・涙が止まれへんかった

 

 

「滉太」は・・・小学校中学校時代、「これ」という成績は残してへん

強いて言うたなら・・・仙台市のスポーツ少年団の学年別の個人戦を3連覇したことが、唯一の戦績かな?

たまごっち(^^)

 

「詩音」も・・・中学3年生の時に、個人戦で東北大会に出場させてもらったけど・・・

決して、努力をして勝ち取ったっていう代物ではなく・・・「たまたま勝った」っていうレベルやった(^_^;)

『漢』の「追い出し会」

 

そんな・・・箸にも棒にもかからへんかった・・・

そんな彼らが・・・高校柔道っていう、「己自身の気持ち」で戦わなアカン、大切な時期の『金メダル』をぶら下げてくれた

 

誇らしかった!

ものごっつい、誇らしかった!

北岡道場に在籍してる時に、勝ってもらうことより・・・

何倍も、何十倍も、嬉しかったよ!(^^)!

 

俺の元を巣立った後・・・

素晴らしい指導者(柴田高校監督)に巡り合って・・・

大切な仲間(先輩、同級生、後輩)に巡り合って・・・

最高の舞台での・・・『金メダル』奪取

 

そんな彼らに、俺は言うた・・・

「小学校、中学校時代に、メダルをぶら下げたことがなかったけど・・・一番大事な時に、メダルをぶら下げることができたな?

それは・・・お前らが、仲間と歩んできた「努力」の証や!

その「努力」の証を・・・この先の人生も、絶対に忘れたらアカンぞ!」って

 

 

 

 

子供達は、皆それぞれ・・・各道場で、少年柔道時代を過ごしてきたことやと思うけど・・・

 

その間に・・・

他道場の監督同士間の、小競り合い

父兄同士間での、しょうもない水面下での争い

そんなもんを、見てきた子もおるんやないやろうか?

 

また、同じ道場内でさえ・・・

「監督のやり方が気に入らへん」だの、「先生の考えにはついていかれへん」だの・・・

同じ穴の狢同士、徒党を組んでは・・・お世話になってる(なってた)はずの道場や先生やコーチへの誹謗中傷を、この上なく吐き出して・・・

挙句の果てには、道場を移籍するまでに至る

 

どないなっとんねんな? 一体!

 

俺は・・・そんな、大人同士の小競り合い・・・そんな、大人の醜い姿勢を・・・絶対に、子供たちに見せるべきではないと思うねん!

 

 

子供の頃、強豪道場に在籍しとった子も・・・

ウチみたいに、「ええ加減な」道場に在籍しとった子も・・・

小中学校の頃、上位入賞をしとった子も・・・

ウチの道場の子達みたいに、箸にも棒にもかかれへんかった子も・・・

同じ高校に進学して・・・同じ志を持った瞬間に・・・こうやって、『仲間』になりよんねんから・・・

それやったら・・・その時に、子供の心の中は真っ白な方がええやんか!?

 

今回・・・「滉太」と「詩音」は、優勝したけど・・・

仮に、優勝してへんかったとしても・・・

ほんで、優勝できへんかった、他の学校のチームの子達も・・・

同じ志を持って、仲間と共に戦った(過ごした)、この時間は・・・

きっと、この先の人生で・・・限りなく生きてくる時が来ると思う

 

せやからこそ・・・

純粋無垢な状態で、次のステージに送り出してやれるよう・・・

大人は、表にしゃしゃり出ず・・・「脇役」に徹するべきじゃないんかな?って、俺は思うんよ

 

 

ほんで・・・もっともっと、大事なこと!

せっかく、素晴らしい指導者に巡り合ったとしても・・・「心ここに有らず」やったら、決して素晴らしい「結果」は生まれへんと思うよ

もちろん、その「結果」っちゅうのは、上位入賞することだけではあれへんで!

その指導者のことを・・・子供も親も、心の底から信頼してこそ、『その先』があるんやと俺は思う

 

道場在籍時であっても、高校在学時であっても・・・

親御さん自体が、右往左往したり・・・

先生に対する「不信感」を抱いてみたり・・・

先生の批判を、子供の前や多方面で吐き出してみたり・・・

挙句の果てには、道場移籍、柔道部退部、高校中退・・・

 

そんなことに・・・何の意味があんねんなっ!?

 

そんなくだらんことに、力を注ぐ前に・・・

「己が選んだ道」「己が信じた道」っちゅうもんを、子供にちゃんと言い聞かせて・・・

その道を、真っ直ぐに歩かせてやることの方が、ものごっつい大事なんとちゃうんかな?

(※もちろん、道場や高校の先生自体が・・・己自身の「利欲」や「感情」を、最優先にした指導・教育をしてへんことが大前提なんやけどね)

 

だって、子供たちは・・・

「柔道」を通じて、普通じゃ経験できへんような、素晴らしいことを経験するんやろう?

「柔道」を通じて、普通じゃ学ばれへんような、大切なことを学べるんやろう?

 

ほんなら・・・その過程の中で・・・

師匠に不信感を抱かせてみたり・・・途中で辞めさせたり・・・途中でケツまくらせたり・・・・・

そんなことを、親や指導者が、子供たちに身を以て教える必要はあれへんのんとちゃうんかな?

 

 

要するに・・・

子供は・・・親や指導者の「言うこと」は聞きよれへんねん!

子供は・・・親や指導者の「やったこと」しかせえへんねんから!

 

せやから・・・

高校に進学してまで・・・社会に出てまで・・・

要は、ええ「大人」になってまで・・・

「ああでもない! こうでもない!」って、思い通りになれへんことから、ケツをまくる子が出てきよるんやろうし・・・

おまけに、親も親で・・・そんな子供に対して、必要以上に過保護になり過ぎるんとちゃうんかな?って、俺は思うんよ

 

 

ほんで、また逆に・・・

俺ら道場(すべてのスポーツの少年団体)の運営者側(監督・コーチ)も同じ

 

他道場の先生自身や、他道場の方針を批判してみたり・・・

子供の試合結果に対して、くだらん小競り合いをしてみたり・・・

自分(監督やコーチ自身)の子供のことを、最優先に考えた指導(練習・遠征・合同練習等)をしてみたり・・・

次の指導者にバトンタッチしてる(あずけた)にもかかわらず、いつまで経っても「自分の教え子」気取りでおってみたり・・・

 

そんなことを・・・

今は、それぞれ各道場に在籍してるかも知れへんけど・・・

いずれ高校に進学した時に『仲間』になるであろう、純粋無垢な子供達に見せたり感じさせたりしたらアカンのよ!

 

もういっぺん(自分自身にも言い聞かすつもりで)記すけど・・・

俺ら大人は・・・あくまで、「脇役」

「如何なる場面でも・・・「主役」になるべく、しゃしゃり出てくる必要はない!!」

・・・・・っちゅうこと!

 

 

いずれにしても・・・

そんなことをしとる間は・・・

また、親自身が「子離れ」ができへん間は・・・

子供たち自身は・・・

ホンマの『師匠』

ホンマの『仲間』

・・・には、巡り合われへんと思うよ

 

ほんで・・・

ホンマの『金メダル』(金メダルより大切なもの)を、胸にぶら下げることはできへんのんとちゃうんかな?って、俺はそない思う

 

もちろん、これは・・・

いつもの如く・・・俺の「個人的な考え」っちゅうことだけは、重々理解していただきたいねんで

 

 

 

 

いずれにしても・・・

滉太!

詩音!

優勝 おめでとう!

 

ほんで・・・

凜杜!

(ちなみに、宮城農業高校の大将やった凜杜は・・・団体戦決勝トーナメント1回戦、詩音と真っ向勝負して散ってもうた(^^;))

恭佑!

海士!

お前らには・・・これから先に、期待してるよ!(^^)

 

 

 

 

最後になりましたが・・・

柴田高校監督、狩野先生!

大きな舞台で、こんなに素晴らしい結果に導いてくださいましたこと、心より御礼申し上げます!

ありがとうございました!

 

 

元気出していこう!

READY! GO!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

道場生の「寂しさ」に、気付いてやれてなかったことを知った時

道場生の「抱えてるもの」を、軽くしてやれてなかったことに気付いた時

道場生の「本心」を、受け止めてやれてなかったことに気付いた時

 

ホンマに・・・落ち込む

情けなくて・・・情けなくて・・・涙が溢れ出てくるよ

 

俺は、一体・・・何をやっとったねんっ!?

俺は、一体・・・何のために存在しとんねんっ!?

 

 

偉そうに・・・「教育!」「子育て!」「仲間!」「柔道!」「親父!」etc・・・

そないなことを言うて・・・すべてを悟ってるかのような「教育者」気取りで、彼らと接してるくせに・・・

 

「彼らの『心』の隙間を、埋めてやることができへんのやったら・・・先生なんか、辞めてしまえっ! 北岡っ!」

 

もう一人の俺に・・・蔑んだ目で、そない言われてるような気がしたよ

 

 

 

子供っちゅうのは・・・

大人が思ってる以上に、大人に対して気を遣ってる

大人が思ってる以上に、感情を表には出しよれへん

大人が思ってる以上に、自分の想いを心の中に閉じ込めてる

 

それを・・・分かっとったつもりやったのに・・・

気付いてやれてへんかった

 

己の眼に映るものだけを信じて・・・

彼らが背中に背負い込んでるものを、見ようとせえへんかった

 

 

浅はかやった

 

不覚やった

 

せやから・・・

一生懸命・・・考えたよ

ものごっつい・・・反省もした

 

考えたからって・・・反省したからって・・・

掻い摘んで、「これ!」っちゅうことは、してやられへんねんけど・・・

 

でも・・・

「今以上に、もっともっと彼らに寄り添ってやりたい!」

ただただ・・・そない思った

 

 

 

俺と共に時間を過ごすことで・・・

彼らの心の隙間を、1cmでも埋めてもらえるんやったら・・・

柔道を続けさせてやることで・・・

彼らの心の中を、1gでも軽くしてもらえるんやったら・・・

『北岡道場』、ほんで俺自身が・・・彼らにとって、ここに存在してる意味も出てきよる

 

 

俺は・・・ここ(北岡道場)におるから・・・

元気でおる限り・・・ここ(北岡道場)におるから・・・

 

せやから・・・

いっしょに、笑って・・・

いっしょに、泣いて・・・

いっしょに、戦おうやないけっ!

 

なっ!?

息子・・・娘・・・達!!

 

 

元気出していこう!

READY! GO!!

 

 

 

 

先日・・・こんな話を耳にした

 

ある団体スポーツの少年団体・・・

練習量は、半端なもんやないし・・・監督、コーチの熱のこもった指導も、これまた半端やない・・・

おまけに、先輩後輩の関係性も、俺らの高校時代を思い起こさせるくらい、ものごっついハード・・・(ちなみに・・・その上下関係が、学年に応じて、ご父兄同士の関係性にも影響を及ぼしてるっちゅうのには、結構驚いたけど・・・(^_^;))

 

 

また・・・

ハードな練習によって、鍛えられた「フィジカル」・・・

日々、あらゆる角度から、創り上げられた「メンタル」・・・

多くの練習量から得た「スキル」・・・

それらを駆使して・・・どんな大会であれ、監督、コーチは、当然のように上位まで上り詰めるつもりでいらっしゃる

 

それでも・・・「勝負」事である以上、「敗北」を喫する時も、もちろんある

 

せやけど・・・

その「敗北」を喫した時、監督やコーチ陣は・・・

敗退した選手の心の傷に、塩を塗り込むが如く・・・子供たちを攻め立てたと聞いた

時には、罵声・・・時には、怒号・・・時には、蔑んだ言葉で・・・

敗戦を喫して・・・一番悔しい想いをしてる、子供達に対して・・・

 

もちろん・・・『今』現在の「勝った」「負けた」を基本ベースに、将来につながる「糧」を得るべく、子供たちを叱咤してらっしゃることなんやろうから・・・

決して、それが悪いことやなんて言うつもりで、ピックアップしてる訳ではあれへんことは、ご理解いただきたい

それに、俺は・・・その場におった訳ではあれへんし・・・常々、練習を見させていただいてる訳でもあれへんから・・・「良い」か?「悪い」か?なんて、一概には言われへん

 

せやけど・・・

内容を聞く限りでは・・・俺の考え(教育方針)とは、違ってたし・・・

もしかしたら・・・その叱咤には、監督やコーチの現時点での「感情」や「利欲」が乗っかってたんかな?っていう印象も受けたから・・・俺の考え方を記すためにも、あえて記させていただいた

せやから・・・その方々の心の中の本心までは、当然、俺には分かれへん

 

 

 

 

ちなみに・・・俺自身は?っていうたら・・・

基本的に・・・今日、明日の「勝った」「負けた」「頑張った」「頑張ってへん」なんてことに対しては・・・まったくと言うていいほど、重要性を感じてへん

 

そんなことより・・・

「勝った」ことから、学ぶこと

「負けた」ことから、学ぶこと

「頑張った」ことから、学ぶこと

「頑張れへんかった」ことから、学ぶこと

 

彼らの身の回りに起こることは・・・すべて、「必然」であって・・・

そのすべての「必然」から、将来に向けて学ぶことっちゅうもんの方が、いっぱいあると思ってる

 

ほんで、その学んだことを「糧」に、将来にどのようにつなげていくんか?っていうのが・・・自己責任であり・・・己自身のプライドであり・・・己自身の「進化」なんとちゃうんかな?って、俺は思ってる

 

せやから・・・

「負けた」こと、「頑張ってへん」ことに対して、蔑んだ言葉を投げるよりは・・・

現時点で起こり得てる物事が、何故「必然」であったのか?を理解してもらうべく説明して・・・

その上で、「子供たち自身の「感受性」を、どないな形で揺さぶったったらええんやろう?」っちゅうことを・・・俺やったら考える

 

 

 

もし・・・今、「北岡道場」っていう「教育」の現場の中で・・・

俺(監督)自身が、「感情」や「利欲」を乗っけた罵声や怒号、冷めた言葉で、子供たちの「敗北」を蔑んだとしよう

そないすることでも・・・中には、「負けた」ことを、自分自身で振り返って・・・「もっと、頑張らなければ!」って、考えを持ってくれる子もおるかも知れへん

 

せやけど・・・大半の子達は、「負けたことに対して、怒られた」っちゅうことだけが、心の中の大きなパーセンテージを占めてしまうんとちゃうんかな?って、俺は思うねん

だって・・・あいつら、純粋無垢な『子供』やねんから

 

せやけど・・・今は、子供やけど・・・

彼らも、当然、大人になっていきよる

大人になって、(その扱われ方が)点と点が線で結ばれた時・・・彼らは、どない感じるんやろう?ってことまで・・・哀しいかな?俺は、考えてしまう

だからこそ・・・足元だけを見てる、「教育」という名ばかりのもんは、子供らに与えてはいかんのんとちゃうんかな?って、俺は思うんよな

 

それに・・・

そんな環境の中に浸かってる、子供たちの中からは・・・

自分より、できへん後輩をいびったり・・・自分より、行動の遅い後輩を蔑んだり・・・

そんなことをする子も、出てきてしまうんやないんかな?

 

おまけに・・・人間って、そんなに完璧にできてへんから・・・

自分自身を見つめ直すことよりも、「他人のせい」にしてまうことが、限りなく増えてきてしまうんとちゃうんかな?

 

大人でかって、そうなんやから・・・

いや・・・もしかしたら・・・

そないな環境に浸かってきた者が・・・大人になっても、物事を「他人のせい」にしてしまう傾向があるんかも知れへんよな?

 

もちろん、これらすべては・・・俺が勝手に感じてることやから、「また、オッサンの戯言か!?」くらいに思っていただき・・・どうか、誤解はせんといてほしいと思う(^_^;)

 

 

 

足れへんかった部分(例えば、一生懸命踏ん張って、練習をせなアカン時に、ええ加減にやっとった等)を・・・本人に自覚を持ってもらうために、叱咤せなアカン場面は、絶対にあるよ

もちろん・・・それは、彼らの(柔道だけに限ることなくすべての面において、「将来」を見据えての話が前提やと、俺は考えてる

 

せやけど・・・もし、そこに・・・監督(俺)の、今だけの「感情」や「利欲」が乗っかっとったとしたら???

俺は・・・アカンと思うねんよな

 

 

家庭教育でも・・・学校教育でも・・・また、スポーツ少年団での教育でも・・・みんな同じ!

親の「感情」・・・

先生の「感情」・・・

監督の「感情」・・・

そんなもんが乗っかって、子供にヤイヤイ言うてるのは・・・『教育』ではないような気がすんねん!?

 

それらは・・・見てくれは、子供のために叱ってるように見えるけど・・・

俺は・・・ただ単に、親や先生や監督が、自分の思い通りになれへんことが歯痒くて、子供に対して「感情」を吐き出してるだけのこと(自分(親・先生等)のため)に過ぎへんような気がすんねんよな?

 

 

たとえば・・・

家では、お母さんが子供と接することが一番多いんやろうけど・・・

 

「なんで、宿題してないの!?」

「なんで、早くに給食セット出さないの!?」

「いつまで起きてるの!?」

「なんで、脱いだら脱ぎっぱなしなの!?」

「遊びに行くのは、宿題が終わってから!!」

「高校に行けなかったら、どうするの?」等々・・・

 

自分の都合(感情)や、自分の安心感(利欲)を優先的に考えて、吐き出してる言葉があったとしたら・・・

そらぁ、具合悪いんとっちゃうんかな?って、俺は思うねん

 

「給食セットが出てへんかったら、二度手間になるやんかっ!?」

「宿題(勉強)をやれへんかったら、いい高校に行かれへんやろ!?」

・・・・・って感じでね?

 

給食セットを出してへんくて、汚いままやったってことに気付いたら・・・給食食う前に、洗いに行くって!

宿題を忘れて、みんなの前で恥をかいたり、自分だけが遅れ始めてきたら・・・最低限のことは、やるようになるって!

夜更かしして、次の日、しんどい思いをしたら・・・早く寝るようになるって!

脱いだら脱ぎっぱなしの服も・・・一人暮らしして、彼女でも家に招こうもんなら、きれいにしよるって!

だって、自分の身に振りかかってくることなんやから!

 

ほんで、極論を言うたら・・・

勉強せえへんくて、高校受験に失敗したとしたら・・・それは、そいつ自身が悪いんやん!?

 

その失敗を、「必然」として受け止めて・・・

翌年、真剣に己自身と向き合って、再チャレンジするんか?

それとも、そのまま諦めて、腐って、己自身に唾を吐いて、この先の人生を歩んでいくんか?

それは・・・そいつ次第や!

 

もちろん、そんな失敗は・・・人生において、まったく「遠回り」なんかではあれへんし・・・人生、何が起こるか?分かれへんねんから・・・

 

仮に、そないなったとしても・・・

それまでの「人間形成」をする時期に、前者になってもらえるべく、子供を教育しておいてやったら、何ら問題はあれへんのんとっちゃうんかな?って、俺は思う

 

逆に、それさえ教育しておいてやってたら・・・

どんな場面でも・・・己の「自己責任」で、物事を処理していく子になってくれるんとちゃうんかな?ってさえ思うよ

 

 

せやから・・・

もし・・・そんなこんなも含めて、親御さん自身の「感情」や「利欲」が乗っかっとったとしたら・・・子供には、きっと伝わってしまう

子供は・・・大人が思ってる以上に、そんなことには敏感やし・・・大人が思ってる以上に、大人に対して気を遣ってるもんやからね

ちっちゃい間は、従うかも知れへんけど・・・

学年が上がるにつれて、俗にいう「反抗」っちゅうもんが、あからさまに出てきよるで・・・きっと(^_^;)

 

 

だからこそ、俺は・・・

我が子に限らず、道場生を叱る時でも・・・

「感情」や「利欲」を乗っけることなく・・・

『如何に、怒ってる『演技』に徹することができるんか?』

・・・っちゅうことを、常々心掛けるようにしてる

 

「寝とんかっ!? ボケッ! 起こしたろかっ!?」

「何さらしとんねんっ! アホちゃうか!?」

基本的に、関西弁やから・・・そんな、暴言とも取れるような言葉も、しょっちゅう発してるけど・・・

せやけど、実は・・・心の中は、いたって「冷静」

どっちかっていうたら・・・心の中では、「みんな、ビビっとる!ビビっとる!(笑)」って、笑ってることさえ多々あるくらいや(^^)

 

せやから・・・

その場面が終わったら・・・すぐにでも、普通に子供たちと接することができる

子供達も子供達で・・・それが分かってるから、限りなく「空気を読む」ようになってきよるし・・・

相乗効果としては、ええこととちゃうんかな?って、俺は感じてるよ

 

 

そない、偉そうに記してる俺も・・・

それは・・・それは・・・情けないくらい、己自身の「感情」とか「利欲」を子供の背中に背負い込ませとった時期があったねんで

「子供のため! 子供のため!」っていう大義名分を、思う存分振りかざしてな(^_^;)

 

だからこそ・・・この歳になった今、客観的に(見えんでもええことまで(笑))見えることがぎょうさんあんのよ?

 

 

 

『教育』とは・・・読んで字の如く!

『教え育てること!』

 

ほんで・・・俺の考えを、付け加えるとするならば・・・

「信じて」「待って」「許して」やること!

 

 

「家庭教育」「学校教育」「道場教育」etc・・・

「親」であっても、「先生」であっても、「道場長」であっても・・・

「教育」する立場にある者にとって・・・「感情」や「利欲」は、限りなくタブーなんやと俺は思う

 

 

「我が子が、自分の思い通りになれへんな?」

「生徒が、いい方向に進んでいかへんな?」

「大人になった我が子や生徒たちが、(違う意味で)自分から離れていってるな?」って・・・

そないなことを感じることがあるとするならば・・・

 

それは、もしかしたら・・・

その「タブー」を、犯してるんかも知れへんよな?(笑)

 

 

元気出していこう!

READY! GO!!

 

 

 

 

ぱさぱさに乾いてゆく心を

ひとのせいにはするな

みずから水やりを怠っておいて

 

気難しくなってきたのを

友人のせいにはするな

しなやかさを失ったのはどちらなのか

 

苛立つのを

近親のせいにはするな

なにもかも下手だったのはわたくし

 

初心消えかかるのを

暮らしのせいにはするな

そもそもが ひよわな志しにすぎなかった

 

駄目なことの一切を

時代のせいにはするな

わずかに光る尊厳の放棄

 

自分の感受性くらい

自分で守れ

ばかものよ

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

『茨木 のり子』さんの詩

ええ詩やでなぁ(^^)

4月22日(日)・・・『北岡道場ピクニック』と称して、加瀬沼公園で大いに遊んできた

 

メインは・・・子供たちに、「道場の仲間たちと、思いっきり遊んでもらいたい!」っちゅうことからの企画やってんけど・・・

その企画途中に・・・新しい仲間(3家族)も増えたもんやから・・・

新しい仲間(ご父兄たち)との「懇親会」も兼ねてちゅうことにして・・・子供も大人も、なんやかんやで、ぎょうさん集まってくれとったわ

 

 

基本的に・・・北岡道場(っちゅうより、まぁ俺やな(^^)  俺は、あんまり「決まり」を作るのが好きな方やないから・・・)には、「決まり」とか「強制」は一切あれへんから・・・

子供も大人も・・・あくまで「自由参加」(もちろん・・・「自由解散」やしな!(^^)!)

 

集合時間も、マチマチやし・・・

俺は・・・管理事務所に申請しに行かなアカンっちゅうこともあって、また場所取りもあって・・・一応、AM8:00頃には現地に行ってたけど・・・

 

AM9:00にくる子(ご父兄)もおれば・・・AM11:00にくる子(ご父兄)もおるし・・・

昼に帰る子(ご父兄)もおれば・・・全員が解散するまで遊んでる子(ご父兄)もおるし・・・

子供だけ送り迎えする家庭もあれば・・・子供は来えへんのに、親だけ参加の家庭もあるし(^_^;)・・・

なんやかんやで・・・出たり入ったりはあったけど、大方80人ほどが集まったみたいやな?!(^^)!

 

 

せやけど・・・

子供たちは、メッチャ楽しそうやったなぁ~(^^)

 

走りまくって・・・大汗かいて・・・弁当食って・・・ジュース飲んで・・・お菓子食って・・・遊んで・・・・・

いずれにしても・・・彼らが通ってるであろう、小学校とか中学校っちゅうコミュニティーとは、明らかに何かが違うんやろな?

 

下は・・・年中さんから、上は中学3年生まで・・・

おまけに・・・もう、終わりかけやったけど、凜杜先輩(高1)も顔を出してくれて・・・

そんな子達が、ごちゃ混ぜになって遊ぶなんちゅうのは・・・ホンマに、ええことやと思う

 

俺らの子供の頃は・・・近所の子供らが集まって、6年生のガキ大将が取りまとめてくれて、学年関係なしに、よう遊んだもんやけど・・・

最近は・・・そんな光景を、ほとんど見いへんようになったもんなぁ~?(^^;)

 

 

俺・・・個人的に、勝手に思ってるねんけど・・・

学校のクラスの中であったり(まぁ、学校生活やな)・・・

道場での柔道の練習時間であったり・・・

塾っていうコミュニティーであったり・・・

家庭内での生活であったり・・・

親子関係であったり・・・

それら、目に見える「決まり事」がある中での生活っちゅうのは・・・当然、大事なことやと思うんやけど・・・

 

それ以上に・・・友達同士、仲間同士で「遊ぶ」っちゅうことの方が・・・

生きていく上での「人との接し方」「人との付き合い方」等・・・目には見えへん「暗黙のルール」を学ぶっていう部分では、ものごっつい大事なような気がすんねんよな!?

 

 

友達同士で「遊ぶ」って・・・一見、なんの「決まり事」もなくて、自由に見えるけど・・・

「暗黙のルール(境界線)」っちゅうもんが、絶対に存在するやん!?

 

それって、実は・・・

全員一律の「決まり事」がある中で過ごすことより、格段に難しいことやと俺は思うんよ

 

もちろん、その「ルール」って、大人になっても存在することやし・・・

せやからこそ、やっぱり子供のうちにその「ルール」を学んでへんかったら・・・大人になっても、苦労するんとちゃうやろか?(^_^;)

現に・・・大人でも、自分勝手で、その「ルール」から逸脱してる人も結構おるもんね?

 

 

ある意味で、「大人」になり切れてへんであろう、俺が言うのもなんやけど・・・

「子供」って・・・実は、メッチャ、シビアやんか?

 

いっしょに、楽しく遊んでる中・・・一人だけ、違った行動を取っとったら、「んっ?」ってなるやろうし・・・

いっしょに、楽しく遊んでる中・・・思い通りになれへんからっちゅうて、ブー垂れとったら、「なんや?こいつ!」ってなるやろうし・・・

いっしょに、楽しく遊んでる中・・・一人、メソメソ泣いとったら、「こいつとは、いっしょに遊ばれへんな!?」って思われるやろうし・・・

 

 

結局は・・・人生(人間が歩んでいく道筋)なんか・・・すべてが、その延長線上やねんから・・・

その中で、「ルール」を理解してへんかったら・・・完全に、孤立してまうやんか?

 

せやから・・・それは「家庭教育」でも、気を付けていかなアカン部分なんとちゃうかな?って、俺は個人的には、そない思ってる

要するに・・・「家庭」っていう、子供たちにとって、一番小さな社会で「許されてること」は・・・

次の社会でも、当然、それがまかり通るもんやと思って、当たり前にその行動を取るんとちゃうんかな?ってこと

 

 

たとえば、人間であったって・・・

サルに育てられたら・・・サルみたいな行動を取るやろうし・・・

オオカミに育てられたら・・・言葉なんか、しゃべれるはずがあれへん

 

それらは・・・メッチャ、大袈裟な例え話やけど・・・

せやけど・・・結局は、そうやと思うねんよな?

 

せやから・・・

俺ら(親)は・・・まず、「家庭教育」の中で、そのラインを逸脱せえへんように・・・

試行錯誤しながら、子供らに伝えるべきなんやで

(もちろん、俺は・・・あいつら(道場生)の「親父」として・・・「柔道」以外の大切な部分を、普段から口うるさく伝えまくってるけどな(^_^;))

 

その・・・各家庭の考え・・・各家庭の振り幅・・・各家庭のルール・・・

云わば・・・

それら、いろんな各家庭の中で育てられてきた、まったく違う人種同士が集まって遊び始めると・・・

そこには・・・「暗黙のルール(ライン)」が存在し始める

 

そのラインこそ・・・おそらく、世間一般でいう「境界線」なんやと、俺は思ってる

 

そのラインを逸脱する者は・・・

当然、この次、またその次の「社会」でも・・・要領良く生きていくことは、限りなく困難を極めるんとちゃうんかな?

 

 

せやからこそ・・・

教科書からじゃ、学ばれへん!

柔道からでも、学ばれへん!

 

「勉強」「柔道」「サッカー」etcって・・・

目先のことに躍起になってしまうと、一見、必要なさそうに思ってしまいがちやけど・・・

「三つ子の魂百まで」っていうくらいやから・・・子供の頃に、「暗黙のルール」を十二分に学んでもらえるよう・・・

そこは、あえて「遊び(仲間)」の中に放り込んでやることも・・・実は、メッチャ大事なことなんとちゃうんかな?って、俺は思うねんよな

 

昔は・・・学校の仲間同士、学校内外如何に拘らず、みんな集まって遊んでたから・・・

そんなことは黙ってても学べたような気がするけど・・・

今の時代は・・・俺らが育ってきた時代とは、世の中の風潮(学校教育、余暇時間の過ごし方、その他諸々)が、ちょっと違ってきてるからなぁ~?

 

余談やけど・・

そんな世の中の風潮の変化を、俺自身が切実に感じたからこそ・・・

ウチ(北岡家)の子供たちは・・・あえて、そんな「環境」に、限りなく放り込んできたし、今も放り込んでる

 

「友達を、大事にせえ!」

「何よりも、仲間を大切にせえ!」

「時には、家族との約束よりも、友達との時間を優先せえ!」

そんな類の言葉は・・・普段から、嫌っちゅうくらい、あいつらに伝えてるし・・・

 

せやからやろなぁ?

特に、REN(長男)なんかは・・・確かに、勉強はできへんかった(学校の成績は悪かった)けど・・・

小中高はもちろん、ほんで、また大学生になった今現在も・・・

どこにいっても、たくさんの仲間に囲まれながら、「素晴らしい」学生生活を送ってるな?って、羨ましく思うことさえあるよ

 

もちろん・・・それが、正しいんか?間違ってるんか?は、個々の考えがあるから・・・一概に、決めることはできへんけど・・・

せやけど、少なくとも俺自身のことを言うたら・・・

今現在(47歳になった今)もつながってる、大切な「仲間」がいてくれたことが、限りなく己の人生を左右してきたと思ってるし・・・

やっぱり、心から奴ら(仲間:親友たち)に感謝もしてる

 

 

せやから・・・ちゅう訳やないけど・・・

やっぱり、個人的には・・・常々、そんな「環境」を、道場生たちにも限りなく与えてやりたいなって考えるよな?

だから・・・また、こんな企画を考案していきたいなって思うよ!

 

 

いずれにしても・・・

「柔道」も大事!

「試合」も大事!

もちろん、「勉強」も「ゲーム」も大事!

 

せやけど、やっぱり・・・

いつの時代も・・・『仲間』が、メッチャ大事!!

 

いつものことやろうやけど・・・

俺の考えを、貫き通したような内容になってもうてることについては・・・

「また、北岡の戯言か!?」って思っていただき・・・どうか、勘弁してほしい(^_^;)

 

 

 

もうすぐ・・・ゴールデンウィーク!

「北岡道場」は・・・遠征、合同練習どころか、普段の練習も完全休暇(^^)

仲間、家族、彼氏、彼女と・・・思う存分遊んできたらええねん!

ほんで、また・・・

「柔道」をする時は、一生懸命「柔道」をしようやないかっ!?

 

 

元気出していこう!

READY! GO!!

 

 

 

 

『北岡道場』を設立して・・・今年で、12年目になる

 

道場を設立する前は・・・

長女:悠葉先生(22歳)、長男:REN(20歳)が・・・それぞれ、小学校2年生、年長さんの時から、某道場にお世話になっとって・・・

俺自身も、道場設立のための勉強をさせていただいとった

せやから・・・俺自身、少年柔道の世界に足を踏み入れてから・・・約15年になる

 

 

約15年が経過して・・・最近、俺が率直に感じてることを記そうと思う

 

 

最近の子達を、当時の子達と比べてみたら・・・体の成長度合いが、ものごっつい早いなぁ~って感じる

たとえば・・・

長男:RENが、中学1年生の当時(今から、約8年前)と比べてみたら・・・

今の中学1年生の子達の方が、全体的に体もデカいし、第二次成長期を迎えてるであろう子が、ぎょうさんおるように思う

ホンマに成長期を迎える段階が早いなぁ~って感じるよ

 

せやけど、その反面・・・

同じ学年であったとしても・・・その成長の早い子(早くに、第二次性徴を迎えた子)と、まだ子供の体のままの子が、試合で対戦するのを見てると・・・「危ないなぁ~?」って感じることも、個人的には、ここ最近は少なくないような気がするねん

 

ウチの次男:SOは・・・現在、中学2年生

昨年の秋(彼が、中学1年生の秋)、体重無差別の学年別の県大会に出場したねんけど・・・

その時は、切実に・・・「危ないな!?」って感じた

 

 

SOは・・・結構、しっかりと練習をする子

せやから・・・体幹もしっかりしてるし・・・同じ体重の中やったら、筋力では、ある程度通用する方やと思う

せやけど・・・体格差、ほんで、それに伴う力の強さだけは、どないもなれへん

 

その、どないもなれへん体格差と力の差で・・・(相手も勝とうと必死なんやから)巻き込まれてしまったり・・・自分が技を掛けた際に、膝の上に乗られたり・・・最悪のケースは、高い位置から頭から落とされたり・・・

そない考えたら・・・「これは、アカンな?」って考えざるを得んかった

 

結構、体がしっかりしてるSOでも、そない感じたくらいやから・・・

他の子やったら・・・さらに、危険な場合もあると思う

 

ほんなら・・・「危険が付きまとえへんように、もっとレベルアップに徹したらええんとちゃうんか?」

・・・・・っちゅう意見もあるかも知れんけど・・・

それ自体も通用せえへんくらい、体の成長度合いの差の方が上回ってるような気がすんねんよな?

 

 

せやから・・・俺、決めてん!

今年から・・・体の小さい中学生(男女問わず)は・・・「体重無差別の大会には、極力出場させへん方向でいこう!」って

もちろん、小学生でも・・・学年によって(特に高学年)は、体の小さな子は、リスク回避のために、出場させへんことも考えていかなアカンな?って、考えてる

(団体戦に関しては・・・その都度、ケースバイケースで考えていかなアカンやろうけどな)

 

ちなみに、これは・・・「大事な体重別の試合に照準を合わせて、無理をさせへん!」とか・・・そんなことでは、一切あれへんで!?

俺が、照準を合わせてるのは・・・もっともっと先!

 

もし高校、大学でも「柔道」を続けたいと考えてる者がおるとしよう

そんな子らに対して・・・俺の感性を最優先にして、今、無理をさせ過ぎて怪我でもしてもうたら・・・

高校、大学っていう「勝負」をせなアカン大事な時期に・・・

小中学生の時に負ってしもうた怪我を引きずらせて、追い込んだ練習ができへんなんていうような・・・そんなもどかしい思いは、俺の大切な子供達にはさせられへんからね?

 

ほんで、また・・・

ウチの道場で柔道をしてる子達、全員が全員、オリンピックを目指してるわけではあれへんやろうし・・・

(仮に、そんな子がおったとしても・・・それやったら、なおさらやわ!)

今日、明日の勝ち負けを最優先にすることで・・・失ってしまうかも知れへん、大きすぎる代償とは、引き換えにはさせられへんやん!?

 

もちろん、それは・・・「今現在(成長期である小中学生の時期)」の話やで

「今」は・・・そこまで大きな代償を払ってまで、手に入れるっちゅうもん自体、限りなく少ないんとちゃうんかな?って、俺は思うねんよ

 

 

そないな偉そうなことを言うてる、俺自身にも・・・

確かに・・・大学生の頃、実業団に所属しとった頃・・・大きな代償を払ってまで、『夢』を追った時期があった

それは・・・生活面も然り・・・金銭面も然り・・・肉体面も然り・・・・・

 

他の社員と同様に、朝から夕方まで通常勤務をして・・・自分の余暇時間を使って、練習、トレーニングをする

身体作りはじめ、見えへん部分での出費は、少なからずある

ほんで、試合の度に、7~8kgの減量をするねんけど・・・決して、体には良くはあれへんわな?

正直、当時の俺は・・・勝つことの代償として「腕の一本くらいやったら、動かへんようになっても構わへん」ってくらいに思ってたんかも知れへん?

 

現に、俺の左手(特に人差し指)は、頚椎の損傷からくる神経麻痺で、23歳の頃から痺れたまま・・・もう、ずっと感覚がない

今は、もちろん、「そんな代償を払ってでも・・・」なんてことは、微塵も考えへんし・・・

現在、大学で頑張ってる長男:RENや、卒業生の沙季先輩でさえ、大きな怪我がないまま、選手生活を終えてほしいって、心から願ってる

それは、きっと・・・選手としてやってた時の自分自身を、客観的に見れるくらい、歳を重ねたからなんやろうけどね?

 

要するに・・・

「それくらいの怪我をするリスクは、柔道選手(アスリート)である以上、大なり小なり存在する!」

・・・そういった風潮も、少なからず存在するし・・・俺ら自身も、それが「普通」やと思いながら過ごしてきたけど・・・

ホンマは・・・そう思うこと自体、ナンセンスなんかも知れへんよな?

 

 

余談やけど・・・

俺、23歳の時に結婚して・・・悠葉先生が生まれて・・・

忘れもせえへん・・・明美とちっちゃな悠葉先生と、新横浜駅近くのドラックストアに買い物に行った時のこと

その時・・・2Lの水やったか?スポーツドリンクやったか?を買って、4本(計8kg)を袋に入れて片手で持って、もう片方の腕には、悠葉先生を抱っこして、駐車場まで歩いてたねんな

 

悠葉先生を、片手で抱っこしてたから、余計に感じたんかも知れへんけど・・・

それにしてでも・・・

俺・・・袋に入れて持ってるペットボトル4本が、ものごっつい重くて、ものごっつい億劫に感じたねん

 

「クソッ! 重ったいなぁ~!?」

 

そない思ったと同時に・・・ふっと我に返ったねん

「ちょっと待てよ!? 俺・・・試合するたびに、こんだけの量(8kg)を、体から抜いてるんとちゃうんか!?」

・・・・・・・・・・

・・・・・

 

ゾッとしたよ(^_^;)

 

 

さっきも記したけど・・

それらすべてを・・・若気の至りで理解してへんかったんか?

それとも・・・あえて、分かろうとせえへんようにしてたんか?

今となっては、忘れてもうたけど・・・

いずれにしても、あの時は・・・そないな負担やリスクを背負ってでも、どんな状況であれ「勝ちたい!」って、心底思ってたんやろうな?きっと・・・

 

 

せやけど・・・それらすべては、「大人」になっての俺が、己自身で決めたことやねん

限りなく多くある選択肢の中から・・・

限りなく経験してきた物事の中から・・・

限りない誘惑があるにも拘わらず・・・

限りない「自分自身の弱さ」の克服を含め・・・

怪我をするリスク(将来(歳を重ねた時)、痛みを抱えたまま過ごさなアカンかも知れへん)など・・・

そんなことを全部ひっくるめてでも・・・曲がりなりにも、世の中の「酸い」も「甘い」もを、一応知っての上で、選択をしたのは己自身やったねんよな!?

 

 

せやけど・・・小学生、中学生の彼らは、そうではないやんか?

世の中の「酸い」も「甘い」もを、俺ら大人ほど知ってる訳ではあれへんやろうし・・・

選択肢も・・・せいぜい、数種類ってとことちゃうかな?

 

そんな彼らに・・・

少年スポーツとして、たまたま「柔道」を選択した彼らに・・・

あらゆる方向に、限りある可能性を秘めた彼らに・・・

俺が大学や実業団で選択してきた、チャンピオンスポーツとしての「JUDO」っちゅうもんの感性を、押し付ける訳にはいかへんやん!って、俺は考えてる

 

もちろん、将来「JUDO」を選択していく子にとっても・・・

高校、大学で、ホンマに勝負できる時に、追い込んだ練習ができへんくらいの怪我を・・・今日、明日の結果を求める代償として、彼らに抱えさせてしまう可能性があるんやったら・・・リスク回避を、最優先に考えてやるべきなんとちゃうんかな?って、俺は思ってる

 

せやから・・・

柔道如何に拘らず・・・あらゆる方向にでも、限りない可能性を持った彼らをあずかってる、今現在

いろんな角度から、彼らを『守ってやる』ことも・・・俺ら、少年柔道の指導者・教育者の役目なんとちゃうんかな?って・・・

そないな考えが・・・最近、俺の心の中で、ものごっつい蠢くねんよな?

 

 

俺の勝手な「考え」を記したついでで、付け加えとくけど・・・

肉体面で・・・

体幹をしっかりさせるために、(喘息等がある子が)心肺機能を向上させるために、身体自体を強くするために・・・

また、精神面等で・・・

挨拶・返事がしっかりとできるように、辛いことから逃げ出せへんように、仲間を大切にするように、感謝の念を忘れへんように、何事に対しても辛抱と努力ができるように・・・

そういった意味合いでは・・・道場生に対して「親父」目線で、普段から徹底的に叱咤してるつもりでおるで(^^)

 

 

 

ここ数年の『北岡道場』の卒業生は・・・

怪我を抱えた状態ではなく・・・

「柔道」の「じ」の字も分からへんような、素人同然の状態(「お前(北岡)が、ちゃんと指導せえ!」っちゅう話やけどな(苦笑))で・・・

ただ単に・・・「柔道が好き」っていう想いを持たせただけで・・・・・

高校の監督に、バトンタッチさせていただいてる

 

せやけど・・・それが、俺の理想であって、俺の信念に基づいた「考え」なんやから・・・

その状態で、俺の元を巣立っていってくれることは・・・紛れもなく、「◎(二重丸)」やと、俺は個人的に思ってる!(^^)!

 

 

例えるなら・・・

手のひらに乗っけた「盆栽」は・・・あらゆる角度から見ても、美しさはこの上ない

せやけど・・・その美しい「盆栽」は・・・それ以上は、大きくはなりよれへん!

 

それに反して・・・

雑草のように、放ったらかしで伸び放題の樹木は・・・どんどんどんどん幹を太くして、どんどんどんどん上に伸びていきよる

その過程で、横道に逸れるべく・・・本来(柔道の結果だけを追求するの)であれば、必要のない「余計な枝」も四方八方に伸ばし放題に伸びていく

 

ぎょうさんの水(柔道が好きになる要素)を与えてやって・・・

必要以上の栄養(遊び、悪さ、余暇時間)を与えてやって・・・

委縮するようなストレス(限りなく、結果を追求することなど)を与えることなく・・・

自由気ままな状態であっても、「信じて」「待って」「許して」やって・・・

十二分に幹を太くして・・・十二分に上や横に伸び放題になった・・・

そんな・・・「彼ら」を・・・

次の指導者に、バトンタッチさせていただく

 

そしたら、次の指導者の先生(高校や大学の監督)が・・・

「余計な枝」を、すべて鉈で切り落としてくれることやろう?と・・・俺は思ってる

 

 

ほんなら、どないやろか?

「余計な枝」が一切ない・・・真っ直ぐ一直線に伸びた、太い「大木」になるんとちゃうやろか?

 

その「大木」を・・・「社会」という名の大海原に、解き放してやることが、俺ら教育者にとっては、一番ベストなことなんとちゃうんかな?って・・・

俺は、そないな勝手な「考え」を持ってる

 

要するに・・・俺の手のひらの上で、きれいに剪定された「盆栽」なんか・・・俺にとったら、何の価値もあれへんねん!

一日も早く・・・いろんな意味で、俺自身のすべてを追い越してほしいって願ってるよ

 

 

ほんで、欲張りを言うたら・・・

次の指導者にバトンタッチする時に・・・

「己自身の心の弱さに負けて・・・このオッサン(北岡)を裏切るわけにはいかへん!」

「己自身の心の弱さに負けて・・・後輩たちに、顔向けができへんことはできへん!」

そないな、「ええプレッシャー(責任)」を、背中に背負い込んでくれるような人に育ってくれとったら・・・

俺自身・・・さらに、嬉しく思えるな(^^)

 

 

話が、前後してもうたけど・・・

出会ってしまった以上、出会う前には戻られへん!

 

俺にとって、そんな大切な彼らに・・・

「一流」の社会人に、育ってもらうべく・・・

 

中くらいの喜び(もうちょっと頑張って手を伸ばしたら、「頂」に手が届く位置)と・・・

ちっちゃな挫折(自分の力で、立ち上がってこれるくらいの挫折感)と・・・

自分の周りにおる人たちを「思いやる」心と・・・

自分を支えてくれてる人に対する「責任」と・・・etc・・・

そんな大切な、ぎょうさんのことを・・・柔道を通じて、日々、経験(勉強)しながら・・・

どんな場所に行っても・・・どんな環境に置かれても・・・

「与えられた環境の中で、最大限の努力(辛抱と努力)ができる」人になってもらいたいと、心から願ってるよ

 

 

 

 

今週末、日曜日は・・・

新しい子達も、数名増えたから・・・

『北岡道場 ピクニック』と称して・・・加瀬沼公園で、子供達、父兄の懇親会や!(^^)!

 

楽しみやなぁ~(^^)

天気が良くなることを祈るばかりやで(^^)

 

元気出していこう!

READY! GO!!

 

 

 

 

 

 今日で・・・この場所に座るのも最後やな

 

 いけ! いけ! 清春!(^^)

 

 恭太・・・恭佑には、勝たれへんかったなぁ~(^_^;)

 

 樹梨ちゃん・・・兄貴(恭佑)の得意技で逆襲!

 

 オッサン・・・なんか企んでるで!(^^)!

 

 凜杜・・・ヘロヘロやないかっ!?

 

 篤さん(恭佑の親父)・・・投げる!

 

 おっ! 裕子さん(恭佑のママ)も・・・内股っ~!

 

 「5年間・・・ありがとうございました!」

 

 じっちゃん(海士のじっちゃん)の大外刈りっ~!

 

 ゆうちゃん(海士の親父)・・・背負い投げっ~!

 

 「5年間・・・ありがとうございました!」

 

 順ちゃん(凜杜のママ)の・・・へっぴり腰っ~~~!(^^)

 

 直ちゃん(凜杜の親父)・・・背負い投げっ~!

 

 「6年間・・・ありがとうございました!」

 

 

『追い出し会』・・・開催!!

 キャプテン:啓太(右) & 副キャプテン:心和(左) 司会進行!

 

 景ちゃん(啓太の親父)・・・なんや? マジックか?!(^^)!

 

 こんな写真、どこから見つけてきてん!?(-_-;)

 

 男鹿谷 凜杜(15歳)

 

 男鹿谷 凜杜(小学生)

 

 野々山 海士(15歳)

 

 野々山 海士(推定3歳)

 

 前田 恭佑(15歳)

 

 前田 恭佑(小学1年生)

 

 北岡 耕太郎(47歳)

 

 北岡 耕太郎(26歳)

 

 去年の卒業生(詩音:柴田高校1年)から、届いた手紙を読む・・・親父!

 

 歓談中(^^)

 

 歓談中(^^)(^^)

 

 歓談中(^^)(^^)(^^)

 

TSUYOSHI NAGABUCHI!

SUPER LIVE・・・

IN LIVE HOUSE KITAOKA-DOJYO!!

 

 卒業生のご父兄の挨拶

 

 しばし・・・休憩(+_+)

 

 恭佑のワンマンライブ!!

 

 道場生&柔心会から・・・旗の贈呈!

 

 明美さんからのメッセージ!(明美さん・・・ボロ泣き)

 

 アルバムの贈呈!

 

 まき助(紳ちゃんママ) & 祐三ちゃん(健ちゃんママ)による作品!

 

 みんなからのメッセージ!

 

 あいつらから、北岡先生がもらった・・・Tシャツ(^^)

 

 ありがとう! 「恩師(オヤジ)」やって!(^^)!

 

 北岡先生・・・最後の説教!(笑)

 

 みんなで唄った・・・「365日の紙飛行機」

 

 ありがとう! 恭佑!

 

 ありがとう! 凜杜!

 

 ありがとう! 海士!

 

 しばし・・・休憩(^_^;)

 

 2018年 『追い出し会』

 

 前田家と・・・

 

 野々山家と・・・

 

 男鹿谷家と・・・

 

 キャプテン! 今日は、ありがとう!

 

 凜杜・・・胴上げ!(^^)!

 

 10期生!

 

 承ちゃん・・・凜杜と記念に!!(^^)!

 

 次の学年に・・・バトンタッチやな!?

 

 桐澤三兄弟!!

 

 健之介! 逆や!逆! お前が肩車しろ!!

 

 清春! チ〇コから、海士生えてきてるぞ!?

 

 ねらえ ジャーマン!!

 

 しばし・・・休憩(^_^;)(^_^;)

 

最後に・・・もういっぺん、全員で!!

 

元気出していこう!

READY! GO!!

 

 

 

 

 

 

 

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宮城県仙台市宮城野区
岩切字昭和北2-15

【連絡先】
022-782-7780
(きたおか接骨院内)

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