もう・・・2~3ヶ月くらい前の話やけど・・・
練習時間内の、30分~40分間を使って・・・「いじめ」の授業をした
いろんな方法を考えた末・・・
演劇形式でやるのが・・・一番、子供達も興味をもってくれるんとちゃうんかな?って思って・・・その方法で実践した
たまたま、RITO先輩(高1)が、遊びに来てくれてたから・・・事情を説明して、「イジメられ役」をやってもらった
※劇とはいえ、結構な勢いで罵倒したり、バカにしたり、蔑んだり、蹴飛ばしたりするもんやから・・・中学生以下の道場生に、「イジメられ役」をやらせることに戸惑いがあった
一歩間違ったら、トラウマにもなりかねへんと思ってたから・・・
そんな中・・・たまたまやったけど、RITOが来てくれてて助かったよ(^^)
「いじめっ子」は・・・清春、純聖、健吉、SO、俺!(^^)!
みんなで寄ってたかって・・・
(いじめっ子=「い」 RITO=R)
い:「なんだよ?その刺繍! 赤色(宮城農業高校の刺繍は赤)なんて、ダセーんだよ!?」
(※宮城農業高校の関係者の皆さま! たとえ演技とはいえ、大変失礼なことを申し上げましたこと、お詫び申し上げます! 申し訳ございませんでした。 どうか、お許しいただきたくお願い申し上げます。)
い:「それに、臭えし・・・ 近寄ってくんじゃねーよ!」
R:「そんなこと、言わないでくれよ!」
い:「うるせーよ! なんか、喋ったぜ!?」
い:「とにかく、近づくんじゃねーよ! 俺ら、お前のこと、嫌いなんだよ!」
・・・・・・・・・・
・・・・・
そうやって、罵って・・・
また・・・RITOが、何か言葉を発した時には・・・徹底して、無視
無視しときながら・・・通りすがりには、わざとぶつかったり、蹴飛ばしたり・・・
「形はどうあれ・・・「いじめ」っちゅうのは、こういうことや! 絶対に、こんなしょうもないことは、したらアカンのや!」って・・・
そない、みんなに伝えた
それとは、逆に・・・
再度、RITOが、いじめられてるシーンを演じてもらって・・・
今度は・・・そこに、SOが登場
「お前ら、寄ってたかって、何しとんねんっ!? 何、大勢で一人をイジメとんねんっ!?」
・・・・・って、いじめられてる者を、助ける人が現れるっちゅう、シチュエーションや
それを・・・子供たちに、見てもらった上で・・・
「「いじめ」があったら、見て見ぬふりをせんと・・・こう言える人に、なってください!
せやけど、そう言うたことで・・・今度は、言うた本人(お前ら)がイジメられる標的になるかも知れへん?
もし・・・その正義感から、次は自分自身が標的になってしまって、しんどい思いをせなアカンようになったとしても・・・お前らには、ここ(「北岡道場」)に仲間がおるやないかっ!?
確かに、学校で過ごす時間は、一日の内で一番長いねんで!?
その一番長い時間を、自分が標的になって、嫌な時間になってしもうたら、ものごっつい苦痛になるかも知れへん
せやけど・・・お前らには、ここ(「北岡道場」)があるやないかっ!?
最高な仲間(家族)がおるやないかっ!?
だから、いじめる人になるんやなくて・・・いじめられてる人を助けられる、強い人になってください!」
そない・・・伝えた
ほんで・・・
「RITO先輩のことを好きな人?」
手を挙げた、YAMATOを呼んで、RITOと手をつながせた
「YAMATOのことが好きな人?」
手を挙げた、琳ちゃんを呼んで、YAMATOと手をつながせた
「琳ちゃんのことが好きな人?」
・・・・・・・・・・・・・
・・・・・そんなことを繰り返して、道場生全員が手をつないで、ひとつの輪になろうとした時
ちえちゃん(立っちゃんのママ)が、起ち上って・・・
「私も、みんなの事が大好きなので、輪に入ってもいですか?」
そない言うて・・・手をつないで、輪に入ってくれた
その言葉を皮切りに・・・そこにおった父兄の方々みんなが、手をつないで輪に入ってくれた
「俺らは・・・「柔道」、また「北岡道場」っちゅうもんで、ひとつにつながってるんや!
RITOと琳ちゃんは、直接は手をつないでへんかも知れへんけど・・・YAMATOを介して、RITOと琳ちゃんつながってる
他の連中も同じ!
直接、手をつないでなくても・・・「柔道」「北岡道場」が、みんなをつなげてくれとんねん!
せやから・・・お前らは、独りじゃないんや!
これだけの仲間が、お前らには存在するんや!
せやから、この先・・・もしも、何かの引き金で、いじめられる側になってしまったとしても・・・良からぬことを考えんと、必ず、この輪の中に帰ってこい!!
要するに、「自ら「命」を絶つな!」っちゅうことや!
分かったかっ!?」
「はいっ!!」
俺ら、大人からしたら・・・
「綺麗事」なんかも知れへん
「偽善」なんかも知れへん
「くさい芝居」なんかも知れへん
それでも・・・
子供達には、やってやった方がええねん!
それでも・・・
子供達には、教えてやった方がええねん!
俺は・・・そない思ってるよ
だって・・・
すべての物事を・・・子供たちに対して、机上の空論だけで伝えても、ホンマに大切なことって、上手く伝わるもんじゃないと思うねん
どんな些細なことであっても・・・「心で感じたこと」って、忘れへんやん?
せやから・・・子供たちの「心」を動かすためには・・・「心」を揺さぶってやるのが、一番やと思うねんよ
「いじめ問題」って・・・
幼稚園や学校でも・・・かなりシビアに、取り組んでる部分やと思う
せやけど・・・
言葉だけでの説明やったり・・・文章だけでの説明やったり・・・
また・・・「如何なる場合も、暴力はいけません!」っていう言葉やったり・・・
それだけで、伝えようとしてしまうと・・・
間違って解釈する子も、出てくるんやないやろうか?って、俺は思うんよ
誤解してもらいたくないねんけど・・・決して、幼稚園や学校の教育内容を批判してるんやあれへんで!
もし、間違って解釈してる子がおったとしたら・・・その間違って解釈してるかも知れへん子も含めて、学校教育以外で俺ら(教育者)が携わることのできる子供たちに対してだけでも・・・今一度、足れへん部分を補えることができたらええんとちゃうんかな?
ほんで、また・・・せっかく頑張って伝えようとしてくださってる、学校の先生方をサポートできたらええんとちゃうんかな?
・・・っていう意味やで(^^)
だって、『主役は子供達』なんやから・・・その子供達をサポートするスタッフ(大人)は、何人おってもええやろ?
せやから・・・
「柔道」の時間を割いてでも・・・
分かりやすく、噛み砕いて・・・子供たちの「心」に残るように、大切なことを伝えてやった方が、俺はええと思って・・・
『「いじめ」の授業』を実践したちゅうわけや
道場主のくせに・・・
また、「柔道」の練習をせえへんかった言い訳を記してもうたわ
ホンマ・・・たまには、「柔道」せえよ!っちゅう話やよな(^_^;)
追伸・・・
RITO・・・協力してくれて、ありがとうな!
嫌な思いをさせてもうたね(^_^;)
しかし・・・
お前が後輩たちから得てる『信頼』っちゅうのは・・・ホンマに素晴らしいもんやね!(^^)!
お前が、俺の「息子」で・・・あいつらの「兄ちゃん」で、良かったよ(^^)
元気出していこう!
READY! GO!!