北岡道場通信

IMG_3698-001 10周年記念式典・・・開幕っ!

IMG_3699-001 イベント班:ユミちゃん・・・司会進行!

IMG_3694-001 式辞は・・・一応、北岡先生が・・・

IMG_3696-001 皆の衆! よく聞けぇ~~~ぃ!(^^)

IMG_3702-001 仕掛け人:知ちゃんの挨拶!

IMG_3873-001 タイムカプセル・・・封印!

IMG_3881-001 タイムカプセル! 10年後・・・開けるの楽しみやなぁ(^O^)

IMG_3711-001 OB&OGから、プレゼント!

IMG_3721-001 黒帯・・・いただいたぁ~(^O^)  【贈 卒業生一同】って刺繍されてたぁ(^^)

IMG_3735-001 早速、帯巻いて・・・メッチャ、泣いてるし・・・(ーー;)

IMG_3730-001 ユミちゃんも・・・メッチャ、泣いてるし(^_^;)

IMG_3707-001 イベント班の皆さん、ホンマにありがとう(^^)

IMG_3729-001 卒業生代表(REN)からの手紙・・・悠葉先生、代読!

IMG_3739-001 SOも、代読!

IMG_3730-001 ユミちゃん・・・メッチャ、泣いてるし(^_^;)

IMG_3803-001 メンツ・・・怖すぎっ!(゜゜)~

IMG_3804-001 さらに・・・怖すぎっ!(゜゜)~

IMG_3802-001 ゆかちゃん(小地蔵、小僧、子猿達のママ(笑))、 沙季(6期生)、夏光(7期生)、晃先生(3期生)、EIMI(5期生)

IMG_3801-001 ちゃんと、聞いてるかぁ??? 承ちゃん、メッチャ、カメラ目線やん!?(>_<)

IMG_3806-001 (^O^)(^O^)(^O^)

IMG_3805-001 (^_^;)(^_^;)(^_^;)

 

明美さんへの、「ありがとう!」イベント(^^)

IMG_3790-001 詩音

IMG_3789-001 海士

IMG_3788-001 RITO

IMG_3787-001 涼太

IMG_3785-001 恭佑

IMG_3784-001 熊(恭太)

IMG_3782-001 大熊(清春)

IMG_3779-001 中熊(GEN)

IMG_3781-001 小熊(健之介)

IMG_3780-001 一般人(純聖)

IMG_3778-001 タケル

IMG_3777-001 ヤマト

IMG_3776-001 SO

IMG_3775-001 KOKORO(カワイイ~~)

IMG_4167-001 コラッ~~~! ちょっと、待てぇ~~~!(怒)

IMG_3774-001 JOE・・・東京から、ありがとう(^^)(JOE、東京都の強化選手らしいで(^_^;)(笑))

IMG_3773-001 承之介

IMG_3772-001 紳太郎

IMG_3771-001 啓太

IMG_3770-001 遼

IMG_3730-001 ユミちゃん・・・メッチャ泣いてるし(^_^;)

IMG_3769-001 瑠佳

IMG_3768-001 小地蔵(悠真)

IMG_3767-001 YUTAKA

IMG_3766-001 優音

IMG_3765-001 心和(やまと)

IMG_3764-001 小大仏(一太)

IMG_3761-001 煌

IMG_3759-001 KAI

IMG_3758-001 皓

IMG_3854-001 小僧(壮真)は、どこ行ったぁ~!?

IMG_3792-001 最後に、明美さんに「金メダル」・・・「いつも、ありがとう」

IMG_3730-001 ユミちゃん・・・メッチャ、泣いてるし(^_^;)

IMG_3884-001 詩音・・・ありがとう!

IMG_3808-001 ボロ泣きになった・・・挨拶(ーー;)

IMG_3817-001 ギターも弾いて、歌ったでぇ~・・・黒帯巻いたまま(^_^;)

IMG_3865-001 100円ジャンケン・・・勝ったのは???

IMG_3868-001 SOでした(^^)  目録(牛肉)GET!!

IMG_3730-001 ユミちゃん・・・ホンマ、ありがとう! 感謝してるよ(^^)

 

 

 

 

IMG_3571-001 テント係『スペシャリスト』・・・山岳部出身、和道っちゃん(^^)

IMG_3583-001 テント係『オマケ』・・・ボクシング部出身、景ちゃん(^_^;)

IMG_3552-001 WHY!? みんな、手伝ってよ!?

IMG_3562-001 嫌じゃ~~~(>_<)

IMG_3605-001 受付担当!(まき助さん、紀ちゃん、優子さん、姐さん) はい、チーズ!

IMG_3614-001 (正也(7期生)、千葉ケン(6期生)、虎ちゃん(6期生))OB達も・・・

IMG_3682-001 (回悠(1期生)、龍生(4期生)、余計なおっさん、睦(1期生))集まってきてくれた(^^)

IMG_3634-001 んっ!??  長渕も???(^^)

IMG_3621-001 暑っつぅ~~! 歳には勝てんわぁ(>_<)(笑)

IMG_3649-001 いやいやぁ~! 若くてもアカンわぁ(>_<)(笑)

IMG_3647-001 KAIちゃんは、虫取りに夢中(^^)

IMG_3673-001 みんなで頑張って、テント張ってよぉ~(^o^)

IMG_3671-001 コラッ~! 桐澤兄弟! お手伝いしなさい!(笑)  んっ?? 元ちゃんと健ちゃん、キスしてんのか???❤

IMG_3655-001 啓太・・・変身のポーズか?(^^)

IMG_3602-001 YUTAKA、嬉しそうにしてるけど・・・晩に、ミキティ来るでぇ(ーー;)

IMG_3679-001 貴ちゃん、何してんの???

IMG_3598-001 優音! 横顔も、貴ちゃんにソックリやなぁ(笑)

IMG_3580-001 元ちゃん、頑張ってくれてるなぁ(^^) みんな、見習え!

IMG_3586-001 涼ちゃん・・・「北岡道場」のTシャツ忘れたらアカンわぁ(>_<)

IMG_3563-001 沙季(6期生)かな(3ン歳) フミ子((>_<)歳) 滉太(8期生)

IMG_3657-001 純聖・・・ちゃんと、セミ捕ったってよ(^^)

IMG_3664-001 皆の衆! 俺の話を、聞けぇ~~~!(笑)

IMG_3683-001 さぁ、テントも張ったし・・・知ちゃんの指示に従って!!

IMG_3687-001 大人数やな(^_^;)(^_^;)

IMG_3623-001 はいっ! 各班のテントに分かれよう!

 

 

 

 

キャンプ中の皆さま方、楽しい時間を過ごしておられることと存じます

私は、北岡耕太郎先生の父で、北岡和明と申す、67歳です

大阪府の関西国際空港のふもと、泉南市に「正友館 砂川国際柔道クラブ」を開いております

今年で、33年になります

さて、北岡道場創立10周年、おめでとうございます

早いものですね

そんな10年前のある日・・・「俺も、自分の道場で、思いっきり汗をかきたい」・・・彼が、そんな思いを私に打ち明けました

「その通りやな 自分で道場を持ち、選手を育ててこそ、価値がある やったらどうや!」・・・そう言って、私は後押しをしたものです

当時、整骨院も開業していたし、若さの勢いや、事業勢いもあり、もっと大きな、内助の功がある

彼なら、失敗することはない

私は、胸を張って信じていましたし、あとは例の如く、「辛抱と努力」で乗り切るだけ・・・

また以前、整骨院を開業する時も、国家試験を受け、インターンを終えた時だったかな?

「まだ、2~3年勉強して、将来は開業したいんだけど・・・」・・・そんな相談を受けました

私は、その時も即座に、「やる気があるんなら、今すぐやったらええ  勉強みたいなもんはな、業界が教えてくれるもんや  みんな、死ぬまで勉強や!」

そんな返事から、その年の5月だったでしょうか?念願の院長先生の生活が始まったのは・・・

その時も、「アカンかったら、また出発し直したらええ  どっち道、お前は裸なんやから  とにかく頑張れ!  それしかない!」

そんな乱暴な親父でした

でも、その裏には、絶対的な信頼を彼に持ち、信じ切っていたからでした

彼の幼少時代と言えば、そんな親父に、怒鳴られ、殴られ、とにかく「辛抱」できる子に、どんなサバイバルにも打ち勝つ人間に、ただ、それだけを教え込んだような気がします

中学2年生だったか?

大阪から和歌山の中学に柔道留学を目指し転校

やがて、無事、県下一番の柔道校に入学し、あの鬼人のような監督の元、耐え抜いたのも、そんな幼少時代があったからだと思います

それにしても、たくさんの素晴らしい生徒、立派な保護者の皆さんに囲まれ、また明美さんという素晴らしい内助の功を得た耕太郎先生には、心から「乾杯」!

「いや、もう私は、耕太郎先生には「完敗」です

耕太郎先生、持ち前の根性と、素晴らしい、その仲間と共に、また明美さんと二人三脚で、益々のさらなる発展を心よりお祈りいたします

後になりましたが、日頃から、お世話になっております保護者の皆さま方、本当にありがとうございます

心より、感謝とお礼を申し上げます

そして、この10周年の記念イベントのご盛会、心よりお祈り申し上げます

仙台、小野崎様・保護者の皆さま方

            大阪府泉南市 北岡和明

北岡先生に、一番迷惑を掛けたといことで、スピーチさせていただきます

父である北岡耕太郎、北岡道場の先生である北岡先生が、立ち上げた北岡道場が、今年の10月10日で10周年になります

ここまで続いているのも、奥さん:北岡明美、北岡道場を卒業したOB、OG、北岡道場に通っている道場生、道場生の父兄の方々のお陰だと思います

本当に、ありがとうございます

ここにくるまでの10年間、本当にいろいろなことがありました

私が小学校3年生の時に北岡道場が設立されました

当時は、今みたいな人数ではなく、10人足らずでした

そして、父も今みたいではなく、私から見てすごく怖い存在でした

私生活でも、父の様子を窺いながら生活していました

なにかあると、すぐにシバかれました

道場内でも、何かあると、私を怒っていたと思います

自分の息子だから、怒りやすいというのもあったと思います

そんなこんなを耐えながら、日々の生活を送っていました

道場の練習は、毎週水曜日と土曜日でした

しかし、他の曜日も、父の仕事が終わると、決まって家の電話が鳴ります

「あと10分くらいしたら、家に着くから用意しとけよ」と・・・

毎日、この電話が鳴ると、悠葉といっしょに、嫌々用意していました

それが、すごく嫌でした

そして、中学へ進みました

中学生になると、父は、一切何も言わなくなり、「自分の責任で動け」と言うようになりました

その時から、私は、メチャクチャと言っていいほど、遊びが楽しく、毎日遊んでいました

道場の練習以外は、ほとんど練習をしていませんでした

週に二日、年下の道場生と練習するのが楽しかったです

しかし、ちょうど、その時、道場内がある問題でメチャクチャになり、私は道場で練習するのが嫌でした

それは、道場長である父が、一番嫌だったと思います

その時が、一番、北岡道場であって北岡道場ではありませんでした

大変な時期があったからこそ、今の北岡道場があると思います

今の道場は、すごくいい雰囲気で、すごく羨ましいです

みんなが、帰れる場所を、いつまでも守っていってほしいです

これからの道場の発展を、心より期待しています

いつまでも、みんなの北岡先生であってほしいです

そして、いつまでも、尊敬している親父であってほしいと思います

北岡道場の皆さま『SOUL MATES]魂の仲間達です

こんなにも素晴らしい会を開いていただき、ありがとうございました

 

 

北岡道場訓

■競争社会に立ち向かうたくましさ

■世の中が思うようにならないことの自覚

■心(精神的)の強さ

■感情(怒り)の抑制

■他人に対する思いやり

■辛抱と努力をすること

■不平不満を云わぬこと

■与えられた環境の中で、最大限の努力をすること

■弱い者いじめをしないこと

■嫌なことがあった時、北岡道場を頼ること

 

努力したことが、すべて報われるとは限らへん

せやけど・・・

「成功」した者は、皆すべからく努力しとる!

 

信心道歩

 

元気出していこう!

READY! GO!!

               北岡道場卒 北岡恋

8月13日(土)~14日(日)・・・「国立 花山青少年自然の家 キャンプ場」に於いて、『北岡道場 設立10周年 記念イベント』を開催してくださった

「開催してくださった」っていうのは・・・・・IMG_3683-001

「10周年記念イベント」にも拘らず・・・俺自身は、まったくもって、ノータッチやったから(^_^;)

 

今、道場に在籍してる子供達、ご父兄はもちろん・・・OB&OG、また、そのご父兄・・・総勢100名の方々が集まってくれた

 

数か月前の「企画」から始まり・・・下見・・・また「イベント班」「食事班」「テント班」等に分かれての準備・・・皆々さんが、ご協力してくださり、動いてくださり、長い時間を掛けて、この日を迎えた

天候だけが、気がかりやったけど・・・素晴らしい晴天に恵まれ、最高のイベントが幕を開けた

 

 

俺と明美は・・・それまで、何の準備も手伝ってへんかったから・・・数日前、「当日、先発隊はAM11:00に集合!」の北岡道場LINEに対し・・・「知ちゃん(熊の親父)! 俺もなんか手伝うし・・・早く行くよ!」って伝えたねんけど・・・

「先生は・・・PM12:30~13:00の間に来てください!」って、あっさり断られ・・・・・仲間外れ感が、ごっつい漂ってた(>_<)

 

その理由は・・・その日(13日)の「記念式典」で、理解できたIMG_3698-001

メチャメチャ、すごいサプライズをやってもらったから・・・

そのサプライズの準備やったんやね?(^_^;)

 

「「記念式典」をします」っては、言われてたけど・・・

「全員100円玉を持ってきて、100円玉ジャンケン大会をします!」みたいな企画も流れてきてたし・・・しかも、「先生! ギター弾いて、歌ってください!」って、軽いノリで、ユミちゃん(健ちゃんママ)にも頼まれとったから・・・俺、のほほ~~んとしとってん(^^)

 

ところが、どっこいや(゜゜)~

知ちゃん、有っちゃん(ヤマタケパパ)からの、温かいコメントから始まって・・・

 

OB&OGからの記念品贈呈(黒帯をもらった(^^))

 

卒業生代表として、REN(長男)からの手紙(RENは、大学で練習があったから、出席できずに、悠葉先生(長女)とSO(次男)が代読) (別紙参照)IMG_3726-001

 

親父(大阪にいる、俺の親父)からの手紙(有っちゃんが代読   ホンマは、有っちゃん・・・ずっと電話で親父とやり取りして、内緒で親父をこの場に呼ぼうとしてた(体調との相談で来られへんかったようやけど)っちゅうねんから・・・北岡道場のご父兄の馬力には、ホンマに恐れ入る(^_^;) (別紙参照)

 

道場生、卒業生、引っ越した生徒(当日にも、東京から2家族が参加してくれた)からの、ビデオレター(LINEアプリを使って、全員から送ってもらい、あけ美ちゃん(瑠佳ママ)が編集してくれた)の上映

 

明美への、「陰で支えてくれて、ありがとう」の想いを込めて・・・道場生全員が、石をひとつずつ紐に通してくれ、アクセサリーが完成するイベント(優音(いつも、ウチに泊まりにくる悪ガキ(通称:北岡優音)のお姉ちゃんが、道場生でないにもかかわらず、企画をしてくれて・・・「いつも、陰で支えるばかりで、「メダル」をもらうことのない明美さんに、メダルを!」ってことで、金メダルまで作ってくれた(^^))

 

俺・・・「記念式典」の約1時間半・・・ず~~~っと、泣きっぱなしやったIMG_3735-001

「大人になって、こんなに泣くもんなんや!?」っていうくらい、ボロボロ泣いた

ビデオレター上映中も・・・小僧(壮真:小1)を、膝に座らせて、抱っこして見てたねんけど・・・小僧のTシャツの背中が、俺の涙でメッチャ濡れてたもん(^_^;)

 

せやのに・・・そんな、最後の最後に、ユミちゃん、「歌、歌え!」っちゅうもんやから・・・・・

「歌えるかっ!?(笑)」っちゅねん!?(笑)(笑)(笑)

 

歌う前に・・・みんなに、「ありがとう!」の想いを伝えるつもりで話はじめたねんけど・・・・・

長々と今まで抱えてきた、明美、ほんで家族への想い、OB&OGに対する想い、OB&OGのご父兄への想い、ほんで、今在籍してくれてる子供達、ご父兄に対する想い・・・を、号泣しながら、伝える羽目になってもうた(>_<)

 

 

 

 

10年前・・・少しの「不安」と大きな「期待」を抱えて・・・俺は、『北岡道場』を設立した2016.5.16 101 (1024x768)

大阪で、親父が道場運営をしてるのを見てたっていうのもあったんやろうけど(ちなみに、親父が個人的に道場を立ち上げたのは、俺が中学3年生になってからやから、その道場で、俺が親父に指導してもらったことは、いっぺんもない)・・・

道場を立ち上げることが・・・ずっと、俺の『夢』やったから・・・・・

 

俺自身も、親父同様・・・決して、「自分の子供達を強くするため」「自分の子供たちと柔道をするため」等の、浅はかな理由ではなく・・・『子供達(卒業生)が、帰ってこれる場所』を、俺自身の手で確立したかったっていう理由が一番大きい

 

スクールウォーズの滝沢先生、金八先生、ルーキーズの河藤先生、(最近は・・・あれ、ええな(^^) 「仰げば尊し」の樋熊先生(^^))・・・が、教育の教科書になってる俺にとって、それが、果てしない『夢』やった

そのためには・・・公共の施設を借りるのではなく、「何が何でも、常設道場!!」が必要やと、俺は感じてた

 

そこ(北岡道場)に帰れば・・・・・2007 北岡

自分自身が歩んできた「足跡」がある

自分自身の「誇り」がある

北岡(先生)がおる

仲間がおる

自分の歩んできた道を、これから歩もうとしてる後輩たちがおる

 

そんな場所を、「心」の片隅にでもええから・・・置いてもらいながら「人生」を歩んでくれたら、最高やなって考えてたし・・・・・最近は、それが実現されつつあるから、「俺がやってきたことも、満更ではなかったな」って、ちょっと嬉しくなってる(^^)

 

 

しかし・・・道場を立ち上げてからの数年間は、その「大きな期待」は、悉く裏切られてしまう

 

俺はいいよ・・・「自分で、道場を設立したい!」っていう「夢」を、実現させたのは、良くも悪くも自分やねんから・・・

せやけど・・・明美は、俺の「夢」に便乗させてしまっただけやから・・・

そんな、彼女は・・・「これでもかっ!」っていうくらいの嫌なことがあっても、ずっと堪え続けてくれた

堪えて、堪えて、堪え続けて・・・

その姿を見るたび・・・俺は「何のために、道場なんか立ち上げたんやろう?」っていう、すべてを叩き潰したいくらいの「自責の念」にかられ続けてた

 

 

「10周年記念イベント」に参加する前日(12日)の夜・・・俺は、初めて明美の想いを聞いた

明美:「あの頃は、毎日毎日、しんどかったなぁ~   自分たちが、立ち上げた「道場」やのに・・・そこに行くのが、嫌で嫌で・・・   おっさん(彼女は、俺のことを「おっさん」って呼ぶ)が・・・いつ「「もう、辞めるわ」って言い出すんかな?」って、毎日毎日思ってた   「辞める」って、口に出したら最後・・・もう終わりやろなって、覚悟してたし・・・  おっさんの、体(心身共に)が持つか?道場を閉じるか?どっちが先なんかな?って、ずっと黙って見てた」って・・・・・

 

今でこそ・・・晃先生、悠葉先生、沙季先生はじめ、多くのOB達が、しょっちゅう顔を出してくれるもんやから・・・

今の道場生のご父兄は・・・「子供達は、今、たとえ勝てなくても・・・「今」を一生懸命頑張ってたら、こんな風になるんや!?」って、少なからず、感じてくれてるんやと思う

 

せやけど、道場立ち上げからの数年は・・・

どこの馬の骨とも分かれへん「北岡」を、宮城県に浸透させるために、また、在籍してるご父兄達に理解を得るためには、「勝ち星」を上げるしかなかったんよな

そのためには・・・手っ取り早く、我が子(長男:REN)を、徹底的に鍛え、団体戦の中心メンバーとして、また、宮城県の代表選手とするために、とにかく叩き上げた

「道場生の責任は、お前の責任や!」くらいの勢いで、理不尽に殴ったことも、一回や二回やなかった

 

せやけど・・・

勝ち星が上がったら、上がったで、道場内には「歪」が出てくる

「もっと、上を目指して・・・」というご父兄もいれば・・・「付いていけません」というご父兄もいる

そんな挟間で、揺れ動く・・・確固たる『信念』を持ってへん俺

 

それを、見透かしたかのように・・・何人もの人が、俺に背を向けて去っていった

どれだけ一生懸命になっても・・・「天秤」は、必ずどちらかに傾いてしまう

そんな日々の中・・・「責任」を背中に背負い込んでない人たちの、軽々しい行動や言動に、俺は右往左往するしかなかった

 

じゃあ、なぜに、その人たちに辞めてもらえへんかったんか???

・・・・・・・・・・

「子供に、罪はないから」・・・やな!?

 

仕事関係(接骨院運営)で、患者様や、スタッフから、「あなたのやり方が、気に入らへん!」とか「納得できません!」って言われたことは、今までに何度かあった

でも俺は・・・「ほんなら、他に行ったらええやん! 他に、ナンボでも接骨院はあるやろ!? ウチで勉強せんでも、勉強する場所はどこでもあるやんけっ!?」って、何の迷いもなく、答えることができた

 

せやけど・・・俺が預かってるのは、無垢な心を持った子供や

「お前の、お父ちゃんとお母ちゃんが、俺に唾かけよるから・・・お前、明日から、ここ(道場)に来んといてくれ!!  二度と、ここには来んといてくれ!」

そんな、子供の心に、トラウマを背負わせるかも知れへん様な言動や行動・・・俺には、それができへんかった

 

できへんもんやから・・・抱え込むことは、日に日に大きくなる

それが、いっぱいいっぱいになってきたら・・・明美に、それを吐き出すねんけど・・・

彼女もまた、そんな性格やないから、それらを抱え込んでしまう

そうすることで・・・2人とも行き詰まってもうて、雁字搦めになっとった

 

道場運営費(すべての会に対する年会費等)

試合参加費(当時は、月2~3回は試合や合同練習に参加してた)

毎年選ばれる、全少宮城県予選・日整宮城県予選の選手5名への柔道衣のプレゼント

合宿や遠征時に各家庭に負担がかからないよう、「寄付金」と称して大きな金額を算出

おまけに、遠征費を算出できない家庭の分も、すべて明美がやりくりして算出してくれてた

 

確かに、納会や遠征等の際、また、「道場の運営に・・・」と、寄付をしてくださる方もいらっしゃったけど・・・

「ありがとうございます! 使わせていただきます!」とは言うたものの・・・

その寄付としていただいたお金は・・・すべて、子供達の差入れやお土産に使わせていただくことはあっても、道場の運営に関することに使用させてもらったことは、いっぺんたりともあれへんかった

 

そんな状況を知ってか?知らずか?・・・やむを得ず、数百円程度の金額を徴収する際にも、「何に使うんですか? 本当に必要なんですか?」と、目くじらを立てるご父兄さえ存在した

俺らは、言いたいことの、10%も口に出すこともできず・・・ただ、貝のように黙って、擦り切れた時を過ごすしかなかった

 

「人間不信」

その言葉が、ピッタリと当てはまるくらい・・・俺の心には、ポッカリと大きな穴が開いてた

気が付けば・・・俺は、「心療内科」に通ってた

 

基本的に・・・俺は、人間が大好きや

だからこそ、接骨院(接客業)なんかも、やってられるんやろし・・・道場生に対しても、自分の子供のように接することができるんやと思う

友人関係も・・・さらっとした、表面上の付き合いをする友達は少ないけど・・・親友は、人よりは多いと感じてる

 

結局は、出会った人全員に対して、限りなく深いところまで付き合おうとする性格なんやろな?

関西人特有?なんかも知れへんし・・・俺自身が、たまたま、そんな性格なんかも知れへん

いずれにしても・・・本気で相手のことを想い、本気で怒り、本気で笑い、本気で向き合おうとしてしまう性格は、間違いないと思う

そんな俺が、「人間不信」になるなんて、「心療内科」に通院するなんて・・・そんなこと、夢にも思ってへんかったよ

それくらい・・・俺の心は、荒んどったんやろな

 

 

 

そんな、擦り切れた日々を過ごしながら、月日は流れ・・・道場生の面子も、年々入れ替わりつつあった頃・・・

俺の前に、しつこいオッサンが現れよった

納会、OB会、合宿etc、試合会場でさえ・・・俺にずっと絡んでくる、ものごっつい、しつこい父兄

「なぜ、こんなに強い選手がいるのに、全国を目指そうとしないんですか?」

「なぜ、個人的に出稽古に行ってはいけないんですか?」

「なぜ、他道場のように、もっと練習をさせないんですか?」

「先生の、指導方針の根拠は?」

「先生は、何を求めて指導してるんですか?」

「なぜ、もっと父兄を頼らないんですか?」

とにかく、時間さえあれば、しつこく聞いてきよるねん(^_^;)

 

せやけど、時が経つにつれて・・・その人は、こない言うてくれるようになった

「こんなに、子供達に対して、情熱を持って接してくださってるのに・・・いざ、父兄に対してとなると、なぜか?壁を作ってらっしゃる!  その壁の原因は何なのか?が、ずっと気になってました  先生と膝を突き合わせて、しつこいくらいにお話しを聞き、感じました  「先生と明美さんが、心に負った傷を癒すことができたなら、今在籍してるご父兄とも、もっと寄り添い、もっともっと、良い道場ができるはずだ」と、確信しました」って

・・・・・・・・・・・・・・・

『小野崎 有っちゃん(ヤマタケパパ)』や

 

「北岡道場 第一章」は・・・

遠藤夫妻、鎌田夫妻、正ママ、竜二の親父、虎ママ・・・が、擦り切れた、俺と明美の心を、支えてくれたお陰で、道場を辞めず(閉じず)に済んだ

 

「北岡道場 第二章」は・・・

有っちゃんが、俺自身を「今現在」の方向に導いてくれた

有っちゃんが、俺の心の中の固まった雪を解かしてくれた

感謝しても、感謝しきられへんくらい・・・ホンマに、感謝してる

ほんで、時に・・・「先生! ホームページ上の、この表現は良くないですよ!」とか、「宮城県の柔道界の皆さんが、先生の行動を見てると言うことを自覚してくださいね!」とか・・・俺の、浅はかな行動や言動を、良い方向に導いてさえくれる

 

そんな、有っちゃんが・・・ずっと、俺の話を聞いてくれたことが、きっかけやったんやろな?

最近、俺・・・「人の話を、よく聞くようになった」って、明美によう言われる

人の話をよく聞くってことは・・・その人たちに対して、心を開いてる証拠やと思う

 

俺は、知らず知らずのうちに・・・知ちゃん、優子さん、直ちゃん、順ちゃん、景ちゃん、太郎さん、あっちゃんはじめ・・・道場の皆々さんが大好きになっとった

また・・・その後に来てくれた・・・かなちゃん、ユミちゃん、まき助さん、まさきちゃん、あけ美ちゃん、正平さんはじめ、ご父兄の皆さん

ほんで、最近から付き合ってくれてる・・・昌彦、ゆかちゃん、弓ちゃん、たっちゃん、いづみちゃんはじめ、若いご父兄の皆さん

俺も明美も・・・そんな、道場のご父兄の皆さんが、大好きになっとった

 

あの当時・・・「こんな日は、この先、絶対に訪れへん!」って・・・俺らは、心を閉ざしとったはずやのに・・・

ホンマに、ホンマに、温かい人たちに支えられて・・・『今』がある

 

 

もし、あの時・・・道場を辞めてしまってたら・・・

もし、あの時・・・遠藤さんや、鎌田さん、正ママ達がおれへんかったら・・・

もし、あの時・・・心を閉ざしたままやったら・・・

もし、あの時・・・有っちゃんに、会ってなかったら・・・

俺自身も、人の話に耳を傾ける人間に、なってへんかったら・・・

きっと今、こんなに素晴らしい人たちに囲まれることはなかったやろうな

 

『捨てる神あれば、拾う神あり』

10年間・・・良くも悪くも、いろんな事案、経験から、勉強させてもらったのは事実・・・・・俺と明美がやってきたことは、すべて「必然」やったんやろな

その「必然」が、すべて『今』に繋がってるレールやったと思えば・・・素晴らしい、10年間の『足跡』やったと思うよ

 

最近・・・よく考えることがある

ええ行いを心掛けてしとったら・・・ええ人達に出会う(今の道場にいる方々のように)

ええ人達に出会ったら・・・俺自身が成長できる

成長できるということは・・・ええ立ち振る舞いができる

ええ立ち振る舞いができてたら・・・・・

結局は・・・良いことも、悪いことも、すべて自分や自分の息子や娘(道場生&OB・OGたち)に返ってくるんや!・・・・・ってこと!

 

道場設立以来、10年間・・・

すべての出会った方々に・・・

すべての起こった物事に・・・

すべての直面した「必然」に・・・

心より、感謝いたします!!

ありがとうございます!!

 

最後になりましたが・・・この「10周年記念イベント」、いや、この10年間を支えてくださった

ご父兄の皆さま・・・

知ちゃん、優子さん、有っちゃん、姐さん、詩音パパ、かなちゃん、直ちゃん、順ちゃん、海士パパ、前田さん、恭佑ママ、涼ちゃんパパ、ひろこさん、健ちゃんパパ、ユミちゃん、一平ちゃん、愛ちゃん、和道っちゃん、紀ちゃん、シゲちゃん、まき助さん、景ちゃん、ゆうこりん、あっちゃん、遼ママ、瑠佳パパ、あけ美ちゃん、正平さん、碧ちゃんママ、マサキちゃん、貴ちゃん、弓ちゃん、昌彦、ゆかちゃん、一颯パパ、ちあきちゃん、りょうちゃん、ミナさん、たっちゃん、いづみちゃん、ゆみさん、達也さん、フミ子さん、鎌パパ、昭美さん、正パパ、正ママ、虎パパ、虎ママ、千葉ケンパパ・ママ、竜二の親父、竜二のママ、太郎さん、奈緒子さん、角パパ、角ママ、柊律パパ、柊律ママ、真由美さん、永ちゃん(順不同)

 

心より、お礼申し上げます

ありがとうございました!

 

これから先も・・・

「実るほど頭を垂れる稲穂かな」

驕ることなく、「辛抱と努力」で、精一杯精進してまいりますので、ご指導のほど、どうぞよろしくお願い申し上げます!!

 

 

ほんで、息子・娘たち・・・

睦、貴也、回悠、裕也、悠葉、晃、REN、EIMI、悪ケン、虎ちゃん、沙季ちゃん、千葉ケン、正也、夏っちゃん、おっさん、慧美、滉太、昂大、詩音、RITO、海士、恭佑、涼太、瑛美、恭太、清春、健之介、純聖、元、聖翔、拓満、心颯、倭、武、桜想、承之介、紳太郎、JOE、唯斗、啓太、遼、瑠佳、碧、琳、柊生、心和、YUTAKA、優音、小地蔵(悠真)、一颯、小僧(壮真)、小大仏(一太)、煌、律生、開、結月、皓

 

どうか、限られた時間を無駄にせず・・・

『今』この瞬間を、精一杯、生きて、生きて、生きまくってくれ!

 

努力したことが、すべて報われるとは限れへん

せやけど・・・

「成功」した者は、皆すべからく努力しとる!

 

元気出していこう!!

READY! GO!!

 

 

 

 

 

judo 大会 仙台市 008 煌・・・頑張れ!!

judo 大会 仙台市 004 元ちゃん! よう頑張ったね(^^)

judo 大会 仙台市 018 イケッ~~~! 熊っ!!

judo 大会 仙台市 042 ガオッ~~~(任しとけっ)!!

judo 大会 仙台市 051 跳ねろ! RITO!

judo 大会 仙台市 064 残念っ!(>_<)

judo 大会 仙台市 044 小地蔵(^^)

judo 大会 仙台市 019 小僧(^_^;)

judo 大会 仙台市 055 小大仏(゜゜)~

judo 大会 仙台市 034 一颯・・・よく戦ったぞ!

judo 大会 仙台市 032 YUTAKA VS 優音(^^)

judo 大会 仙台市 076 SO VS タケル(^^)

judo 大会 仙台市 059 RUKA VS 碧(^^)

judo 大会 仙台市 054 紳ちゃ~~~ん(^o^)

judo 大会 仙台市 028 承ちゃ~~~ん(>_<)

judo 大会 仙台市 024 啓太ぁ~~~(^^)

judo 大会 仙台市 023 遼ぉ~~~(^^)

judo 大会 仙台市 071 KOKOちゃ~~~ん❤❤❤

judo 大会 仙台市 053 涼ちゃ~~~ん(^^)

judo 大会 仙台市 042 熊・・・ガオッ~~~(^_^;)

judo 大会 仙台市 055 小大仏・・・・・(ーー;)

judo 大会 仙台市 088 SO・・・4年振りの「優勝」やったね(^o^)

judo 大会 仙台市 084 びびも、優勝したね(^^) おめでとう!

judo 大会 仙台市 092 さぁ、これから、どう動く!?

judo 大会 仙台市 094 カワイイぃ~~~(^o^)❤

judo 大会 仙台市 087 メッチャ、喜んでるやん!?(^_^;)

judo 大会 仙台市 098 「賞状」持ってない人は、キャンプに行けません!

行きたかったら・・・大きな声で、「キャンプに連れて行ってください!」って頼みなさい(笑)

judo 大会 仙台市 099 みんな・・・お疲れさん(^^)

 

 

 

 

 

judo 大会 仙台市 055 そうだね(^^)  お疲れさん(ーー;)

気出していこう!

READY! GO!!

 

8月7日(日)・・・仙台市武道館(青葉体育館)に於いて、「宮城県スポーツ少年団学年別柔道大会 仙台市予選」が開催された

小学1年生~中学2年生まで、各学年別、男女別やけど、体重無差別やから、ちっちゃい選手にとっては、ごっついしんどい大会やな(^_^;)judo 大会 仙台市 033

 

デビュー戦の子も数名おったし・・・皆一様に、よう頑張っとったと思う

今年は、上位3名(3位決定戦をやって)が、県大会に出場できるみたいで・・・大方、10名ほどが、県大会出場枠をゲットしてたわ

 

優勝・・・入賞・・・初戦敗退・・・

いつも言うように・・・俺にとっては、そんなこと、どうでもいいこと(^^)

 

そんなことより・・・

 

「海士」が・・・努力して、背負い投げを進化させたことjudo 大会 仙台市 067

 

「恭佑」が・・・負けたことで、「これから走ります!」って、自ら俺に言いにきたこと

 

「涼ちゃん」が・・・自分のしたことで、大切なことを学んだこと

 

「RITO」が・・・不本意な自分(練習の取り組み方)に、後悔してたこと

 

「清春」が・・・軽量級に負けて、悔し泣きしてたこと

 

「元ちゃん」が・・・果敢に攻めて、初戦突破したこと

 

「純聖」が・・・最後まで諦めんと戦ったこと

 

「健ちゃん」が・・・自分より大きく強い相手からも下がれへんかったこと

 

「恭太」が・・・気持ちを前面に押し出して戦ったこと

 

judo 大会 仙台市 042

「SO」が・・・一生懸命練習したきた自分を、自分で評価できたこと

 

「タケル」が・・・情を入れることなく、いつも通り、SOとガチンコでやり合ったこと

 

「KOKORO」が・・・ニコニコしながら、メダルをぶら下げてたこと

 

「承之介」が・・・思い通りにならへんことに、悔しがってたこと

 

「紳太郎」が・・・県トップ選手に、怯むことなく闘志むき出しでかかっていったこと

 

「啓太」が・・・ゆっくりやけど、少しずつ、少しずつ、進化してきたこと

 

「遼」が・・・4年越しで、初めて入賞を果たしたことjudo 大会 仙台市 041

 

「瑠佳」が・・・碧ちゃん相手に、手を抜くことなく攻めたこと

 

「碧」が・・・賞状をもらって、ニコニコしながら、パパに写真を撮ってもらってたこと

 

「びび」が・・・勝ちたい気持ちを、前面に押し出した試合をしたこと

 

「一颯」が・・・照れくささよりも、悔しくて泣いてたこと

 

「YUTAKA」が・・・果敢に前に出て、最後まで攻め抜いたこと

 

「優音」が・・・デビュー戦にもかかわらず、物怖じせず前に出ていったこと

 

「悠真」が・・・練習してきたことで、一本勝ちしてきたことjudo 大会 仙台市 044

 

「一太」が・・・大きな声を出して、楽しんで柔道をしてたこと

 

「煌」が・・・初戦、3位決定戦、どちらも勝てなくて、悔しくて泣いたこと

 

「壮真」が・・・素晴らしい、ファイティングスピリッツを見せてくれたこと

 

・・・・・・・が、メッチャ印象的やった

 

 

彼らにとっては・・・すべてが、「通過点」judo 大会 仙台市 099

毎日毎日、精一杯生きてくれてることが・・・素晴らしい!

 

県大会に、出場できる、できない・・・は、結果論や!

とにかく、『今』を・・・一生懸命、頑張ろう

『今』を、一生懸命頑張れへん奴に・・・大切な明日は訪れへんから・・・

 

元気出していこう!

READY! GO!!

 

 

 

 

 

子供達(次男:SO(6年)、三男:YAMATO(2年))が夏休みになってから・・・ウチの家には、毎日のように、道場生が泊りにきてる

4~5人の時もあれば・・・1人の時もある

いずれにしても・・・誰もおらん日の方が、違和感を感じるくらい、ほとんど毎日、誰かがおる

まぁ、夏休みに限らず・・・普段から、週末は、ほとんど誰かがおるけどな(^^)(^^)

※以前は、SOよりも上の学年の子達も、よう来てたけど・・・さすがに、中学生になったら、部活もあるやろうし、小学生(YAMATOは2年生やし・・・)と、いっしょになって遊ぶ時期ではなくなるんやろな?・・・なかなか、家族ぐるみでBBQでもせん限り、来えへんようになってもうた(当然やわな(>_<))

でも・・・中学生同士の行き来は、結構あるみたいやし・・・また、ウチ以外でも、道場生同士の行き来は、結構あるみたいで、安心してる(^^)

 

 

最近、ウチに来るのは、SOよりも学年下の連中が、ほとんどやけど・・・これがまた、SOに、メチャクチャに扱われるねん(^_^;)

YAMATO(2年)は・・・普段から、SOにガチャガチャにやられてるから、通常の2年生やったら泣くようなことでも、ケロッとして、少々のことでは応えへんけど・・・他の連中は、そうはいかへん(^_^;)

横暴な態度はされるし・・・小突かれるし・・・悪いことにも加担させられるし・・・「自分の家で生活してたら、絶対に遭遇することがあれへんやろう」っちゅう事案が、日常茶飯事に巻き起こるもんやから、そらぁ大変や(>_<)

はじめは、そんな状況に付いて行かれへんし・・・反抗できへんし・・・泣いたら放ったらかしにされるしやから、アップアップやねんけど・・・・・そのうち否応なく、その状況に対応する能力が付いてきよるのが、これまた面白い(^^)(^^)(^^)

 

当然、そのSOは・・・姉:悠葉(先生)と、兄貴:REN(現:大学1年生)が、家にいた頃(高校に進学するまで)は、毎日毎日ガチャガチャにやられて育ってきたから、その環境がいたって普通やし・・・少々のことでは、物怖じすることはあれへん

せやから、自分が「壊れへん」っちゅうことが、基準値になってるもんやから・・・弟:YAMATOはじめ、ウチに出入りする連中を、自分と同じように扱うねんな、これが(^^)

 

せやけど、このSO・・・そんだけ、毎日毎日ガチャガチャにやられてた、兄貴:RENがウチを出ていった時(高校に進学した時)・・・また、夏休みとかの帰省期間が終わって、高校や大学に帰っていってしまう時・・・新幹線のホームとか、空港のセキュリティサイドとかで、嗚咽するくらい号泣するねん

イジメられて(まぁ、言葉は悪いけど・・・(イジられて)やな)・・・小突かれて・・・横暴に扱われて・・・自分がまだ知らん事を次々に見せつけられて、やらされて(悪いこととかな(^_^;))・・・しょっちゅう泣かされて・・・・・それでも、兄貴の愛情を肌で感じてたんやろな??

理屈じゃないんよな(^^)

だから・・・出ていく(帰っていく)兄貴との別れが寂しくて寂しくて、あんなに嗚咽してまうくらい泣くんやろう?

 

せやから、SOも・・・横暴ながら、仲間(弟)たちに愛情を持って接してるよ(^^)

俺は、それを見てたら分かるし・・・SOが、どんな子なんか?も分かってるから・・・

道場生が、小突かれてようが・・・泣かされてようが・・・イジられてようが・・・(時に、YAMATOでさえ)やられ過ぎて泣かされてようが・・・・・「やられるもん(泣かされるもん)が悪いんじゃ! 泣くくらいやったら、最初からいっしょに遊ぶな!(ウチに来るな!)」ってしか言わへんしな(^^)

 

でも・・・えらいもんやで(^o^)

毎回毎回、泊りに来るたびに、子供ら変わってきよんねん

この、普段ではありえへん「環境」に、ちゃんと適応してきよんねんよな(^^)

ホンマ・・・子供の成長って、著しいで(^^)

 

そんな感じで(って、どんな感じやねんっちゅう話やけど)・・・ウチは、俺(親父)を筆頭に、ちょっと特殊な家庭?やから・・・まぁ、「こんな、「環境」も存在するんやな」って、身を以て感じるだけでも、ええんとちゃうんかな??って、俺は思う(^_^;)

道場生諸君!!

北岡家の特殊な「環境」を味わいたかったら、いつでもどうぞ!(笑)(笑)(笑)

 

 

 

それと、もうひとつ

中学生同士、道場生同士が行き来したり、ほんで、またウチに来たりすることによって・・・子供らって、知らず知らずのうちに、感性が養われて、勉強できてると俺は思ってんねん

 

親が子供に・・・食事を作ったり、叱ったり、遊びに連れていったりetcっていうのは、当たり前の日常の出来事やけど・・・

〇〇の親父に、スーパー銭湯につれていってもらったこと・・・

〇〇のお母さんに、ご飯を食べさせてもらったことって・・・

〇〇のお父さんに、ゲンコツを落とされたことetc・・・

・・・・・って、結構、子供の心に焼き付いてると思うねんよな

 

 

俺・・・高校生の頃、寮生活をしとってんけど・・・

同級生の「知樹」の親父(通称:おいやん)が、よう面倒見てくれた(^^)

 

特に夏休みなんかは、寮が閉鎖になる時期があって・・・しょっちゅう、知樹の家に泊まっとった

飯食わしてくれて・・・ラーメン食いに連れてくれて・・・家の中(田舎やし農家やから、結構家は広かった)は自由にさせてくれたし・・・・・

決して、布団を敷いてくれて、食事を出してくれて、お風呂のバスタオルを準備してくれてって、お客さん扱いするんやなく・・・自分の家みたいに、ホンマ自由にさせてもらった

 

練習が終わったら、勝手に知樹の家に帰ってきて・・・・・

勝手に冷蔵庫から食材出して食い荒らして(当然、洗い物なんかせえへんで)・・・

クーラー、ギンギンに入れた居間で、ジュース飲んで、お菓子食って(もちろん、「おいやん」の家にあるもんやで(^^))・・・

知樹(130kg)と、貴行(RENの師匠:120kg)と、俺(60kg)の3人で、昔のステンレス製の狭い風呂?にギュウギュウで浸かって、お湯なくならせて、「おいやん」に怒られて・・・

洗濯は、知樹のお母さん(通称:おばちゃん)が全部やってくれて(柔道衣まで洗ってくれて干してくれて)・・・・・

 

あの頃は、それなりに「感謝」は、してたんやろうけど・・・子供やし、やんちゃしてる時やし、分かれへんやん!?

せやけど、今になって振り返ったら・・・「すごいことを、して(させて)もらってたねんな(^^)」て、俺そない思って、メチャメチャ感謝してるもん

 

そんなんやから・・・「おいやん」の家には、いっつも誰かがおったよ

知樹は当然やけど、貴行、竜男先輩、俺etc・・・

みんな、それぞれ、ホンマに好き勝手にやらせてもらってた

 

 

それと、俺にとっては、もうひとつ!

ガキの頃からの大親友、「隆勇」の「親父っさん」と「お母ちゃん」の家・・・

ガキの頃は、悪さするのも、単車乗るのも、一晩中遊び呆けるのも・・・ずっと隆勇の「親父っさん」と「お母ちゃん」に、怒られながら、見守られながら、笑われながら・・・過ごしてきた記憶がある

隆勇の家もまた、自由気ままに出入りさしてもうた、俺の故郷やなぁ~

 

大学生の頃、柔道部の解散で地元に帰った時は・・・俺ら仲間6人は、仕事やアルバイトが終わって帰ってくるのは隆勇の家

飯食いに出かけて、夜中であろうがお構いなしに出入りして、隆勇の部屋で雑魚寝して、朝になったら、それぞれの時間に仕事とかアルバイトに出掛ける・・・・・ほんで、晩に帰ってくるのは隆勇の家

俺ら仲間6人は、隆勇の家の合鍵の置き場所まで知ってたから・・・隆勇が留守で、「親父っさん」と「お母ちゃん」が留守の時でも、勝手に入って、勝手に遊んで、勝手に出てきた、思い出があるなぁ~

さすがに、小梅(親父っさんが、可愛がってたマルチーズがリビングに陣取ってて)が、ワンワン吠えよるから、リビングで勝手に飯は食われへんかったけど・・・(^_^;)(笑)

 

 

せやけど、俺は・・・そないしてもらったことを・・・「おいやん」と「おばちゃん」、「親父っさん」と「お母ちゃん」に、どないしたって返すことができへんねん

もちろん、「おいやん」と「おばちゃん」、「親父っさん」と「お母ちゃん」かって、返してもらおうなんか思ってへんやろうし・・・なんか、手土産持っていったとしても、「耕太郎! そんなことすんなよ!」って怒られる始末・・・

 

せやから、俺は・・・やってもらった分を、これからの人(子供ら)に返してやろう思ってんねんや!

だから・・・毎日のように、自分の家に道場生とかが入り浸ってても・・・俺にとったら、なんてことのない日常なんよな(^^)

 

ええように書いてるけど・・・もちろん、泊りにきてる子供らに、何かしてやってる訳ではあれへんで(ーー;)(泊りにきてる子の、ご父兄の方、すいません(^_^;))

 

喉乾いたら、勝手に冷蔵庫から飲み物出して飲めばええし・・・

風呂入りたくなったら、勝手に入ったらええし・・・

腹減ったら、カップラーメン作ってくったらええし・・・

眠たくなったら、リビングで雑魚寝したらええし・・・

洗濯物も、カゴに入れとけばええよ

 

そないな経験をさせといたったら・・・今は分からんかったとしても・・・大人になった時に、仲間を大事にしてくれる人になってくれるんとちゃうんかな?って、俺は思ってんねん

ほんで、また・・・自分が、「それ」をしてやれる立場になった時、当然のようにする人になってくれるんとちゃうんかな?とも、思ってんねん

少なくとも・・・俺は、そないしてるつもりでおるから・・・期待も含めて、そう思うようにしてるんよ(^^)

 

 

余談やけど・・・

俺は・・・今でも、実家に帰った時は、「親父っさん」と「お母ちゃん」のとこには、明美をはじめ、子供ら全員を連れて挨拶に行くようにしてる(隆勇は、京都で家を構えて、家族で暮らしてるから、地元にはおれへんねんけどな)

俺が、頑張ってること・・・ウチの子供らが、真っ直ぐ育ってることを・・・自分の子供とか自分の孫のことのように、「親父っさん」と「お母ちゃん」は、喜んでくれる

ほんで、「親父っさん」は、俺に・・・「一番、悪いことして、一番どうしようもなかった奴が・・・一番、真面目にやってるのぉ!? ほんで、一番、俺のとこに来てくれるのぉ!?」・・・笑いながら、そない言うてくれる

 

俺は・・・「親の愛情」、ほんで、「最愛に人を想う愛情」に勝るもんは、この世にはないと思ってる

 

せやけど・・・「おいやん」や「おばちゃん」、「親父っさん」や「お母ちゃん」みたいに・・・決して、恩着せがましいわけではなく、それでいて、許容範囲を超えたら小突いてくれる・・・ほんでまた、その年齢に応じて、自分らのことを尊重してくれる・・・そんな「愛情」も、親の愛情とは別に、人の心の成長には、必要なんとちゃうんかな?って思うんよ

 

それを、感じさせてもらうことができた俺は、「順番に、次の世代に引き継いでいけたらええなぁ~」って思ってるし・・・また、それは俺の役割でもあるんやろなって感じてる

 

お父さん以外に・・・ゲンコツを落としてくれる「親父」

お母さん以外に・・・甘やかしてくれる「明美さん」

道場長としてだけやなく・・・「親父っ!」って、帰ってきてくれる子供らが増えたら・・・俺、メッチャ嬉しいねんけどなぁ~(^^)

 

だって・・・そうやって、帰ってきてくれるってことは・・・

きっと、自分が「親父」になってるやろうからね(^o^)

 

 

元気出していこう!

READY! GO!!

 

 

 

 

7月24日(日)・・・詩音(中3)の最後の挑戦が終わった

 

『全国中学校柔道大会 宮城県予選 -90kg級 第3位』

 

最後まで諦めることなく、立派に戦ったと思う

今の「詩音」にとったら、十分すぎる成績やったんやないかな?と、俺は思う

東北大会の出場枠も、いただけたし・・・

 

 

6月に開催された・・・仙台市地区予選

「詩音」は、1回戦?で、呆気なく敗退した

県大会への出場は、枠に余裕があったため、敗退した「詩音」も出場枠を手にすることができた

 

俺は・・・仙台市予選の次の練習日に、「詩音」の心を揺さぶってやることにした

俺は、基本的に・・・中学生になった生徒達には、あえて無理強いした指導することを避けてる

 

スタミナを強化したら、県の上位でも十分通用するであろう・・・-73kg級の『恭佑』

体の力を抜き(脱力させ)、柔軟性をつけたら、もっと上を目指せる・・・-60kg級の『海士』

冷静に物事を運び、練習中から徹底的に自分を追い込むことができたら、自分の身体能力をもっと発揮できるであろう・・・-66kg級の『涼太』

自分自身と向き合い、「辛抱と努力」をすることを惜しまへんかったら、「技は、ホンマに上手いのに・・・」と思わせる・・・-66kg級の『凜杜』

あえて、中学2年生までの連中のことしか書けへんけど・・・この子らは、ホンマに素晴らしいもんを持ってる

 

せやけど、俺は・・・あえて、「スタミナ強化のために、毎日走れ!」」とか、「柔軟性をつけるために、毎日、柔軟トレーニングに時間をかけてやれ!」とか、決して無理強いはせえへん

なんとなく・・・「涼ちゃんは、練習中から自分を追い込めへんもんなぁ~(^^)」とか、「凜杜は、技は上手いのに、なんで一生懸命取り組めへんのやろなぁ~?(>_<)」とかくらいは口にするけど・・・・・頭ごなしに「やれ!」とは、絶対に言わへんようにしてる

 

なんでか???

自ら行動を起こそうとせえへん、彼らにとって・・・「やるべき時」は、「今」じゃないからやろ???

もし、無理強いして、やらしたとして、たとえ、それで優勝したとしても・・・自分の気持ちのメリハリを学ぶ瞬間を見失ってまうような気がすんねんよな

 

「やらされる」のは、いつの時も選べへんよ・・・子供らに選択の余地はないねんから・・・

せやけど・・・「やるべき時」は、彼ら自身が感じて動かなアカンねん!

 

中学生にもなったら、まして、中2~中3にもなったら・・・「我」が出てきよる

世の中的には、「反抗期」ともいうんかも知れへんけど・・・俺は、「自立期」やと思ってる

その「自立期」やからこそ、親とか先生の顔色を窺いながら、何かをするような時期ではないと俺は思ってるねん

 

時に・・・「こうしとかんと、あんな風になられへんぞ!」「ああしとかんと、結果はマイナスやぞ!」って、親とか指導者は、答えを提示して導こうとしてしまう

当然やわな・・・

 

せやけど・・・俺ら親とか指導者は、彼らが今現在、一歩一歩踏みしめて歩んでる「道(人生)」を通り過ぎてきて、客観的に見えてるからこそ言えるんであって・・・彼らにとっては、今この瞬間が、現在進行形やん!?

自分自身が、その時期を振り返った時に、「勉強を怠ったら、落ちていく」「練習を怠ったら、負ける」「いい加減な生活をしてたら、アウトローに進む」etc・・・そんな方程式が見えとったかな???

 

大人になった今、いろんな経験をしてきたからこそ、見えてるんであって・・・少なくとも、その頃の俺は、何も見えてへんかったなぁ

見えてへんかったからこそ・・・・・いろんな経験や失敗を、自分の身を以て仰山してきたよ

 

でも、失敗したからっていうて・・・そこで、俺の人生は終わってへんで

それどころか・・・失敗したことを反省して、次につなげていくことこそが、人生の「糧」になってきたし・・・俺みたいなアウトローな人間が、今現在「教育者」の端くれでおれるのも、すべては、そんな自分自身の経験があったからやないんかな?とさえ思ってる

 

だから、俺は我が子を含め、生徒達にも、答えは提示せえへんようにしてるし・・・あえて、いろんな意味での「自己責任」を感じさせるようにしてるねん

せやないと・・・それでなくとも、情報社会の今・・・何の経験もせんと、情報ばっかりが先行してもうてたら、頭でっかちになってまうんとちゃうんかなぁ~って、俺は思うんよな

 

要するに・・・

俺が、ケツ叩きまくって、やらすだけやらして、彼らが何かを勝ち取ったとしても・・・いずれ、頭打ちする時が、きっとくると思うねん

頭打ちした時に・・・俺が、そいつのそばに居て、一生ケツ叩きまくってやる訳にはいかへんやろ?

それに・・・もしも、頭打ちする時期がないんやったら・・・今「チャンピオン」の子達は、一生、何の世界でも「チャンピオン」やんか?

柔道も・・・勉強も・・・事業も・・・国家資格も・・・

 

柔道、剣道、サッカー、野球、テニスetc・・・中学生はもちろん、小学生でも・・・一体、どれくらいの数のチャンピオンが存在する?

まして、各競技、毎年毎年、チャンピオンは生まれるんやで?

その子達全員が・・・ずっと、人生のチャンピオンでおれるはずがないやん!?

実際・・・現実問題、そんなこと、ありえへんやろ!?

 

それやったら・・・その場面、場面で、「今、何をするべきなんか?」を判断できる人にしといてやるように、彼らの「心」を教育してやることが、親とか指導者の役目と違うんかな???って、俺は思うねん

せやから・・・今、勝つこと(勝たせること)と、心の成長は、必ずしも比例せえへんと、俺は考えてる

 

 

 

余談やけど・・・俺は、長男(REN)が中学校の間、「勉強せえ!」「勉強せなアカンぞ!」って、いっぺんも言うたことがない

「勉強するも、せえへんも(高校行けるも、行かれへんも)・・・すべて、『自己責任』やぞ!」ってのみ、それだけを伝えてきた

いっぺんも言うたことがないのをええことに・・・彼の成績は、素晴らしい低レベルになっとった

5教科の合計点数が、100点程度(^_^;)

 

それでも・・・彼は、ある時「和歌山北高校に行きたい!」と、訴えてきよった

他県の高校を受験するってこともあって、進路目標が決まってからは、俺が、中学校の三者面談に行くことになった

 

その時の話やけど・・・

担任の先生、学年主任の先生、教頭先生?までが、面談に立ち会って・・・「「和歌山北高校」一本のみの受験じゃなく、「もしも?」のことを考えて、仙台育英高校を受験したらどうでしょう?」と仰ってくれた

正直、彼の点数やと・・・五分五分とまではいかへんにしても、怪しい部分も多々あったからやろな

 

せやけど、俺は・・・

「先生方な! 好きな女がおって、どうしてもいっしょにいたいから告白する訳やよな? その結果、「フラれたから・・・」っていうて、「2番目に好きな女で、手打つわ」ってなるか? それに、その女(2番目に好きな女)を一生懸命、一番に好きになってる子もおるんやで!? ほんなら・・・そんな、失礼なことあるかいな?」

先生:「そう・・・です・・ね(>_<)」

俺:「せやろ? ほんなら、こいつ「和歌山北」一本でいくって言うてるんやから、それでええやん?」

・・・・・そんな、やり取りがあった

 

俺も、当たり前に親やから・・・「高校くらいは、現役で行ってほしい」っては思ってたよ(^_^;)

せやけど、長男が無限にある選択肢(柔道、野球、サッカー、勉強、バンド、アルバイト、留学etc・・・)の中から、自分自身で決めた目標(親に勧められたとか、親にケツを突つかれたとかとちゃう・・・自分自身で、すべてを選択して決めた目標やで)に向かって、逃げ道を作らんと崖っぷちで精進することを、自分自身の身を以て感じてもらうことの方が大切やと思ってたから、俺はあえて、先生の前でそない言うたねん

もちろん、その時点で、いきなりそんな思いが出始めたわけではなく・・・「北岡家の教育論」として、俺は彼を、ちっちぃ時から、そない育ててきたから言えるんやで

 

もし、高校受験がアカンかったとしても・・・冷たいようやけど、それは、いわゆる「必然」やろ?

勉強せえへんかった、本人が悪いんやん!?

 

せやから、その自分の身に起こった「必然」を、自分自身が受けとめて・・・

その後、一念発起して、来年再チャレンジするんか?・・・また、必要以上に勉強を頑張って、トップの高校に進学するんか?・・・または、そのまま沈んで、アウトローの道を進むんか?・・・・・それら、すべては、彼の人生の、次の「必然」や!っちゅうのが・・・俺の考えやねん

ほんで、その「必然」は、すべて「自己責任」によって起こることも、ずっと、幼い頃から彼に伝えてきてた

 

まして・・・その「酸いも、甘いも」が、そこらじゅうに転がってる、社会の暗黙のルールを、肌で感じてへん者を、中学校卒業と同時に、親元離して外に出すわけにはいかへんやん!?

(まぁ、「強豪高校に、柔道をするために県外に出す」っていうニュアンスは、俺にはまったくなくて・・・北岡家の考えは、ちょっと特殊やからこそなんやけどな・・・(^_^;)   機会があったら、また書くわ(^^))

せやから、面談終了後・・・彼に、「あんなこと言うてもうたけど、良かったか?」って吐き出してみたら・・・「親父の考えでええよ! 俺も、和歌山北高校以外、行くつもりないし・・・」って、すべてを悟ってたか?のように、彼からそんな答えが返ってきた

 

余談が、えらい長くなってもうたな(^_^;)

 

中学3年生の息子に対しては、非常に冷たくて、酷な話かもしれんけど・・・結局は、「自分自身」なんよ

親の人生でも、兄弟の人生でもあれへん・・・結局は、「自分の道(人生)」なんよ

親が手を差し伸べて助けてやっても・・・自分が頭打ちしてへん限り・・・崖っぷちに立たされてへん限り・・・自分自身が身を以て経験してへん限り・・・その子は、また同じことを繰り返すよ

おまけに、親が何とかしてやれる場面なんか・・・この先、どんどん少なくなってきよるねんから・・・

 

そうやって、子育てをしてきた俺が・・・

そうやって、「その大切な部分を、自分自身の身を以て学んでほしい!」と願ってる俺が・・・

道場の子供達に対してであっても、平々凡々と答えを提示して、徹底した管理の中、練習を「やらせる」訳にはいかんやろ???

 

せやから、俺は・・・何事も、自らの「経験」!

経験して、成功してこそ、失敗してこそ、方程式が出来上がる・・・そう、考えてるねん

ほんで、崖っぷちに立った時にこそ・・・その方程式を、自ら理解しようとする、彼らの『心』を揺さぶってやるのには、絶好のタイミングやとも考えてる

そうすることで・・・彼らには、身を以て大切なことを学んでほしいんよな

 

 

だから、俺は・・・仙台市予選のあとも、「詩音」に「ああしろ! こうしろ!」いう、無理強いは一切してへん

ただ・・・自分自身がどうしたいのか?・・・自分自身を支えてくれる方々に、どれだけ感謝の念を持っているのか?・・・自分の心に対して、どれだけ正直に向き合ってるのか?・・・・・ってことだけを伝えるだけに留めた

 

 

でも、あいつ・・・ちゃんと、俺(師匠)と向き合ってくれてたんやな?

詩音は・・・翌日から始動したよ

遅い始動やったけど・・・次につなげるために・・・自分の人生の「糧」にするべきために・・・自分自身の『心』で、感じて動きよったわ

わずか、1ヶ月やったけど・・・心の成長途中の14歳~15歳の少年には、十分な時間やったんやなかろうかな?

 

大切なもんは何なのか?

人の心を突き動かすとは、どういったことなのか?

自分独りで「柔道」ができてるんではないということ!

「本当に「悔しい」と思う気持ちを持ってるのは、負けた自分だけではない!」ということ!

それらのことを、自分自身の身を以て経験した「詩音」には・・・この先、新たなステージが待ってると、俺は思うよ

 

 

敗戦後・・・更衣室のベンチに腰かけて、項垂れて涙を流してた「詩音」

俺が更衣室に入っていっても、項垂れたまま、顔を上げることもなく泣いてた「詩音」の心には・・・仙台市予選の時には見えへんかったもんが見えてたんとちゃうんかな?

 

あのまま、何も変わらん1ヶ月を過ごしたとしても・・・目から、涙らしき水は流してたかも知れへん

せやけど、あのままの「詩音」の心やったら・・・今見えてる大切なもんは、見えへんかったんとちゃうんかなぁ~?

少なくとも、彼を見る限り・・・俺はそない、感じたけど・・・

 

勝つことだけが、すべてやない!

柔道や勉強を「やらなアカン」と思ってる間は、『大切なこと』を、ホンマには学べてへんはずや!

 

各ご家庭の考え方、子育て論、家庭教育論が存在する以上、俺の考えを、すべて子供達にごり押しする訳にはいかへん事は、重々承知してる

せやけど・・・時に、親が子供に言い聞かせても・・・それは、恩着せがましい「念仏」としてしか、子供は受け取れへんことがある

その反面・・・第三者に、言われた言葉(言霊)は、素直に心に溶け込むことが多々あるのも事実や

 

だから、今の俺にできることは・・・

自分自身の「利欲」を、根っこから除外して・・・彼らの現在、ほんで将来と、真正面から向き合ってやること

仮に、今は伝わらんかったとしても、将来、点と点が線でつながった時、「あんな考えを持った、オッサンがおったなぁ~」って、思い出してくれることも、きっとあるやろうからな

 

だからこそ、俺ら教育者は・・・限りなく「心技体」を大きくに育ててやるべく、子供たちの『心』を揺さぶってやることを忘れたらアカンのよな

 

 

詩音・・・

『好きこそものの上手なれ!』

今は・・・ただ、それだけでいいよ

あと少しの時間やけど・・・俺の元におる間はな・・・

 

せやけど・・・自分が求める大切なものを手に入れようとする時・・・すべての物を犠牲にせなアカン時が、やがてくるやろう?

その時にこそ・・・今回、経験したことが、きっと役に立つよ

 

今回、お前が、階段を一段上る姿を見せてくれたことに・・・礼を言うわ(^^)

ありがとう!

 

これから先も・・・自分の心に嘘をつかんと、精一杯精進しいや!

 

元気出していこう!

READY! GO!!

 

 

仙台大学柔道塾に、出稽古に行かせてもらって思い出したこと?

 

それは・・・

楽しんで柔道をすること!

 

北岡道場は「楽しくなければ意味がない!」やから・・・基本的には、楽しんで柔道をすることがモットーなんやけど・・・・・

時に、俺自身が見失ってしまうことがあるんよなぁ~・・・これが(^_^;)

 

小学生、中学生の試合が立て込んでくる・・・そこに、新しい「仲間(道場生)」が入会してくる・・・「全体的な底上げを図って、早くある程度のレベルに到達せんとアカン(>_<)」って焦る

道場のキャパの問題・・・指導者が俺と悠葉先生、晃先生(ただ、彼女たちには、「大学生活、仕事、私生活、とにかく『今』を優先して、時間の許す時だけ、道場に来てくれたらいい(^^)」って伝えてるから・・・なかなか、道場に来てくれることが難しい(^^)  (沙季ちゃん、早く、コーチになってぇ!(^_^;)))の問題

ほんで・・・中学生、高学年は良いにしても・・・なかなか、低学年は、いろんなことができるまでに時間を要する

 

せやけど・・・そんなもん、当たり前のことやし・・・最初から、分かってることやねんよな(^_^;)

 

せやのに、どうしても・・・「焦り」が出て、俺自身に、「ゆとり」がなくなる

「ゆとり」がないから、頭ごなしになってまう

頭ごなしになったら、それは子供らの心にストレートに伝わってまうから・・・子供らは、おもろない(>_<)

おもろないから・・・前には進めへん

メッチャ、悪循環や(ーー;)

 

結果的には・・・ええことなんか、何もあれへんのよな(ーー;)

 

 

俺・・・仙台大学に出稽古に行かせてもらって、「ちょっと、そんな部分があったんかも知れんなぁ?」って、メッチャ反省した

メッチャ、反省したから・・・海外の柔道の指導方法とか、フランスのトレーナーのDVDとかを見て・・・自分の指導に、「今」足れへんもんは何やろか???って、見つめなおしてみた

 

ほんで、その反省点と自分の指導に足れへんもんを踏まえて・・・昨日の練習は、ホンマに単なる「基本」の練習に徹した

ホンマに単なる・・・足の運びの練習、足上げの練習、相手の動きを利用して背中に乗せる練習等を、しただけやねんで

せやのに・・・終わりの整列で、子供らに聞いてみた

「今日・・・柔道の練習、楽しかった人?」

・・・・・全員が、手を挙げよった

家に帰ってから・・・SO(次男)とYAMATO(三男)にも聞いてみた

ほんなら、普通に・・・「今日の練習、おもろかったで(^^)」って言うてた

 

単なる、きっと面白くないやろう「基本練習」をやっただけやのに・・・

ただ・・・いつもと違うのは・・・

すべてのことを批判せずに・・・『褒める』こと!

せやねん! 『褒める』ことが、限りなく欠けたらアカンねん!

子供がチャレンジしようとしてることに、マイナスのことなんか何ひとつあれへんねんから・・・

 

せやから・・・基本練習の後、ちょっとの時間だけ、乱取りの時間を取ったねんけど・・・「一つの技に拘らんと、いろんなことにチャレンジしてみよう! 何をしてもいいぞ!!」って、彼らの背中を押したねん

ほんなら・・・いつも以上の大内刈りが炸裂したり・・・さっき練習した、相手の動きを利用して背中に乗せることができたり・・・右も左も、自由自在に体を使って、楽しんで柔道をしてたように感じた

 

せやねんよな!?

「何をしてもいいから・・・」って言うても・・・みんな「柔道」っていう基本ベースは分かってるから、殴ったり蹴ったりすることはあれへんし・・・それどころか、眠ってる潜在的な能力が出てくることかってある

 

 

俺の指導方針!!

それは・・・綺麗で素晴らしい、「盆栽」を作れへんこと!

 

何を言わんとしてんのか??

子供らを、「型」に嵌め込むんやなく・・・いろんなことにチャレンジさせてやって・・・いろんな技を自由自在に使わせてやって・・・右も左も、ほんで時に、突拍子もないことさえも、子供やからこそ出てくる

それを、褒めて伸ばしてやることで、いつの間にか、太い幹の大木に育ってくれる

 

「盆栽」は、綺麗で素晴らしい見栄えかも知れへんけど・・・それ以上の「伸びしろ」は、限りなく少ない

せやからこそ・・・根っこのしっかりとした、太い幹の大木に育って欲しい

ほんで・・・その太い幹の大木から、四方八方に伸びる、たくさんの枝を切り落としてくれるのは・・・俺の元を出ていってた後、高校や大学の先生の役目・・・もちろん、柔道だけやなく、社会的な部分であっても、それは然りやと思ってる

 

それを、忘れたら・・・アカンよな!? 北岡!?

今一度、子供たちの将来を見据えて・・・自分自身の立ち位置を考えてみたらどうや!? 北岡!?

『未来で、彼らを待ってる!』んじゃなかったんか!? 北岡!?

 

 

 

 

はいっ! 反省しております!!

また、自分の立ち位置を見失いそうになってたら、ご指導のほど、宜しくお願い申し上げます(^_^;)(笑)

 

そうそう・・・

日々、勉強せなアカンのは・・・子供ら以上に、俺ら指導者、教育者、親なんとちゃうんかなぁ~???

俺は・・・そない思う(^^)

 

元気出していこう!

READY! GO!!

 

 

仙台大学、行って良かった(^^)(^^)

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