2014年 7月

昔の地域には、必ずといっていいほど面倒見の良いガキ大将がいました。

今は体の線も細身化しており、なかなかガキ大将に出会う事がありません。

そんな現代では、ひとたび体の大きな相手が現れると対応の仕方がわからず、立ち向かう前に心が折れてしまう事が多いのではないでしょうか。

これは普通の生活のみならず、スポーツの対戦相手の体格を見ただけで負ける気持ちになって実力を出し切れなかったりするシーンを目にしたことは無いでしょうか。

 

大きい相手は強い!という妄想があるIMG_8128

 

のも事実です。ですが、柔道では自分の頭一つ背の高い相手を倒したり、自重の倍ほどもある相手と対峙しなければならないシーンが毎回見られます。柔道では大きい相手が必ずしも強いわけではない!という実体験を積めるのです。

また小学生の柔道大会では、体重別になる前は小さい子も大きな子も一緒の大会に参加するため、この様な倍ほども違う相手との対戦も組まれる事があるのです。

 

さて、皆さんはご自身のお子さんを、大きな相手との対戦を避けるような環境を用意しますか?それとも好んで子供をそのような環境に入れますか?

各家庭の指導方針は様々ですが、全ての親御さんの望みは

 

自分の力で自分を守れる社会人になって欲しい

 

これに尽きるのではないでしょうか。お子さんが親元に居る間に積ませてあげたい経験をぜひ考えて見てください。

生まれながらにして恵まれた体格を持ったお子さんの中には、同級生や地域の子供達との遊びでは物足りなさを感じている子がいるのではないでしょうか?

体格のよいお子さんをそのままストレスのたまる環境に置き続けると、同級生への暴力や、肥満化という親にとっては嬉しくない結果につながっていくケースもあります。

 

柔道では体格が良いことは一つのメリットですIMG_8362

 

しかも同じ体格、いやそれ以上のライバルがしのぎを削る各種大会に出場することで 体が大きいだけでは勝てない という大切な事に気付きます。そこから柔道に打ち込んでいくうちに運動能力が高くなり、それでいて努力のできるお子さんへと変わっていくことでしょう。

 

お子さんが中学生になったとき、親御さんがしっかりコントロールできますか?   北岡道場にも県内でもトップレベルの体格の子供達が何名か在籍しておりますが、親御さんの言うことを多少聞かなくとも、道場長の指導はしっかり聞きます。

 

師弟関係とは本来そういうものではないでしょうか?

 

体格のよさを、将来良い方面に活かせるお子さんに育って欲しいと思っております。

 

野球、サッカー、バスケ、テニス、陸上、空手等々のスポーツで、一番重要だといわれている部分が体幹です。

 

体幹が強い子は体の軸がぶれないIMG_8313

当たり負けしない

腰の回転力が増す

 

という結果が出ております。

 

柔道は直接相手の体をつかみ、相手の軸を崩したり、崩されるのを耐えたりすることで、体幹が極端に鍛えられます。

専門競技に移行する前に、幼稚園、小学校低学年までは体幹を鍛えるために柔道を習う事を提唱している教育者もいます。IMG_1884

 

柔道+専門スポーツという習いかたもスポーツを頑張らせたいお子様には有効だと考えております。

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