『必然』2(千葉県学生体重別選手権)

当時、国際武道大学は・・・3年生の夏に、その学年の全員が「遠征」に出掛けるっていう、修学旅行?みたいなもんがあった

行先は・・・「韓国」をはじめとする、柔道強豪国が数国・・・「ハワイ」などの柔道よりも遊び?を満喫できる国が数国・・・・・やったかな?

 

当然・・・第一道場のレギュラー候補の連中は、自ら「韓国」を選んで、大韓柔道学校(韓国柔道大学)?で、キツイ練習をしてきたみたいやけど・・・

俺は、迷わず「ハワイ」を選んで・・・ワイキキビーチなどで、十二分に遊びを満喫して帰ってきた

 

 

柔道自体を諦めかけて・・・そんな、いい加減な時間を過ごしてた、ある日(俺が、「第二道場」に落とされて、2~3ヶ月?経った時(確か9月くらい)やったかな?)

 

「千葉県学生体重別選手権大会」の出場枠が、第二道場の選手に回ってきた

・・・・・っちゅうより、全日本につながれへん、千葉県内くらいのローカルな大会やからこそ、第二道場の選手に回ってきたっちゅう訳やねんけどな(^_^;)

 

俺は・・・-65kg級で、その大会に参加させていただけることになった

 

ただ・・・

多少なりとも、全日本学生柔道体重別選手権に出場することを目標として、大学に進学してきたのに・・・

俺自身、大会にエントリーしてくれた(出場できる)嬉しさなんか、これっぽっちもあれへんくて・・・

逆に・・・「マジかよっ!?」っていう、ダルさだけが俺の心の中を支配しとった

 

 

とりあえず、試合にするからには・・・練習に参加せざるを得えへん

モチベーションが上がれへんまま、練習に参加しては、淡々とした練習をこなしとった

 

そんなある日・・・

「千葉県学生体重別選手権」のトーナメント表が、貼り出された

 

順当に上がっていったら、準決勝で当たるやろう、順天堂大学のある選手の名前に、俺は釘付けになった

「〇〇選手」

ウチの大学の同級生、先輩達(国際試合などにも出場経験のある、レギュラーメンバーたち)でさえ、勝たれへんかった選手やった

 

俺は・・・

「マジかよっ!? 千葉県学生体重別って、こんな奴もエントリーしてくんのかよっ!?」

正直・・・ビビった

 

せやけど、それと同時に・・・

「待てよ?  こいつに勝って、優勝したら、第一道場に復帰のチャンスとちゃうんか?」

そないも考えた俺は・・・確かなモチベーションを感じながら、練習に取り組み始めた

 

 

「第二道場」っていう場所やと・・・周りの選手たちも、非常に強いという訳ではあれへん

せやから・・・俺の技でも利いてしまう

それが、功を奏したんか?・・・「俺は、強くなってる」っていう、錯覚に陥ってたんか?・・・

いずれにしても・・・自分自身は、モチベーションを持って練習をしてるし・・・練習してる技が、おもしろいように利きよるし・・・柔道が、おもしろく感じ始めたのは事実やった

 

 

そんな感じで、迎えた・・・「千葉県学生体重別選手権」当日・・・

俺は、順当に勝ち上がり・・・準決勝で、その選手にも危なげなく勝つことができた

もちろん、決勝戦も勝って・・・俺は、優勝することができた

 

「俺・・・強くなってる!」

そない、手応えを感じることのできる大会やった

 

 

また、同級生のレギュラーメンバーでさえ勝つことのできへんかった、その選手に・・・

危なげなく勝ったことで、俺は少しの自信と、さらに上を目指すモチベーションを取り戻しはじめた

 

せやけど・・・

俺を取り巻く「現実」は、そんなに甘いもんではあれへんかった

 

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子供の頃からずっと・・・高校生、大学生になっても・・・どっかで、「やらされ感」があった柔道

ここに至るまで・・・(100%)自らの意志で、柔道に取り組んだことはあれへんかった

 

きっと・・・俺みたいな人間は、少なくないんかも知れへん

 

小中学生時代・・・欲求(友達と遊ぶことや恋愛など)を抑えられながら、柔道(や他のスポーツ、勉強)を「やらされてきた」者

高校時代・・・監督の目が気になるあまり、監督に怒られることに委縮するあまり、自分のやりたいこと(技など)をできんと・・・また、欲求を抑えられながら、柔道(や他のスポーツ、勉強)を「やらされてきた」者

 

大学生にもなったら・・・その欲求を、誰かに抑えられることがなくなるし・・・あらゆる誘惑に、身をゆだねてしまうことも少なくない

せやから・・・あからさまに、離脱(辞める、諦める、淡々と過ごす)していく者が出てきよるんやろう?

早い者は・・・高校生の頃に、離脱する者さえおる

 

俺も・・・その一人に、なりかけとった(いや、なっとった)

「第二道場」に落とされることなく、あのまま「第一道場」で練習を続けてたら・・・

きっと、「自らエンジンを掛ける」っていうことはなかったと思う

 

せやから、きっと・・・「第二道場」に落とされたことは、俺にとっての『必然』やったんやろな?

 

 

そんなことを、自ら経験してきて、親・教育者・指導者になった今・・・

子供たち(我が子や道場生)に、そのような道を歩かせる訳にはいかへんねん!

形はどうあれ、「やらされてる」ことの比重が大きかったら・・・いつか、頭打ち(離脱)してしまうやろうから

もちろん・・・小中学生の頃から、そのまま頑張り続ける者も、中にはおるんやろうけど・・・

せやけど・・・我が子4人共、また道場生全員が全員、そないなる確率は、限りなく「0(ゼロ)」に等しいと、俺は思ってる

 

それやったら、「今」は・・・

(柔道も他のスポーツも勉強も)「やらなければいけない」って感じさせるよりも・・・「やりたい!」「楽しい!」って感じさせてやることの方が、Betterなんとちゃうんかな?って思うんよ

 

ほんで・・・彼らそれぞれの「その時」がきた時には・・・

やり過ごすことなく、「自ら、エンジンを掛けれる人」になってもらえるように・・・「責任」っちゅもんを、心の中に点在させてやれるような教育ができたらええなぁ~って、常々考えてる

 

もちろん、その反面・・・

「今」強くなりたい者、「今」結果を求める者は・・・そのような考えを持ってる、俺の下なんかにおるべきではないやろうし・・・

自分に合った場所を、自ら(親御さんと)選択したらええと思う

それも、また、その人にとっての『必然』なんやろうし・・・

俺と出会ったことを大切に思って・・・この先、いっしょに時を過ごしていくことも『必然』なんやと思うよ

 

 

 

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