令和4年度『追い出し会』

3月25日(土)・・・令和4年度の「追い出し会」と称した、中学3年生の送別会を開催した

 

今年の卒業生は・・・琳ちゃん、立っちゃん、海伸の3名

琳ちゃんは・・・約6年半

立っちゃんは・・・約5年

海伸は・・・約4年半

「北岡道場」に通ってくれてた

 

皆それぞれが、いろんなことを抱えながら過ごした数年間やったけど・・・

3人とも、口を揃えて言うてくれる言葉が・・・「道場が大好きや」っていうことやった

 

海伸に至っては・・・高校に進学したら、柔道を続ける訳でもないのに・・・

お母さん曰く・・・「柔道云々じゃなく、あの子は「北岡道場」が好きなんです」って言うてくれながら・・・

6月の中総体(残念ながら、仙台市予選で敗退してしもうた)で、自分の区切りがついた後も、最後の最後(3月)まで休むことなく、道場に来てくれてた

 

琳ちゃんと立っちゃんに関しては・・・高校に進学してからも、柔道を続けるって聞いた

だからっていう訳じゃないみたいで・・・最後の最後まで、休むことなく道場に来てくれた

 

そう・・・結局、3人とも・・・途中で退会することなく最後まで道場に来てくれてたねん

 

 

俺は・・・

彼らに、伝え続けてきた

もちろん彼らだけじゃなく、道場生全員に対して・・・また、今まで卒業していった卒業生達にも、同じことを伝え続けてきた

 

自分が、先輩たちにやってもらったこと・・・

自分が、仲間にやってもらったこと・・・

自分が、父兄の皆さんにやってもらったこと・・・

(語弊があるけど)自分が、先生や明美さんにやってもらったこと・・・

それを・・・いつか「お返し」をせなアカン

・・・・・って

 

道場に入会して、右も左も分かれへん時にも・・・兄貴やお姉ちゃん達(上の先輩たち)が、面倒を見てくれたはずや

如何なる状況であったとしても、蔑むことなく・・・兄弟・姉妹(仲間)たちが、声掛けして、助けて、手伝ってくれたはずや

 

彼ら(上級生たち)も・・・新しい子達や下の子達の面倒を見るために、道場に在籍してるんでは決してあれへん

もちろん、自分の練習もしたいやろうし・・・小学校高学年や中学生に、そこまでの「ゆとり」なんかないはずや

せやのに・・・

自分のことは後回しにしてでも、下の子達や困ってる子達に手を差し伸べてくれる

 

それが・・・「「北岡道場」の伝統」っていうてしまえば、それまでかも知れへんけど・・・

じゃあ、誰が、その「伝統」を作ってくれたねん?って考えたら・・・歴代の先輩方々なんやよな?

結局は・・・卒業生達も、小中学校の頃に、それをやってくれとったねんよ

俺自身・・・彼ら(卒業生たち)に、そんなことはいっぺんも強制したことはあれへんけど・・・彼ら自身が、自らの考えで「それ」を作り上げてくれたねん

 

それが、いつの間にか「北岡道場の伝統」となって・・・十数年間、ずっと引き継がれてきてる

 

 

ほんで・・・それは、ご父兄の方々にも引き継がれてることなんやなぁ?って・・・いつも、客観的に見させてもらってる

野球チームやサッカーチームでも・・・子供の学年に応じてとか、レギュラーか否か?でとか・・・

そういったもんが、親御さんたちの関係性にまで波及してるっちゅう話は、珍しい話ではないと聞く

 

せやけど、ウチは・・・

柔道が強い?弱い?なんか・・・一切、関係あれへん

結果が残ってる?残ってへん?なんか・・・一切、関係あれへん

学年が上?下?なんか・・・一切、関係あれへん

 

ご父兄の皆さん方・・・

子供たち、それぞれの「個性」を受け入れてくれて・・・

ご父兄たち、それぞれの「個性」を受け入れてくれて・・・

いつ何時でも、「ファミリー」として受け入れてくれる

 

どうも・・・そんな場所みたいやな、ここ(北岡道場)は・・・

 

 

そう・・・

だからこそ、今現在「この場所」に立ってられるのは・・・誰のお陰なのか?っちゅうことを、忘れてもらいたくない

間違いなく・・・

先輩たち(卒業生含む)や仲間、先生、ご父兄の皆さんの支えがあったからこそなんやっちゅうことを、いつも心に留めておいてほしいと願ってる

 

 

長々と書いたけど・・・

結局は・・・「感謝」

自分を取り巻いてくれる方々に対して、「感謝」の念を持ってるか?持ってへんか?っちゅうこと・・・これに尽きると、俺は思う

 

 

ちょっとだけ、話が逸れてしまうけど・・・

俺は・・・

ウチの道場のこと如何に拘わらず・・・人間が生きていく中で、何事であっても「辞めたい」って思った時こそが、「最大の学び」のチャンスやと思ってる

 

「辞めたい」なんか思わんと、日々を平々凡々と過ごしてる時には・・・人間っちゅうのは、自分の足元なんか見えてへんもんや

前を向いて・・・ちょっと背伸びをして、ちょっと先を見て・・・右を見たり、左を見たり・・・時々、後ろを振り返って、人のお節介をやいてあげたり・・・

人間は・・・「楽しい」「おもしろい」が優先してる時には、そないして足元には目がいかへんもんやからな

 

せやけど・・・

「辞めたい」って思った時は・・・形はどうあれ、周りに目を配る余裕なんかなくなってしもうて、その場に立ち止まってうつむいてしまうもんや

 

その時にこそ・・・自分の足元を見て考えるべき時やと、俺は思う

自分の足元を見て・・・自分自身が、今「この場所」に立ってられるのは、誰のお陰なんか?を考えるべき時やと思う

 

ほんで・・・

もし、考えることができたならば、きっと気付くと思う

 

例えば、道場のことをピックアップしてみてでも・・・

親御さんが月謝を払ってくれて・・・

親御さんが送迎をしてくれて・・・

仲間が励ましてくれて、支えてくれて・・・

お兄ちゃん、お姉ちゃん(先輩たち)が手伝ってくれて・・・

父兄の人たちがイベントの企画・運営をしてくれてetc・・・

そないして・・・自分は、「その場所」に「立たせてもらえてる」

 

考えて、考えて・・・もし、それが分かった時には・・・

「今、自分は何をするべきなんか?」

「これから先、自分は何をするべきなんか?」

・・・を、自分自身に問うべきやと、俺は思うねん

 

せやからこそ・・・

何事であっても、「辞めたい」って思った時こそが・・・「最大の学び」のチャンスやと、俺は思ってるねん

 

 

仮に、その時点で・・・

それが分かれへんかったり・・・考えられへんかったり・・・理解できへんような状況であったとしても・・・俺は、口うるさく伝えるようにしてる

「自分自身を支えてくれた人たちに・・・いつ、恩返しをするねん!?」

「自分がしてもらったことを・・・いつ、誰にしてあげるねん!?」

・・・・・って

 

もっと、シビアなことを言うたら・・・

己の足元を見て、その場に立たせていただいてることに「感謝」の念を持たれへん者が・・・

次の世界や、次のステージを求めて行ったところで、どないして大成するねんな!?

 

まずは・・・周りに対する「感謝」からやろ!?って、俺は思うし・・・

その「感謝」の念を持つことができへんかったり、それを分かろうとせえへんかったら・・・この先も、どこに行っても同じことが繰り返されるんとちゃうんかな?って感じてしまうのは、俺だけなんやろか?

 

俺自身、常々口にする言葉

「柔道を通じて、大切な「何か」を学んでほしい!」

その「何か」の中には・・・「感謝の念を持つ」っちゅうことも、当然入っとる

 

 

ただ、それは・・・

決して、「道場の中で、その恩返しをしろ!」って、限定したもんではあれへんで

 

せやから・・・

ウチを去った後にでも・・・親父の戯言が、耳に残ってくれとったらええな?と思うが故・・・

また・・・

将来、如何なる場合でも、必ず直面するであろう場面やろな?って、俺ら大人は知ってるが故・・・

俺は・・・道場を去っていく寸前まで、そないして「想い(願い)」を伝えるようにしてる

 

まぁ、それが・・・その子達や、そのお父さんやお母さんに、どない伝わってるんかは分からん

 

それでも・・・俺は、伝え続ける

時間の長短に関係なく・・・ここ(北岡道場)で『ファミリー』として過ごしたことは、間違いないねんから

 

ほんで・・・

俺にとって、『ファミリー』が、他人から蔑まれるのは・・・自分自身が、蔑まれるのと同じくらい嫌なことやし・・・

それに・・・人間、またどこで再度つながりを持てるか?も、大いに期待できることやしな

 

恩着せがましいけど・・・

いずれ・・・「点」と「点」が、「線」で結ばれることを信じて・・・

今は、彼らの心の中に、「親父の想い」を点在させるべく・・・伝え続けてやることが大事なんとちゃうんかな?って・・・そない信じて止まん

 

 

 

話が、えらい逸れてしもうたけど・・・

そないして・・・琳ちゃんにも、立っちゃんにも、海伸にも・・・

「感謝」の念を持ってもらいたいなって、ずっと願ってきたし・・・この先も、ずっと願い続ける

 

 

 

人生は・・・自分の思い通りになれへんことが大半や

せやけど・・・

その思い通りになれへんことは・・・「必然」

時に・・・

思い通りに上手くいくことも、また・・・「必然」

 

俺は・・・自分の身の起こる物事に、「偶然」の産物なんちゅうもんは、何ひとつ存在せえへんって思ってる

良いことも、悪いことも・・・

楽しいことも、しんどいことも・・・

嬉しいことも、悲しいことも・・・

すべてが・・・「必然」

 

その瞬間、その瞬間に起きた「必然」を・・・将来、素晴らしい「必然」につなげていけるのは、己以外の誰でもない

 

せやからこそ・・・

その時に起こった「必然」を真摯に受け止めて・・・

驕ることなく、腐ることなく・・・前を向いて、進んでいってほしいと願う

 

歩みを止めたら、「後退」しかない!

 

ほんで・・・

「旅をするのは帰る故郷があるから」

「覚悟」

「人生は宝さがし」

 

おめでとう!

琳ちゃん!

立っちゃん!

海伸!

 

また、『故郷』に帰ってきてくれるのを待ってる

 

We Can Do It!

Yey!!

 

 

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