8月9日(水)の練習に・・・俺の「オヤジ」と「おふくろ」が来てくれた
俺は、仙台に来て・・・20年になるけど・・・
オヤジとおふくろが、仙台に来るのは・・・これが、3回目かな?
最初の来仙は・・・まだ、接骨院の学校に入学した年やったか?・・・仙台(東北地方)に来たことの珍しさからか?・・・スキー板を持って、やってきよった(^^;)
道場を立ち上げて、間もない頃やったかな?
その後は、今回まで、10年間・・・来仙なし
全てを悟ってて、今回、来仙したんか?・・・たまたま、10年振りになったんか?・・・それは、分からんけど・・・
俺自身も・・・10年の間、右往左往しながら状態が固まってへんような、しょうもない俺自身と、今にも崩れ落ちそうな『北岡道場』に足を運んでもらうより・・・
今の『北岡道場』を見てもらう方が良かったと思うし・・・・・
まぁ、これも「必然」なんかな?って感じるよ(^^)
※昨年は、『10周年記念イベント』に、有っちゃん(ヤマタケパパ)が、両親のことを、俺に内密で一生懸命誘ってくれたみたいやったけど・・・
血糖値の関係・・・ほんで、肩を痛めて、まったく肩を動かすことができへんかったらしくて・・・「行きたかったけど・・・せっかくのイベントであるが故、俺の体調の良し悪しで、皆さんに迷惑を掛けてもアカンやろうし・・・遠慮させてもうたんや」って言うてたわ
俺も、内情は知らんかったねんけど・・・どうも、そんな具合らしくて・・・有っちゃん、ほんで、ご父兄の皆さん、ホンマに申し訳ありませんでした!(^^;)
俺の親父は・・・大阪府泉南市(俺が生まれた故郷)で・・・もう35年くらいになるけど、「砂川国際柔道クラブ(前:砂川道場)」っていう、道場を運営してる(その前は、泉南市柔道スポーツ少年団の指導者)
最近は、俺自身も道場運営をしてるから・・・親父と、ちょこちょこと、教育(柔道教育)の話をするけど・・・
やっぱり・・・親父は、「柔道(教育)バカ」やな?(^^;)
「柔道(教育)バカ」って、言い方は悪いけど・・・
自身の道場に通う、道場生および、ご父兄の方々(今は、俺と同じような年代、また、それ以上に若い年代の方が、ほとんどみたいやけど・・・)の・・・先々のこと、また将来のことを、そらぁ一生懸命考えてるわ
決して、「今」っていう足元のことにとらわれんと・・・常に、ちょっとだけ背伸びして見えるくらいの場所に照準を合わせてる
子供たちに対しては、その背伸びの繰り返し繰り返しで、「将来、どんな人になっていくべきなんか?」っていうことを、一番に考えてるし・・・
また、ご父兄の方々に対しては、市の柔道連盟の副会長職とか、体育協会の役員職とか、いろんな役職を、後ろで糸を引きながら(笑)、経験してもらってるみたい
親父は、現在・・・大阪府柔道連盟の理事をやってるみたいで・・・以前は、市の体育協会の会長、スポーツ少年団の本部長なんかもやっとったから、いろんなとこに顔が利きよるみたいやねんな(^^;)
俺が、接骨院の学校を卒業して、「なんで?大阪に帰って、開院せえへんかったんか?」っていうたら・・・
そんだけ、「親父の顔」が利く場所では・・・「俺自身(北岡耕太郎自身)で、勝負ができへん!」って、考えたからやな?
「親父のバックアップなく、まったく知らん土地(仙台)で、裸一貫、勝負したろうやないけっ!?」って・・・若気の至りで、意地張りまくってたよ(^^;)
さらに、ちなみに・・・
この夏、大学の夏休みで帰省しとったRENに・・・「大学卒業後も、関西におるつもりなんか?」って聞いたら・・・
「仙台から出て、和歌山→大阪って来て、その所々で仲間がおるし・・・確かに、卒業後も関西におったら、楽でええんかも知れへんけど・・・まったく知らん土地(関東とか、九州とか)に行って、勝負してみたい!っていう想いがある(もちろん、仙台に帰るつもりは、まったくない)」って言うてたわ(^^;)
彼が15歳(中学卒業後)で家を出た時には・・・俺自身、「もう、一生、いっしょに暮らすことはないやろうなぁ~」っていう、覚悟をして出したけど・・・・・
やっぱり、そんな方向性なんやな?
子供は、「親の言うことを聞いて育つんやなくて・・・親の背中を見て育つもんなんやなぁ~?」って、変なことに感心したよ
メッチャ、話が逸れてもうた・・・・・(^^;)(^^;)(^^;)
今、親父の道場は・・・小学生10名強、大人が20名弱で、のんびり楽しく、ホンマにフワフワした感じの「楽しい柔道クラブ」でやってるみたい
せやけど、親父が指導に携わった生徒の中には・・・数々の大会で実績を持ってる人が、何人もおる
小学生時代、大阪府のチャンピオン・・・大阪府中総体上位入賞者・・・
その後、高校進学後も・・・
インターハイ、国体出場はもちろん・・・全日本ジュニアチャンピオン・・・オリンピックの最終選考会(福岡体重別)の決勝戦を戦った方までおるねんから・・・(^^)
せやけど・・・いつからやろうか??
「柔道が強いからいうて・・・なんやねん!?」
「柔道の結果だけしかないんやったら、アカンやろう?」
・・・・・そないな事を、よく口にするようになった
曲がりなりにも・・・約11年、道場運営(悠葉先生やRENがお世話になってた道場で、ちょっとした指導に携わってたのを合わせたら、約15年)をしてきた俺自身も、少なからず、親父が云わんとしてることは理解してるつもりでおる
道場生全員が全員・・・小学校、中学校、また高校や大学、シニアと、すべてのカテゴリーで、素晴らしい成績を残したり、日本の代表になったりしたら・・・そらぁ、素晴らしいことやけど・・・
皆無やって言うても、過言やないと思う
それは、決して・・・ハナっから諦めてるっていうことではあれへんで
こんだけ遊びを優先してる、ええ加減なウチの道場でさえ・・・現に、「その場所」近くに到達する者が、数%やけど存在するのは事実やねんから・・・
ただ・・・もう一歩・・・あと一歩・・・完全に「その場所」に到達するためには、いろんなものを犠牲にせなアカンようになってしまう
道場生、全員が全員に・・・いろんなものを犠牲にさせて、「その場所」に到達させることなんか、絶対に無理
「可能性がある!」
そんな言葉を提示して・・・今、経験させてやるべきことを二の次にして、親子共々、柔道だけに没頭させる訳にはいかへん!
せやから、俺は、あえて親御さんに・・・「今は、楽しんでやったらええんちゃう?」って、ラフに伝えるようにしてる
俺自身が・・・彼らが大人になるまで、ず~~っと指導に携わってやることができるんやったら、話は別かも知れへんけど・・・
次の師匠にバトンタッチして・・・次の師匠に、今以上に育てていただく方が、絶対に彼らにとっては、絶対にプラスになると信じてるし・・・もちろん、「可能性」かって、心技体が揃うやろう、その時期の方が、きっと花開くと思うよ
ほんで、それ以上に・・・選手から退いた後の人生の方が長いねんから・・・今は人間性の部分を、最優先に教育してやるべきやとも思うしね
そんなことも考えて、教育の一貫として、いろんなことを伝えていってやるべきやと俺は思うねん
そしたら、自ずと・・・「今」、子供たちに伝えてやるべきことは何なのか?は、答えが出てくるやん!?
裏を返せば・・・小学生でも中学生でも・・・
今、強くなりたい者(また、将来、すべてを競技としての柔道に捧げようと考える者)は・・・それなりの環境を、自ら(親御さん)が、選択したらええっちゅうことなんよな?
人は・・・「出会い」によって、成長していく
その「出会い」が・・・柔道なのか?サッカーなのか?勉強なのか?ビジネスなのか?結婚なのか?・・・それは、人それぞれの「出会い」があって、タイミングもある
それは・・・「人」との「出会い」だけとは限れへん
この先も、いろんなものとの「出会い」によって・・・柔道日本一になる子もおれば・・・極端に言うたら、弁護士になっていく子だっておるかも知れへん
せやから・・・俺との「出会い」なんか・・・子供たちにとって、決して最上級の「出会い」では、あれへんねん!
せやからこそ・・・俺らの役割は、彼ら自身が、最上級の「出会い」を見落とさへんような、道しるべになってやるべく・・・次の師匠に、限りなくいい形でバトンタッチできるように・・・「今」しか伝えてやられへん大切なことを、限りなく伝えてやる!
それが・・・今、一番大切なことのように、俺は感じるんよ
俺は・・・あの親父に育てられた
俺の知らへんところで、幾つもの糸を引きながら、俺を導いてくれたことやと思う
時に、ド突かれ・・・時に、蹴飛ばされての、鉄拳制裁もありながらな(^^;)(^^;)
「もう「柔道」は、やれへん!」って・・・小学生の後半やったんか?中学生の時やったんか?・・・俺、そない言うたことがある
その時も・・・どう説得されたんか?は、忘れたけど・・・
うまい具合に、親父にレールに乗せられて、上手いこと走らされたからこそ、俺は今も、柔道衣を着てるんやろう?
矛盾してるように感じるけど・・・
柔道場の道場長やった親父が・・・俺に、柔道「だけ」をさせた訳やなく・・・
親父の元にいる時にしか、伝えてもらわれへんかったやろうことを・・・上手いこと上手いこと、俺に詰め込んでくれたんやろうな・・・きっと
ほんで・・・その『柔道』が・・・俺自身を、いろんなものと繋げてくれてる
親父が言うように・・・
遊び・・・やんちゃ・・・勉強って、いろんなことをせなアカンのは当然やけど・・・
その上で・・・柔道「も」・・・辞めんと、ずっと続けてきたからこそ・・・
俺自身・・・ホンマの「柔道の価値」っちゅうもんに対して、感謝できる場所に辿り着けたんとちゃうんかな?
俺自身・・・もし、過去(小学生・中学生・高校・大学時代)に戻れたとしても・・・
もうちょっと手を伸ばせば、辿り着いたかも知れへん場所
「その手が届かへんかった場所に辿り着くべく・・・もっと必死に、柔道「だけ」をやるんか?」って聞かれたら・・・
まったくもって、そんなことはせえへんやろな?
与えられた環境の中で最大限の努力を惜しまず、柔道「も」して・・・
たくさんの友人達と、思いっきり、遊び「も」して・・・
それなりに、勉強「も」して・・・
きっと、柔道「だけ」にはとらわれんと、いろんなことを、あの時以上に一生懸命やろうとするやろうな?(^^)
せやからこそ・・・子供たちに対しても、「柔道だけやなくて・・・いろんなことを、一生懸命せなアカンねんで!」って、伝えてしまうねんよな!?(^^;)
多分・・・ほとんどの方は、そない思うんとちゃうんかなぁ~?
まして、それが人生の終幕、死に際やったとしたら、何を考えるんやろか?
「もっと、柔道だけを頑張って、日本一になっておけば良かったなぁ~?」
「もっと、子供の頃、勉強だけに力を入れて、医者や弁護士になっとけば良かったなぁ~?」
・・・・・そんなことは、ほとんど考えへんのんとちゃうんかな?
もし・・・「もっと、こうしとけば良かったなぁ~?」って、考えることがあるとするならば・・・
「もっと、夫婦いっしょに、いろんなところに行っとけば良かったなぁ~?」
「もっと、子供たちといっしょに、楽しいことをして笑い合っとけば良かったなぁ~?」
俺やったら・・・きっと、そんなことを感じると思うな(^^)
そないな状況下を想定して考えたら・・・どないしてやるべきか?分かるのに・・・
どうも大人になったら、物事が客観的に見えすぎて、頭でっかちになってもうて・・・
「ああしたら、こうなる」「ああすれば、失敗する」って、分かってしもうてるが故に・・・子供に対して、過ぎ行く景色を見せることもせず、最短距離、全力でバイパス道路を走らせようと考えてしまうことがある
せやけど・・・
何も経験してへん子供たちに取ったら、成功も失敗も含めて、何もかもが・・・通過点やからな?
もちろん、それは・・・俺ら大人にも言えることやけど・・・
バイパス道路じゃなく、ベタ道(高速とかバイパスと違って、下道)走って・・・
信号で止まって、横断歩道を渡る人を見たり・・・・
新しい店を発見したり・・・
渋滞してもうたら、チャリンコのおっさんに追い抜かれたり・・・
間違ごうた角を曲がってしもうたら、えらい狭い道でドン突きが行き止まりで、バックでしか戻られへんかったり・・・
路肩に停めて自販機でジュース買うてたら、えらい飛ばしたバイクが事故るのを目撃したり・・・
いろんな物事が、すべて「経験」になって・・・時にハイテンションになって、時に頭を打って・・・そうやって、己自身で、いろんなことを勉強していけばええんとちゃうんかな?(^^)
きっと俺は、そないして・・・
知らず知らずに、上手い具合に、親父にベタ道を走らされとったんやで(^^;)
もしかしたら・・・今でも親父に、上手い具合にベタ道走らされてるんかも知れへんな?
いや・・・・・
俺自身も、我が子に・・・あんだけ、ベタ道を走らせてるくらいやから・・・・・間違いなく、そうやな?(^^;)(^^;)(^^;)
あと、何回会えるか?分からんけど・・・限りなく、元気でいててほしいなぁ~って、願うよ
故郷(泉南)を離れて・・・仙台で暮らしてること・・・
その部分だけにフォーカスしたら・・・俺は、親不孝な男なんかも知れんなぁ?
お父ちゃん! お母ちゃん!
『柔道』に出会わせてくれたこと・・・ホンマに、ありがたく思ってます!
『柔道』があったから、今の俺があるんやろうし・・・また、道場生、卒業生にも出会わせてもらえた
ほんで、何より・・・『柔道』が、俺をいろんなものと繋げてくれた
もちろん・・・親父やおふくろ、ほんで、我が子とも、『柔道』で繋がってられる
心から感謝してます! ありがとう!!
元気出していこう!
元気で生きよう!
READY! GO!!