今の時代は、柔道如何に拘わらず、野球、サッカーetc・・・
すべてのことに於いて・・・ゲンコツを落とすのは以ての外やし、発破をかけるべく厳しい言葉を投げかけることさえもできへん世の中になってきてる
以前は・・・監督やコーチ、先生方が・・・
悪さをしたら、ゲンコツを落としてくれたし・・・一生懸命になってへん者には、ここぞとばかりにカミナリも落としてくれた
せやからこそ・・・
部員全員・・・学校全体・・・組織全体が・・・ある程度の「底上げ」が図られとったような気がするのは、俺だけなんやろうか?
もちろん・・・
監督や先生の感情の赴くままに、罵声を浴びせたり・・・
監督の思い通りの結果にたどり着けへんかったからっていうて鉄拳制裁をくらわすのは、今も昔も違うと思うけど・・・
(まぁ・・・俺らの時代は、そんな理不尽な鉄拳制裁も、普通に受けてきた時代ではあるけどな(笑))
当時は・・・
形こそ歪やったかも知れへんけど・・・そこには「愛情」があったように感じる
せやからこそ・・・
誰に言われずとも、一生懸命に頑張る者と・・・
誰かに言われへんかったら、一生懸命に頑張れへん者との「差」も、さほどなかったように思う
ただ、今の世の中は・・・
悪さをしても・・・一生懸命になってへんくても・・・(もちろん、それに伴って)チームや組織全体に大きなダメージを及ぼすようなミスをしても・・・
「大丈夫!」「気にするな!」「しょうがない!」等の言葉で済んでしまうと聞く
せやけど・・・
その言葉の真意には・・・ホンマの「愛情」が存在するんやろか?
もちろん・・・
その強い言葉を受けた側が、「パワハラ」「モラハラ」etcと感じてしもうたら・・・それは、もう紛れもない事実やから・・・
それ自体に対して、もろ手を挙げて称賛する訳にはいかへんけど・・・
せやけど、その結果として・・・
誰に言われずとも、一生懸命に頑張る者と・・・
誰かに言われへんかったら、一生懸命に頑張れへん者との「差」は、果てしなく大きくなってきてしもうてるような気がしてるのは、俺だけなんやろか?
まさに・・・
誰が見ても分かるであろう・・・浮き彫りになった「パレートの法則」が、そこにはあるんとちゃうんやろか?
ほんで、それは・・・
部活動や学校生活だけに留まらんと・・・その延長上として、「社会」という大海原の中でも存在してるんとちゃうんかな?って、俺は感じてる
ここ数年・・・そんな悶々とした思いを持ちながら・・・
出会った子供達(道場生)は、限りなく2割の方であってもらいたい
出会った子供達(道場生)にだけは、(社会に出た時に)惨めな思いをしてもらいたくない
そない思いで・・・
「パワハラ」「モラハラ」etc・・・のギリギリのラインを綱渡りで歩いてきた
そんな折に・・・こんなネット記事を目にした
イチローも警鐘を鳴らした…「大人に叱ってもらえない」Z世代が直面する「やさしさという残酷」(御田寺 圭) | 現代ビジネス | 講談社(1/6) (gendai.media)
学校でも、部活動でも、習い事(柔道や野球等)でも・・・心から愛情をこめて、叱ってもらえる機会が少ない子供達(大人達)が・・・
近い将来、遠い将来に、己の行き場を失くしてしまわへんことを祈りたい
AIがものすごい勢いで発展してきてる今の時代・・・数年後には、たくさんの職種がなくなってしまうって言われてる
そんな世の中で・・・行き場を失くしてしまい、自殺者が増えへんことも重ねて祈りたい
自分の愛する我が子たち
自分の愛する孫たち
ほんで・・・
将来、彼らの「家族」になってくださる方々
自分の大切な道場生たち
ほんで・・・
(余計なお世話やけど)将来、彼らの「家族」になられる方々
少なくとも・・・
俺の「ファミリー」は、強い心を持って、競争社会を駆け抜けていってもらいたいと願う
~北岡道場訓~
■競争社会に立ち向かうたくましさ
■世の中が思い通りにならないことの自覚
■心の強さ
■感情の抑制
■他人に対する思いやり
■辛抱と努力をすること
■不平不満を云わぬこと
■与えられた環境の中で最大限の努力をすること
■弱い者いじめをしないこと
■嫌なことがあった時、北岡道場を頼ること
Hey! Hey! Hey!
楽しくないと意味がない!
We Can Do It!
Yey!!