2年9ヶ月ぶりの試合に・・・

8月7日(日)・・・約2年9ヶ月ぶりに、大会に参加させていただけることになった

「宮城県スポーツ少年団学年別柔道大会 仙台市予選」

 

実際には・・・他にも、高学年のみの個人戦とか、高学年と中学生の団体戦なんかも、開催されとったみたいやけど・・・

ウチ(北岡道場)は、参加させていただかへんかった

 

 

俺は・・・

基本的に、「全員が出場できる大会」に、重きを置いてる

 

実際には・・・3歳の子(この前、4歳になったんかな?)はじめ、年少さん、年中さん、年長さんの子たちも在籍してるから・・・

そんな子たちが出場できる大会は、ほぼあれへんし・・・「全員が参加できる」っていうのは、現実的には不可能ではあるんやけど・・・

 

せやけど・・・

「(ほぼ)全員が出場できる大会」には・・・極力、参加をさせてやりたいと考えてる

 

 

 

試合をするっちゅうことは、畳の上(試合場)に立った時に、まったく知らん子と対峙するっていうこと

それに対して、まったく動じへん子もおるけど・・・怖さや緊張のあまり、泣き出してしまう子もおる

泣いてしまって、手も足も出せずに負けて帰ってくる子も、決して少なくはない

 

でも・・・俺は、それでいいんやと思ってる

勝って学ぶこともあれば・・・負けて学ぶこともある

 

適当に練習をしてた子が・・・一生懸命、柔道に取り組み始める、きっかけになることもある

泣き出してしまった自分を受け入れられへんくて・・・逆に、それがトラウマになってしまうこともある

俺が、常日頃から伝えてる「「当たり前」なんちゅうもんは、存在せえへんねんぞ!」っちゅうことを、曲がりなりにも考えようとするきっかけになることもある

 

せやけど・・・

それらすべては・・・彼らにとって、すべては「通過点」

 

その時に、己の身に起こった「必然」を・・・近い将来、遠い将来に、己の身に起こるであろう「必然」に、どないつなげていくのか?

この先に起こる「必然」を・・・如何に素晴らしい「必然」に変えていくんか?

それとも・・・同じことを繰り返すんか?

それは・・・彼らの「感性」次第やと、俺は思ってる

 

せやから・・・

今現在、彼らの身に起こる「必然」は・・・何一つとして、マイナス要素は存在せえへん!

・・・俺は、そない考えてる

 

 

 

俺ら大人は・・・如何なるスポーツであれ、試合をするっちゅうことが、どんなことなんか?は、ある程度は分かってる

 

学生時代に、何かのスポーツをしとった方やったら、なおさらやと思うけど・・・

その試合をするために、何をせなアカンのか?

勝つことで・・・手に入れるもの

負けることで・・・手に入れるもの

それらが・・・今後の彼らの人生にとって、どんだけ重要な「糧」になるんか?・・・っちゅうことも、ある程度は理解はできてる

 

せやけど・・・

「今」を生きてる子供たちは、そんなことは、ほぼほぼ分かっとらへん

試合っちゅうもんが、一体何なのか?は、もちろん・・・

柔道自体が、他の競技に比べて、どんくらいの競技人口がおるんか?

仙台市の大会が、どんくらいの規模のもんなのか?

同じ学年の子たちの強さ度合いが、どんなもんなのか?

 

そんなことのすべてに於いて・・・間違いなく、大人と同等に理解はできてへんことやと思う

 

 

余談やけど・・・

ウチの次男坊(SO:現高校3年生)が、幼児の時・・・

毎年11月に開催される「宮城県学年別チャンピオン大会」(当時は、40~50人ほどが参加してたと記憶してる)で、準優勝をして、大きな大きな(幼児の体のサイズからしたら、結構大きく感じたことと思う)銀メダルと、きちんとした賞状をいただいたことがある

 

その1ヶ月後、年末に実家に帰省した時に・・・親父の道場(砂川国際柔道クラブ)内の、年末恒例のゆる~い大会にも参加させてもらった

幼児の参加人数は、SOを含めて3人

1回戦から試合をさえてもらえたけど・・・トーナメントにしたら、2回勝ったら優勝

 

宮城県大会で準優勝をするくらいやから・・・親父の道場の子達には、あっけなく勝って(親父の道場も、今のウチ(北岡道場)と同様に、メッチャええ加減やから・・・)、まんまと優勝した

もちろん、金メダルもなければ、道場長である親父の名前が謳ってある、パソコンからプリントアウトしたであろう、かる~い賞状をもらっただけ

 

せやけど、SOは・・・

「俺は、優勝した!」って・・・チャンピオン大会の時とは比べもんになれへんくらい、勝ち誇っとったのを、俺は今でも覚えてる

奴にとったら・・・宮城県大会の「準優勝」よりも、親父の道場内の遊び半分の大会での「優勝」の方が、きっと嬉しかったんやろなぁ?

 

要するに・・・

宮城県大会の規模だとか・・・

同じ学年の子供たちの強さ度合いだとか・・・

そんなもんは、奴にとったら、まったく眼中にないことであって・・・

「勝って、嬉しい」

「負けて、悔しい」

ただ・・・それだけのことやったんやなって・・・

それこそが、子供の単純明快な「感性」なんやろなぁ?って・・・変に実感した瞬間でもあった

 

ゴメン・・・余談が長引いたけど・・・

 

 

俺ら大人は・・・彼らに対して、それら(県大会の規模、周りの子の強さ等)を言葉で伝えてやることはできるかも知れへんけど・・・

それは・・・ホンマに「机上の空論」に過ぎへん

 

「百聞は一見に如かず」

 

やっぱり・・・経験してもらうことが一番やと、俺は思う

経験することで・・・如何なる形であれ、彼らの「感性」は、少なからず擽られるはずや

 

 

せやからこそ・・・

俺は、子供たち「全員が出場できる大会」

そう・・・

普段から、「ファミリー」として、彼らの物事を伝えてるからこそ・・・

道場生全員が、同じ温度を感じれる空間に、彼ら全員を連れて行ってやりたいと考えてるねん

 

 

 

俺は・・・以前から、この場で何べんも記してる通り・・・

子供たちの試合の「勝敗」に関しては、まったく以て必要性を感じてへん

それは・・・

「優勝することが大切で・・・負けたら、何の意味もない」といった、勝利至上主義の考えは、一切持ち合わせてへんっていうことやで

 

せやけど・・・

試合をさせていただくっちゅうことに関しては・・・先にも記したように、大いに必要性を感じてる

 

 

コロナが、世の中に出回ってから・・・約2年9か月ぶりの試合

初めて、試合っちゅうもんを経験する子も、決して少なくはない

ほんで、また・・・

約2年9か月の期間に、当然のことやけど、全員が全員、学年が上がっとる

考える力、感じ取る力は・・・格段に上がっとるはずや

 

そんな中・・・今回、試合をすることで・・・

「己の直向きさ」や「己の愚かさ」等・・・それらを、どない感じてもらえるんか?

他人のせいにすることなく、己自身の「心」と、どない向き合うことができるんか?

自分を取り巻く環境に対して、どんだけ「感謝」の念を持てるんか?

 

そこには・・・俺が、普段から伝えたいことが・・・凝縮されて、ギューギューに詰まってる

俺は・・・楽しみで、楽しみで、仕方がない

 

 

一歩、前進する者

一気に、跳ね上がる者

自分の愚かさと、向き合おうとする者

逆に、向き合おうとせえへん者

 

せやからこそ・・・

浮き彫りになった部分を突(つつ)きまくって・・・

目ン玉に力込めて、彼らに伝え続けていってやろうと思ってる

 

ほんで・・・

最終的に・・・彼ら自身を、1cmでも、2cmでも、高い場所に押し上げてやることに力添えできればええなぁって・・・俺は、そない思ってる

 

 

今回出場させていただける、この大会にも・・・

大きな大きな「意味」があることを・・・彼ら一人一人に、いずれ気付いてもらえることを切に願ってる

 

支離滅裂な内容・・・お許しいただきたい

 

 

最後になりましたが・・・

このような、ご時世に・・・大会を開催することに踏み切っていただいた、仙台市柔道スポーツ少年団協議会の加瀬先生

心より御礼申し上げます

ありがとうございます!

 

 

We Can Do It!

Yey!!

 

 

 

 

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