先日・・・ある先生と、お話をする機会があった
彼も現在、道場運営をしてるんやけど・・・
彼の道場も・・・ここ2年くらいは、コロナウィルスの関係で、稽古自体もままなれへん状況やったっちゅうことを聞いた
せやけど・・・
そんな状況やったからこそ・・・非常に、考えさせられる時間になったってことも言うとった
彼自身、監督として・・・
全小、全中、また、その他の大きな大会を目指して・・・かなり「熱く」なってしまっとったみたいで・・・
「熱く」なりすぎたんか?
中学校を卒業する時(少年柔道を卒業する時)には、柔道から離れてしまう子が大半を占めてしまったらしく・・・ものごっつい、後悔の念を口にしとった
「俺は・・・何をやってたんだろう???」
彼が言うてた、その言葉が・・・俺の心に、ものごっついストレートに入ってきた
もう、10年以上も前に、そんな「熱い」ところから離脱して・・・ある意味、「傍観者」として、少年柔道っていう世界を見てきたんやけど・・・
「みんな・・・どっかで壁に当たって、いろんなことを「考える」んやなぁ?」って・・・あらためて、そない感じた
北岡道場の指導スタンス-熱血!北岡道場 仙台の子供柔道教室 (kitaoka-dojo.com)
『北岡道場訓』-熱血!北岡道場 仙台の子供柔道教室 (kitaoka-dojo.com)
上に貼り付けた、『北岡道場訓』の内容にも記載した通り(決して、上から目線で云うてる訳やあれへんことは、どうかご理解いただきたい)・・・
みんな・・・いずれ分かる時が来ると、俺は思ってる
そう・・・
誰しもが・・・いずれ、風呂から上がって、コーヒー牛乳を飲みよんねん
あの頃(ブログ(『北岡道場訓』)を書いた当初から、6年の月日が流れて・・・俺は、「爺さん」になってしもうた
俺自身は・・・
まだまだ・・・親父の域には到達してへんのは、重々分かってるけど・・・
風呂から上がって・・・体を拭いて・・・
冷蔵庫に入ってるコーヒー牛乳に、手に掛けるくらいのところに、来れとったらええねんけどなぁ?って・・・己自身に、そないな期待を持ってる
今、少年スポーツの世界は・・・
指導者や親が、学ばなアカン時期に差し掛かってるんやと思う
俺、個人的には・・・
熱すぎず・・・
冷たすぎず・・・
「ええ加減」の中で・・・
己(指導者や親)の「利欲」を先立たさず・・・
子供たちの目線まで、腰を屈めて・・・
子供たちの、ちょっと先の未来を見据えて・・・
そないしてやるのが、ええんとちゃうんかなぁって・・・そない思う
子供たちの「可能性」は無限大なんやから・・・
「無限大やからこそ、「柔道」の可能性に掛けるべき!」
そういった意見もあるかも知れへんけど・・・
俺の云う、「無限大の可能性」っちゅうのは・・・「人として」の可能性やで?
その可能性を・・・「柔道」や「野球」「サッカー」等、スポーツを通じて伸ばしてやれる方向に持っていくことこそが・・・
スポーツの本来の素晴らしさなんやないんやろか?
周りの子と比べることなく・・・
「個性」を尊重してやって・・・
昨日できへんかったことが、今日できるようになったら、褒めてやる
ほんで・・・
今日できへんかったことを、明日できるようになるよう、背中を押してやる
昔・・・お世話になった、ボクシングのトレーナーから受け取ったことやけど・・・
「悪いところを修正するより・・・良いところを伸ばしてやる方がいい」
『師匠』が残してくれたもの・・・-熱血!北岡道場 仙台の子供柔道教室 (kitaoka-dojo.com)
そうやって、師匠から受け取ったことも含めて・・・俺はずっと以前から、こないな考えを持ってる
(あくまで、これは俺の個人的な「持論」やから・・・どうかご理解いただきたい)
良いところを引き上げてやったら・・・悪い部分も、それに伴って同じように上に引き上がってきよる
その上で・・・
同じように引き上がってけえへん、取り残されてる悪い部分、浮き彫りになった悪い部分を・・・
きっちりと搔い摘んで、許容範囲の中に納まるよう押し上げてやるのがええんやって
「ボクシング」も・・・
「野球」も・・・
皆いっしょやと・・・俺は、そない思う
ほんで・・・
それらを通じて、俺ら(指導者・教育者)が一番に考えなアカンことは・・・
「人間教育」なんやと・・・俺は、そない思って止まん