3月23日(土)・・・毎年恒例、中学3年生の『追い出し会』を開催した
開催したって言うたら、聞こえはええけど・・・
実は、俺は何もやってへん
キャプテン、副キャプテンの親御さんが協力して、準備から当日の進行まで・・・全部、やってくれた(^_^;)
16:30~練習開始
中学3年生の連中に元立ちをしてもらって・・・生徒全員と乱取りをしてもらった
生徒全員(40名強)を投げ込み・・・ほんで、投げられて・・・
最後に、親御さん(両親)から投げてもらって・・・
その両親の元に、感謝の言葉を述べる
いつからか?・・・そんな伝統になった
もちろん・・・俺が、「そないせえ!」って言うた訳でもあれへん
OB&OGの先輩方が・・・両親に対して、『感謝の想い』を伝えたのが始まりやったと記憶してる
俺は・・・この『追い出し会』っちゅうもんは・・・
中学3年生に対して・・・「お疲れさんっ!」「おめでとう!」「次のステージでも頑張れっ!」って・・・
ワーッて、盛り上がって・・・「あぁ~、楽しい会やったな?」で、終わってしまう会ではないと考えてる
ほんなら・・・一体、なんやねん???
この道場に通わせてくれた両親・・・
この道場で指導・教育してくれた先生(自分で言うたら、おかしな話やねんけど)・・・
自分たちを支えてくれ、応援してくれた後輩達・・・
自分たちが、居心地よく過ごせる道場の雰囲気を作ってくれた先輩方・・・
ほんで、我が子でもないのに、一生懸命になって輪を作ってくれたご父兄の皆さんに対して・・・
『感謝の想い』を伝える場やと思ってる
要するに・・・
「人間は、独りでは生きていかれへん!」
「自分を取り巻く環境の中に、何ひとつ「当たり前」のことなんかあれへん!」
「日々の暮らしの中に、自分を支えてくれる人の「想い」っちゅうもんが、どんくらい詰まってるんか?」etc・・・
・・・・・っちゅうようなことを、あらためて感じてもらう場やと、俺は思ってんねん
両親に対する・・・「感謝の想い」
先生や後輩、周りのスタッフの方たちに対する・・・「感謝の想い」
皆さん・・・考えて(振り返って)みてほしい
長い人生の中でも・・・そんな方々に対して、あらたまって、そんな「想い」を吐き出せた場っちゅうのは、そうそうあれへんのではないやろうか?
せやけど・・・心の底から、素直に「感謝の想い」を述べることで・・・
人間っちゅうのは、ワンランクもツーランクも、レベルアップが図れるっていうても過言ではないような気が、俺はしてんねんよな?
中には・・・「中途半端な年頃や」、また「まだまだ、子供や」って、仰られる方もおられるかも知れへん
せやけど、俺は・・・我が子に対してはもちろん、道場生に対しても常々・・・
「その昔・・・15歳になったら、戦争(戦地)に出向いて・・・中には、国のためにっていうて、特攻隊として、相手の戦艦に突っ込んでいった人もおったみたいやぞ!」っていうことを伝えてる
中には・・・
父親・母親の写真を、ポケットに忍ばせて・・・その写真を握りしめたまま、特攻隊として突っ込んでいった方もいらっしゃった事やろう?
もちろん・・・俺自身も、そんな時代を生き抜いてきた訳ではあれへんから、机上の空論にしか過ぎへんのは事実やねんけど・・・
それでも・・・「両親に対して、限りない「感謝の想い」を持ち・・・それくらいの覚悟を持って、次のステージに上がっていってほしい」って・・・・・なんでやろう?・・・願ってしまうんよなぁ~
俺・・・不器用やから・・・・・
自分の息子・娘目線になってしもうて・・・
限りない「期待」を込めて・・・そういう『想い』を、彼らに伝えてしまうんやろな?
(迷惑な話やな・・・ホンマ(^^;))
ただ、今回・・・
その『想い』を、伝えることの難しさ・・・
周りに対する「感謝の想い」を持ってもらうことの難しさ・・・
己自身の背中に背負い込んでる「責任」っていうもんの重さを感じてもらうことの難しさ・・・
ほんで、何より・・・
己自身の両足で、しっかりと地面を踏みしめて「ツッパる」っちゅうことの、本当の意味を感じてもらうことの難しさ・・・
それらを・・・痛感させられる事案に直面した
俺自身・・・・・
「教育」っていう現場に「教育者」っちゅう立場で、ホンマに立っとってもええのんか?
そないな想いから・・・己自身と向き合って、自問自答する日が続いた
もちろん、「教育」なんて言うもんは・・・
今日、「想い」を伝えたからっていうて・・・その瞬間から、相手(子供たち)のすべてが変わりました!・・・なんてことは、まずあれへんっていうことくらい、重々承知してる
曲がりなりにも・・・親になってから、24年余り・・・道場設立して、この場(教育の場)に立たせてもらってから13年余り・・・
我が子や、道場生と真剣に向き合ってきたつもりでおるから・・・
「教え育てる」ことの難しさは・・・俺なりに、理解してるつもりではおる
せやからこそ・・・今、俺にできることは・・・
言い続けるしかない!
伝え続けるしかない!
ほんで・・・
「信じて」「待って」「許す」しかない!
・・・・・・んやろな??
いずれ、時が経って・・・
彼ら自身が、崖っぷちに立たされた時なのか?
彼ら自身が、周りの方から称賛された時なのか?
どんな場面なのか?は、分かれへんけど・・・
物事を真剣に考えなければならんような状況に立たされた時・・・
俺が伝えようとした「想い」の、5%でも1%でもかまわへんから、思い出してくれたならば・・・
「俺と出会ったこと」に・・・初めて、意味を持ってもらえる時なんやろな?
どうか・・・『人間』で、いてください!
これは・・・
その昔・・・俺が尊敬する先生が言うとった言葉やねんけど・・・
その言葉を・・・俺は、こない解釈をしてる
俺らは、生まれた時は「人」っていう動物でしかあれへん
せやけど、時が経つにつれて・・・
「人」と「人」との間で、生きるようになり始める
「人」と「人」との間で生きるっていうこと???
そう・・・
周りの人たちに感謝をしたり・・・
他人のことを思いやったり・・・
自分独りで生きてるのではないと実感したり・・・
それらのことを、心の底から実感してこそ・・・
「人」は・・・『人間』になれるんやと、俺は思う
若い頃・・・周りの人のことなんか、これっぽっちも考えようとせえへんかった俺が言うのは、ものごっつい語弊があるんやけど・・・
せやけど・・・
そんな俺が、今この歳になって、素晴らしい方々に囲まれてるからこそ・・・真剣に、お前らに伝えることができるんよ!!
そう・・・
いろんな方々に支えてもらって・・・
「人は、決して独りでは生きていかれへん!」
・・・っていうことを、普通に生きてきた人達よりも、切実に感じてる俺やからこそ・・・
お前らに対して、こんなメッセージを投げかけることができるんよ!!
恭太!
清春!
健之介!
元!
純聖!
よう聞いとけっ!!
親父からの最後の言葉や!!
(お前らには・・・次のステージで、次の「親父」が待ってくれてるんやから・・・)
どうか・・・
これから先の人生・・・
如何なる時でも・・・
人の痛みを感じことのできる・・・
人の心を思いやることのできる・・・
人に感謝の念を持つことができる・・・
『人間』で・・・いてください!
そうあることで・・・
あなた達は・・・きっと、素晴らしい方々に巡り合うことでしょう!
お前らと過ごした、数年間・・・
俺・・・メチャメチャ、楽しかった
お前ら・・・
正真正銘の・・・「アホ」やったもんな!?
ありがとう!
俺のバカ息子たち!
これから先も、あなた達の活躍を・・・
あなた達の親父さんとお母さんの次に・・・陰ながら、応援させていただいております!
元気出していこう!
READY! GO!!