北岡道場の第八期卒業生・・・「遠藤滉太(こうた)」と「角田昂大(こうた)」
二人とも、高校3年生卒業間近
この学年の卒業生は・・・彼ら2人しかおれへんかった
・・・・・っていうても・・・
「角田昂大」(昂大)は・・・小学校高学年の時に、親父さんの仕事の都合で、東京に引っ越してしもうたから、中学3年生卒業まで、北岡道場に在籍しとった訳ではあれへんけどな
せやけど・・・
年に1回くらいやけど・・・仙台に来た時には、必ず道場に顔を出してくれて・・・
引っ越してからも、親父さん、お母さん含め・・・ずっと「北岡ファミリー」としてつながってくれとった
(ちなみに、昂大には、弟(双子:聖翔と拓満)がおって・・・こいつらも、当然、俺の大切な息子たちやしな)
「遠藤滉太」(滉太)は・・・柴田高校で、狩野監督にご指導いただき、全国高校選手権やインターハイへの出場もさせてただいた
この場(ブログ)にもよく出没する・・・「たまごっち」
昨日(2月27日)・・・「昂大」が、俺の職場(接骨院)に、いきなり現れた
そう・・・東京におるはずの「昂大」が・・・
どうも・・・・宮城県の大学を受験するために、来仙しとったらしくてなぁ?
受験が終わった後・・・わざわざ、俺のところに挨拶に来てくれたちゅう訳やねん
「昂大」に会うのは、結構久しぶり(高校に進学してからは、部活とかが忙しくて、なかなか仙台には来られへんかった)でなぁ?
いろいろと話をしたけど・・・ものごっつい、ええ青年になってくれとったわ
「昂大」は・・・子供の頃、俺の前では、あんまり自分をさらけ出す感じの子じゃなくて、どっちかっていうたら大人しい方やった
せやけど、いつやったかな?
お母さんが・・・
「昂大が、私の財布から、お金をくすねたんです(涙) 先生、どう教育したらいいですか?」って、泣きながら、俺に相談しに来られたことがあった
もちろん、俺は・・・
「昂大は、大人しい子かと思ってたけど・・・親の財布から、金をパクれるくらいやねんから、安心したわ(^^)」って・・・
いつもの如く・・・お母さんが求めてるような答えとは、まったく違うコメントを、吐き出したねんけどな
ほんなら、お母さん・・・
「先生、なんで、そんなに悠長に構えてられるんですか!?」って、メチャメチャ悩んどったよ(笑)
そんな昔話も、「昂大」としながら・・・
「最近・・・お母ちゃんの財布から、金パクってへんのか?(笑)」って、わざと聞いたったら・・・
「昂大」・・・はにかみながら、「もう、パクってないですよ(汗)」って笑ってた
そんな、悪ガキで、アホやった少年は・・・堂々とした立ち姿勢で・・・
「大学に進学出来て、仙台に来ることができたら・・・道場に、顔を出しに行きます!」
・・・そない、俺に言うてくれた
「昂大」にとっても・・・「「北岡道場」は、「帰ってきてもらえる場所」やってんな?」って、再確認することができたのと同時に、ものごっつい嬉しくなった
帰り際・・・
「今から、「遠藤滉太」と会って、仙台駅でいっしょに飯食うんです」って言うて、帰って行った
「滉太」は・・・2ヶ月ほど前から(年が明けて、部活(柔道部)の練習がなくなってからなんかな?)、道場生(後輩)たちに指導しに来てくれるようになった
現役バリバリの滉太の方が、俺なんかより、テクニックもスキルも上やろうから・・・
道場生にとっては、メチャメチャありがたい存在やった
もちろん・・・生徒たちにとっては「滉太先生」って呼んでもらって・・・
練習前後の整列の時には、正面に座ってもらったし(俺は、正面から下がってサイドに座って)・・・練習内容の進行も、ある程度任せてやってもらってた
その「滉太」も・・・3月初旬には、大学(県外)の方に行ってしまう
3月2日(土)・・・最後の挨拶には来てくれるみたいやけど・・・
柔道衣を着用して、弟・妹たちに指導してもらえるのは、昨日(2月27日(水))が最後の練習日やった
山のように大きくて、まったくもって動かへん
俺自身・・・「歳を取ってる(48歳)」ってことは、言い訳にもできへんくらい、「滉太」にケチョンケチョンに投げられた
わずか2分間の間に、何べんも何べんも投げられたけど・・・
俺・・・嬉しくて嬉しくて、たまらんかった
恥ずかしい話けど・・・涙まで出てきよった
小学校1年生の時から、12年間・・・ずっと、彼の成長を見せてもらった
「コラッ~!! 何しとんじゃ! ワレッ~!」って、言う俺に対して・・・
「だって・・・REN兄ぃが、〇▼◇▽・・・☓◆△●・・・・なんだもん!」って、何言うてるか分かれへんような口答えばっかりしとった、アホな少年やった
ほんで・・・
中学3年生の受験前・・・
練習日の度に、「滉太」に問題集を持って帰らせて・・・次の練習日に、俺が答え合わせをして・・・
「間違ってる箇所・・・分からん箇所は・・・学校の先生に、ちゃんと聞いてこいっ!」
そない言うては・・・その日の問題集を持って帰らせて・・・
そんなことを繰り返して・・・ケツを叩きまくって勉強させた
そうでもせえへんかったら・・・危機感もなく、ホンマに、のほほ~んとしとったからな
そんくらい、アホやった少年は・・・・
ほんで、素晴らしい青年へと成長を遂げてくれた
そんな、「滉太(こうた)」と「昂大(こうた)」
中学、高校と、まったく違った道を歩んできた二人やけど・・・
今もなお・・・『北岡道場』っちゅうもんで繋がってる
ホンマに、素晴らしいことやと思う
ちっちゃい時・・・きっと、練習はキツかった(あの頃は、闇雲にバチバチにキツイ練習をしとったからなぁ)やろうし・・・俺が怖かったやろうと思うねんけど・・・
今は、二人とも・・・ものごっついええ青年になって、俺と対等に話をしてくれる
ホンマに、この上なく嬉しい限りや
そんな事柄が舞い降りてきた時にこそ・・・
「『北岡道場』を起ち上げて・・・ほんで、継続してきて良かったなぁ~」って、最高に至福の時間に浸らせてもらえる瞬間やよ
道場生諸君!!
仲間や俺(先生)、また多数のオモロイ父兄の方々と、出会ってしまった以上・・・
出会う前には戻ることはできへんねん!
もちろん、俺自身も然りやけどな
せやからこそ・・・
「出会い」を大切に!!
「仲間」を大切に!!
『柔道』を大切に!!
『柔道』が、俺とお前らを・・・ほんで、仲間とを繋いでくれてんねんから・・・
『柔道』 最高!!
『北岡道場』 最高!!
誰一人の取りこぼしもなく、そう思ってもらえるように・・・
俺自身も、日々精進せなアカンな
ありがとう! 滉太!
ありがとう! 昂大!
お前たちの、これから先の人生・・・益々の活躍を心より祈っております!