関東予選に向けての最終追い込み段階に入っとった、そんな時・・・
俺の中の「悪い虫」が騒ぎ始めた
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「サボり」癖・・・っちゅうやつやな?(^_^;)
昨秋の「千葉県学生体重別選手権」に向けて、練習に取り組み始めてから・・・
ガラにもなく、一生懸命、目標に向かって精進しとったからなんか?
一番大事な時期を迎えてるにも拘らず・・・俺は、一向にモチベーションが上がってけえへんかった
モチベーションが上がれへんもんやから・・・・・
「やらなければいけない!」っていう気持ちを、自分の中でどうも消化できへんくて・・・
「やりたくないんやったら、やめとこう!」っていう、自分の素直な気持ちに身を委ねた
要するに・・・トレーニングとか練習を、サボってたっちゅうだけのことやねんけどな(^_^;)
ある日の朝のトレーニングの時・・・
柏崎先生が、各階級のレギュラー4人ずつを並ばせた・・・・・・・とのこと
「-60kg級・・・1、2、3、4人 -65kg級・・・1、2、3・・・んっ? あと一人は? 北岡かっ!? 北岡は、どうしたんだ? 昨日は、来てたのか?」
気の利かへん同級生が・・・答えたらしい
「昨日も、来てませんでした!」
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「柏崎先生が、「北岡に、俺の教員室まで来るように言っとけっ!」って言ってたぞ!」って・・・気の利かへん同級生が、部屋で寝てた俺に連絡をしてきよった(^_^;)
教員室に行ったら・・・柏崎先生は、メッチャ怒りながら・・・
「もう、レギュラー辞めろ!」・・・そない仰られた
「申し訳ありませんでした! 今後は、ちゃんとトレーニングには参加しますので、試合に出させてください!」
「本当に、やるのか?」
「はい! やります!」
そんな、押し問答の末・・・何とか納得していただき、俺は首の皮一枚がつながった状態で、レギュラーに留まることができた
せやのにも拘わらず・・・なんでやろか?
俺の中の「悪い虫」は・・・騒ぎ出したら、なかなか収まってくれんかった
当然・・・練習にも、一向に身が入れへん
「ヤル気のない時に、嫌々やっても強くなんかなれへん!」っちゅうのが、俺の考えの原点なんやけど・・・
おまけに、人間って・・・
中途半端に、練習(勉強でも仕事でも、俺は何でもそうやと思ってるんやけど)をしても・・・自分自身で、「今日は、練習をしたな」って、都合のええように解釈してしまう傾向があると思うねんよな?
せやから・・・
「やる時は、全力でやる!」
「やれへん時は、徹底してやれへん!」
そないな持論を持ってるもんやから・・・道場(練習)に行っても、徹底して練習をせえへんかった
当然・・・そんな俺の行動を見兼ねた、柏崎先生は・・・
「北岡っ! お前・・・もう、赤帯外せ!(レギュラーは赤帯をまいて練習しとった) もう、やらなくてもいい! 辞めろっ!」
柏崎先生のとなりにおられた石井先生も、ものごっつい怒っとった
当然、俺は・・・お二人に対して、拝みに拝みまくって許しを懇願した
最終的に、許してはくださったねんけど・・・お二人とも、ものごっつい呆れ顔でいらっしゃったわ