道場生の「寂しさ」に、気付いてやれてなかったことを知った時
道場生の「抱えてるもの」を、軽くしてやれてなかったことに気付いた時
道場生の「本心」を、受け止めてやれてなかったことに気付いた時
ホンマに・・・落ち込む
情けなくて・・・情けなくて・・・涙が溢れ出てくるよ
俺は、一体・・・何をやっとったねんっ!?
俺は、一体・・・何のために存在しとんねんっ!?
偉そうに・・・「教育!」「子育て!」「仲間!」「柔道!」「親父!」etc・・・
そないなことを言うて・・・すべてを悟ってるかのような「教育者」気取りで、彼らと接してるくせに・・・
「彼らの『心』の隙間を、埋めてやることができへんのやったら・・・先生なんか、辞めてしまえっ! 北岡っ!」
もう一人の俺に・・・蔑んだ目で、そない言われてるような気がしたよ
子供っちゅうのは・・・
大人が思ってる以上に、大人に対して気を遣ってる
大人が思ってる以上に、感情を表には出しよれへん
大人が思ってる以上に、自分の想いを心の中に閉じ込めてる
それを・・・分かっとったつもりやったのに・・・
気付いてやれてへんかった
己の眼に映るものだけを信じて・・・
彼らが背中に背負い込んでるものを、見ようとせえへんかった
浅はかやった
不覚やった
せやから・・・
一生懸命・・・考えたよ
ものごっつい・・・反省もした
考えたからって・・・反省したからって・・・
掻い摘んで、「これ!」っちゅうことは、してやられへんねんけど・・・
でも・・・
「今以上に、もっともっと彼らに寄り添ってやりたい!」
ただただ・・・そない思った
俺と共に時間を過ごすことで・・・
彼らの心の隙間を、1cmでも埋めてもらえるんやったら・・・
柔道を続けさせてやることで・・・
彼らの心の中を、1gでも軽くしてもらえるんやったら・・・
『北岡道場』、ほんで俺自身が・・・彼らにとって、ここに存在してる意味も出てきよる
俺は・・・ここ(北岡道場)におるから・・・
元気でおる限り・・・ここ(北岡道場)におるから・・・
せやから・・・
いっしょに、笑って・・・
いっしょに、泣いて・・・
いっしょに、戦おうやないけっ!
なっ!?
息子・・・娘・・・達!!
元気出していこう!
READY! GO!!