平成28年9月25日(日)・・・東北高校女子柔道部の練習に、出稽古にお邪魔させていただいた
生徒さん達の貴重な練習時間にもかかわらず、練習にお邪魔させていただくことを、快くお受けくださいました、監督の佐藤明代先生、また、コーチの相澤実希先生には、本当に感謝いたします
ありがとうございました!
お邪魔させていただいたメンバーは・・・中学生2年生(恭佑、海士、RITO)、1年生(清春、恭太、元ちゃん、健ちゃん、純聖)、それと6年生の「ヤマタケSO」
当然のことやけど・・・全員、ケチョンケチョンにいわされたよ(^_^;)
せやけど・・・俺自身、今回、東北高校にお邪魔させていただく理由には・・・「強い選手と練習したら、子供たちの「柔道」のレベルや経験値が、多少なりともアップするやろう?」なんてことは、これっぽっちも持ち合わせてへん
そんな、目先のことよりも・・・
東北でチャンピオンになる選手や、全国の舞台で活躍する選手たちは、日頃からどんな稽古をしてるのか?
自分自身が、「東北チャンピオンや、全国チャンピオンになりたい!」って、覚悟した時には・・・日々、どんなレベルでの稽古を積まなければならないのか?を、肌で感じてもらうためにお邪魔させていただいたねん
ウチのご父兄たちにも・・・そんな選手たちが、どんな環境で、どんな練習を、どんな気持ちでしてるのか?も、見てもらいたかったし・・・・・佐藤先生には、ホンマにええ機会を与えていただいた
そんな俺の想いを、知ってか?知らずか?・・・・・
当初、自分の意志で参加を募ったねんけど・・・元ちゃん(中1)が「不参加」、健ちゃん(中1)と純聖(中1)も「う~ん」の状態やった
健ちゃんと純聖は、清春(中1)や恭太(中1)にそそのかされて・・・「う~ん」から「・・・行きます(非常に心配顔で(笑))」に変わったねんけど・・・・・元ちゃんは、頑なに「不参加」やった(^_^;)
無理もない・・・元ちゃんは、柔道を始めて、ちょうど1年くらい
確かに最近、体幹は強くはなってきてるけど・・・そこまでハードな練習に、ついていく自信がないのは頷ける
俺は・・・彼の意見を尊重して、今回は見送ることにしとった
数日後・・・練習終わりに、紀ちゃん(ゲンちゃんのママ)が迎えに来た時・・・
俺:「まぁ、今回は・・・しゃあないで! またの機会にね・・・」
紀ちゃん:「強制参加させますので、お願いします!(^^)」
俺:「えっ!? え~~~っ!? ええの!? 連れて行っても!?」
紀ちゃん:「はい! 強制参加で!(^^)」
俺・・・嬉しかったなぁ~
俺は、基本的に・・・試合(団体戦)以外は、無理強いはせえへんようにしてる
塾もあれば・・・他の習い事もある・・・また、友達や家族との時間を優先したい時かってある
せやから、今回・・・元ちゃんが、どんな意図で「不参加」って言うてたんかも、あえて聞かへんかったし・・・別段、そんなにこだわってはいなかった
まぁ、強いて言えば・・・前述したけど・・・普段、経験できへんことやし、なかなか感じることのできへん空気やから、「行けるんやったら、行った方がええやろなぁ~」って思ってるくらいやった
紀ちゃんは・・・元ちゃんを参加させる方向で、俺にあずけてくれた
俺・・・メッチャ、嬉しかった
何が、嬉しかったって?・・・元ちゃんが、曲がりなりにも、最後までやり切ったとしたら、彼自身の『心』が、限りなく成長するやろうと思ったから・・・
元ちゃんは・・・ものごっつい、優しい子
ある意味、優しすぎて・・・この先、損をしてしまうことも、あるかも知れへんくらい・・・優しい子
だからこそ・・・柔道をして、体は強くなったとしても、『心』が強くならへんかったら、この先、自分自身が折れてしまうようなことに、直面してしまうかも知れへん
せやから・・・もう一段、『心』の成長を遂げてもらうには、ええ機会やと思って企画したことやったし・・・だから俺、ものごっつい嬉しかったねん
結局・・・AM9:30~13:30まで・・・全員、ヘロヘロになりながら、最後までやり切りよった
最後のトレーニングの時も・・・普段やったら、諦めてしまうかも知れへん場面でも、健ちゃんも最後の最後まで、泣きながらやったけどやり切った
元ちゃんはじめ、純聖もヤマトもタケルもSOも・・・立ってる時間の方が少ないくらい、投げられまくったけど、最後の最後まで根性見せてたなぁ~
普通の中学生(普段、柔道を詰めてやってる子達)やったら・・・やり切って、当たり前なんかも知れへんけど・・・・・
ウチの子らは・・・普段は、ホンマに詰めてへん
余談やけど・・・
恭佑(中2)なんか・・・試合終了後に、フラフラで俺のところに戻ってきて、「ダメだ、先生! 俺、スタミナ無ぇ!」とか、普通に俺に言いよるからね(^_^;)(^_^;)(^_^;)
だから、最後までやり切ったことに対して・・・俺は、全員を褒めた(^^)
褒めたと同時に、俺の意図も話した
「やるべき時を見失わずに、「その時」が来たら、精一杯努力ができる人になってくれ! ほんで、「その時」が「今」じゃないと判断したんやったら・・・「今」は、とにかく、いろんな経験をしろ! 遊びも!悪さも!彼女も!勉強も!他の競技も! 今しかできへんことを、目一杯やったらええから!」ってね(^^)
俺の見る限り・・・この子たちにとっての「その時」は、『今』じゃないんやろうな?
詰めて詰めて、徹底的に詰め込んで、何か(柔道)をやり遂げるのは・・・『今』じゃないんやろう?きっと・・・
「その時」は・・・高校に進学してからなのか?・・・大学に行ってからなのか?・・・また、社会に出てからなのか?は、分かれへんけど・・・
高校や大学に進学してから、「絶対に、柔道で負けたくない!」て思ったら、自分自身に噓をつかへんように、一生懸命精進しよるやろうし・・・
社会に出てから、「こいつにだけは、負けたくない!」って思ったら、人の何倍も努力することやろう
ただ、「その時」は・・・人それぞれ、まったく違うと思う
俺個人の「その時」の話をしたら・・・
3歳から始めた「柔道」は・・・大学3年生後半から社会人2年目までの、約3年間
周りの状況に、見向きもせんと・・・練習して、トレーニングして、減量して・・・自分の体と心を、ひたすら作って、徹底的に自分を追い込んだ
この道(接骨院)で食っていくって決めた時・・・開業する勉強をした、26歳から30歳までの、約4年間
周りの友人たちは、就職して5~6年が経って、それなりに楽しく遊んでるのを横目で見ながら・・・極限の貧乏生活の中で、ただ「明日」を夢見て、毎日毎日、与えられた環境の中で最大限の努力をしてきた
そうやって、人それぞれ・・・努力するべき時、辛抱せざるを得ん時は、必ず来ると思う
せやから、俺は・・・『今』、彼らに、無理強いして、柔道を「やらせる」ことは、一切せえへんねん
でも、まぁ・・・「「いざ!」という時に、よう動けへんような子になってまうと困るから、否応なしに「やらせる」ことも必要やろ!?」って、考えをお持ちの方もおるやろうけど・・・・・
せやけど、やっぱり俺は・・・「個性」を尊重してやって、「自主性」を引き出してやりたいなぁって、考えてしまうんよな(^_^;)
自分に置き換えて考えたら・・・やっぱり、「やらされる」のは、まっぴらゴメンやからね(^_^;)
いずれにしても・・・
「好きこそものの上手なれ!」
その意味を理解して・・・自分の「道」が定まった時、まっすぐに「辛抱と努力」ができる子に育ってほしいもんやなぁ~
最後になりましたが・・・
東北高校女子柔道部監督、佐藤明代先生
また、コーチの相澤実希先生
今回の出稽古を、快くお受けくださいましたこと、心より御礼申し上げます
ありがとうございました!
もうすぐ、10月!
10月6日には・・・「高井洋平」選手が、道場を訪問してくれる予定(^^)
子供たちにとっては、素晴らしい経験になると思う
元気出していこう!
READY! GO!!