「遊び」が最優先?

7月27日(土)・・・道場の近所の八坂神社の夏祭りがあった

 

ウチの練習時間は・・・本来18:30~20:30なんやけど・・・

その時間まで練習をしたら・・・子供達、夏祭りに行かれへん

 

せやから・・・

夏祭りの日程が決まってから・・・

練習時間を・・・18:00~19:30に前倒しして、さらに早くに切り上げて、みんなで夏祭りに行く予定にしとった

確か・・・昨年も、そないしとった気がするなぁ?

 

 

当日・・・朝から、あいにくの天候

どんより曇っとって・・・日中、時折、結構な雨が降ったり、やんだり・・・

 

18:00前・・・俺が道場に向かう道中も、ホンマに細かい雨がポツポツと落ちてくくるような?けえへんような?・・・はっきりせえへん天気

 

道場長・・・苦渋の決断を迫られた(笑)

 

 

18:00・・・整列をして、練習開始と同時にみんなに聞いてみた

「今すぐ、夏祭りに行きたいか?」

「行きた~~~い!」

 

19:30まで練習をしたとして・・・終わった時に雨が降っとったら・・・

子供達・・・テンション下がるやろうしなぁ?

子供も大人も・・・夏祭り、ものごっつい楽しみにしとったみたいやしなぁ?

 

苦渋?の決断を迫られた道場長・・・さぁ、どないする?

・・・・・・・・・・

・・・・・

・・・

迷うことなく、即座に練習を終了にして・・・夏祭りに行くことにした(笑)

 

子供達・・・メッチャ喜んどった

みんな「笑顔」で・・・颯爽と飛び出していきよったわ

 

 

俺も・・・あとから、夏祭りに行ったけど・・・

くじ引き・・・サメ釣り・・・かき氷・・・射的etc・・・

あいつら・・・学年も、男女も関係なく・・・ゴチャゴチャになって、遊んどったよ

 

学校(小学校や中学校)やったら・・・同学年、ほんで、同性同士で遊ぶのが一般的なんかも知れへんけど・・・

ここ(道場)は・・・違う

 

2年生と6年生・・・小学生と中学生・・・男の子と女の子・・・

そんな分け隔てを取っ払って・・・兄弟、姉妹(兄妹、姉弟)のように、ゴチャゴチャになってもらうこと

 

「柔道」の練習の中だけでは、決して手に入れることができへん「絆」が・・・「遊び」の中では、簡単に手に入れることができてしまう

せやからこそ・・・

「柔道」は、二の次三の次にしてでも・・・子供たちに、こんな時間を与えてやりたいと思ってる

 

もちろん・・・その俺の「想い」に便乗してくれる父兄達がおってこそ、実現できることやねんけど・・・

そういった部分では・・・ウチの道場は、メチャメチャ恵まれとるからなぁ

 

 

いずれにしても・・・

練習時間にも拘わらず・・・夏祭りを優先したり・・・

全国大会につながる団体戦よりも・・・ピクニックを優先したり・・・

宮城県内の大きな個人戦よりも・・・「大家族旅行」(スパリゾートハワイアンズ)を優先したり・・・

 

GW、お盆、年末年始は・・・

家族や友人、彼氏や彼女と遊ぶことを優先してもらいたいがために・・・道場の練習は、約1週間、お休み

合同練習会には、一切参加せえへんし・・・強化練習会なんちゅうもんとは、まったくの無縁

 

形はともかく・・・「柔道」を・・・「道場」を・・・好きでいてもらいたい

結果を出すのは・・・俺の下を離れてからでいい(卒業して、次のステージ(高校や大学)で出してくれたらいい)

心底・・・そない思ってる

 

 

 

こないな記し方をしたら・・・

北岡道場は、柔道「ごっこ」をしてるだけなんか?って、思われてしまうかも知れへんから・・・

一応、記しておくことにする

 

今おる道場生と同じように・・・

「柔道」よりも、「遊び」を優先にして・・・

「試合」よりも、「大家族旅行」やBBQで遊ぶことを優先して・・・

「仲間」や「ファミリー」を大切にして・・・

 

それでも・・・

「基本」だけは、疎かにすることなく取り組んできた

おまけに・・・

「やる時はやる! 遊ぶときは遊ぶ!」のケジメはしっかりとつけてな

 

そないしてるが故・・・

小学生時代はもちろんのこと・・・中学校になっても、中総体の地区予選すら勝ち上がられへんかった・・・ウチの卒業生たちは・・・

(柔道を続けた卒業生達は)高校に進学した後・・・毎年のように、県チャンピオンはもちろんのこと、東北チャンピオン、東北大会上位入賞、インターハイベスト8etc・・・

また、大学に進学した後も・・・東北学生チャンピオンになったり、講道館杯に出場するような選手にまで成長していってくれてる

 

ほんで・・・

柔道を続けへんかった卒業生達も・・・仲間やファミリー、弟妹たちがいる「故郷」を大切に想ってくれて、普通に柔道衣を持って帰ってきてくれる

高校生やったら、まだ分かるけど・・・大学生になっても、社会人になっても、このちっぽけな場所(道場)に帰ってきてくれるんやから・・・ホンマに嬉しい限りやよ

 

結局・・・何が云いたいんか???

 

「柔道」は・・・もちろん、大事なんやけど・・・

「遊び」の中でこそ学べる・・・仲間や友達を「思いやる」心

「遊び」の中でこそ築ける・・・周りに対する「感謝」の念

それらは・・・人として、ものごっつい大事なこと

 

また・・・それらを、「柔道」の練習で生かすから、「絆」っちゅうもんは、さらに強固なもんになる

 

裏を返せば・・・

そういうもんを持ち合わせてへん奴は・・・「ええ結果」を導き出すことなんかできへんのやと俺は思う

 

その「ええ結果」というのは・・・決して、チャンピオンや金メダルのことを言うてるんではあれへんで

「人間性」っちゅう部分のこと

 

思いの外・・・「柔道」だけでは、手に入れられへんもんはぎょうさんある

 

県内はじめ、地方や全国でも、トップ戦線を走ってきた一部の子たちは・・・

試合や合同練習っちゅうもんも・・・決して、独りではできへんことやから・・・

「柔道」をやっていたことで・・・「柔道」をさせていただいていたことで・・・「柔道」を続けてきたことで・・・

自分を支えてくれる周りの方々や大会運営者の方々、また仲間や家族、指導者に対して・・・「感謝の念」や「思いやりの心」を持ってくれる場合もあるやろう

 

せやけど・・・

大半の子達は、そうではない

 

せやからこそ・・・

すべての子供たちに・・・

伝えてやらなアカンこと・・・学んでもらわなアカンこと・・・気付いてもらわなアカンことが、ぎょうさんあるんや

 

「ええ結果」という記し方をしたから・・・ごっついややこしくなってしもうたけど・・・

要するに・・・

俺ら(教育者)は・・・彼らが大人になった時に、「大切なもん」を抱えてくれる人になってもらえるように導いていく必要があるんやと思う

少なからず、未来を担う子供たちの前に、「教育者」という立場で立たせていただいてる以上・・・それが、俺にとっての絶対条件や

 

それらを、ひとつの表現として・・・

「北岡道場は・・・「遊び」が最優先!」

「北岡道場は・・・試合や合同練習よりも「遊び」が大事!」

・・・・・って、記してるだけのこと

 

決して・・・

俺が学んできた・・・俺を導いてくれた・・・俺の人生を支えてくれた『柔道』っちゅうもんを・・・

蔑ろにしたり、適当な場所には追いやってへんつもりではおる

 

 

「「想い出」の幅は・・・広ければ広いほど、己の人生は豊かになる」・・・と、俺は信じて止まん

 

頭で覚えたことは、すぐに忘れてしまうけど・・・

心で記憶したことは・・・一生の「宝」になるからな?

 

そう・・・

人生は「宝」さがし・・・やから

 

 

Hey! Hey ! Hey!

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We Can Do It!

Yey!!

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