『ええ加減』な指導方針

全日本柔道連盟から・・・毎年8月に開催される「全国小学生学年別柔道大会の廃止」が発表された

俺は・・・ネットニュースで見た

 

「勝利至上主義」

「組み手争いに終始した試合内容」

「無理な減量」

「指導者、および父兄の審判に対する暴言」等

それらのことが、理由・・・みたいなことを書いてあった

 

 

この決定には、賛否両論があるみたいやけど・・・

俺(北岡道場)は、もう10年以上前から、「勝敗」には一切こだわれへん指導方針

俺みたいな運営方針をしてる場合は・・・

どっちかっていうたら・・・自ずと、「賛成」の方に傾く形になるんやろなぁ?

 

 

これは、俺の勝手な持論やけど・・・

上記の理由は、もちろんのこと・・・

それらに付け加えて・・・

子供の頃は・・・遊ばなアカンし・・・悪さもせなアカン

仲間とも行動せなアカンし・・・もちろん、勉強もせなアカン

 

要するに・・・

一番、いろんなことを吸収せな時期に、「柔道」だけに没頭する(させる)っちゅうのは、いかがなもんかな?って・・・俺は、考えてる

 

 

中には・・・

子供の頃から、柔道一筋で頑張って・・・最終的には「柔道」で、飯が食えるようになる者もおるかも知れへん

せやけど・・・それは、ほんの僅かなパーセンテージに過ぎへん

 

大半の者は・・・

「子供の頃(学生時代)に、柔道をやってました」っていう・・・「想い出」っちゅうんか?・・・「土産話」っちゅうんか?・・・

そういうもんをぶら下げて・・・この社会で、生活をしていかなアカンようになる

 

それやったら・・・

俺ら指導者は・・・ほんの一部、僅かなパーセンテージに掛けて、「柔道」に没頭させることを選択させるよりも・・・

もっともっと、大事なことを伝えていってやるべきなんとちゃうんかな?って・・・俺は、思うんよなぁ

 

それは・・・

「社会性」であったり・・・「人間性」であったり・・・

「柔道」を通じて、子供たちに学んでもらわなアカンもんって、メチャメチャ仰山あるんやから・・・

 

 

確かに・・・

「全国大会出場!」

「全国大会優勝!」

・・・っていう、「夢」や「目標」を持って、日々頑張ることは大事なことやし、素晴らし事やと思う

 

せやけど・・・

その「夢」や「目標」に、大人(指導者や親)の利欲が乗っかっとったら???

 

それやと・・・ちょっと、違うんとちゃうんかな?って・・・俺は思うんよ

 

 

「指導者」っていうスタンスでおったら・・・どうしても、そないな考えを持ってしまうんかも知れへんけど・・・

俺ら大人は・・・「教育者」であるべきやないんかな?って・・・俺は、そない思って止まん

 

 

あくまで、これは・・・

俺の「持論」であることやから・・・どうか、お許しいただきたい

 

※「廃止」に、反対意見をお持ちの方で・・・

このブログの内容を見て、腹立たしいと感じる方は・・・読み進めんといてください

 

 

せやけど・・・

これは俺自身が、自ら経験して得た「持論」やっちゅうことも、皆さんにお伝えしておきたい

 

 

俺は・・・長男(REN兄ぃ)が、小学生の頃に・・・

「指導者」「親」の立場で、熱くなりすぎて・・・彼の将来よりも、「今(あの時)現在」を優先して、「柔道」に多大なる時間を費やしてた時期があった

 

彼が・・・

友達と遊ぶ時間より・・・家族で過ごす時間より・・・親子で楽しく過ごす時間より・・・・・「柔道」・・・「柔道」・・・「柔道」

 

それら大切なことを抑え込んで・・・「柔道」に多大なる時間を費やして・・・

彼は・・・宮城県大会を勝ち上がって、全国大会に出場「した」

いや・・・俺の欲で、全国大会に出場「させた」・・・んやと思う

 

そんだけ、詰めてやってきたもんやから・・・

全国の舞台でも、上位に入賞するような選手と、十二分に互角に戦ってこれたのも事実やった

 

 

せやけど・・・

それで、「彼の心に、いったい何が残ったんやろう?」

俺は・・・そない、自問自答し始めた

 

そう・・・

「柔道」で・・・小学生の時に全国大会に出場して、全国上に入賞するような選手とも互角に渡り合えた

ただ・・・「それだけ」のことやったってことに、俺は気付いた

 

千日の稽古を「鍛」とし

万日の稽古を「錬」とす

そして、勝負は「一瞬」

とか・・・

 

たった一瞬の輝きのために、多くの汗と涙を流す

とか・・・

 

そんな素晴らしい言葉は、アスリートの世界には仰山ある

 

せやけど・・・

それは・・・アスリートの世界

そう・・・自らの意思でやるからこそ・・・その「一瞬」に、価値を見出せるんやないんやろか?

 

「親」や「指導者」が熱くなりすぎて・・・ほんのちょっとでも、子供の心に「やらされてる」感があるんやったら・・・

それは・・・「親」や「指導者」の「利欲」以外の何ものでもないんとちゃうんやろか?

 

あの頃(10数年前)・・・

自問自答し続けた結果・・・俺は、そないな「答え」に行きついた

北岡道場の指導スタンス-熱血!北岡道場 仙台の子供柔道教室 (kitaoka-dojo.com)

 

 

せやから・・・

その「答え」を信じて・・・「信念」を持って・・・

我が子に対してももちろん、「北岡道場」の子供たちに対する指導方針も・・・180度、ひっくり返した

 

「勝ち負けはどうでもええ!」

「楽しくなかったら意味がない!」

「柔道を通じて大切なことを学んでほしい!」

「大切なのは「柔道の強さ」やなくて「人間性」!」etc・・・

 

その方向性にシフトしてから・・・もう12~13年が経つけど・・・

その「答え」と、その「信念」は・・・今もまったくブレてへん

 

 

せやけど・・・

そんな、「ええ加減」な道場方針やけど・・・

大切なのは「結果」じゃなくて、「過程」っちゅうことだけは・・・徹底して、子供たちに伝えさせてもらってる

 

要するに・・・

柔道の「勝敗」だけでは、学ばれへんことがある

柔道の「結果」だけでは、手に入れられへんもんがある

 

「勝敗」や「結果」を重視するんやったら・・・

俺自身、このホームページにも、やかましいくらい謳ってるように・・・そんなことは、よう指導せえへんから、「北岡道場」を選択せえへん方がいい

 

俺は・・・俺自身の揺るがへん「信念」に基づいて・・・

「「柔道」を通じて、大切な何かを学んでほしい!」

・・・・・っちゅうスタンスを貫く所存やから・・・

 

要するに・・・

「俺は・・・俺!」

「北岡道場は・・・北岡道場!」

・・・やから・・・

 

10年以上前から、ずっと貫いてきた「北岡道場」を・・・

俺は・・・この先も、ずっと貫いていく

 

それが「良い」と思う者は・・・ここ(北岡道場)に来ればええし・・・

それが「アカン」と思う者は・・・ここに、来えへんかったらええだけのこと

 

 

ただ・・・

それを「良し」と思って、ここに来た者は・・・

『ファミリー』と迎え入れて・・・一生、大切に想っていくつもりでおる

 

 

We Can Do It!

Yey!!

 

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