2月21日(日)・・・宮城県立武道館で開催された、この大会
高学年の部、決勝戦・・・1-1で迎えた、代表戦
清春(6年)が、すべてをフラットにし、すべてを『ひとつ』にしてくれた
同じチームの先鋒:KOKORO(5年)が、体が小さく女の子であるが故、同学年、また6年生の男の子相手には、なかなか勝てなくて、中堅:恭太、大将:清春に申し訳なさそうにしていたことも・・・
ヤマトが、アップの最中に首を痛めてしまい、あわや出場キャンセルか?の状況下の中、強行出場し、強豪選手までも内股で跳ねまくり、ふたを開けてみたら全勝やったことも・・・
SOが、組み際の小内刈りを撃った際、相手の足に手が掛ってしまい、反則負けになってもうて、落ち込んでたことも・・・
低学年Bチームが、1回戦から、強豪チームと当たり、手も足も出せんと敗退したことも・・・
恭太が、今まで負け続けていた強豪選手に、一本勝ちでリベンジしたことも・・・
詩音と海士が、2人(先鋒不在)で混戦を勝ち上がり、3位入賞したことも・・・
俺自身、日々、子供達に伝えようとしてることに対して、「俺のやってる(伝えようとしてる)ことは、本当に、この子達にとって、必要なことなんやろうか?」って、自問自答すればするほど、押しつぶされそうになっとったことも・・・・・
全部、全部・・・清春がフラットにして、みんなを『ひとつ』にしてくれた
俺は、その瞬間・・・飛び上がって、数m先におった、恭太と目が合って、駆け寄って抱き合った
2階観覧席から見てた、ご父兄の方曰く・・・「みんな、飛び上がってた(^o^)」っていうてた
人間生きてて・・・飛び上がるほど、こんなに嬉しいことに遭遇するもんなんやろか?
例えば、我が子のことであっても・・・試合で勝ったこと・・・高校受験に合格したこと等・・・いろいろあるけど・・・
自分自身のことでも・・・大きな大会に出場することが決まったこと・・・事業が上手くいったこと・・・嬉しかった出来事は、結構ぎょうさんあるけど・・・
飛び上がって喜ぶくらい、こんなに嬉しさを爆発させることって、振り返ってみても、そないあるもんやないよな???
俺・・・若い頃、親友とパチンコ打ちに行って、二人して「これでもかっ!」っていうくらい負けたことがあってんけど・・・・・肩を落として、パチンコ屋から出た時に、10mほど先に、ひらひらって風に流されてるもんが目に入ったねん
それが、「千円札」ってことは、一瞬で分かったから・・・親友と二人で、全力で走って、その「千円札」を二人で掴んで、地べたに寝っころがって、腹がよじれるほど笑い転げたことがあった
パチンコで、2~3万円レベルの負けたにもかかわらず・・・たった、それだけの出来事で、腹が痛くなるくらい地べたに転がったまま、親友と二人で笑い転げてた
きっと、独りでおる時やったら・・・、千円を拾っても、「ラッキー」って思うことはあっても・・・地べたに寝っころがって、笑い転げるようなことではないはずや
でも・・・そんなちょっとした出来事が、『仲間』といっしょにおることで、何十倍、何百倍にも膨れ上がるもんやし・・・ほんでまた、今でも、事ある毎に、その話を、奴と大笑いしながら話すことがある
俺には・・・そんな、仲間と分け合った、くだらん「思い出」が、心の中に、メチャメチャいっぱい存在する
俺は・・・人の人生、そんなことの方が『財産』なんやないんかなぁ~?って、ずっと思いながら生きてる
大人になったら・・・会社を経営する奴、職人として独立する奴、サラリーマンとして頑張る奴、公務員になって働く奴、皆それぞれやけど・・・働くことを拒んだり、協調性が著しく掛けてたりさえせえへんかって、普通にさえ働いたら、生活する分くらいのお金(「財産」)は手に入るはずや
せやけど、これは・・・使ったら、なくなってしまう「財産」や
せやけど・・・俺の子供達に伝えたい『財産』って、銭金では買われへんもんなんよ
どんだけ時間が経っても、なくなれへん『財産』なんよな
さらに、話が脱線してまうけど・・・
俺・・・近いうちに、ちょっと所用で大阪に帰るねんけど・・・
俺を含めた仲間6人とは、もう30年以上付き合いがある
最近こそ、家庭のこともあるし、みんな住んでるとこもバラバラやから、12月30日、年に一回だけしか、全員が集まれる機会がないねん
俺・・・ここ2~3年は、RENが仙台に里帰りをしてくること、「北岡道場OB&OG会」を開催することetcで、その集まりには、行けてなかったねんな
せやけど、今回、大阪に帰るに際して・・・「たまには会いたいし、会えるか?」って電話してみたら(俺が時間とれるのが、日曜の晩だけやし(みんな、次の日、仕事やし)・・・みんな住んでるとこが、加古川、京都、東大阪etc・・・で、2時間以上かかる奴もおるし、ちょっとだけ気使ってみたねんな)・・・・・
ほんなら・・・
「お前!何確認しとんねん!? 「俺、この日帰るから、お前も出てこいよ!」で、ええんちゃんか!? お前が帰ってくるんやったら、行くにきまってるやろ!? 何、気つこてんねん!? アホちゃうか!?」って、一番遠くに住んでる奴に言われたねん
俺・・・なんか、心が温かくなった
「ものごっつい、居心地のええ場所が、おれにはあるんやなぁ~」って・・・この歳になって、あらためて嬉しくなった
近くにおるから、仲間なわけやないし・・・
柔道してるから、仲間なわけやないし・・・
いっしょに時間を過ごしてる時だけが、仲間なわけやない!
『仲間』やから、いっしょにいてオモロイんやん!?
『仲間』やから、同じ時間を共有してるだけで楽しいんやん!?
『仲間』やから、ちっぽけな出来事であっても、それが何十倍にも、何百倍にもオモロイことにすり替わるんやん!?
『仲間』やから、何年も会わへんかっても、会った瞬間、「その時」に戻ることができるんやん!?
ちっぽけな出来事を、年月が経って、腹がよじれるくらいに笑いあえる『仲間』こそが、俺にとってはメチャメチャ大切な『財産』なんよな
「だから・・・」っちゅうやあれへんけど、「道場の子供達には、そんな『仲間』を作ってもらえたら嬉しいなぁ~」って、常々思ってんねん
きっと今回も、ライオンズクラブ杯で「優勝」したことより・・・
いっしょに飛び上がって喜んだことの方が、絶対に彼らの心に焼き付いてると思う
人間生きてて、こんなに嬉しい感情を爆発させてもらえるのは、周りに『仲間』がおるからやと思う
それを、ひとつにしてくれた・・・清春に感謝!
いっしょに飛び上がることができる・・・「仲間」に感謝!
俺自身・・・今回、あらためて、再確認できた
柔道は・・・二の次! 三の次!
「柔道を通じて、大切なことを学んでほしい!」
せやから、俺は・・・俺が経験してきたことで良かったことを、彼らに真っ直ぐ伝えていってやりたいと思う
これからも、変わることなく・・・俺は、あいつらの「ガキ大将」でおるよ
元気出していこう!
READY! GO!!