9月3日(日)・・・女川町総合体育館に於いて、『第17回 河北新報・石巻かほく杯争奪 宮城県少年少女柔道大会』が開催された
北岡道場からは・・・
小学校低学年(1~2年生)の部
Aチーム:小僧 煌 一太 (優勝)
Bチーム:開ちゃん 結月っち 柊 (2回戦敗退)
小学校中学年(3~4年生)の部
Aチーム:優音 一颯っち 碧ちゃん (3回戦敗退)
Bチーム:びび YUTAKA 子地蔵 (3回戦敗退)
小学校高学年(5~6年生)の部
Aチーム:啓太 心優 紳ちゃん 承ちゃん 唯斗 (1回戦敗退)
中学生(1~2年生)の部
Aチーム:純聖 元ちゃん 健ちゃん 熊 大熊 (3回戦敗退)
以上6チームを出場させていただいた
ヤマタケSOが持ってた?タイトルを・・・「北岡道場」に、持ち帰ってきてくれた形となった(^^)
まぁ、でも・・・
いつも記すように・・・試合の結果云々は、勝とうが負けようが、大したことではあれへんから・・・
「優勝」したっていうても・・・もうすでに、「通過点」
初戦で敗退したっていうても・・・もうすでに、「通過点」
・・・過去のことやからね(^^;)
いずれにしても・・・前だけを見て進んで行ったら、また「明日」は来るねんからね
道場設立数年は・・・それはそれは、試合への参加数が多くてなぁ~(・・・って、俺自身が申し込むねんから、次から次へと申し込んだんは俺やねんけど・・・(^^;))
試合の参加だけやなくて・・・合同練習への参加・・・試合練習への参加・・・・・
多い時は・・・月に3回~4回、出掛けたこともあった
せやけど・・・人間って、その渦中におったら、周りに感化されて、自分の足元を見失ってしまうもんなんかな?
少なくとも・・・俺自身は、そうやったわ
考えてみたら・・・俺自身、子供の頃・・・試合には、年に3~4回は出掛けてたと記憶してるけど(もちろん、俺が子供の頃は、小学生の個人戦の全国大会なんかなかったし・・・)・・・
合同練習なんかには、参加をしたことなんかあれへんかったんよな?
もちろん、高校に進学したら・・・合同練習、遠征、また試合(当然、団体・個人とも全国大会への予選など)が・・・春休み、夏休み、冬休みには、必ずと言うていいほど組み込まれとったけど・・・・・(^^;)
小学生や中学生の頃なんか・・・まったく、行ったことがあれへんかった
せやけど・・・
おそらく・・・大阪南部の当時の強豪中学(春木中学)なんかは・・・きっと合同練習なんかに、しょっちゅう参加しとったんやろうな?
俺みたいな・・・屁みたいな柔道中学生が、知らんかっただけで・・・(^^;)
指導者が、高校や大学でやってきたことを・・・子供たちにも与えてる?と言うんか?・・・やらせてる?と言うんか?・・・
俺が、「北岡道場」を設立した時には・・・当然のように、試合がいろんな場所で行われとったし・・・合同練習も、ホンマによく参加させていただけたほど、いろんな場所で行われとった
おそらく・・・今も、試合にしても、合同練習にしても・・・いろんな場所で開催されてることと思う
でも俺自身に、参加する意思がないから・・・当然、どこで開催されてるんか?を調べようともせえへんけど・・・
周りの道場がやってることをやってなかったら、不安やったんかも知れへんし・・・
いろんなタイプの相手と練習や試合をすることで、安心感を持ってたんかも知れへん
それは・・・もちろん、子供たちじゃなくて・・・・・「俺自身が」・・・やで
指導者としての「俺自身」・・・また、親としての「俺自身」も・・・やろな?
せやけど・・・いつからやろなぁ~?
ここ7年くらいかな?・・・合同練習(強化練習のための)には、参加さえていただいてへん
もちろん・・・
毎年恒例の11月の合宿(とは名ばかりで、スパリゾートハワイアンズがメインやねんけど・・・(^^;))の時は・・・以前、ウチの接骨院で働いてた子が、道場を設立したもんやから、ハワイアンズのついでに(笑)、毎年、合同練習はセッティングしてもらってるし・・・
時々、南條先生に無理を言うて・・・仙台大学にも、おじゃまはさせてもらう
最近(ここ4~5年)は、生徒が増えたことにより、ほとんどなくなってもうたけど・・・凌門塾の佐々木先生にも、お願いしたことがあったかな?
ほんで・・・年間5~6回、宮城県内の試合にも参加はさせていただいてる
年間5~6回の試合っていうても、フル出場できるのは、高学年くらいのもんや
低学年なんかは・・・年間3~4回の試合参加がええとこ・・・まして、幼児なんかは、年に1回しか試合への参加はあれへん
せやから・・・南條先生に無理を言うてでも、低学年の子達にも、「発表」の場を作ってやりたいって考えて、合同練習をしてもらってるねん(^^;)
「発表」???
せや・・・俺は、合同練習とか試合は、「発表会」やと思ってる
「練習したことを・・・如何に、本番で出すことができるんか?」・・・やな?
せやけど・・・それは、他の道場の先生のそれとは、ちょっと考え方が違うかも知れへん?
各道場だけで練習したことを、試合っていう場で、知らん子と組み合ってでも、如何に自分が学んだことを、限りなく100%に近いくらい発揮することができるんか?
勝ったら、嬉しくて・・・負けたら、悔しくて・・・一喜一憂しながら、昨日の自分より、ちょっとずつ成長していく
もちろん、それは・・・柔道だけに限らず(柔道を通じて、いろんなことを感じてもらいたいってこと)やで!?
本来は・・・子供の柔道教室なんて、(俺らが、子供の頃に通ってた柔道場のように)そんなもんやと、俺は思うねんけど・・・
でも、最近の傾向を見てたら・・・
「勝つために」、試合に挑んでる道場があるようにも見受けられるし・・・
「勝つために」、合同練習にも参加してるようにも感じる
(※これは、あくまで、俺の個人的主観やから・・・ご理解いただきたくお願いいたします)
もちろん、「勝負」事やから・・・「勝つ」ことは大事やし・・・「勝つ」に越したことはないねんけど・・・
今の俺は・・・その部分には、一切フォーカスしてへん
他の道場の子達が、素晴らしいスキルを持ってる以上・・・それに対応できる程度のことは、日々、道場の練習で指導はするけど・・・
でも、俺は・・・子供たちを評価(もちろん、指導・教育も含めて)する時・・・限りなく、角度を変えて見るようにしてる
そんな状況下(最近の傾向)で・・・俺自身の評価対象の多くを、「勝ち負け」で埋め尽くす訳にはいかへんからね・・・
せやから・・・
要するに・・・俺の考える「練習したことを、本番で出す!」っちゅうのは・・・
「感謝の気持ち」や「思いやり」「責任」、ほんで「昨日の自分自身との決別」・・・って、そんな類のもんかな?
試合や合同練習になったら・・・普段、見えへん部分が浮き彫りになりよる
ビビッて、相手から後ろず去りしてしまう者
仲間といっしょに戦うのに、「責任」を背負おうとせえへん者
仲間と、一致団結しようとせえへん者
必死さ、一生懸命さを欠く者
腹の底から、声を出せへん者
・・・・・いろんな子がおる
おって・・・当然やけどね!
大人でも、そんな人は、仰山おるのに・・・まして、子供やったら、なおさらやわな?
だから・・・その発表の場で、浮き彫りになったことを伝えてやるねん!?
「鉄は熱いうちに打て!」・・・よ
教科書上だけで、ナンボ伝えようとしても・・・机上の空論に過ぎへん
経験して・・・打ちのめされて・・・反省して・・・
そこで、初めて・・・伝えてやる言葉に、重みが出る
せやから・・・俺は、彼らにいつも言う
己独りで、柔道ができるんか?
仲間や周りの人がおってこそ・・・自分自身が、その場に立てるんと違うんか?
今日・・・この会場まで、歩いてきたんか?
柔道の練習日、道場には、誰が送ってきてくれたねん?
お父さんやお母さんが、仕事や家事を、ダラダラとやってたら、どない思うねん?
誰かに、プレゼントを渡した時、「ちっちゃな声」でお礼を言われたら、嬉しいか?
・・・・・って
お父さん、お母さんは・・・決して、お前らの「ため」に、毎日毎日、仕事に行ったり、家事をしてるんやないんじゃ!
お前らが「おるから」、一生懸命、仕事もできるし、毎日を楽しく生きることができるんじゃ!
お前らの頑張ってる姿・・・一生懸命になってる姿・・・目標に向かって必死にもがいてる姿・・・・・昨日より今日の方が成長してる、お前らの姿を見て・・・「こいつらに、負けてられへん!」って、自分を奮い立たせてるんじゃ!
・・・・・そない伝えることも・・・多々ある
少なくとも・・・俺は、そうやから・・・
せやから・・・
「俺が、真剣な目ン玉で向かって行ったら、お前らも真剣な目ン玉で向かって来いよ!!」
・・・・・それが、北岡家の基本や
全ての想いや行動が・・・ループ(輪)になってこそ・・・「家族一丸」や!
道場の子達は・・・みんな、俺の子供・・・「家族」やから・・・
もちろん、ホンマの親父さんとお母さんは、彼らにとって、一番大切な「家族」や!
その「家族」が一丸になるためには・・・
恥ずかしいとか・・・照れくさいとか・・・怖いとか・・・ビビってるとか・・・
そんなもんを超越して・・・昨日の自分と、決別せなアカン時もあるんや!?
腹の底から声を出して・・・闘争心むき出しで、「必死」に立ち向かっていけ!!
それで負けたら・・・思いっきり抱きしめて、思いっきり褒めてやる!!
ほんで、いっしょに泣いてやる!!
いつか、伝わる時が来ることを信じてるよ・・・・・「優音」
俺とメンチの切り合いができるとこまで、早く上がってこい!!
親父は・・・待ってるから・・・
もちろん・・・金メダルをぶら下げた、「小僧」と「煌」と「一太」にも、ちゃんと伝えといた
応援してくれる人の想い・・・一緒に練習した仲間の想い・・・道場、試合会場に連れてきてくれた、お父さん、お母さんの想い・・・北岡先生、悠葉先生の想い・・・・・みんなの想いが一つになって、もらったもんなんやで!
せやから・・・すべての人たちに対する「感謝の想い」を、忘れたらアカンぞ!
・・・・・って
多分・・・言うてることの、半分くらいしか理解できてへんやろうけど・・・(^^;)
「鼻垂れ小僧」に、毛が生えた程度の「ちびっこギャング」にも・・・想いを伝える時には、「真剣な目ン玉」で向かって行って、本物を伝えてやらなアカンと思ってるからね(^^)
そうしてやることで・・・その点(本物)が、心の中にいくつも点在して・・・いずれ、その点と点が線でつながる時が訪れるやろうから・・・
その点(本物)を、点在さしてやってへんかったら・・・「その時」が来ても、線ではつながれへんからね?
だから・・・「鼻垂れ小僧」にも、「ちびっこギャング」にも・・・「真剣な目ン玉」で向かって行ってやらなアカンのよ
あっ、そうそう・・・
YAMATO(ウチの三男坊)・・・
普段は、飄々としてて・・・あんまり、感情を表には出せへんねんけど・・・
「宮城県スポーツ少年団学年別柔道大会 仙台市予選」の結果が、よほど悔しかったんか?
それとも、俺が伝えようとしたことを理解してくれたんか?
いずれにしても・・・
今回、その負けた相手と当たった時・・・
闘争心むき出しで、必死になって、攻めて、攻めて、攻めまくって・・・
「一本勝ち」で、リベンジできた時には・・・感情を抑えきれんと、声を出してメッチャ泣きながら、俺のとこに戻ってきた
周りのご父兄でさえ・・・「あんな、びび(YAMATO)見たことがない!」って言われるくらい・・・それくらい、彼なりに必死で戦ったんやろな?
この上なく・・・心を揺さぶられた気がした
YAMATO!
いいもん見せてくれて・・・ありがとう!
小僧さん!
煌!
一太!
優勝 おめでとう!
元気出していこう!
READY!・・・・・
・・・・・って、締めようと思ってんけど・・・
そんな、試合の帰り道・・・
沙季先輩(仙台大学1年)から、いい報告があった
東北学生体重別、優勝しました!!
全日本学生体重別と、講道館杯体重別に出場できます!
・・・・・って!(^^)!
俺・・・電話口で、涙が止まれへんかった
「良かったなぁ、沙季・・・良かったなぁ・・・」
そんなことしか、よう言うてやれへんかったけど・・・それくらい、嬉しかった
沙季は・・・小学生の頃は、何のタイトルも持ってへん
もちろん、中学校でも・・・週に2回の練習を、「北岡道場」で楽しみながらやってただけやから・・・全国中学校柔道大会出場なんか、果てしなく遠いもんやった
ただ・・・「北岡道場が好き」「仲間が好き」「道場の雰囲気が好き」
ほんで、何より・・・「柔道が好き」
その想いだけを持って、柔道を続けて・・・柴田高校に進学し、狩野先生がインターハイに出場するまでに育ててくださった
ほんで、今・・・南條先生がご指導くださり、今回の結果に導いてくださった
柔道は・・・決して独りではできへん
背中を支えてくれる、お父さん、お母さんがおって・・・
自分自身をサポートしてくれる、仲間がおって・・・
自分を導いてくれる、師匠がおって・・・
絶対に、忘れたらアカンことやな?
だからこそ・・・すべての物事に、「感謝」をせなアカンねんよな?
ほんで・・・
語弊があるかも知れへんけど・・・
子供の頃の結果なんか・・・何の意味も持たへん!
俺は・・・常々、そない思ってる
柔道だけをピックアップして言うたなら・・・
「最後の最後に、畳の上に立ってたもんが勝ち!」やと思ってる
怪我をしたり・・・志半ばで諦めたり・・・戦線離脱したり・・・
一番大切な時期(世界に羽ばたいていける時期)に、そうなれへんように、限りなくサポートしてやる(継続させてやる)ことが・・・俺ら、少年柔道の指導者の役目やと思う
それは、一体何なのか???
「柔道が大好き!」
その想い(心)だけは、傷つけへんように・・・包み込むように・・・大切に大切に、育ててやらなアカン部分やと、俺は思ってる
ほんで・・・俺の元を巣立った後に、開花してくれることが・・・何よりも、望ましいこと!
おめでとう! 沙季!
俺は、これからも・・・
親父さんとお母さんの・・・
次に応援してるから・・・
ありがとう!!
元気出していこう!
READY! GO!!