6月18日(日)・・・大崎市古川総合体育館に於いて、上記の大会が開催された
【6年生男子軽量級】
承之介・・・1回戦敗退
唯斗・・・1回戦敗退
紳太郎・・・1回戦敗退
【5年生男子軽量級】
啓太・・・2回戦敗退
遼・・・1回戦敗退
【5年生女子重量級】
心優・・・3位入賞
【5年生女子軽量級】
樹梨・・・2回戦敗退
・・・・・・・の7名が出場し、上記の結果やった
「承之介」と「紳太郎」は・・・6年生にしては、メッチャ体がちっちゃくて、50kg以下級に出場するのも、かわいそうなくらい、体がちっちゃい
せやけど・・・二人とも、物怖じせんと、自分より大きくて、強いであろう相手に対しても、真っ向勝負で挑んでいっとったよ
キャプテン、副キャプテンっていう、目には見えへんもんを背負って、あいつらは、あいつらなりに、日々頑張ってる
「唯斗」は・・・某道場に在籍してたねんけど、監督さんの都合により、道場運営が出来へんようになったとのことで・・・いっぺん柔道を辞めとったねんけど、しばらく経ってから、「やっぱり、柔道を続けたい」っちゅうことで、ウチの門を叩いてくれた子
当初(ウチに来はじめた、5年生の時)は・・・ウチの三男坊(当時:2年生)にも投げられてしまうくらいの状態やった
今も、「劇的に強くなったんか?」って聞かれたら・・・そうではあれへんけども・・・それでも、ものごっつい真面目に取り組む子で、ホンマに感心させられるよ
「啓太」は・・・メチャメチャ、不器用・・・ホンマに、これでもかっ!っていうくらい、不器用な子
せやけど・・・彼もまた、ものごっつい一生懸命に取り組む子やねん
なかなか応用が利かへんけど・・・それでも、ちょっとずつちょっとずつ、上がってきてる
幼稚園の頃から道場に通ってるけど・・・やっとこさ、「柔道」になってきたかな?(笑)
「遼」は・・・家庭の都合で、週に1回しか練習に来られへん
幼稚園の時、道場に通いはじめてんけど・・・いっこも言うことを聞かへんし、まったく一生懸命やれへん状態やった
せやけど・・・4年生の後半くらいからかな?・・・ちょっとずつやけど、変わってきた
1分間スピーチとかをさせたら、メッチャ上手いこと話をする子
柔道の結果は二の次にして、継続したことを彼の心に刻んでほしいから・・・なんとか中学校卒業まで、柔道(北岡道場)を続けてもらえたらなって願ってる
「心優」は・・・結構、戦闘力が高いかな?
人懐っこい性格で、それが全面に出てて、柔道も一生懸命取り組む子
せやけど、お母さんに聞いたら・・・そろばんも、バレーボールも、やることやること全部、長続きせえへんかったらしくて・・・「柔道だけは、楽しいらしくて続いてるんですよね(^^)」ってことを言うとった
まだまだ、粗削りで、「柔道」自体を分かってへんけど・・・今は、楽しんでやってくれたらいいかな?って思ってる
3位入賞、おめでとう!
「樹梨」は・・・恭佑の妹
だから・・・っていう訳やあれへんけど・・・体の使い方と、柔道センスは、素晴らしいものを持っとる
せやけど・・・まだまだ、気持ちが伴わんと、すぐに半べそかいてしまう・・・ホンマに普通の女の子
心優といっしょで、楽しみながら、道場に通ってきてる
これから、試合経験を積むことで、ちょっとずつ柔道が分かってくるやろうから・・・彼女の開花も、恭佑同様、もうちょっと先かな?(^^)
そんな彼ら、全員が全員・・・ホンマに進化してたなぁ~って感じた
せやから・・・っていう訳ではあれへんけど・・・
俺は・・・柔道の結果云々とか、試合の内容なんかに関しては、一切、彼らを叱ることはせえへん
叱るどころか・・・昨日よりも今日、少なからず進化してることを、取りこぼすことなく見落とさずに、徹底して褒めてやりたいと考えてる
もちろん・・・優勝した選手や、上位入賞した選手は、素晴らしいことやと思う
せやけど・・・その子達と負けてしもうた彼らを、同じ学年、同じ階級っていうことだけで・・・横一線で比べてしもうたら、マイナス要素しか出てけえへんやん?
人それぞれ、肉体的にも精神的にも、成長度合いは違うし・・・柔道への取り組み方も、各道場また、各家庭によって全く違う
確かに、50畳の畳の上で試合する以上・・・同じ土俵であるのは間違いない
せやけど・・・対戦相手と比べたり・・・優勝や入賞した子達と比べたり・・・例え試合であっても、評価の対象がそこにしかなかったら、俺はアカンと思ってんねん
一年前に、泣きべそかいてた子が・・・今は、笑顔で柔道に取り組んでる
半年前に、倒立が出来へんかった子が・・・今は、普通に後転倒立までできる
三ヶ月前に、コロコロ投げられてた子が・・・今は、一生懸命踏ん張って投げられへんように努力してる
そないして・・・
昨日できへんかったことが・・・今日できるようになることが・・・彼らの「成長」やと、俺は思うねん
せやから・・・隣の子と比べることなく・・・兄弟であっても、上の子と比べることなく・・・
その子自身の、日々の「成長」を見つけ出しては、褒めてやりたい
俺は・・・そない考えてるねんや
だから・・・試合に参加した、全員が全員・・・俺にとったら、ヒーローやった
そのヒーロー、小さな戦士たちが、どんな試合結果で戻ってこようが・・・そんなもん、俺にとったら、大した意味は持てへん
各個人それぞれ・・・
昨日より、今日の方が「成長」しとったら・・・ただ、それだけでええねんよ
だからこそ・・・温かく抱きしめて迎えてやりたいって思ってる
俺・・・いつも、親御さんに伝えることがある
去年のこの大会で、3位に入賞してる、ウチの次男坊(SO)
ちっちゃい体やけど・・・他にも、いろんな大会で上位入賞してる
東北の強化選手にも選考していただき、強化合宿にも参加させていただいた子や
そのSOと、承之介、紳太郎、唯斗を、「今」比べたら・・・そらぁ、歴然とした差があるのは事実やわな?
せやけど、そんなもん・・・何の指標にもなれへん
ただ、SOの方が、「今現在」は、運動能力が長けてて、身体能力が高いだけ!
それに付け加えて・・・ちっちゃい時から、兄貴の柔道を見よう見まねで取り入れてるから・・・「今」の時期は、同学年や一つ下の学年の子達よりも、ちょっとリードしてるだけに過ぎへんねん
せやから・・・「今」で評価をせんと、このまま柔道を続けていって、SOが高校3年生、承之介が高校2年生になった時には・・・仮に同じ階級であったとしたら、ガチンコでええ勝負をするようになるよ・・・・・って、よう話すねん
高校生にもなったら・・・ほとんどの子達が、第二次性徴を迎えて、大人になり始める
その大人になり始めた時にこそ、初めて、横一線に並んで、スタートを切ることができるんやと、俺は思うねん
そのスタートを切った時に・・・
肉体的にも、精神的にも、整ってくることによって、頭角を現してくる者
逆に・・・子供の頃は、勝ってたのに・・・
誘惑に負けて、ラインを逸れていく者
辛さに負けて、戦線離脱する者
・・・・・いろいろとおる
・・・・・かと言うて、頭角を現し始めた者が「勝者」で、逸れていった者は「敗者」なんか?っていうたら・・・これまた、そうでもない
ただ・・・「その時」が、その人にとっての「いざ」という時か?そうじゃなかったんか?だけのことなんやと、俺は思ってる
せやからこそや!
『いずれ訪れるであろう、「いざ」という時に、どんだけ「辛抱と努力」ができる人にしてやることができるんか?』
・・・が、子供の時期には、最重要課題なんじゃないんかな?って、俺は思うんよ
子供の頃って・・・それを伝えてやれば、純粋に吸収しよる、ものごっつい大事な時期じゃないんかな?
だからこそ・・・「「柔道」を通じて、大切なことを学んでほしい!」って・・・俺は、常々そう思ってるねん
せやから、俺にとったら・・・
柔道の結果云々、試合内容・・・そんなもんには、まったく興味はないし・・・まったくもって、子供たちの評価の対象には値せえへんことなんよな
俺は、この先もずっと・・・このスタンスで、子供たちに接していきたいと思ってる
時々、こんなコメントを耳にする
今年は、いい選手がそろってるから・・・全国を狙う!
今年は、いい選手がそろってないから・・・無理かな?
う~~~ん・・・?
そんな言葉は、俺の腹の中からは、逆立ちしても出てけえへんなぁ~
一体、どこを目指しとんねんっ!?っちゅう話になるからなぁ
将来、子供たちを、どこに押し上げてやらなアカンのか?が・・・一番大事なこととちゃうんかな?って、俺は思ってる
俺ら、教育者とか親は・・・『人間』を育ててるんやからね
「〇〇道場で柔道をしてた時は、県チャンピオンだったし・・・〇〇高校に推薦で進学した」
「△△チームで野球をしてた〇〇は・・・高校時代もレギュラーで活躍してた」
「小中学校時代、あの塾に行って勉強してたから、ええ高校、ええ大学に入学した」
そう話す人は、結構多いけど・・・
それよりも、もっと大事な・・・「その後(社会に出た後)」・・・を話す人には、あんまり出会えへんように感じるのは、俺だけなんかな?
もし、そこが、人生の最終目標(ゴール)なんやとしたら・・・そらぁ、素晴らしいことやけど・・・
そこは、まだゴールじゃないからね?
せやから・・・今後の参考にするためにも・・・「その後」のことの方が聞きたいねんけどなぁ~
いずれにしても・・・
俺は、これからも・・・「その後」・・・を、重要視して、子供たちと日々を歩んでいきたいなぁ~って思うよ
「未来」で、素晴らしい彼らに出会えるように・・・
俺は・・・未来で、彼らを待ってから
元気出していこう!
READY! GO!!