★何を学ぶ道場か
負ける練習
から始まります。一番初めに習得する受身は、相手がどんな技を繰り出したとしても、怪我をせず何度でも相手の攻撃を最小限の被害で食い止める手法です。
つまり、何も恐れずに負ける事から指導が始まります。これは保護者様には釈迦に説法となるでしょうが、人生指導においてもとても重要であることは明らかです。
人生では勝つことばかりではなく負けることも多い
負けたときにどのように再度困難に立ち向かうのか?
この重要性を教える第一歩です。勝者の裏には敗者が居ます。敗者を笑ったり、ばかにするような人間は、自分が敗者になった時に同じように笑われたり、バカにされたりすることも有るでしょう。自分が負けた悔しさの中から、試合の相手への礼法をおぼえ、勝てば勝つほど謙虚になり、敗者に対し「対戦してくれてありがとう」の気持ちをしっかり礼で表現する。これらの一連の作法を子供達は柔道の練習から学んでいきます。
ここに上げた「学ぶこと」はごく一部ですが、武道教育のすばらしさは感じてもらえるのではないでしょうか。
北岡道場は、柔道の技術のみを教える道場ではありません
道場という教育の場に求められる、心身の鍛錬と立派な社会人になるための人格形成の指導、そして子供達のまだ短い人生の中の悩みや不安等を師匠と弟子という関係で、保護者様ではうまく伝えきれない事を代弁していく役割、これらを絶対的指導者という立場からやさしく、時には厳しく指導していく事が北岡道場の役割と感じております。